JP2012234656A - 多心ケーブルと多心コネクタとの接続構造 - Google Patents
多心ケーブルと多心コネクタとの接続構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012234656A JP2012234656A JP2011101012A JP2011101012A JP2012234656A JP 2012234656 A JP2012234656 A JP 2012234656A JP 2011101012 A JP2011101012 A JP 2011101012A JP 2011101012 A JP2011101012 A JP 2011101012A JP 2012234656 A JP2012234656 A JP 2012234656A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connector
- core
- cable
- terminal
- sheath
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
Abstract
【解決手段】多心コネクタ5に多心ケーブル1をその絶縁心線3の端末に接続された端子片4を差込んだ多心ケーブルとコネクタとの接続構造である。ケーブルシース2の端末とコネクタ5の間の露出した多心の絶縁心線3の周りを含めてコネクタとケーブルシース端末とに亘ってPTFEテープ10が巻回され、各絶縁心線が纏められてコネクタとシース端末の間が閉塞され、そのテープ層を介しコネクタとシースの端末とに亘って樹脂被覆8をする。絶縁心線3を纏めコネクタとシースの間を閉塞しため、樹脂被覆8を行う際、溶融樹脂は絶縁心線3、その絶縁心線3間及びコネクタ5の孔6に至ることがない。このため、溶融樹脂がコネクタの接続側開口5aに漏れ出たり、絶縁心線が動いたりすることがなく、コネクタの接続不良を招いたり、絶縁特性に問題が生じたりすることがない。
【選択図】図3
Description
このケーブル1とロボット等の機器との接続には、通常、多心コネクタ(以下、適宜に「コネクタ」と称する。)が使用され(特許文献2)、そのコネクタ5は、同図1、2に示すように、上記絶縁心線3の端末に固定した端子片4が入り込む多数の孔6を有するものである。
このとき、同図1、2から理解できるように、ケーブル1の端末部は、シース2が剥ぎ取られて絶縁心線3が所要長さ露出し(剥き出され)、その露出状態でコネクタ5に接続される。
このため、金具等によってケーブル1を機器に固定することなく、そのケーブル1と機器との接続部をフレキシブル(柔軟性の高いもの)にするとともに、絶縁心線3の断線を防止する工夫が必要となり、通常、同図4に示すように、その露出部分を含めてケーブルシース2の端末とコネクタ5を包んで樹脂被覆8を形成したケーブル1とコネクタ5との接続構造とされている。このとき、絶縁心線3とシース2等にも当然に柔軟性を要求される。
これらの恐れを無くすため、従来では、コネクタ5の接続側開口5a等からコネクタ5内に入れ子を入れ(嵌入し)、その入れ子でもって上記隙間や孔6、7を塞ぐようにしている。
このように、四弗化樹脂テープでもってコネクタ5とケーブルシース2の間を閉塞すれば、その四弗化樹脂テープの巻回によってコネクタ5とケーブルシース2の間の剛性が高まり、樹脂被覆8を行う際、溶融樹脂は、その四弗化樹脂テープによって、絶縁心線3、その絶縁心線3間及びコネクタ5の孔6、7に至ることがないとともに、テープ巻きによって、各絶縁心線が纏められて動かなくなっているため、樹脂射出成形圧によって各絶縁心線3が動くことはない。
「評価方法」
JIS K6253に規定するデュロメータ硬さ試験のタイプAを用い、ケーブル1を水平の鉄製台上に置き、ケーブル1内部の絶縁線の撚り骨2a上に押針の先端がくるようにセットし、約10Nの力で垂直に圧し、5秒後の値を読み取り、その後、撚り骨2aと撚り骨2aの中間部2bに押針の先端をセットし、約10Nの力で垂直に圧し、5秒後の値を読み取り評価する。試験数は、各々5回の平均値とする。
この樹脂被覆時(樹脂溶融温度:170〜200℃)、巻回テープ層10でもってコネクタ5とケーブルシース2の間が確実に閉塞されているため、溶融樹脂は、そのテープ10によって、絶縁心線3、その絶縁心線3間及びコネクタ5の孔6、7に至ることがなく、溶融樹脂がコネクタ5の接続側開口5aに漏れ出たり、絶縁心線3が動いたりすることがなく、コネクタ5の接続不良を招いたり、絶縁特性に問題が生じたりすることがなく、金型キャビティの形状に沿う転写性の良い樹脂被覆8を得る(下記表1参照)。
この試験結果から、PTFEテープ10のみが満足できる「○」を得ており、他の物は、溶融樹脂の熱によって変形したり、破れたりして、孔6、7からの溶融樹脂漏れが生じたり、金型キャビティの形状に沿わずに転写性が悪かったりの問題があり、満足し得ない「×」であった。また、PTFEテープ10において、巻回したテープ10の側縁を重ねたのみの1重層(1巻回)の場合に比べ、その側縁を重ねた層を2重層(2巻回)とした場合の方が、その「溶融樹脂漏れ防止」及び「転写性」において優れていた。
さらに、この発明は、ロボット用ケーブル等の屈曲性(柔軟性)に富んだケーブル以外のケーブルとコネクタとの接続部においても採用できる。
このように、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 ケーブルシース
3 絶縁心線
4 接続用端子片
5、5’ コネクタ
6 コネクタの端子片用孔
7 コネクタの孔
8 樹脂被覆
10 PTFEテープ(四弗化樹脂テープ)
Claims (2)
- 多数の端子片用孔(6)を有する多心コネクタ(5、5’)に、多数の絶縁心線(3)を有する多心ケーブル(1)をその絶縁心線(3)の端末に接続された前記端子片(4)を差込んで前記孔(6)に嵌入した多心ケーブル(1)と多心コネクタ(5、5’)との接続構造であって、
ケーブルシース(2)の端末と上記多心コネクタ(5、5’)の間には上記多心の絶縁心線(3)が露出して、その露出した多心の絶縁心線(3)の周りを含めて前記多心コネクタ(5、5’)とケーブルシース(2)端末とに亘って四弗化樹脂テープ(10)が巻回されて多心コネクタ(5、5’)とケーブルシース(2)端末の間が閉塞されており、その巻回テープ層(10)を介し多心コネクタ(5、5’)とケーブルシース(2)端末とに亘って樹脂被覆(8)が形成されていることを特徴とする多心ケーブルと多心コネクタとの接続構造。 - 多数の端子片用孔(6)を有する多心コネクタ(5、5’)に、多数の絶縁心線(3)を有する多心ケーブル(1)をその絶縁心線(3)の端末に接続された前記端子片(4)を差込んで前記孔(6)に嵌入する多心ケーブル(1)と多心コネクタ(5、5’)とを接続する方法であって、
上記多心ケーブル(1)端末のケーブルシース(2)を剥ぎ取って露出した絶縁心線(3)端末の端子片(4)を上記多心コネクタ(1)の前記孔(6)に差込み、前記ケーブルシース(2)端末と前記多心コネクタ(5、5’)の間に露出した前記多心絶縁心線(3)の周りを含めて前記多心コネクタ(5、5’)とケーブルシース(2)端末とに亘って四弗化樹脂テープ(10)を巻回して、その四弗化樹脂テープ(10)によって多心絶縁心線(3)を纏めて固定するとともに多心コネクタ(5、5’)とケーブルシース(2)端末の間を閉塞し、その巻回テープ層(10)を介し多心コネクタ(5、5’)とケーブルシース(2)端末とに亘って樹脂被覆(8)を形成することを特徴とする多心ケーブルと多心コネクタとの接続方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011101012A JP5483210B2 (ja) | 2011-04-28 | 2011-04-28 | 多心ケーブルと多心コネクタとの接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011101012A JP5483210B2 (ja) | 2011-04-28 | 2011-04-28 | 多心ケーブルと多心コネクタとの接続構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012234656A true JP2012234656A (ja) | 2012-11-29 |
JP5483210B2 JP5483210B2 (ja) | 2014-05-07 |
Family
ID=47434798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011101012A Expired - Fee Related JP5483210B2 (ja) | 2011-04-28 | 2011-04-28 | 多心ケーブルと多心コネクタとの接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5483210B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020173130A1 (zh) * | 2019-02-28 | 2020-09-03 | 北京秦淮数据有限公司 | 一种基于柴发集成线束的连接装置 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63118185U (ja) * | 1987-01-27 | 1988-07-30 | ||
JPH0596487A (ja) * | 1991-10-03 | 1993-04-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 産業用ロボツト |
JPH06283052A (ja) * | 1993-03-29 | 1994-10-07 | Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd | 耐スパッタ溶接ロボット用ケーブル |
JP2000078737A (ja) * | 1998-08-27 | 2000-03-14 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ケーブル端末部のモールド成形法 |
WO2004015822A1 (ja) * | 2002-08-08 | 2004-02-19 | Fujikura Ltd. | 電気コネクタおよびケ−ブル |
JP2006236982A (ja) * | 2005-01-06 | 2006-09-07 | Ludlow Co Lp | 絶縁シールドを有する可撓性相互接続ケーブルおよびその製造方法 |
JP2008243678A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 防水コネクタ |
-
2011
- 2011-04-28 JP JP2011101012A patent/JP5483210B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63118185U (ja) * | 1987-01-27 | 1988-07-30 | ||
JPH0596487A (ja) * | 1991-10-03 | 1993-04-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 産業用ロボツト |
JPH06283052A (ja) * | 1993-03-29 | 1994-10-07 | Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd | 耐スパッタ溶接ロボット用ケーブル |
JP2000078737A (ja) * | 1998-08-27 | 2000-03-14 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ケーブル端末部のモールド成形法 |
WO2004015822A1 (ja) * | 2002-08-08 | 2004-02-19 | Fujikura Ltd. | 電気コネクタおよびケ−ブル |
JP2006236982A (ja) * | 2005-01-06 | 2006-09-07 | Ludlow Co Lp | 絶縁シールドを有する可撓性相互接続ケーブルおよびその製造方法 |
JP2008243678A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 防水コネクタ |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020173130A1 (zh) * | 2019-02-28 | 2020-09-03 | 北京秦淮数据有限公司 | 一种基于柴发集成线束的连接装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5483210B2 (ja) | 2014-05-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4794988B2 (ja) | 絶縁ケーブル端末 | |
KR101984729B1 (ko) | 이중사출구조의 케이블 커넥터의 제조방법 및 이에 의해 제조된 케이블 커넥터 | |
JP2017004905A (ja) | 高速伝送用ケーブル及びその製造方法 | |
TW201112277A (en) | Coaxial cable harness | |
JP5053449B2 (ja) | 絶縁ケーブル端末 | |
WO2019159218A1 (ja) | コネクタ付きケーブル及びその製造方法 | |
JP5483210B2 (ja) | 多心ケーブルと多心コネクタとの接続構造 | |
JP2014072123A (ja) | 電線及びその製造方法 | |
JP2017084600A (ja) | 端子付電線及び端子付電線の製造方法 | |
HU214068B (en) | Wire connector, as well as method for making thereof | |
JP5373864B2 (ja) | 多心ケーブルと多心コネクタとの接続構造 | |
JP5609260B2 (ja) | 通信用複合ケーブル | |
WO2010101138A1 (ja) | ケーブルアセンブリ | |
JP2007200785A (ja) | モジュラープラグ | |
JP2007028859A (ja) | 極細同軸ケーブルアセンブリ | |
US20090250240A1 (en) | Easily strippable electric cable | |
JP5670667B2 (ja) | 端子及び端子のコネクタ装着方法 | |
JP2014154242A (ja) | 耐熱電線及び、多芯ケーブル | |
JP4557744B2 (ja) | ケーブルの分岐接続構造 | |
JP7144379B2 (ja) | 屋内配線用ユニットケーブル | |
KR20130115173A (ko) | 측온수단의 연장 케이블 접속구조 및 연장 케이블 접속방법 | |
JP3229466U (ja) | 電線 | |
JP2013201861A (ja) | 接続装置、被覆導体の接続方法および電子装置 | |
CN110544555B (zh) | 一种绝缘导线及其制造方法 | |
JP2018073768A (ja) | 接続端子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130319 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131209 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140121 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140206 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5483210 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |