JP2009029047A - 清掃装置、液滴吐出装置及び清掃方法 - Google Patents

清掃装置、液滴吐出装置及び清掃方法 Download PDF

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Abstract

【課題】液体を吸収可能なインク吸収ローラが吸収した液体やそれに含まれる異物を効果的に清掃する。
【解決手段】ノズル面20Aに付着したインク等の付着物を吸収し、ノズル面20Aを清掃する。清掃装置50を第2退避位置で停止させ、加圧装置74を駆動して、インク吸収ローラ52の内部を加圧する。これにより、インク吸収ローラ52の表面にインクが浮き出す。このとき、清掃ローラ76がインク吸収ローラ52に接触した状態で従動回転し、インク吸収ローラ52の表面に浮き出した液体が清掃ローラ76により清掃される。吸収した液体やそれに含まれる異物を表面に浮き出させた状態でインク吸収ローラ52を清掃でき、本構成を有していない場合に比して、インク吸収ローラ52を効果的に清掃できる。
【選択図】図10

Description

本発明は、清掃装置、液滴吐出装置及び清掃方法に関する。
液滴吐出装置としては、特許文献1に開示されるインクジェットプリンタが公知である。特許文献1に開示されるインクジェットプリンタには、清掃装置として、プリンタヘッドのワイピングを行なうワイピング装置が設けられている。
このワイピング装置は、吸水性スポンジ等からなる多孔質材で形成されたローラ状クリーナと、ローラ状クリーナの芯となり通気性を有するポーラス材と、これらを回転させるためのローラ軸、ローラ軸受け、摺動ローラと、図示しないピストンポンプとを含んでいる。
摺動ローラは、ローラ軸受けによって支持され、プリンタヘッドの一部と十分な摩擦をもって接触することにより回転し、この回転は、一体に構成される、ローラ軸、ポーラス材、ローラ状クリーナに伝達される。このようにして回転するローラ状クリーナは、撥水コート層を有する、ノズルが設けられるノズルプレートの表面と接触し、ノズルプレートの表面をワイピングする。
また、このようなワイピングと同時に、ピストンポンプによって摺動ローラの外側から軸方向へ吸引が行なわれ、ノズルプレートの表面に付着したインク等の不用物は、ローラ状クリーナ、ポーラス材を通って、外部へ吸引される。
特開平10−217491号公報
本発明は、液体を吸収可能な液体吸収体ローラが吸収した液体やそれに含まれる異物を効果的に清掃することを目的とする。
本発明の請求項1に係る清掃装置は、中空部を有し、液体を吸収可能な液体吸収体ローラと、前記液体吸収体ローラの表面が被吸収面に接触した状態で、前記液体吸収体ローラを前記被吸収面に沿って相対的に移動させる移動手段と、前記液体吸収体ローラの軸方向端部に形成され、前記中空部と通じる開口部と、前記開口部に接続され、前記中空部を加圧する加圧手段と、前記液体吸収体ローラの表面を清掃する清掃手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項2に係る清掃装置は、請求項1の構成において、前記液体吸収体ローラは、軸方向端部に前記開口部が形成され、前記中空部に挿し通された固定軸と、前記固定軸に回転可能に支持され、前記中空部を有する円筒状の吸収体と、前記固定軸に形成され、前記開口部と通じ、前記吸収体の内壁に対向する排気口を有する排気路と、を備えて構成されていることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る清掃装置は、請求項2の構成において、前記排気口は、前記吸収体が前記被吸収面に接触する接触位置よりも、前記吸収体の回転方向における下流の位置で前記吸収体の内壁に対向し、前記加圧手段は、前記吸収体が前記被吸収面に接触している状態で前記排気口から気体を排気し、前記清掃手段は、前記排気口が前記吸収体の内壁に対向する対向位置よりも、前記吸収体の回転方向における下流の位置であって、前記接触位置よりも前記吸収体の回転方向における上流の位置で、前記吸収体を清掃することを特徴とする。
本発明の請求項4に係る清掃装置は、請求項2又は請求項3の構成において、前記排気口と前記吸収体の内壁面との間隔Cは、0<C≦0.542mmであることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る清掃装置は、請求項1〜4のいずれか1項の構成において、前記移動手段によって相対移動する前記液体吸収体ローラと前記被吸収面との相対移動速度と異なる周速度で、前記液体吸収体ローラを回転駆動する駆動手段を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項6に係る液滴吐出装置は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の清掃装置と、記録媒体へ液滴を吐出するノズルが形成されたノズル面が前記被吸収面とされた液滴吐出ヘッドと、前記記録媒体を搬送する搬送手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項7に係る清掃方法は、液体吸収体ローラを被吸収面に接触させて、前記被吸収面に付着した液体を前記液体吸収体ローラで吸収する第1工程と、前記第1工程において前記液体を吸収した前記液体吸収体ローラを前記被吸収面から離す第2工程と、前記第2工程において前記被吸収面から離した前記液体吸収体ローラの中空部を加圧する第3工程と、前記第3工程において中空部が加圧された前記液体吸収体ローラの表面を清掃する第4工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項8に係る清掃方法は、液体吸収体ローラを被吸収面に接触させると共に回転させて、前記被吸収面に付着した液体を前記液体吸収体ローラで吸収する第1工程と、前記液体吸収体ローラを前記被吸収面に接触させた状態において、前記吸収体が前記被吸収面に接触する接触位置よりも前記液体吸収体ローラの回転方向における下流の位置で、前記液体吸収体ローラの内部から外周方向へ排気し、前記第1工程で吸収した液体を前記液体吸収体ローラの表面へ浮き出させる第2工程と、前記排気口が前記吸収体の内壁に対向する対向位置よりも、前記吸収体の回転方向における下流の位置であって、前記接触位置よりも前記吸収体の回転方向における上流の位置で、前記第2工程において前記液体吸収体ローラの表面に浮き出た液体を清掃する第3工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項1の構成によれば、吸収した液体やそれに含まれる異物を表面に浮き出させた状態で液体吸収体ローラを清掃でき、本構成を有していない場合に比して、液体吸収体ローラを効果的に清掃できる。
本発明の請求項2の構成によれば、本構成を有していない場合に比して、開口部と加圧手段との接続部においてねじれが生じることを抑制できる。
本発明の請求項3の構成によれば、本構成を有していない場合に比して、液体吸収体ローラによる被吸収面に付着した液体の吸収と、液体吸収体ローラの清掃を並行してできるので、被吸収面への液体の再付着や吸収性の低下を抑制でき、吸収性に優れる。また、液体の吸収動作及び液体吸収体ローラの清掃動作に要する動作時間が短縮できる。
本発明の請求項4の構成によれば、本構成を有していない場合に比して、排気口の対向領域だけをより効果的に加圧できる。
本発明の請求項5の構成によれば、本構成を有していない場合に比して、被吸収面を摺擦し、被吸収面の付着物も除去できる。
本発明の請求項6の構成によれば、吸収した液体やそれに含まれる異物を表面に浮き出させた状態で液体吸収体ローラを清掃でき、本構成を有していない場合に比して、液体吸収体ローラを効果的に清掃できる。
本発明の請求項7の構成によれば、吸収した液体やそれに含まれる異物を表面に浮き出させた状態で液体吸収体ローラを清掃でき、本構成を有していない場合に比して、液体吸収体ローラを効果的に清掃できる。
本発明の請求項8の構成によれば、本構成を有していない場合に比して、液体吸収体ローラによる被吸収面に付着した液体の吸収と、液体吸収体ローラの清掃を並行してできるので、被吸収面への液体の再付着や吸収性の低下を抑制でき、吸収性に優れる。また、液体の吸収動作及び液体吸収体ローラの清掃動作に要する動作時間が短縮できる。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
本実施形態では、液滴を吐出する液滴吐出装置の一例として、インク滴を吐出して記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置について説明する。
なお、液滴吐出装置は、インクを吐出する装置に限定されるものではない。液滴吐出装置としては、例えば、フィルムやガラス上にインク等を吐出してカラーフィルタを製造するカラーフィルタ製造装置、溶解状態の半田を基板上に吐出して部品実装用のバンプを形成する装置、液状の金属を吐出して配線パターンを形成する装置及び液滴を吐出して膜を形成する各種の成膜装置であってもよく、液滴を吐出するものであればよい。
(本実施形態に係るインクジェット記録装置の全体構成)
まず、本実施形態に係るインクジェット記録装置の全体構成を説明する。図1及び図2には、本実施形態に係るインクジェット記録装置の全体構成が概略図にて示されている。
図1及び図2に示すように、インクジェット記録装置10は、用紙等の記録媒体Pが収容される記録媒体収容部12と、記録媒体Pに画像を記録する画像記録部14と、記録媒体収容部12から画像記録部14へ記録媒体Pを搬送する搬送手段16と、画像記録部14によって画像が記録された記録媒体Pが排出される記録媒体排出部18と、を備えている。
画像記録部14は、ノズルから液滴を吐出する液滴吐出ヘッドの一例として、インク滴を吐出して記録媒体Pに画像を記録するインクジェット記録ヘッド20Y、20M、20C、20K(以下、20Y〜20Kと示す)を備えている。
このインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kは、記録媒体Pの搬送方向の上流側から、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の色の順で配置されており、その各色に対応したインク滴を、サーマル方式や圧電方式等の手段によって、複数のノズルが形成されたノズル面20Aから吐出し、画像を記録する構成となっている。
また、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kは、それぞれ、画像記録が可能な幅が、記録媒体Pの被記録領域の幅以上とされている。なお、ここでいう幅とは、記録媒体Pの搬送方向と交差する交差方向の長さである。さらに、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kは、インク滴を吐出するノズルが配置された複数のヘッドユニット19を交差方向に沿って繋ぎ合わせて形成されており、交差方向に長くされている(図3参照)。
インクジェット記録装置10には、インクを貯留するインクタンク21Y、21M、21C、21Kが設けられている。このインクタンク21Y、21M、21C、21Kから、各インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kへインクが供給される。なお、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kへ供給されるインクとしては、水性インク、油性インク、溶剤系インク等、各種インクの使用が可能である。
更に、インクジェット記録装置10には、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kのメンテナンスをするメンテナンスユニット22Y、22M、22C、22K(以下、22Y〜22Kと示す)が設けられている。このメンテナンスユニット22Y〜22Kは、それぞれ、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kのノズル面20Aに対向する対向位置(図2参照)と、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kのノズル面20Aから退避した退避位置(図1参照)との間を移動可能に構成されている。
各メンテナンスユニット22Y〜22Kは、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kのノズル面20Aを覆う清掃装置50、予備吐出(空吐出)された液滴を受ける受け部材、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kのノズル面20Aを清掃する清掃部材等を有しており、各インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kをメンテナンスする際には、各インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kが所定高さ上昇すると共にメンテナンスユニット22Y〜22Kが対向位置に移動し、各種のメンテナンスを行う。
搬送手段16は、記録媒体収容部12に収容された記録媒体Pを送り出す送出しロール24と、送出しロール24によって送り出された記録媒体Pを挟持搬送する搬送ロール対25と、搬送ロール対25によって搬送された記録媒体Pの被記録面をインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kに対面させる無端状の搬送ベルト30と、を備えている。
搬送ベルト30は、記録媒体Pの搬送方向下流側に配置された駆動ロール26と、記録媒体Pの搬送方向上流側に配置された従動ロール28とに巻き掛けられ、所定方向(図1においてA方向)に循環移動するように構成されている。
また、従動ロール28の上部には、記録媒体Pを搬送ベルト30へ押え付ける押さえロール32が設けられている。この押さえロール32は搬送ベルト30に従動すると共に帯電ロールを兼ねており、この押さえロール32によって搬送ベルト30が帯電されることにより、記録媒体Pが搬送ベルト30に静電吸着されて搬送される構成である。
この搬送ベルト30が記録媒体Pを搬送することにより、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Cと記録媒体Pとが相対移動し、相対移動する記録媒体Pにインク滴が吐出されて画像が形成される。
なお、記録媒体Pに対してインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kが移動する構成であっても良く、記録媒体Pとインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kとが相対移動する構成であればよい。
また、搬送ベルト30は、記録媒体Pを静電吸着して保持する構成に限定されるものではなく、記録媒体Pとの摩擦により、あるいは記録媒体Pを吸引や粘着などの非静電的手段によって保持する構成にしてもよい。
また、搬送ベルト30の下流側には、その搬送ベルト30から記録媒体Pを剥離する剥離爪が接近・離隔可能に配設されている。インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kにより画像が記録された記録媒体Pは、搬送ベルト30の曲率及び剥離爪により記録媒体Pが搬送ベルト30から剥離される構成となっている。なお、図1及び図2においては、剥離爪の図示を省略している。
剥離爪の下流側には、記録媒体Pの被記録面側がスターホイールとされた複数の搬送ロール対38が設けられている。この搬送ロール対38により、画像記録部14で画像が記録された記録媒体Pが、記録媒体排出部18へ搬送される。
また、搬送ベルト30の下方には、記録媒体Pを反転させる反転部36が設けられており、搬送ロール対38が記録媒体Pを下流に一旦搬送した後、搬送ロール対38が逆転して記録媒体Pが反転部36に送られる構成となっている。
この反転部36には、記録媒体Pの被記録面側がスターホイールとされた複数の搬送ロール対39が設けられ、反転部36に送り込まれた記録媒体Pが再度、搬送ベルト30へ送られるようになっている。
また、図示しないが、インクジェット記録装置10は、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kの動作を制御する制御手段と、インクジェット記録装置10の全体の動作を制御するシステム制御手段とを備えている。
制御手段は、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kに接続され、外部から入力された画像データに応じてインク滴の吐出タイミングと、使用するインクジェット記録ヘッド20Y〜20Kのノズルを決定し、そのノズルに駆動信号を印加する。
次に、インクジェット記録装置10の画像記録動作について説明する。
まず、送出しロール24により、記録媒体収容部12から記録媒体Pが送り出され、搬送ベルト30よりも上流側の搬送ロール対25により、搬送ベルト30へ送られる。
搬送ベルト30へ送られた記録媒体Pは、その搬送ベルト30の搬送面に吸着・保持され、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kの記録位置へ搬送され、記録媒体Pの被記録面に画像が記録される。そして、その画像記録終了後、記録媒体Pは搬送ベルト30から剥離爪によって剥離される。
記録媒体Pの片面へのみ画像を記録する場合は、搬送ベルト30よりも下流側の搬送ロール対38によって記録媒体排出部18へ排出される。
記録媒体Pの両面へ画像を記録する場合には、片面に画像が記録された後、記録媒体Pは、反転部36で反転されて、再び搬送ベルト30に送られる。記録媒体Pの反対面側に上記と同様に画像が記録され、記録媒体Pの両面へ画像が記録され、記録媒体排出部18へ排出される。
(本実施形態に係る清掃装置50の構成)
次に、本実施形態に係る清掃装置50の構成について説明する。なお、メンテナンスユニット22Y〜22Kには、それぞれ、清掃装置50が設けられているが、ここでは、メンテナンスユニット22Yに設けられた清掃装置50、すなわち、インクジェット記録ヘッド20Yのノズル面20Aを清掃する清掃装置50を例にとって説明する。
本実施形態に係る清掃装置50は、図3に示すように、メンテナンスユニット22Yに設けられた駆動軸60を備えている。駆動軸60は、インクジェット記録ヘッド20Yのノズル面20Aに沿って、メンテナンスユニット22Yの長手方向(ヘッドユニット19の並び方向)に延び設けられている。
また、駆動軸60は、インクジェット記録ヘッド20Yのノズル面20Aに沿って移動可能にメンテナンスユニット22Yに支持されている。
駆動軸60は、例えば、ボールネジで形成され、回転駆動することによりインクジェット記録ヘッド20Yのノズル面20Aに沿って、所定方向、例えばインクジェット記録ヘッド20Yの長手方向の一方(図中のB方向)へ移動するようになっている。
この駆動軸60には、インクジェット記録ヘッド20Yのノズル面20Aに沿って移動する移動体51が固定されている。移動体51は、駆動軸60がノズル面20Aに沿って移動することにより、駆動軸60と一体にインクジェット記録ヘッド20Yのノズル面に沿って所定方向、例えばインクジェット記録ヘッド20Yの長手方向の一方(図中のB方向)へ移動する構成となっている。
ノズル面20Aに沿って移動する移動体51は、インクジェット記録ヘッド20Yの外側であって、後述のインク吸収ローラ52がインクジェット記録ヘッド20Yに対向する対向位置から外れたメンテナンスユニット22Yの一端部側の第1退避位置(図3に示す位置)と、インクジェット記録ヘッド20Yの外側であって、インク吸収ローラ52がインクジェット記録ヘッド20Yに対向する対向位置から外れたメンテナンスユニット22Yの他端部側の第2退避位置(図5に示す位置)との間を移動するようになっている。
移動体51は、第1退避位置(図3に示す位置)から、インク吸収ローラ52がインクジェット記録ヘッド20Yに対向する対向位置(図4に示す位置)を通過して、第2退避位置(図5に示す位置)へ移動する。
清掃装置50は、図3、図4、図5及び図6に示すように、中空部53を有すると共に液体としてのインクを吸収可能なインク吸収ローラ52を備えている。このインク吸収ローラ52は、移動体51に設けられており、移動体51と一体に移動する。
インク吸収ローラ52は、図7に示すように、中空部53に挿し通された固定軸54と、固定軸54に回転可能に支持され中空部53を有する円筒状の吸収体56と、を備えている。
吸収体56は、多数の微細な孔をもつ多孔質で形成されており、被吸収面としてのノズル面20Aに接触して、ノズル面20Aに付着したインクを吸収するようになっている。
なお、吸収体の材質としては、硬度が相対的に高いものとして、旭化成製のサンファイン(登録商標)のようなポリオレフィン系親水性多孔質焼結成形体や、セラミック焼結多孔質体、硬度が相対的に低いものとしては、トーヨーポリマー製のルビーセル(登録商標)のようなウレタン・スポンジが考えられ、用途に応じて選択される。
吸収体56は、その軸方向両端部に開口56Aが形成されており、この開口56Aには、開口56Aを閉鎖する閉鎖部材58が設けられている。
閉鎖部材58は、円盤状に形成されており、全周にわたって半径方向へ張り出したフランジ部58Cを有している。このフランジ部58Cが、吸収体56の軸方向の端面に密着した状態で、閉鎖部材58は吸収体56に固定されている。これにより、吸収体56の中空部53は、吸収体56の微細な孔と、固定軸54の軸方向端部に形成された開口部55との間で気体が流通する閉鎖空間となる。
インク吸収ローラ52の軸方向から見た場合における閉鎖部材58の中央部には、インク吸収ローラ52の軸方向の外側へ突出する突出部58Aが形成されている。この突出部58Aの一方には、吸収体56の回転駆動用のギア63が取り付けられている。
この突出部58Aには、軸受66が挿入可能な挿入孔58Bが、インク吸収ローラ52の軸方向に沿って形成されている。
軸受66が挿入孔58Bに挿入され、閉鎖部材58は軸受94を介して、固定軸54に取り付けられる。これにより、吸収体56は、固定軸84に回転可能に支持される。
インク吸収ローラ52の軸方向両端部には、中空部53と通じる開口部55が形成されている。本実施形態においては、開口部55は、固定軸54の軸方向両端部に形成されており、固定軸54の内部には、開口部55と通じる排気路57が固定軸54の軸方向に沿って形成されている。さらに固定軸54の外周面には、排気路57に形成された排気口59が吸収体56の内壁に対向して形成されている。
なお、排気口59は、吸収体56の内壁に対して対向していなくても良い。また、排気口59から気体が排気される吸気方向は、吸収体56の内壁面に必ずしも直交している必要はない。
固定軸54は、図3及び図6に示すように、支持部材68に固定され、支持部材68に回転しないように支持されている。これにより、後述のチューブが回転せず、例えば、チューブ72がねじれて外れことや、気密を保ったまま回転する他の構成要素を設ける必要性がない。
支持部材68は、移動体51から図3及び図6における上方に延び設けられた軸部70に上下方向に移動可能に支持されている。これにより、支持部材68は、固定軸54に支持された吸収体56がノズル面20Aに接触する接触方向と、吸収体56がノズル面20Aから離れる離間方向との間を移動可能となる。
また、インク吸収ローラ52をノズル面20Aへ付勢する付勢手段の一例としての圧縮ばね62が、軸部70に設けられている。
この圧縮ばね62が、支持部材68を図3及び図6における上方へ付勢しており、インク吸収ローラ52がノズル面20Aに押され、ノズル面20Aの凹凸に追従して接触する。
本実施形態では、駆動軸60は、吸収体56がノズル面20Aに接触した状態で、インク吸収ローラ52をノズル面20Aに沿って相対的に移動させる移動手段として機能する。
なお、移動手段としては、駆動軸60に限られず、インク吸収ローラ52をノズル面20Aに沿って移動させるものであればよく、例えば、インクジェット記録ヘッド20Yの長手方向の一端部と他端部に設けられた滑車に巻き掛けられた無端状のベルトで構成されていてもよい。この構成では、ベルトに移動体51が固定され、滑車を回転させることにより、ベルトを循環移動させて、移動体51をノズル面20Aに沿って移動させることができる。
また、移動手段は、清掃装置50側を移動させる構成であったが、インクジェット記録ヘッド20Y側を移動させる構成であっても良い。
また、インク吸収ローラ52には、インク吸収ローラ52を回転駆動する駆動手段の一例としての駆動部64が設けられている。本実施形態では、インク吸収ローラ52の一部である吸収体56が、ギア63を介して駆動部64から駆動力を付与されて、図3における反時計方向へ回転する構成となっている。駆動部64としては、例えば、吸収体56を回転駆動させる駆動モータが用いられている。
また、駆動軸60によって相対移動するインク吸収ローラ52とノズル面20Aとの相対移動速度と異なる周速度で、インク吸収ローラ52を回転駆動する構成となっている。
すなわち、吸収体56の周速度が、インク吸収ローラ52とノズル面20Aとの相対移動速度よりも速い又は遅くされ、吸収体56の周速度と、インク吸収ローラ52とノズル面20Aとの相対移動速度との間に速度差が生じる構成とされている。これにより、インク吸収ローラ52がノズル面20Aを摺擦する。
なお、吸収体56の周速度と、インク吸収ローラ52とノズル面20Aとの相対移動速度とが同一とされて、吸収体56の周速度と、インク吸収ローラ52とノズル面20Aとの相対移動速度との間に速度差がない構成であってもよい。
また、インク吸収ローラ52は、駆動部64によって駆動されて回転する構成でなくても良く、インク吸収ローラ52をインクジェット記録ヘッド20Yのノズル面20Aに接触させた状態で移動させ、インク吸収ローラ52とノズル面20Aとの間の摩擦力により、インク吸収ローラ52を従動回転させる構成であってもよい。
また、開口部55には、気体と流通可能な流通管の一例としてのチューブ72の一端部が接続され、チューブ72の一端部には、中空部53へ気体を送り込んで中空部53を加圧する加圧手段の一例としての加圧装置74が接続されている。
このように、加圧装置74はチューブ72を介して開口部55に接続されており、加圧装置74は開口部55を通じて、排気路57へ気体を送り込む。排気路57に送り込まれた気体は、排気口59から排気され、中空部53内が加圧される。これにより、吸収体56で吸収したインクが、吸収体56の微細な孔から押しだされ、吸収体56の表面へ浮き出る。
加圧装置74としては、圧縮された空気等の気体を送り込むコンプレッサやボンベ、その他、インク吸収ローラ52の中空部53へ気体を送り込み可能な装置が用いられる。
本実施形態では、固定軸84の軸方向両端部から気体を送り込む構成となっているが、固定軸84の端部の一方から気体を送り込むと共に、固定軸84の端部の他方を閉鎖する構成であっても良い。
移動体51には、インク吸収ローラ52の表面を清掃する清掃手段の一例としての清掃ローラ76が設けられている。
清掃ローラ76は、インク吸収ローラ52に付着した不要インクやゴミを清掃するためのものであり、インク吸収ローラ52の表面に接触可能に設けられている。また、清掃ローラ76は、吸収体56と同様に、多数の微細な孔をもつ多孔質で形成されており、インク吸収ローラ52に付着したインクを吸収して清掃するようになっている。
本実施形態では、清掃ローラ76は、付勢手段の一例としての押しばね78により、インク吸収ローラ52に押し付けられている。これにより、清掃ローラ76は、インク吸収ローラ52から付与される摩擦力により、インク吸収ローラ52に従動して回転する構成となっている。
なお、清掃ローラ76としては、駆動モータ等により自転可能にしてもよい。また、清掃ローラ76を、インク吸収ローラ52へ接離可能に構成し、インク吸収ローラ52との接触を不要インクやゴミの清掃時にのみ行う構成としても良い。
また、清掃手段としては、清掃ローラ76に限られず、例えば、清掃ブレード、清掃ブラシ等の清掃部材、後述の変形例に係る清掃装置79を用いてもよい。
なお、本実施形態に係るインクジェット記録ヘッド20Yは、図3に示すように、清掃装置50による清掃が可能な清掃位置と、清掃位置よりも上方位置であってメンテナンスユニット22Yから退避する退避位置との間を移動可能とされている。
(本実施形態に係る清掃装置50によりノズル面20Aを清掃する清掃方法)
次に、本実施形態に係る清掃装置50によりノズル面20Aを清掃する清掃方法について、図9の制御フローに基づき説明する。
清掃装置50が、ノズル面20Aを清掃するノズル面清掃命令を取得すると、ステップ100において、インク吸収ローラ52の内部を加圧する加圧装置74が駆動状態にあるか否かを判定する。
加圧装置74が駆動状態にない場合には、ステップ104に移行する。加圧装置74が駆動状態にある場合は、ステップ102において、加圧装置74の駆動を停止して、加圧装置74を非駆動状態とし、ステップ104に移行する。
次に、ステップ104において、インク吸収ローラ52の回転駆動を開始する。次に、ステップ106において、インク吸収ローラ52をノズル面20Aに接触させた状態で、清掃装置50をヘッドユニット19の並び方向へ移動させ、図10(A)に示すように、ノズル面20Aに付着したインク等の付着物を吸収し、ノズル面20Aを清掃する。なお、このとき、清掃ローラ76はインク吸収ローラ52に接触して従動回転するが、インク吸収ローラ52の毛管力が高いため、インク吸収ローラ52から清掃ローラ76へのインクの移行はわずかである。
次に、ステップ108において、清掃装置50を第2退避位置で停止させることで、インク吸収ローラ52とノズル面20Aを離し、インク吸収ローラ52とノズル面20Aとの接触状態を解除する。
次に、ステップ110において、加圧装置74を駆動して、インク吸収ローラ52の内部を加圧する。これにより、図10(B)に示すように、インク吸収ローラ52の表面にインクが浮き出す。このとき、清掃ローラ76がインク吸収ローラ52に接触した状態で従動回転し、インク吸収ローラ52の表面に浮き出した液体が清掃ローラ76により清掃される。
次に、ステップ112において、所定時間、清掃ローラ76による清掃状態を維持することにより、清掃時間を確保する。
次に、ステップ114において、加圧装置74の駆動を停止し、非駆動状態とする。次に、ステップ116において、インク吸収ローラ52の回転を停止し、ノズル面20Aの清掃が終了する。
(本実施形態に係る清掃装置の変形例)
次に、本変形例に係る清掃装置100の全体構成を説明する。
上記の実施形態では、吸収体56の内壁の全方向に対して圧力をかけるため、ノズル面20Aの清掃動作中に加圧するとノズル面20Aにインクが再付着したり、ノズル内に空気を押し込んだりしてしまうおそれがあるので、インク吸収ローラ52によるノズル面20Aの清掃を行った後、ノズル面20Aからインク吸収ローラ52を離してからインク吸収ローラ52の内部を加圧する必要がある。
本変形例に係る清掃装置100は、ノズル面20Aの清掃中にも、インク吸収ローラ52の内部の加圧及び加圧によりインク吸収ローラ52の表面に浮き出したインクの清掃を行うために、圧力をかける方向を規定する構成である。ここでは、主に、上記の実施形態との相違点について説明する。
本変形例に係る清掃装置100では、排気口59は、図11(A)、(B)及び図12(B)に示すように、吸収体56がノズル面20Aに接触する接触位置へ向く方向(図11(A)、(B)及び図12(B)において上方)とは異なる方向へのみ設けられており、その接触位置よりも、吸収体56の回転方向における下流の位置で吸収体56の内壁に対向している。
また、排気口59は、図13に示すように、一方向のみの一列状に複数設けられている。なお、固定軸54は、固定されているので、排気口59の位置が変わることはない。
図14(A)、(B)及び図15(A)、(B)に示すように、固定軸54からその半径方向の所定方向へ張り出した張り出し部67が、その軸方向に沿って形成された構成であっても良い。この構成では、排気口59は、張り出し部67の外周面に吸収体56の内壁に対向して形成されている。これにより、張り出し部67がない構成と比較して、固定軸54の中心部から半径方向へ延びる排気路57の長さが長くなると共に、排気口59が吸収体56の内壁に近づき、圧力のかかる方向がより規制される。
排気口59は、図14(A)、(B)に示すように、円形状に複数形成する構成であってもよく、また、図15(A)、(B)に示すように、長孔形状に形成しても良い。
また、図16に示すように、固定軸54の胴体54Aを太くし、その半径方向の全周に渡って張り出した形状としてもよい。この構成では、胴体54Aを太くしない構成と比較して、排気口59と吸収体56の内壁が近づくと共に、中空部53の容積が小さくなり、中空部53内の圧力が上昇しやすい。
なお、インク吸収ローラ52は、図12(A)に示すように、上記の実施形態と同様に、圧縮ばね62が支持部材68をノズル面20A側(図12(A)における上方)へ付勢することでインク吸収ローラ52がノズル面20Aに押され、ノズル面20Aの凹凸に追従して接触するようになっている。
また、加圧装置74は、吸収体56がノズル面20Aに接触している状態で、排気口59から気体を排気するようになっており、吸収体56がノズル面20Aを清掃している最中において、吸収体56の中空部53を加圧する。
また、上記の実施形態の清掃ローラ76に替えて、図17に示すように、清掃装置79を設けても良い。この清掃装置79は、インクを吸引して清掃するものであり、図12(B)及び図17に示すように、中空部82を有する円筒状の吸引ローラ80と、中空部82に挿し通された固定軸84とを備えている。
吸引ローラ80は、例えば、プラスチック等の合成樹脂で形成され、その外周面には、インク吸収ローラ52との密着性を高めるための密着部材としてのゴムシート86が巻き付けられている。
ゴムシート86としては、EPDM、HNBR、シリコン、ウレタン等が用いられ、インクの耐性や寿命により選択される。なお、吸引ローラ80は、吸収体56と同様の材質を用いても良い。
吸引ローラ80及びゴムシート86には、これらを貫通する貫通孔88が形成されており、貫通孔88は、ゴムシート86の外周面に形成された吸引口88Aを有している。これにより、ゴムシート86の外周面側と吸引ローラ80の中空部82が通じ、ゴムシート86の外周面側と吸引ローラ80の中空部82との間で気体の流通が可能となる。
吸引ローラ80は、その軸方向両端部に開口80Aが形成されており、この開口80Aには、開口80Aを閉鎖する閉鎖部材90が設けられている。閉鎖部材90は、円盤状に形成されており、全周にわたって半径方向へ張り出してフランジ部90Cを有している。このフランジ部90Cが、吸引ローラ80の軸方向の端面に密着した状態で、閉鎖部材90は吸引ローラ80に固定されている。これにより、吸引ローラ80の中空部82は、吸引ローラ80及びゴムシート86の貫通孔88と、固定軸84の軸方向端部に形成された開口部92との間で気体が流通する閉鎖空間となる。
また、吸引ローラ80の軸方向から見た場合における閉鎖部材90の中央部には、吸引ローラ80の軸方向の外側へ突出する突出部90Aが形成されている。
この突出部90Aには、軸受94が挿入可能な挿入孔90Bが吸引ローラ80の軸方向に沿って形成されている。軸受94が挿入孔90Bに挿入され、閉鎖部材90は、軸受94を介して、固定軸84に取り付けられる。これにより、吸引ローラ80は、固定軸84に回転可能に支持され、インク吸収ローラ52に従動回転する構成となっている。
吸引ローラ80の軸方向両端部には、中空部82と通じる開口部92が形成されている。本実施形態においては、開口部92は、固定軸84の軸方向両端部に形成されており、固定軸84の内部には、開口部92と通じる吸気路96が固定軸84の軸方向に沿って形成されている。さらに、固定軸84の外周面には、吸気路96に形成された吸気口98が吸引ローラ80の内壁に対向して形成されている。
なお、吸気口98は、吸引ローラ80の内壁に対して対向していなくても良い。また、吸気口98から吸気される吸気方向は、吸引ローラ80の内壁面に必ずしも直交している必要はない。
また、固定軸84の両端部には、気体が流通可能な流通管の一例としてのチューブ99の一端部が接触され、チューブ99の他端部には、中空部82から空気を吸引する吸引ポンプ97が接続されている。
このように、吸引ポンプ97は、チューブ99を介して開口部92に接続されており、吸引ポンプ97は、開口部92、吸気路96及び貫通孔88を通じて、吸引口88Aからインクを吸引し、吸引されたインクは、貫通孔88、吸気路96、開口部92を通じて回収される。
この清掃装置79は、排気口59が吸収体56の内壁に対向する対向位置よりも吸収体56の回転方向における下流の位置であって、吸収体56がノズル面20Aに接触する位置よりも、吸収体56の回転方向における上流の位置に配置され、この位置において吸収体56がノズル面20Aに接触した状態で、吸収体56を清掃する構成となっている。
なお、この清掃装置79では、吸引ローラ80が、インク吸収ローラ52に従動して回転する構成であるが、駆動モータ等により自転可能に構成しても良い。
また、清掃手段としては、清掃装置79に限られず、例えば、清掃ブレード、清掃ブラシ等の清掃部材や上記の実施形態に係る清掃ローラ76を用いても良い。
(本変形例に係る清掃装置100によるノズル面20Aを清掃する清掃方法)
次に、本変化例に係る清掃装置100によるノズル面20Aを清掃する清掃方法について図18の制御フローに基づき説明する。
清掃装置100が、ノズル面20Aを清掃するノズル面清掃命令を取得すると、ステップ200において、吸引ローラ80の吸引ポンプ97を駆動させる。次に、ステップ202において、加圧装置74を駆動させる。
次に、ステップ204において、インク吸収ローラ52の回転駆動を開始する。次に、ステップ206において、インク吸収ローラ52をノズル面20Aに接触させた状態で、清掃装置100をヘッドユニット19の並び方向へ移動させ、図19に示すように、ノズル面20Aに付着したインク等の付着物を吸収し、ノズル面20Aを清掃する。
このとき、吸収体56がノズル面20Aに接触する接触位置よりも吸収体56の回転方向における下流の位置で、吸収体56の内部から外周方向へ排気し、この部位において、吸収体56が吸収した液体が吸収体56の表面へ浮き出す。
また、排気口59が吸収体56の内壁に対向する対向位置よりも、吸収体56の回転方向における下流の位置であって、前記接触位置よりも吸収体56の回転方向における上流の位置で、清掃ローラ76はインク吸収ローラ52に接触して従動回転し、吸収体56の表面に浮き出たインク等を清掃する。
次に、ステップ208において、清掃装置100を第2退避位置で停止させる(図5参照)。次に、ステップ210において、所定時間、清掃装置79による清掃状態を維持することにより、清掃時間を確保する。
上記のように、変形例では、インク吸収ローラ52によるノズル面20Aの清掃と、清掃装置79によるインク吸収ローラ52の清掃が並行して行われ、インク吸収ローラ52の清掃の清掃時間は、上記の実施形態における清掃ローラ76による清掃時間よりも短い。
これにより、特に、吸収する液体が揮発しやすい場合は、インク吸収ローラ52での増粘や乾燥が押さえられるので、インク吸収ローラ52をより効果的に清掃できる。
次に、ステップ212において、加圧装置74の駆動を停止し、非駆動状態とする。次に、ステップ214において、吸引ローラ80の駆動を停止し、非駆動状態とする。次に、ステップ216において、インク吸収ローラ52の回転を停止し、ノズル面20Aの清掃が終了する。
(排気口59と吸収体56の内壁と隙間の距離)
次に、排気口59と吸収体56の内壁と隙間の距離について説明する。
まず、固定軸84に形成した排気口59と吸収体56内壁の間に隙間(空間)があるときの吸収体56内壁にかかる圧力の損失について説明する。
上記実施形態のように、排気口59を固定して吸収体56を回転させるには、干渉を避けるために隙間が必要になる。
このとき、排気口59から出てくる気体の圧力が上記隙間から逃げてしまい、吸収体56内壁にあたってインクを押し出すための圧力が不足してしまうことが考えられる(圧力損失)。従って、圧力損失を抑えるためには上記隙間を極力狭くすることが望ましい。ここでは、圧力損失を抑制する隙間の選定方法について検討した結果を述べる。
本検討では、排気口59と吸収体56との隙間を細くなった管路と考え、この隙間から出て行く圧力を圧力の損失分と仮定した。実際の管路には流路抵抗による圧力損失があるため、隙間から出て行く圧力はより小さくなると考えられるので、今回の損失分は最大値に近いと考えられる。なお、管内の流れは層流と仮定して説明する。
図20は、図15(A)、(B)に示したタイプの排気口59の開口を表す概略図である。図中aは長手方向の開口寸法、bは短手方向の開口寸法を示す。図21は、排気口59と吸収体56内壁との位置関係を示す断面図である。
排気口59の断面積をS1、平均流速V1、圧力P1とする。また、排気口59と吸収体56内壁の距離をc、隙間部分を管路としたときの断面積をS2、平均流速V2とし、ここから排出される圧力をP2とする。P1−P2が排気口から出た圧力が吸収ローラ内壁にあたる圧力、P2が圧力の損失分となる。
本実施例では、排気口59の開口部寸法a=50(mm)、b=5(mm)、排気口59と吸収体56内壁の距離c=1(mm)、排気口59にかける圧力を毎分 P1=50K(Pa)として計算した。
排気口59の断面積S1は、S1=a×b=50×5=250(mm2)=2.5×10-4(m2)となる。
隙間部分の断面積S2は、一辺の長さが排気口59の開口の周長と考えられるから、S2=((a+b)×c)×2=110(mm2)=1.1×10-4(m2)となる。
P1=50K(Pa)=50(N/m2)とすると、排気口59内の重量流量Qは、Q=P1×S1=50000*2.5×10-4=12.5(N/min.)=0.20833(N/sec.)となる。
また、重量流量Q=ρ・g・S・V (ρ:密度、g:重力加速度)で表されるから、空気の密度ρ=1.2(kg/m3)、重力加速度g=9.8(m/s2)とすると排気口59の平均流速V1は、
V1=Q/(ρ・g・S1)=0.20833/(1.2×9.8×2.5×10-4)=70.86(m/s)となる。
非圧縮性流体の連続の式から、S1・V1=S2・V2となるから、排気口59と吸収体56内壁の隙間の平均流速V2は、V2=(S1・V1)/S2=(2.5×10-4×70.86)/1.1×10-4=161.05(m/s)となる。
圧力の損失は、ベルヌーイの定理から求める。基準面からの高さをZ1、Z2とすると、V12/(2・g)+Z1+P1/(ρ・g)=V22/(2・g)+Z2+P2/(ρ・g)となり、インク吸収ローラ内壁にかかる圧力はP1−P2と考えられるから、P1−P2=ρ・g((V22−V12)/2・g)+Z2−Z1
ここでは隙間部分を同一の流線上にある流路と仮定しており、Z1=Z2となって無視できるからP1−P2=1.2×9.8×(161.052−70.862)/(2×9.8)=12549(kg/(m・s2))=12.5K(Pa) となる。
上記から、排気口59と吸収体56内壁の距離が1mmでは付与した圧力の25%しかかからない計算になる。
吸収体56内壁にかかる圧力を増やすためには、両者の距離を近づけることが好ましい。そこで上記を用いて排気口59と吸収体56内壁の距離を変化させて計算したところ、図22に示す表1のような結果を得た。
図23に示すグラフ1は、表1の結果をグラフ化したものである。排気口59からの圧力は50KPaのため、表1およびグラフ1の結果から排気口59と吸収体56内壁の距離cを0.542mm以下に設定すれば圧力の損失はほぼ無いと考えられる。
なお、表1の圧力値は理論値であり、実際にかかる圧力より大きな値になることはない。
したがって、排気口59と吸収体56内壁の距離cを0.542mm以下に設定すればP1の100%の圧力がインク吸収ローラ内壁にかかると考えられる。
本結果から、排気口59と吸収体56内壁の距離cを規定することで圧力を効率よく狙った方向に与えることができることが確認されたといえる。
(清掃装置50をノズル面20Aの清掃以外に適用した例)
図24は、清掃装置50を、搬送手段の一例としての搬送ベルト30の清掃に用いた例を示す概略図である。
図24に示す構成では、搬送ベルト30の表面であって、記録媒体が搬送される領域外にインク吸収ローラ52が接触するように、清掃装置50が搬送ベルト30上に配置されている。
この構成により、搬送ベルト30に付着したインク等の付着物、例えば、記録動作時における吐出回復動作において、搬送ベルト30上に予備吐出されたインクを吸収して、インクが清掃される。清掃動作時のインク吸収ローラ52及び清掃ローラ76は、上記の実施形態と同様に動作する。
図25は、清掃装置50を、記録媒体上の余剰な液体を除去する構成に適用した例を示す図である。
図25に示す構成では、清掃装置50を用い、インクジェット記録ヘッド20Y〜20Kから記録媒体P上にインクを吐出後、余剰なインクをインク吸収ローラ52によって吸収する構成である。
清掃装置50は、インクが記録媒体Pへ吐出される吐出領域の下流側であって、搬送ベルト30上の記録媒体Pの移動範囲内に配置され、画像記録後の記録媒体P上の余剰なインクを除去する。除去動作時のインク吸収ローラ52及び清掃ローラ76の動作は、上記の実施形態と同様でよいが、インク吸収時の擦れにより印字画質が低下することを防止するために、インク吸収ローラ52は記録媒体Pの移動速度と同速度か記録媒体Pの移動する力により連れ回るのが望ましい。
なお、清掃装置100においても同様に、ノズル面20Aの清掃以外に適用することができる。本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、種々の変形、変更、改良が可能である。
図1は、本実施形態に係るインクジェット記録装置の全体構成を示す概略図である。 図2は、本実施形態に係るインクジェット記録装置において、メンテナンスユニットがインクジェット記録ヘッドのノズル面に対向する対向位置にある状態を示す概略図である。 図3は、本実施形態に係る清掃装置が、第1退避位置にある状態を示す概略図である。 図4は、本実施形態に係る清掃装置が、ノズル面に対向する対向位置にある状態を示す概略図である。 図5は、本実施形態に係る清掃装置が、第2退避位置にある状態を示す概略図である。 図6は、本実施形態に係る清掃装置を示す概略図である。 図7は、本実施形態に係るインク吸収ローラの構成を示す図であり、(A)は、軸方向から見た図であり、(B)は、半径方向から見た断面図である。 図8は、本実施形態に係る固定軸を示す斜視図である。 図9は、本実施形態に係る清掃装置の清掃動作の動作フローを示すフローチャートである。 図10は、本実施形態に係る清掃装置の清掃動作を示す動作図であり、(A)はインク吸収ローラによるノズル面の清掃を示し、(B)は、清掃ローラによるインク吸収ローラの清掃を示す。 図11は、本実施形態の変形例に係るインク吸収ローラの構成を示す図であり、(A)は、軸方向から見た図であり、(B)は、半径方向から見た断面図である。 図12(A)は、変形例に係る清掃装置を示す概略図であり、図12(B)は、変形例に係る清掃装置の内部構成を示す概略図である。 図13は、変形例に係る固定軸を示す斜視図である。 図14は、固定軸に張り出し部を形成した変形例を示す図であり、(A)は、半径方向から見た断面図であり、(B)は、固定軸を示す斜視図である。 図15は、固定軸に張り出し部を形成すると共に排気口を長孔形状にした変形例を示す図であり、(A)は、半径方向から見た断面図であり、(B)は、固定軸を示す斜視図である。 図16は、固定軸の胴体を太く形成した変形例を示す図であり、(A)は、半径方向から見た断面図であり、(B)は、固定軸を示す斜視図である。 図17は、変形例に係るインク吸収ローラを清掃する清掃手段の変形例を示す図である。 図18は、変形例に係る清掃装置の清掃動作の動作フローを示すフローチャートである。 図19は、変形例に係る清掃装置の清掃動作を示す動作図である。 図20は、図15(A)、(B)に示したタイプの排気口の開口を表す概略図である。 図21は、排気口と吸収体の内壁との位置関係を示す断面図である。 図22は、圧力損失を抑制する排気口及び吸収体の隙間の選定方法について検討した結果、導き出された表である。 図23は、図22に示す表の結果をグラフ化したものである。 図24は、清掃装置を、搬送手段の一例としての搬送ベルトの清掃に用いた例を示す概略図である。 図25は、清掃装置を、記録媒体上の余剰な液体を除去する構成に適用した例を示す図である。
符号の説明
10 インクジェット記録装置(液滴吐出装置)
20Y インクジェット記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)
30 搬送ベルト(搬送手段)
50 清掃装置
52 インク吸収ローラ(液体吸収体ローラ)
54 固定軸
55 開口部
56 吸収体
57 排気路
59 排気口
60 駆動軸(移動手段)
74 加圧装置(加圧手段)
76 清掃ローラ(清掃手段)
100 清掃装置

Claims (8)

  1. 中空部を有し、液体を吸収可能な液体吸収体ローラと、
    前記液体吸収体ローラの表面が被吸収面に接触した状態で、前記液体吸収体ローラを前記被吸収面に沿って相対的に移動させる移動手段と、
    前記液体吸収体ローラの軸方向端部に形成され、前記中空部と通じる開口部と、
    前記開口部に接続され、前記中空部を加圧する加圧手段と、
    前記液体吸収体ローラの表面を清掃する清掃手段と、
    を備えたことを特徴とする清掃装置。
  2. 前記液体吸収体ローラは、
    軸方向端部に前記開口部が形成され、前記中空部に挿し通された固定軸と、
    前記固定軸に回転可能に支持され、前記中空部を有する円筒状の吸収体と、
    前記固定軸に形成され、前記開口部と通じ、前記吸収体の内壁に対向する排気口を有する排気路と、
    を備えて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の清掃装置。
  3. 前記排気口は、前記吸収体が前記被吸収面に接触する接触位置よりも、前記吸収体の回転方向における下流の位置で前記吸収体の内壁に対向し、
    前記加圧手段は、前記吸収体が前記被吸収面に接触している状態で前記排気口から気体を排気し、
    前記清掃手段は、前記排気口が前記吸収体の内壁に対向する対向位置よりも、前記吸収体の回転方向における下流の位置であって、前記接触位置よりも前記吸収体の回転方向における上流の位置で、前記吸収体を清掃することを特徴とする請求項2に記載の清掃装置。
  4. 前記排気口と前記吸収体の内壁面との間隔Cは、0<C≦0.542mmであることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の清掃装置。
  5. 前記移動手段によって相対移動する前記液体吸収体ローラと前記被吸収面との相対移動速度と異なる周速度で、前記液体吸収体ローラを回転駆動する駆動手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の清掃装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の清掃装置と、
    記録媒体へ液滴を吐出するノズルが形成されたノズル面が前記被吸収面とされた液滴吐出ヘッドと、
    前記記録媒体を搬送する搬送手段と、
    を備えたことを特徴とする液滴吐出装置。
  7. 液体吸収体ローラを被吸収面に接触させて、前記被吸収面に付着した液体を前記液体吸収体ローラで吸収する第1工程と、
    前記第1工程において前記液体を吸収した前記液体吸収体ローラを前記被吸収面から離す第2工程と、
    前記第2工程において前記被吸収面から離した前記液体吸収体ローラの中空部を加圧する第3工程と、
    前記第3工程において中空部が加圧された前記液体吸収体ローラの表面を清掃する第4工程と、
    を備えたことを特徴とする清掃方法。
  8. 液体吸収体ローラを被吸収面に接触させると共に回転させて、前記被吸収面に付着した液体を前記液体吸収体ローラで吸収する第1工程と、
    前記液体吸収体ローラを前記被吸収面に接触させた状態において、前記吸収体が前記被吸収面に接触する接触位置よりも前記液体吸収体ローラの回転方向における下流の位置で、前記液体吸収体ローラの内部から外周方向へ排気し、前記第1工程で吸収した液体を前記液体吸収体ローラの表面へ浮き出させる第2工程と、
    前記排気口が前記吸収体の内壁に対向する対向位置よりも、前記吸収体の回転方向における下流の位置であって、前記接触位置よりも前記吸収体の回転方向における上流の位置で、前記第2工程において前記液体吸収体ローラの表面に浮き出た液体を清掃する第3工程と、
    を備えたことを特徴とする清掃方法。
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