JP2012520158A - 血管アクセスおよび閉鎖デバイス - Google Patents

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Abstract

血管アクセスおよび閉鎖デバイスは、血管壁を通過する螺旋経路に沿って縫合糸を搬送する、回転螺旋縫合針を使用して、血管の壁の中に連続縫合糸を配置し、次いで、縫合糸の遠位端に取り付けられた縫合糸アンカーを解放するように、回転を逆転させる。螺旋縫合針が引き出されるにつれて、縫合糸の緩い螺旋コイルが残される。デバイスは、引き出され、血管の中へのより大きいアクセス開口部を開け、介入デバイスを血管の中に導入するために、縫合糸の螺旋コイルの中を通過する経路を作成する、血管拡張器および導入器シースと置換される。介入手技が完了した後に、介入デバイスおよび導入器シースが引き出され、血管の中へのアクセス開口部を閉鎖するように、連続縫合糸が締め付けられ、縫合糸ロックで固定される。

Description

(関連出願の引用)
本願は、米国仮出願第61/210,018号(2009年3月14日出願)に基づく優先権を主張する。該出願の全開示は参照により本明細書に引用される。
(技術分野)
本発明は、血管の管腔への経皮的アクセスを獲得するため、および後に血管の中へのアクセス部位を閉鎖するためのデバイスおよび方法に関する。本発明は、大径介入デバイスのための経皮的血管アクセスおよび閉鎖を促進するために特に有利である。
低侵襲でカテーテルに基づく介入は、様々な点で血管疾患の治療に革命をもたらした。多くの介入手技では、介入デバイスは、患者の大腿動脈または静脈を通して体内に導入される(経皮的手法)。成人の患者の大腿動脈の平均直径は、外径がほぼ12mmで、内径が約10mmである。毎年、新しい適応症を治療するために新しい介入手技が利用できるようになる。これらの新しい介入手技のうちのいくつかは、より大きく、より複雑なカテーテルを必要とする。使用されるカテーテルまたは介入デバイスが大きくなるほど、出血、血腫、および他の合併症を回避するために、手技の最後に、血管の開口部を効果的に閉鎖することがより難しくなる。血管閉鎖デバイスは、6〜12フレンチのサイズ(直径2〜4mm)のより小さい介入デバイスを使用する手技の後の血管閉鎖を容易にするために利用することができる。12フレンチを超えると、血管の開口部を閉鎖することが特に難しくなる。今まで誰も、12〜24フレンチ(直径4〜8mm)の範囲のカテーテルを使用した介入手技について、経皮的アクセスを提供し、後に血管のアクセス部位を閉鎖するために好適である、血管閉鎖デバイスを導入しなかった。このため、より大きいカテーテルを使用する多くの介入手技は、静脈または動脈にアクセスするための血管切開術に依存する。血管にアクセスするために外科的切開術を用いると、介入手技の低侵襲側面を徐々に損なう。
したがって、非常に必要とされていて、これまで利用することができなかったものは、大径の介入デバイスとともに使用するのに好適である、血管の管腔への経皮的アクセスを促進し、後に血管のアクセス部位を閉鎖するためのデバイスおよび方法である。
この満たされていない臨床的な必要性を充足するために、本発明は、血管の壁に連続縫合糸を配置し、かつ連続縫合糸によって境界された領域の中で、血管の壁を通るアクセス部位を作成する、血管アクセスおよび閉鎖デバイスを提供する。随意に、アクセス部位を通して血管管腔の中に導入器シースを配置し得る。患者の血管系内で介入手技を実施するために、アクセス部位を通して、または導入器シースを通して1つまたは複数の介入デバイスを直接的に挿入し得る。介入手技が完了すると、介入デバイスおよび導入器シースを引き出し、連続縫合糸を締め付けて、血管の中へのアクセス部位を閉鎖する。連続縫合を係止するために、縫合糸ロックまたはノットを使用し得る。
血管アクセスおよび閉鎖デバイスは、血管の壁を通る螺旋経路に沿って縫合糸を搬送する、回転螺旋縫合針を利用する。回転方向を逆転させると、縫合糸の遠位端部に取り付けられた縫合糸アンカーが解放され、縫合糸を血管壁に固定する。螺旋縫合針が引き出されるにつれて、縫合糸の緩い螺旋コイルが残される。血管アクセスおよび閉鎖デバイスは、引き出され、血管の中へのより大きいアクセス開口部を開け、介入デバイスを血管の中に導入するための経路を作成する、血管拡張器および導入器シースと置換される。代替的に、血管拡張器および導入器シースは、血管アクセスおよび閉鎖デバイスと一体化することができる。
本明細書に記載する血管アクセスおよび閉鎖デバイスはまた、他の管状臓器(腸、食道、気道等)および非管状臓器(腹部筋膜等)を閉鎖するために使用することもできる。
図1は、部分的に展開した位置を示す、本発明による血管アクセスおよび閉鎖デバイスの斜視図である。 図2は、図1の血管アクセスおよび閉鎖デバイスの分解図である。 図3は、図1の血管アクセスおよび閉鎖デバイスの内部構造を示す切欠図である。 図4、5および6は、縫合糸をその上に伴う螺旋縫合針がどのように縫合先端部から現れて、血管の壁を通過するのかを示す、血管アクセスおよび閉鎖デバイスの遠位端の拡大図である。 図4、5および6は、縫合糸をその上に伴う螺旋縫合針がどのように縫合先端部から現れて、血管の壁を通過するのかを示す、血管アクセスおよび閉鎖デバイスの遠位端の拡大図である。 図4、5および6は、縫合糸をその上に伴う螺旋縫合針がどのように縫合先端部から現れて、血管の壁を通過するのかを示す、血管アクセスおよび閉鎖デバイスの遠位端の拡大図である。 図7−22は、血管の管腔の中への経路を開け、後に続いて血管の中への入口地点を閉鎖するように、血管アクセスおよび閉鎖デバイスを使用する方法を示す図である。 図7−22は、血管の管腔の中への経路を開け、後に続いて血管の中への入口地点を閉鎖するように、血管アクセスおよび閉鎖デバイスを使用する方法を示す図である。 図7−22は、血管の管腔の中への経路を開け、後に続いて血管の中への入口地点を閉鎖するように、血管アクセスおよび閉鎖デバイスを使用する方法を示す図である。 図7−22は、血管の管腔の中への経路を開け、後に続いて血管の中への入口地点を閉鎖するように、血管アクセスおよび閉鎖デバイスを使用する方法を示す図である。 図7−22は、血管の管腔の中への経路を開け、後に続いて血管の中への入口地点を閉鎖するように、血管アクセスおよび閉鎖デバイスを使用する方法を示す図である。 図7−22は、血管の管腔の中への経路を開け、後に続いて血管の中への入口地点を閉鎖するように、血管アクセスおよび閉鎖デバイスを使用する方法を示す図である。 図7−22は、血管の管腔の中への経路を開け、後に続いて血管の中への入口地点を閉鎖するように、血管アクセスおよび閉鎖デバイスを使用する方法を示す図である。 図7−22は、血管の管腔の中への経路を開け、後に続いて血管の中への入口地点を閉鎖するように、血管アクセスおよび閉鎖デバイスを使用する方法を示す図である。 図7−22は、血管の管腔の中への経路を開け、後に続いて血管の中への入口地点を閉鎖するように、血管アクセスおよび閉鎖デバイスを使用する方法を示す図である。 図7−22は、血管の管腔の中への経路を開け、後に続いて血管の中への入口地点を閉鎖するように、血管アクセスおよび閉鎖デバイスを使用する方法を示す図である。 図7−22は、血管の管腔の中への経路を開け、後に続いて血管の中への入口地点を閉鎖するように、血管アクセスおよび閉鎖デバイスを使用する方法を示す図である。 図7−22は、血管の管腔の中への経路を開け、後に続いて血管の中への入口地点を閉鎖するように、血管アクセスおよび閉鎖デバイスを使用する方法を示す図である。 図7−22は、血管の管腔の中への経路を開け、後に続いて血管の中への入口地点を閉鎖するように、血管アクセスおよび閉鎖デバイスを使用する方法を示す図である。 図7−22は、血管の管腔の中への経路を開け、後に続いて血管の中への入口地点を閉鎖するように、血管アクセスおよび閉鎖デバイスを使用する方法を示す図である。 図7−22は、血管の管腔の中への経路を開け、後に続いて血管の中への入口地点を閉鎖するように、血管アクセスおよび閉鎖デバイスを使用する方法を示す図である。 図7−22は、血管の管腔の中への経路を開け、後に続いて血管の中への入口地点を閉鎖するように、血管アクセスおよび閉鎖デバイスを使用する方法を示す図である。 図23は、付加的な要素を組み込んだ血管アクセスおよび閉鎖デバイスの別の実施形態を示す斜視図であり、図24は、正面図である。 図23は、付加的な要素を組み込んだ血管アクセスおよび閉鎖デバイスの別の実施形態を示す斜視図であり、図24は、正面図である。 図25は、縫合糸および縫合糸アンカーを伴う螺旋縫合針の拡大図である。 図26は、縫合糸アンカーの別の変形例の拡大図を示す。 図27および28は、トグル形の縫合糸アンカーを伴う螺旋縫合針を示す図である。 図27および28は、トグル形の縫合糸アンカーを伴う螺旋縫合針を示す図である。 図29は、螺旋縫合針の管状の遠位端に嵌入するように構成される組織穿孔先端を伴う縫合糸アンカーを示す図である。 図30は、多数の小鉤で構成される組織穿孔先端を伴う別の縫合糸アンカーを示す図である。 図31および32は、超弾性または形状記憶NiTi合金ワイヤでできている縫合糸アンカーを伴う管状の螺旋縫合針の遠位部分を示す図である。 図31および32は、超弾性または形状記憶NiTi合金ワイヤでできている縫合糸アンカーを伴う管状の螺旋縫合針の遠位部分を示す図である。 図33、34および35は、拡張可能なケージとして構成される縫合糸アンカーを伴う管状の螺旋縫合針の遠位部分を示す。 図33、34および35は、拡張可能なケージとして構成される縫合糸アンカーを伴う管状の螺旋縫合針の遠位部分を示す。 図33、34および35は、拡張可能なケージとして構成される縫合糸アンカーを伴う管状の螺旋縫合針の遠位部分を示す。 図36A−36Bは、超弾性NiTi合金からできている螺旋縫合針を示す図である。 図36A−36Bは、超弾性NiTi合金からできている螺旋縫合針を示す図である。 図37A−37Dは、D字形の断面を伴うガイド要素を示す図である。 図37A−37Dは、D字形の断面を伴うガイド要素を示す図である。 図37A−37Dは、D字形の断面を伴うガイド要素を示す図である。 図37A−37Dは、D字形の断面を伴うガイド要素を示す図である。 図38は、D字形のガイド要素を伴う付加的な要素を示す図である。 図39は、バックターンを有するガイド要素の別の実施形態を示す図である。 図40は、ガイド要素を血管の壁付近に対して押圧するスペーサ機構を示す図である。 図41は、縫合糸を保持するためのV字形の溝を伴う螺旋縫合針の断面を示す図である。 図42は、縫合糸を保持するためのU字形の溝を伴う螺旋縫合針の断面を示す図である。 図43は、縫合糸を保持するための矩形チャネルを伴う螺旋縫合針の断面を示す図である。 図44は、縫合糸の追加の長さを格納するためにそれ自体の上に折り畳まれる、平坦縫合を示す図である。 図45、46および47は、縫合糸の追加の長さを格納するために、どのように管状の縫合糸をそれ自体の上に脱出させることができるのかを示す図である。 図45、46および47は、縫合糸の追加の長さを格納するために、どのように管状の縫合糸をそれ自体の上に脱出させることができるのかを示す図である。 図45、46および47は、縫合糸の追加の長さを格納するために、どのように管状の縫合糸をそれ自体の上に脱出させることができるのかを示す図である。 図48および49は、入れ子式に拡張可能な縫合糸を示す図である。 図48および49は、入れ子式に拡張可能な縫合糸を示す図である。 図50および51は、拡張式拡張器を示す図である。 図50および51は、拡張式拡張器を示す図である。 図52および53は、拡張可能な先細先端部を伴う拡張器を示す図である。 図52および53は、拡張可能な先細先端部を伴う拡張器を示す図である。 図54は、非閉塞の8の字状または砂時計状の断面を伴う膨張可能なバルーンを示す図である。 図55は、非閉塞のX字形の断面を伴う膨張可能なバルーンを示す図である。 図56および57は、バーベル構成の膨張可能なバルーンを示す図である。 図56および57は、バーベル構成の膨張可能なバルーンを示す図である。 図58は、螺旋外科用縫合針を反らせる、または方向転換させるための、コイルバンチャーデバイスを示す図である。
図1は、連続縫合糸を血管の壁Vの中に配置するための部分的に展開した位置で示される、本発明による血管アクセスおよび閉鎖デバイス100の斜視図である。図2は、図1の血管アクセスおよび閉鎖デバイス100の分解図である。図3は、図1の血管アクセスおよび閉鎖デバイス100の内部構造を示す切欠図である。
血管アクセスおよび閉鎖デバイス100は、近位端106および遠位端108を伴う細長いシャフト部分104を有する。近位ハンドル102は、近位端106において細長いシャフト部分104に接続される。近位ハンドル102は、固定部分110と、固定部分110の近位に位置する回転部分112とを有する。好ましくは、近位ハンドル102の回転部分112は、回転部分112を回転させるようトルクを印加するために操作者によって容易に把持するために構成される、外郭116および/またはテクスチャを有する。加えて、回転部分112は、回転部分112の回転位置を指示するために、線118または他の印を有し得る。好ましくは、近位ハンドル102の固定部分110は、羽根形の隆起部分114によって構成され、好ましくは、閉鎖デバイス100の12時の位置に位置し、この位置は、回転部分112が回転した時に、デバイス100の回転に抵抗するようにトルクを印加するためのハンドルとして、およびデバイス配向の操作者への視覚的および触覚的指示器として機能する。
図2に示されるように、細長いシャフト部分104は、図3に示されるように組み立てられた時に、その近位端106において近位ハンドル102の固定部分110に固定される、内腔122を伴う中空で管状の外側シャフト120を有する。外側シャフト120の内腔122内には、組み立てられた時に、その近位端128において近位ハンドル102の回転部分112に固定される、中央管腔126伴う中空で管状の内側シャフトまたはトルクチューブ124が位置付けられる。好ましくは、外側シャフト120およびトルクチューブ124は、それぞれ、ステンレス鋼管、または代替的に、チタニウムまたはコバルトクロム合金等の別の金属、硬質ポリマーまたは強化ポリマー複合材等で構成される。多数の螺旋ターンまたはコイルを有する螺旋縫合針132は、その近位端138においてトルクチューブ124の遠位端130に接続される。螺旋縫合針132は、トルクチューブ124の中央管腔126と軸方向に整合する、中央経路134を有する。製造および組み立てを容易にするために、螺旋縫合針132は、好ましくは、トルクチューブ124の外径とほぼ同じ外径を有する。螺旋縫合針132は、螺旋コイルに沿って縫合糸を搬送するように構成される。この目的のために、螺旋縫合針132は、以下に詳述するように、中空であり得、または中実であるが縫合糸を搬送するための溝またはチャネルを伴うものであり得る。好ましくは、螺旋縫合針132は、ステンレス鋼またはチタニウム、ニッケルチタニウムまたはコバルトクロム合金等の金属で構成される。螺旋縫合針132の遠位端136は、概して、鋭利な組織貫通先端となるが、他の可能な構成を以下に説明する。
特別に輪郭を作成した縫合先端部140は、外側シャフト120の遠位端108に取り付けられ、かつその近位、外側シャフト120の内腔122の内部には、螺旋溝144を伴う針ガイド142が、螺旋縫合針132とほぼ同じ直径およびピッチを有するその外部に取り付けられる。ガイドワイヤ管腔145は、針ガイド142の中心を通って延在し、かつトルクチューブ124の中央管腔126と整合する。好ましくは、中央管腔126を通しての過剰な出血を防止するように、それを通る穴またはスリットを伴う弾性膜等の止血弁127が、ハンドル102の近位端に提供される。止血弁127は、ガイドワイヤ202を挿入するための、および随意に、以下に説明する位置決め部材242、拡張器210、および/または導入器シース222のためのスライドシールを提供する。針ガイド142および縫合先端部140は、外側シャフト120に対して回転しない。針ガイド142は、縫合先端部140に取り付けてもよく、もしくはそれと一体的であり得、または外側シャフト120に直接的に取り付けてもよい。組み立てると、螺旋縫合針132は、針ガイド142の螺旋溝144に乗る。代替的に、針ガイド142は、螺旋溝144を伴わずに作製し得る。
近位ハンドル102の固定部分110は、好ましくは、ポリカーボネート、ABS、ポリウレタン等の硬質ポリマー材料でできており、1つまたは2つの部品として成形して、インサート成形、圧縮、接着剤、ピン、止めねじ、キー、スプライン、または任意の他の固定方法によって、外側シャフト120の近位端106上に組み立て得る。示される実施例では、外側シャフト120の近位端106は、近位ハンドル102の固定部分110の遠位端の円筒ポケット146の中に挿入されて、接着剤で固定される。近位ハンドル102の固定部分110は、円筒部分154と、直径が円筒部分154よりもわずかに大きい環状ボス148とを有する。ボールデテント150等は、環状ボス148の中の横穴155の中に挿入され、好ましくは、12時の位置に位置する。
製造および組み立てを容易にするために、近位ハンドル102の回転部分112は、好ましくは、2つの部品111、113として成形して、トルクチューブ124の近位端128および近位ハンドル102の固定部分110の上に同時に組み立てる。回転部分112の2つの部品111、113は、接着剤、ねじ等でともに接合することができる。トルクチューブ124の近位端128は、近位ハンドル102の回転部分112の近位端で中央穴156に嵌入し、接着剤によって固定される。随意に、環状リッジ158は、組み立て中にトルクチューブ124の適切な軸方向位置決めを確実にするように、中央穴156の近位端において成形することができる。組み立て中に、回転部分112上の線118は、螺旋縫合針132の遠位端136と軸方向に整合する。
近位ハンドル102の回転部分112は、近位ハンドル102の回転部分112の近位壁162によって近位端において、かつ内方突出環状フランジ164によって遠位端において輪郭が形成される、内部円筒部分160を有する。内部円筒部分160は、近位ハンドル102の固定部分110上の環状ボス148の外径よりもわずかに大きい内径を有する。内方突出環状フランジ164は、近位ハンドル102の固定部分110の円筒部分154の外径よりもわずかに大きいが、環状ボス148よりもわずかに小さい内径を有する。したがって、近位ハンドル102の回転部分112は、回転すること、および固定部分110上を軸方向に移動することが可能であるが、近位方向への軸方向移動は、内方突出環状フランジ164によって制限され、遠位方向へは、回転部分112の近位壁162によって制限される。
縦溝166は、近位ハンドル102の回転部分112の内部円筒部分160の中に成形され、好ましくは、回転部分112の2つの部品111、113が接合する12時の位置に位置する。縦溝166は、回転部分112が、したがって螺旋縫合針132の遠位端136も、12時の位置を過ぎて回転している旨の聴覚的および/または触覚的指示を操作者に与えるように、12時の位置を過ぎて回転する度に、ボールデテント150と相互作用する。
近位ハンドル102の回転部分112が、螺旋縫合針132の螺旋の方向(示される実施例では時計回り)に回転するにつれて、螺旋縫合針132は、針ガイド142上の螺旋溝144に係合し、外側シャフト120および近位ハンドル102の固定部分110に対して、螺旋縫合針132、トルクチューブ124、および回転部分112を遠位に移動させる。
代替の構成では、近位ハンドル102の回転部分112は、近位ハンドル102の固定部分110上に螺入される、単一部品として成形し得る。回転部分112と固定部分110との間のねじ山は、好ましくは、回転部分112が螺旋縫合針132と同調的に前進および後退するように、螺旋縫合針132のピッチまたはコイル間距離に等しいピッチを有する。この構成は、固定部分110に対する回転部分112の軸方向移動を制御し、かつ前述した環状ボス148および内方突出環状フランジ164に対する必要性を取り除く。
図4、5、および6は、縫合糸170をその上に伴う螺旋縫合針132がどのように縫合先端部140から現れて、血管の壁Vを通過するのかを示す、血管アクセスおよび閉鎖デバイス100の遠位端の拡大図である。縫合先端部140は、細長いシャフト部分104の縦軸から約45度の角度である、遠位面172を有する。他の実施形態では、この角度は、15度から135度であることができる。縫合先端部140の遠位面172は、平坦であり得、またはともに使用することを意図する血管Vの半径にほぼ等しい曲率半径を有する円筒の断面である湾曲を有し得る。縫合先端部140は、縫合針132が細長いシャフト部分104の縦軸と同心である閉鎖デバイス100の内部のその配向から、縫合針132が細長いシャフト部分104の縦軸から約45度の角度である軸と同心である配向に、該縫合先端部が、螺旋縫合針132を徐々に方向転換させるように構成される。縫合先端部140の仮想図を示す図5は、これがどのように達成されるのかを示す。縫合先端部140の内部は、螺旋コイルの2〜3ターンにわたり螺旋縫合針132を徐々に方向転換させる、湾曲螺旋経路を規定する。図5では、コイル174は、細長いシャフト部分104の縦軸と同心である。コイル176は、コイル174から約15度〜30度曲げられ、コイル178は、コイル176からさらに約15度〜30度曲げられている。コイル180およびその遠位にあるコイルの残りは、細長いシャフト部分104の縦軸から約45度の角度である軸とほぼ同心である。この幾何学形状を構想する別の方法は、移行コイル174、176、178を、曲線内で1箇所に集めることであり、これは、螺旋縫合針132の方向を約45度変化させる。縫合先端部140の別の特徴は、コイル174および176が縫合先端部140の完全に内側にあるのに対して、コイル178は、螺旋縫合針132の遠位端136が、回転するにつれて、縫合糸170を配置するために血管壁Vの最初の噛み込みを行うことができるように、約半ターンまたは1ターンに沿って露出することである。コイル180およびその遠位にあるコイルの残りは、血管壁Vのさらなる噛み込みのために、完全に露出する。
ガイドワイヤ管腔182は、縫合先端部140を通過し、縫合先端部140の遠位面172にほぼ平行に現れるように、約135度の段階的湾曲部をなす。デバイス100を組み立てた時に、縫合先端部140のガイドワイヤ管腔182の近位端は、針ガイド142のガイドワイヤ管腔145およびトルクチューブ124の中央管腔126と整合する。
血管アクセスおよび閉鎖デバイス100の別の重要な特徴は、縫合糸170の遠位端に接続される縫合糸アンカー190である。縫合糸アンカー190の種々の形態を図25〜図35に示す。最初に、縫合糸アンカー190は、螺旋縫合針132の遠位端136に、またはその近くに位置する。縫合糸アンカー190は、螺旋縫合針132が遠位方向の血管壁を通って移動するにつれて、縫合糸アンカー190が組織に引っ掛からずに滑らかに前方へ移動するが、螺旋縫合針132の方向が逆転した時に、縫合糸アンカー190が開くか、または展開して、縫合糸170の遠位端を血管壁に固定するように構成される。螺旋縫合針132は、それが引き出されるにつれて、縫合糸170の緩い螺旋コイルを血管壁の中に残す。螺旋縫合針132からの縫合糸170の解放は、受動的または能動的であり得る。
図7〜図22は、血管Vの管腔の中に経路を開き、後に血管Vの中に入る地点を閉鎖するように、血管アクセスおよび閉鎖デバイス100を使用する方法を示す。この方法およびその変形物は、本明細書に記載する血管アクセスおよび閉鎖デバイス100の実施形態のうちのいずれかによって実施され得る。該方法は、動脈または静脈であり得る血管Vの管腔にアクセスするように、Seldinger法を使用して開始する。図7に示されるように、アクセス針200は、患者の皮膚を穿刺し、組織を通して血管Vの管腔の中への路を作成するために使用される。随意に、手技後半に患者の皮膚を裂いてしまうこと防止するために、アクセス針200を挿入する前または後に、外科用メスを用いて皮膚の切れ目を作製し得る。好ましくは、針穿刺は、血管Vの中心軸から約30度〜45度の角度で行う。アクセス針200の遠位先端部が血管Vの管腔の中にあること、および動脈または静脈に正しくアクセスしたかどうかを確認するために、アクセス針200を通した血液のフラッシュバックを使用し得る。(明確にするため、血管Vを囲む患者の皮膚および組織は、これらの図から省いている。)
次に、図8に示されるように、アクセス針200を通して特殊ガイドワイヤ202を血管Vの管腔の中に挿入する。ガイドワイヤ202は、該方法の以降のステップ中に、血管の壁Vを見つけるために使用される約135度の湾曲部206を、遠位部分204と近位部分208との間に有する。随意に、ガイドワイヤ202は、当技術分野において周知のように、血管の内部に対する潜在的な損傷を回避するために、J字形の先端部を有し得る。図8に示されるように、操作者は、ガイドワイヤ202の中の湾曲部206が、アクセス針200の遠位先端を出て、血管Vの管腔に進入した時に感じ取ることができる。図9に示されるように、この時点で、アクセス針200を引き出して、アクセス針200によって作成された組織路を通して血管Vの管腔の中に入る経路を維持するように、ガイドワイヤ202を残す。
随意に、当技術分野において周知のように、組織路は、一連の先細拡張器を使用して、または膨張可能なバルーン等の拡張可能な拡張器を使用して拡張させることができる。このステップが必要であるかどうかは、必要とされる組織路がどのくらいの大きさなのか、および血管アクセスおよび閉鎖デバイス100のシャフト部分104の通過に対して組織がどのくらい抵抗するのかに部分的に依存する。代替方法では、アクセス針200を挿入する前に血管Vの外部にアクセスするために、組織の切開を用いることができる。
次に、縫合先端部140の中のガイドワイヤ管腔182の中にガイドワイヤ202の近位部分208が挿入され、近位ハンドル102から現れるように、針ガイド142のガイドワイヤ管腔145およびトルクチューブ124の中央管腔126を通される。図10に示されるように、血管アクセスおよび閉鎖デバイス100のシャフト部分104は、ガイドワイヤ202の湾曲部206を血管の壁Vに位置付けるように、ガイドワイヤ202を上方に穏やかに引っ張りながら、組織路を通して前進する。図11に示されるように、操作者は、デバイス100のシャフト部分104が血管Vに到達したこと、および縫合先端部140の遠位面172が血管壁の外部に当たっていることを感じ取ることが可能になる。縫合先端部140の適切な位置付けは、透視的に、または超音波撮像を用いて確認することができる。
図10、図11、および図12に示されるように、装置は、随意に、意図した通りに縫合糸が血管Vの近くの壁に配置することを確実にするのを補助する、付加的な位置決めデバイス240を含み得る。位置決めデバイス240は、血管アクセスおよび閉鎖デバイス100を通して挿入可能な別個のデバイスであり得、または血管アクセスおよび閉鎖デバイス100の中に一体化され得る。位置決めデバイス240は、ガイドワイヤ202に外嵌するようサイズ決定されるガイドワイヤ管腔248を伴う、細長い管状のガイド要素242を有する。ガイド要素242は、その遠位端の先細拡張先端部246と、ガイド要素242の片側に載置された膨張可能なバルーン244の形態の付勢要素とを有する。バルーン244に接続される膨張管腔は、ガイド要素242を通して、ガイド要素242の近位端の近位ハブ(図示せず)まで延在する。好ましくは、図10に示されるように、バルーン244は、血管アクセスおよび閉鎖デバイス100の細長いシャフト部分104の中の管腔182、145、126に適合することができるように、非常に小さい収縮外形を有する。バルーン244は、好ましくは、ガイド要素242上の6時の位置に位置する。ガイド要素242の近位端上の12時の位置の線または他のマーク(図示せず)は、操作者が、挿入中にバルーン244を適切に配向することを可能にする。図11に示されるように、膨張した外形は、円筒状であり得、または回転楕円体形状もしくは本明細書に記載する他の形状であり得る。バルーン244は、順応性または非順応性材料でできていてもよい。図12に示されるように、膨張したバルーン244の直径は、螺旋縫合針132を前進させた時に該螺旋縫合針が血管に対して適切に配向されるように、該バルーンがガイド要素242を血管の近い壁Vに向かって付勢するようなものである。
随意に、位置決めデバイス240はまた、バルーン244の近位にあるガイド要素242上に、針ガイド241を含み得る。図10に最良に示されるように、針ガイド241は、ガイド要素242の直径よりも大きい直径を有し、かつガイド要素242上に偏心して位置付けられる。針ガイド241は、円筒状であり得、または楕円断面もしくはD字形の断面を有し得る。針ガイド241は、螺旋縫合針132が前進した時に、該螺旋縫合針が血管の壁Vと適切に整合することを確実にする。図11および図12に示されるように、針ガイド241の偏心的な位置付けは、螺旋縫合針132が、穿刺部位の近位にある血管壁の少なくとも1つの、より好ましくは2つの噛み込みを行うことを可能にする。
近位ハンドル102の回転部分112は、ノブと同様に時計回りに回転する一方で、固定部分110が回転することを防止する。図12に示されるように、トルクチューブ124は、針ガイド142上の螺旋溝144に係合し、遠位に前進する螺旋縫合針132に回転運動を伝達する。近位ハンドル102は、回転部分112に対する固定部分110の位置の視覚的指示、および/または螺旋縫合針132の位置の指示として、ターン数を記録するためのカウンタを含み得る。図4で分かるように、螺旋縫合針132によって行われる血管壁の最初の2つの縫い目または噛み込みは、ガイドワイヤ202が血管壁に進入する地点の近位にある。約4つ〜8つ以上の縫い目を、ガイドワイヤ202が血管壁に進入する地点の遠位に作製する。
十分な数の縫い目を配置した後に、好ましくは、螺旋縫合針132の遠位端136および縫合糸アンカー190が、血管Vの外側にほぼ12時の位置にある時に、時計回りの回転を止める。次いで、近位ハンドル102の回転部分112を、反時計回りに回転させて螺旋縫合針132を引き出す。縫合糸アンカー190は、血管壁に係合し、かつ縫合糸170が後退するのを防止する。図13に示されるように、螺旋縫合針132を引き出すにつれて、縫合糸170の緩い螺旋コイルが残される。
図14に示されるように、血管アクセスおよび閉鎖デバイス100を、組織路から引き出し、血管壁の縫合糸170の螺旋コイルおよびガイドワイヤ202を残すが、これは、組織路を通り、および縫合糸170の螺旋コイルの中心を通る経路を維持する。
この時点で、該手技には、多数の選択肢がある。介入デバイスは、組織路を通してガイドワイヤ202の直接上に、そして血管Vの管腔の中に導入され得る。この選択肢は、介入デバイスが、穿刺部位を徐々に拡張させることによって血管壁を通過する、滑らかな先細遠位端を有する時に実行できる。介入デバイスの直径は、好ましくは、それが螺旋コイルを容易に通過して血管Vの管腔の中に入るように、縫合糸170の螺旋コイルの直径よりも小さい。(代替的に、以下に本明細書で説明されるように、伸長可能または延在可能な縫合糸は、直径が縫合糸170の螺旋コイルよりも実際に大きい介入デバイスが通過するのを可能にする。)この方法の変形例に好適なデバイスの例は、弁形成術バルーン等の大型拡張バルーンである。別の選択肢は、組織路を通してガイドワイヤ202の上に同軸の拡張器を伴う導入器シースを血管Vの管腔の中に挿入することである。導入器シースは、導入器シースがなければ縫合糸170または血管壁に捕捉されるか、または引っかかり得る突起を伴う、より複雑な幾何学形状を有し得る介入デバイスが、穿刺部位を容易に通過して血管Vの管腔の中に入るのを可能にする。この方法の変形例に好適なデバイスの例は、腹部大動脈瘤の修復用のステントグラフトである。大径導入器シースを必要とする介入デバイスの場合、血管壁が意図するように徐々に拡張せずに裂けてしまう可能性があるので、単純に血管壁を通る穿刺を拡張させるだけでは十分ではない可能性がある。大径導入器シースを必要とする可能性のあるデバイスの例は、ステント埋め込み経皮的大動脈弁置換術用のカテーテルであり得る。この状況の場合、本発明は、選択肢として、図15および図16に示される、切断またはスコアリング拡張器210を含む。
切断またはスコアリング拡張器210は、円筒形本体の遠位端上に先細拡張先端部212を有する。切断またはスコアリング要素214は、先細部分212の片側に位置する。切断またはスコアリング要素214は、拡張器210上に縦方向に配向され、かつ好ましくは、12時の位置に位置する。拡張器210の近位端上の線または他の印は、切断またはスコアリング要素214の配向を操作者に指示する。切断またはスコアリング要素214は、縦線に沿って実際に血管壁を切断する鋭利な切断刃として構成されてもよく、または、穿刺部位が拡張するにつれて、血管壁が縦線に沿って選択的に分割または裂けるように、血管壁の中に応力集中部を生じさせる、ワイヤ、楔、または隆起部であり得る。好ましくは、切断またはスコアリング要素214は、血管壁を通した挿入部位の最後の噛み込みが、切断または分割ではなく拡張するように、拡張器210の全外径までは延在しない。これは、挿入部位において良好な止血を提供し、鋭利な切断刃として構成される切断またはスコアリング要素214の場合、刃が、適所にある縫合糸170の螺旋コイルを切断してしまうのを防止する。代替として、または加えて、切断またはスコアリング要素214は、電気焼灼または電気凝固機能を有し得る。随意に、切断またはスコアリング拡張器210は、遠位に先細拡張先端部212から延在する、小径である可撓リード線区間216を有し得る。可撓リード線区間216は、切断またはスコアリング拡張器210が、湾曲部206周辺で血管Vの管腔の中へガイドワイヤ202に追従する能力を高める。ガイドワイヤ管腔220は、可撓リード線区間216および切断またはスコアリング拡張器210の本体218を通って延在する。代替的に、切断またはスコアリング要素214は、この可撓リード線区間216上に位置し得る。好ましくは、薄肉の導入器シース222を、切断またはスコアリング拡張器210の本体218の周囲で同軸に位置付ける。代替的に、薄肉の導入器シース222は、崩れた平型であり、かつ切断またはスコアリング拡張器210の本体218のそばに導入することができる。導入器シース222は、拡張器210が引き出された後に、その全直径まで開かれる。
図15は、組織路を通るガイドワイヤ202に追従する切断またはスコアリング拡張器210を示す。可撓リード線区間216の遠位先端部は、血管壁を通って穿刺部位に進入するように位置付けられる。図16は、血管Vの管腔内部に先細部分212を伴う、切断またはスコアリング拡張器210を示す。切断、引き裂き、または分割、および拡張の組み合わせによって、切断またはスコアリング拡張器210は、導入器シース222に対して十分に大きい挿入部位へと穿刺部位を拡大している。切断またはスコアリング拡張器210はまた、縫合糸170の螺旋コイルを通過し、そして随意に、それをより大きい直径に拡張させ得る。
図17は、切断またはスコアリング拡張器210が引き出され、組織路を通して血管Vの管腔の中の適所に導入器シース222を残していることを示す。図18に示されるように、導入器シース222も、縫合糸170の螺旋コイルの中央を通過する。
図19に示されるように、導入器シース222が配置されると、導入器シース222を通して様々な診断、治療、および/または介入デバイス230を挿入することができる。ガイドワイヤ202は、介入デバイス230を導入するために使用してもよく、または手技の中でそれ以上使用することがなければ、引き出して廃棄し得る。介入手技は、挿入部位からアクセス可能である脈管構造の中のどこで実施され得る。
図20に示されるように、介入手技が完了すると、介入デバイス230、続いて導入器シース222を引き出して、縫合糸170の螺旋コイルだけを適所に残す。図21に示されるように、縫合糸170が、緩いコイルから挿入部位を閉鎖する連続縫合糸に締め付けるまで、該縫合糸を引っ張る。図22に示されるように、ノットまたは縫合糸ロック232は、縫合糸170上に配置されて、縫合糸170を滑り降りて連続縫合糸を適所に係止する。組織路を通して、縫合糸170に沿ってノットまたは縫合糸ロック232を押し下げるために、チューブまたは外科用ノットプッシャーを使用することができる。随意に、縫合糸ロック232の近位で縫合糸170を切断し得る。随意に、縫合糸170および挿入部位に接着剤または封止剤を塗布し得る。必要であれば、組織路を閉鎖および/または治癒を促進するために、追加の縫合糸、接着剤、またはコラーゲンプラグを用い得る。
手技中に、異なる地点において蛍光透視によって血管およびその側枝の位置付けおよびマッピングを確認するために、放射線不透過性の造影剤を注入することができる。例えば、アクセス針200、ガイド要素242、血管アクセスおよび閉鎖デバイス100、拡張器210、および導入器シース222は、それぞれ、放射線不透過性色素の注入に使用することができる、管腔を有する。加えて、構成要素のそれぞれは、蛍光透視撮像を促進するように、放射線不透過性マーカーを有してもよく、および/または放射線不透過性材料でできていてもよい。
以下に、血管アクセスおよび閉鎖デバイス100の構成要素のうちのいくつかの寸法および材料の非限定的な実施例を示す。螺旋縫合針132は、好ましくは、針の直径が約0.015〜0.050インチの範囲であり、螺旋の直径が約0.100〜0.500インチの範囲であり、長さが約0.25〜1.5インチの範囲である。螺旋縫合針132のピッチまたはコイル間距離は、好ましくは、約0.030〜0.125インチの範囲であり、コイルまたはターンの数は、約6〜20である。細長いシャフト部分104は、好ましくは、外径が約0.100〜0.375インチの範囲であり、長さが約3〜18インチの範囲である。縫合糸170は、好ましくは、5−0以上のサイズであり、単繊維のもの、編組したもの、成形形状(単一または編組)のもの、被覆、浸漬、および/または潤滑化したものであり得、ナイロン、超高分子量ポリエチレン、絹、ガット、拡張PTFE、吸収性ポリマー等からできていてもよい。ガイドワイヤは、好ましくは、直径が約0.014〜0.045インチ、より好ましくは、0.035〜0.038インチの範囲であるが、他のサイズを用い得る。切断またはスコアリング拡張器210は、好ましくは、外径が約6〜24フレンチ(2〜8mm)の範囲であり、導入器シース222は、好ましくは、内径が約6〜24フレンチの範囲であるが、これは切断またはスコアリング拡張器210の外径に一致する。
図23は、いくつかの付加的な特徴を組み込んだ血管アクセスおよび閉鎖デバイス100の別の実施形態の斜視図であり、図24はその正面図である。血管アクセスおよび閉鎖デバイス100は、近位ハンドル102に接続される細長いシャフト部分104を有する。この実施形態では、回転部分112は、近位ハンドル102の遠位端に位置し、固定部分110の遠位にある。回転部分112は、遊星歯車機構等(図示せず)によってトルク伝達部材124に接続される。位置決めデバイス240は、前述したものと同様に、デバイス100の中に組み込まれる。近位ハンドル102上のスライド式制御ボタン248は、穿刺部位においてより大きいアクセス開口部を開ける、後退可能なカッターの前進および後退を制御する。随意に、位置決めデバイス240も、後退可能にし得る。位置決めデバイス240の前進および後退を制御するように、近位ハンドル102上に別のスライド式制御ボタンを位置させることができる。バルーン244を膨張および収縮させるために、ストップコック249を伴う膨張管をシリンジ(図示せず)等の圧力源に接続する。位置決めデバイス240は、近位ハンドル102に接続されるので、血管の中のバルーン244の正しい配向が確保される。
血管アクセスおよび閉鎖デバイス100の他の実施形態では、螺旋縫合針132の回転を駆動するように、モータまたは他の機構を提供し得る。モータは、デバイス100の近位端または遠位端に位置し得る。また、螺旋縫合針132の回転を駆動するように、他の手動操作機構を使用し得る。例えば、直線運動を回転に変えるラックアンドピニオンまたは他の歯車機構によって、ハンドルまたはトリガーをトルク伝達部材124に接続し得る。ハンドルを握って、またはトリガーを引いて、螺旋縫合針132を回転させる。回転の方向を逆転させるように、レバーまたはノブを提供し得る。
図25は、縫合糸170および縫合糸アンカー190を伴う螺旋縫合針132の拡大図を示す。縫合糸アンカー190は、例えば、接着剤、オーバーモールド、圧着、スエージング、それと一体に結束または形成することによって、縫合糸170の遠位端に取り付けられる。縫合糸アンカー190は、縫合針132の周りに嵌まり、縫合針132上の棚またはレッジ133に留まるリングまたはカラー192によって、螺旋縫合針132に解放可能に取り付けられる。縫合糸アンカー190は、少なくとも1つ、好ましくは2つ以上の弾性鉤191を有し、該弾性鉤は、後方に傾斜させられ、よって、縫合糸アンカー190は、螺旋縫合針132とともに組織を通って前進方向に容易に移動する。螺旋縫合針132の方向が逆転した時に、鉤191が展開して、縫合糸アンカー190および縫合糸170を血管壁に固定する。後退運動は、また、縫合糸アンカー190のカラー192を棚またはレッジ133から移動させ、したがって、縫合針132から縫合糸アンカー190を解放する。
図26は、縫合糸アンカー190の別の変形例の拡大図を示す。縫合糸アンカー190は、例えば、接着剤、オーバーモールド、圧着、スエージング、それと一体に結束または形成することによって、縫合糸170の遠位端に取り付けられる。前述のように、縫合糸アンカー190は、後方に傾斜させた一対の弾性鉤191を有する。この変形例では、縫合糸アンカー190は、縫合針132の中の斜めのドリル穴135の中に鉤191のうちの1つを挿入することによって、螺旋縫合針132に解放可能に取り付けられる。後方に傾斜した弾性鉤191は、縫合糸アンカー190が、螺旋縫合針132とともに組織を通って容易に前進方向に移動することを可能にする。螺旋縫合針132の方向が逆転した時に、鉤191が展開して、縫合糸アンカー190および縫合糸170を血管壁に固定する。後退運動は、また、縫合糸アンカー190を穴135から取り外し、したがって、縫合針132から縫合糸アンカー190を解放する。
前述のように、螺旋縫合針132は管状で、例えばステンレス鋼またはNiTi合金の皮下注射針チューブから形成され得る。図27に示されるように、縫合糸170および縫合糸アンカー190は、螺旋縫合針132の内部に適合し得る。縫合糸アンカー190は、前述のように、鉤を有してもよく、または、その中央の近くで縫合糸170に取り付けられる単純なトグル193として構成され得る。図28に示されるように、螺旋縫合針132が血管壁を通って前進した後に、トグル193は、縫合糸170を固定するように、螺旋縫合針132から、好ましくは血管の外部に排出される。
図29は、螺旋縫合針132の管状の遠位端に嵌入するように構成される組織穿孔先端194を伴う縫合糸アンカー190を示す。縫合糸アンカー190は、前述のように、鉤を有してもよく、または、トグル締着具として機能するようにその中央の近くで縫合糸170に取り付けられ得る。
図30は、縫合糸170を血管壁または周囲組織に固定するように、多数の小鉤195で構成される組織穿孔先端194を伴う別の縫合糸アンカー190を示す。
図29および30に示される縫合糸アンカー190はまた、中実の螺旋縫合針132の遠位端上に嵌まるように適合されることもできる。
図31および32は、超弾性または形状記憶NiTi合金ワイヤ196でできている縫合糸アンカー190を伴う管状の螺旋縫合針132の遠位部分を示す。図32に示されるように、ワイヤ196の遠位部分は、熱処理によって、縫合糸アンカー190として機能する、例えば螺旋コイルといった湾曲に予備成形される。図31に示されるように、ワイヤ196の湾曲は、それを管状の螺旋縫合針132の中に引き入れることによってまっすぐにすることができる。図32に示されるように、螺旋縫合針132が血管壁を通って前進した後に、ワイヤ196は、螺旋縫合針132の外、好ましくは血管の外部に前進し、湾曲は、縫合糸170を固定するように再形成する。
図33、図34、および図35は、好ましくは超弾性または形状記憶NiTi合金ワイヤの、拡張可能なケージ197として構成される縫合糸アンカー190を伴う管状の螺旋縫合針132の遠位部分を示す。図33に示されるように、拡張可能なケージ197は、管状の螺旋縫合針132に嵌入するように、圧縮することができる。図34に示されるように、螺旋縫合針132が血管壁を通って前進した後に、拡張可能なケージ197が、螺旋縫合針132から、好ましくは血管の外部に排出され、拡張可能なケージ197は、拡張して縫合糸170を固定する。図35は、縫合糸170を血管の壁Vに固定する縫合糸アンカー190の拡張可能なケージ197を示す。
以下、前述した血管アクセスおよび閉鎖デバイス100の実施形態と組み合わせ得る、本発明の付加的な特徴を説明する。
随意に、針を血管の壁に通過させるのを促進するように、亜音波、音波、超音波振動による螺旋縫合針132の励起を使用し得る。この特徴は、血管の壁がかなり石灰化している時に特に有利であり得る。針を血管の壁に通過させるのを促進する別の方法は、針の遠位先端部136を前方に迅速に移動させて血管壁を刺し通すように、螺旋縫合針132を巻き取ってその中に蓄えたばねエネルギーを解放することである。
同様に、切断またはスコアリング拡張器210および/または亜音波、音波、または超音波振動を伴う切断またはスコアリング要素214の励起は、血管の壁を通るアクセス開口部を切って拡張するのを促進するために使用し得る。
図36A〜図36Bは、超弾性NiTi合金からできている螺旋縫合針132を示す。図36Aに示されるように、螺旋縫合針132は、アクセス針200または他のデバイスの中の小径管腔201を通して挿入するためにまっすぐにすることができる。図36Bに示されるように、超弾性螺旋縫合針132は、管腔201の外に出ると、その螺旋構成を回復する。
図37A〜図37Dは、D字形の断面を伴うガイド要素250の別の実施形態を示す。D字形の断面を伴うガイド要素250は、別個のデバイスであることができ、または前述したガイドワイヤ202または位置決めデバイス240のいずれかの中に組み込むことができる。随意に、D字形のガイド要素250は、ガイドワイヤ202の上に導入することができるように、ガイドワイヤ管腔を有し得る。図37Bに示されるように、血管壁の内部を押圧するD字形のガイド要素250によって、螺旋縫合針132は、10時および2時の位置において血管壁を通過させられる。図37Cは、D字形のガイド要素250の幾何学形状の変化によって、11時および1時の位置、または任意の所望の位置において、螺旋縫合針132をどのように血管壁に通過させることができるのかを示す。図37Dは、連続縫合糸を血管壁の中に配置するように、D字形のガイドの周りを回転する螺旋縫合針132によって血管Vの内部に押圧される、D字形のガイド要素250の斜視図である。
図38に示されるように、D字形のガイド要素250はまた、螺旋縫合針132が回転する度に、操作者に触覚的指示を提供するクリックを作製するように、螺旋縫合針132上でバンプ137と相互作用する縦溝251で構成され得る。
図39は、バックターン254を伴うガイド要素252の別の実施形態を示す。ガイド要素252は、前述のように、円形、楕円形、またはD字形の断面を有し得る。バックターン254は、それが1つまたは複数の縫い目を穿刺部位の近位にある血管壁の中に配置するように、螺旋縫合針132を誘導する。
図40は、ガイド要素258を血管Vの近くの壁に押圧することを確実にする、スペーサ機構256を示す。スペーサ機構256は、血管Vの遠くの壁に押圧する第2のアーム260を有し、ガイド要素258を血管Vの近くの壁に押圧させる。第2のアーム260とガイド要素258との間の展開力は、ばね作用によるものであることができ、例えば、第2のアーム260は、ばね材料(例えば、ステンレス鋼またはNiTi合金)で作製することができる。代替的に、展開力は、ばねによって、または膨張可能な部材によって、手動で、第2のアーム260およびガイド要素258の近位端から印加することができる。
1つの選択肢では、縫合糸170は、縫合糸170を搬送するためのチャネルまたは溝139によって、螺旋縫合針132の外部を搬送される。図41は、螺旋縫合針132の断面の1つの代替物を示す。縫合針132は、円形の縫合糸170を保持するためのV字形の溝139を伴う略円形である。図42は、螺旋縫合針132の断面のための別の代替物を示す。縫合針132は、円形の縫合糸170を保持するためのU字形の溝139を伴う略円形である。図43は、螺旋縫合針132の断面のための別の代替物を示す。縫合針132は、円形または扁平の縫合糸170を保持するための矩形チャネル139を伴う略円形である。チャネルまたは溝139は、螺旋の軸に対して、縫合針132上のあらゆる方向に配向され得る。
血管壁に配置される縫合糸170の螺旋コイルを、大径導入器シースおよび/または介入デバイスを収容するためのより大きい直径に開くことができるように、螺旋縫合針132上を搬送される縫合糸170の追加の長さを有することが有利になり得る。図43および44は、縫合糸170の追加の長さを螺旋縫合針132上に格納するための1つの選択肢を示す。図44に示されるように、平坦縫合糸170は、縫合糸170に沿って規則的および周期的な間隔で、それ自体の上に折り畳まれる。随意に、縫合糸170は、螺旋縫合針132の挿入中に、該縫合針を折り畳み構造に保つように、接着剤171で留めてもよい。図43は、螺旋縫合針132上の矩形チャネル139の中に平坦縫合170をどのように積み重ねることができるのかを示す。螺旋縫合針132の長さの最高で3倍の量の縫合糸170を、チャネル139の中に格納することができる。縫合糸170が血管壁に配置された後に、縫合糸170の螺旋コイルは、先細拡張器または膨張可能なバルーンを使用して拡大することができる。
図45、図46、および図47は、前述した折り畳み平坦縫合に類似して、螺旋縫合針132上の縫合糸170の追加の長さを格納するために、どのように管状の縫合糸170をそれ自体の上に脱出させることができるのかを示す。この選択肢は、特に、管状の編組縫合糸に適用可能であり得る。図45は、脱出した位置における管状の縫合糸170の斜視図であり、図46は、その縦断面図である。図47は、その全長さまで引き出した管状の縫合糸170を示す。代替的に、管状の編組縫合糸は、脱出することなく軸方向に圧縮することができる。管状の編組の直径は、軸圧縮によってその長さが減少するにつれて増加する。
図48および49は、小径部分274を囲む管状の部分272を有する、入れ子式に拡張可能な縫合糸270を示す。図48は、後退位置の入れ子式に拡張可能な縫合糸270を示す。図49は、拡張位置の入れ子式に拡張可能な縫合糸270を示す。小径の部分274上のノットまたはビード271は、縫合糸270の入れ子式の伸長を制限するように、管状の部分272の端部上の縮径領域273で止まる。随意に、入れ子式に拡張可能な縫合糸270は、小径部分274を囲む管状の部分272の複数の繰り返しユニットを有し得る。
別の選択肢は、弾性的または塑性的に伸長することができる材料から縫合糸170、270を作製することである。次いで、縫合糸170、270は、血管壁を通して適所に縫合した後に、縫合糸の螺旋コイルを拡大するように伸ばすことが可能である。
別の選択肢は、縫合糸170を螺旋縫合針132の内部または外部に螺旋コイル状または蛇行パターンで格納することによって、追加の縫合糸の長さを提供することである。
図50および図51は、血管アクセスおよび閉鎖デバイス100とともに使用され得る、拡張式拡張器280を示す。図50に示されるように、拡張式拡張器280は、先細遠位端281と、血管壁全体を通して縫合糸170の螺旋コイルの中に入るのを促進する小径の外形を伴う拡張器本体282とを有する。図51に示されるように、拡張式拡張器280を配置した後に、血管壁の穿刺部位を広げるように、および/または縫合糸170の螺旋コイルを拡張するように、例えば流体を用いて膨張させることによって、拡張器本体282を拡張することができる。先細遠位端281および/または拡張器本体282は、前述のように、随意に、切断またはスコアリング要素を含み得る。
血管アクセスおよび閉鎖デバイス100のための別の選択肢は、拡張可能な先細先端部291を伴う拡張器290である。拡張可能な先細先端部291は、円筒拡張器本体292に取り付けられ、かつ先細先端部291を同じ数のセクター294に分割する、複数のスリット293を有する。示される実施例では、拡張可能な先細先端部291は、先細先端部291を4つのセクター294に分割する、4つのスリット293を有する。図52に示されるように、閉鎖位置では、拡張可能な先細先端部291は、ほぼ円錐である。随意に、拡張可能な先細先端部291は、セクター294のうちの1つに位置する、好ましくは12時の位置に位置する、切断またはスコアリング要素214を有し得る。図53に示されるように、拡張可能な先細先端部291は、セクター294が円筒拡張器本体292と同じ直径に、さらに所望であればより大きく広げられる、開口位置を有する。拡張可能な先端部の拡張器290は、通常の先細拡張器として使用することができ、または先端部291の拡張動作は、随意に、血管壁の中の穿刺部位を拡張するために、および/または縫合糸170の螺旋コイルをより大きい直径に拡張するために使用することができる。拡張器290が血管の管腔の中に配置されると、円筒拡張器本体292を導入器シースとして使用することができるように、拡張可能な先細先端部291を開くことができる。先細先端部291を拡張するために、拡張器290の中で、プルワイヤ295または他の機構を使用し得る。拡張可能な先細先端部291を開くために使用することができる他の機構の例には、介入デバイスまたはカテーテルの挿入によって作られる内部圧力、拡張器290の中に挿入または一体化されるバルーンの膨張、小型モータ、押しワイヤ、駆動軸、磁力、液圧力、電気活性ポリマー、形状記憶NiTi合金等が挙げられる。随意に、切断またはスコアリング要素214は、拡張可能な先細先端部291が開口位置にある時に、縫合糸170を切断してしまう危険性を回避するように、後退可能であり得る。別の選択肢は、一旦、拡張器が血管の管腔の中に入ると、引き出すことができる可撤性の先細先端部を伴う、血管拡張器を構成することであり、円筒拡張器本体を導入器シースとして使用することを可能にする。
別の選択肢は、血管壁を通る穿刺部位を徐々に、かつ制御可能に拡張させることができる、ねじ形の先細先端部を伴う血管拡張器である。
随意に、上述したガイド要素242のための付勢要素として機能する膨張可能なバルーン244は、血管を通る末端または下流の他の器官への血流を閉塞することを回避するために、非円形断面で構成され得る。図54は、非閉塞の8の字状または砂時計状の断面を伴う膨張可能なバルーン244を示す。図55は、非閉塞のX字形の断面を伴う膨張可能なバルーン244を示す。
図56および57は、ガイド要素242の付勢要素として使用するための、膨張可能なバルーン244のための別の随意の構成を示す。膨張可能なバルーン244は、一対の膨張可能な部分または1つの単一バーベル形のバルーンのいずれかを伴う、バーベル構成である。バルーン244が膨張すると、ガイド要素242は、血管の近くの壁に位置付けられる。
前述のように、縫合糸アンカー190が血栓形成または他の合併症の発生場所になることを回避するために、縫合糸アンカー190を血管壁の外部に配置することが最も望ましい。前述した位置を指示する機構に加えて、針先端部136および/または縫合糸アンカー190の位置の検出を提供することが望ましいことがある。針先端部136の位置を検出する1つの方法は、伝導による。遠位先端部136以外の螺旋縫合針132の全てを絶縁被覆によって覆った場合、血管の中の血液と接触する伝導度またはインピーダンスセンサは、針先端部136が血管の内部にある時、または外部にある時を判定することが可能となる。別の方法は、磁極の配向を検出するように、螺旋縫合針132の遠位先端部136上に磁気要素を配置し、磁気センサまたは撮像デバイスを使用することである。
図58は、螺旋外科用針132を方向転換させるための代替方法を示す。コイルバンチャーデバイス300は、血管アクセスおよび閉鎖デバイス100の細長いシャフト部分104を通って延在し、コイルバンチャーデバイス300の遠位端上のループ302は、螺旋外科用針132のコイルを片側に束ね、螺旋外科用針132を反らせ、または方向転換させる。随意に、コイルバンチャーデバイス300は、螺旋外科用針132の反り角を変化させることができるように、調節可能にすることができる。コイルバンチャーデバイス300はまた、血管の縦軸に垂直に、螺旋外科用針132の方向を縦から斜めに変えるように、血管アクセスおよび閉鎖デバイス100内で回転させることもできる。
この時点で、縦方向の開口部および縫合糸線が、血管アクセスおよび閉鎖に好適であると考えられるが、本発明の血管アクセスおよび閉鎖デバイスはまた、血管壁上にあらゆる角度において、開口部を作成し、後に閉鎖するように適合させることができる。例えば、開口部および縫合糸線は、横方向または例えば血管の縦軸に対して45度の角度といった斜め方向であることができる。随意に、斜め方向の経路に沿って螺旋縫合針132を誘導するように、血管壁の内面に従う螺旋形のガイド要素を使用することができる。
本明細書に記載する血管アクセスおよび閉鎖デバイスはまた、他の管状臓器(腸、食道、気道等)および非管状臓器(腹部筋膜等)を閉鎖するために使用することもできる。
本発明を、例示的な実施形態および発明を実施するための形態に関して本明細書に記載したが、当業者には、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、本発明に対して、数多くの修正、改良、種々の特徴および実施形態の組み合わせおよび部分的組み合わせ、適応化、および変形を行うことができることが明らかになるであろう。

Claims (68)

  1. 近位端と遠位端とを有する螺旋縫合針と、
    近位端と遠位端とを有するトルク伝達部材であって、該トルク伝達部材の遠位端は、該螺旋縫合針の近位端に取り付けられる、トルク伝達部材と、
    近位端と遠位端とを有する縫合糸であって、該縫合糸の遠位端は、該螺旋縫合針の遠位端の近くに解放可能に取り付けられる、縫合糸と、
    該螺旋縫合糸の遠位端に取り付けられる縫合糸アンカーと、
    近位端と遠位端とを有する血管拡張器であって、円筒形本体に接続される先細遠位部分を有する、血管拡張器と
    を備える、血管アクセスおよび閉鎖デバイス。
  2. 前記トルク伝達部材は、トルクチューブであり、該トルクチューブは、該トルクチューブを通って延在する中央管腔を有する、請求項1に記載の血管アクセスおよび閉鎖デバイス。
  3. 前記トルク伝達部材を囲む外側チューブをさらに備える、請求項1に記載の血管アクセスおよび閉鎖デバイス。
  4. 前記外側チューブの遠位端に接続された縫合先端部であって、前記螺旋縫合針を、該外側チューブの縦軸と整合する方向から、該外側チューブの縦軸に対してある角度を成す第2の軸と整合する方向に方向転換させるように構成された縫合先端部をさらに備える、請求項3に記載の血管アクセスおよび閉鎖デバイス。
  5. 前記縫合先端部の近位にある前記外側チューブ内に位置する針ガイドであって、前記螺旋縫合針に係合するように構成された螺旋溝を有する針ガイドをさらに備える、請求項4に記載の血管アクセスおよび閉鎖デバイス。
  6. 前記血管拡張器の円筒形本体の周囲に位置付けられるシース管腔を有する導入器シースをさらに備える、請求項1に記載の血管アクセスおよび閉鎖デバイス。
  7. 前記血管拡張器の先細遠位部分上に位置する切断要素をさらに備える、請求項1に記載の血管アクセスおよび閉鎖デバイス。
  8. 前記血管拡張器の先細遠位部分上に位置するスコアリング要素をさらに備える、請求項1に記載の血管アクセスおよび閉鎖デバイス。
  9. 前記外側チューブの近位端に取り付けられる静止ハンドルと、
    前記トルク伝達部材の近位端に取り付けられる回転ハンドルと
    をさらに備える、請求項3に記載の血管アクセスおよび閉鎖デバイス。
  10. 前記静止ハンドルおよび前記回転ハンドルは、前記トルク伝達部材の前記外側チューブに対する軸方向移動を制限するように構成される、請求項9に記載の血管アクセスおよび閉鎖デバイス。
  11. 前記螺旋縫合針は、該螺旋縫合針を通って延在する針管腔を伴う管状であり、前記縫合糸は、該針管腔を通って延在する、請求項1に記載の血管アクセスおよび閉鎖デバイス。
  12. 前記螺旋縫合針は、該螺旋縫合針の外部に沿って延在する縫合糸チャネルを有し、前記縫合糸は、該縫合糸チャネルを通って延在する、請求項1に記載の血管アクセスおよび閉鎖デバイス。
  13. 前記縫合糸の遠位端は、前記縫合糸アンカーによって前記螺旋縫合針の遠位端の近くに解放可能に取り付けられる、請求項1に記載の血管アクセスおよび閉鎖デバイス。
  14. 前記縫合糸アンカーは、縫合糸アンカーを血管の壁に取り付けるための少なくとも1つの鉤を有する、請求項1に記載の血管アクセスおよび閉鎖デバイス。
  15. 前記縫合糸アンカーは、後退位置と拡張位置とを有し、該拡張位置では、該縫合糸アンカーは、該縫合糸アンカーを血管の壁に取り付けるように構成される、請求項1に記載の血管アクセスおよび閉鎖デバイス。
  16. 前記縫合糸アンカーは、前記縫合針の遠位端に解放可能に取り付けられ、該縫合糸アンカーは、血管の壁を貫通するための鋭利な遠位先端部を有する、請求項1に記載の血管アクセスおよび閉鎖デバイス。
  17. 前記螺旋縫合針の遠位端は、血管の壁を貫通するための鋭利な遠位先端部を有する、請求項1に記載の血管アクセスおよび閉鎖デバイス。
  18. 細長いガイド部材と、該細長いガイド部材の遠位端の近くに載置された偏心拡張可能な付勢部材とを有する位置決めデバイスをさらに備える、請求項1に記載の血管アクセスおよび閉鎖デバイス。
  19. 前記偏心拡張可能な付勢部材は、前記細長いガイド部材の片側に載置された膨張可能なバルーンである、請求項18に記載の血管アクセスおよび閉鎖デバイス。
  20. 前記偏心拡張可能な付勢部材は、前記細長いガイド部材から遠ざかるように付勢されるスペーサアームを備える、請求項18に記載の血管アクセスおよび閉鎖デバイス。
  21. 前記血管アクセスおよび閉鎖デバイスを通したガイドワイヤの挿入を可能にする一方で、該血管アクセスおよび閉鎖デバイスを通した出血を制御するように構成される、止血弁をさらに備える、請求項1に記載の血管アクセスおよび閉鎖デバイス。
  22. 前記螺旋縫合針を血管の壁を通る経路上で誘導するように構成されたD字形の断面を有するガイド要素をさらに備える、請求項1に記載の血管アクセスおよび閉鎖デバイス。
  23. 近位端と遠位端とを有する螺旋縫合針と、
    近位端と遠位端とを有するトルク伝達チューブであって、該トルク伝達チューブの該遠位端は、該螺旋縫合針の近位端に取り付けられる、トルク伝達チューブと、
    該トルク伝達チューブを囲む外側チューブと、
    該外側チューブの近位端に取り付けられた静止ハンドルと、
    該トルク伝達部材の近位端に取り付けられた回転ハンドルであって、該静止ハンドルおよび該回転ハンドルは、該トルク伝達チューブの該外側チューブに対する軸方向移動を制限するように構成される、回転ハンドルと、
    該外側チューブの遠位端に接続された縫合先端部であって、該螺旋縫合針を、該外側チューブの縦軸と整合する方向から該外側チューブの縦軸に対してある角度を成す軸と整合する方向に方向転換させるように構成される縫合先端部と、
    該縫合先端部の近位にある該外側チューブ内に位置する針ガイドであって、該螺旋縫合針に係合するように構成される螺旋溝を有する針ガイドと、
    近位端と遠位端とを有する縫合糸と、
    該螺旋縫合糸の遠位端に取り付けられた縫合糸アンカーであって、該螺旋縫合針の遠位端の近くに解放可能に取り付けられた縫合糸アンカーと、
    近位端と遠位端とを有する血管拡張器であって、円筒形本体に接続される先細遠位部分を有する血管拡張器と、
    該血管拡張器の先細遠位部分上に位置する切断またはスコアリング要素と、
    該血管拡張器の円筒形本体の周囲に位置付けられるシース管腔を有する導入器シースと
    を備える、血管アクセスおよび閉鎖デバイス。
  24. アクセス針であって、該アクセス針を通って延在する針管腔を有するアクセス針と、
    該アクセス針の針管腔を通して挿入可能なガイドワイヤであって、遠位部分と近位部分とを有し、該遠位部分と該近位部分との間に湾曲部を伴うガイドワイヤと、
    血管アクセスおよび閉鎖デバイスであって、
    近位端と遠位端とを有する螺旋縫合針と、
    近位端と遠位端とを有するトルク伝達部材であって、該トルク伝達部材の遠位端は、該螺旋縫合針の近位端に取り付けられる、トルク伝達部材と、
    近位端と遠位端とを有する縫合糸であって、該縫合糸の遠位端は、該螺旋縫合針の遠位端の近くに解放可能に取り付けられる、縫合糸と、
    該螺旋縫合糸の遠位端に取り付けられる縫合糸アンカーと、
    近位端と遠位端とを有する血管拡張器であって、円筒形本体に接続される先細遠位部分を有する血管拡張器と、
    該血管拡張器の円筒形本体の周囲に位置付けられるシース管腔を有する導入器シースと
    を備える、血管アクセスおよび閉鎖デバイスと
    を備える、システム。
  25. 前記トルク伝達部材は、トルクチューブであり、該トルクチューブは、該トルクチューブを通って延在する中央管腔を有する、請求項24に記載のシステム。
  26. 前記トルク伝達部材を囲む外側チューブをさらに備える、請求項24に記載のシステム。
  27. 前記外側チューブの遠位端に接続された縫合先端部であって、前記螺旋縫合針を、該外側チューブの縦軸と整合する方向から該外側チューブの縦軸に対してある角度を成す第2の軸と整合する方向に方向転換させるように構成される縫合先端部をさらに備える、請求項26に記載のシステム。
  28. 前記縫合先端部の近位にある前記外側チューブ内に位置する針ガイドであって、前記螺旋縫合針を係合するように構成される螺旋溝を有する針ガイドをさらに備える、請求項27に記載のシステム。
  29. 前記血管拡張器の先細遠位部分上に位置する切断要素をさらに備える、請求項24に記載のシステム。
  30. 前記血管拡張器の先細遠位部分上に位置するスコアリング要素をさらに備える、請求項24に記載のシステム。
  31. 前記外側チューブの近位端に取り付けられた静止ハンドルと、
    前記トルク伝達部材の近位端に取り付けられた回転ハンドルと
    をさらに備える、請求項26に記載のシステム。
  32. 前記螺旋縫合針は、該螺旋縫合針を通って延在する針管腔を伴う管状であり、前記縫合糸は、該針管腔を通って延在する、請求項24に記載のシステム。
  33. 前記螺旋縫合針は、前記螺旋縫合針の外部に沿って延在する縫合糸チャネルを有し、前記縫合糸は、該縫合糸チャネルを通って延在する、請求項24に記載のシステム。
  34. 前記縫合糸の遠位端は、前記縫合糸アンカーによって前記螺旋縫合針の遠位端の近くに解放可能に取り付けられる、請求項24に記載のシステム。
  35. 前記縫合糸アンカーは、該縫合糸アンカーを血管の壁に取り付けるための少なくとも1つの鉤を有する、請求項24に記載のシステム。
  36. 前記縫合糸アンカーは、後退位置と拡張位置とを有し、該拡張位置では、該縫合糸アンカーは、該縫合糸アンカーを血管の壁に取り付けるように構成される、請求項24に記載のシステム。
  37. 前記縫合糸アンカーは、前記縫合針の遠位端に解放可能に取り付けられ、該縫合糸アンカーは、血管の壁を貫通するための鋭利な遠位先端部を有する、請求項24に記載のシステム。
  38. 前記螺旋縫合針の遠位端は、血管の壁を貫通するための鋭利な遠位先端部を有する、請求項24に記載のシステム。
  39. 細長いガイド部材と、該細長いガイド部材の遠位端の近くに載置される偏心拡張可能な付勢部材とを有する位置決めデバイスをさらに備える、請求項24に記載のシステム。
  40. 前記偏心拡張可能な付勢部材は、前記細長いガイド部材の片側に載置される膨張可能なバルーンである、請求項39に記載のシステム。
  41. 前記偏心拡張可能な付勢部材は、前記細長いガイド部材から遠ざかるように付勢されるスペーサアームを備える、請求項39に記載のシステム。
  42. 前記血管アクセスおよび閉鎖デバイスを通した前記ガイドワイヤの挿入を可能にする一方で、該血管アクセスおよび閉鎖デバイスを通した出血を制御するように構成される止血弁をさらに備える、請求項24に記載のシステム。
  43. 前記螺旋縫合針を血管の壁を通る経路上で誘導するように構成されるD字形の断面を有するガイド要素をさらに備える、請求項24に記載のシステム。
  44. 患者の血管の壁に対して血管アクセスおよび閉鎖デバイスの遠位端を位置付けるステップと、
    該血管アクセスおよび閉鎖デバイスを用いて、該血管の壁に連続縫合糸を配置するステップと、
    該連続縫合糸によって境界された該壁の領域内において、該血管の壁を通るアクセス開口部を作成するステップと、
    該血管の壁の中の該アクセス開口部を閉鎖するように、該連続縫合糸を締め付けるステップと
    を含む、方法。
  45. 前記アクセス開口部を通して前記血管の管腔の中に介入デバイスを導入するステップと、
    該介入デバイスを用いて介入手技を実施するステップと、
    該血管の壁の該アクセス開口部を閉鎖する前に、該アクセス開口部から該介入デバイスを引き出すステップと
    をさらに含む、請求項44に記載の方法。
  46. 前記連続縫合糸を前記血管の壁に配置するステップは、
    螺旋縫合針の遠位端を、前記血管アクセスおよび閉鎖デバイスから、該血管の壁を通過する螺旋経路に沿って前進させるステップであって、前記縫合糸は、該螺旋縫合針の遠位端の近くに解放可能に取り付けられる遠位端を有する、ステップと、
    該螺旋縫合針の遠位端を、該血管アクセスおよび閉鎖デバイスの中に該螺旋経路に沿って後退させ、該血管の壁を通過する螺旋コイルの該縫合糸を残すステップと
    を含む、請求項44に記載の方法。
  47. 前記連続縫合糸を前記血管の壁の中に配置するステップは、前記螺旋縫合針を、前記血管アクセスおよび閉鎖デバイスの縦軸と整合する方向から、該血管アクセスおよび閉鎖デバイスの縦軸に対してある角度を成す第2の軸と整合する方向に、方向転換させるステップをさらに含む、請求項46に記載の方法。
  48. 前記第2の軸は、前記血管の縦軸にほぼ平行である、請求項47に記載の方法。
  49. 前記連続縫合糸の範囲内で、前記血管の壁を通るアクセス開口部を作成するステップは、血管拡張器を該縫合糸の螺旋コイルの中を通過させ、該血管拡張器の先細先端部を用いて、該血管の壁を通る該アクセス開口部を拡張するステップを含む、請求項44に記載の方法。
  50. 前記連続縫合糸の範囲内で、前記血管の壁を通るアクセス開口部を作成するステップは、先細先端部を有し、該先細先端部上に位置付けられる切断要素を伴う血管拡張器を、該縫合糸の螺旋コイルの中を通過させ、該血管拡張器の先細先端部および切断要素を用いて、該血管の壁を通る該アクセス開口部を開口するステップを含む、請求項44に記載の方法。
  51. 前記血管の壁を通る開口部は、前記血管に対して縦方向に配向される、請求項50に記載の方法。
  52. 前記連続縫合糸の範囲内で、前記血管の壁を通るアクセス開口部を作成するステップは、先細先端部を有し、該先細先端部上に位置付けられるスコアリング要素を伴う血管拡張器を、該縫合糸の螺旋コイルの中を通過させ、該血管拡張器の先細先端部およびスコアリング要素を用いて、該血管の壁を通る該アクセス開口部を開口するステップを含む、請求項44に記載の方法。
  53. 前記血管の壁を通る開口部は、前記血管に対して縦方向に配向される、請求項52に記載の方法。
  54. 少なくとも1つのデバイスを前記縫合糸の螺旋コイルの中を通過させることによって、該少なくとも1つのデバイスを、前記アクセス開口部を通して前記血管の管腔の中に導入するステップをさらに含む、請求項46に記載の方法。
  55. 前記少なくとも1つのデバイスを用いて患者に介入手技を実施するステップをさらに含む、請求項54に記載の方法。
  56. アクセス針を用いて前記血管の管腔に経皮的にアクセスするステップと、
    ガイドワイヤを、該アクセス針の中のガイドワイヤ管腔を通して該血管の管腔の中へ通過させるステップと、
    該アクセス針を引き出し、該血管の管腔の中への経路を維持するために、該ガイドワイヤを残すステップと
    をさらに含む、請求項44に記載の方法。
  57. 前記ガイドワイヤは、遠位部分と近位部分とを有し、該遠位部分と該近位部分との間に湾曲部を伴い、前記血管アクセスおよび閉鎖デバイスの遠位端を血管の壁に対して位置付けるステップは、
    該血管アクセスおよび閉鎖デバイスの遠位端を前記血管の壁に対して確実に位置付けるように、該ガイドワイヤに張力をかける一方で、該血管アクセスおよび閉鎖デバイスを該ガイドワイヤに沿って前進させるステップを含む、
    請求項56に記載の方法。
  58. 前記血管アクセスおよび閉鎖デバイスの遠位端を血管の壁に対して位置付けるステップは、
    細長いガイド部材の遠位端を、前記血管の壁の中の穿刺部位を通して前記血管の管腔の中に挿入するステップと、
    該細長いガイド部材を該血管の壁に対して付勢するように、該細長いガイド部材の遠位端の近くに載置された付勢部材を拡張させるステップと、
    該血管の壁に接触するように、該血管アクセスおよび閉鎖デバイスの遠位端を該細長いガイド部材に沿って前進させるステップと
    を含む、請求項44に記載の方法。
  59. 前記細長いガイド部材の遠位端の近くに載置された付勢部材を拡張するステップは、該細長いガイド部材を前記血管の壁に対して付勢するように、該細長いガイド部材に取り付けられた膨張可能なバルーンを膨張させるステップを含む、請求項58に記載の方法。
  60. 前記細長いガイド部材の遠位端の近くに載置される付勢部材を拡張するステップは、該細長いガイド部材を前記血管の壁に対して付勢するように、該細長いガイド部材から離してスペーシングアームを展開するステップを含む、請求項58に記載の方法。
  61. 細長いガイド部材の遠位端を、前記血管の壁の中の穿刺部位を通して前記血管の管腔の中に挿入するステップと、
    前記血管の壁の内面に対して該細長いガイド部材の一部を位置付けるステップと、
    前記螺旋縫合針を該細長いガイド部材の周りで回転させるステップと
    をさらに含む、請求項46に記載の方法。
  62. 前記細長いガイド部材は、D字形の断面を有し、前記方法は、前記血管の壁の内面に対して該D字形の細長いガイド部材の平坦な表面を位置付けるステップを含む、請求項61に記載の方法。
  63. 前記血管の壁を通る針穿刺作るステップと、
    該針穿刺の近位にある該血管の壁に、前記連続縫合糸の少なくとも1つの縫い目を配置するステップと、
    該針穿刺の遠位にある該血管の壁に、該連続縫合糸の少なくとも1つの縫い目を配置するステップと
    をさらに含む、請求項44に記載の方法。
  64. 前記螺旋縫合針を振動エネルギーで励起しながら、該螺旋縫合針を、前記血管の壁を通して前進させるステップをさらに含む、請求句46に記載の方法。
  65. 前記縫合糸は、延長可能である、請求項44に記載の方法。
  66. 前記縫合糸は、伸長可能である、請求項44に記載の方法。
  67. 前記縫合糸の追加の長さは、前記血管の壁を通る螺旋経路に沿って配置される、請求項46に記載の方法。
  68. 縫合糸ロックで、締め付けられた連続縫合糸を固定するステップをさらに含む、請求項44に記載の方法。
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