JP2012251311A - ロールブラインドの操作具支持部材およびロールブラインド - Google Patents
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Abstract
【解決手段】支持部材17は、ウェイトバー16の外側面に沿って湾曲する。支持部材17は、ウェイトバー16の上部溝23に上方から係合する係合爪31と、ウェイトバー16の下部溝24に下方から係合する係合突部72とを有している。支持部材17において、係合突部72が形成される部分の周囲に部分的に連続するスリット60を貫通して形成することにより、舌片71を形成した。舌片71と、その他の部位とは、互いに独立して上下方向へ弾性変形可能となる。操作紐は支持部材17の舌片71以外の部位の下部に取り付けられる。
【選択図】図7
Description
請求項4に記載の発明は、前記ウェイトバーは、前記スクリーンの下部に設けられる筒状部分に挿入された状態に維持されるものであって、前記操作具支持部材は、前記上部溝に対向する部位と、前記下部溝に対向する部位とを連結するとともに、前記ウェイトバーの外側面に沿って湾曲する壁を備え、前記壁の内面には、前記ウェイトバーに装着されたときに当該ウェイトバーの外側面に前記スクリーンの生地を介して接触する突部が形成されてなることをその要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載のロールブラインドの操作具支持部材において、前記ウェイトバーの室外側となる外側面を覆う態様で取り付けられることをその要旨とする。
請求項7に記載の発明は、ロールブラインドにおいて、請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載のロールブラインドの操作具支持部材を備えてなることをその要旨とする。
<全体構成>
図1(a)に示すように、ロールブラインド11の上部には、取付枠12が設けられている。取付枠12は、その上部に設けられた2つのブラケット12a,12aを介して、窓の上枠などに固定される。取付枠12の両端には、それぞれ下方へ延びるサイドブラケット13,13が取り付けられている。両サイドブラケット13,13間には、巻取軸14が回転可能に支持されている。巻取軸14にはスクリーン15が吊り下げられている。スクリーン15の下端には、ウェイトバー16が取り付けられている。ウェイトバー16の長手方向における中央部には、支持部材17を介して操作紐18が支持されている。操作紐18の下端には、把持部材18aが設けられている。操作紐18は、スクリーン15を昇降操作するための操作具である。操作紐18の操作を通じて、巻取軸14の内部に設けられる巻き上げ装置(図示略)が作動することにより、スクリーン15が昇降する。なお、支持部材17には、操作紐18に代えて、ハンドル19を取り付けることも可能とされている。
図2に示されるように、ウェイトバー16は、スクリーン15の下端に形成された筒状部分に側方から挿入されている。ウェイトバー16は、アルミ押出形材である中空棒状の本体21、および本体21の室外側に装着されるウェイトバーダンパ22を備えてなる。ウェイトバーダンパ22はゴム材により形成されている。ウェイトバー16の長手方向に直交する断面形状は、楕円形状とされている。ウェイトバー16の上部には上部溝23が、同じく下部には下部溝24が形成されている。上部溝23および下部溝24はそれぞれウェイトバー16の長手方向に沿って延びている。ウェイトバー16には、スクリーン生地を介して支持部材17が取り付けられている。
支持部材17は、合成樹脂材料により一体形成されている。図2に示すように、支持部材17は、ウェイトバー16の外周面に沿って湾曲する板状に形成されている。支持部材17の長手方向に対して直交する断面形状はC字状をなしている。支持部材17は、ウェイトバー16の室外側の半分、正確にはウェイトバー16の上部から室外側の側面を経て下部に至るまでの範囲を覆うかたちで取り付けられている。
つぎに、支持部材に対する操作具の取付方法を説明する。支持部材17には、操作紐18およびハンドル19のいずれかが装着される。
つぎに、ウェイトバーに対する支持部材の着脱方法を図7(a),(b),(c)を参照して説明する。前述したように、支持部材17には、操作紐18およびハンドル19のいずれも装着可能である。いずれが選択される場合であれ、支持部材17をウェイトバー16に装着する際には、操作紐18またはハンドル19を予め支持部材17に取り付ける。なお、図7(b),(c)では、説明の便宜上、スクリーン15を省略して図示する。
つぎに、ロールブラインドの操作時における支持部材の作用を説明する。ここでは操作紐18が採用されているものとする。
したがって、本実施の形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)支持部材17において、係合突部72が形成された舌片71以外の部位の下部、具体的には垂下部41に操作具である操作紐18またはハンドル19が取り付けられる。そして舌片71と、その他の部位とは互いに独立して上下方向へ弾性変形可能とされている。このため、スクリーン15を昇降すべく操作紐18またはハンドル19が下方へ引っ張られたとき、舌片71以外の他の部位のみが下方へ弾性変形する。すなわち、舌片71は下方へ弾性変形することなく、係合突部72が下部溝24から脱落することが抑制される。したがって、操作紐18などの操作具を下方へ引張り操作した場合であれ、支持部材17がウェイトバー16から外れることはない。また、支持部材17は、合成樹脂材料により一体形成されるので、部品点数も抑えられる。
(4)支持部材17の内面には、支持部材17の長手方向へ延びる突部51を形成した。このため、支持部材17をウェイトバー16に取り付けた際、突部51は、ウェイトバー16の外側面にスクリーン生地を介して線接触する。ここで、スクリーン生地の生地厚は、様々である。このため、生地厚によっては、係合突部72が下部溝24に好適に係合させることが困難となる場合がある。この点、本例では、生地厚が若干大きくなっても、突部51が生地に食い込むことにより、生地厚が吸収される。このため、係合突部72を下部溝24に好適に係合させることが可能になる。すなわち、係合突部72の下部溝24に対する嵌合不良の発生が抑制される。なお、ウェイトバー16の室外側には、ゴム製のウェイトバーダンパ22が設けられているので、突部51はスクリーン生地を介して、いっそう食い込みやすくなる。
(8)支持部材17は、合成樹脂材料により一体成型した。このため、部品点数を増大させることなく、支持部材17のウェイトバー16からの脱落を抑制することができる。
なお、前記実施の形態は、次のように変更して実施してもよい。
・本例では、支持部材17は、ウェイトバー16の室外側の半分を覆うかたちで一つだけ取り付けるようにしたが、室内側の半分を覆うかたちで取り付けるようにしてもよい。また、2つの支持部材17,17をウェイトバー16に取り付けるようにしてもよい。すなわち、2つの支持部材17,17は、ウェイトバー16を室内外方向において挟み込むようにして取り付ける。この場合、2つの支持部材17,17は、上下の向きを同じにして取り付けてもよいし、上下の向きを互いに反対向きにして取り付けてもよい。ウェイトバー16の外形形状、ならびに上部溝23および下部溝24などの寸法などは、適宜調節すればよい。
・ウェイトバー16の形状は種々存在する。支持部材17の形状を、選択されるウェイトバー16の外形形状などに応じて適宜調節することにより、支持部材17は種々のウェイトバーに装着することが可能になる。
次に、前記実施の形態から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)請求項4に記載のロールブラインドの操作具支持部材において、前記突部は前記ウェイトバーの長手方向に沿って延設し、当該ウェイトバーに装着されたときに当該ウェイトバーの外側面に線接触するロールブラインドの操作具支持部材。この構成によれば、支持部材のウェイトバーに対する取付状態が安定する。
Claims (7)
- ロールブラインドのスクリーンの下端に設けられるウェイトバーに対して、当該ウェイトバーの室内外方向における半分を覆う態様で着脱可能に取り付けられて、スクリーンの昇降動作を行うための操作具を支持するロールブラインドの操作具支持部材において、
前記ウェイトバーの上部に形成される上部溝に対向する部位に形成されて当該上部溝に対して上方から係合する第1の係合部材と、
前記ウェイトバーの下部に形成される下部溝に対向する部位に形成されて当該下部溝に対して下方から係合する第2の係合部材と、を備え、
前記第2の係合部材が形成される部分の周囲に部分的に連続するスリットを貫通して形成することにより、前記第2の係合部材が形成された部位と、その他の部位とを互いに独立して上下方向へ弾性変形可能とし、さらに前記操作具の取付部位を前記その他の部位の下部に設けてなるロールブラインドの操作具支持部材。 - 請求項1に記載のロールブラインドの操作具支持部材において、
前記スリットは、前記ウェイトバーの長手方向において前記第2の係合部材を間に挟み、かつ上下方向へ延びる第1および第2のスリット、ならびに第1および第2のスリットの下部間を連結する第3のスリットを有してなるロールブラインドの操作具支持部材。 - 請求項1または請求項2に記載のロールブラインドの操作具支持部材において、
前記スリットに囲まれた部位の厚みを、前記他の部位の厚みよりも小さく設定してなるロールブラインドの操作具支持部材。 - 請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載のロールブラインドの操作具支持部材において、
前記ウェイトバーは、前記スクリーンの下部に設けられる筒状部分に挿入された状態に維持されるものであって、
前記操作具支持部材は、前記上部溝に対向する部位と、前記下部溝に対向する部位とを連結するとともに、前記ウェイトバーの外側面に沿って湾曲する壁を備え、
前記壁の内面には、前記ウェイトバーに装着されたときに当該ウェイトバーの外側面に前記スクリーンの生地を介して接触する突部が形成されてなるロールブラインドの操作具支持部材。 - 請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載のロールブラインドの操作具支持部材において、
前記操作具として、ユーザに把持される操作紐あるいはハンドルを採用し、
前記操作具の取付部位として、前記操作紐を取り付けるための第1の取付部位、および前記ハンドルを取り付けるための第2の取付部位の双方を、前記その他の部位の下部に形成された垂下部に設けてなるロールブラインドの操作具支持部材。 - 請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載のロールブラインドの操作具支持部材において、前記ウェイトバーの室外側となる外側面を覆う態様で取り付けられるロールブラインドの操作具支持部材。
- 請求項1〜請求項6のうちいずれか一項に記載のロールブラインドの操作具支持部材を備えてなるロールブラインド。
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