JP2012246796A - オイル落とし通路の構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】シリンダブロックから流下する潤滑油を導くオイル落とし通路を簡便に形成する。
【解決手段】シリンダブロック1に下方から結合するオイルパン2を上方及び前方に開放するものとし、オイルパンの一方の側壁に沿って上下方向に延伸し上方及び前方に開放した略樋状の通路壁22を、その側壁及び底壁に連接するように成形し、通路壁の下端部に前後方向に貫通した連通口24を開設した上、オイルパンに前方からカバー体3を組み付けることによりオイルパンの前方側を閉塞する構造とした。これにより、オイルパンを鋳造する型によってオイル落とし通路23をも形成することが可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関におけるオイル落とし通路の構造に関する。
内燃機関では、潤滑油をオイルパンに貯留し、その潤滑油をオイルポンプで汲み上げてカムシャフト等の潤滑に供している。カムシャフト等の潤滑を終えた潤滑油は、シリンダブロックのウォータジャケットの外側に設けられたオイル戻し空間及び流下路を介して、オイルパンに向けて還流する(例えば、下記特許文献1を参照)。
オイルパンは、シリンダブロック直下のクランクケースの下方に存在している。このオイルパンにも、シリンダブロックから流下する潤滑油を導くオイル落とし通路が設けられる。
二気筒の4サイクルエンジンでは、第一気筒の行程と第二気筒の行程との間に360°CA(クランク角度)の位相差が存在し、第一気筒のピストンと第二気筒のピストンとが同時に上昇し、かつ同時に下降する。それ故、三気筒以上の多気筒エンジンと比べて、クランクケース及びオイルパンの内室の圧力が大きく変動する。
オイルパン内圧力の変動の影響を抑制して潤滑油のオイルパンへの流下を円滑ならしめるには、オイル落とし通路の終端をオイルパンに貯留される潤滑油の油面よりも下方に位置づける、換言すれば、オイルパンの内室とオイル落とし通路とを隔てる通路壁の下端を潤滑油の油面の下方まで延出させ、潤滑油内に埋没させることが望ましい。
しかしながら、そのようなオイル落とし通路を形成するためには、鋳造品であるオイルパンとは別個の部材であるパイプまたはガイドをオイルパンに後付けする必要があり(例えば、下記特許文献2または3を参照)、工数の増加を招いていた。オイル落とし通路を鋳造にて成形しようとしても、オイルパンの内室とその外側方に隣接するオイル落とし通路とを内外方向に連通する連通口を中子を使用して開成せざるを得ず、やはりコスト面で不利であった。
特開2011−080420号公報 実開昭58−132113号公報 特開平03−054310号公報
本発明は、シリンダブロックから流下する潤滑油を導くオイル落とし通路を簡便に形成することを所期の目的としている。
本発明では、シリンダブロックに下方から結合するオイルパンを上方及び前方に開放するものとし、前記オイルパンの一方の側壁に沿って上下方向に延伸し上方及び前方に開放した略樋状の通路壁を、その側壁に連接するように成形し、前記通路壁の下端部に前後方向に貫通した連通口を開設した上、前記オイルパンに前方からカバー体を組み付けることによりオイルパンの前方側を閉塞する構造とした。なお、ここに言う「上方」、「前方」、「上下方向」、「前後方向」等は、内燃機関を車両等に搭載したときの方向とは必ずしも合致しない。
本発明では、通路壁の内側をオイル落とし通路とし、このオイル落とし通路とオイルパンの内室とを連通口を介して連通せしめるようにしている。オイルパンの底壁、側壁、通路壁及び連通口は、(オイルパンを鋳造するために用いられる)上方に抜く型、側方に抜く型及び前方に抜く型により成形することができる。つまり、中子を使用せずとも、オイルパン内にオイル落とし通路を鋳造成形することが可能となる。
本発明によれば、シリンダブロックから流下する潤滑油を導くオイル落とし通路を簡便に形成することができる。
本発明の一実施形態における内燃機関のシリンダブロック及びオイルパンを示す分解斜視図。 同実施形態のシリンダブロック、オイルパン及びフロントエンドカバーを示す分解斜視図。 同実施形態のシリンダブロック及びオイルパンを示す正面図。 同実施形態のオイルパン及びフロントエンドカバーを示す要部平断面図。 同実施形態のシリンダブロック、オイルパン及びフロントエンドカバーを示す要部側断面図。
本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。本実施形態における内燃機関は、二気筒の4サイクルエンジンである。
図1ないし図5に示すように、シリンダブロック1は、二つの気筒を形作るシリンダボア11と、シリンダボア11の直下に位置するクランクケース(の上部)12と、シリンダボア11の周囲に設けられたウォータジャケット13と、ウォータジャケット13の外側に設けられたオイル戻し空間15と、オイル戻し空間15と連通し下方及び前方に開放した流下路14とを包有している。シリンダブロック1の上面にはシリンダヘッド(図示せず)が、シリンダブロック1の下面にはオイルパン2が、それぞれ組み付けられる。
オイル戻し空間15は、気筒が並ぶ前後方向に拡張し、上方に開口するとともに、底面が前方に向かって落ち込む形状をなしている。このオイル戻し空間15は、シリンダヘッド側からカムシャフト等を潤滑し終えた潤滑油を受ける。オイル戻し空間15の前下端部には、流下路14の上端部が前方から接続しており、その接続箇所で両者が前後方向に連通している。流下路14は、シリンダブロック1の側壁の一方に沿うように外側方に膨出しつつ下方に伸びている。
オイルパン2は、内室21を上方及び前方に開放させた概形をなしている。その上で、その側壁の一方に沿って上下方向に延伸する通路壁22を形成してある。通路壁22は、シリンダブロック1から流下する潤滑油を導くオイル落とし通路23を、潤滑油を貯留するオイルパン2の内室21から隔絶するものである。通路壁22の内周は、上方及び前方に開放した、平面視(または、平断面視)略チャネル状をなしている。但し、これを略アングル状に成形してもよいし、略部分円筒状に成形してもよい。何れにせよ、通路壁22の内側の溝状の空間が、オイル落とし通路23として機能する。
通路壁22の外縁は、オイルパン2の一方の側壁の内面に連接している。また、通路壁22の下縁は、オイルパン2の底壁に連接している。そして、通路壁22の下端部にて、この通路壁22を前後方向に貫通する連通口24を穿っている。連通口24は、オイル落とし通路23の終端とオイルパン2の内室21とを連通するもので、オイルパン2の内室21に貯留された潤滑油の油面(図5中、一点鎖線で示す)よりも下方に開口する。オイル落とし通路23を流通する潤滑油は、連通口24を経てオイルパン2の内室21へと還り、再びストレーナ(図示せず)から吸引されてオイルポンプ(図示せず)により内燃機関の上部に向けて圧送される。
オイルパン2をシリンダブロック1に組み付けた状態で、シリンダブロック1側の流下路14の下端部とオイルパン2側のオイル落とし通路23の上端部とは上下方向に接続し、両者が連通する。これら流下路14及びオイル落とし通路23は、ともに前方に開放している。
しかして、シリンダブロック1及びオイルパン2には、前方からカバー体3たるフロントエンドカバー3が組み付けられる。フロントエンドカバー3は、オイルパン2の内室21、流下路14及びオイル落とし通路23の前方側を遮蔽し閉塞する。オイルポンプ等は、このフロントエンドカバー3に支持させる。
本実施形態では、フロントエンドカバー3の後向面に、後方に突出するリブ31を形成している。リブ31は、背面視オイル落とし通路23の内側方に位置する通路壁22に相似した形状をなしている。フロントエンドカバー3をシリンダブロック1及びオイルパン2に組み付けたとき、リブ31の後端がオイル落とし通路23の内側方に位置する通路壁22に当接し、オイル落とし通路23を流下する潤滑油が連通口24以外の箇所からオイルパン2の内室21に流出することを防ぐ。
本実施形態によれば、内燃機関のシリンダブロック1から流下する潤滑油を導くオイル落とし通路23の構造であって、シリンダブロック1に下方から結合するオイルパン2を上方及び前方に開放するものとし、前記オイルパン2の一方の側壁に沿って上下方向に延伸し上方及び前方に開放した略樋状の通路壁22を、その側壁及び底壁に連接するように成形し、かつ、前記通路壁22の下端部に前後方向に貫通した連通口24を開設し、前記オイルパン2に前方からカバー体3を組み付けることによりオイルパン2の前方側を閉塞してなるオイル落とし通路23の構造を構成したため、オイルパン2の側壁及び底壁を成形する、上方、側方及び前方に抜く鋳型によって通路壁22及び連通口24を成形することが可能である。従って、中子を使用することなく、オイルパン2内にオイル落とし通路23を簡便に鋳造成形することができ、低コスト化に奏効する。
通路壁22の形状、即ちオイル落とし通路23の形状の設計の自由度も高まる。公知技術のように、鋳造品のオイルパン2の内外にパイプやガイド等の別部材を後付けする必要がないので、工数及び部品点数の削減につながる。また、オイルパン2の内室21における、連通口24付近の部位にストレーナの吸込口を配置することで、暖機を速める効果も期待できる。オイル落とし通路23の外側方に位置する通路壁22はオイルパン2の側壁に接合して一体化いる、換言すればオイル落とし通路23の外側方の壁をオイルパン2自体の側壁で代用しているので、潤滑油を貯留する内室21の容積を狭めずに済むだけでなく、オイルパン2が徒に重量化せず、内燃機関の軽量化にも資する。
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。例えば、上記実施形態では通路壁22の下縁がオイルパン2の底壁に連接していたが、必ずしもオイルパンの底壁に連接していなくともよい。通路壁の下縁とオイルパンとの底壁とが離間しており、両者の間隙を利用してオイル落とし通路とオイルパン内室とを連通する連通口を構成する態様をとることも当然に可能である。
その他各部の具体的構成は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明は、車両等に搭載される内燃機関に適用することができる。
1…シリンダブロック
2…オイルパン
22…通路壁
23…オイル落とし通路
24…連通口
3…カバー体

Claims (1)

  1. 内燃機関のシリンダブロックから流下する潤滑油を導くオイル落とし通路の構造であって、
    シリンダブロックに下方から結合するオイルパンを上方及び前方に開放するものとし、
    前記オイルパンの一方の側壁に沿って上下方向に延伸し上方及び前方に開放した略樋状の通路壁を、その側壁に連接するように成形し、
    かつ、前記通路壁の下端部に前後方向に貫通した連通口を開設し、
    前記オイルパンに前方からカバー体を組み付けることによりオイルパンの前方側を閉塞してなるオイル落とし通路の構造。
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