JP2012241645A - 車両用電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不揮発性メモリに記憶するデータの更新漏れを抑制する
【解決手段】ECU1は、予め設定されたアイドルストップ条件が成立するとエンジンを自動停止させるとともにエンジンの停止後に予め設定されたアイドルストップ復帰条件が成立するとエンジンを再始動させるアイドルストップ機能を有する車両に搭載され、データの読み出し及び書き込みが可能な揮発性メモリであるRAM33と、記憶内容の書き換えが可能な不揮発性メモリであるEEPROM22とを備え、アイドルストップ条件が成立してから、アイドルストップ復帰条件の成立によりエンジンが再始動するまでの間に、RAM33に記憶されるデータのうちEEPROM22に書き込むデータとして予め設定されている書込対象データをEEPROM22に記憶する。
【選択図】図1

Description

本発明は、データ書き換えが可能な不揮発性メモリに情報を記憶する車両用電子制御装置に関する。
車両に組み付けられてエンジン等を制御する車両用電子制御装置(以下、車両用ECUともいう)としては、総走行距離、MIL積算距離、フリーズフレームデータ、およびパーマネントDTC(Diagnostic Trouble Code)等の情報(以下、不揮発性メモリ書込対象データという)を、データ書き換えが可能な不揮発性メモリ(例えばEEPROM)に記憶するものがある。
車両用ECUには、イグニッションスイッチがオフされても、車両用ECU内のマイコンが全ての処理を終了して電源遮断を許可するまでは、そのマイコンへの動作用電圧の供給が維持されるようにするメインリレーが設けられている。
そして従来、車両用ECUは、RAMなどの揮発性メモリに不揮発性メモリ書込対象データを一旦記憶させておき、イグニッションキーのオフ後においてメインリレーによる動作用電圧の供給が維持されている間に、上記不揮発性メモリ書込対象データを不揮発性メモリに書き込むように構成されていた(例えば、特許文献1,2を参照)。
また近年、燃費の低減および排気ガスの低減を目的として、車両が停止してエンジンの駆動が不要である場合(例えば、信号待ち等)にエンジンを自動的に停止させ、その後、運転者が走行再開を意図した操作を行うとエンジンを自動的に再始動させるというアイドルストップ機能を備えた車両が実用化されている。
特開平11−141391号公報 特許第3960212号公報
しかし、特許文献1,2に記載の技術では、メインリレーに異常が発生して、イグニッションキーのオフ後における動作用電圧の供給の維持が実行されない場合には、上記不揮発性メモリ書込対象データの不揮発性メモリへの書き込みが行われず、不揮発性メモリ書込対象データの更新漏れが発生するおそれがある。
また、アイドルストップ機能を備えた車両では、エンジンの再始動回数(すなわち、クランキング回数)が、アイドルストップ機能を備えていない車両と比較して多くなる。このため、再始動時のクランキングによるバッテリ電圧低下でECUのリセットが発生し、ECU内の揮発性メモリに記憶された不揮発性メモリ書込対象データが、不揮発性メモリに記憶される前に消失してしまうという事態が発生するおそれがある。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、不揮発性メモリに記憶するデータの更新漏れを抑制する技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の車両用電子制御装置は、予め設定された自動停止条件が成立するとエンジンを停止させるとともにエンジンの停止後に予め設定された自動始動条件が成立するとエンジンを再始動させるアイドルストップ機能を有する車両に搭載され、データの読み出し及び書き込みが可能な揮発性メモリと、記憶内容の書き換えが可能な不揮発性メモリとを備え、記憶実行手段が、自動停止条件が成立してから、自動始動条件の成立によりエンジンが再始動するまでの間に、揮発性メモリに記憶されるデータのうち不揮発性メモリに記憶させるデータとして予め設定されたデータである不揮発性メモリ記憶対象データを不揮発性メモリに記憶する。
このように構成された車両用電子制御装置では、アイドルストップ機能による再始動の前に不揮発性メモリ記憶対象データを不揮発性メモリに記憶する。このため、アイドルストップ機能の再始動時におけるクランキングによるバッテリ電圧低下に起因した車両用電子制御装置のリセットで、揮発性メモリに記憶されている不揮発性メモリ記憶対象データが、不揮発性メモリに記憶される前に消失してしまうという事態の発生を抑制することができる。
さらに、イグニッションスイッチをオンにした後に車両が走行し、その後イグニッションスイッチのオフまでの間にアイドルストップ機能が作動すれば、揮発性メモリに記憶されている不揮発性メモリ記憶対象データが、不揮発性メモリに記憶される。このため、メインリレーに異常が発生し、イグニッションスイッチのオフ後において、揮発性メモリに記憶されている不揮発性メモリ記憶対象データを不揮発性メモリに記憶できない場合であっても、揮発性メモリに記憶されている不揮発性メモリ記憶対象データが、不揮発性メモリに記憶される前に消失してしまうという事態の発生を抑制することができる。
また、請求項1に記載の車両用電子制御装置において、請求項2に記載のように、記憶実行手段は、自動停止条件の成立後から、自動停止条件の成立によりエンジンが停止するまでの間に、不揮発性メモリ記憶対象データを不揮発性メモリに記憶するようにしてもよい。
このように構成された車両用電子制御装置によれば、エンジン停止前であるので、アイドルストップ機能の再始動が発生しない状態、すなわち、クランキングによる車両用電子制御装置のリセットが発生しない安定した状態で、不揮発性メモリ記憶対象データを不揮発性メモリに記憶することができる。
請求項1または請求項2に記載の車両用電子制御装置において、請求項3に記載のように、記憶実行手段は、自動停止条件の成立によりエンジンが停止してから、自動始動条件の成立によりエンジンが再始動するまでの間に、不揮発性メモリ記憶対象データを不揮発性メモリに記憶するようにしてもよい。
このように構成された車両用電子制御装置によれば、エンジンが再始動する前であるので、不揮発性メモリ記憶対象データを不揮発性メモリに書き込んでいる最中に再始動時のクランキングが発生するという状況の発生を回避することができる。つまり、クランキングによる電源瞬断およびノイズ等の影響を受けない状態で不揮発性メモリ記憶対象データを不揮発性メモリに書き込むことができる。
また、請求項3に記載の車両用電子制御装置において、請求項4に記載のように、記憶実行手段は、不揮発性メモリ記憶対象データを不揮発性メモリに記憶している途中に自動始動条件が成立した場合に、その動作を中断するようにすることによって、不揮発性メモリ記憶対象データを不揮発性メモリに書き込んでいる最中に、再始動時におけるクランキングが発生するという状況の発生を回避することができるようにしてもよい。
また、請求項3に記載の車両用電子制御装置において、アイドルストップ機能で、自動始動条件が成立したか否かの判定を、予め設定された判定周期毎に実行している場合には、請求項5に記載のように、記憶実行手段は、不揮発性メモリに記憶する全ての不揮発性メモリ記憶対象データを、判定周期内で不揮発性メモリに記憶することが可能なデータ量以内で分割し、分割した不揮発性メモリ記憶対象データ毎に不揮発性メモリに記憶するようにしてもよい。
このように構成された車両用電子制御装置では、判定周期内で記憶可能に分割した不揮発性メモリ記憶対象データ毎に不揮発性メモリに記憶することにより、判定周期毎に判定される自動始動条件が成立する前に、分割した不揮発性メモリ記憶対象データの書き込みを完了することができるため、不揮発性メモリ記憶対象データを不揮発性メモリに書き込んでいる最中に、再始動時におけるクランキングが発生するという状況の発生を回避することができる。
また、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の車両用電子制御装置において、請求項6に記載のように、記憶実行手段は、不揮発性メモリ記憶対象データのうち、揮発性メモリ上で記憶内容が更新されたものを不揮発性メモリに記憶するようにするとよい。
このように構成された車両用電子制御装置によれば、不揮発性メモリ記憶対象データの全てを一括して不揮発性メモリに記憶する場合と比較して、不揮発性メモリに書き込むデータ量を少なくすることができ、不揮発性メモリへのデータ書込時間を短くすることができるとともに、データ書込量の増加による不揮発性メモリの劣化を抑制することができる。
ECU1とECU1の周辺装置とを示す構成図である。 第1実施形態のアイドルストップ制御処理を示すフローチャートである。 第2実施形態のアイドルストップ制御処理を示すフローチャートである。
(第1実施形態)
以下に本発明の第1実施形態について図面とともに説明する。
図1は、本実施形態の電子制御装置(以下、ECUという)1とECU1の周辺装置とを示す構成図である。
ECU1は、車両に搭載され、図1に示すように、マイコン21と、EEPROM22と、入力回路23と、メインリレー駆動回路24と、スタータ駆動回路25とを備える。そしてECU1は、車両のイグニッションスイッチ(IGSW)2がオン状態になると、ECU1の外部に設けられた給電用のメインリレー3がオン状態となってバッテリ4からバッテリ電圧VBが供給され、動作を開始する。
これらのうちマイコン21は、CPU31、ROM32、RAM33、I/O34及びこれらの構成を接続するバスラインなどからなる周知のマイクロコンピュータであり、ROM32及びRAM33に記憶されたプログラムに基づいて、エンジンを制御するための各種処理を実行する。
またEEPROM22は、データの書き換えが可能な不揮発性メモリであり、マイコン21との間でデータ入出力可能に接続される。
また入力回路23は、エンジンを制御するための外部からの各種信号をマイコン21に入力させる。具体的には、IGSW2のオン/オフ状態を表すイグニッションスイッチ信号と、エンジンを始動させるためのスタータスイッチ(STASW)5のオン/オフ状態を表すスタータスイッチ信号と、車両のブレーキペダルが踏まれたときにオン状態となりストップランプを点灯させるストップランプスイッチ6のオン/オフ状態を示すストップランプ信号と、車速を検出する車速センサ7からの検出信号などが、入力回路23を介してマイコン21に入力される。
またメインリレー駆動回路24は、マイコン21からのリレー制御信号に基づいて、メインリレー3をオン状態にするためのリレー駆動信号を出力する。具体的には、マイコン21は、IGSW2がオン状態からオフ状態に切り替わってから、IGオフ後にマイコン21が実行すべき処理が終了するまで、駆動信号の出力を指示する制御信号をメインリレー駆動回路24に出力する。これにより、IGオフ後の所定期間、メインリレー3がオン状態になる。
またスタータ駆動回路25は、マイコン21からのスタータ制御信号に基づいて、バッテリ4からバッテリ電圧VBの供給を受けてエンジンを始動させるスタータ8を駆動するためのスタータ駆動信号を出力する。
このように構成されたECU1において、マイコン21は、予め設定されたアイドルストップ条件が成立するとエンジンを自動停止させるとともに、予め設定されたアイドルストップ復帰条件が成立するとエンジンを再始動させるアイドルストップ制御処理を実行する。なお、本実施形態における上記アイドルストップ条件は、車速センサ7からの検出信号に基づく車速が0km/hであり、且つ、ストップランプ信号がオン状態を示していることである。また、本実施形態における上記アイドルストップ復帰条件は、ストップランプ信号がオフ状態であることである。
さらにマイコン21は、アイドルストップ制御によるエンジン停止後に、上記アイドルストップ復帰条件が成立したか否かを判断し、アイドルストップ復帰条件が成立した場合に再始動要求フラグFrをセットするともに、アイドルストップ復帰条件が非成立の場合に再始動要求フラグFrをクリアする再始動要求処理を、予め設定された処理周期(本実施形態では8ms)が経過する毎に実行するように構成されている。
ここで、アイドルストップ制御処理の手順を図2を用いて説明する。図2はアイドルストップ制御処理を示すフローチャートである。このアイドルストップ制御処理は、マイコン21が起動(電源オン)している間に繰り返し実行される処理である。
このアイドルストップ制御処理が実行されると、マイコン21は、まずS10にて、アイドルストップ中であるか否かを示すアイドルストップ中フラグFiがセットされているか否かを判断する。ここで、アイドルストップ中フラグFiがセットされていない場合には(S10:NO)、S20にて、予め設定されたアイドルストップ条件が成立したか否かを判断する。
ここで、アイドルストップ条件が成立していない場合には(S20:NO)、アイドルストップ制御処理を一旦終了する。一方、アイドルストップ条件が成立している場合には(S20:YES)、S30にて、EEPROM22へのデータ書込みが可能であるか否かを判定するために予め設定されたメモリ更新条件が成立しているか否かを判断する。本実施形態において、上記メモリ更新条件は、バッテリ電圧VBが予め設定された判定値以上であることである。
ここで、メモリ更新条件が成立していない場合には(S30:NO)、アイドルストップ制御処理を一旦終了する。一方、メモリ更新条件が成立している場合には(S30:YES)、S40にて、EEPROM22に書き込むデータとして予め設定されている書込対象データのうちで、マイコン21のRAM33上で更新されており、且つ、この更新がEEPROM22に反映されていないもの(以下、更新未反映書込対象データという)があるか否かを判断する。なお本実施形態において、書込対象データは、フリーズフレームデータ、イモビ識別コード、パーマネントDTC、総走行距離、MIL積算距離、および電子スロットル全閉学習値などである。
ここで、更新未反映書込対象データがない場合には(S40:NO)、アイドルストップ制御処理を一旦終了する。一方、更新未反映書込対象データがある場合には(S40:YES)、S50にて、更新未反映書込対象データをEEPROM22に書き込む。さらにS60にて、エンジンを自動停止させる。そしてS70にて、アイドルストップ中フラグFiをセットし、アイドルストップ制御処理を一旦終了する。
またS10にて、アイドルストップ中フラグFiがセットされている場合には(S10:YES)、S80にて、再始動要求フラグFrがセットされているか否かを判断する。ここで、再始動要求フラグFrがセットされていない場合には(S80:NO)、S90にて、S40と同様に、更新未反映書込対象データがあるか否かを判断する。
ここで、更新未反映書込対象データがない場合には(S90:NO)、アイドルストップ制御処理を一旦終了する。一方、更新未反映書込対象データがある場合には(S90:NO)、S100にて、更新未反映書込対象データをEEPROM22に書き込むための所要時間(以下、データ書込時間という)を算出する。具体的には、1バイトのデータをEEPROM22に書き込むための所要時間(以下、単位書込所要時間という)に、更新未反映書込対象データのバイト数を乗ずることによりデータ書込時間を算出する。本実施形態では、単位書込所要時間を2msと設定している。このため、例えば、更新未反映書込対象データのデータ量が10バイトである場合には、データ書込時間は20msと算出される。但し、更新未反映書込対象データのうち、1バイト毎に分割されてEEPROM22に書き込まれても問題がないデータ(例えば、総走行距離)を対象としてデータ書込時間を算出する。
その後S110にて、S100で算出されたデータ書込み時間が再始動要求処理の処理周期(本実施形態では8ms)よりも短いか否かを判断する。ここで、データ書込み時間が再始動要求処理の処理周期よりも短い場合には(S110:YES)、S120にて、更新未反映書込対象データの全てをEEPROM22に書き込み、アイドルストップ制御処理を一旦終了する。一方、データ書込み時間が再始動要求処理の処理周期以上である場合には(S110:NO)、S130にて、再始動要求処理の処理周期内で書込み可能なデータ量分(本実施形態では、4バイト分)の更新未反映書込対象データをEEPROM22に書き込み、アイドルストップ制御処理を一旦終了する。
またS80にて、再始動要求フラグFrがセットされている場合には(S80:YES)、S140にて、エンジンを再始動させ、その後S150にて、アイドルストップ中フラグFiをクリアし、アイドルストップ制御処理を一旦終了する。
このように構成されたECU1は、予め設定されたアイドルストップ条件が成立するとエンジンを自動停止させるとともにエンジンの停止後に予め設定されたアイドルストップ復帰条件が成立するとエンジンを再始動させるアイドルストップ機能を有する車両に搭載され、データの読み出し及び書き込みが可能な揮発性メモリであるRAM33と、記憶内容の書き換えが可能な不揮発性メモリであるEEPROM22とを備え、アイドルストップ条件が成立してから、アイドルストップ復帰条件の成立によりエンジンが再始動するまでの間に、RAM33に記憶されるデータのうちEEPROM22に書き込むデータとして予め設定されている書込対象データをEEPROM22に記憶する(S10〜S50,S80〜S130)。
このように構成されたECU1では、アイドルストップ機能による再始動の前に書込対象データをEEPROM22に記憶する。このため、アイドルストップ機能の再始動時におけるクランキングによるバッテリ電圧低下に起因したECU1のリセットで、RAM33に記憶されている書込対象データが、EEPROM22に記憶される前に消失してしまうという事態の発生を抑制することができる。
さらに、IGSW2をオンにした後に車両が走行し、その後IGSW2のオフまでの間にアイドルストップ機能が作動すれば、RAM33に記憶されている書込対象データが、EEPROM22に記憶される。このため、メインリレー3に異常が発生し、IGSW2のオフ後において、揮発性メモリに記憶されている不揮発性メモリ記憶対象データを不揮発性メモリに記憶できない場合であっても、揮発性メモリに記憶されている不揮発性メモリ記憶対象データが、不揮発性メモリに記憶される前に消失してしまうという事態の発生を抑制することができる。
また、アイドルストップ条件の成立後から、アイドルストップ条件の成立によりエンジンが停止するまでの間に、書込対象データをEEPROM22に記憶する(S10〜S50)。すなわち、エンジン停止前であるので、アイドルストップ機能の再始動が発生しない状態、すなわち、クランキングによるECU1のリセットが発生しない安定した状態で、書込対象データをEEPROM22に記憶することができる。
また、アイドルストップ条件の成立によりエンジンが停止してから、アイドルストップ復帰条件の成立によりエンジンが再始動するまでの間に、書込対象データをEEPROM22に記憶するようにしてもよい(S80〜S130)。すなわち、エンジンが再始動する前であるので、書込対象データをEEPROM22に書き込んでいる最中に再始動時のクランキングが発生するという状況の発生を回避することができる。つまり、クランキングによる電源瞬断およびノイズ等の影響を受けない状態で書込対象データをEEPROM22に書き込むことができる。
また、アイドルストップ機能で、アイドルストップ復帰条件が成立したか否かの判定を、予め設定された処理周期(8ms)毎に実行し、EEPROM22に記憶する全ての書込対象データを、処理周期内でEEPROM22に記憶することが可能なデータ量以内で分割し、分割した書込対象データ毎にEEPROM22に記憶する(S100〜S130)。これにより、処理周期毎に判定されるアイドルストップ復帰条件が成立する前に、分割した書込対象データの書き込みを完了することができるため、書込対象データをEEPROM22に書き込んでいる最中に、再始動時におけるクランキングが発生するという状況の発生を回避することができる。
また、書込対象データのうちRAM33上で記憶内容が更新されたものを不揮発性メモリに記憶する(S40,S90)。これにより、書込対象データの全てを一括してEEPROM22に記憶する場合と比較して、EEPROM22に書き込むデータ量を少なくすることができ、EEPROM22へのデータ書込時間を短くすることができるとともに、データ書込量の増加によるEEPROM22の劣化を抑制することができる。
以上説明した実施形態において、ECU1は本発明における車両用電子制御装置、RAM33は本発明における揮発性メモリ、EEPROM22は本発明における不揮発性メモリ、S10〜S50及びS80〜S130の処理は本発明における記憶実行手段、アイドルストップ条件は本発明における自動停止条件、アイドルストップ復帰条件は本発明における自動始動条件、書込対象データは本発明における不揮発性メモリ記憶対象データである。
(第2実施形態)
以下に本発明の第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分のみを説明する。
第2実施形態のECU1は、アイドルストップ制御処理が変更された点以外は第1実施形態と同じである。図3は、第2実施形態のアイドルストップ制御処理を示すフローチャートである。
第2実施形態のアイドルストップ制御処理は、図3に示すように、S100〜S130の処理が省略された点と、S210の処理が追加された点以外は第1実施形態と同じである。
すなわち、S90にて、更新未反映書込対象データがあると判断した場合に(S90:YES)、S210にて、1バイト分の更新未反映書込対象データをEEPROM22に書き込み、アイドルストップ制御処理を一旦終了する。
このように構成されたECU1では、書込対象データをEEPROM22に記憶している途中にアイドルストップ復帰条件が成立した場合に、その動作を中断する。これによって、書込対象データをEEPROM22に書き込んでいる最中に、再始動時におけるクランキングが発生するという状況の発生を回避することができる。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採ることができる。
例えば上記実施形態においては、アイドルストップ条件の成立後から、アイドルストップ条件の成立によりエンジンが停止するまでの間に書込対象データをEEPROM22に記憶する処理(以下、エンジン停止前書込処理という)と、アイドルストップ条件の成立によりエンジンが停止してから、アイドルストップ復帰条件の成立によりエンジンが再始動するまでの間に書込対象データをEEPROM22に記憶する処理(以下、再始動前書込処理という)の両方を実行するものを示したが、エンジン停止前書込処理および再始動前書込処理の何れか一方を実行するものであってもよい。
1…ECU、2…IGSW、3…メインリレー、4…バッテリ、5…STASW、6…ストップランプスイッチ、7…車速センサ、8…スタータ、21…マイコン、22…EEPROM、23…入力回路、24…メインリレー駆動回路、25…スタータ駆動回路、31…CPU、32…ROM、33…RAM、34…I/O

Claims (6)

  1. 予め設定された自動停止条件が成立するとエンジンを停止させるとともに前記エンジンの停止後に予め設定された自動始動条件が成立すると前記エンジンを再始動させるアイドルストップ機能を有する車両に搭載される車両用電子制御装置であって、
    データの読み出し及び書き込みが可能な揮発性メモリと、
    記憶内容の書き換えが可能な不揮発性メモリと、
    前記自動停止条件が成立してから、前記自動始動条件の成立により前記エンジンが再始動するまでの間に、前記揮発性メモリに記憶されるデータのうち前記不揮発性メモリに記憶させるデータとして予め設定されたデータである不揮発性メモリ記憶対象データを前記不揮発性メモリに記憶する記憶実行手段とを備える
    ことを特徴とする車両用電子制御装置。
  2. 前記記憶実行手段は、
    前記自動停止条件の成立後から、前記自動停止条件の成立により前記エンジンが停止するまでの間に、前記不揮発性メモリ記憶対象データを前記不揮発性メモリに記憶する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用電子制御装置。
  3. 前記記憶実行手段は、
    前記自動停止条件の成立により前記エンジンが停止してから、前記自動始動条件の成立により前記エンジンが再始動するまでの間に、前記不揮発性メモリ記憶対象データを前記不揮発性メモリに記憶する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用電子制御装置。
  4. 前記記憶実行手段は、
    前記不揮発性メモリ記憶対象データを前記不揮発性メモリに記憶している途中に前記自動始動条件が成立した場合に、その動作を中断する
    ことを特徴とする請求項3に記載の車両用電子制御装置。
  5. 前記アイドルストップ機能では、前記自動始動条件が成立したか否かの判定を、予め設定された判定周期毎に実行し、
    前記記憶実行手段は、
    前記不揮発性メモリに記憶する全ての前記不揮発性メモリ記憶対象データを、前記判定周期内で前記不揮発性メモリに記憶することが可能なデータ量以内で分割し、分割した前記不揮発性メモリ記憶対象データ毎に前記不揮発性メモリに記憶する
    ことを特徴とする請求項3に記載の車両用電子制御装置。
  6. 前記記憶実行手段は、
    前記不揮発性メモリ記憶対象データのうち、前記揮発性メモリ上で記憶内容が更新されたものを前記不揮発性メモリに記憶する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の車両用電子制御装置。
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