JP2012505112A - 形状記憶合金と安全回路を具備するシフター - Google Patents

形状記憶合金と安全回路を具備するシフター Download PDF

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Abstract

シフターは、所定の車両条件が満たされるまで、シフトレバー(又は、つめ)がその駐車位置から移動するのを選択的に防ぐために阻止部材の動きを制御する形状記憶合金ワイヤ(SMAアクチュエータ)を内臓する。機械式ヒューズ(即ち、柔軟な過負荷ばね)が、SMAアクチュエータの収縮にもかかわらずシフトレバー(又は、つめ)が摩擦によって止まってしまった場合のSMAアクチュエータの破損を防ぐ。SMAアクチュエータの制御回路は、シフトレバーがその駐車位置から移動されたときにSMAアクチュエータへの電力を断つための光電スイッチを含み、シフトレバーは、駐車位置にない間にスイッチを開状態に機械的に維持し続けるための構造を有する。更に、制御回路は、イグニッションキー保持機構に動作可能に接続されて、それにより、レバーがその駐車位置にないときにイグニッションキーを抜くことができない。
【選択図】図1

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2007年7月3日に出願された「SHIFTER WITH ACTUATOR INCORPORATING SHAPE MEMORY ALLOY」と題する特許出願第11/772,972号の一部継続出願であり、特許出願第11/772,972号は、2006年7月5日に出願され「SHIFTER WITH ACTUATOR INCORPORATING SHAPE MEMORY ALLOY」と題する仮出願第60/818,594号の米国特許法119条(e)に基づく利益を請求するものであり、この両出願の内容全体を本明細書の一部を構成するものとしてここに援用する。更に、本出願は、2007年7月3日に出願された「SHIFTER WITH ACTUATOR INCORPORATING MAGNETIC UNLOCK MECHANISM」と題する特許出願第11/772,984号に関連するものであり、この出願の内容全体を本明細書の一部を構成するものとしてここに援用する。
本発明は、シフトレバーの動きを制御するためのに形状記憶合金ワイヤを内蔵し及び/又は磁気ロック/ロック解除機構を内蔵したアクチュエータを具備する車両変速機シフターに関し、より詳細には「駐車」位置ノッチからつめ(pawl)を外す動きを制御するための形状記憶合金ワイヤアクチュエータ及び/又は磁気ロック/ロック解除機構を具備するシフターに関する。しかしながら、本発明の概念は、つめを有する車両用シフターや駐車ロックシステムのみに限定されず、占有空間を最小にしつつアクチュエータで阻止部材を選択的に動かさなければならない任意のロック/ロック解除機構、好ましくは作動機構の部品数を最小限にする任意のロック/ロック解除機構に適用可能である。
車両シフトシステムにおけるブレーキ変速機シフト連動機構では、イグニッションキーが「オン」又は「運転」位置にあり且つブレーキが踏まれるまでシフトレバーが駐車位置から動かないようにシフトレバー自体の動きを阻止するか、或いはシフトレバーの作動つめの動きを阻止することが望ましい。しかしながら、そのような機能を実現するために、シフターはしばしば複雑になり、また比較的高価な部品が用いられる。従って、部品コストと製造コストが著しく増大している。例えば、シフターのつめが駐車位置から外れるのを防ぐ駐車ロック部材の動きを御するために、しばしばソレノイドが使用される。しかしながら、ソレノイドは、銅コイルを含み且つ電磁界と関連付けられるので安価ではない。更に、絶縁された銅線の巻き付け、コイルのストリッピングと終端処理、電源への線の電気接続、組み立て済みユニットとしてのソレノイドの組み立て、及びシフターへのソレノイドの組み込みと関連した動作の全てが必要となる。また、ソレノイドは、車両の電気システムを乱す電磁界及び/又は電圧スパイクを生成する可能性がある。例えば、最近の幾つかのシフターでは、シフトレバーの動きを制御するために、電気的アクチュエータで駆動されるつめをシフトレバーに組み込んでいる。そのようなアクチュエータ駆動式のつめは、一般に、ギア位置を表わすノッチにつめ部材を出し入れするためにつめ部材に動作可能に接続されたソレノイド又は電気機械装置を有する。更に、コイルは、かなりの大きさの空間を必要とする。最近のシフター設計では、シフターとシフトロック機構が占める三次元空間を小さくすることが必要とされている。更に、ソレノイドの力は、その温度によって大きく変化する。温度の影響を受けにくい一定の力のアクチュエータを提供することが望ましい。
銅コイル及びそれに関連する電磁界の複雑さを必要とせず、電磁界崩壊エネルギー(electromagnetic field collapse energy)及び関連する電圧スパイクを必要とせず、また絶縁銅線の巻き付け、コイルのストリッピング及び終端処理と関連する機械的処理を必要としない、改良された単純で低コストの電気的作動装置を作成することが望ましい。更に、設計パッケージは小さい方が望ましい。
同時に、シフター内のつめ係合駐車ロック機構は、阻止部材を動かし始めるのに余分な力を必要とする場合がある。このような状態は、初期の機械的静止摩擦のような種々の要因によって引き起こされ、また阻止部材が移動する前に運転者がシフターレバー又はつめを引くことによって生じる過剰な摩擦等によって引き起こされたり、また他の理由で引き起こされたりする。阻止部材を動かし始めるために初期の高エネルギーの「キック」力を提供し、更に極めて小さな寸法の空間に収まり、阻止部材の移動が一時的に不可能な場合でも部品を破損させることがない小型の機構が望ましい。
本発明の一様相では、アクチュエータは、ハウジングと、ハウジングと摺動可能に係合するスライド部材と、スライド部材を第1の方向に付勢するばねと、スライド部材に動作可能に機械的に接続された阻止部材とを含む。所定の長さの形状記憶合金SMAワイヤがハウジングに取り付けられていると共に、電流がSMAワイヤに流されてSMAワイヤの長さを変化させたときにスライド部材を第1の方向と反対の第2の方向に移動させるように構成されている。制御回路は、電流の流れを制御するためにSMAワイヤに動作可能に接続された少なくとも1個の切り替え要素を含む。
本発明の別の様相では、シフターは、シフター基部と、ギアシフト位置と駐車位置を画定するノッチとを有する。シフトレバーが、基部に対して枢着され、ギアシフト位置と係合して少なくとも幾つかのギアシフト位置間でのギアシフトレバーの動きを制御するつめを有し、またノッチの内の1個と係合するためにつめを原位置の方に付勢するつめ付勢ばねを有する。アクチュエータは、ハウジングと、ハウジングに摺動可能に取り付けられたスライド部材と、スライド部材を付勢するスライド付勢ばねとを有する。第1の阻止部材は、つめを駐車位置で阻止するための原位置を有し、またつめ解放位置に移動可能である。所定の長さの形状記憶合金SMAワイヤが、ハウジングに取り付けられ、スライド部材と動作可能に係合して電流がワイヤに流されたときにスライド部材をスライド付勢ばねに対して移動させる。制御回路は、SMAワイヤに流れる電流を制御する。制御回路は、第1の阻止部材に繋がった少なくとも1個の切り替え要素を有し、それにより、切り替え要素は、第1の阻止部材が原位置から移動されたときに動作する。
より狭い形態では、シフターは、つめが押されシフトレバーが駐車位置から別のギア位置に移動されたときに、第1の阻止部材をつめ解放位置に保持するために提供された第2の阻止部材を有する。シフトレバーが駐車位置に戻され、且つつめ付勢ばねによって付勢されたつめが、第2の阻止部材を保持位置から、第1の阻止部材が原位置に戻ることができる静止位置に付勢するまで、第2のばねが第2の阻止部材を保持位置に付勢して第1の阻止部材をつめ解放位置に保持する。
本発明の別の様相では、アクチュエータは、ハウジングを有する。可動部材が、原位置とこの位置と異なる第2の位置との間で動くようにハウジング内に位置決めされ、また可動部材を原位置に付勢するばねを有する。所定の長さの形状記憶合金SMAワイヤがハウジングに取り付けられると共にスライド部材と係合しており、それにより、電流がSMAワイヤに流れて長さが変化すると、可動部材が原位置から第2の位置の方に移動される。第1及び第2の動作状態を有するスイッチが、可動部材の近くに配置され、更に原位置と第2の位置との間の可動部材の動きにより係合され、第1及び第2の動作状態の間で切り替えられる。
本発明の別の様相では、装置は、駐車位置を含むギアシフト位置を画定するシフター基部と、ばね付勢式つめを有するシフトレバーとを有する。シフトレバーとつめの内の一方と係合することによって駐車位置からの移動を選択的に防ぐために阻止部材が位置決めされる。アクチュエータは、駐車位置からの移動を防ぐロック位置と、駐車位置からの移動を許可する解除位置との間で阻止部材の移動を制御するための形状記憶合金SMAワイヤを有する。制御回路が、アクチュエータに接続され、また所定の車両条件が満たされたときに動作するために車両センサへ接続できるように適合されており、制御回路は、レバー又はつめの一方を移動させることによって原位置から第2の位置に動かされるスイッチを含み、このスイッチは、アクチュエータに電気的に接続されると共に車両の機能部品に電気的に接続され、アクチュエータと機能部品の制御された動作に影響を及ぼす。
本発明の別の様相では、装置が、駐車位置を含むギアシフト位置を画定するシフター基部と、ばね付勢式つめを有するシフトレバーとを有する。シフトレバーとつめの内の一方と係合することによって駐車位置からの移動を選択的に防ぐための阻止部材が位置決めされる。ベルクランクが、阻止部材と係合する。アクチュエータは、ベルクランクを操作して、駐車位置からの移動を防ぐロック位置と駐車位置からの移動を可能にする解除位置との間の阻止部材の移動を制御するための形状記憶合金SMAワイヤと、アクチュエータを制御するための制御回路とを有する。阻止部材、ベルクランク及びアクチュエータの内の何れかに設けられた応力解放機構が、阻止部材が動いていなくてもアクチュエータが動くことを可能にし、それによりSMAワイヤの破損を防ぐように構成されている。
上記の説明と関連した方法は、また、本発明の概念の一部を構成するものである。
本発明の目的は、シフトレバーの動きを制御するためにレバー位置制御部品の動きを制御する形状記憶合金ワイヤアクチュエータを含む装置のための応力解放機構用の改良された構造を提供することである。例えば、アクチュエータは、シフトレバー上のつめ、つめの連動機構、又はシフトレバーをロックするための連動カムに動作可能に接続することができる。
本発明の目的は、スイッチが、形状記憶合金ワイヤを含むアクチュエータへの電流を制御し、更にスイッチが、イグニッションキー連動モジュール等の第2の機能部品を制御する、シフターのための改善された制御回路を提供することである。
本発明の目的は、一般に「形状記憶合金」と呼ばれる、動きを引き起こす熱事象(thermal event)と関連する冶金技術を利用することである。
目的は、任意のアクチュエータ機構における形状記憶合金であるが、詳細にはシフターギアロック機構、及びシフター駐車ロック/ブレーキ変速機シフト連動アクチュエータ機構における形状記憶合金を請求することである。
別の目的は、本発明のシフター機構内のスイッチを2種類の目的のために使用することであり、それにより、システムの部品数が減少する。
別の目的は、温度の影響をほとんど受けないアクチュエータを提供することである(即ち、SMAアクチュエータは、ソレノイドより影響を受けにくい)。
本発明の以上その他の様相、目的及び特徴は、当業者であれば、以下の詳細な説明、特許請求の範囲及び添付図面を検討することにより理解できるであろう。
シフターのつめを駐車位置にロックするカムロックを内蔵すると共に、形状記憶合金(SMA)製の部品を含む、カムロックの動きを制御するためのアクチュエータを具備するシフターの部分側面図である。 カムロック用の第2の付勢機構の使用を示す部分図である。 図1と類似しているが形状記憶合金(SMA)の応力解放を実現する駆動装置を有する変形されたシフターの部分側面図である。 モジュールつめ組立体の側面図である。 モジュールつめ組立体の端面図である。 図4の断面図であり、ハウジング、つめ、主つめ付勢ばね、形状記憶合金アクチュエータ部材、アクチュエータ部材上の過大応力を防ぐ補助ばね、及び電気コネクタの詳細を示す図である。 図4の組立体と類似しているがトルグ機構をつめアクチュエータに組み込んだ組立体の断面図である。 本発明のレバー位置制御部品を使用するシフター組立体の側面図である。 図8のレバー位置制御部品の斜視図であり、内部の部品が見えやすいように部品の側面が開かれている。 ロック位置にある図8のレバー位置制御部品の側面図である。 動的作動位置にある図8のレバー位置制御部品の側面図である。 ロック解除解放位置にある図8のレバー位置制御部品の側面図である。 図9のハウジングの側面図である。 図9の駆動ギアの側面図である。 図9の被駆動ギアの側面図である。 図9の係止部材の側面図である。 図9の形状記憶合金ワイヤの側面図である。 図9の回路基板の側面図である。 変形されたレバー位置制御部品の側面概略図である。 変形されたレバー位置制御部品の側面概略図である。 変形されたレバー位置制御部品の側面概略図である。 変形されたレバー位置制御部品の側面概略図である。 変形されたレバー位置制御部品の側面概略図である。 変形されたレバー位置制御部品の側面概略図である。 変形されたレバー位置制御部品の側面概略図である。 変形されたレバー位置制御部品の側面概略図である。 シフトレバー位置を制御するための別の変形された半組立体の側面図である。 図27に示されたハウジングの斜視図である。 図27に示された阻止部材の斜視図である。 シフターに組み込まれた図27の変形された半組立体の側面図であり、シフトレバーのつめが駐車位置に固定された状態を示す。 シフターに組み込まれた図27の変形された半組立体の側面図であり、シフトレバーが異なるギア位置に動くことができるようにつめがロック解除された状態を示す。 所定の車両条件が満たされるまでシフトレバーを駐車位置で連結するための形状記憶合金(SMA)アクチュエータを具備する本発明のシフターを示す部分概略側面図である。 図32の分解図である。 ハウジング、スライド部材、SMAワイヤ、回路基板及び副回路、並びに応力解放機構(弾性ばねアームを有するベルクランク)を具備するSMAアクチュエータモジュールの斜視図である。 図32と類似の側面図であるが、シフトレバーを駐車位置Pから解放するためにSMAアクチュエータが作動された状態を示す図である。 図32と類似の側面図であるが、駐車位置Pからシフトレバーが移動された状態を示す図である。 図32と類似の側面図であるが、SMAアクチュエータが作動されたが阻止部材をシフトレバーからまだ移動することができない拘束状態を示す図である。 図32に示されたシフターの側面図であるが、SMAアクチュエータが、つめと当たる(シフトレバーと当たらない)ようにつめの下方に位置決めされた状態を示す。 図36の側面図であるが、シフトレバーがその駐車位置から移動されている。 図36と類似しているが、SMA阻止部材をつめ解放位置に選択的に保持するための機械式の補助阻止部材を具備したシフトレバーの側面図であり、シフトレバーが駐車位置にある状態を示す。 図36と類似しているが、SMA阻止部材をつめ解放位置に選択的に保持するための機械式の補助阻止機構を具備したシフトレバーの側面図であり、シフトレバーが駐車位置から移動され、機械式の補助阻止機構がSMA阻止部材をつめ解放位置に保持している状態を示す。 電気回路図であり、SMAアクチュエータを動作させる副回路を示す図である。 電気回路図であり、図39に示されたものを含み、更にキー連動分岐を含む副回路を示す図である。
本発明を実施するシフター1(図1)は、シフトレバー4の動きを制御するためにシフトゲート3のノッチ(駐車、後退、中立、前進のギア位置を表す)と係合するつめ部材2(本明細書では「阻止部材」とも呼ぶ)を有する。駐車ロックカム5が、枢動軸6に回転可能に取り付けられ、ばね7等が、カム5の上端8をシフトゲート3のストッパ面9に向けて付勢する。駐車ロックカム5が位置「A」にあるとき、駐車ロックカム5の上側面10が、駐車ノッチ11からつめ2が外れるのを防ぐ。なお、図示したばね7は板ばねであるが、圧縮ばね7’、ねじりばね7’’(図2)、コイルばね7’’’(図3)等の別のばねでもよい。
カム5に接続されたアーム12が枢動軸6から延在し、アーム12には、形状記憶合金でできたワイヤ13(以下、「SMAワイヤ13」と呼ぶ)を内蔵するアクチュエータが接続されている。電線14と15は、車輌イグニッションスイッチが「オン」であり且つ自動車ブレーキペダルが踏まれているときにSMAワイヤ13に電流を供給し、それによりワイヤ13を収縮させ、駐車ロックカム5を、枢動軸6のまわりに矢印「B」で示したように回転させる。駐車ロックカム5が十分に回転した後、カム5はつめ2を阻止しなくなり、その結果、つめ2を駐車ノッチ11から外すことができ、シフトレバー4を別のギア位置に動かすことができるようになる。
形状記憶合金ワイヤ(SMAワイヤ)は、動きを引き起こす冶金学的熱的現象を利用して開発された材料技術である。そのような材料は、一般に、集合的に「形状記憶合金」と呼ばれる。Dynalloy社から入手可能なFlexinol[登録商標]材料等のSMAワイヤが市販されている(インターネット上で見つけることができる)。SMAワイヤでは、コントローラは、SMAワイヤに流れる電流を制御してその温度を制御し、これにより材料の相変化を制御し、それによりワイヤの収縮又は膨張の量を制御する。
シフター1A及び以下のシフターでは、類似又は同一の部品を識別するために、文字「A」又は「B」又は「C」が追加された類似の番号が使用される。これは、冗長な記述を減らすために行われる。
シフター1A(図3)は、シフター1(図1)と似ているが、SMA部品の過応力と破損を防ぐための機械的応力解放機構20を有する。解放機構20は、つめ2A(即ち、阻止部材)に摩擦圧力が加わっていて、つめ2A自体を後退できなくなったときでもSMAワイヤ13Aの収縮を可能にする。従って、解放機構20は、本質的に、SMAワイヤ13Aが過応力によって壊れるのを防ぐ機械的ヒューズである。詳細には、図示した解放機構20は、アクチュエータの終端にスライドピン22と嵌合スロット23で構成されたスライド接続を有する。解放機構20は、つめ2Aが摩擦で拘束されなくなったとき(つめがまだ駐車ノッチ11A内にまだあるときに運転者がシフターを後方に引っ張るのをやめたとき等)にリセットされる。解放機構20のリセットは、(付勢ばねやタイマ等で)自動的に行われてもよく、(機械式てこやボタン等で)手動で行われてもよい。阻止部材(即ち、カム5A及び/又はアーム12A)は、つめと係合するように動作する代わりにシフトレバーと直接係合するように位置決めされてもよい。
更に、阻止部材(即ち、カム5A)は、土台上に位置決めされてもよく、必要であれば、シフト操作中にシフトレバーと一緒に動くようにシフトレバー自体に取り付けられてもよい。例えば、阻止部材は、つめを機械的に動かすためのシフターハンドル上の親指ボタンの作動を防ぐために、シフトレバーの上部のハンドル内に配置されてもよい。シフターハンドル上の親指ボタンの使用は、車輌シフターでしばしば使用される設計であり、当業者であれば、本開示に基づいてこの機構をどのように構成したらよいかが詳細な説明なしに分かるであろう。参考のため、シフター上の典型的な親指ボタンを示す米国特許第5,494,141号の図2を参照されたい。阻止部材は、例えば、所定の車両条件が満たされるまで親指ボタンの押し下げ/動きを妨げるように、ハンドル内の空洞内に垂直上方に動くように(又は、ボタン自体のポケットと係合するように)位置決めされる。
駐車ロック機構では、ユーザが有害な「移動を防止する」負荷(典型的には剪断力)を阻止部材に加え、これによって阻止部材を動かすのに必要な力が過大になることはよくあることである。例えば、運転者は、駐車位置を規定するノッチからシフターのつめを外すためにボタンを押す前にシフトレバーを後方に引っ張る場合があり、これにより、車両機構が駐車ノッチからつめを外すのがより困難になる。典型的なソレノイドは、電磁界を維持することによってこの「力を増大させるという条件」を満たすことができる。しかしながら、形状記憶合金アクチュエータは、冶金学的な熱的現象によって駆動される物理的変位なので、剪断荷重によって動作が妨げられると、最終的にSMAワイヤアクチュエータが破壊される。この問題は、シフター1A(図3)の本発明による設計では、位置6Aにねじりばね(機械的ヒューズ又は補償装置と呼ばれる)を配置することによって対処している。このねじりばねは、カム5Aが静止したままでSMAワイヤアクチュエータが短縮できることを許容する(即ち、解放機構20のSMAワイヤ13Bが作動されているにも関わらず、摩擦力がカムに働いてその動きを妨げる場合)。また、この問題は、つめモジュール30(図5)の本発明による設計では、補助中間ばねを追加することによって対処している。この補助中間ばねは、機械的ヒューズ(補償装置とも呼ばれる)として働き、移動を妨げる負荷が阻止部材から除去されるまで、主ばねが伸びたままでアクチュエータが補助ばねを圧縮する。負荷が阻止部材から除去されると、後で詳細に述べるように、補助ばねが伸び、主ばねがアクチュエータの力に逆らって縮み、阻止部材を後退させる。
つめモジュール30(図4〜図6)は、形状記憶合金(SMA)ワイヤ13Bを内蔵し、以下のように、シフトレバー4Bに取り付け可能である。シフトレバー4Bは、枢動軸34とプラットホーム35を規定するモールド成形された枢動部材33を有するシフトポスト32を具備する。つめモジュール30は、プラットホーム35内の嵌合ソケットと機械的に摩擦係合する係合突起38’を備えた突出コネクタ38と、プラットホーム35内の配線に電気接続する1対の電気接点39及び40とを備えた筒状基部37を有し、この配線は、車輌内のシフト制御処理装置に動作可能に接続されている。つめハウジング41は、基部37上に支持され、内側向きのフランジ42によって画定された上側開口部を有する。つめ43(「阻止部材」とも呼ばれる)は、開口部から突出し、シフターのギア位置を規定するノッチと係合するように構成された先端44を有する。つめ43は、更に、フランジ42の内側面と接する環状リング45を有する。主ばね46が、リング45と係合し、つめ43を伸張位置に付勢する。環状リング45がフランジ42に近づくときに、弾性環状ダンパー47がつめ43の伸張を減衰させ、それによりクリック音が防止される。つめ43の一部分は中空であり、空洞49と、つめ43のコネクタ端で空洞49内に開口する開口部50とを画定する。摺動パイロット部材48が、空洞49内において空洞49の反対側の端に配置され、補助ばね51によって反対側端に向かって付勢されている。補助ばね51は、その一端がパイロット部材48に接し、他端が、モジュール30のコネクタ端に開口部50を形成する内向きフランジと接する。SMAワイヤ13Bは、電気接点39及び40から穴50を通り、空洞49内を長手方向に通り、次にパイロット部材48内の横断ピン53の上で折り返してループ52を形成する。
電流がSMAワイヤ13Bに流されるとき、SMAワイヤ13Bが加熱されて収縮し、摺動パイロット部材48を引っ張る。パイロット部材48が引っ張られるにつれて、パイロット部材48は、補助ばね51に向かって移動し、この補助ばね51がつめ43を後退させる。つめ43が後退するとき、主ばね46が圧縮される。
つめ43が摩擦で拘束されて動かない場合(SMAワイヤ13Bの作動前に運転者がシフトレバーを後方に引っ張る場合等)、SMAワイヤ13Bは、その場合でも収縮し、パイロット部材48も補助ばね51の方に近づく。しかしながら、つめ43は、摩擦で拘束され動かないので、圧縮するのは補助ばね51だけであり(即ち、穴50を形成する端部に向かってパイロット部材48が移動する)、同時に主ばね46は一時的に静止状態になる。つめ43が摩擦で拘束された状態から解放されると、補助ばね51は伸張し、パイロット部材48はその原位置に動き、主ばね46が圧縮するにつれてつめ43が後退する。なお、つめ43が自由に動く場合に主ばね46が圧縮され補助ばね51が圧縮されないように、補助ばね51は、主ばね46より僅かに強い。
SMAアクチュエータ用のハウジングは、基部に取り付けられてもシフトレバーに取り付けられてもよい。戻止め形成部品が基部に取り付けられたシフターと、モールド成形された枢動部材を有するシフターは、Osbornの米国特許第5,277,077号等の既存の特許に見ることができ、それらの内容全体を本明細書の一部を構成するものとしてここに援用する。SMAアクチュエータ用のハウジングは、そのようなモールド成形部品の何れに組み込まれてもよく、独立した部品として基部やシフトレバーに取り付けられてもよい。
第2のつめモジュール30C(図7)は、形状記憶合金(SMA)ワイヤ13Cを内蔵し、以下のようにシフトレバー4Cに取り付け可能である。シフトレバー4Cは、枢動軸34Cとプラットホーム35Cを規定するモールド成形枢動部材33Cを有するシフトポスト32Cを有する。つめモジュール30Cは、枢動部材33Cに取り付けられた基部37Cを有する。つめ43Cはトルグ機構に取り付けられている。このトルグ機構は、固定枢動軸56で枢動可能に留められた第1の連結部材55と、枢動軸58で第1の連結部材55に枢動可能に留められ、枢動軸59でつめ43Cの後端に枢動可能に留められた第2の連結部材57とからなる。SMAワイヤ13Cは、横断ピン53Cの回りを延在するループ52Cと、電気接点39C及び40Cまで延在する2本の脚を有する。付勢ばね60は、連結部材55及び56を、つめ43Cが伸張される整合位置に付勢する。SMAワイヤ13Cに電流が流れるとき、ワイヤ13Cは収縮して連結部材55及び56を整合位置から引っ張る。これにより、つめ43Cが後退する。なお、この構成により、動きの初期段階における大きなメカニカルアドバンテージを伴ってつめ43Cが引っ張られることに注意されたい。これは極めて望ましいことであり、これが、トグルシステムが市場でかなり成功している理由である。この構成により、SMAワイヤ13Cにも同じ利点が提供される。SMAワイヤ13Cに流れる電流が遮断されたとき、ばね60がトグル連結部材55及び57を整合位置に戻し、これによりつめ43Cが原位置にロックされる。なお、連結部材55と57が中心を少し超えるので、大きな力でもロック状態が解除されない。ストッパ部61が、連結部材55及び57をそのロック位置に保持し、連結部材55及び57が中心を越えて「過大に」移動しないようにする。トグル式組立体では、トグル連結部材とメカニカルアドバンテージによってプリロード解放機構が実現される。SMAアクチュエータは、大きさと複雑さの両方を小さくすることによってアクチュエータ機構を単純化する。トグル式機構は、トグルをつぶす(collapse)ための負荷と移動量に関する条件が極めて緩く、これは、SMAワイヤにとって理想的である。この構成では、ヒューズがトグル組立体と一体的なので、機械式ヒューズが不要になる。
トルグ機構を使用する駐車ロックシステムに関する更に他の情報は、Osbornの米国特許第5,494,141号を参照されたい。またトルグ機構を使用するつめ作動システムの更に他の情報は、Osbornの米国特許第5,775,166号を参照されたい。本発明のSMAシステムは、これらのシフターシステムのいずれにも組み込むことができる。これら2件の特許の開示は両方とも、これらの全体を本明細書の一部を構成するものとしてここに援用する。
車両内部では音と騒音を最小にすることが重要である。SMAアクチュエータでは、冶金学的熱的現象なので、相変化が起こる速さを制御するために温度を操作することが望ましい。温度の上昇又は低下を慎重に制御することによって、本システムは、多数のダンパーが不要になり、望ましくない騒音をなくすことができる。これにより、クッションやバンパーの追加等の機械的振動及び衝撃を減衰させる様々な手段が不要になりコストが削減される。電子回路が電流操作によってこの減衰を可能にする。なお、SMAワイヤが冷めるときに生じる動きは比較的遅く、「本質的」に動きが減衰されるが、SMAワイヤが電流によって加熱されるときに生じる動きは電流に依存するが、遙かに速い。
本発明の範囲は、ソレノイドを使用できるが、部品の複雑さを少なくしたい、電磁界を回避したい、ソレノイドの費用と大きさを必要とする部品を回避したい、且つ/又はアクチュエータ又はソレノイドのクリック音を回避したいあらゆる用途でのSMAワイヤの使用を含む。
以下の説明では、説明を分かり易くし且つ混乱を回避するために新しい識別番号が使用される。しかしながら、アクチュエータ内でSMAワイヤを使用する特徴、特性及び機能は、この追加の開示で述べる構造においても存在する。
シフター組立体200(図8)は、車両(車両の前座席シート間の床等)に取り付けられたモールド成形ベース201と、ベース201に枢着されたシフトレバー202とを有する。図示したベース201は、重合体モールド成形品であるが、様々な土台を使用することができる。シフトレバー202は、ベース201上の枢動ピン204によって枢動可能に支持されたモールド成形下部203を有し、更に、モールド成形下部203から延在する筒状シャフト205と、シャフト205上のハンドグリップ206と、ベース201のギア位置ノッチ(P駐車、R後退、N中立、D前進等)と選択的に係合するつめ207と、ハンドグリップ206上にあってつめ207を垂直に移動させるために筒状シャフト205内の内部伸縮摺動ストロー209’を駆動するボタン208とを有する。なお、本発明の概念を種々様々なシフター設計に組み込むことができる。
図8(図9〜図10も参照)に示したレバー位置制御部品は、半組立体210の一部としてベース201に取り付けられた枢動阻止部材209である。阻止部材209は、つめ207(図8〜図10)の下側で垂直(ロック)状態で示され、つめ207を駐車ノッチP内にロックし、それによりシフトレバー202を駐車位置から動かすことができなくなる。阻止部材209は、枢動位置(図12を参照)に動くことができ、この位置では、つめ207の垂直方向の動きを妨げず、従って、運転者がボタン208を押してつめ207を駐車ノッチPから外すことができ、それにより運転者は、シフトレバー202をギア位置(P、R、N、D等)間で動かすことができる。
半組立体210(図10と図13〜図18)は、取り付けタブ211’等によってベース201に確実に取り付けるように構成されたハウジング211を有する。阻止部材209は、位置212でハウジング211に枢動可能に取り付けられている。ギア213と214は、駆動組立体を構成する、互いに噛み合う歯213’と214’をそれぞれ有し、位置215と216でハウジング211に枢動可能に取り付けられている。第1と第2の永久磁石217と218が、阻止部材209とギア214に取り付けられている。磁石217と218は、ネオジム型磁石又はサマリウムコバルト型磁石から選択された希土類磁石等の永久磁石であることが好ましい。形状記憶合金ワイヤ219は、ハウジング211の底に沿って位置決めされ、ギア213上の突起221と係合するループ端220と、ハウジング211の一端で電気接点222’と係合する接触端222とを有する。
回路基板223は、SMAワイヤの端に電気的且つ機械的に繋がるクランプコネクタ223’を有する。回路基板には、車両電源と基板上の制御回路223”に接続するための追加のコネクタが設けられている。回路基板223は、ハウジング211内に位置決めされている。半組立体210の開放側を覆う別個のカバー(図示せず)を使用してもよく、シフター基部201の側壁に開放側を当接させて配置してもよい。回路基板223は、SMAワイヤ219への電流とそのタイミングを制御するために、必要に応じて多数の部品を有する。一般に、車両イグニッションスイッチが「オン」であって且つ車両ブレーキペダルが踏まれたことを検出するようにプログラムされたプロセッサが含まれ、これらの前提条件が満たされた後で、つめ207を駐車位置「P」から外すためにSMAワイヤ219に電流が印加される。ワイヤ219と回路基板223は、ギア213、214を作動させて阻止部材209を動かすためのアクチュエータを構成する。
具体的には、電流がワイヤ219に印加されるとワイヤ219の長さが変化し、それによりギア213,214が回転する。SMAワイヤの電流が断たれた時、磁石217と218は、安定した第1の位置で磁気的に連通するように位置決めされ、それにより阻止部材209がそのロック位置である阻止位置に保持される(図10)。ワイヤ219が通電され、ギア213、214が約20〜30度回転されると、磁石217は、磁石力によって磁石218に対して極めて不安定な反発状態が作られる位置まで動く(図11を参照)。その結果、阻止部材209は、大きな磁気反発力によってその解除(ロック解除)位置(図12)まで動かされる。これは、磁石217と218の比較的小さな動きと、磁石217と218を動かす小さい力によって達成され、更に、反発力はかなり大きく、設計で使用される三次元空間は、驚くほど小さく極めて小型である。
なお、磁石機構には幾つかの利点がある。磁石機構は、一般に、高温や低温等の車輌客室内によく見られる温度条件の影響を受けにくく、一般に、車輌電気系統によく見られる電気的スパイク及び/又は電力喪失の影響を受けにくい。また、磁石機構は、干渉電磁波を放射せず、一般のソレノイドと関連した電磁界の降伏によるフライバックエネルギーがない。また、阻止力は、入力電圧に依存せず、従って、一般に、ほとんどの電気システムの動作範囲で電磁石より遙かに安定している。更に、作動力が機械的に分離されているので、アクチュエータは、ほこりから密閉保護することができ、また非接触式設計のため液漏れが起きにくい。また、これにより、機械的オーバーライドがフレキシブルになり、またSMAワイヤと組み合わせて使用されるときの応力解放が不要になる。磁石機構は、負荷及び移動量に関する条件が極めて緩く、そのためSMAワイヤと共に使用するのに適し理想的である。前述のように、本機構は、「ヒューズ」機能が磁石機構と一体的なので、機械式ヒューズを不要にする。具体的には、本設計は、磁気連通を使用し、阻止機構への機械的結合がない。これにより、阻止機構のための手動オーバーライドが単純になる。また、運転者がつめ又はシフトレバーを押し/引くことによる応力等によって、阻止部材が機械的に拘束されたときの応力が解放される。
半組立体210は、(ブレーキペダルが踏まれ且つ車両イグニッションが「オン」になるまでつめ207が駐車ノッチから外れないようにすることによって)つめ207の動きを制御できるようにベース201に取り付けられる。しかしながら、本半組立体210をベース201に取り付けてシフトレバー202と係合させシフトレバー202の動きを妨げてもよい(シフトレバー202を駐車ノッチ位置と同等な前方位置に保持すること等によって)。或いは、この半組立体210は、つめ207の動きを制御するためのリンク機構に取り付けられてもよい(図7を参照)。なお、本発明は、車両変速機シフターでの使用に限定されず、永久磁石によって生成される強い磁力が、阻止部材を動かし始めるときに適切な「キック」を提供する極めて小型の設計を可能にする任意の環境で本発明の概念を使用できる。例えば、類似の機構は、鍵のデッドボルトをロック解除位置の方に動かし始めるのに初期の大きな「キック」力を必要とする磁気アクセスカードによるホテルドアロックで使用されてもよい。
図19〜図33は、変形されたレバー位置制御部品を備えた変形されたシフターを示す概略図である。図19〜図33では、類似及び同一の部品、機能及び特徴は、文字「A」、「B」、「C」等を追加した同じ数字で識別される。これは、冗長な説明を少なくするために行われる。
半組立体210A(図19)は、3個の磁石217A、218A及び230Aを使用する。第1と第2の磁石217Aと218Aは(ギア213Aと214Aが回転したときに)、阻止部材209Aをロック位置からロック解除位置に動かす力を提供し、第1と第3の磁石217Aと230Aは、その位置を維持する働きをする。ギア213Aと214Aがその原位置の方に再び回転されたとき、(互いに引き合うように事前に位置決めされた)第1と第3の磁石217Aと230Aは、(磁石が約20〜30度動かされるにつれて)互いに反発しはじめ、すぐに第1と第2の磁石217Aと218Aは互いに引き合い、これにより阻止部材209Aのロック位置を保持するのを支援するように位置決めされる。
図20〜図22は、図20〜図22の半組立体210Bが、磁石218Bと230Bを支持する支持体カム232Bを有すること以外、半組立体210Aと類似の構成を示す。SMAワイヤ219Bのループ端220Bは、カム232Bの脚部に直接作用して、磁石218Bと230Bを、磁石217Bと218Bが引き合うロック位置である第1の位置と、磁石217Bと230Bが引き合うロック解除位置である第2の位置の間で動かす。なお、磁石217B、218B及び230Bは組み合わさって、阻止部材209Bが第1と第2の位置の「中間」にあるときに不安定な反発状態を作り出し、これにより、阻止部材209Bが部分的な「途中」位置に留まりにくくなる。カム232B上には、磁石218Bと230Bの近くを通る位置にホール効果センサ236Bが配置され、その結果、ホール効果センサ236Bは、磁石218Bと230Bの位置に基づいてカムの位置を検出することができる。
半組立体230C(図23〜図25)は、支持体カム232Bを、SMAワイヤ219Cに接続された直線摺動支持体部材232Bと置き換えている。半組立体230D(図26)は、カムをSMAワイヤ219Dに接続された回転支持体ホイール232Cと置き換えている。
図27は、シフトレバーの位置を制御するための別の変形されたシフトレバー位置制御半組立体210Dの側面図である。半組立体210Dは、一端に一体枢動ボス250Dと、他端に電気コネクタを収容するための場所251Dとを備えた陥凹領域を有するハウジング211D(図28)を有する。また、ハウジング211Dは、シフター基部への接続を容易にする取り付けタブ252D(又は、取り付けフランジ等)を有する。駆動部材249D(図29)は、一端に枢動ボス250Dと回転可能に係合する枢動ソケット253Dと、枢動ソケット253Dに隣接するスタッド254Dとを有し、またくぼみ255Dと切欠き部256Dを有する構成部分を有する第2の端部を有する。SMAワイヤ219D(図27)は、スタッド254Dのまわりを巻くループ端220Dを有し、また切欠き部256Dまで延在する接触端222Dを有し、これらの端は、回路基板223D上の電気接点222D’と接続する。切欠き部256Dは、(SMAワイヤ219Dの動作により)阻止部材209Dがハウジング211D内で枢動されるときにSMAワイヤ219D用の空間を提供する。第1と第2の磁石217Dと230Dは、くぼみ255D内に位置決めされ、第3の磁石218Dは、阻止部材209D上に位置決めされる(図30)。阻止部材209Dは、場所248Dにおいてシフター基部に枢着されている。阻止部材209Dは、必要であれば、通常の位置であるつめ阻止位置にばねによって付勢することができる。つめ207Dは、駐車位置P、後進ギア位置R、中立ギア位置N、前進位置D、セカンドギア位置D2、及びファーストギヤ位置D1の間で動くことができる。本発明の概念を代替のギア位置とギア順序を有する任意のシフターに使用することができる。
図30〜図31は、シフターに組み込まれた図27の変形された半組立体210Dを内蔵するシフターの側面図である。図30は、シフトレバーのつめ207Dが駐車位置Pにロックされた状態を示し、図31は、つめ207Dがロック解除されてシフトレバーが異なるギア位置まで動くことができるように阻止部材209Dがロック解除/解放位置に動かされた状態を示す。図30では、磁石217Dと230Dが磁気的に反発し、阻止部材209Dを安定したつめロック位置に保持する。この位置では、シフトレバーの動きが制御される(即ち、シフトレバーが駐車位置Pでロック/保持される)。図30では、SMAワイヤ219Dは作動されていない(即ち、ワイヤに電流が流されていない)。図31では、回路基板223Dは、車両に取り付けられたセンサ(即ち、ブレーキスイッチとイグニッションスイッチ)から、車両のブレーキパッドが押され且つイグニッションスイッチがオンにされたことを検出する。従って、回路基板223D上の回路は、SMAワイヤ219Dに電流を流し、その結果ワイヤ219Dを短くする相変化が起きる。これにより、駆動部材249Dが回転し、磁石217Dが磁石230Dから離れ、且つ磁石218Dが磁石230Dに近づく。磁石218Dは、磁石217Dと逆極性で配置される。従って、磁石217Dが離れるとき、磁石217Dと230Dの間の磁気反発力がなくなる。磁石218Dが磁石230Dに近づくにつれて、磁気引力が強くなる。これにより、阻止部材209Dがつめロック位置から引っ張られ(図30)、ロック解除/解放位置に駆動される(図31)。ばねを使用して阻止部材209Dを好きな原位置に付勢することができる。
図27と類似の変形された半組立体を作り、変形された阻止部材と一緒にシフターに組み込むことができる。この場合、磁石の磁気極性は、図27の磁石218Dと逆になっている。(換言すると、置き換えた磁石(217Dと218D)は引き合って、つめの動きを阻止してシフトレバーを駐車位置にロックする位置に阻止部材(209D)を保持し、磁石(218Dと230D)は、互いに向かい合ったときに反発する)。しかしながら、機能と動作は、図30〜図31に示したものと極めて類似している。詳細には、変形された阻止部材(209D)は、その下端の磁石(230D)とつめ係合上側端(262Dを参照)との間に配置された枢動点(260Dを参照)に枢着される。阻止部材(209D)は、シフトレバーのつめが駐車位置にロックされるように、磁石(217Dと218D)の引力によって駐車ロック位置に保持される。阻止部材(209D)は、シフトレバーが異なるギア位置に動くことができるように磁石(217Dと230D)の反発力によってロック解除つめ解放位置に保持される。
変形例
シフター400(図32〜図36)は、所定の車両条件が満たされるまでシフトレバー403(又は、つめ404)がその駐車位置Pから出るのを選択的に防ぐべく阻止部材402の動きを制御するために形状記憶合金(SMA)アクチュエータ401を内蔵する。SMAアクチュエータ401が収縮したにもかかわらずシフトレバー403(又は、つめ404、図37を参照)の動きが摩擦によって止められたときは、機械式ヒューズ(即ち、「応力解放機構」とも呼ばれる柔軟な過負荷ばね434)が、SMAアクチュエータ401の破損を防ぐ。SMAアクチュエータ401の制御回路406(図32、また図39と図40のSMA副回路460及び471を参照)は、シフトレバー403がその駐車位置Pから出されたときにSMAアクチュエータ401への電力を断つための切り替え要素(好ましくは「フォトインタラプタ」スイッチ、又は場合によっては光検出式光学スイッチでもよい)を備えた光電スイッチ407を含む。シフトレバー403は、シフトレバー403が駐車Pから出て別のギア位置にあるときにスイッチ407を機械的に開いたままにする(即ち、SMAアクチュエータ401への電力が断たれる)ための構造を有する。更に、回路406は、イグニッションキー保持機構408に動作可能に接続され、それにより、シフトレバー403が駐車位置にないときにイグニッションキー409を抜けないようにする。
この概念は、当該技術分野で既知の幾つか異なるシフター設計で使用することができる。図示されたシフター400(図33)は、シフトレバー403の枢動軸412を画定する側壁411によって車両の床又はコンソールに取り付けられたベース410を有し、更に、シフトレバー403のシフト操作を制御するためにつめ404によって選択的に係合される駐車P、後進R、中立N、運転D、セカンドギアD2、及びローギアLの変速機ギア位置を画定する起伏又はノッチを有する側面の穴(「窓」とも呼ばれる)を有する。フィールポジショナ(feel positioner)は、ギア位置の感触を提供するために、弾性板ばねによって動作可能に支持されシフトレバー上の波状面と転がり係合するローラ又はスライドを有する。フィールポジショナは、一般に、変速機シフターの技術分野では周知である。
SMAアクチュエータ401(図32A)は、側壁411の内の一方に取り付けられた基部418(「ハウジング」とも呼ばれる)を有する。基部418の保護領域内に回路基板419が取り付けられる。(基部418は、基部418が側壁411に取り付けられたときに回路基板419用の有蓋容器を画定する周囲壁420を有するか、或いは、図32Bに示されたようなカバー420’が使用される。) 基部418上のフランジ421(図32A)は、スライド部材423(「摺動部材」又は「スライド」とも呼ばれる)が摺動可能に取り付けられた直線状トラック422を画定する(しかしながら、スライド部材は、弧状経路に沿って移動されてもよく、枢動するか又は回転式に動くように構成されてもよい)。スライダ付勢ばね423’が、スライド部材423を常時の高い原位置に付勢する。スライド部材423上のアーム424は、スライド部材423が高い原位置(図32)にあるときに光電スイッチ407の上方に位置決めされる下方に延在する光遮断端を有するが、この光遮断端は、スライド部材423が作動位置に動かされたときに(図33)、スイッチ407の内部に位置決めされ、光電スイッチ407の光を遮断してスイッチ407を開く(即ち、電力の流れを断つ)。
SMAアクチュエータ401(図32A)は、SMAワイヤ425を有し、このSMAワイヤ425は、基部418の一端にある第1の電気コネクタ426から、スライド部材423の湾曲上部428を横切って、基部418の反対端にあるアンカー429まで延在し、アンカー429を回って、スライド部材423の湾曲上部428を逆方向に横切り、第2の電気コネクタ430まで延在する。SMAワイヤ425に電流が流れたとき、SMAワイヤ425は熱くなり、それと同時に収縮し、その結果ワイヤ425の長さが短くなる。例えば、車両の制御回路406(図32)は、ブレーキペダル450が踏まれブレーキペダルスイッチ451が閉じられたとき(即ち、現在の車両では、シフトレバー403をその駐車位置Pから動かすためにはブレーキペダル450を踏まなければならない)等、所定の車両条件が満たされたときにSMAワイヤ425に電流が流される。ワイヤ425の端(即ち、コネクタ426/430及びアンカー429)は固定され、その結果、ワイヤ425の長さが短くなるにつれ、ワイヤ425は強制的に曲がりの少ない形状にされ、これにより、スライド部材423が、ばね423’の付勢に抵抗して高い原位置(図32)から低い作動位置(図33)に強制的に摺動される。スライド部材423がその作動位置に移動したとき、アーム424の光遮断端が、スイッチ407内の赤外線を遮断し、これによりスイッチ407が開く。この情報は、後述するキー連動モジュール408等の他の機能を制御するために制御回路406に戻される。
SMAアクチュエータ401(図32A)は、更に、部品が束縛され動くことができないときに応力を減少させる弾性ばねアーム/弾性フォロア435を含む「応力解放機構」を内蔵するベルクランプ432を含む。ベルクランク432は、ハウジングベース418内の枢動スタッド433に取り付けられる。機械式ヒューズ434は、ベルクランク432に取り付けられた細長い弾性高分子板ばね状フォロア435の形態であり、スライド部材423内の横断チャネル436’と摺動可能に係合する端436を有する。スライド部材423が、その高い原位置(図32)からその作動位置(図33)に移動したとき、フォロア435は、横断チャネル436’に沿って最小応力位置まで摺動するが、通常はベルクランク432も回転させる(図32の時計回り方向に)。なお、ベルクランク432の回転が妨げられた場合は(運転者が、シフトレバー403を阻止部材402に対して、阻止部材402をその阻止位置から移動できないような力で付勢した場合)(図35を参照)、フォロア435は、スライド部材423が移動できるように屈曲し、更に阻止部材402が移動できるようになるまでベルクランク432が移動しないようにする。従って、フォロア435は、SMAワイヤ425が加熱されたがベルクランク432が回転できない(即ち、阻止部材402を解除レバー解放位置に移動できない)ときでも、SMAワイヤ425の破損を防ぐことができるように十分に柔軟である。
SMAアクチュエータ401(図32A)は、更に、阻止部材402が動作可能に接続されたスロット441を備えたアーム440を有する。具体的には、阻止部材402は、細長く、また中央枢動軸442と、スロット441と係合する突出部444を有する第1の端443と、シフトレバー403がその駐車位置Pに保持された阻止位置(図32)に阻止部材402があるときにシフトレバー403の側面に当たるように位置決めされた反対側の第2の端445とを有する。ベルクランク432が回転されたとき(図33では時計回り)、突出部444が、スロット441に沿って摺動し、阻止部材402をその枢動軸442の回りに枢動させ、その結果、レバーと当接する第2の端445が、シフトレバー403の下側端から離れる。この位置で、シフトレバー403は、駐車位置Pから移動することができる(図33では右方向に沿って)。(即ち、運転者はつめ404を押さなければならないが、図33では、つめ404が押されているため、レバー403の別のギア位置への移動が阻止されない。)
シフトレバー403が、駐車位置P(図34)から移動されるとき、シフトレバー403上のベルクランク当接面455が、阻止部材402の脚445上の上面456と当接し、これにより、部品402、432及び423がそのレバー解放位置に留まる(即ち、ばね423’の付勢に対抗して)。従って、スイッチ407は、光スイッチ407内の光遮断アーム424の位置により、機械的に開状態に維持される。光スイッチ407は、シフトレバー403がその駐車位置Pにない限り、開状態に維持される。なお、阻止部材402上の上面456の端には斜面457があり、この斜面457は、シフトレバー403が駐車位置Pへ戻るときにシフトレバー403との滑らかな係合及び/又は離脱を可能にするのに役立つ。
具体的には、このSMAアクチュエータ(スライド部材423、ベルクランク432及び阻止部材402を含む)は、シフトレバー403(図36を参照)の代わりにつめ404(図36〜図37を参照)と係合するようにシフターベース410の側壁上に位置決めされてもよい。また、この機構は、SMAアクチュエータがシフトレバーに取り付けられ、対応する嵌合部品がシフター基部上に取り付けらるように構成されてもよい。
制御回路406は、図32に概略的に示される。好ましい副回路の詳細が、図39と図40に示される。副回路460(図39)は、他の2ピンコネクタ463に至る電源線462を有する2ピンコネクタ461を有する。SMAワイヤ425の端は、2ピンコネクタ463に接続される。光電スイッチ407(様々なタイプが市販されている)は、赤外線を生成するためのLEDを備えた第1の側464と、赤外線の存在を検出するためのセンサを備えた第2の側465とを有する。第1の側464は、電源線462を介して電力が供給されたときに作動される。第2の側465は、電源線462を介して電力が供給され赤外線が検出されたときに閉じられ、従って、SMA「FLEXINOL」(登録商標)ワイヤ425とトランジスタ467を介して電流が流れる。アーム424の光遮断端が動かされてスイッチ407内の赤外線が遮断されたときに第2の側465が開かれる(即ち、スイッチが開かれ、それによりスイッチに流れる電流が断たれる)。トランジスタ468は、線462への電力を遮断することが望まれるか、或いは光電スイッチ407が再び閉じる(即ち、シフトレバー403がその駐車位置Pに戻り、スライド部材423の移動によって光遮断部がスイッチ407から外される)まで、トランジスタ467を遮断するが下流の連続電力線469に電力を供給し続けるように構成され接続される。
制御回路406は、副回路460(図39)を含み、更に、イグニッションキー連動副回路471(図40)を加える。キー連動モジュールは、一般に、Osbornの米国特許第5,211,271号に示されたように当該技術分野で知られており、この特許の内容全体を本明細書の一部を構成するものとしてここに援用する。図40に、コネクタ461’は、4ピンコネクタであり、イグニッションキー連動モジュール408(図32)上のキー連動アクチュエータ474(ソレノイドでもSMAアクチュエータでもよい)に接続するための2個の追加の接点472及び473を有する。この接続は、接続を効率化し配線と組み立て時間の最小にするために車両電気システムに組み込むことができる。アクチュエータ474は、キー連動機構475を駆動するように構成され、キー連動機構475は、拡張可能なピン若しくは磁気クランプ、又はイグニッションキー409を保持するための他の把持又は保持機構でよい。副回路471(図40)は、下流の連続電力線469に接続された電源線477を含む。トランジスタ479、480及び481並びに更に他の部品は、シフトレバー403がその駐車位置Pにない限りイグニッションキー連動モジュール408(即ち、キー409を連続的に保持する)への電力を維持するように副回路471内に配置される。
副回路460及び471が、電気スパイク、電流方向及び電圧を制御するためのダイオード、キャパシタ、トランジスタ、抵抗器等の様々な電気部品を含み、そのような部品が、一般に、車両電気システム設計の技術分野で知られており、従って本明細書に記載されたもの以外の詳細が当業者には必要でなことに注意されたい。例えば、図示された回路460及び471は、スイッチング回路からの高周波電気雑音の伝達を抑制するキャパシタを含み、また逆方向の電流の逆流を防ぐダイオードを含む。
イグニッションキー連動モジュールを制御するためのスイッチは、幾つかの異なる方法で制御回路に組み込むことができ、この例は、その方法の1個に過ぎないことに注意されたい。更に、様々なスイッチを使用することができる。
図38〜図38Aは、図36と類似しているが追加(第2)の阻止部材と付勢ばねを有する変形されたシフターの側面図である。図38は、つめロック状態を示し、図38Aは、つめロック解除状態に移動された阻止部材402と、駐車位置ノッチから押し出され運転ギア位置に移動されたつめ404を示す。具体的には、第2の阻止部材490が、垂直方向に直線運動するようにシフター基部410(図33を参照)の側壁411に位置決めされ、付勢ばね491(図38B)によってつめ404と阻止部材402の上面に向けて下方に付勢されている。阻止部材402は、側壁(411)に枢着され、つめ404の下部と係合するように位置決めされて、つめ404がその駐車位置Pから外れるのを防ぐ。SMAアクチュエータ401は、阻止部材402の下側端にその動きを制御するために接続される。アクチュエータ401が作動し、阻止部材402を移動させるとき、第2の阻止部材490は、つめ404が運転者によって押されるときにつめ404と共に下降する。第2の阻止部材490は、重力及び/又はばね491の付勢によってその下側位置に移動し、そこで、第2の阻止部材490は、第1の阻止部材402の上部の一面と係合する。これにより、第2の阻止部材490が上昇するまで、阻止部材402がそのつめ阻止位置に戻るのが防止される。
シフトレバー403が、運転ギア位置(又は、他の非駐車位置)から駐車位置Pに動かされたとき、つめ404は、第2の阻止部材490の下に位置決めされる。つめ404が解放されたとき、つめの付勢ばねは、第2の阻止部材490の付勢ばね491に打ち勝ち、その結果、つめ404と第2の阻止部材490が上方に動く。これにより、第1の阻止部材402が、つめ404の下方に枢動して戻ることができ、従って、車両条件が満たされ、SMAアクチュエータ401が作動し、その結果SMAアクチュエータ401が、第1の阻止部材402を再び移動させてつめ404の動きの妨げを除去するまで、つめ404が下方に動くのが防止される。つめ404が、ギアシフト位置の内の1位置から駐車位置に戻るときに第1の阻止部材402の側面と当接することができるので、第2の阻止部材490は、任意的なものであることに注意されたい。しかしながら、シフター構造によっては、第1の阻止部材402をより積極的に離しておくことが好ましい場合があり、その場合、第2の阻止部材490とばね491(又は、類似の機構)を使用することができる。
要するに、上記の回路によって、このレバー抑制シフトシステムは、シフトレバーをその駐車位置Pで阻止する。レバー阻止機構(図32〜図36)では、車両のブレーキが踏まれて、ブレーキペダルスイッチが閉じられてSMAアクチュエータに通電され、これにより阻止機構がレバー解除位置に移動する。シフトレバーが、駐車位置Pから移動した後、阻止部材は、光電スイッチ内の光が遮断される位置に機械的に維持される。イグニッションキーは、レバーが駐車位置Pに戻されて、阻止部材がそのレバーロック位置に戻ることができるようになるまで、光電スイッチ内で光を遮断し続けることによってロックされる。これにより、光電スイッチが開き、イグニッションキー保持機構がロック解除され、イグニッションキーを抜くことができる。つめ阻止機構(図37)において、阻止部材は、つめの動きを阻止し、つめを駐車位置ノッチPに保持する。ブレーキペダルが踏まれたとき、ブレーキスイッチが閉じSMAアクチュエータに通電し、阻止部材がロック解除位置に移動してつめを解放し、これにより、イグニッションキーが適切な場所でロックされる。何故なら、光電スイッチ内の光が遮断され、イグニッションキー連動機構が通電されるからである。阻止部材は、シフトレバーが再び駐車位置ノッチPに戻され、つめが駐車位置ノッチPと再び係合されるまで、つめ解放位置に保持される。阻止部材は、第1の阻止部材と相互作用してシフトレバーが駐車位置Pに戻されるまで第1の阻止部材を保持する第2のばねと第2の阻止部材を使用する等、様々な手段によって、そのつめ解放位置に保持されてもよい。例えば、つめを上方に付勢するつめばねは、第2のばねの力に打ち勝って第2の阻止機構を上方に駆動し、それにより、つめが、駐車位置Pで収容位置に戻ることができるように構成される。(即ち、つめは、シフトレバーノブ上の親指ボタンによって、つめばねに対抗して駆動される。)
本発明の概念から逸脱することなく前述の構造に対して変形及び修正を行うことが可能であることを理解されたい。更に、そのような概念は、添付の特許請求の範囲において含まれないことが明示的に述べられていない限り、特許請求の範囲に含まれるものであることを理解されたい。

Claims (16)

  1. アクチュエータであって、
    ハウジングと、
    ハウジングと摺動可能に係合するスライド部材と、
    スライド部材を第1の方向に付勢するばねと、
    スライド部材に動作可能に機械的に接続された阻止部材と、
    ハウジングに取り付けられた所定の長さの形状記憶合金SMAワイヤであって、電流が前記SMAワイヤに流されて前記SMAワイヤの長さが変化するときに前記スライド部材を第1の方向と逆の第2の方向に移動させるように構成されたSMAワイヤと、
    前記SMAワイヤへの電流の流れを制御するために前記SMAワイヤに動作可能に接続される少なくとも1個の切り替え要素を含む電流を制御するための制御回路と、を含むアクチュエータ。
  2. 前記阻止部材と前記スライド部材との間に設けられ、前記阻止部材の動きが機械的に制限されたときに前記形状記憶合金SMAワイヤの相対運動を可能にする応力解放機構を有する、請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記阻止部材を前記スライド部材に機械的に接続するベルクランクを含む、請求項1〜2のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
  4. 前記ハウジング、前記スライド部材、前記ばね、前記形状記憶合金SMAワイヤ、及び前記制御回路が、組み立てを容易にするモジュールを構成する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
  5. 前記制御回路は、前記少なくとも1個の切り替え要素の出力を利用して、ソレノイド又は第2の切り替え要素等の機能装置への電流の流れを制御するように構成された、請求項1〜4のいずれ1項に記載のアクチュエータ。
  6. 前記少なくとも1個の切り替え要素が、出力を提供するための第1の切り替え要素と、前記第1の切り替え要素からの出力によって制御されて前記機能装置を制御する第2の切り替え要素とを含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
  7. 前記機能装置が、ソレノイドを含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
  8. 前記機能部品が、前記制御回路に接続され、シフトレバーが駐車位置に戻るまでイグニッションキーをイグニッションスイッチ内に保持するように適応されたキー連動機構である、請求項1〜7のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
  9. 前記制御回路が、スイッチング回路からの高周波電気雑音伝達を抑制するキャパシタを含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
  10. シフター基部と、前記基部に対して枢着されたシフトレバーとを含み、前記ハウジングは、前記シフトレバーの動きを阻止するための位置で前記シフター基部に取り付けられた、請求項1〜9のいずれか1項に記載されたアクチュエータを含むシフター組立体。
  11. シフター基部と、前記基部に対して枢着されたシフトレバーとを有し、前記ハウジングは、つめの動きを阻止するように前記シフター基部に取り付けられた、請求項1〜10のいずれか1項に記載されたアクチュエータを含むシフター組立体。
  12. シフターであって、
    ギアシフト位置と駐車位置を画定するノッチを有するシフター基部と、
    前記基部に対して枢着され、前記ノッチと選択的に係合して少なくとも幾つかのギアシフト位置と前記駐車位置との間のシフトレバーの移動を制御するためのつめを有するシフトレバーと、
    アクチュエータとを含み、
    アクチュエータは、ハウジングと、前記ハウジングに摺動可能に取り付けられたスライド部材と、前記スライド部材を付勢するスライド付勢ばねと、前記つめと前記レバーの内の一方を前記駐車位置から移動することを阻止するための原位置を有すると共につめ解放位置に移動可能な第1の阻止部材と、前記ハウジングに取り付けられた所定の長さの形状記憶合金SMAワイヤであって、前記ワイヤに電流が流されたときに前記スライド部材を前記スライド付勢ばねに抗して移動させるために前記スライド部材と動作可能に係合する形状記憶合金SMAワイヤと、前記SMAワイヤへの電流の流れを制御する制御回路とを有し、
    前記制御回路は、前記第1の阻止部材に繋がった少なくとも1個の切り替え要素を含み、それにより、前記第1の阻止部材が前記原位置から移動されたときに前記切り替え要素が状態を変化させるシフター。
  13. アクチュエータであって、
    ハウジングと、
    原位置とこの位置と異なる第2の位置との間で移動するようにハウジング内に位置決めされた可動部材であって、前記可動部材を前記原位置に付勢するばねを備えた可動部材と、
    所定の長さの形状記憶合金SMAワイヤであって、前記ハウジングに取り付けられると共にスライド部材と係合しており、電流が前記SMAワイヤに流れて長さが変化したときに、前記可動部材が前記原位置から前記第2の位置に移動される形状記憶合金SMAワイヤと、
    第1と第2の動作状態を有し、前記可動部材の近くに配置され、更に前記可動部材が前記原位置と前記第2の位置の間で移動するときに係合されて動作状態が切り替えられるように構成されたスイッチとを備えたアクチュエータ。
  14. 前記切り替え要素が、フォトインタラプタスイッチである、請求項1〜11及び13のいずれか1項に記載のアクチュエータ。
  15. 装置であって、
    駐車位置を含むギアシフト位置を画定するシフター基部と、
    ばね付勢式つめを有するシフトレバーと、
    前記シフトレバーと前記つめの内の一方と係合することによって前記駐車位置からの移動を選択的に防ぐように位置決めされた阻止部材と、
    駐車位置からの移動を防ぐロック位置と前記駐車位置からの移動を可能にする解除位置との間の前記阻止部材の移動を制御するための形状記憶合金SMAワイヤを有するアクチュエータと、
    前記アクチュエータに接続され、所定の車両条件が満たされたときに動作するように車両センサへの接続に適合された制御回路とを含み、前記制御回路が、前記レバー又は前記つめの一方の移動に基づいて原位置から第2の位置に移動可能なスイッチを有し、前記スイッチが、前記アクチュエータと電気的に接続されると共に車両の機能部品に電気的に接続されており、前記アクチュエータと前記機能部品の制御された動作を行う装置。
  16. 装置であって、
    駐車位置を含むギアシフト位置を画定するシフター基部と、
    ばね付勢式つめを有するシフトレバーと、
    前記シフトレバーと前記つめの内の一方と係合することによって前記駐車位置からの移動を選択的に防ぐように位置決めされた阻止部材と、
    前記阻止部材と係合するベルクランクと、
    前記ベルクランクを操作して、前記駐車位置からの移動を防ぐロック位置と前記駐車位置からの移動を可能にする解除位置との間の前記阻止部材の移動を制御するための形状記憶合金SMAワイヤを有するアクチュエータと、
    前記アクチュエータを制御するための制御回路と、
    前記阻止部材、前記ベルクランク、及び前記アクチュエータの内のいずれかに設けられた応力解放機構であって、前記阻止部材が動かなくても前記アクチュエータが動けるようにし、それにより前記SMAワイヤの破損を防ぐように構成された応力解放機構とを備えた装置。
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