JP2012247741A - 光学部品の製造方法 - Google Patents
光学部品の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012247741A JP2012247741A JP2011121624A JP2011121624A JP2012247741A JP 2012247741 A JP2012247741 A JP 2012247741A JP 2011121624 A JP2011121624 A JP 2011121624A JP 2011121624 A JP2011121624 A JP 2011121624A JP 2012247741 A JP2012247741 A JP 2012247741A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- gas
- film
- optical component
- refractive index
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明の光学部品の製造方法は、プラスチック基材2と、前記プラスチック基材2上に配設された多層膜を備えた光学部品の製造方法であって、前記多層膜を形成する工程は、低屈折率材料と高屈折率材料とを交互に複数積層し多層構造の第一の屈折層を形成する工程と、前記第一の屈折層上に、この第一の屈折層より低い屈折率の低屈折率材料からなる第二の屈折層を形成する工程と、を有するとともに、前記プラスチック基材2上に前記多層膜を形成するための成膜室32内にガスを導入し、該成膜室32内で前記多層膜を構成する層のうち少なくとも一層を、イオンビームアシストを施しながら成膜を行う工程を有し、前記成膜室内導入ガス、及び前記イオンビームアシストに使用されるガスの少なくとも一種が不活性ガスを含有することを特徴とする。
【選択図】図3
Description
そのため、帯電を防止するために、表面処理膜中に導電性物質を含有させる対策が施された光学部品が提供されている。導電性物質を含有させる一つの方法として、無機多層膜内にITO(Indium Tin Oxide)など導電性薄膜を形成する方法がある。
これらは、成膜時に酸素が不足した場合、吸収を持った不透明な膜となり、その結果、透過率等光学的に不十分な膜となってしまうという難点が存在する。
また、屈折率等、光学的性能や物理的性能を確保するためにも、イオンビームアシストによる成膜は行われている。
しかし、効果的なイオンビームアシストの条件は、イオン源の仕様によっては許容範囲が狭く、最適条件が狭い範囲に限られ、再現性が低くなってしまい、光学的、物理的特性に優れた光学多層膜を有する光学部品を安定して製造できない。
なお、この形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
図1は、本実施形態により製造される光学部品1を模式的に示す側断面図であり、本実施形態において、光学部品1は眼鏡レンズ用の光学部品である。
また、本実施形態では、プラスチック基材2の屈折率(nd)としては、例えば1.50、1.60、1.67、及び1.74のうちから選択されたものが用いられる。なお、プラスチック基材2の屈折率を1.6以上にする場合、プラスチック基材2としては、アリルカーボネート系樹脂、アクリレート系樹脂、メタクリレート系樹脂、及びチオウレタン系樹脂等を使用することが好ましい。
プライマー層5は、プラスチック基材2とハードコート層6との密着性を良好にするためのもので、密着層として機能するようになっている。また、光学部品1に対する衝撃を吸収するためのものでもあり、衝撃吸収層としても機能するようになっている。
ハードコート層6は、例えばオルガノシロキサン系ハードコート層からなっている。オルガノシロキサン系ハードコート層は、オルガノシロキサン系樹脂に無機酸化物の微粒子を分散させたものである。無機酸化物としては、例えばルチル型の酸化チタンや、ケイ素、錫、ジルコニウム、及びアンチモンの酸化物が好適に用いられる。また、ハードコート層6として、例えば特公平4−55615号公報に開示されているような、コロイド状シリカ含有の有機ケイ素系樹脂であってもよい。ハードコート層6の厚みについては、2μm以上4μm以下程度とするのが好ましい。
また、本実施形態においては、多層膜として無機多層膜を用いているが、本発明の効果を損なわない限り、有機多層膜を用いてもよい。
また、第一の屈折層7については、第1層9、第2層10、第3層11、第4層8の4層構造で形成することなく、3層以下、あるいは5層以上で構成することもできる。
誘電体膜12は、金属膜であってもよく、インジウム、スズ、亜鉛、及びチタンから選ばれる少なくとも一種の酸化物からなる層であればよい。尚、誘電体膜12の厚さは、20nm以下であり、10nm以下であってもよい。
なお、第2蒸着源35Bとして酸化ジルコニウム(ZrO)からなる蒸着源を用い、第2成膜室32の内部空間に酸素を導入しながら第2蒸着源35Bにビームを照射し、二酸化ジルコニウム(ZrO2)からなる高屈折率無機材料層を形成するようにしてもよい。
第1成膜室31では、プラスチック基材2を約70℃に加熱する。第1成膜室31内のプラスチック基材2を加熱する処理が実行されているとき、第2成膜室32において、先に第1成膜室31内で加熱する処理が実行されたプラスチック基材2に対して無機多層膜3を形成する処理が実行される。
第2成膜室32内のプラスチック基材2に対する無機多層膜3を形成する処理が終了すると、そのプラスチック基材2を保持した保持部材34が、第3成膜室33に移動するとともに、第1成膜室31内で加熱処理を終えたプラスチック基材2を保持した保持部材34が、第2成膜室32に移動する。蒸着装置30は、第2成膜室32に移動されたプラスチック基材2に対する無機多層膜3を形成する処理を開始する。また、第2成膜室32内から第3成膜室33へ移動された保持部材34に保持されているプラスチック基材2は、第3成膜室33から搬出された後、必要に応じて、別の処理を施される。
本実施形態においては、無機多層膜3を構成する第一の屈折層7と第二の屈折層13との間に、ITOからなる誘電体膜12を配設する際に、イオンビームアシストを施しながら成膜を行う。なお、成膜室32内で無機多層膜3を構成する層のうち少なくとも一層を、イオンビームアシストを施しながら成膜を行えばよく、イオンビームアシストを施す対象は、誘電体膜12に限定されない。
また、成膜装置30’はその内部がほぼ真空に減圧され、プラスチック基材2の周囲を真空雰囲気に保持できるようになっている。更に成膜装置30’には、ガスボンベ等の雰囲気ガス供給源が接続されていて、真空容器の内部を真空等の低圧状態で、かつ、酸素ガス、アルゴンガス、またはその他の不活性ガス雰囲気、あるいは、酸素を含む不活性ガス雰囲気にすることができるようになっている。
光源装置36から蒸着源35’に電子を照射すると、蒸着源35’の構成粒子が叩き出されて第一の屈折層7上に飛来する。そして、第一の屈折層7上に、蒸着源35’から叩き出した構成粒子を堆積させると同時に、イオンガン37からアルゴンイオンを照射する。
かかる成膜室内導入ガス、及びイオンビームアシストに使用されるガスの少なくとも一種が不活性ガスを含有することが必須である。これにより、イオンビームアシストを施す際の加速電圧、及び加速電流が低いままでも、光学的性能に優れた無機多層膜3を得ることができる。
加速電圧、及び加速電流を低く抑えたまま、イオンビームアシストを行うことは、プラスチック基材2及びイオンガン37に余計なダメージを与えるおそれのない点から優れている。
成膜室内導入ガス、及びイオンビームアシストに使用されるガスの組合せとしては、成膜室内導入ガスが酸素ガスであり、イオンビームアシストに使用されるガスが不活性ガスである場合や、成膜室内導入ガスが不活性ガスであり、イオンビームアシストに使用されるガスが酸素ガス、又は酸素ガスと不活性ガスの混合ガスである場合が挙げられる。また、上記のように不活性ガスはアルゴンであることが好ましい。
該圧力が1.0×10−3Pa以上の場合には、誘電体膜12の膜厚がより均一となる傾向が高く、5.0×10−2以下の場合には、イオンガン37にかかる負荷がより低くなる。
この撥水撥油膜14は、フッ素置換アルキル基含有有機ケイ素化合物を主成分とするもので、撥液性(撥水性、撥油性)を有するものである。すなわち、この撥水撥油膜14は、光学部品の表面エネルギーを低下させ、水やけ防止、汚れ防止の機能を発揮するとともに、光学部品表面のすべり性能を向上させ、その結果として、耐擦傷性を向上させることができる。
湿式法の中では、ディッピング法が一般的であり、よく用いられる。この方法は、フッ素置換アルキル基含有有機ケイ素化合物を有機溶剤に溶解した液中に、無機多層膜3まで形成し光学部品を浸漬し、一定条件で引き上げ、乾燥させて成膜する方法である。有機溶剤としては、パーフルオロヘキサン、パーフルオロ−4−メトキシブタン、パーフルオロ−4−エトキシブタン、メタキシレンヘキサフルオライドなどが使用される。
乾式法の中では、真空蒸着法がよく用いられる。この方法は、フッ素置換アルキル基含有有機ケイ素化合物を真空槽内で加熱して蒸発させ、撥水撥油膜14を形成する方法である。
このとき、イオンビームアシストの条件を幅広く設定できるので、例えば、加速電流及び加速電圧を低く設定することもでき、成膜装置に与える負荷を大きく軽減することができ、実用性が高い。
下記表面抵抗率計にて、各評価品の表面抵抗率を測定し比較した。
表面抵抗率計:三菱化学アナリテック製 ハイレスタUP MCP−HT450
判定基準を表1に示す。
下記分光光度計にて、各評価品の透過率及びYellow indexを測定し比較した。
分光光度計:日立製 分光光度計 U−4100
判定基準を表1に示す。
<実施例1>
レンズを真空槽内に設けられた回転するドームにセットし、真空槽内の温度を70度に加熱し、圧力が1.0×10−3Paになるまで排気し、加速電圧500V、加速電流100mAの条件でアルゴンガスイオンビームクリーニングを60秒間施した後、基材側から順次、第1層SiO2(屈折率1.47)を光学的膜厚0.060λ、第2層ZrO2(屈折率2.00)を光学的膜厚0.130λ、第3層SiO2(屈折率1.47)を光学的膜厚0.060λ、第4層ZrO2(屈折率2.00)を光学的膜厚0.250λ、第5層ITO (屈折率2.10)を光学的膜厚0.014λ、第6層SiO2(屈折率1.47)を光学的膜厚0.28λで積層した。
尚、λは設計の中心波長で500nmとした。また、第5層はイオンビームアシストを加速電圧500V、加速電流200mA、アルゴンガス導入量:14SCCMの条件にて実施した。同時に、成膜室内に酸素ガスを4.0×10−2Paにて導入した。
レンズを真空槽内に設けられた回転するドームにセットし、真空槽内の温度を70度に加熱し、圧力が1.0×10−3Paになるまで排気し、加速電圧500V、加速電流100mAの条件でアルゴンガスイオンビームクリーニングを60秒間施した後、基材側から順次、第1層SiO2(屈折率1.47)を光学的膜厚0.060λ、第2層ZrO2(屈折率2.00)を光学的膜厚0.130λ、第3層SiO2(屈折率1.47)を光学的膜厚0.060λ、第4層ZrO2(屈折率2.00)を光学的膜厚0.250λ、第5層ITO (屈折率2.10)を光学的膜厚0.014λ、第6層SiO2(屈折率1.47)を光学的膜厚0.28λで積層した。
尚、λは設計の中心波長で500nmとした。また、第5層はイオンビームアシストを加速電圧500V、加速電流200mA、アルゴンガス導入量:14SCCMの条件にて実施した。同時に、成膜室内に酸素ガスを3.0×10−2Paにて導入した。
レンズを真空槽内に設けられた回転するドームにセットし、真空槽内の温度を70度に加熱し、圧力が1.0×10−3Paになるまで排気し、加速電圧500V、加速電流100mAの条件でアルゴンガスイオンビームクリーニングを60秒間施した後、基材側から順次、第1層SiO2(屈折率1.47)を光学的膜厚0.060λ、第2層ZrO2(屈折率2.00)を光学的膜厚0.130λ、第3層SiO2(屈折率1.47)を光学的膜厚0.060λ、第4層ZrO2(屈折率2.00)を光学的膜厚0.250λ、第5層ITO (屈折率2.10)を光学的膜厚0.014λ、第6層SiO2(屈折率1.47)を光学的膜厚0.28λで積層した。
尚、λは設計の中心波長で500nmとした。また、第5層はイオンビームアシストを加速電圧500v、加速電流200mA、アルゴンガス導入量:14SCCMの条件にて実施した。同時に、成膜室内に酸素ガスを9.0×10−3Pa にて導入した。
レンズを真空槽内に設けられた回転するドームにセットし、真空槽内の温度を70度に加熱し、圧力が1.0×10−3Paになるまで排気し、加速電圧500V、加速電流100mAの条件でアルゴンガスイオンビームクリーニングを60秒間施した後、基材側から順次、第1層SiO2(屈折率1.47)を光学的膜厚0.060λ、第2層ZrO2(屈折率2.00)を光学的膜厚0.130λ、第3層SiO2(屈折率1.47)を光学的膜厚0.060λ、第4層ZrO2(屈折率2.00)を光学的膜厚0.250λ、第5層ITO (屈折率2.10)を光学的膜厚0.014λ、第6層SiO2(屈折率1.47)を光学的膜厚0.28λで積層した。
尚、λは設計の中心波長で500nmとした。また、第5層はイオンビームアシストを加速電圧500V、加速電流200mA、酸素ガス導入量:20SCCMの条件にて実施した。
<実施例4>
レンズを真空槽内に設けられた回転するドームにセットし、真空槽内の温度を70度に加熱し、圧力が1.0×10−3Paになるまで排気し、加速電圧500V、加速電流100mAの条件でアルゴンガスイオンビームクリーニングを60秒間施した後、基材側から順次、第1層SiO2(屈折率1.47)を光学的膜厚0.060λ、第2層ZrO2(屈折率2.00)を光学的膜厚0.130λ、第3層SiO2(屈折率1.47)を光学的膜厚0.060λ、第4層ZrO2(屈折率2.00)を光学的膜厚0.250λ、第5層ITO(屈折率2.10)を光学的膜厚0.014λ、第6層SiO2(屈折率1.47)を光学的膜厚0.28λで積層した。
尚、λは設計の中心波長で500nmとした。また、第5層はイオンビームアシストを加速電圧300V、加速電流140mA、アルゴンガス導入量:14SCCMの条件にて実施した。同時に、成膜室内に酸素ガスを4.0×10−2Pa にて導入した。
レンズを真空槽内に設けられた回転するドームにセットし、真空槽内の温度を70度に加熱し、圧力が1.0×10−3Paになるまで排気し、加速電圧500V、加速電流100mAの条件でアルゴンガスイオンビームクリーニングを60秒間施した後、基材側から順次、第1層SiO2(屈折率1.47)を光学的膜厚0.060λ、第2層ZrO2(屈折率2.00)を光学的膜厚0.130λ、第3層SiO2(屈折率1.47)を光学的膜厚0.060λ、第4層ZrO2(屈折率2.00)を光学的膜厚0.250λ、第5層ITO(屈折率2.10)を光学的膜厚0.014λ、第6層SiO2(屈折率1.47)を光学的膜厚0.28λで積層した。
尚、λは設計の中心波長で500nmとした。また、第5層はイオンビームアシストを加速電圧300V、加速電流140mA、酸素ガス導入量:20SCCMの条件にて実施した。
一方、イオンビームアシストにアルゴンガスを用いた場合には、実施例4で示されるように、イオンビームアシストの加速電圧及び加速電流が小さい場合であっても膜性能が低下しないことが確認された。
<実施例5>
レンズを真空槽内に設けられた回転するドームにセットし、真空槽内の温度を70度に加熱し、圧力が1.0×10−3Paになるまで排気し、加速電圧500V、加速電流100mAの条件でアルゴンガスイオンビームクリーニングを60秒間施した後、基材側から順次、第1層SiO2(屈折率1.47)を光学的膜厚0.060λ、第2層ZrO2(屈折率2.00)を光学的膜厚0.130λ、第3層SiO2(屈折率1.47)を光学的膜厚0.060λ、第4層ZrO2(屈折率2.00)を光学的膜厚0.250λ、第5層ITO(屈折率2.10)を光学的膜厚0.014λ、第6層SiO2(屈折率1.47)を光学的膜厚0.28λで積層した。
尚、λは設計の中心波長で500nmとした。また、第5層はイオンビームアシストを加速電圧500V、加速電流200mA、酸素導入量:18SCCM、アルゴンガス導入量:2SCCMの条件にて実施した。同時に、成膜室内にアルゴンガスを4.0×10−2Pa にて導入した。
レンズを真空槽内に設けられた回転するドームにセットし、真空槽内の温度を70度に加熱し、圧力が1.0×10−3Paになるまで排気し、加速電圧500V、加速電流100mAの条件でアルゴンガスイオンビームクリーニングを60秒間施した後、基材側から順次、第1層SiO2(屈折率1.47)を光学的膜厚0.060λ、第2層ZrO2(屈折率2.00)を光学的膜厚0.130λ、第3層SiO2(屈折率1.47)を光学的膜厚0.060λ、第4層ZrO2(屈折率2.00)を光学的膜厚0.250λ、第5層ITO(屈折率2.10)を光学的膜厚0.014λ、第6層SiO2(屈折率1.47)を光学的膜厚0.28λで積層した。
尚、λは設計の中心波長で500nmとした。また、第5層はイオンビームアシストを加速電圧500V、加速電流200mA、酸素導入量:20SCCMの条件にて実施した。同時に、成膜室内にアルゴンガスを4.0×10−2Pa にて導入した。
Claims (11)
- プラスチック基材と、前記プラスチック基材上に配設された多層膜を備えた光学部品の製造方法であって、
前記多層膜を形成する工程は、低屈折率材料と高屈折率材料とを交互に前記プラスチック基材上に複数積層し多層構造の第一の屈折層を形成する工程と、前記第一の屈折層上に、この第一の屈折層より低い屈折率の低屈折率材料からなる第二の屈折層を形成する工程と、を有するとともに、
前記プラスチック基材上に前記多層膜を形成するための成膜室内にガスを導入し、該成膜室内で前記多層膜を構成する層のうち少なくとも一層を、イオンビームアシストを施しながら成膜を行う工程を有し、
前記成膜室内導入ガス、及び前記イオンビームアシストに使用されるガスの少なくとも一種が不活性ガスを含有することを特徴とする光学部品の製造方法。 - 前記成膜室内導入ガス、及び前記イオンビームアシストに使用されるガスは、それぞれ独立に、酸素ガス、不活性ガス、及び酸素ガスと不活性ガスの混合ガスから選ばれるガスである請求項1に記載の光学部品の製造方法。
- 前記成膜室内導入ガスが酸素ガスであり、前記イオンビームアシストに使用されるガスが不活性ガスである請求項1又は2に記載の光学部品の製造方法。
- 前記成膜室内導入ガスが不活性ガスであり、前記イオンビームアシストに使用されるガスが酸素ガス、又は酸素ガスと不活性ガスの混合ガスである請求項1又は2に記載の光学部品の製造方法。
- 前記不活性ガスはアルゴンである請求項1〜4のいずれか一項に記載の光学部品の製造方法。
- 前記成膜室内導入ガスの導入圧力が1.0×10−3Pa〜5.0×10−2Paの範囲である請求項1〜5のいずれか一項に記載の光学部品の製造方法。
- 前記多層膜を形成する工程に、真空蒸着法を用いる請求項1〜6記載の光学部品の製造方法。
- 前記多層膜を構成する第一の屈折層と第二の屈折層との間に、インジウム、スズ、亜鉛、及びチタンから選ばれる少なくとも一種の酸化物からなる層を含む請求項1〜7のいずれか一項に記載の光学部品の製造方法。
- 前記第一の屈折層は、二酸化ジルコニウム、二酸化チタン、及び二酸化タンタルから選ばれる少なくとも一種を含み、
前記第二の屈折層は、二酸化珪素を含む請求項1〜8のいずれか一項に記載の光学部品の製造方法。 - 前記多層膜は、4層以上の多層膜である請求項1〜9のいずれか一項に記載の光学部品の製造方法。
- 前記光学部品は眼鏡レンズである請求項1〜10のいずれか一項に記載の光学部品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011121624A JP2012247741A (ja) | 2011-05-31 | 2011-05-31 | 光学部品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011121624A JP2012247741A (ja) | 2011-05-31 | 2011-05-31 | 光学部品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012247741A true JP2012247741A (ja) | 2012-12-13 |
Family
ID=47468207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011121624A Pending JP2012247741A (ja) | 2011-05-31 | 2011-05-31 | 光学部品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012247741A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11529230B2 (en) | 2019-04-05 | 2022-12-20 | Amo Groningen B.V. | Systems and methods for correcting power of an intraocular lens using refractive index writing |
US11583389B2 (en) | 2019-04-05 | 2023-02-21 | Amo Groningen B.V. | Systems and methods for correcting photic phenomenon from an intraocular lens and using refractive index writing |
US11583388B2 (en) | 2019-04-05 | 2023-02-21 | Amo Groningen B.V. | Systems and methods for spectacle independence using refractive index writing with an intraocular lens |
US11678975B2 (en) | 2019-04-05 | 2023-06-20 | Amo Groningen B.V. | Systems and methods for treating ocular disease with an intraocular lens and refractive index writing |
US11931296B2 (en) | 2019-04-05 | 2024-03-19 | Amo Groningen B.V. | Systems and methods for vergence matching of an intraocular lens with refractive index writing |
US11944574B2 (en) | 2019-04-05 | 2024-04-02 | Amo Groningen B.V. | Systems and methods for multiple layer intraocular lens and using refractive index writing |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003195003A (ja) * | 2001-08-30 | 2003-07-09 | Seiko Epson Corp | プラスチックレンズ |
JP2004341052A (ja) * | 2003-05-13 | 2004-12-02 | Ito Kogaku Kogyo Kk | 光学要素 |
JP2010529510A (ja) * | 2007-06-13 | 2010-08-26 | エシロール アテルナジオナール カンパニー ジェネラーレ デ オプティック | イオンアシストの下で部分的に形成された下地層を含む反射防止性被膜で被覆される光学物品とその製造方法 |
WO2010113622A1 (ja) * | 2009-04-01 | 2010-10-07 | 東海光学株式会社 | 光学部材、眼鏡用プラスチックレンズ及びそれらの製造方法 |
-
2011
- 2011-05-31 JP JP2011121624A patent/JP2012247741A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003195003A (ja) * | 2001-08-30 | 2003-07-09 | Seiko Epson Corp | プラスチックレンズ |
JP2004341052A (ja) * | 2003-05-13 | 2004-12-02 | Ito Kogaku Kogyo Kk | 光学要素 |
JP2010529510A (ja) * | 2007-06-13 | 2010-08-26 | エシロール アテルナジオナール カンパニー ジェネラーレ デ オプティック | イオンアシストの下で部分的に形成された下地層を含む反射防止性被膜で被覆される光学物品とその製造方法 |
WO2010113622A1 (ja) * | 2009-04-01 | 2010-10-07 | 東海光学株式会社 | 光学部材、眼鏡用プラスチックレンズ及びそれらの製造方法 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11529230B2 (en) | 2019-04-05 | 2022-12-20 | Amo Groningen B.V. | Systems and methods for correcting power of an intraocular lens using refractive index writing |
US11583389B2 (en) | 2019-04-05 | 2023-02-21 | Amo Groningen B.V. | Systems and methods for correcting photic phenomenon from an intraocular lens and using refractive index writing |
US11583388B2 (en) | 2019-04-05 | 2023-02-21 | Amo Groningen B.V. | Systems and methods for spectacle independence using refractive index writing with an intraocular lens |
US11678975B2 (en) | 2019-04-05 | 2023-06-20 | Amo Groningen B.V. | Systems and methods for treating ocular disease with an intraocular lens and refractive index writing |
US11931296B2 (en) | 2019-04-05 | 2024-03-19 | Amo Groningen B.V. | Systems and methods for vergence matching of an intraocular lens with refractive index writing |
US11944574B2 (en) | 2019-04-05 | 2024-04-02 | Amo Groningen B.V. | Systems and methods for multiple layer intraocular lens and using refractive index writing |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6073355B2 (ja) | 眼鏡レンズ、及び眼鏡レンズの製造方法 | |
JP5588135B2 (ja) | 光学物品の製造方法 | |
JP5795675B2 (ja) | 眼鏡レンズ用光学部品、眼鏡レンズ用光学部品の製造方法 | |
US8789944B2 (en) | Optical article and optical article production method | |
JP5248516B2 (ja) | 光学部品、及び光学部品の製造方法 | |
JP5966011B2 (ja) | 眼鏡レンズおよびその製造方法 | |
WO2014208412A1 (ja) | 光学部品 | |
JP2012247741A (ja) | 光学部品の製造方法 | |
JP2010102157A (ja) | 光学物品およびその製造方法 | |
WO2010016242A1 (ja) | 光学部品及び光学部品の製造方法 | |
JP5698902B2 (ja) | 光学物品およびその製造方法 | |
JP5867794B2 (ja) | 眼鏡レンズの製造方法および光学物品の製造方法 | |
JP2010140008A (ja) | 光学物品およびその製造方法 | |
JP6461313B2 (ja) | 眼鏡レンズおよびその製造方法、ならびに眼鏡 | |
JP5922324B2 (ja) | 光学物品およびその製造方法 | |
JP2003014904A (ja) | 撥水性薄膜を有する光学部材の製造方法 | |
JP2010072635A (ja) | 光学物品およびその製造方法 | |
JP2010072636A (ja) | 光学物品およびその製造方法 | |
JP2011017949A (ja) | 光学物品の製造方法およびその方法により製造された光学物品 | |
WO2013084997A1 (ja) | 光学部品の製造方法 | |
JP2016075964A (ja) | 光学物品およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140509 |
|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20140509 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150224 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150303 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20150630 |