JP2012254292A - 弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】遊技盤に設けられた始動口への遊技球の入球に起因して乱数値が抽出され、該乱数値を保留記憶し、保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技に移行するか否かの当否判定を実行するとともに、当否判定よりも先に保留記憶を先読み判定し、当りとなる可能性があるか否かの先読み演出を行う弾球遊技機において、条件判断手段により遊技の進行に応じて所定の条件が成立したか判定し、条件成立であれば先読み制限モードとし、期間計測手段により先読み制限モードのモード期間を計測するとともに制限し、かつ、先読み演出変更手段により先読み制限モードの期間中は、期間計測手段により計測された期間の経過に応じて先読み演出をその対象となる保留記憶の数を減らすように変更せしめる構成とした。
【選択図】 図16
Description
逆に先読み演出の信頼度が低く当否判定との結果が大きく相違すると、先読み演出がなされても遊技者はこれを軽視するので、わざわざ当否判定の前に先読み判定を行うことが無駄になってしまう。
そこで本発明は前記事情に鑑み、先読み演出の実行期間を限定しつつ、限定したことにより実現できる特有の演出を実行して先読み関する演出効果を向上することができ、もって遊技者の注目度を高めて先読み演出の有用性が高い弾球遊技機を提供することを課題としてなされたものである。
少なくとも前記保留記憶に対応する保留記憶表示を表示する表示手段と、
前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技に移行するか否かの当否判定を実行する当否判定手段と、
前記当否判定手段よりも先に前記保留記憶を参照して先読み判定する先読み判定手段と、
前記先読み判定に基づいて保留記憶が当りとなる可能性があるか否かの先読み演出を前記表示手段に表示せしめる先読み演出制御手段と、
遊技の進行に応じて所定の条件が成立したか否かを判定する条件判断手段と、
前記条件の成立により先読み制限モードを実行する先読みモード制御手段と、
前記先読み制限モードのモード期間を計測しかつ制限する期間計測手段と、
前記先読み制限モードのモード期間中は、前記計測手段により計測された期間の経過に応じて前記先読み演出を変更せしめる先読み演出変更手段と、を具備し、
かつ前記先読み演出変更手段は、前記先読み時間制限モード中の期間の経過に伴って、先読み演出の信頼度が低くなる構成とする。
また先読み制限モードの期間の経過とともに先読み演出が正確な予告を行わなくなり、予告の精度が下がるので、遊技者の緊張感を高めて遊技者を楽しませることができる。また、先読み演出を見ているだけで期間の経過も把握でき、「先読み制限モードの終わりが近づいている」という演出が可能となる。
逆に期間の経過と共に予告の精度が上がっていく構成としてもよく、これによれば、遊技者は先読み制限モードの終わりが近づいているのを感じつつも先読み演出の精度が向上していくことを楽しむことができる。
遊技の制御を司る主制御装置と、少なくとも前記表示装置の制御を司るサブ制御装置とを具備し、
主制御装置には、前記保留記憶手段と、前記当否判定手段と、前記先読み判定手段、および前記先読み判定の内容を前記サブ制御装置へ指示する先読み判定内容送信手段を含む一方、
サブ制御装置には、前記先読み演出制御手段と、前記条件判断手段、前記先読みモード制御手段と、前記期間計測手段、および前記先読み演出変更手段を含む構成とする。
前記当否判定手段は、当否判定の結果を報知せしめる図柄の変動パターンを、複数種類の変動パターンより決定する変動パターン決定手段を含み、
前記条件判定手段は前記所定の条件として前記変動パターン決定手段により特定の変動パターンが決定されたか否かを判断し、これにより前記先読み制限モードを開始するようになす。
前記期間計測手段は、前記条件の成立により作動して前記期間の時間の経過を計測するタイマ手段を含む構成とする。
前記期間計測手段は、前記条件の成立により作動して前記期間中の前記当否判定の実行回数を計測するカウント手段を含む構成とする。
前枠52の板ガラス61の奥には前記内枠に保持された遊技盤10(図2)が設けてある。
前枠52の下半部には上皿55と下皿63とが形成してある。下皿63の右側には発射ハンドル64が設けてあり、該発射ハンドル64を時計回りに操作することにより発射装置が作動して、上皿55から供給された遊技球が遊技盤10に向けて発射される。
尚、図1の39は、前枠52および前記内枠を外枠51にロックするシリンダ錠であり、該シリンダ錠39に所定の鍵を挿入し、鍵を時計回りに操作して前記内枠を開放するようになし、反時計まわりの操作により前枠52を開放する。
センターケース14の左側には普通図柄の始動ゲート(通過口)21と、その下方に風車20が設置されている。
尚、遊技盤10の遊技領域13には、多数の遊技釘が植設されている。
また、パチンコ機50の裏側には、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83、発射制御装置84、電源基板85が設けられている。演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83はサブ制御装置に該当する。
主制御装置80は、大入賞口25の開閉駆動する大入賞口ソレノイドを制御して大入賞口を開放作動せしめる。また第2特図始動口22Bを開閉する普電役物ソレノイドの作動を制御する。
パチンコ機50は、始動ゲート21への入球に起因して普図の当否抽選を行い、普図表示装置18の図柄変動を開始する。前記抽選結果が当りであれば、表示装置18に普図の当り図柄を確定表示して前記普電役物を開放する。これにより第2特図始動口22Bへの入球が可能となる。
第1又は第2特図始動口22A,22Bへの入球があると、これに起因して乱数値が抽出され、該乱数値に基づいて特図の当否判定を行い、第1又は第2特図表示装置16A,16B、および演出図柄表示装置15の図柄変動を開始する。判定結果が大当りであれば、各表示装置15,16A,16Bに大当り図柄を確定表示して大入賞口25の開放を伴う大当り遊技(特別遊技)を実行する。
図柄変動中に第1又は第2特図始動口22A,22Bへの入球があると、入球に応じて抽出された乱数値を第1又は第2特図の保留記憶として記憶される。また保留記憶の乱数値を、前記当否判定の事前に先読みし、保留記憶の中に当りとなる記憶があるか否かといった予告をする先読み演出が実行される。
大当り遊技終了後は、当選確率が高確率となる確変機能および特別図柄の変動時間が短縮されるとともに普電役物(第2特図始動口22B)の開放時間が延長される開放延長機能を含む時短機能が付与される特典遊技状態となる。尚、特典遊技状態は大当り当選時の条件により確変、時短の期間が異なる。また、特別遊技終了後は遊技の進行に応じて、第1および第2特図の変動パターンを変更するように構成されている。
図6に示す「始動口入賞確認処理」は前記入賞確認処理(S108)のサブルーチンで、この始動口入賞確認処理では、第1、第2特図始動口22,23への遊技球の入球を確認し、入球時に抽出した各種乱数値の記憶処理と図柄変動開始時の当否判定(抽選)に先立って、先読み判定を行う処理であり、特許請求の範囲に記載した本発明における保留記憶手段と先読み判定手段および先読み判定内容送信手段とを含む処理となる。
続いて、特図保留数表示装置17の点灯数を増加させると共にサブ統合装置83に現在の保留記憶数を送信する保留記憶数指示コマンド送信処理を行う(S205)。尚、このS205で送信する現在の保留記憶数指示コマンドとS204で送信する先読み判定コマンドを合わせて、1度に先読み判定結果の情報と現在の保留記憶数の情報を送信する構成にしてもよい。S205の処理後、又はS200、S201が否定判定(S200:no、S201:no)であればリターンする。
確変中であれば(S305:yes)、確変時の当否判定用テーブルと前記当否判定の対象となる保留記憶の大当り判定用乱数とを対比して大当りか否か当否判定を行う(S306)。
確変中でなければ(S305:no)、通常確率(低確率)の当否判定用テーブルと前記大当り判定用乱数とを対比して大当りか否か当否判定を行う(S307)。
大当りであれば(S308:yes)、前記読み出した保留記憶の大当り図柄決定用乱数の値に基づいて大当り図柄を決定し(S309)、前記保留記憶の変動パターン決定用乱数の値および現在の遊技状態(時短状態、通常状態)によって変動パターン(変動時間)を決定する(S310)。次に、S311の大当り設定処理では前記大当り図柄決定用乱数の値に基づいて大当り遊技(特別遊技)の内容(ラウンド数や第1大入賞口20の開放回数、開放時間、オープニング演出時間、エンディング演出時間等)および特別遊技終了後の遊技状態(確変、時短、通常遊技)の設定を行なう(S311)。
サブ統合装置83側では、前記変動開始更に変動開始コマンドはサブ統合装置83を介して演出図柄制御装置82に送られ、コマンドの受信により演出図柄制御装置82は、特図に対応する擬似演出図柄の変動を開始する。
尚、前記擬似演出図柄の種類および変動演出の種類の決定は、サブ統合装置83により決定される構成に限るものではなく、同じサブ制御装置である演出図柄制御装置82にて決定する構成でもよい。
図柄停止コマンドを受信したサブ統合装置83は演出図柄制御装置82に予め決めておいた擬似演出図柄を確定表示させる指示信号を出力し、演出図柄制御装置82は、その信号により演出図柄表示装置15を制御して擬似演出図柄を確定表示させる。これにより、特別図柄と擬似演出図柄の変動の開始と終了が同じタイミングになる(同期する)。
また時短フラグが1か否か(現在が時短遊技状態であるか否か)を確認し(S328)、時短フラグが1であれば(S328:yes)、時短フラグに0をセットし(S329)、「特別遊技処理」へ移行する。
次に時短フラグを確認し(S336)、時短フラグが1であれば(S336:yes)、時短フラグに0をセットし(S337)、かつ時短カウンタのカウント値を記憶し(S338)、「特別遊技処理」へ移行する。
次に時短フラグが1か確認する(S344)。時短フラグが1であれば(S344:yes)、時短カウンタを減算し(S345)、カウント値が0か否か確認する(S346)。カウント値が0ならば(S346:yes)、時短フラグに0をセットし(S347)、「特別遊技処理」へ移行する。
S401の処理で大入賞口が開放中でなければ(S401:no)、インターバル中か確認し(S402)、インターバル中でなければ(S402:no)、大当り終了演出中か確認し(S403)、大当り終了演出中でなければ(S403:no)、大当り開始演出時間が経過したか確認し(S404)、大当り開始演出時間が経過していれば(S404:yes)、S405の大入賞口開放処理で大入賞口25を開放してリターンする。
一方、最終ラウンドでなければ、(S415:no)、大入賞口25の開放処理(S417)を実行してリターンする。
その後、演出図柄制御装置82およびサブ統合制御装置83へ大当り遊技終了のコマンドを送信するとともに(S428)、前記高確率遊技状態か否か、開放延長か否かの情報を状態指定コマンドして送信する(S429)。その後にリターンする。
特定の変動パターンを受信していれば(S502:yes)、続く503の処理で、モードフラグにより現在は先読み制限モードでないかを確認する。先読み制限モードのときモードフラグは「1」である。先読み制限モードでなければ(S503:yes)、先読み制限モードを設定し(S504)、モードフラグに「1」をセットし(S505)、更に先読み制限モードの期間を計測するとともに制限するタイマを作動させる(S506)。タイマは「5分」からカウントダウンする構成である。
尚、前記S502の処理は特許請求の範囲に記載した本発明における「条件判断手段」に相当し、S504の処理は本発明の「先読みモード制御手段」に相当し、S506の処理は本発明の「期間計測手段」および「タイマ手段」に相当する。
一方、タイムアップしてタイマが「0分」であれば(S607:yes)、モードフラグを「0」に落として、先読み制限モードを終了する(S609)。
そして先読み制限モードが実行されると、表示画面の上部左側に、透視モード(先読み制限モード)に突入したことと、その残り時間を示す説明表示154を表示する。その後、図16(b)に示すように、「熊の達吉」の両目から出る透視ビームを保留図柄に照射して、保留図柄を当りとなる可能性が高い図柄155と当りの可能性が低い図柄156とで表示する。この場合、透視モードの残り時間が5〜3分の間であり、すべての保留図柄が透視(先読み演出)される。更に時間の経過に応じて透視される保留図柄(先読み演出対象保留)が減らされ、図16(c)に示すように、透視モードの残り時間が1分以下になると新しい保留記憶の2つのみの図柄が先読み演出される。そして先読み制限モードが終了すると通常の保留図柄153の表示となる。
また単に先読み演出が行われる期間を画定するだけでなく、時間の経過とともに先読み演出内容が変化していくため、先読みに関する演出効果を向上でき、遊技者に新規な楽しみを与え、もって遊技者の注目度を高めて先読み演出の有用性を高める効果を奏する。尚、先読み演出の内容の変化を時間の経過で行っているため、当否判定に伴う図柄の変動が行われていなくても先読み制限モードが経過していくので、先読み演出を楽しみたい遊技者は当否判定に伴う図柄の変動が途切れないように努力し、緊張感の高い遊技性を実現することができる。
更に、時間の経過とともに先読み演出の対象数が減少するので、これによって当否判定の予告としての精度が変化することとなって遊技者を楽しませる。特に、当否判定に伴う図柄の変動回数との関連なく先読み演出が変化していくため、先読み制限モード内での図柄変動回数や、どの演出内容のときにどれだけ図柄変動させたか等、遊技ごとに変化し、多様な演出状況を作り出すことができる。
更にまた、先読み演出の対象数が減少して予告の精度が下がっていくため、遊技者は先読み演出の対象が減少する前に当てることを望み、また、先読み演出を見ているだけでおおよその期間の経過が把握でき、「先読み制限モードの終わりが近づいている」という演出が可能となる。
そしてモードフラグにより現在は先読み制限モードでないか確認し(S512)、先読み制限モードでなければ(S512:yes)、先読み制限モードを設定し(S513)、モードフラグに「1」をセットし(S514)、更に先読み制限モードの期間を計測するとともに制限するタイマを作動させる(S515)構成である。
そして、第1の実施形態と同様に、図14に示した「先読み演出表示処理1」を実行して先読み演出を行なう。
図18に示すように、「先読みモード処理3」では、先ず、サブ統合装置が先読み判定コマンド(内容)の受信があるか確認し(S520)、先読み演出の内容の決定(S521)をした後、遊技状態の変更があったか否かを確認する(S522)。
そして遊技状態の変更があれば(S522:yes)、今が先読み制限モードでないか確認し(S523)、先読み制限モードを設定し(S524)、モードフラグに「1」をセットし(S525)、更に先読み制限モードの期間を計測するとともに制限するタイマを作動させる(S526)構成である。
そして、第1、第2の実施形態と同様に、図14に示した「先読み演出表示処理1」を実行して先読み演出を行なう。
一方、タイムアップしてタイマが「0分」であれば(S617:yes)、モードフラグを「0」に落として、先読み制限モードを終了する(S619)。
また、先読み制限モードの時間の経過に応じて先読み演出対象の保留数を増やす構成は、前記第2の実施形態のように先読み制限モードを開始する契機を先読み判定内容信号(先読み判定コマンド)の受信時とした構成のパチンコ機に適用してもよいし、前記第3の実施形態のように先読み制限モードを開始する契機を遊技状態の変更とした構成のパチンコ機に適用してもよく、先読み演出を多様化することができる。
図20は、本実施形態のパチンコ機のサブ統合装置で実行される「先読み演出表示処理3」を示す。この処理では、モードフラグにより先読み制限モードであるか確認し(S620)、モード期間が5〜3分の間であれば判定精度の高い先読み演出を表示し(S621,S622)、3〜1分の間であれば判定精度が中程度の先読み演出を(S623,S624)、1分以下であれば判定精度の低い先読み演出の表示を行う(S625,S626)。
一方、タイムアップしてタイマが「0分」であれば(S617:yes)、モードフラグを「0」に落として、先読み制限モードを終了する(S627)。
また、先読み制限モードの時間の経過に応じて先読み演出の信頼性を変化させる構成は、前記第2の実施形態のように先読み制限モードを開始する契機を先読み判定内容信号(先読み判定コマンド)の受信時とした構成のパチンコ機に適用してもよいし、前記第3の実施形態のように先読み制限モードを開始する契機を遊技状態の変更とした構成のパチンコ機に適用してもよく、先読み演出を多様化することができる。更には本実施形態では時間の経過に応じて先読み演出の判定精度を低くする構成としたが、逆に時間の経過に応じて精度が向上していく構成でもよい。
そして特定の変動パターンの受信があれば(S532:yes)、今が先読み制限モードでないか確認し(S533)、先読み制限モードを設定し(S534)、モードフラグに「1」をセットし(S535)、更に先読み制限モードの期間を計測するとともに制限するタイマを作動させる(S536)。
また、通常の先読み演出と、先読み制限モードにおいて特定の先読み演出を行なう本実施形態の構成は、前記第2の実施形態のように先読み制限モードを開始する契機を先読み判定内容信号(先読み判定コマンド)の受信時とした構成のパチンコ機に適用してもよいし、前記第3の実施形態のように先読み制限モードを開始する契機を遊技状態の変更とした構成のパチンコ機に適用してもよい。更に、特定の先読み演出として、先読み演出対象の保留図柄を減らしていく構成に限らず、「先読み演出表示処理2」(図19)により時間の経過に応じて先読み演出対象の保留図柄を増やしてもよいし、「先読み演出表示処理3」(図20)により時間の経過に応じて先読み演出の信頼性を変化させてもよく、先読み演出を多様化することができる。
この場合、先読み制限モード期間中は先読み演出の対象となる保留図柄156を2つずつ選択、変更可能としてもよいし、前記第1の実施形態のように、時間の経過に応じて先読み演出の対象となる保留図柄が減少して2つになったときに選択、変更可能とするようにしてもよいし、時間によって選択、変更可能の個数が変化(減少または増加)するようにしてもよい。また本実施形態の構成は前記第2の実施形態のように先読み制限モードを開始する契機を先読み判定内容信号(先読み判定コマンド)の受信時とした構成のパチンコ機に適用してもよいし、前記第3の実施形態のように先読み制限モードを開始する契機を遊技状態の変更とした構成のパチンコ機に適用してもよく、先読み演出を多様化することができる。
そして特定の特図変動パターンが選択されていれば(S542:yes)、先読み制限モードでないか確認し(S543)、先読み制限モードを設定し(S544)、モードフラグに「1」をセットし(S545)、更に先読み制限モードの期間中において特図の変動回数をカウントするカウンタを作動させる(S546)。カウンタは「50回」からカウントダウンする構成である。
尚、S546の処理は特許請求の範囲に記載した本発明における「期間計測手段」および「カウント手段」に相当する。
一方、カウンタのカウント値が「0回」であれば(S637:yes)、モードフラグを「0」に落として、先読み制限モードを終了する(S639)。
また、先読み制限モードにおける特図の変動回数に応じて先読み演出対象の保留数を減らす構成は、前記第2の実施形態のように先読み制限モードを開始する契機を先読み判定内容信号(先読み判定コマンド)の受信時とした構成のパチンコ機に適用してもよいし、前記第3の実施形態のように先読み制限モードを開始する契機を遊技状態の変更とした構成のパチンコ機に適用してもよく、先読み演出を多様化することができる。
図29は、本実施形態のパチンコ機のサブ統合装置で実行される「先読み演出表示処理5」を示す。この処理では、モードフラグにより先読み制限モードであるか確認し(S640)、モード期間の変動回数が50〜30回であれば2個の保留記憶の先読み演出を表示し(S641,S642)、30〜20回であれば4個の表示を(S643,S644)、20〜10回であれば6個の表示を(S645,S646)、10〜1回であれば8個の表示を行う(S647,S648)。
一方、カウントアップしてカウント値が「0回」であれば(S647:yes)、モードフラグを「0」に落として、先読み制限モードを終了する(S649)。
また、先読み制限モード中の特図の変動回数に応じて先読み演出対象の保留数を増やす構成は、先読み制限モードを開始する契機を先読み判定内容信号(先読み判定コマンド)の受信時とした構成のパチンコ機に適用してもよいし、先読み制限モードを開始する契機を遊技状態の変更とした構成のパチンコ機に適用してもよく、先読み演出を多様化することができる。
一方、カウントアップしてカウント値が「0回」であれば(S655:yes)、モードフラグを「0」に落として、先読み制限モードを終了する(S657)。
また、先読み制限モード中の特図の変動回数に応じて先読み演出の信頼性を変化させる構成は、先読み制限モードを開始する契機を先読み判定内容信号(先読み判定コマンド)の受信時とした構成のパチンコ機に適用してもよいし、先読み制限モードを開始する契機を遊技状態の変更とした構成のパチンコ機に適用してもよく、先読み演出を多様化することができる。更には本実施形態では先読み制限モード中の特図の変動回数に応じて先読み演出の判定精度を低くする構成としたが、逆に時間の経過に応じて精度が向上していく構成でもよい。
この場合、先読み制限モード期間中は先読み演出の対象となる保留図柄156を2つずつ選択、変更可能としてもよいし、前記第8の実施形態のように、先読み制限モード期間中の特図の変動回数に応じて先読み演出の対象となる保留図柄が減少して2つになったときに選択、変更可能とするようにしてもよい。
15 演出図柄表示装置(表示装置)
22A 第1の特別図柄始動口
22B 第2の特別図柄始動口
50 パチンコ機(弾球遊技機)
80 主制御装置(保留記憶手段、当否判定手段、先読み判定手段、先読み判定内容送信手段、変動パターン決定手段)
83 サブ統合制御装置(サブ制御装置、先読み演出制御手段、条件判断手段、先読みモード制御手段、期間計測手段、先読み演出変更手段、タイマ手段、カウント手段)
Claims (5)
- 遊技盤に設けられた始動口への遊技球の入球に起因して乱数値が抽出され、該乱数値を保留記憶として記憶せしめる保留記憶手段と、
少なくとも前記保留記憶に対応する保留記憶表示を表示する表示手段と、
前記保留記憶に基づいて遊技者に有利な特別遊技に移行するか否かの当否判定を実行する当否判定手段と、
前記当否判定手段よりも先に前記保留記憶を参照して先読み判定する先読み判定手段と、
前記先読み判定に基づいて保留記憶が当りとなる可能性があるか否かの先読み演出を前記表示手段に表示せしめる先読み演出制御手段と、
遊技の進行に応じて所定の条件が成立したか否かを判定する条件判断手段と、
前記条件の成立により先読み制限モードを実行する先読みモード制御手段と、
前記先読み制限モードのモード期間を計測しかつ制限する期間計測手段と、
前記先読み制限モードのモード期間中は、前記期間計測手段により計測された期間の経過に応じて前記先読み演出を変更せしめる先読み演出変更手段と、を具備し、
かつ前記先読み演出変更手段は、前記先読み時間制限モード中の期間の経過に伴って、先読み演出の信頼度が低くなるようになしたことを特徴とする弾球遊技機。 - 請求項1に記載の弾球遊技機において、
遊技の制御を司る主制御装置と、少なくとも前記表示装置の制御を司るサブ制御装置とを具備し、
主制御装置には、前記保留記憶手段と、前記当否判定手段と、前記先読み判定手段、および前記先読み判定の内容を前記サブ制御装置へ指示する先読み判定内容送信手段を含む一方、
サブ制御装置には、前記先読み演出制御手段と、前記条件判断手段、前記先読みモード制御手段と、前記期間計測手段、および前記先読み演出変更手段を含む構成とした弾球遊技機。 - 請求項1又は2のいずれかに記載の弾球遊技機において、
前記当否判定手段は、当否判定の結果を報知せしめる図柄の変動パターンを、複数種類の変動パターンより決定する変動パターン決定手段を含み、
前記条件判定手段は前記所定の条件として前記変動パターン決定手段により特定の変動パターンが決定されたか否かを判断し、これにより前記先読み制限モードを開始するようになした弾球遊技機。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の弾球遊技機において、
前記期間計測手段は、前記条件の成立により作動して前記期間の時間の経過を計測するタイマ手段を含む構成とした弾球遊技機。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の弾球遊技機において、
前記期間計測手段は、前記条件の成立により作動して前記期間中の前記当否判定の実行回数を計測するカウント手段を構成とした弾球遊技機。
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