JP2012236405A - 再生システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】被記録媒体を再生する再生システムであって、耐水性を有する基質と、基質の少なくとも一方の面に、水又は水性液により溶解又は膨潤する未硬化水溶性高分子材料を含む中間層と、基質側の面とは異なる中間層の面に、水又は水性液に対する通過性を有し、かつ、中間層の溶解又は膨潤により、崩壊又は中間層との接着状態が弛緩される受容層とを備え、少なくとも受容層に画像が形成されている被記録媒体に対し、水又は水性液を用いて受容層及び中間層を除去する画像消去手段と、画像消去手段により残された基質に対し、中間層及び受容層を元の位置にコーティングする再生コーティング手段と、を備える。
【選択図】図9
Description
[実施の形態1]
実施の形態1では、種々の記録方式により、例えば、親水性を有する画像形成材料で形成された画像及び/又は署名欄を有する被記録媒体に対し、この画像形成材料の除去及び被記録媒体の再生に適用できる。
図1は、実施の形態1における被記録媒体1の一例を示す断面図である。図1に示す被記録媒体1は、耐水性を有する基質(支持体)10の一方の面上に中間層20が設けられ、基質10側の面とは異なる中間層20の面上には画像形成材料40を受容するための受容層30が設けられる。画像形成材料40は、親水性を有する。
実施の形態1における基質(支持体)10は、後述する画像形成材料の除去液(以下、単に除去液ともいう)の供給により変質しない耐水性があるものが好ましい。また、基質10は、記憶媒体50を含んでもよい。記憶媒体50は、例えば、RFID(Radio Frequency IDentification)タグなどの無線ICチップである。以下、記憶媒体50は、RFIDタグを例にして説明する。
インクジェット用の被記録媒体1の場合、基質10に中間層20を設けるとすると、例えば、ラテックスと称する親水性高分子材料又は本来疎水性高分子材料の水系エマルジョン塗工液が用いられてきた。多量の強力な乳化剤として、界面活性による本来水不溶性樹脂の強制的な乳化物がある。
実施の形態1における受容層30は、インクジェット記録ヘッドから送られてきたインク滴を、ビーデイング、ブリーデイングなしに好適に受容し画像形成するためのものである。この点では、通常のインクジェットにおける光沢記録紙のインク受容層と本質的に大きな差異はない。しかし、従来は通常、そのためのインク着色料を吸収する多量の無機微粒子、有機微粒子とこれらを固定するための少量のバインダー樹脂を含む塗工液を塗工、乾燥することにより形成していた。
実施の形態1における画像形成材料40は、親水性液媒体中に着色料及び所望により添加される他の補助材料を含むものである。着色料は、例えば、通常のインクジェットインクに含まれる各種染料及び顔料である。なお、使用されるインク組成物については、同出願人の特願2010−197395号を参照されたい。
以下、上述した被記録媒体1を、工程管理用に用いる場合の実施の形態1について説明する。図2は、実施の形態1における被記録媒体1の一例を示す図である。図2に示す被記録媒体1は、画像形成材料40により、画像70や署名欄60が形成されている。画像70は、工程名「A−1」を示す。画像は、他にも生産機種や工場名、組立チェックシートなどが形成されているが、工程名「A−1」70を例にして説明する。
図3は、図2の被記録媒体1を用いて工程管理を行うシステムの一例を示す図である。図3に示す例では、工程管理を行うシステムは、情報処理装置(例えば、ホストコンピュータ)100、プリンタ(例えば、インクジェットプリンタ)200、被記録媒体1、筆記ペン300、RFIDリーダーライター400を有する。RFIDリーダーライター400は、作業現場に設置される。RFIDリーダーライター400は、RFIDアンテナを有する。
ここで、作業内容について説明する。「XXX」さんが、作業「GX3300」という機種の工程「A−1」の作業をする場合、被記録媒体1をRFIDリーダーライター400にかざす。RFIDリーダーライター400は、被記録媒体1のRFIDタグ50に記憶された組み立てる機種「GX3300」を認識するデータを読み取る。
再生システムは、画像、筆記データ、汚れなどを除去する画像消去手段と、記憶媒体50のデータを消去する情報消去手段と、被記録媒体1を元の状態に戻す再生コーティング手段とを備える。以下、画像消去手段、情報消去手段に対応する画像消去装置500、再生コーティング手段に対応する再生コーティング装置600について、順に説明する。
被記録媒体1を初期化する場合、被記録媒体1に印刷された画像、署名欄60、筆記データ、汚れ80などを消去する必要がある。また、RFIDデータ50に書き込まれたデータ情報を一度消去し、初期化する必要がある。
次に、被記録媒体1の再生について説明する。図5は、再生コーティング装置600の一例を示す図である。再生コーティング装置600は、中間層コーティング手段610、受容層コーティング手段650を備え、被記録媒体1を再生することができる。
ここで、被記録媒体1の画像消去、情報消去、再生の一連の動作の具体例について説明する。生産する機種や各工程により、作業工程を表す文字、バーコード、写真等の画像等が代わり、被記録媒体1は、書き換えられる。
次に、再生システムの動作について説明する。図7は、画像消去装置500の処理の一例を示すフローチャートである。図7に示すステップS101で、画像消去装置500は、逆噴射ノズル503を用いて、除去液を被記録媒体1の画像などが形成された表面に供給する。
次に、上述した被記録媒体1の再生システムを用いて、被記録媒体を販売するシステムについて説明する。図9は、被記録媒体1の販売システムの一例を示す図である。
次に、実施の形態2における再生システムについて説明する。実施の形態2では、実施の形態1とは画像消去手段の構成が異なる。なお、画像消去手段の構成以外については、実施の形態1と同様であるため、以下では、実施の形態2における画像消去手段について説明する。実施の形態2における画像消去手段は、例えば、乾式クリーニング筐体又は乾式クリーニング装置である。
次に、実施の形態3における画像消去手段について説明する。実施の形態3では、実施の形態2における乾式クリーニング装置の別例を説明する。なお、その他の構成については、実施の形態1と同様であるため、その説明を省略する。
10 基質
20 中間層
30 受容層
40 画像形成材料
50 RFIDタグ
60 署名欄
70 画像
100 情報処理装置
200 プリンタ
300 筆記ペン
500 画像消去装置
501 搬送ローラ対
502 除去液槽
503 逆噴射ノズル
506 保持ローラ対
507 保持ローラ対
508 ブラシローラ
509 ブラシクリーニングベルト
510 バックアップローラ
511 表面掃掻
512 RFIDリーダーライター
513 トレー
600 再生コーティング装置
610 中間層コーティング手段
611 シート搬送装置
612 スプレーガン
613 スプレーエア制御装置
614 ファン
615 ヒータ
650 受容層コーティング手段
651 スプレーガン
652 スプレーエア制御装置
653 ファン
654 ヒータ
904 筐体
905 洗浄媒体
906 吸気手段
918 開口部
926 内部空間
950 噴霧手段
955 クリーニング装置
958 ミスト生成手段
Claims (8)
- 被記録媒体を再生する再生システムであって、
耐水性を有する基質と、前記基質の少なくとも一方の面に、水又は水性液又は水分粒子により溶解又は膨潤する未硬化水溶性高分子材料を含む中間層と、前記基質側の面とは異なる前記中間層の面に、前記水又は水性液又は水分粒子に対する通過性を有し、かつ、前記中間層の溶解又は膨潤により、崩壊又は前記中間層との接着状態が弛緩される受容層とを備え、少なくとも前記受容層に画像が形成されている前記被記録媒体に対し、水又は水性液又は水分粒子を用いて前記受容層及び前記中間層を除去する画像消去手段と、
前記画像消去手段により残された基質に対し、中間層及び受容層を元の位置にコーティングする再生コーティング手段と、
を備える再生システム。 - 前記画像消去手段は、
水又は水性液を前記受容層に供給する供給手段と、
前記供給手段により供給された水又は水性液により前記中間層が溶解又は膨潤した状態で、前記中間層及び前記受容層を擦掃する擦掃手段と、
を備える請求項1記載の再生システム。 - 前記水分粒子を用いて前記受容層及び前記中間層を除去する場合、
前記画像消去手段は、
前記被記録媒体が当接される開口部と、
外部からの空気を通す通気路を介して導気された空気が吸引され、前記開口部に前記被記録媒体が当接されることで生じる旋回気流により洗浄媒体が飛翔する内部空間と、
前記洗浄媒体が飛翔する領域に前記水分粒子を噴霧する噴霧手段と、を有する筐体であって、
前記噴霧された水分粒子を含んだ前記洗浄媒体が、前記開口部に当接された前記被記録媒体に衝突することで、前記受容層及び前記中間層を除去する請求項1記載の再生システム。 - 前記水分粒子を用いて前記受容層及び前記中間層を除去する場合、
前記画像消去手段は、
前記被記録媒体が当接される開口部と、
外部からの空気を通す通気路を介して導気された空気が吸引され、前記開口部に前記被記録媒体が当接されることで生じる旋回気流により洗浄媒体が飛翔する内部空間と、を有する筐体と、
霧状の前記水分粒子を含むミストを生成するミスト生成手段と、を備えるクリーニング装置であって、
前記生成されたミストが前記内部空間に導入されることで、前記水分粒子を含んだ前記洗浄媒体が、前記開口部に当接された前記被記録媒体に衝突して前記受容層及び前記中間層を除去する請求項1記載の再生システム。 - 前記再生コーティング手段は、
前記基質の一方の面に、中間層をコーティングする第1コーティング手段と、
コーティングされた前記中間層の前記基質側の面とは異なる面に、受容層をコーティングする第2コーティング手段と、
を備える請求項1乃至4いずれか一項に記載の再生システム。 - 前記基質に記憶媒体が含まれる場合、
前記記憶媒体に記憶された情報を消去する情報消去手段をさらに備える請求項1乃至5いずれか一項に記載の再生システム。 - 前記記憶媒体は、RFIDタグである請求項6記載の再生システム。
- 前記画像は、記録ヘッドにより吐出される親水性を有する画像形成材料により形成される請求項1乃至7いずれか一項に記載の再生システム。
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