JP5934877B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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本発明は、特別図柄の当否抽選を行い、該抽選の結果が大当りであれば大入賞口の開閉動作を伴う特別遊技が実行され、該特別遊技の終了後に特別図柄の当否抽選の発生に有利な特典遊技に移行する弾球遊技機に関する。
従来、弾球遊技機たるパチンコ機では、特別図柄の特別遊技の終了後に遊技者にとって賞球の獲得に有利な特典遊技に移行するように構成されている。該特典遊技の遊技状態として、特別図柄の当否抽選の当選確率を高確率とする確率変動機能が付与される確変遊技状態と、特別図柄の当否抽選機会を多くするために特別図柄の変動時間の短縮機能、および特別図柄の始動口をなす普通電動役物の開放時間を延長する開放延長機能が付与される時短遊技状態(開放延長遊技状態)がある。
この種のパチンコ機は、次に特別図柄の抽選で大当りとなると現在の特典遊技状態が一旦、通常遊技に戻される構成とする一方、大当りとならなくても特典遊技の確変遊技状態において特別図柄の当否抽選毎に該当否抽選とは別の抽選を行い、該抽選結果に応じて特別図柄の当否抽選確率を高確率から低確率に変更させる所謂転落抽選を実行するように構成して遊技者の期待感や緊張感を高めるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−169922号公報
ところで、長らく大当りが起きそうにないと、遊技者の中には他のパチンコ機に移動したり、遊技を止めるものが多く、この場合の替わり時、止め時の目安として特別図柄の当選確率が高確率から通常(低)確率に戻るときを目安とすることが考えられる。しかしながら従来の転落抽選を行う構成では転落しても遊技者には替わり時、止め時の判断し難くいといった問題があった。更に従来のこの種のパチンコ機では転落抽選により通常確率に転落してもその旨を遊技者に報知しないものも多く、遊技者にとって替わり時、止め時を逃すなどの不利益が多いといった課題が生じる。
また、従来の転落抽選を行う構成では、確率変動の終了条件としては1つであるため(大当りによる確率変動終了は除く)、転落抽選の確率が確率変動状態での平均変動回数を規定することになっていた(例えば転落確率1/10ならば、平均10回変動すると確率変動が終了する)。そのため、転落抽選の確率を自由に設定することが困難であった。
そこで本発明は、特典遊技に対する遊技者の期待感や緊張感を高めつつ、遊技者の不利益を軽減して興趣の豊かな遊技を行う弾球遊技機を提供することを課題としてなされたものである。
請求項1に記載の発明は、普通図柄作動口への入球に起因して普通図柄の当否抽選を行う普通図柄当否抽選手段と、開閉可能に設けられて前記普通図柄の当選時に開放する普通電動役物と、常時、入球が可能な第1の特別図柄始動口と、前記普通電動役物の開放により入球が可能となる第2の特別図柄始動口と、前記第1又は第2特別図柄始動口への入球に起因して特別図柄の当否抽選を行う特別図柄当否判定手段とを備え、前記特別図柄の当選により大入賞口を所定の開閉動作で開放せしめる特別遊技を実行し、該特別遊技の終了後に前記特別図柄の当選確率を低確率から高確率に確率変動せしめる確変機能、前記普通電動役物の開放時間を延長せしめる開放延長機能が付与される特典遊技状態に移行可能な弾球遊技機において、
前記特別遊技における前記大入賞口の開閉動作の内容および前記特典遊技の内容を設定せしめる遊技内容設定手段と、
前記確率変動作動時に前記特別図柄の当否抽選回数が所定の回数に達すると前記当選確率を低確率に変更せしめる確率変動回数制限手段と、
前記確率変動作動時に、前記特別図柄の当否抽選を行う前に前記特別図柄始動口への入球に起因して前記特別図柄の当選確率を高確率から低確率に転落せしめるか否かの抽選を行う転落抽選手段と、
前記開放延長時に前記特別図柄の当否抽選回数が所定の回数に達すると開放延長を中止する開放延長回数制限手段と、を備え、
前記特別図柄当否判定手段により、前記第1の特別図柄始動口への入球に起因して第1の特別図柄の当否抽選を行い、前記第2の特別図柄始動口への入球に起因して第2の特別図柄の当否抽選を行うように構成し、
前記遊技内容設定手段は、前記第1の特別図柄の当否抽選と前記第2の特別図柄の当否抽選とで、前記特別遊技における前記大入賞口の開閉動作の内容および前記特典遊技の内容が異なる設定とし、
更に、前記遊技内容設定手段は、前記第1の特別図柄の当否抽選からの前記特別遊技終了後における前記特典遊技の内容を前記当否抽選時の遊技状態に応じて変えるように構成し、かつ前記第2の特別図柄の当否抽選からの前記特別遊技における前記大入賞口の開閉動作の内容を、前記当否抽選時の前記特別図柄の当選確率が高確率時よりも低確率時の方が賞球の獲得に有利な設定にするように構成する。
請求項1の発明によれば、確率変動回数制限手段と転落抽選手段とを設けたので、転落抽選により遊技者の期待感や緊張感を高めつつ、転落しない場合では、特別図柄の変動回数が所定の回数に達すると通常確率となり、遊技者にとっては長らく大当りが起きそうにない場合の遊技の止め時や替わり時の明確な判断が可能となる。よって遊技者の不利益を軽減できる。また、開放延長回数制限手段を設け、確率変動回数制限手段とは独立して、特別図柄の変動回数が所定の回数に達すると開放延長を終了するようにしたので、転落抽選や回数制限により確率変動が終了して通常確率に戻っても、開放延長のみの特典遊技状態にできるといった遊技性を実現できる。
また、転落抽選と変動回数による制限の2つの終了条件を備えることにより、転落確率をどんな確率に設定しても、最大でも変動回数制限手段の制限するところまでしか続かないため、転落確率を自由に設定することができる。
例えば、転落確率を1/500に設定し、変動回数制限を100回にすれば、殆ど転落抽選で終了することはないが、運が悪いと100回変動する前に確率変動状態が終了するため、緊張感の高い遊技性とすることができ、逆に転落確率を1/50に設定し、変動回数制限を100回にすれば、100回変動させるまでに殆ど転落抽選で終了することになるが、運がよいと百回まで確率変動状態を継続させることができるため、100回まで完走することを目指す遊技とすることができる。このように、変動回数制限と転落確率とで、多様な遊技性を創作することができる。
尚、転落抽選は特別図柄始動口への入球に起因して転落抽選用の乱数を抽出し、該乱数に基づいて転落させるか否かの判定を行う。転落抽選の処理は特別図柄の当否判定の処理を行う前に実行して、転落抽選結果が転落であれば、続く特別図柄の当否抽選を通常確率で判定する。
ここでいう特典遊技とは、特別図柄の当選確率が向上する確率変動機能や、普通電動役物の開放時間が延長されて普通電動役物への入賞率が向上する開放延長機能(開放延長機能と共に特別図柄の変動時間が短縮する場合は時短機能ともいう)などが付与されることを指す。
遊技内容設定手段は、変動開始時、いわゆる当否判定時に設定を行うことが考えられる。
大入賞口の開閉動作の内容とは、ラウンド数や1ラウンドでの開閉回数、開放時間、またはそれらの組み合わせなどを設定することをいう。大入賞口が2つ設けられている場合などは、どちらの大入賞口を動作させるか等も設定することになる。
また請求項1の発明によれば、第1の特別図柄始動口と第2の特別図柄始動口ごとに種類の異なる第1の特別図柄又は第2の特別図柄の当否抽選を行い、遊技内容設定手段により第1の特別図柄と第2の特別図柄とで特別遊技における大入賞口の開閉動作の内容、特別遊技終了後の前記特典遊技の機能の内容を変えるように構成したので遊技性を向上することができる。特に第2特別図柄始動口が普通電動役物に設定されている場合は、第1特別図柄での当選時に普通電動役物の開放延長機能が作動する特典を付与されないと殆ど入球することはない。この構成により通常遊技状態時は第1特別図柄での当否抽選をメインに進行させるが、ひとたび開放延長機能が作動すると入賞率の関係から第2特別図柄での当否抽選がメインに進行させることが可能となる。しかも入賞率が高いため持ち玉を殆ど減らすことなく遊技を進行させることができる利点もある。
このようなことから、遊技者は通常遊技時に当選すると、特別遊技の内容よりも開放延長機能が作動するか否かにポイントを置いて遊技を行い、開放延長機能が作動すると、開放延長機能作動中にどれだけ当選させることができるかにポイントを置くという遊技性とすることができる。
更に、転落抽選は遊技者の期待感や緊張感を高める効果を奏するものの、遊技者にとっては当選確率が低確率になるので好ましくないイメージが定着しているが、高確率時よりも低確率時の方が賞球の獲得に有利な構成とすることで、転落抽選のマイナスイメージを払拭し、転落抽選が好まれるような新しい遊技性を実現できる。
請求項の発明は、請求項に記載の弾球遊技機において、
第2の特別図柄の当否抽選からの特別遊技の実行中に前記転落抽選手段による転落の抽選結果を報知するようになす。
請求項2の発明によれば、遊技者の期待感および緊張感を高めることができる。
本発明を適用した第1の実施形態に係る弾球遊技機の正面図である。 前記弾球遊技機の遊技盤の正面図である。 前記弾球遊技機の背面図である。 前記弾球遊技機の電気構成図である。 前記弾球遊技機の主制御装置で実行されるメインルーチンの制御内容を示すフローチャートである。 前記主制御装置で実行される特別図柄の始動入賞確認処理の制御内容を示すフローチャートである。 前記主制御装置における特図当否判定処理の制御内容を示す第1のフローチャートである。 前記特図当否判定処理の制御内容を示す第2のフローチャートである。 前記特図当否判定処理の制御内容を示す第3のフローチャートである。 前記特図当否判定処理の制御内容を示す第4のフローチャートである。 前記主制御装置で実行される大当り設定処理の制御内容を示すフローチャートである。 前記主制御装置で実行される小当り設定処理の制御内容を示すフローチャートである。 前記主制御装置で実行されるハズレ設定処理の制御内容を示すフローチャートである。 前記弾球遊技機の主制御装置における特別遊技処理の制御内容を示す第1のフローチャートである。 前記特別遊技処理の制御内容を示す第2のフローチャートである。 前記特別遊技処理の制御内容を示す第3のフローチャートである。 本発明を適用した第2の実施形態の弾球遊技機の遊技の流れに関する説明図である。 前記弾球遊技機の特別図柄と特別遊技および特典遊技の関係を示す説明図である。 前記弾球遊技機のサブ制御装置における表示モード処理の制御内容を示すフローチャートである。 図20(a)ないし(e)は前記弾球遊技機の特別遊技の演出表示態様を示す図である。 図21(a)ないし(c)は前記弾球遊技機の表示モードの演出表示態様を示す図である。 本発明を適用した第3の実施形態の弾球遊技機の小当り遊技に関する説明図である。
本発明を適用した弾球遊技機たるパチンコ機を説明する。図1に示すように、パチンコ機50は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠51にて構成の各部を保持する構造としてある。外枠51には、左側の上下の位置に設けたヒンジ53を介して、板ガラス61が嵌め込まれた前枠(ガラス枠)52および後述の内枠が開閉可能に設けてある。
前枠52の板ガラス61の奥には前記内枠に保持された遊技盤10(図2)が設けてある。
前枠52の上部の左右両側位置にはそれぞれスピーカ66が設置してあり、これらにより遊技音が出力され、遊技者の趣向性を向上させる。また前枠52には遊技状態に応じて発光する枠側装飾ランプ65のほか、遊技の異常を報知するLED類が設けてある。
前枠52の下半部には上皿55と下皿63とが形成してある。下皿63の右側には発射ハンドル64が設けてあり、該発射ハンドル64を時計回りに操作することにより発射装置が作動して、上皿55から供給された遊技球が遊技盤10に向けて発射される。
下皿63は上皿55から溢れた賞球を受ける構成で、球抜きレバーの操作により下皿63に溜まった遊技球を遊技店に備えられた別箱(ドル箱)に移すことができる。
本パチンコ機50はいわゆるCR機であって、プリペイドカードの読み書きを行うプリペイドカードユニット(CRユニット)56が付属しており、パチンコ機50には上皿55の右側に貸出ボタン57、精算ボタン58および残高表示器59が設けてある。また上皿55の中央部には演出ボタン67とその外周を囲むジョグダイヤル68が設けてある。
尚、図1の39は、前枠52および前記内枠を外枠51にロックするシリンダ錠であり、該シリンダ錠39に所定の鍵を挿入し、鍵を時計回りに操作して前記内枠を開放するようになし、反時計まわりの操作により前枠52を開放する。
図2に示すように、遊技盤10には外レール11と内レール12とによって囲まれた略円形の遊技領域13が形成されている。遊技領域13には、その中央部から右半部を覆うように大型のセンターケース14が装着されている。センターケース14は中央に演出図柄表示装置15(全体の図示は省略)のLCDパネルが配設されている。またセンターケース14には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋、ステージなどが設けられている。
センターケース14の左側には普通図柄の始動ゲート(通過口)21と、その下方に風車20が設置されている。
センターケース14の直下には第1の特別図柄始動口22Aがあり、その直下位置にはチューリップ式普通電動役物からなる第2の特別図柄の始動口22Bが設置されている。
第1の特別図柄始動口22Aは第1の特別図柄(以下、単に第1特図という)の抽選を実行する始動口である。第1特図始動口22Aは上方へ向けて開放し、常時、遊技球が入球可能な入球口(入賞口)であり、第1特図始動口22Aに遊技球が入球すると複数種類の乱数が抽出され、第1特図の保留記憶として記憶される。
第2の特別図柄始動口22Bは第2の特別図柄(以下、単に第2特図という)の抽選を実行する始動口である。第2特図始動口22Bの普通電動役物(以下、単に普電役物という)は、遊技球が始動ゲート21を通過したことに起因して実行される普通図柄(以下、単に普図という)の抽選で当りとなると所定の時間開放する。そして、第2特図始動口22Bに遊技球が入球すると複数種類の乱数が抽出され、第2特図の保留記憶として記憶される。
第1および第2特図始動口22A,22Bの左側位置には複数の普通入賞口24が配されている。また、第2特図始動口22Bの下方には、開閉板にて開閉される大入賞口25が配され、盤面最下部にはアウト口28が設けられている。
尚、遊技盤10の遊技領域13には、多数の遊技釘が植設されている。
また遊技盤10の右下端部には、レール12の外部に、第1特図表示装置、16A、第2特図表示装置16B、第1特図保留数表示装置17A、第2特図保留数表示装置17B、普通図柄表示装置18、普図保留数表示装置19が設けてある。
図3に示すように、パチンコ機50の裏側は、前記遊技盤10を脱着可能に取付ける内枠70が収納されている。内枠70は、前記前枠52と同様に、一方の側縁(図3の右側)の上下位置が前記外枠51にヒンジ結合され開閉可能に設置されている。内枠70には、遊技球流下通路が形成されており、上方(上流)から球タンク71、タンクレール72、払出ユニット73が設けられ、払出ユニット73の中には払出装置が設けられている。この構成により、遊技盤10の入賞口に遊技球が入賞すれば球タンク71からタンクレール72を介して所定個数の遊技球(賞球)が払出装置73により払出球流下通路を通り前記上皿55に払い出される。また、本実施形態では前記賞球を払い出す払出装置73により貸出ボタンの操作で払い出される貸球も払い出す構成としてある。
また、パチンコ機50の裏側には、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83、発射制御装置84、電源基板85が設けられている。演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83はサブ制御装置に該当する。
主制御装置80、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83は遊技盤1に設けられ、払出制御装置81、発射制御装置84、電源基板85は内枠70に設けられている。図3では発射制御装置84が描かれていないが、払出制御装置81の下に設けてある。
また、球タンク71の右側には、外部接続端子板78が設けてあり、外部接続端子板78により、遊技状態や遊技結果を示す信号が図示しないホールコンピュータへ送られる。尚、従来はホールコンピュータへ信号を送信するための外部接続端子板には、盤用(遊技盤側から出力される信号をホールコンピュータへ出力するための端子)と枠用(枠側(前枠52、内枠70、外枠51)から出力される信号をホールコンピュータへ出力するための端子)の2種類を用いているが、本実施形態では、ひとつの外部接続端子板78を介して遊技状態や遊技結果を示す信号をホールコンピュータへ送信する。
図4は本パチンコ機50の電気的構成を示すもので、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83および発射制御装置84においては、詳細の図示は省略するが、これらの制御装置は何れもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えている。また、主制御装置80には各種の乱数を抽出する乱数カウンタ等も備わっている。
主制御装置80は、裏配線中継端子板および外部接続端子板78を介して遊技施設のホールコンピュータと電気的に接続される。主制御装置80には、裏配線中継端子板や遊技盤中継端子板を介して、前枠(ガラス枠)52および内枠70が開放しているか否か検出するガラス枠開放SW(スイッチ)、内枠開放SW、第1特図始動口22Aへの入球を検出する第1始動口SW、第2特図始動口22Bへの入球を検出する第2始動口SW、普図始動ゲート21への入球を検出する普図始動SW、大入賞口25への入球を検出するカウントSW、普通入賞口24への入賞球を検出する左入賞口SW等の検出信号が入力される。
また主制御装置80は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成し、払出制御装置81や、演出中継端子板を介してサブ制御装置たるサブ統合制御装置83および演出図柄制御装置82にコマンドを出力し、図柄表示装置中継端子板を介して第1および第2特図表示装置16A,16B、第1および第2特図保留数表示装置17A,17B、普通図柄表示装置18および普図保留数表示装置19の表示制御を行なう。
主制御装置80は、大入賞口25の開閉駆動する大入賞口ソレノイドを制御して大入賞口を開放作動せしめる。また第2特図始動口22Bを開閉する普電役物ソレノイドの作動を制御する。
払出制御装置81は、球タンクが空状態になったことを検出する球切れSW、遊技球が払い出されたことを検出する払出SW、遊技球貯留皿が満杯状態になったことを検出する満杯SW等の検出信号が入力される。主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて払出モータを稼働させて遊技球を払い出させる。また、CRユニットと電気的に接続され、精算表示装置59を介して球貸および精算SW57,58による貸出要求、精算要求の操作信号を受け付け、CRユニットとデータを送受し、貸出要求信号に応じて払出モータを稼働させて貸球を払い出させ、CRユニットに挿入されているプリペイドカードの残高表示を制御する。
発射制御装置84は、発射停止SW、発射ハンドルに遊技者が接触(操作)していることを検出するタッチSW等の検出信号が入力される。払出制御装置81を介して主制御装置80から送られてくるコマンド(タッチSWの信号や遊技状況を反映している)、発射ハンドルの回動信号および発射停止SWの信号に基づいて発射モータを制御して遊技球を発射および停止させ、タッチランプの点灯を制御する。
サブ統合制御装置83は、音量調節SWや演出ボタン67、ジョグダイヤル68などの検出信号が入力される。主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて、スピーカ66を駆動して音声を出力することや、各種LEDや各種ランプ65の点灯、消灯等を制御する。更に演出図柄制御装置82へキャラクタなどを表示する擬似演出や特図の擬似図柄の表示態様のコマンドを送信する。
演出図柄制御装置82は、LCDパネルユニットや付属ユニットと共に演出図柄表示装置15を構成している。演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から送られてくるコマンドに応じてLCDパネルの表示を制御する。
次にパチンコ機50の作動を説明する。
パチンコ機50は、始動ゲート21への入球に起因して普通図柄当否抽選手段により普図の当否抽選を行い、普図表示装置18の図柄変動を開始する。前記抽選結果が当りであれば、表示装置18に普図の当り図柄を確定表示して前記普電役物を開放する。これにより第2特図始動口22Bへの入球が可能となる。
第1特図始動口22Aへの入球があると、第1特図の当否抽選を行い、第1特図表示装置16A、および演出図柄表示装置15の図柄変動を開始する。抽選結果が大当りであれば、各表示装置15,16Aに大当り図柄を確定表示して大入賞口25の開放を伴う大当り遊技(特別遊技)を実行する。
同様に第2特図始動口22Bに入球があると第2特図の当否抽選を行い、第2特図表示装置16Bおよび演出図柄表示装置15の図柄変動を開始する。抽選結果が大当りであれば、各表示装置15,16Bに大当り図柄を確定表示して大入賞口25の開放を伴う大当り遊技(特別遊技)を実行する。尚、演出図柄表示装置15には第1又は第2特図に対応する擬似図柄や演出を表示する。
図柄変動中に第1又は第2特図始動口22A,22Bへの入球があると、入球に応じて第1又は第2特図の保留記憶がなさる。第2特図の保留記憶があるときは、第1特図よりも優先的に第2特図の変動、当否抽選が実行される。
大当り遊技終了後は、当選確率が高確率となる確変機能および特別図柄の変動時間が短縮されるとともに普電役物(第2特図始動口22B)の開放時間が延長される開放延長機能を含む時短機能が付与される特典遊技状態となる。尚、特典遊技状態は大当り当選時の条件により確変、時短の期間が異なる。また、特別遊技終了後は遊技の進行に応じて、第1および第2特図の変動パターンを変更するように構成されている。
図5を参照して主制御装置80で実行されるプログラム処理の「メインルーチン」の概要を説明する。「メインルーチン」は本処理(S100〜S111,S115)と残余処理(S112)とで構成され、2ms周期又は4ms周期の割り込み信号に起因して開始され、最初に正常割り込みか否かを判断する(S100)。この判断はRAMの特定アドレスに特定の数値が書き込まれているか否かに基づいて行われ、ここで否定判断(S100:no)なら初期設定(S115)を実行する。前述の正常割り込みか否かを判断するための数値は、この初期設定の一環としてRAMに書き込まれる。
正常割り込みなら(S100:yes)、初期乱数更新処理(S101)、大当り判定用乱数の更新処理(S102)、大当り図柄決定用乱数の更新処理(S103)、普図の当り判定用乱数の更新処理(S104)、普図の当り図柄決定用乱数の更新処理(S105)、特図のリーチに関するリーチ判定用乱数の更新処理(S106)、特図の変動パターンに関する変動パターン決定用乱数の更新処理(S107)、入賞確認処理(S108)、当否判定処理(S109)、各出力処理(S110)、不正監視処理(S111)を行って、次に割り込み信号が入力されるまでの残余時間内には初期乱数更新処理(S112)をループ処理する。これらの他、メインルーチンでは特図の当選確率の転落抽選に関する転落判定用乱数の更新処理も実行される。
次に、本発明に関わりの深い当否判定処理(S109)、入賞確認処理(S108)および各出力処理(S110)の一部のサブルーチンについて説明する。
図6に示す「始動入賞確認処理」は前記入賞確認処理(S108)のサブルーチンである。先ず、第1特図始動口22Aへの入球があるか確認し(S200)、入球があり(S200:yes)、第1特図の保留記憶が満杯でなければ(S201:no)、S202の処理で第1特図に関する複数種類の乱数(大当り判定用乱数、大当り図柄決定用乱数、小当り図柄決定用乱数、リーチ決定用乱数、変動パターン決定用乱数、転落判定用乱数など)が抽出され、第1特図の保留記憶として主制御装置80のメモリに記憶される(最大4つ)。そして、第1特図保留表示装置17Aの表示制御、および演出図柄制御装置82やサブ統合制御装置83へ第1特図保留数のコマンドを送信する。
続いて、S203の処理で第2特図始動口22Bへの入球があるか確認し、入球があり(S203:yes)、第2特図の保留記憶が満杯でなければ(S204:no)、S205の処理で第2特図に関する複数種類の乱数(大当り判定用乱数、大当り図柄決定用乱数、小当り図柄決定用乱数、リーチ決定用乱数、変動パターン決定用乱数、転落判定用乱数など)が抽出され、第2特図の保留記憶として主制御装置80のメモリに記憶される(最大4つ)。そして、第2特図保留表示装置17Bの表示制御、および演出図柄制御装置82やサブ統合制御装置83へ第2特図保留数のコマンドを送信する。
図7ないし図10は「特図当否判定処理」のフローチャートを示す。図7に示すようにこの処理では先ず、条件装置が作動中であるか否かを確認して、大入賞口25を開放させるための特別電動役物が作動中か確認する(S300)。条件装置が作動していなければ(S300:no)、第1特図又は第2特図が変動停止中か否か確認し(S301)、変動停止中であれば(S301:yes)、第1又は第2特図の確定図柄が表示されているか確認する(S302)。尚、S300の処理で条件装置が作動中(S300:yes)であれば「特別遊技処理」に移行する。
S302の処理で確定図柄が表示中でなければ(S302:no)、第1特別図柄の保留記憶、又は第2特図の保留記憶があるか確認する(S303)。この処理では、先に第2特図の保留記憶の有無を確認し、第2の特別図柄の保留記憶が無ければ、第1特別図柄の保留記憶の有無を確認する。これは第1特図の当否判定よりも第2特図の当否判定を優先して実行するためである。
第1又は第2特図の保留記憶があれば(S303:yes)、保留記憶シフト処理(S304)へ移行し、保留記憶が無ければ(S303:no)、「特別遊技処理」に移行する。
S304の保留記憶シフト処理では、第2特図の保留記憶があれば、第2特図の保留記憶数を減算し、第2特図の保留記憶のシフト処理を行う。該シフト処理により第2特図の保留記憶のうち最も古い保留記憶が当否判定の対象となる。
一方、第2特図の保留記憶が無く第1特図の保留記憶があれば、第1特図の保留記憶数を減算し、第1特図の保留記憶のシフト処理を行う。これにより第1特図の保留記憶のうち最も古い保留記憶が当否判定の対象となる。
S305の処理では、確変フラグを確認して現在の遊技状態において第1又は第2特図の当選確率が確変中(高確率)であるか確認する(確変フラグが1であれば確変中)。確変中であれば(S305:yes)、第1又は第2特図の当選確率の転落抽選を実行する(S306)。この処理では、当否判定の対象となる保留記憶の前記転落判定用乱数の値と転落抽選用の判定テーブルと対比して値が一致するか否か確認する。
続くS307の処理では転落抽選判定の結果が当選であるか否か確認する(S307)。
前記結果が当選でなければ(S307:no)、第1又は第2特図の当選確率が転落せず、第1又は第2特図の当否判定を、確変時の当否判定用テーブルと前記当否判定の対象となる保留記憶の大当り判定用乱数とを対比して当否判定を行う(S308)。
前記転落抽選判定の結果が当選であれば(S307:yes)、確変フラグに「0」をセットする(S309)。これにより第1又は第2特図の当選確率が転落して、第1又は第2特図の当否判定を、通常確率(低確率)の当否判定用テーブルと前記大当り判定用乱数とを対比して当否判定を行う(S310)。
尚、S305〜S309の処理は特許請求の範囲に記載の転落抽選手段に相当し、S308,S309の処理は特別図柄当否判定手段に相当する。
前記S308又はS310の処理終了後は、図8に示すように、前記当否判定が大当りか否かの確認を行う(S311)。
大当りであれば(S311:yes)、S312の処理において、前記当否判定の対象となる保留記憶の大当り図柄決定用乱数に基づいて大当り図柄を決定する。この処理で決定される大当り図柄は、第1特図の当否抽選による大当り、第2特図の当否抽選による大当りとで異なる図柄が決定される。
続くS313の変動パターン決定処理では、前記当否判定の対象となる保留記憶の変動パターン決定用乱数に基づいて大当りの変動パターンを決定し、続いてS314の大当り設定処理を実行する。
大当り設定処理では、図11に示すサブルーチンに移行して、先ず前記決定された大当り図柄を参照し、該大当り図柄に基づき大当り遊技のオープニングの演出時間を設定する(S400)。次に前記大当り図柄に基づき大当り遊技のエンディングの演出時間を設定する(S401)。次に前記大当り図柄に基づいて大当り遊技の大入賞口25を開閉作動させるラウンド数や大入賞口25の開放時間等の態様を設定する(S402)。次に、前記大当り図柄に基づいて大当り遊技終了後に付与される特典遊技の遊技内容の設定、例えば、確変の有無、確変時にその継続期間を制限する確変カウンタのカウント値の設定、時短開放延長の有無、時短開放延長時にその継続期間を制限する時短カウンタのカウント値の設定を行う(S403)。例えば、前記カウント値として50回、100回などを設定する。
そして、S400〜S403の各設定内容を主制御装置の記憶領域に記憶し(S404)、リターンする。
図8に戻って、大当りでなければ(S311:no)、前記当否判定が小当りか否かの確認を行う(S315)。
小当りであれば(S315:yes)、S316の処理において、前記当否判定の対象となる保留記憶の小当り図柄決定用乱数に基づいて小当り図柄を決定する。この処理で決定される小当り図柄は、第1特図と第2特図とで同一図柄が決定される。
続くS317の変動パターン決定処理では、前記当否判定の対象となる保留記憶の変動パターン決定用乱数に基づいて小当りの変動パターンを決定し、続いてS318の小当り設定処理を実行する。
小当り設定処理では、図12に示すサブルーチンに移行して、先ず前記決定された小当り図柄を参照し、該小当り図柄に基づき小当り遊技のオープニングの演出時間を設定する(S410)。次に前記小当り図柄に基づき小当り遊技のエンディングの演出時間を設定する(S411)。次に前記小当り図柄に基づいて小当り遊技の大入賞口25を開閉作動させるラウンド数や大入賞口25の開放時間等の態様を設定する(S412)。そして、S410〜S412の各設定内容を主制御装置の記憶領域に記憶し(S413)、リターンする。
図8に戻って、S315の処理において小当りでなくハズレであれば(S315:no)、S319の処理において、前記当否判定の対象となる保留記憶のハズレ図柄決定用乱数に基づいてハズレ図柄を決定する。
続くS320の変動パターン決定処理では、前記当否判定の対象となる保留記憶の変動パターン決定用乱数に基づいてハズレの変動パターンを決定し、続いてS321のハズレ設定処理を実行する。
ハズレ設定処理では、図13に示すサブルーチンに移行して、先ず確変フラグにより遊技状態が確変中であるか否か確認し(S420)、確変中であれば(S420:yes)、前記確変カウンタのカウント値を減算する(S421)。
次に前記減算したカウント値が「0」であるか確認し(S422)、「0」であれば(S422:yes)、確変遊技状態となってから特図の変動回数(特図の当否抽選回数)が「大当り設定処理」(図11)で設定された所定の回数に達したので、確変フラグを「0」にセットして(S423)、確変遊技状態から通常確率の遊技状態に戻す。尚、S420〜S423の処理は特許請求の範囲に記載の確率変動回数規制手段に相当する。
S424の処理では、時短フラグにより遊技状態が時短開放延長中であるか否か確認し、時短開放延長中であれば(S424:yes)、前記時短カウンタのカウント値を減算する(S425)。
次に前記減算したカウント値が「0」であるか確認し(S426)、「0」であれば(S426:yes)、時短開放延長遊技状態となってから特図の変動回数(特図の当否抽選回数)が「大当り設定処理」(図11)で設定された所定の回数に達したので、時短フラグを「0」にセットして(S427)、時短開放延長遊技状態から通常遊技状態に戻す。尚、S424〜S427の処理は特許請求の範囲に記載の開放延長回数規制手段に相当する。
続くS428の設定内容記憶処理では、前記確変フラグの設定値、前記確変カウンタのカウント値、前記時短フラグの設定値および時短カウンタのカウント値など野設定内容を主制御装置の記憶領域に記憶し(S428)、リターンする。
S314又はS318又はS321の各設定処理の後、S322の処理では、第1特図表示装置16A又は第2特図表示装置16Bの図柄変動開始制御を行い、演出図柄制御装置82およびサブ統合制御装置83へ図柄の変動開始コマンドを送信し、「特別遊技処理」へ移行する。変動開始コマンドには特図の変動パターン、大入賞口開放遊技抽選などの各抽選結果が含まれる。
尚、S314,S318,S321の各設定処理は特許請求の範囲に記載の遊技内容設定手段に相当する。
図7に示すS301の処理において特図の変動停止中でなければ(S301:no)、図9に示すS330の処理に移行して特図の変動時間が経過した否かを確認し、変動時間が経過していれば(S330:yes)、第1特図表示装置16A又は第2特図表示装置16Bの図柄変動を停止する制御を行い、演出図柄制御装置82およびサブ統合制御装置83へ図柄の変動停止コマンドを送信する。
次に停止図柄が大当り図柄であるか確認する(S332)。停止図柄が大当り図柄であれば(S332:yes)、第1特図表示装置16A又は第2特図表示装置16Bに特図の大当り確定図柄を表示させる設定処理を行い(S333)、条件装置の作動を開始させ(S334)、役物連続作動装置の作動を開始させる(S335)。条件装置は大当り遊技で役物連続作動装置の作動に必要な装置であり、役物連続作動装置は特別電動役物を連続して作動させる装置である。次に、時短フラグを確認し(S336)、時短フラグが「1」でなければ(S336:no)「特別遊技処理」に移行し、時短フラグが1であれば(S336:yes)、時短フラグに0をセットする(S337)。そして「特別遊技処理」に移行する。
S332の処理で大当り図柄でなければ(S332:no)、前記停止図柄が小当り図柄であるか確認する(S338)。小当り図柄であれば(S338:yes)、第1特図表示装置16A又は第2特図表示装置16Bに特図の小当り確定図柄を表示させる設定処理を行い(S339)、条件装置の作動を開始させる(S340)。次に、時短フラグを確認し(S341)、時短フラグが「1」でなければ(S341:no)「特別遊技処理」に移行し、時短フラグが1であれば(S341:yes)、時短フラグに0をセットし(S342)、前記時短カウンタをカウント値を記憶して(S343)、「特別遊技処理」に移行する。
S338の処理で小当り図柄でなければ(S338:no)、第1特図表示装置16A又は第2特図表示装置16Bに特図のハズレ確定図柄を表示させる設定処理を行う(S344)。次に、時短フラグを確認し(S345)、時短フラグが「1」でなければ(S345:no)「特別遊技処理」に移行し、時短フラグが「1」であれば(S345:yes)、前記時短カウンタのカウント値を減算し(S346)、減算した時短カウンタのカウント値が「0」になったか確認し(S347)、カウント値が「0」でなければ(S347:no)「特別遊技処理」に移行し、カウント値が「0」であれば(S347:yes)、時短フラグに「0」をセットして(S348)、「特別遊技処理」に移行する。
図7に示すS302の処理において特図の確定図柄を表示中であれば(S302:yes)、図10に示すS350の処理に移行して特図の確定図柄の表示時間が終了した否かを確認し、表示時間が終了していれば(S350:yes)、第1特図表示装置16A又は第2特図表示装置16Bの確定図柄の表示を終了制御を行い、演出図柄制御装置82およびサブ統合制御装置83へ確定図柄の表示を終了するコマンドを送信する。その後、「特別遊技処理」へ移行する。
図14に示すように、「特別遊技処理」は、先ず、役物連続作動装置が作動中か確認し(S500)、作動中であれば(S500:yes)、S501の処理で大入賞口25が開放中か確認する。尚、S500で役物連続作動装置が作動中でなければ(S500:no)、リターンする。
S501の処理で大入賞口が開放中でなければ(S501:no)、インターバル中か確認し(S502)、インターバル中でなければ(S502:no)、大当り終了演出中か確認し(S503)、大当り終了演出中でなければ(S503:no)、大当り開始演出時間が経過したか確認し(S504)、大当り開始演出時間が経過していれば(S504:yes)、S505の大入賞口開放処理で大入賞口25を開放してリターンする。
S501の処理で大入賞口開放中であれば(S501:yes)、図15に示すように、大入賞口25に規定入賞数である10個の入賞があったか否かの確認(S510)、または大入賞口25の開放時間が終了したか否かを確認して(S511)、いずれか確認できれば大入賞口25を閉鎖し(S512)、大当りインターバル処理を実行して(S513)、リターンする。大当りインターバル処理では、演出図柄制御装置82およびサブ統合制御装置83へ大当りのインターバル演出を開始させるようにコマンドを送信する。
図14のS502の処理でインターバル中であれば(S502:yes)、図15のS514の処理で大当りインターバル時間が経過したか確認し、経過していれば(S514:yes)、最終ラウンドかどうか確認し(S515)、最終ラウンドであれば、(S515:yes)、大当り終了演出の処理(S516)を実行し、この処理で演出図柄制御装置82およびサブ統合制御装置83に大当り終了コマンドを送信し、大当り遊技を終了してリターンする。
一方、最終ラウンドでなければ、(S515:no)、大入賞口25の開放処理(S517)を実行してリターンする。
図14のS503の処理で大当り終了演出中であれば(S503:yes)、図16に示すように、大当り終了演出時間の終了時間が経過したか確認し(S520)、経過していれば(S520:yes)、役物連続作動装置の作動を停止する処理(S521)を実行し、条件装置の作動を停止する処理(S522)を実行する。
続く、S523の処理では図11の「大当り設定処理」で設定された設定内容を参照し、S524〜S527の処理において、大当り遊技終了後に確変遊技が設定されるときは確変回数(前記確変カウンタのカウント値)の設定処理(S524)および確変フラグに「1」をセットする処理(S526)を行い、大当り遊技終了後に時短開放延長遊技が設定されるときは時短回数(前記時短カウンタのカウント値)の設定処理(S525)および時短フラグに「1」をセットする処理(S527)を行う。
その後、演出図柄制御装置82およびサブ統合制御装置83へ大当り遊技終了のコマンドを送信するとともに(S528)、前記高確率遊技状態か否か、開放延長か否かの情報を状態指定コマンドして送信する(S529)。その後にリターンする。
本実施形態では、「特図当否判定処理」のS305〜S310の処理(転落抽選手段)により、確変遊技状態において特図の当否抽選ごとに転落抽選を実行するので、遊技者の期待感や緊張感を高めることができる。
また、転落しない場合でも、「ハズレ設定処理」のS420〜S423の処理(確率変動回数制限手段)により特図の変動回数(当否判定回数)が所定の回数に達すると通常確率の遊技状態に戻るので、遊技者にとって、大当りが起きそうにない場合の遊技の止め時や遊技機台を替わる時の目安が明確にできる。
更に「ハズレ設定処理」のS424〜S427の処理(開放延長回数制限手段)により、前記確変とは独立の構成で特図の変動回数(当否判定回数)が所定の回数に達すると時短開放延長遊技を終了する構成としたので、転落や回数制限により確変遊技状態が終了しても時短開放延長のみを継続する遊技を可能にできる。
次に本発明を適用した第2の実施形態を説明する。
一般に、「転落抽選」は遊技者の期待感や緊張感を高める効果を奏するものの、遊技者にとっては好ましくないイメージが定着している。そこで本実施形態では、転落抽選のマイナスイメージを払拭し、転落抽選が好まれるような新しい遊技性を提供する。
尚、本実施形態のパチンコ機はその基本構成が前記第1の実施形態のそれとほぼ同じで、相違点を中心に説明する。尚、本パチンコ機の主制御装置80は第1の実施形態と同様に図5ないし図16に示すプログラム処理を実行する。
本パチンコ機は、確変、時短開放延長が付与されているか否かに遊技状態に関する情報を演出図柄表示装置15による表示演出の表示モードにより報知する構成である。図17に示すように、表示モードとして、「通常モード」、「天井モード」および「チャンスモード」の3種類のモードに大別される。「通常モード」は、確変で時短開放延長が付与されない遊技状態(図には内部高確率/電サポなしと表す)を示すモードである。「天井モード」は確変も時短開放延長も付与されない遊技状態(図には内部低確率/電サポなしと表す)を示す。
図17および図18に基づいて前記3種類のモードに関する遊技の構成を説明する。
「通常モード」では、遊技中に占める割合が最も多い遊技モードである。「通常モード」は、確変で時短開放延長が付与されない遊技状態(図には内部高確率/電サポなしと表す)のモードである。「通常モード」では、時短開放延長がない分、特図の始動口への入球はほとんどが第1特図始動口22Aへの入球である。即ち特図の当否抽選は第1特図の当否抽選となる。
なお、バックアップ記憶のない電源投入時は低確率で時短開放延長が付与されない遊技状態のため、本来は「天井モード」が表示されることになるが、本実施例では「通常モード」が設定される。
そのため、当選時は確実に時短開放延長が付与されることになるが(図17の特図1の付与内容参照)、本来の「通常モード」でも11%の振分で時短開放延長が付与されるため、遊技者には分からない。
無論、最初から「天井モード」を表示して、いわゆるモーニング機能のようにアピールしても良いし、バックアップからの電源復帰の場合でも、時短開放延長機能が作動していない遊技状態は全て「通常モード」を表示する構成でもよいし、図17の通りに遊技状態に沿った表示モードを選択する構成でも良い。
ここで第1特図の大当り時に設定される図柄(特図当否判定処理のS312(図8))について説明する。第1特図の大当り図柄は、図18(a)に示すように「特図1図柄1」〜「特図1図柄4」の4種類の図柄からいずれか1種類が決定される。
決定された図柄と当選時の遊技状態により大当り遊技の態様(内容)、大当り遊技終了後に付与される特典遊技の内容が設定される。例えば、「特図1図柄1」では、大当り遊技の態様として当選時の遊技状態が低確率、高確率のいずれの遊技状態であっても、15R(ラウンド)の大当り遊技が実行され、大入賞口25が28秒間開放する開放動作を15回繰返す。また特典遊技として当選時の遊技状態が低確率、高確率のいずれの遊技状態であっても、確変および開放延長が100回(特図の変動回数(抽選回数)が100回に達するまで)付与される。
「特図1図柄2」では、大当り遊技の態様として当選時の遊技状態が低確率、高確率のいずれの遊技状態であっても、4R(ラウンド)の大当り遊技が実行され、大入賞口25の28秒間の開放動作を4回繰返す。また特典遊技として当選時の遊技状態が低確率、高確率のいずれの遊技状態であっても、確変が100回と時短開放延長が50回付与される。
「特図1図柄3」では、大当り遊技の態様として当選時の遊技状態が低確率、高確率のいずれの遊技状態であっても、4R(ラウンド)の大当り遊技が実行され、大入賞口25の0.6秒間の開放動作を4回繰返す。また特典遊技として当選時の遊技状態が低確率時には確変が100回と時短開放延長が50回付与され、当選時の遊技状態が高確率時には確変のみが100回付与され、時短開放延長は付与されない。なお、図柄3の振分率は86%であるため、第1特別図柄で抽選している時は高確率で「特図1図柄3」が選ばれることになる。
「特図1図柄4」では、大当り遊技の態様として当選時の遊技状態が低確率、高確率のいずれの遊技状態であっても、4R(ラウンド)の大当り遊技が実行され、大入賞口25の0.6秒間の開放動作を4回繰返す。また特典遊技として当選時の遊技状態が低確率時にのみ時短開放延長が50回付与され、当選時の遊技状態が高確率時には確変も時短開放延長も付与されない。
図17に戻って、「通常モード」では、「特図1図柄3」となる割合が最も高く、「特図1図柄3」となっても大当り遊技でほとんど賞球の獲得が望めない上、特別遊技の終了後も確変のみが付与される「通常モード」に戻る。
「通常モード」において、特図の変動回数(抽選回数)が100回に達した場合(所謂100回ハマリ)、又は当選割合は少ないが「特図1図柄4」での大当りの場合、又は転落抽選(特図当否判定処理のS306(図7))で当選した場合には「天井モード」へ移行する。
「天井モード」は確変も時短開放延長も付与されない遊技状態(図には内部低確率/電サポなしと表す)のモードである。「天井モード」でも時短開放延長がない分、特図の当否抽選は第1特図によるものとなる。「天井モード」においても「通常モード」と同様に「特図1図柄3」となる割合が最も高く、大当り遊技でほとんど賞球の獲得が望めない。しかし、「天井モード」では第1特図が当選すると何れの図柄においても時短開放延長が付与され、「チャンスモード」へ移行する。
「チャンスモード」は、確変が付与されたか否かに関わらず時短開放延長が付与される遊技状態(図には内部高確率or低確率/電サポありと表す)のモードである。「チャンスモード」では、時短開放延長があり、第2特図始動口22Aへの入球に起因して第2特図の当否抽選が行われる。
第2特図の大当り時に設定される図柄は、図18(b)に示すように「特図2図柄1」〜「特図2図柄4」の4種類の図柄からいずれか1種類が決定される。
決定された図柄により大当り遊技の態様(内容)、大当り遊技終了後に付与される特典遊技の内容が設定される。例えば、「特図2図柄1」では、大当り遊技の態様として当選時の遊技状態が低確率時には15R(ラウンド)の大当り遊技が実行され、大入賞口25の28秒間の開放動作を15回繰返す一方、当選時の遊技状態が高確率時には15R(ラウンド)の大当り遊技が実行され、大入賞口25の28秒間の開放動作を7回と0.6秒間の開放動作を8回繰返す。また特典遊技として当選時の遊技状態が低確率、高確率のいずれの遊技状態であっても、確変および開放延長が100回付与される。
「特図2図柄2」では、大当り遊技の態様として当選時の遊技状態が低確率時には4R(ラウンド)の大当り遊技が実行され、大入賞口25の28秒間の開放動作を4回繰返す一方、当選時の遊技状態が高確率時には4R(ラウンド)の大当り遊技が実行され、大入賞口25の28秒間の開放動作を2回と0.6秒間の開放動作を2回繰返す。また特典遊技として当選時の遊技状態が低確率、高確率のいずれの遊技状態であっても、確変が100回付与されるとともに開放延長が50回付与される。
「特図2図柄3」では、大当り遊技の態様として当選時の遊技状態が低確率時には4R(ラウンド)の大当り遊技が実行され、大入賞口25の28秒間の開放動作を4回繰返す一方、当選時の遊技状態が高確率時には4R(ラウンド)の大当り遊技が実行され、大入賞口25の0.6秒間の開放動作を4回繰返す。また特典遊技として当選時の遊技状態が低確率、高確率のいずれの遊技状態であっても、確変が100回付与されるとともに開放延長が50回付与される。
「特図2図柄4」では、大当り遊技の態様として当選時の遊技状態が低確率時には4R(ラウンド)の大当り遊技が実行され、大入賞口25の28秒間の開放動作を4回繰返す一方、当選時の遊技状態が高確率時には4R(ラウンド)の大当り遊技が実行され、大入賞口25の0.6秒間の開放動作を4回繰返す。また特典遊技として当選時の遊技状態が低確率、高確率のいずれの遊技状態であっても、時短開放延長のみが50回付与される。
第2特図の前記各図柄においては、当選時の遊技状態が高確率よりも通常(低)確率の方が賞球の獲得に有利な大当り遊技の態様が設定されている。
このように本パチンコ機では、「通常モード」、「天井モード」および「チャンスモード」のうち、実質的に第2特図の当否抽選がなされ、持ち球をほぼ維持しながら多数の賞球の獲得が可能となる遊技モードは「チャンスモード」であり、遊技者は「通常モード」から「天井モード」を経て「チャンスモード」に移行すること目指す。
尚、「通常モード」において当選確率は低いが「特図1図柄1」又は「特図1図柄2」で大当りとなれば賞球の獲得が可能の上に「チャンスモード」に移行する。
「チャンスモード」では、内部低確率の遊技状態で「特図2図柄4」で大当りした場合には時短開放延長が作動している50回の間は「チャンスモード」が継続され、50回を超えて時短開放延長機能が終了すると「天井モード」へ移行する。また「特図2図柄1」の大当り遊技の終了後には「チャンスモード」が継続され、特図の変動回数が100回に達した場合も「天井モード」へ移行する。更に「特図2図柄2」、「特図2図柄3」の大当り遊技の終了後には「チャンスモード」が継続され、特図の変動回数が50回に達し、これまでに転落抽選による転落があれば「天井モード」へ移行する一方、転落がなければ「通常モード」に移行する構成としてある。この構成ならば、時短開放延長機能が終了すると表示モードにより確率状態が把握できるようになる。
他の実施例としては「チャンスモード」が終了すると低確率、高確率どちらであっても「通常モード」にして低確率の可能性を与える遊技性も考えられる。遊技者は期待を持ち続けて遊技を続行することができる遊技性となる。
図19は本パチンコ機のサブ制御装置であるサブ統合制御装置で実行処理される「表示モード選択処理」のフローチャートを示す。本処理では先ず、S600の処理において、主制御装置80が「特別遊技処理」のS529の処理(図16)で発信された状態指定コマンドをサブ統合制御装置83が受信したか確認する(S600)。該コマンドを受信していれば(S600:yes)、大当り遊技終了後の遊技状態として確変が設定されるか否か確認する(S601)。確変が設定されていれば(S601:yes)、大当り遊技終了後の遊技状態として時短開放延長が設定されるか否か確認する(S602)。時短開放延長が設定されていれば(S602:yes)、「通常モード」が設定される(S603)。
S601の処理で確変が設定されていなければ(S601:no)、時短開放延長が設定されているか否か確信し、(S604)、時短開放延長が設定されていれば(S604:yes)、「チャンスモード」が設定される(S605)。
S604の処理で時短開放延長の設定がなければ(S604:no)、S606の処理へ移行する。この処理では、サブ統合制御装置83には大当りの回数をカウントしており、大当りカウントが「0」であるか否か確認する。これは停電や電源遮断後にRAMクリアがなされ、その後に一度も大当りが発生していないか確認するのである。大当りカウントが「0」であれば(S606:yes)、電源投入時にRAMクリアされたものとみなし、朝一番の遊技場の開店時には「通常モード」に設定される(S607)。
S606の処理で大当りカウントが「0」でなければ(S606:no)、「天井モード」が設定される(S608)。
サブ統合制御装置83は、S603,S605,S607,S608のいずれかで設定されたモードに基づき、演出図柄制御装置82を介して演出図柄表示装置15に演出表示を行なわせる。
本実施形態のパチンコ機では、「通常モード」から「天井モード」を経て「チャンスモード」に移行する構成で、「通常モード」から「天井モード」へ移行させる転落抽選に遊技者の関心が集まる。更に「チャンスモード」においても移行当初は確変状態が設定され転落抽選が実行される。特に「チャンスモード」では、低確率状態と高確率状態とで「特図2図柄1」で大当りとなったときの大当り遊技の賞球の獲得数が大きく異なり、低確率時の方が多数の賞球が得られる。よって「チャンスモード」での転落抽選に関する遊技者の関心はより大きい。しかも表示モード時に転落抽選の抽選結果を報知しない構成とするならば、当選の地点では高確率か低確率か判らないため、期待感、緊張感は更に大きくなる。
そこで遊技者の期待感および緊張感を高めるために大当り遊技中に転落抽選の結果を報知する演出表示を演出図柄表示装置15にて行なうように構成してある。
例えば、「特図2図柄1」により大当り遊技の7ラウンド目の演出表示として、図20(a)に示すように、演出図柄表示装置15に「バトルモード」でメインキャラクタの達吉153と他のキャラクタのボス156が戦う演出を行う。
ここで高確率の「特図2図柄1」による大当り遊技では、実質的に賞球の獲得が可能なラウンドが7Rまでであり、8R以降は大入賞口25の開放時間が極端に短く賞球が望めない。従って、図20(b)(c)に示すように、ボス156に達吉153が負け、転落抽選により転落しておらず大当り遊技の終了を報知する演出を行なう。
一方、転落により低確率の「特図2図柄1」による大当り遊技では、8R以降でも賞球の獲得が可能であり、図20(d)(e)に示すように、達吉153がボス156に勝利して、大当り遊技の継続を報知しもって転落抽選の当選を報知する演出を行なう。
次に図21は本パチンコ機における「通常モード」、「チャンスモード」および「天井モード」の表示例を示す。例えば図21(a)に示すように、「通常モード」では演出図柄表示装置15にキャラクタの熊の達吉158と特図に対応する3桁の擬似図柄151を表示せしめる。
「チャンスモード」では図21(b)に示すように、熊の達吉158と3桁の擬似図柄151を表示するとともに、「チャンスモード」に突入したこと、および転落抽選により賞球の獲得に有利である旨を文字表示する。
「天井モード」では図21(c)に示すように、熊の達吉158と3桁の擬似図柄151を表示するとともに、「天井モード」に投入したこと、および大当りにより「チャンスモード」へ移行可能である旨を文字表示する。
本実施形態によれば前記第1の実施形態と同様、確変遊技状態において特図の当否抽選ごとに転落抽選を実行するので、遊技者の期待感や緊張感を高めることができる。また特図の変動回数(当否判定回数)が所定の回数に達すると時短開放延長遊技を確変とは独立の構成で終了するようにしたので、転落や回数制限により確変遊技状態が終了しても時短開放延長のみを継続する遊技を可能にできる。大当りを介さない確率変動の終了条件として、転落抽選だけでなく、変動回数によるものを備えたため、転落抽選の確率を自由に設定することが可能となる。
特に、変動回数で上限を備えているため、転落抽選の確率を極めて低い確率に設定したとしても、望んだ性能の範囲で確率変動を終了させることができるようになる。
更に、本実施形態は、特図の当選確率が高確率に設定された遊技状態よりも、低確率の球技状態の方が賞球の獲得に有利となるので、遊技者は転落抽選を歓迎しこれを望むこととなるので、従来の「転落抽選」の「負のイメージ」を「正のイメージ」に変えさせ、今までにない遊技を実現することができ、遊技の興趣を豊かにできる。
更に大当り遊技の途中で、演出図柄表示装置15により転落したしたか否かの情報を報知するようにしたので、変動表示中は転落しているか否か判らなくしても、遊技者が混乱することはなく、また大当りした後まで転落抽選に対する遊技者の期待感や緊張感を高める効果を奏する。
次に本発明の第3の実施形態を説明する。本実施形態は前記第2の実施形態の変形例であり、基本構成は第2の実施形態のそれと同一である。
本実施形態では、小当り時に、「特図当否判定処理」のS318の処理(図8)で設定される小当り遊技の遊技態様を図22に示すように設定し、小当り遊技終了後の遊技状態を変更しない構成とした。
即ち、小当り(「小当り図柄1」)では、当選時の遊技状態が低確率、高確率のいずれの遊技状態であっても、大入賞口25の0.6秒間の開放動作を4回繰返し、「特図1図柄3」および「特図1図柄4」と同の作動としてある。これによれば、遊技者にとって大入賞口25の作動では大当りであるか小当りであるか判断できず、これに伴い特典遊技が変わる可能性があるので、遊技者の期待感や緊張感を高める効果が発揮される。
尚、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは勿論である。例えば、前記実施形態においては、特別図柄の当選確率を高確率から低確率に変更する条件として、大当りの発生と、特図の変動回数(抽選回数)による回数制限および転落抽選としたが、これらに追加して大当り回数をカウントし、大当り回数による回数制限(所謂リッミタ機能)を設ける構成としてもよい。例えば大当り当り回数が予め設定しておいた15回に達すると低確率に変更せしめようになす。これによれば更に遊技性を向上することができる。
10 遊技盤
15 演出図柄表示装置(図柄表示装置)
21 普通図柄の始動ゲート(普通図柄作動口)
22A 第1の特別図柄始動口
22B 第2の特別図柄始動口(普通電動役物)
50 パチンコ機(弾球遊技機)
80 主制御装置(普通図柄当否抽選手段、特別図柄当否判定手段、確率変動回数制限手段、転落抽選手段、開放延長回数制限手段、遊技内容設定手段)
83 サブ統合制御装置




Claims (2)

  1. 普通図柄作動口への入球に起因して普通図柄の当否抽選を行う普通図柄当否抽選手段と、開閉可能に設けられて前記普通図柄の当選時に開放する普通電動役物と、常時、入球が可能な第1の特別図柄始動口と、前記普通電動役物の開放により入球が可能となる第2の特別図柄始動口と、前記第1又は第2特別図柄始動口への入球に起因して特別図柄の当否抽選を行う特別図柄当否判定手段とを備え、前記特別図柄の当選により大入賞口を所定の開閉動作で開放せしめる特別遊技を実行し、該特別遊技の終了後に前記特別図柄の当選確率を低確率から高確率に確率変動せしめる確変機能、前記普通電動役物の開放時間を延長せしめる開放延長機能が付与される特典遊技状態に移行可能な弾球遊技機において、
    前記特別遊技における前記大入賞口の開閉動作の内容および前記特典遊技の内容を設定せしめる遊技内容設定手段と、
    前記確率変動作動時に前記特別図柄の当否抽選回数が所定の回数に達すると前記当選確率を低確率に変更せしめる確率変動回数制限手段と、
    前記確率変動作動時に、前記特別図柄の当否抽選を行う前に前記特別図柄始動口への入球に起因して前記特別図柄の当選確率を高確率から低確率に転落せしめるか否かの抽選を行う転落抽選手段と、
    前記開放延長時に前記特別図柄の当否抽選回数が所定の回数に達すると開放延長を中止する開放延長回数制限手段と、を備え、
    前記特別図柄当否判定手段により、前記第1の特別図柄始動口への入球に起因して第1の特別図柄の当否抽選を行い、前記第2の特別図柄始動口への入球に起因して第2の特別図柄の当否抽選を行うように構成し、
    前記遊技内容設定手段は、前記第1の特別図柄の当否抽選と前記第2の特別図柄の当否抽選とで、前記特別遊技における前記大入賞口の開閉動作の内容および前記特典遊技の内容が異なる設定とし、
    更に、前記遊技内容設定手段は、前記第1の特別図柄の当否抽選からの前記特別遊技終了後における前記特典遊技の内容を前記当否抽選時の遊技状態に応じて変えるように構成し、かつ前記第2の特別図柄の当否抽選からの前記特別遊技における前記大入賞口の開閉動作の内容を、前記当否抽選時の前記特別図柄の当選確率が高確率時よりも低確率時の方が賞球の獲得に有利な設定にするように構成したことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 請求項1に記載の弾球遊技機において、
    前記第2の特別図柄の当否抽選からの特別遊技の実行中に前記転落抽選手段による転落の抽選結果を報知するようになした弾球遊技機。
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