JP2009197634A - V型エンジンにおけるオイル回収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】V型エンジンにおいて,ブローバイガスからの分離オイルを,気筒の熱やクランク室の圧力脈動の影響を受けずにオイルパンに戻すことを可能にする。
【解決手段】第1及び第2バンクBa,Bb間に,クランク室5に連通するブリーザ室20を形成し,このブリーザ室20にブローバイガスからオイルを分離するオイルセパレータ22を配設する一方,シリンダブロック3の,クランク軸1の軸方向に沿う一端部と,それに接合されるカバー部材16との接合面に上下方向に延びるオイル戻し溝42a,42bを形成し,このオイル戻し溝42a,42bの上端部をオイルセパレータ22のオイル出口39に,また下端部を,シリンダブロック3の下部に固設されるオイル戻しパイプ44に連通し,このオイル戻しパイプ44の開放下端部をオイルパン8の貯留オイル13中に浸漬した。
【選択図】 図3

Description

本発明は,第1及び第2バンクの気筒,並びに第1及び第2バンクに共通のクランク軸を収容するクランク室を有するシリンダブロックと,このシリンダブロックの下部に結合され,クランク室に連通するオイルパンとを備えるV型エンジンに関し,特に,クランク室を出たブローバイガスから分離したオイルをオイルパンに戻すための,V型エンジンにおけるオイル回収装置に関する。
かゝるV型エンジンにおけるオイル回収装置は,下記特許文献1に開示されるように,既に知られている。
特開平5−86830号公報
従来のかゝるV型エンジンにおけるオイル回収装置では,ブローバイガスから分離したオイルをオイルパンに戻すために,そのオイル戻し通路を第1及び第2バンクの気筒の外側壁に設けていたので,そのオイル戻し通路が気筒からの熱の影響を受け易いことから,く,ブローバイガスから分離したオイルは,オイル戻し通路を通過する間に劣化する虞があり,またそのオイル戻し通路の下端は,オイルパンの上部空間に開口していたので,クランク室と吸気系とが連通する状態となるため,クランク室の圧力脈動がオイル戻し通路に直接作用することになり,その脈動によりオイルのオイルパンへの戻りが阻害される虞もあった。
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,ブローバイガスからの分離オイルを,第1及び第2バンクの気筒の熱やクランク室の圧力脈動の影響を受けずにオイルパンに戻すことを可能にした,V型エンジンにおけるオイル回収装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,第1及び第2バンクの気筒,並びに第1及び第2バンクに共通のクランク軸を収容するクランク室を有するシリンダブロックと,このシリンダブロックの下部に結合され,クランク室に連通するオイルパンとを備えるV型エンジンにおいて,第1及び第2バンク間に,クランク室に連通するブリーザ室を形成し,このブリーザ室にブローバイガスからオイルを分離するオイルセパレータを配設する一方,シリンダブロックの,クランク軸の軸方向に沿う一端部と,それに接合されるカバー部材との接合面の少なくとも一方に上下方向に延びるオイル戻し溝を形成し,このオイル戻し溝の上端部をオイルセパレータのオイル出口に,また下端部を,シリンダブロック又はカバー部材の下部に固設されるオイル戻しパイプに連通し,このオイル戻しパイプの下端をオイルパンの貯留オイル中に開放したことを第1の特徴とする。尚,前記カバー部材は,後述する本発明の実施例中のリアカバー16に対応し,またオイル出口は出口パイプ39に対応する。
また本発明は,第1の特徴に加えて,シリンダブロックと前記カバー部材との間に,オイルパン内に開放される空間を画成し,シリンダブロックに取り付けられるターボチャージャを潤滑し終えたオイルを前記空間の上部に誘導する第2のオイル戻し孔をシリンダブロックに穿設したことを第2の特徴とする。
また本発明は,第1又は第2の特徴に加えて,前記オイル出口パイプをオイルセパレータ内の底部の前記カバー部材寄りに開口し,前記エンジンを車両に搭載する際,該エンジンに前記カバー部材に向かって下る下り勾配を付与することを第3の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば,第1及び第2バンク間のスペースを利用してオイルセパレータを配設することができ,オイルセパレータによるエンジンの大型化を回避することができる。しかもオイルセパレータでブローバイガスから分離したオイルは,各バンクの気筒から離れたシリンダブロックの一端部側に形成されるオイル戻し溝を経て,オイル戻しパイプによりオイルパン内のオイル中に戻されるので,各バンクの気筒から熱の影響を回避でき,むしろ,そのオイルは,上記一端部に接合されるカバー部材に接することで冷却を促進されることになり,オイルの劣化防止に有効である。さらにオイル戻し溝は,シリンダブロック及びカバー部材の少なくとも一方の接合面に形成されるので,シリンダブロックもしくはカバー部材の成形と同時に構成することが可能であり,加工が簡素化される。
本発明の第2の特徴によれば,ターボチャージャのオイルパンへのオイル戻しに,シリンダブロックの後端面及びカバー部材間に画成された空間を利用するので,その分,シリンダブロックに形成する第2のオイル戻し孔の長さの短縮を図ることができて,加工が簡単となるのみならず,その戻しオイルの各気筒の熱の影響やクランク軸のクランク部による攪拌を受けることもないので,気泡の発生及びオイル劣化を防ぐことができる。
本発明の第3の特徴によれば,オイルセパレータでブローバイガスから分離したオイルが,オイルセパレータ内の底部をオイル出口に向かってスムーズに流れていき,前記オイル戻し溝へと効率良く誘導することができる。一方,ターボチャージャを潤滑し終えたオイルがオイル戻し孔により前記空間の上部に誘導される場合には,そのオイルは,カバー部材の内壁を伝わってオイルパンへと流下することになるから,オイルパン内の油面への滴下によるオイルのエア噛みを防ぐことができる。
本発明の実施の形態を,添付図面に示す本発明の好適な実施例に基づいて以下に説明する。
図1は本発明の実施例に係る自動車用V型エンジンの背面図,図2は図1の2−2線断面図,図3は図2の3−3線断面図,図4は図3の4−4線断面図,図5は図4の5−5線断面図,図6は図3の6−6線断面図,図7は図3の7−7線断面図である。
先ず,図1〜図3において,エンジンEは,V字状に配置される第1及び第2バンクBa,Bbを有するV型に構成される。このエンジンEは,この実施例の場合,自動車にその動力源としてクランク軸1を車体の前後方向に向けて,所謂縦置きに搭載される。したがって,このエンジンEに関する以下の説明において,前後とは自動車を基準にしていうものとする。
第1及び第2バンクBa,Bbがそれぞれ有する複数の気筒2a,2bは共通のシリンダブロック3に形成され,このシリンダブロック3の下部には,クランク軸1を収容するクランク室5が形成され,このクランク室5内でシリンダブロック3と協働してクランク軸1を回転自在に挟持するベアリングホルダ7と,このクランク室5を下方から覆って潤滑オイル13を貯留するオイルパン8が取り付けられる。
またシリンダブロック3の上部には,第1及び第2バンクBa,Bbの気筒2a,2bが開口する第1及び第2デッキ面9a,9bと,これら第1及び第2デッキ面9a,9b間を接続する頂面10とが形成され,第1及び第2デッキ面9a,9bには,シリンダヘッド6a,6bがそれぞれ接合される。
図3に示すように,シリンダブロック3の後端面には第1接合面11と,この第1接合面11を囲みながらそれよりも後方に突出する第2接合面12とが形成されており,第1接合面11には,シリンダブロック3との間に偏平空間15を画成するリアカバー16が複数本のボルト17,17…により接合される。またリアカバー16は,前記オイルパン8の後端部上面にもボルト接合され,上記偏平空間15の下部がオイルパン8内に開口するようになっている。前記第2接合面12にはミッションケース19が同じくボルト接合されるようになっている。クランク軸1は,リアカバー16を貫通して後方に突出し,その突出端部にトランスミッションの入力軸が連結されるようになっており,リアカバー16には,クランク軸1の外周に密接するシール部材18が装着される。
前記頂面10には,第1及び第2バンクBa,Bb間のスペースを利用してブリーザ室20が凹部として形成され,このブリーザ室20をクランク室5に連通するブリーザ孔21が1本又は複数本,シリンダブロック3に穿設される。ブリーザ室20には,クランク室5で発生してこのブリーザ室20を通過するブローバイガスから,それに混入した潤滑オイルを分離するためのオイルセパレータ22が収容される。このように第1及び第2バンクBa,Bb間のスペースを利用してオイルセパレータ22を設置することは,オイルセパレータ22によるエンジンEの大型化を避ける上に効果的である。
図4及び図5に示すように,オイルセパレータ22のケーシング23は,下面を開放したケーシング本体24と,このケーシング本体24の下面に複数本のボルト26,26…で接合される蓋板25とで構成される。ケーシング本体24は,その上端部外周から張り出す取り付けフランジ24aを一体に備えており,この取り付けフランジ24aを前記頂面10にボルト27,27…により接合することにより,ブリーザ室20の上面は閉鎖される。
図5に示すように,ケーシング本体24の内周壁には,蓋板25に間隔を置いて対面する段部28が形成されており,この段部28にボルト29,29…により接合される仕切板30によって,ケーシング23内は,オイル分離室31と,このオイル分離室31の下部に配置されるオイル回収室32とに仕切られ,オイル回収室32は,オイル分離室31より偏平になっている。
ケーシング本体24の前端壁には,オイル分離室31に開口する一対の通孔33,33が設けられ,またケーシング本体24の天井壁の後端部には,オイル回収室32に開口するジョイント管34が固設される。そしてオイル分離室31では,ケーシング本体24と一体の隔壁35により,一対の通孔33,33から共通のジョイント管34に向かってジグザグ状に延びる2本の迷路36,36が形成される。ジョイント管34には,エンジンEの吸気系に通じるブリーザチューブ37が接続される。
したがって,エンジンEの運転中,クランク室5の圧力脈動に伴ないクランク室5からブリーザ孔21を通してブリーザ室20に上がってきたブローバイガスは,上記通孔33,33よりオイル分離室31に流入し,対応する迷路36,36をジョイント管34に向かって流れる間に,そのガスに含まれるオイルが分離され,オイルを殆ど含まないブローバイガスがブリーザチューブ37を通してエンジンの吸気系に運ばれ,処理される。
前記仕切板30には,オイル分離室31の迷路36,36をオイル回収室32に連通する複数の小孔38,38…が穿設されており,迷路36,36で分離されたオイルは,それら小孔38,38…を通ってオイル回収室32に滴下することになる。
また前記蓋板25の後端部には,上端をオイル分離室31に開口しながら下方に延出する出口パイプ39が固設される。したがって,オイル回収室32に集められたオイルは出口パイプ39へと流下していく。
図3〜図5に示すように,ブリーザ室20の底壁には,各バンクBa,Bbの気筒2a,2bより後方でシリンダブロック3に穿設されるオイル戻し孔40が開口する。このオイル戻し孔40は,各バンクBa,Bbの気筒2a,2bの後方で鉛直方向に延びる縦孔40aと,この縦孔40aの下端から各バンクBa,Bbの気筒2a,2bから遠ざかるよう後方に水平に延びて前記第1接合面11に達する横孔40bとで構成され,その縦孔40aに前記出口パイプ39が嵌合して接続される。
第1接合面11及び,これに接合されるリアカバー16側の接合面には,上下方向に延びるオイル戻し溝42a,42bがそれぞれ形成され,このオイル戻し溝42a,42bの上端部に前記横孔40bの後端が開口する。
またシリンダブロック3の下部には,前記オイル戻し溝42a,42bの下端に連通して,オイルパン8内に向かって開口する屈曲孔43が設けられ,この屈曲孔43の下端部にオイル戻しパイプ44の上端部が嵌着される。このオイル戻しパイプ44は,オイルパン8の内壁に沿うように屈曲すると共に,下方の開口端がオイルパン8内のオイル13中に浸漬される。而して,上記出口パイプ39,オイル戻し孔40,オイル戻し溝42a,42b及びオイル戻しパイプ44は,オイルセパレータ22のオイル回収室32をオイルパン8内のオイル13中に連通する一連のオイル戻し通路45を構成する。
したがって,オイルセパレータ22のオイル回収室32に集められたオイルは,上記オイル戻し通路45を通って,オイルパン8内のオイル中に戻される。詳しくは,オイル回収室かからオイル出口パイプ39に流出したオイルは,各バンクBa,Bbの気筒2a,2bから離間するようにオイル戻し孔40により,シリンダブロック3の後端側に誘導されてオイル戻し溝42a,42bに到達し,このオイル戻し溝42a,42bを下って,オイル戻しパイプ44によりオイルパン8内のオイル中に戻されるので,その間,各バンクBa,Bbの気筒2a,2bの熱の影響を回避でき,むしろ,そのオイルは,シリンダブロック3の後端面に接合されるリアカバー16に接することで冷却が促進されることになり,オイルの劣化防止に有効である。しかも,オイル戻し溝42a,42bは,シリンダブロック3及びリアカバー16の接合面に形成されるので,シリンダブロック3及びリアカバー16の成形と同時に形成することが可能であり,加工が簡略化される。
またオイル戻しパイプ44は,その下方開口端をオイルパン8のオイル中に浸漬させているので,クランク室5内の圧力脈動がオイル戻し通路45に伝達することを回避して,前記分離オイルのオイルパン8への戻しを確実に行うことができる。
次に,図3,図6及び図7において,シリンダブロック3の前記頂面10には,前記ブリーザ室20の後方位置で,ターボチャージャ50を支持するターボブラケット51が取り付けられる。上記ターボチャージャ50を潤滑し終えたオイルを,シリンダブロック3及びリアカバー16間の前記偏平空間15の上部へと誘導する一連の第2のオイル戻し孔52がターボブラケット51及びシリンダブロック3に穿設される。前記偏平空間15は,前述のように,オイルパン8内に下部を開口しているから,ターボチャージャ50を潤滑し終えたオイルは,第2オイル戻し孔52を流下して,偏平空間15に移り,そしてオイルパン8へと落ちていく。このように,ターボチャージャ50のオイルパン8へのオイル戻しに,シリンダブロック3の後端面及びリアカバー16間に画成された偏平空間15を利用するので,その偏平空間15の分,シリンダブロック3に形成される第2のオイル戻し孔52の長さの短縮を図ることができて,加工が簡単となるのみならず,その戻しオイルの各気筒2a,2bの熱の影響やクランク軸1のクランク部による攪拌を受けることもないので,気泡の発生及びオイル劣化を防ぐことができる。
再び図3において,エンジンEは,クランク軸1を自動車の前後方向に向けて自動車に搭載される際,リアカバー16側,即ち後方に向かう下り勾配が付与される。これに伴ないオイルセパレータ22も後方に向かう下り勾配が付与されることになるため,オイル回収室32に落ちたオイルは,オイル回収室32の後部に開口するオイル出口パイプ39に向かってスムーズに流れていき,オイルパン8へと効率良く誘導することができる。一方,ターボチャージャ50を潤滑し終えたオイルが第2のオイル戻し孔52により偏平空間15の上部に誘導される場合には,そのオイルは,リアカバー16の内壁を伝わってオイルパン8へと流下することになるから,オイルパン8内の油面への滴下によるオイルのエア噛みを防ぐことができる。
尚,図3中,符号46は,オイルパン8の底部に設置されて,図示しないオイルポンプが吸い上げるオイルを濾過するオイルストレーナである。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば,オイル戻し溝42a,42bは,必ずしもシリンダブロック3及びリアカバー16の両方の接合面に設ける必要はなく,溝の断面積が充分であれば,一方の接合面にのみ設けてもよい。
本発明の実施例に係る自動車用V型エンジンの背面図。 図1の2−2線断面図。 図2の3−3線断面図。 図3の4−4線断面図。 図4の5−5線断面図。 図3の6−6線断面図。 図3の7−7線断面図。
符号の説明
E・・・・・・V型エンジン
Ba,Bb・・第1,第2バンク
1・・・・・・クランク軸
2a・・・・・第1バンクの気筒
2b・・・・・第2バンクの気筒
5・・・・・・クランク室
8・・・・・・オイルパン
15・・・・・空間
16・・・・・リアカバー
20・・・・・ブリーザ室
22・・・・・オイルセパレータ
39・・・・・オイル戻し孔
40・・・・・オイル戻し孔
42a,42b・・・・オイル戻し溝
44・・・・・オイル戻しパイプ
50・・・・・ターボチャージャ
52・・・・・第2のオイル戻し孔

Claims (3)

  1. 第1及び第2バンク(Ba,Bb)の気筒(2a,2b),並びに第1及び第2バンク(Ba,Bb)に共通のクランク軸(1)を収容するクランク室(5)を有するシリンダブロック(3)と,このシリンダブロック(3)の下部に結合され,クランク室(5)に連通するオイルパン(8)とを備えるV型エンジンにおいて,
    第1及び第2バンク(Ba,Bb)間に,クランク室(5)に連通するブリーザ室(20)を形成し,このブリーザ室(20)にブローバイガスからオイルを分離するオイルセパレータ(22)を配設する一方,シリンダブロック(3)の,クランク軸(1)の軸方向に沿う一端部と,それに接合されるカバー部材(16)との接合面の少なくとも一方に上下方向に延びるオイル戻し溝(42a,42b)を形成し,このオイル戻し溝(42a,42b)の上端部をオイルセパレータ(22)のオイル出口(39)に,また下端部を,シリンダブロック(3)の下部に固設されるオイル戻しパイプ(44)に連通し,このオイル戻しパイプ(44)の下端をオイルパン(8)の貯留オイル(13)中に開放したことを特徴とする,V型エンジンにおけるオイル回収装置。
  2. 請求項1記載のV型エンジンにおけるオイル回収装置において,
    シリンダブロック(3)と前記カバー部材(16)との間に,オイルパン(8)内に開放される空間(15)を画成し,シリンダブロック(3)に取り付けられるターボチャージャ(50)を潤滑し終えたオイルを前記空間(15)の上部に誘導する第2のオイル戻し孔(52)をシリンダブロック(3)に穿設したことを特徴とする,V型エンジンにおけるオイル回収装置。
  3. 請求項1又は2記載のV型エンジンにおけるオイル回収装置において,
    前記オイル出口(39)をオイルセパレータ(22)内の底部の前記カバー部材(16)寄りに開口し,前記エンジン(E)を車両に搭載する際,該エンジン(E)に前記カバー部材(16)に向かって下る下り勾配を付与することを特徴とする,V型エンジンにおけるオイル回収装置。
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CN106194664A (zh) * 2016-08-31 2016-12-07 大丰力大气动设备有限公司 一种空气压缩机

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