JP2017227039A - スラット、シャッターカーテン、開閉装置 - Google Patents

スラット、シャッターカーテン、開閉装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の補強用の板部(リブ)が一体的に形成されている場合と比して、剛性を維持した上で、スラットの質量を軽くすることができるスラット、シャッターカーテン、及び開閉装置を得る。
【解決手段】線材が配置されている壁部の部位に張力が付与されるような、曲げ力がスラット本体に作用すると、取付部材を介して、壁部に生じた張力が線材に伝達される。これにより、スラット本体の変形が抑制される。このように、スラット本体に補強用の板部(リブ)が無い場合であっても、スラット本体の剛性が維持される。
【選択図】図1

Description

本発明は、スラット、シャッターカーテン、及び開閉装置に関する。
特許文献1に記載の開閉装置は、上下方向に連結されている複数のスラットを有するシャッターカーテンと、シャッターカーテンの上下方向の移動をガイドする一対のガイドレールとを備えている。
特開2012−122297号公報
上下方向に連結されたスラットの内部を、一方向(スラットの長手方向)から見ると、剛性を維持するために、複数の補強用のリブが一体的に形成されている場合がある。
本発明の課題は、複数の補強用の板部(リブ)が一体的に形成されている場合と比して、剛性を維持した上で、スラットの質量を軽くすることである。
本発明の請求項1に係るスラットは、一方向に延び、内部が空洞化され、両端部が開放されていると共に、前記内部を囲む壁部に前記一方向に延びる貫通孔が形成されているスラット本体と、前記貫通孔に配置され、前記一方向に延びる線材と、前記線材の両端部を前記スラット本体の両端部に取り付ける取付部材と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、線材が配置されている壁部の部位に張力が付与されるような、曲げ力がスラット本体に作用すると、壁部に生じた張力が、取付部材を介して線材に伝達される。これにより、スラット本体の変形が抑制される。
このように、スラット本体に補強用の板部(リブ)が無い場合であっても、スラット本体の剛性が維持される。換言すれば、複数の補強用の板部(リブ)が一体的に形成されている場合と比して、剛性を維持した上で、スラットの質量を軽くすることができる。
本発明の請求項2に係るスラットは、請求項1に記載のスラットにおいて、前記線材には、張力が予め付与されていることを特徴とする。
上記構成によれば、線材には、張力が予め付与されている。このため、線材に張力が予め付与されていない場合と比して、壁部に生じた張力を線材に、効果的に伝達することができる。
本発明の請求項3に係るスラットは、請求項1又は2に記載のスラットにおいて、前記スラット本体の壁部は、上下方向に延びる第一壁と、前記第一壁に対向する第二壁とを含んで構成され、前記貫通孔は、前記第一壁に形成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、スラット本体が、上方向から見て、第一壁側に張力が付与されるように、一方側が凸となるように湾曲すると、第一壁に生じた張力が、取付部材を介して線材に伝達される。これにより、スラット本体の変形が抑制される。
このように、上方向から見て、第一壁側に張力が付与されるように、一方側が凸となるように湾曲しても、複数の補強用の板部(リブ)が一体的に形成されている場合と比して、スラット本体の剛性を維持することができる。
本発明の請求項4に係るスラットは、請求項1又は2に記載のスラットにおいて、前記スラット本体の壁部は、上下方向に延びる第一壁と、前記第一壁に対向する第二壁とを含んで構成され、前記貫通孔は、前記第一壁及び前記第二壁に形成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、スラット本体が、上方向から見て、第一壁側に張力が付与されるように、一方側が凸となるように湾曲すると、第一壁に生じた張力が、取付部材を介して線材に伝達される。これにより、スラット本体の変形が抑制される。
また、スラット本体が、上方向から見て、第二壁側に張力が付与されるように、他方側が凸となるように湾曲すると、第二壁に生じた張力が、取付部材を介して線材に伝達される。これにより、スラット本体の変形が抑制される。
このように、上方向から見て、一方側が凸となるように湾曲しても、他方側が凸となるように湾曲しても、複数の補強用の板部(リブ)が一体的に形成されている場合と比して、スラット本体の剛性を維持することができる。
本発明の請求項5に係るシャッターカーテンは、上下方向に連結される請求項1〜4に記載の複数のスラットを備えることを特徴とする。
上記構成によれば、請求項1〜4に記載の複数のスラットを備えることで、シャッターカーテンの質量が軽くなり、シャッターカーテンを他部品に組み付ける際の、シャッターカーテンの取り回しを容易にすることができる。
本発明の請求項6に係る開閉装置は、請求項5に記載のシャッターカーテンと、前記シャッターカーテンの一方向の両端部側の部分が挿入され、前記シャッターカーテンの上下方向の移動をガイドする一対のガイドレールと、前記ガイドレールの上方側に配置され、前記シャッターカーテンを巻き取る、又は巻き取ったシャッターカーテンを送り出す巻取り軸と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、請求項5に記載のシャッターカーテンを備えることで、シャッターカーテンの操作性を向上させることができる。
本発明によれば、複数の補強用の板部(リブ)が一体的に形成されている場合と比して、剛性を維持した上で、スラットの質量を軽くすることができる。
本発明の第1実施形態に係るスラットを示した斜視図である。 (A)(B)本発明の第1実施形態に係るスラットを示した断面図である。 (A)(B)本発明の第1実施形態に係るシャッターカーテンを示した断面図である。 本発明の第1実施形態に係るスラット等を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るスラット等を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るスラット等を示した断面図である。 (A)(B)本発明の第1実施形態に係る開閉装置を示した正面図、及び側面図である。 (A)(B)本発明の第1実施形態に対する比較形態に係るスラット等を示した斜視図である。 (A)(B)本発明の第2実施形態に係るスラットを示した断面図である。 (A)(B)本発明の第2実施形態に係るシャッターカーテンを示した断面図である。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係るスラット、シャッターカーテン、及び開閉装置の一例を図1〜図8に従って説明する。なお、図中に示す矢印Hは装置上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Wは装置幅方向(水平方向)を示し、矢印Dは装置奥行方向(水平方向)を示す。
(全体構成)
図7(A)(B)に示されるように、本第1実施形態に係る開閉装置10は、窓110が取り付けられている家屋の開口100(被対象物の一例)を開放、又は閉止するために用いられる装置である。この開閉装置10は、シャッターカーテン12(以下「カーテン12」)と、カーテン12の上下方向の移動をガイドする一対のガイドレール20と、カーテン12を巻き取る巻取り軸30とを備えている。
〔ガイドレール〕
ガイドレール20は、図7(A)に示されるように、上下方向に延び、装置幅方向からカーテン12を挟むように2個設けられている。
夫々のガイドレール20は、図6に示されるように、カーテン12において幅方向の端部側の部分が挿入される断面C字状の本体部22と、本体部22の内部に配置されている断面C字状のレール部24とを備えている。
レール部24は、本体部22と比して小さく、レール部24の底板24Aと本体部22の底板22Aとは、溶接等で接合されている。そして、レール部24には、後述するフック70の頭部74が挿入されるようになっている。
〔巻取り軸〕
巻取り軸30は、図7(A)に示されるように、一対のガイドレール20の上方で、装置幅方向に延びて配置されている。巻取り軸30には、巻取り軸30が周方に回転するように図示せぬ付勢部材の付勢力が付与されている。
この構成において、開口100を閉止した状態のカーテン12に、上方向に移動する荷重を付与すると、巻取り軸30が、カーテン12を巻き取るようになっている。これに対して、開口100を開放した状態のカーテン12に、下方向に移動する荷重を付与すると、巻取り軸30が、カーテン12を送り出すようになっている。
〔カーテン〕
カーテン12は、開閉装置10が開口100を閉止した状態で、図7(A)(B)に示されるように、一対のガイドレール20の間に配置されている。そして、カーテン12は、装置幅方向(一方向の一例)に延びると共に、上下方向に連結された複数のスラット38と、フック70とを備えている。なお、以下の説明で、スラット38及びフック70の姿勢については、開閉装置10が開口100を閉止した状態での姿勢で説明する。
[スラット]
スラット38は、図1に示されるように、スラット本体40と、スラット本体40に形成されている貫通孔49に配置されている線材の一例としてのピアノ線50(JIS G 3522)と、取付部材52とを備えている。
−スラット本体−
スラット本体40は、例えば、樹脂材料であるポリカーボネート樹脂を用いて、押し出し成形によって形成されている。そして、スラット本体40は、図2(A)(B)に示されるように、装置幅方向から見て上下方向に延びる本体部42と、本体部42の上方部に形成されている係合部44と、本体部42の下方部に形成されている被係合部46とを有している。
本体部42は、内部42Bが空洞化され、内部42Bを囲む壁部48を有し、本体部42の装置幅方向の両端部は、開放されている。この壁部48は、装置幅方向から見て、上下方向に延びる壁48A(第一壁の一例)と、壁48Aに対して室内側(開口100側:図中左側)に配置され、上下方向に延びると共に、壁48Aに対向する壁48B(第二壁の一例)とを含んで構成されている。本実施形態では、一例として、壁部の厚さは、2〔mm〕とされている。
さらに、壁48Aには、図2(A)に示されるように、装置幅方向(紙面奥行方向)に延びる複数の貫通孔49が形成されている。夫々の貫通孔49は、上下方向に並べられ、同様のピッチで配置されている。本実施形態では、一例として、貫通孔49の孔径は、1〔mm〕とされている。
さらに、本体部42において装置幅方向の両端側の部分には、図1に示されるように、フック70(図4参照)を取り付けるために用いる複数の貫通孔42Aが形成されている。貫通孔42Aは、本体部42において室外側(開口100とは反対側)の壁48Aと、室内側(開口100側)の壁48Bとに形成され、壁48Aに形成された貫通孔42Aは、装置奥行方向から見て、壁48Bに形成された貫通孔42Aと重なるようになっている。
本体部42の上部に形成されている係合部44は、図2(A)(B)に示されるように、装置幅方向から見て、上端部分が折り返された鉤状とされ、室内側(図中左側)が開放されている。これに対して、本体部42の下部に形成されている被係合部46は、装置幅方向から見て、下端部分が折り返された鉤状とされ、室外側(図中右側)が開放されている。
この構成において、一のスラット本体40に形成されている係合部44は、図2(B)に示されるように、一のスラット本体40の上方に配置されている他のスラット本体40の被係合部46と係合する(連結する)ようになっている。そして、装置幅方向から見た、係合部44と被係合部46との係合する角度が変化することで、カーテン12が巻取り軸30(図7(B)参照)に巻き取られるようになっている。
−ピアノ線−
ピアノ線50は、一例として線径が0.5〔mm〕とされ、貫通孔49に配置されている。ピアノ線50の両端部には、図1に示されるように、スラット本体40の両端部にピアノ線50の両端部を夫々取り付けるための取付部材52が設けられている(図1では、一端部のみを示す)。
−取付部材−
取付部材52は、図1に示されるように、装置幅方向に延びる円柱部52Aと、円柱部52Aの装置幅方向の内側に形成された円盤状の頭部52Bとを有している。また、頭部52Bの外径は、貫通孔49の孔径と比して大きくされている。そして、取付部材52には、ピアノ線50の端部が挿入される貫通孔(図示省略)が形成されている。
この構成において、ピアノ線50の端部を、取付部材52の貫通孔に挿入し、この状態で、円柱部52Aをペンチ等で挟み、円柱部52Aを変形させる。これにより、ピアノ線50の端部が、取付部材52に固定されるようになっている。この状態で、取付部材52の頭部52Bが、本体部42の端面に接触するようになっている。
このようにして、取付部材52は、ピアノ線50の両端部を本体部42の両端部に取り付けるようになっている。そして、本実施形態では、ピアノ線50の両端部が本体部42の両端部に取り付けられた状態で、ピアノ線50には、決められた張力が予め付与されている。
[フック]
フック70は、例えば、金属材料を用いて成形されている。フック70は、本実施形態では、全てのスラット本体40に取り付けられておらず、図7(A)に示されるように、上下方向に連結されているスラット38に対して、一つおきに取り付けられている。
フック70は、図4、図5に示されるように、スラット本体40の装置幅方向の両端部にとりつけられる(図では一端部だけを示す)。そして、フック70は、装置幅方向に延びている断面矩形状の延設部72と、延設部72の装置幅方向の外側端部に固定されている頭部74と、延設部72の装置幅方向の中央部分に固定されている基部76とを有している。
延設部72は、板状とされ、延設部72の板面は、装置奥行方向を向いている。そして、延設部72の装置幅方向の内側の部分には、表裏を貫通する貫通孔72Aが形成されている。
頭部74は、板状とされ、頭部74の板面は、装置幅方向を向いている。そして、装置幅方向から見て、頭部74は、延設部72と比して、大型化されている。
基部76は、板状とされ、 基部76の板面は、装置幅方向を向いている。そして、延設部72が基部76の中央側の部分を貫通している。また、装置幅方向から見て、基部76は、スラット本体40の本体部42と比して、大型化されている。さらに、基部76には、貫通孔76Aが形成されている。この貫通孔76Aにピアノ線50が通るようになっている。
この構成において、延設部72の一部をスラット本体40の内部44Bに挿入し、かつ、ピアノ線50を貫通孔76Aに挿入する。そして、基部76の板面と、スラット本体40の端面とを接触させる。
また、ピアノ線50の端部を、取付部材52の貫通孔に挿入し、円柱部52Aをペンチ等で挟み、円柱部52Aを変形させる。これにより、ピアノ線50の端部が、取付部材52に固定されるようになっている。この状態で、取付部材52の頭部52Bが、基部76の板面に接触するようになっている。
さらに、リベット80を、装置奥行方向から、室外側の貫通孔42A、延設部72の貫通孔72A、及び室内側の貫通孔42Aにこの順番にさしこみ、リベット80の先端部を、かしめる。これにより、フック70が、スラット本体40に取り付けられるようになっている。
また、図6に示されるように、フック70の頭部74が、ガイドレール20のレール部24の内部に配置されるようになっている。これにより、カーテン12がガイドレール20から抜け出てしまうのが、抑制されるようになっている。
ここで、比較形態に係るスラット200に、フック70を取り付ける工程について説明する。先ず、スラット200について、スラット38と異なる部分を主に説明する。
スラット200は、押し出し成形によって形成されている。スラット200には、ピアノ線は設けられておらず、図8(A)に示されるように、曲げ剛性を維持するために、複数の板部200Aが一体的に形成されている。そして、スラット200が、押し出し成形によって形成されるため、板部200Aは、スラット200の一端部から他端部まで、設けられている。
フック70をスラット200に取り付ける場合に、先ず、板部200Aの端部側の部分が、図8(B)に示されるように、切り取られる。そして、スラット200に貫通孔42Aを形成する。この後の取付工程については、スラット38にフック70を取り付ける場合と同様である。このように、スラット200では、フック70との干渉を回避するため、板部200Aの一部分を切り取る工程が必要となる。
(作用)
次に、開閉装置10のカーテン12に沿った風が発生した場合について説明する。
図7(B)に示されるように、カーテン12に沿うように上方から下方へむかう風が発生(矢印B参照)すると、カーテン12の室外側(図中右側)が負圧となる。そうすると、図3(A)に示されるように、カーテン12を室外側に押し出す力が発生する(矢印C参照)。この力により、カーテン12は、図3(B)に示されるように、上方向から見て、室外側が凸となるように湾曲状に変形する。
カーテン12が湾曲状に変形することで、スラット38の壁48Aには、張力(引張力)が生じ(矢印D参照)、壁48Bには、圧縮力が生じる(矢印E参照)。ここで、壁48Aに形成された貫通孔49(図2(A)参照)には、ピアノ線50が配置されている。また、このピアノ線50の両端部は、取付部材52を介して本体部42の両端部に取り付けられている(図1参照)。
このため、スラット本体40の壁48Aに生じた張力が、取付部材52を介してピアノ線50に伝達され、スラット本体40の変形が抑制される。
(まとめ)
ここで、前述した比較形態に係るスラット200では、内部に板部200Aが形成されていることで、要求される曲げ剛性が、維持されていた。しかし、スラット38では、板部は形成されておらず、ピアノ線50を設けることで、要求される曲げ剛性が、維持されている。
換言すると、スラット38では、剛性を維持した上で、スラット200と比して、スラット38の質量を軽くすることができる。
また、ピアノ線50の両端部が本体部42の両端部に取り付けられた状態で、ピアノ線50には、決められた張力が予め付与されている。このため、ピアノ線50に張力が予め付与されていない場合と比して、壁48Aに生じた張力をピアノ線50に、効果的に伝達することができる。
また、カーテン12おいては、カーテン12の質量が軽くなる。このため、カーテン12を他部品に組み付ける際の、カーテン12の取り回しを容易にすることができる。
また、開閉装置10においては、カーテン12の質量が軽くなるため、カーテン12の操作性を向上させることができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係るスラット、シャッターカーテン、及び開閉装置の一例を図9、図10に従って説明する。なお、第2実施形態については、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
(構成)
第2実施形態に係る開閉装置150に備えられたカーテン152のスラット158の壁48Bには、図9(A)(B)に示されるように、壁48Aと同様に貫通孔49が形成され、ピアノ線50がこの貫通孔49に配置されている。このように、スラット158においては、壁48A及び壁48Bに、ピアノ線50が配置されている。
(作用)
次に、開閉装置150のカーテン152を室外側から押圧する風が発生した場合について説明する。
図10(A)に示されるように、カーテン152を押圧する風が発生(矢印G)すると、カーテン152は、図10(B)に示されるように、上方向から見て、室内側が凸となるように湾曲状に変形する。
カーテン12が湾曲状に変形することで、スラット158の壁48Bには、張力が生じ(矢印H参照)、壁48Aには、圧縮力が生じる(矢印J参照)。ここで、壁48Bに形成された貫通孔49(図9(A)参照)には、ピアノ線50が配置されている。また、このピアノ線50の両端部は、本体部42の両端部に取付部材52を介して取り付けられている。
このため、スラット158の壁48Bに生じた張力が、取付部材52を介してピアノ線50に伝達され、スラット158の変形が抑制される。
第2実施形態の他の作用については、第1実施形態と同様である。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、ピアノ線50に張力を予め付与したが、張力を予め付与しなくてもよい。スラット38の壁48Aに生じた引張力が、取付部材52を介してピアノ線50に伝達されればよい。
また、上記第1実施形態では、ピアノ線50を壁48Aのみに配置したが、ピアノ線50を壁48Bのみに配置してもよい。この場合には、カーテン12を室外側から押圧する風が発生した場合に効果を奏する。
また、上記実施形態では、特に説明しなかったが、カーテン12をオーバーヘッドドアのカーテンに用いてもよい。
また、上記実施形態では、特に説明しなかったが、比較形態に係るスラット200のように、スラット38、158に板部を設けてもよい。この場合には、スラット38、158の剛性が、スラット200の剛性と比して高くなる。
また、上記実施形態では、線材としてピアノ線50を用いたが、例えば、ステンレス線等の他の鋼線を用いてもよい。
10 開閉装置
12 シャッターカーテン
12 カーテン
20 ガイドレール
30 巻取り軸
38 スラット
40 スラット本体
42B 内部
48 壁部
48A 壁(第一壁の一例)
48B 壁(第二壁の一例)
49 貫通孔
50 ピアノ線(線材の一例)
52 取付部材
150 開閉装置
152 カーテン
158 スラット

Claims (6)

  1. 一方向に延び、内部が空洞化され、両端部が開放されていると共に、前記内部を囲む壁部に前記一方向に延びる貫通孔が形成されているスラット本体と、
    前記貫通孔に配置され、前記一方向に延びる線材と、
    前記線材の両端部を前記スラット本体の両端部に取り付ける取付部材と、
    を備えるスラット。
  2. 前記線材には、張力が予め付与されている請求項1に記載のスラット。
  3. 前記スラット本体の壁部は、上下方向に延びる第一壁と、前記第一壁に対向する第二壁とを含んで構成され、
    前記貫通孔は、前記第一壁に形成されている請求項1又は2に記載のスラット。
  4. 前記スラット本体の壁部は、上下方向に延びる第一壁と、前記第一壁に対向する第二壁とを含んで構成され、
    前記貫通孔は、前記第一壁及び前記第二壁に形成されている請求項1又は2に記載のスラット。
  5. 上下方向に連結される請求項1〜4に記載の複数のスラットを備えるシャッターカーテン。
  6. 請求項5に記載のシャッターカーテンと、
    前記シャッターカーテンの一方向の両端部側の部分が挿入され、前記シャッターカーテンの上下方向の移動をガイドする一対のガイドレールと、
    前記ガイドレールの上方側に配置され、前記シャッターカーテンを巻き取る、又は巻き取ったシャッターカーテンを送り出す巻取り軸と、
    を備える開閉装置。
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