JP2012502984A - アデホビルジピボキシルの改善された製造方法 - Google Patents

アデホビルジピボキシルの改善された製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012502984A
JP2012502984A JP2011527747A JP2011527747A JP2012502984A JP 2012502984 A JP2012502984 A JP 2012502984A JP 2011527747 A JP2011527747 A JP 2011527747A JP 2011527747 A JP2011527747 A JP 2011527747A JP 2012502984 A JP2012502984 A JP 2012502984A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
adefovir dipivoxil
adefovir
reaction
solvent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011527747A
Other languages
English (en)
Inventor
チョイ,クァンド
イ,ヨンタク
ユン,ミョンシク
ホン,ヘスク
チョ,イルファン
イ,シブム
バン,ソンチョル
オ,ダウォン
イ,ミンギョン
Original Assignee
シージェイ チェルジェダン コーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by シージェイ チェルジェダン コーポレイション filed Critical シージェイ チェルジェダン コーポレイション
Publication of JP2012502984A publication Critical patent/JP2012502984A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/66Phosphorus compounds
    • A61K31/675Phosphorus compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. pyridoxal phosphate
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D473/00Heterocyclic compounds containing purine ring systems
    • C07D473/26Heterocyclic compounds containing purine ring systems with an oxygen, sulphur, or nitrogen atom directly attached in position 2 or 6, but not in both
    • C07D473/32Nitrogen atom
    • C07D473/34Nitrogen atom attached in position 6, e.g. adenine

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Communicable Diseases (AREA)
  • Oncology (AREA)
  • Virology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

本発明は、化学式1のアデホビルジピボキシルの改善された製造方法に関し、本発明による製造方法は、反応溶媒としてジメチルスルホキシドを使用することを特徴とし、当該ジメチルスルホキシドとトリエチルアミンの溶媒下で化学式2のアデホビルをクロロメチルピバレートと30℃〜50℃で反応させて、化学式1のアデホビルジピボキシルを製造する工程を含む。

Description

本発明は、抗ウイルス剤として有用なアデホビルジピボキシルの改善された製造方法に関し、アデホビルジピボキシルは、9−[2−[[ビス{(ピバロイルオキシ)−メトキシ}ホスフィニル]メトキシ]エチル]アデニンであって、米国特許第5,663,159号などに開示された物質である。本発明は、化学式2の9−[2−(ホスホノメトキシ)エチル]アデニン(「アデホビル」)を出発物質として使用し、化学式1の9−[2−[[ビス{ピバロイルオキシ}−メトキシ]ホスフィニル]メトキシ]エチル]アデニン(「アデホビルジピボキシル」)を製造する、改善された製造方法に関する。
アデホビルジピボキシルは、抗ウイルス治療剤として有用な薬物であり、ヌクレオチド逆転写酵素阻害剤であって、特にB型肝炎ウイルスとHIVにインビボでの優れた治療効果を示し、ヘプセラ(Hepsera)という商品名で販売されている物質である。
アデホビルジピボキシルの製造に対する先行技術として米国特許第5,663,159号には、22℃の温度でジメチルホルムアミド(DMF)とN,N’−ジシクロヘキシル−4−モルホリン−カルボキサミジンの存在下で、化学式2のアデホビルをクロロメチルピバレートと反応させることによって、化学式1のアデホビルジピボキシルを32%収率で合成する、下記反応式1の合成方法が開示されている。
しかし、上記方法は、反応時に副産物の生成が多いため、アデホビルジピボキシルの収率が低いという問題点がある。
これに対する改善された製造方法として大韓民国特許第0700087号には、化学式2のアデホビルを出発物質として使用し、1−メチル−2−ピロリジノン(NMP)とトリエチルアミン(TEA)の存在下でクロロメチルピバレートと反応させることによって、化学式1のアデホビルジピボキシルを合成する、下記反応式2の合成方法が開示されている。
上記方法では、合成時に反応収率が約55%程度に改善されたが、反応温度を60℃以上に加温しなければならないという点から、関連化合物(不純物)の発生量が多く、反応に使用した1−メチル−2−ピロリジノンと反応中に生じた化学式3の副産物が約15%以上生成され、アデホビルジピボキシルの精製が難しくなる。
本発明の目的は、副産物の生成が少なく、反応収率に優れていて、且つ反応条件が向上した、化学式1のアデホビルジピボキシルの新規な製造方法を提供することにある。本発明により、反応溶媒としてジメチルスルホキシドを使用することによって、上記目的を達成した、化学式1のアデホビルジピボキシルの改善された製造方法を開発するに至った。
本発明は、化学式2の9−[2−(ホスホノメトキシ)エチル]アデニン(「アデホビル」)を出発物質として使用し、化学式1の9−[2−[[ビス{ピバロイルオキシ}−メトキシ]ホスフィニル]メトキシ]エチル]アデニン(「アデホビルジピボキシル」)を合成する改善された製造方法を提供する。
本発明による製造方法は、反応溶媒として1−メチル−3−ピロリジノンの代わりに、ジメチルスルホキシドを使用することを特徴とし、当該ジメチルスルホキシドとトリエチルアミンの溶媒下で化学式2のアデホビルをクロロメチルピバレートと30℃〜50℃で3〜7時間反応させて、化学式1のアデホビルジピボキシルを製造する工程を含む。
また、本発明による製造方法によって製造されたアデホビルジピボキシルは、化学式3の副産物を15%未満含むことを特徴とする。
本発明による製造方法は、化学式3の副産物が最終生成物内に15%未満で含まれる為、収率が高く且つ品質に優れたアデホビルジピボキシルを提供する。また、本発明による製造方法は、従来の製造方法(NMP使用)に比べて低い反応温度でも反応がより速く進行し、関連化合物の生成量が減少する。
さらに、反応溶媒であるジメチルスルホキシドの除去が容易であり、緩和された反応温度で反応が進行するので、改善された反応条件を提供するという追加的利点がある。
実施例1で得られた合成物のHPLC分析結果である。 実施例2で得られた合成物のHPLC分析結果である。 実施例3で得られた合成物のHPLC分析結果である。 実施例4で得られた合成物のHPLC分析結果である。
以下、本発明の製造方法について詳しく説明する。
本発明の化学式2のアデホビルを出発物質として化学式1のアデホビルジピボキシルを合成する反応式は、下記反応式3で示す。
上記化学式2のアデホビルをジメチルスルホキシドとトリエチルアミンの混合液に添加した後、クロロメチルピバレートを滴加する。その後、反応温度を30℃〜50℃に維持しながら3〜7時間撹拌し、化学式1のアデホビルジピボキシルを得る。
本発明の方法は、製造された化学式1のアデホビルジピボキシルに含まれた副産物の不純物を除去するために、次の精製工程をさらに含むことができる。
当該精製工程は、製造された化学式1のアデホビルジピボキシルを水または水を含む混合溶媒に溶解させるステップと、アデホビルジピボキシル溶液を逆相カラムを通じて精製するステップと、精製されたアデホビルジピボキシル溶液に塩基を添加し、有機溶媒で抽出するステップとを含む。
詳細には、上記精製工程は、合成を通じて生じた副産物を含む不純な状態のアデホビルジピボキシルを含有する有機溶媒層に水または水を含む混合溶媒を添加し、その後、酸を添加し、アデホビルジピボキシルを水層で抽出する。本発明において使用される水を含む混合溶媒は、少なくとも水が20重量%以上溶解されている有機溶媒をいい、好適な有機溶媒の例として、炭素数1〜4のアルコール、アセトン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどを含むが、これらに限定されない。
有機溶媒中の副産物を含むアデホビルジピボキシルは酸と反応し、その塩または複合体状態となり、水または水を含む混合溶媒に溶解されることができる。本発明においてアデホビルジピボキシル塩または複合体は、アデホビルジピボキシルと無機酸または有機酸を混合して形成される化合物を意味する。
本発明において使用される酸として、有機酸、無機酸がいずれも使用可能であり、アデホビルジピボキシル塩または複合体の形成を考慮して塩酸、硫酸、硝酸、メタンスルホン酸などの使用が好ましい。
また、抽出した水溶液のpHは、0.1〜5.0であり、好ましくは、1.0〜3.0である。
分離した水溶液を逆相カラムに通過させ、通過した液を回収する。その後、必要に応じて、pH0.1〜5.0、好ましくは、1.0〜3.5の水溶液(移動相)をさらに逆相カラムに通過させて回収することができる。
ここで使用される逆相カラムの充填物質(停止相)としては、C〜C18アルキルまたはHPOなどのような水に溶解しない高分子物質が挙げられ、好ましくは、炭素数18のオクタデシルである。
回収した水溶液に有機溶媒を添加し、次に、塩基物質を添加して水溶液のpHを2.5〜10に調整する。その後、有機溶媒を分離する。
ここで使用される有機溶媒としては、ジクロロメタン、イソプロピルアセテート、トルエン、エチルアセテートなどが挙げられ、好ましくは、ジクロロメタン、イソプロピルアセテートである。
また、使用される塩基物質は、無機塩基、有機塩基がいずれも使用可能であり、関連化合物の生成などを考慮すれば、塩基物質が添加された水溶液の好ましいpHは、2.5〜6.5である。
その後、回収した有機溶媒を除去し、精製された高純度の無定形アデホビルジピボキシル固体を得る。
ここで、有機溶媒を蒸発させる方法としては減圧濃縮方法が挙げられ、濃縮時の内部温度は、30℃〜90℃が好ましい。
また、有機溶媒の除去方法として、減圧濃縮方法以外に、n−ペンタン、n−ヘキサンまたはn−ヘプタンまたはシクロヘキサンなどのような炭素数が5〜12の炭化水素に、濃縮された化学式1で示されるアデホビルジピボキシルが溶解されている有機溶液を滴加し、無定形固体を形成し、これを濾過し、有機溶媒を除去する方法がある。
本発明によって精製されるアデホビルジピボキシルの純度は、95%以上、好ましくは、99%以上である。
以下、実施例を挙げて詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1:化学式1のアデホビルジピボキシル、9−[2−[[ビス{(ピバロイルオキシ)−メトキシ}ホスフィニル]メトキシ]エチル]アデニンの製造方法
反応器に100gの9−[2−(ホスホノメトキシ)エチル]アデニン(「アデホビル」)と400gのジメチルスルホキシドを投入した。その後、140gのトリエチルアミンと250gのクロロメチルピバレートを連続して投入し、反応温度を40℃に昇温して5時間撹拌した。
混合物を10℃〜20℃に冷却した後、ジクロロメタン500mLと精製水1000mLを投入し、5分間撹拌した後、有機層を分離した。
得られた合成物をHPLCで分析した。HPLC分析に使用されたカラムは、Alltech Mixed Mode ExchangeTM C8(7u、100Å)であり、流速は、1.2mL/分、検出器は、紫外線吸収光度計(測定波長:260nm)、カラム温度を室温にして分析した。移動相Aは、リン酸緩衝液(pH6.0):アセトニトリルを70:30の割合で混合して使用し、移動相Bは、リン酸緩衝液(pH6.0):アセトニトリルを50:50の割合で混合して使用した。希釈液は、リン酸緩衝液(pH3.0):アセトニトリルを20:30の割合で混合して使用した。
移動相Aと移動相Bのカラム分析時において、流入量の変化は、下記の通りである。
上記のような条件のHPLCで得られた実施例1の合成物の分析結果を図1に示した(化学式1のアデホビルジピボキシルのRetTime(分):10.142、Width(分):0.27、Area(mAU*s):1.4556le4、Height(mAU):810.53、Area(%):61.55、化学式3の副産物のRetTime(分):9.236、Width(分):0.23、Area(mAU*s):2927.66、Height(mAU):184.96、Area(%)12.38)。
実施例2:化学式1のアデホビルジピボキシル、9−[2−[[ビス{(ピバロイルオキシ)−メトキシ}ホスフィニル]メトキシ]エチル]アデニン製造方法
反応器に100gの9−[2−(ホスホノメトキシ)エチル]アデニン(アデホビル)と400gのジメチルスルホキシドを投入した。その後、140gのトリエチルアミンと250gのクロロメチルピバレートを連続して投入し、反応温度を43℃に昇温して4時間撹拌した。
混合物を10℃〜20℃に冷却した後、ジクロロメタン500mLと精製水1000mLを投入し、5分間撹拌した後、有機層を分離した。
得られた合成物をHPLCで分析した。当該HPLC分析条件は、上記実施例1と同様である。実施例2で得た合成物のHPLC分析結果を図2に示した(化学式1のアデホビルジピボキシルのRetTime(分):9.944、Width(分):0.23、Area(mAU*s):8248.92、Height(mAU):549.31、Area(%):75.68、化学式3の副産物のRetTime(分):9.228、Width(分):0.22、Area(mAU*s):1208.14、Height(mAU):85.30、Area(%)11.08)。
実施例3:化学式1のアデホビルジピボキシル、9−[2−[[ビス{(ピバロイルオキシ)−メトキシ}ホスフィニル]メトキシ]エチル]アデニン製造方法
反応器に100gの9−[2−(ホスホノメトキシ)エチル]アデニン(アデホビル)と400gのジメチルスルホキシドを投入した。その後、140gのトリエチルアミンと250gのクロロメチルピバレートを連続して投入し、反応温度を38℃に昇温して6時間撹拌した。
混合物を10℃〜20℃に冷却した後、ジクロロメタン500mLと精製水1000mLを投入し、5分間撹拌した後、有機層を分離した。
得られた合成物をHPLCで分析した。当該HPLC分析条件は、上記実施例1と同様である。実施例3で得た合成物のHPLC分析結果を図3に示した(化学式1のアデホビルジピボキシルのRetTime(分):11.518、Width(分):0.22、Area(mAU*s):9995.02、Height(mAU):682.72、Area(%):73.83、化学式3の副産物のRetTime(分):10.466、Width(分):0.24、Area(mAU*s):1735.54、Height(mAU):122.53、Area(%)12.82)。
実施例4:化学式1のアデホビルジピボキシル、9−[2−[[ビス{(ピバロイルオキシ)−メトキシ}ホスフィニル]メトキシ]エチル]アデニン製造方法
反応器に100gの9−[2−(ホスホノメトキシ)エチル]アデニン(アデホビル)と400gのジメチルスルホキシドを投入した。その後、150gのトリエチルアミンと300gのクロロメチルピバレートを連続して投入し、反応温度を40℃に昇温して5時間撹拌した。
混合物を10℃〜20℃に冷却した後、ジクロロメタン500mLと精製水1000mLを投入し、5分間撹拌した後有機層を分離した。
得られた合成物をHPLCで分析した。当該HPLC分析条件は、上記実施例1と同様である。実施例4で得た合成物のHPLC分析結果を図4に示した(化学式1のアデホビルジピボキシルのRetTime(分):10.947、Width(分):0.20、Area(mAU*s):2.40482e4、Height(mAU):1845.69、Area(%):82.04、化学式3の副産物のRetTime(分):10.106、Width(分):0.18、Area(mAU*s):2710.89、Height(mAU):232.66、Area(%)9.25)。
実施例5:化学式1で示されるアデホビルジピボキシル、9−[2−[[ビス{(ピバロイルオキシ)−メトキシ}ホスフィニル]メトキシ]エチル]アデニンの精製方法
実施例1で得た有機層に精製水3000mLを投入した。1N塩酸水溶液を添加して精製水のpHを1.8に調整した後、20〜25℃で10分間撹拌した。撹拌を停止した後、水層を分離した。分離した水層をC18逆相カラム(大きさ:40×15cm、充填物質:KP−C18−HSTM 35〜70um、90Å C18−bonded silica、製造元:Biotage)に通過させた。
18逆相カラムを通過させた水溶液を回収し、C18逆相カラムをメタノールとpH2.0塩酸水溶液を使用して順次に洗浄した。
回収した水溶液をC18逆相カラムにさらに通過させて回収し、回収した水溶液をジクロロメタン500mLと混合した。反応物を撹拌しながら5%重炭酸ナトリウム水溶液を滴加し、回収した水溶液のpHを5.5〜5.6に調節した。
撹拌を停止した後、ジクロロメタンを分離し、硫酸ナトリウムを使用して脱水、濾過した。
濾過したジクロロメタンを減圧濃縮した。生成された固体にn−ヘキサン500mLを添加し、撹拌、濾過し、化学式1で示される無定形の高純度アデホビルジピボキシルを得た。(収得量:43g(23.9%)、純度:99.8%)
実施例6:化学式1で示されるアデホビルジピボキシル、9−[2−[[ビス{(ピバロイルオキシ)−メトキシ}ホスフィニル]メトキシ]エチル]アデニンの精製方法
実施例2で得た有機層に精製水3000mLを投入した。メタンスルホン酸を添加し、精製水のpHを2.2に調整した後、20〜25℃で10分間撹拌した。撹拌を停止した後、水層を分離した。分離した水層をC18逆相カラム(大きさ:40×15cm、充填物質:KP−C18−HSTM 35〜70um、90Å C18−bonded silica、製造元:Biotage)に通過させた。
18逆相カラムを通過させた水溶液を回収し、C18逆相カラムは、メタノールとpH2.3塩酸水溶液を使用して順次に洗浄した。
回収した水溶液をC18逆相カラムにさらに通過させて回収し、回収した水溶液をジクロロメタン500mLと混合した。反応物を撹拌しながら5%重炭酸ナトリウム水溶液を滴加し、回収した水溶液のpHを3.2〜3.3に調節した。
撹拌を停止した後、ジクロロメタンを分離し、硫酸ナトリウムを使用して脱水、濾過した。
濾過したジクロロメタンを減圧濃縮し、化学式1で示される無定形の高純度アデホビルジピボキシルを得た。(収率:45g(25.1%)、純度:99.7%)
実施例7:化学式1で示されるアデホビルジピボキシル、9−[2−[[ビス{(ピバロイルオキシ)−メトキシ}ホスフィニル]メトキシ]エチル]アデニンの精製方法
実施例3で得た有機層に精製水3000mLを投入した。メタンスルホン酸を添加し、精製水のpHを2.2に調整した後、20〜25℃で10分間撹拌した。撹拌を停止した後、水層を分離した。分離した水層をC18逆相カラム(大きさ:40×15cm、充填物質:KP−C18−HSTM 35〜70um、90Å C18−bonded silica、製造元:Biotage)に通過させた。
18逆相カラムを通過させた水溶液を回収し、C18逆相カラムはメタノールとpH2.3塩酸水溶液を使用して順次に洗浄した。
回収した水溶液をC18逆相カラムにさらに通過させて回収し、回収した水溶液をジクロロメタン500mLと混合した。反応物を撹拌しながら5%重炭酸ナトリウム水溶液を滴加し、回収した水溶液のpHを3.1〜3.2に調節した。
撹拌を停止した後、ジクロロメタンを分離し、硫酸ナトリウムを使用して脱水、濾過した。
濾過したジクロロメタンを減圧濃縮し、化学式1で示される無定形の高純度アデホビルジピボキシルを得た。(収率:45g(25.1%)、純度:99.7%)

Claims (7)

  1. 化学式2のアデホビルをジメチルスルホキシドとトリエチルアミン溶媒下でクロロメチルピバレートと反応させることを特徴とする化学式1のアデホビルジピボキシルの製造方法。
  2. 製造された化学式1のアデホビルジピボキシルが化学式3の不純物を15%未満で含むことを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
  3. 反応温度が30℃〜50℃で行われることを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
  4. 反応時間が3〜7時間であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
  5. 製造された化学式1のアデホビルジピボキシルの精製工程をさらに含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
  6. 精製工程が、製造された化学式1のアデホビルジピボキシルを水または水を含む混合溶媒に溶解させるステップと、アデホビルジピボキシル溶液を逆相カラムを通じて精製するステップと、精製されたアデホビルジピボキシル溶液に塩基を添加し、有機溶媒で抽出するステップとを含むことを特徴とする請求項5に記載の製造方法。
  7. 水を含む混合溶媒は、水が、炭素数1〜4のアルコール、アセトン、アセトニトリル、テトラヒドロフラン及びジオキサンよりなる群から1つ以上選択された溶媒に20重量%以上で溶解されている溶媒であることを特徴とする請求項6に記載の製造方法。
JP2011527747A 2008-09-18 2009-09-17 アデホビルジピボキシルの改善された製造方法 Pending JP2012502984A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR20080091390 2008-09-18
KR10-2008-0091390 2008-09-18
KR1020090001394A KR20100032803A (ko) 2008-09-18 2009-01-08 아데포비어디피복실의 개선된 제조방법
KR10-2009-0001394 2009-01-08
PCT/KR2009/005305 WO2010032974A2 (ko) 2008-09-18 2009-09-17 아데포비어디피복실의 개선된 제조방법

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012502984A true JP2012502984A (ja) 2012-02-02

Family

ID=42181935

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011527747A Pending JP2012502984A (ja) 2008-09-18 2009-09-17 アデホビルジピボキシルの改善された製造方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US8637669B2 (ja)
EP (1) EP2330107A4 (ja)
JP (1) JP2012502984A (ja)
KR (2) KR20100032803A (ja)
CN (1) CN102159576B (ja)
TW (1) TWI445711B (ja)
WO (1) WO2010032974A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012512137A (ja) * 2008-09-11 2012-05-31 シージェイ チェルジェダン コーポレイション アデホビルジピボキシルの精製方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101891767B (zh) * 2010-07-21 2012-05-23 浙江贝得药业有限公司 一种阿德福韦酯的制备方法
BR102014031844A2 (pt) * 2013-12-20 2015-10-06 Dow Agrosciences Llc ras oposto (rop) e moléculas de ácido nucleico relacionadas que conferem resistência a pragas de coleópteros e hemípteros
CN106167503B (zh) * 2016-07-07 2018-06-22 福建广生堂药业股份有限公司 一种阿德福韦酯羟甲基杂质的制备方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003342283A (ja) * 1997-07-25 2003-12-03 Gilead Sciences Inc ヌクレオチドアナログ化合物
JP2005514431A (ja) * 2001-12-21 2005-05-19 ギルフォード ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド アルコールおよびフェノールの水溶性ホスホノオキシメチル誘導体の調製法
CN1935818A (zh) * 2006-09-22 2007-03-28 闫敬武 阿德福韦酯新晶态、晶态组合物、制备方法及应用
JP2012512137A (ja) * 2008-09-11 2012-05-31 シージェイ チェルジェダン コーポレイション アデホビルジピボキシルの精製方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0481214B1 (en) * 1990-09-14 1998-06-24 Institute Of Organic Chemistry And Biochemistry Of The Academy Of Sciences Of The Czech Republic Prodrugs of phosphonates
ZA986614B (en) * 1997-07-25 1999-01-27 Gilead Sciences Nucleotide analog composition
WO2007013085A1 (en) 2005-07-26 2007-02-01 Hetero Drugs Limited Novel process for acyclic phosphonate nucleotide analogs
CN101357930B (zh) * 2008-09-09 2011-06-29 珠海联邦制药股份有限公司 一种阿德福韦酯的制备方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003342283A (ja) * 1997-07-25 2003-12-03 Gilead Sciences Inc ヌクレオチドアナログ化合物
JP2005514431A (ja) * 2001-12-21 2005-05-19 ギルフォード ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド アルコールおよびフェノールの水溶性ホスホノオキシメチル誘導体の調製法
CN1935818A (zh) * 2006-09-22 2007-03-28 闫敬武 阿德福韦酯新晶态、晶态组合物、制备方法及应用
JP2012512137A (ja) * 2008-09-11 2012-05-31 シージェイ チェルジェダン コーポレイション アデホビルジピボキシルの精製方法

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6013017250; Chemical Abstracts Vol.2006, 要約番号867505 *
JPN6013017251; Chemical Abstracts Vol.2005, 要約番号500302 *

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012512137A (ja) * 2008-09-11 2012-05-31 シージェイ チェルジェダン コーポレイション アデホビルジピボキシルの精製方法
JP2014114271A (ja) * 2008-09-11 2014-06-26 Cj Cheiljedang Corp アデホビルジピボキシルの精製方法

Also Published As

Publication number Publication date
TW201016714A (en) 2010-05-01
US8637669B2 (en) 2014-01-28
KR100976762B1 (ko) 2010-08-19
TWI445711B (zh) 2014-07-21
CN102159576A (zh) 2011-08-17
WO2010032974A3 (ko) 2010-06-24
US20110207930A1 (en) 2011-08-25
WO2010032974A2 (ko) 2010-03-25
EP2330107A4 (en) 2011-10-19
KR20100032839A (ko) 2010-03-26
EP2330107A2 (en) 2011-06-08
CN102159576B (zh) 2014-08-06
KR20100032803A (ko) 2010-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5390617B2 (ja) アデホビルジピボキシルの精製方法
JP2015107976A (ja) 結晶形態のテノホビルジソプロキシル及びその製造方法
US20080275265A1 (en) Process for the Preparation of (Aminoalkylamino)Alkyl Halides and Conversion to Amifostine
KR20170097735A (ko) 세니크리비록 및 관련된 유사체들을 만드는 공정
HUE026880T2 (en) Procedures for the preparation of HIV binding inhibitor prodrug compound and intermediate products
CN104650142A (zh) 一种福沙匹坦二甲葡胺的制备方法
JP2012502984A (ja) アデホビルジピボキシルの改善された製造方法
JP7025411B2 (ja) インドールカルボキサミド化合物の製造方法
JP2008203641A (ja) シンナモイル基を持つジアミン化合物の製造法
JP4422183B2 (ja) ジイソプロピル((1−(ヒドロキシメチル)−シクロプロピル)オキシ)メチルホスホネートの製造方法
JP2012521417A (ja) アデフォビルジピボキシルの新規結晶形及びその製造方法
KR102559870B1 (ko) 카르밤산염 화합물의 제조방법
WO2022202982A1 (ja) ビオチンの製造方法、並びに、ビオチンのl-リシン塩及びその製造方法
CN111233750B (zh) 一种3,3-二氟-1,2,3,6-四氢哌啶类衍生物及其制备方法
JP2012020970A (ja) {2−アミノ−1,4−ジヒドロ−6−メチル−4−(3−ニトロフェニル)−3,5−ピリジンジカルボン酸3−(1−ジフェニルメチルアゼチジン−3−イル)エステル5−イソプロピルエステル}の製造方法
KR102541026B1 (ko) Trk 억제제 화합물의 제조 방법
KR101195631B1 (ko) 9-[2-(포스포노메톡시)에틸]아데닌의 개선된 제조방법
KR100877134B1 (ko) 아캄프로세이트 칼슘의 제조방법
WO2020013305A1 (ja) クロピドグレル硫酸塩のi型結晶の製造方法
JPH04230693A (ja) (シアノフルオルメチル)ホスホン酸のエステルの製造方法
JP5836851B2 (ja) ブリンゾラミドの製造方法
JP2022024937A (ja) ビオチン及びその製造方法、並びに、ビオチン・アミン類塩の製造方法
WO2014185367A1 (ja) モルホリノプリン誘導体の製造方法
KR20230099857A (ko) 우라피딜 제조 중간체의 제조방법
JP5082340B2 (ja) 3−アミノ−6−クロロピリダジンの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130416

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130716

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130910