JP2012232938A - 抗アレルギー剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、難溶性である天然由来のヘスペリジンと摂取制限のない天然成分を共存させることで、水への溶解性を向上させ、抗アレルギー効果を高めた素材を提供することを目的とする。
【解決手段】(A)1種類以上のヘスペリジン含有柑橘類果実と、(B)前記ヘスペリジン含有柑橘類果実と異なる、1種類以上のナリルチン含有柑橘類果実との組み合わせを含有することを特徴とする抗アレルギー剤。
【選択図】なし

Description

本発明は、天然物由来の抗アレルギー剤に関するものである。
アレルギーとは、通常は、我々の身体をウイルスや細菌から守るために必要な免疫現象のうち、過度に、あるいは不適当な形でおこり、身体に病的障害を引き起こす過程を指す。アレルギーとしては、即時型のアナフィラキシー(anaphylaxis)過敏症(Th2細胞由来のIgE抗体)と遅延型アレルギー(感作リンパ球による細胞性免疫)の2つの反応が代表的である。アレルギー反応によって惹き起こされる病気をアレルギー性疾患と呼び、主なものとして、花粉症、喘息、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹等が挙げられる。その患者数は増加の一途をたどり、今や日本国民の3人に1人が何らかのアレルギーを抱えているとされている。
アレルギーの対策法としては、まずは、その原因物質(アレルゲン)を特定するための検査を行い、アレルゲンが特定されれば、生活習慣やスキンケア等を実践し、アレルゲンとの接触をできるだけ避けることが基本とされている。また治療法としては、ステロイド剤に代表される化学療法が用いられているが、副作用を伴う場合が多く、また化学物質の関与がアレルギーの一因として考えられるため、天然物由来の抗アレルギー素材が強く求められている。
天然由来の抗アレルギー素材としては、未成熟な柑橘類果実に含まれるヘスペリジンをエタノールで抽出した抗アレルギー剤(特許文献1)、及び柑橘類果実の水不溶物を含有する抗アレルギー剤(特許文献2)が報告されている。しかしながら、前記特許文献1及び2は、水に難溶性であるヘスペリジン等の有効成分を抽出する方法に関するものであり、抽出された有効成分は、生体吸収性が低く、ヒトが摂取した場合においても十分な抗アレルギー効果が得られないという問題があった。
また、ヘスペリジン等の難溶性のフラボノイドを可溶化させるため、pH8以上でβ−サイクロデキストリンを加え、糖転移酵素で糖転移させる方法が報告されている(特許文献3)。しかしながら、前記特許文献3に記載された方法では、フラボノイド配糖体を調製することにより、溶解性は向上するものの、β−サイクロデキストリンを用いてpH8以上で包接するため、pHと温度条件によりフラボノイドが分解し、風味の劣化を引き起こすという問題があった。また、アメリカやヨーロッパにおいては、FAO/WHO合同食品添加物専門委員会(JECFA)による安全性試験の評価により、β−サイクロデキストリンの1日許容摂取量(ADI)は1日体重1kgあたり5mgに制限されている。そのため、β−サイクロデキストリンによって包接されたフラボノイドの摂取量もこれにより制約を受けることになり、十分量を摂取することが困難であった。
以上のように、天然由来の抗アレルギー剤に関する報告は複数あるものの、いずれも生体吸収性が低い、安全性が低い等の点から、従来製品では十分な抗アレルギー効果が得られていなかった。そこで、摂取量に制限の無い天然物を用い、且つ有効成分の水への溶解性が高い抗アレルギー剤が求められている。
特開2005−132791 特開2007−332117 特開2004−305027
本発明は、摂取制限及び副作用のない天然成分を用いて、ヘスペリジン含有柑橘類果実に含まれるヘスペリジンの水への溶解性を向上させ、抗アレルギー効果を高めた素材を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、ヘスペリジンを主要フラボノイドとして含有する柑橘類果実の粉末と、ナリルチンを主要フラボノイドとして含有する柑橘類果実の粉末を混合することにより、驚くべきことに、難溶性であるヘスペリジンの水への溶解性が飛躍的に向上し、抗アレルギー作用が高まることを見出し、さらに研究を重ねて本発明を完成するに至った。
上記本発明の課題は、下記する本発明により一挙に解決される。即ち、本発明は、
[1](A)1種類以上のヘスペリジン含有柑橘類果実と、(B)前記ヘスペリジン含有柑橘類果実と異なる、1種類以上のナリルチン含有柑橘類果実との組み合わせを含有することを特徴とする抗アレルギー剤、
[2]前記ヘスペリジン含有柑橘類が温州みかんであることを特徴とする前記[1]に記載の抗アレルギー剤、
[3]前記ヘスペリジン含有柑橘類果実が未熟果実であることを特徴とする前記[1]又は[2]に記載の抗アレルギー剤、
[4]前記ヘスペリジン含有柑橘類果実がブランチングされていることを特徴とする前記[1]〜[3]のいずれかに記載の抗アレルギー剤、
[5]前記ナリルチン含有柑橘類がジャバラ(Citrus jabara)であることを特徴とする前記[1]〜[4]のいずれかに記載の抗アレルギー剤、
[6]固状の前記ヘスペリジン含有柑橘類果実及び固状の前記ナリルチン含有柑橘類果実を含有することを特徴とする前記[1]〜[5]のいずれかに記載の抗アレルギー剤、
[7](i)ヘスペリジン含有柑橘類果実をブランチングする工程、
(ii)ブランチングされた前記ヘスペリジン含有柑橘類果実を乾燥させ、粉末化する工程、
(iii)ナリルチン含有柑橘類果実を乾燥させ、粉末化する工程、及び
(iv)粉末化された前記ヘスペリジン含有柑橘類果実及び粉末化された前記ナリルチン含有柑橘類果実を混合する工程
を有することを特徴とする、抗アレルギー剤の製造方法
に関する。
本発明によれば、水に難溶性であるヘスペリジンを副作用及び摂取制限のない天然成分と共存させることで、ヘスペリジンの水への溶解性が向上し、相乗的に抗アレルギー効果の高まった、副作用及び摂取制限の無い有効な抗アレルギー剤を提供することができる。また、本発明の抗アレルギー剤は、製造も容易であり、工業的に非常に有利である。
試験例1の結果(ヘスペリジン濃度)を示すグラフである。 試験例2の結果(掻痒回数)を示すグラフである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の抗アレルギー剤は、(A)1種類以上のヘスペリジン含有柑橘類果実(以下、果実(A)ともいう。)と、前記ヘスペリジン含有柑橘類果実と異なる、1種類以上のナリルチン含有柑橘類果実(以下、果実(B)ともいう。)との組み合わせを含有することを特徴とする。
前記果実(A)としては、ヘスペリジンを含有するものであれば本発明の効果を妨げない限り特に限定されないが、例えば、温州みかん(Citrus unshiu)、ヒラミレモン(Citrus depressa)、ゆず(Citrus junos)、はっさく(Citrus hassaku)、いよかん(Citrus iyo)、すだち(Citrus sudachi)、レモン(Citrus limon)、橘(Citrus tachibana)、無核紀州(Citrus kinokuni hort.ex Tanaka)、ユコウ(C.yuko Hort.ex Tan.)、タヒチライム(Citrus aurantifolia)、春光柑(C.shunkokan Hort.ex Tan.)、三宝柑(Citrus sulcata)、でこぽん((Citrus unshiu× C.sinensis)×C. reticulata)、清美(Citrus unshiu × sinensis)等の果実が挙げられ、ヘスペリジンを多く含有する点から、好ましくは、温州みかん、ヒラミレモン等の果実が挙げられ、さらに好ましくは、温州みかん等の果実が挙げられる。
前記温州みかんの品種は特に限定されないが、例えば宮本早生、日南1号、宮川早生、興津早生、藤中温州、南柑20号、青島温州、大津4号等が挙げられる。
前記果実(A)としては、果肉のみを使用してもよく、果皮のみを使用してもよく、その両方を使用してもよいが、果皮においてヘスペリジンの含有量が高い点から、果皮のみ又は果肉と果皮の両方を用いることが好ましい。
前記果実(A)の熟度は、本発明の効果を妨げない限り特に限定されないが、ヘスペリジンの含有量が多いものが好ましく、例えば、未熟果実が好ましい。また、該未熟果実としては、間引きにより不要となったものが利用できるため、コストの面でも有利である。特に、前記温州みかんの場合、7月中旬〜8月中旬に採取される未熟果実が好ましい。また、前記未熟果実の大きさとしては、本発明の効果を妨げない限り特に限定されないが、直径0.5〜10cmが好ましく、直径1〜8cmがより好ましく、直径1.5cm〜6cmがさらに好ましい。
前記果実(A)はブランチングされていてもよい。ブランチングとは、通常、熱処理を意味する。本発明におけるブランチングの方法は、本発明の効果を妨げない限り特に限定されないが、例えば熱水中に果実を投入し、一定時間加熱したのちに該果実を回収する方法が挙げられる。ブランチング中は静置状態でもよく、攪拌してもよい。
ブランチングを行うことで、例えば未熟果実を用いる場合、素材の持つ強烈な苦味、エグ味を除去することができる。また、水易溶性の成分が抜けるため、水難溶性の有効成分が濃縮される。
ブランチングに用いる前記熱水の温度は、本発明の効果を妨げない限り特に限定されないが、例えば120℃〜30℃が好ましく、100℃〜45℃がより好ましく、98℃〜60℃が更に好ましい。120℃以上では加圧によるストレスで果実が崩壊してしまう。また30℃以下では、温州みかん未熟果の強烈な苦味やエグ味が除去されない。
ブランチング時間は特に制限されないが、例えば0.1時間〜24時間が好ましく、0.5時間〜12時間がより好ましく、0.5時間〜6時間が更に好ましい。ブランチング時間が長いと過熱により果実が崩壊してしまい、ブランチング時間が短いと温州みかん未熟果の強烈な苦味やエグ味が除去されない。
前記果実(B)としては、ナリルチンを含有するものであり、前記果実(A)と異なるものであれば、本発明の効果を妨げない限り特に限定されないが、例えば、ジャバラ(Citrus jabara)、ゆず(Citrus junos)、いよかん(Citrus iyo)、すだち(Citrus sudachi)、ユコウ(C.yuko Hort.ex Tan.)、春光柑(C.shunkokan Hort.ex Tan.)、三宝柑(Citrus sulcata)等の果実が挙げられ、ナリルチンを多く含有する点から、好ましくは、ジャバラ等の果実が挙げられる。前記ジャバラとは、和歌山県東牟婁郡北山村を発祥とした香酸柑橘類である。
前記果実(B)としては、果肉のみを使用してもよく、果皮のみを使用してもよく、その両方を使用してもよいが、果皮においてナリルチンの含有量が高い点から、果皮のみ又は果肉と果皮の両方を用いることが好ましい。
前記果実(B)の熟度は、本発明の効果を妨げない限り特に限定されないが、ナリルチンの含有量が多いものが好ましく、例えば、未熟果実が好ましい。また、該未熟果実としては、間引きにより不要となったものが利用できるため、コストの面でも有利である。特に、前記ジャバラの場合、通常11月〜12月に収穫される成熟果実を使用してもよく、通常11月以前に収穫される未熟果実を使用してもよいが、皮に含有されるナリルチンの含有量が高い点から、未熟果実を使用することが好ましい。
本発明の抗アレルギー剤に含まれる前記果実(A)及び果実(B)の状態としては、本発明の効果を妨げない限り特に限定されないが、ヘスペリジンの水への溶解性がより高く、生体吸収性が高い点から、固状であることが好ましく、さらに、該固状は粉末状であることが好ましい。固状の果実(A)及び果実(B)としては、例えば、果実を乾燥させた後、粉砕し粉末化したもの等を用いることができる。
本発明の抗アレルギー剤における果実(A)の果実(B)に対する配合比は、本発明の効果を妨げない限り特に限定されないが、例えば、粉末にした時の質量比で、果実(A)/果実(B)=9〜0.11が好ましく、4〜0.25がより好ましく、2.3〜0.43が更に好ましい。果実(A)の配合比が高すぎると果実(B)の持つフラボノイド可溶化効果が発揮されにくく、ヘスペリジンの溶解度が向上しにくくなる。また、果実(A)の配合比が低すぎると、果実(A)の配合量が少なくなり、果実(B)の持つフラボノイド可溶化効果が発揮されても、ヘスペリジンの溶解量(生体吸収量)が有効量に達しない。
本発明の抗アレルギー剤の製造方法としては、本発明の効果を妨げない限り特に限定されないが、例えば、
(i)ヘスペリジン含有柑橘類果実(前記果実(A))をブランチングする工程、
(ii)ブランチングされた前記ヘスペリジン含有柑橘類果実を乾燥させ、粉末化する工程、
(iii)ナリルチン含有柑橘類果実(前記果実(B))を乾燥させ、粉末化する工程、及び
(iv)粉末化された前記ヘスペリジン含有柑橘類果実及び粉末化された前記ナリルチン含有柑橘類果実を混合する工程
を有する製造方法等が好ましく挙げられる。
果実(A)及び果実(B)を乾燥させる方法としては、本発明の効果を妨げない限り、公知の乾燥方法を広く採用でき、例えば、自然乾燥、送風乾燥、減圧乾燥、凍結乾燥、遠赤外線乾燥等の方法が挙げられ、成分の変化が少ない点から、凍結乾燥及び遠赤外線乾燥等が好ましい。乾燥温度は、特に制限はないが、糖の褐変による変色、有効成分の変質等を防ぐため、通常約80℃以下とすればよく、約60℃以下が好ましい。乾燥温度の下限は通常30℃である。乾燥は、果実の水分量が、例えば約3〜14質量%、好ましくは約3〜8質量%になるまで行えばよい。また、乾燥前に果実(A)及び果実(B)は、例えば細断又はスライスされていてもよい。
果実(A)及び果実(B)を粉末化する方法は、本発明の効果を妨げない限り特に限定されないが、例えばハンマーミル、ボールミル、ピンミル、ウイングミル、ジェットミル等の粉砕機を用いる方法等が挙げられる。前記粉砕機におけるメッシュサイズは、本発明の効果を妨げない限り特に限定されないが、30メッシュ〜200メッシュが好ましく、60メッシュ〜100メッシュが特に好ましい。粒子が大きすぎると粉末としての用途に適さなくなり、粒子が小さすぎると、粉末が空気の対流で飛散するので、取り扱いが困難になる。
果実(A)及び果実(B)は、それぞれを粉末化する前に混合してもよく、それぞれを粉末化した後に混合してもよいが、均一性の点から、粉末化した後に混合する方が好ましい。また、前記混合時は、溶媒等を用いず、粉末同士で混合する方が、得られる抗アレルギー剤の水への溶解性が高いため好ましい。
本発明の抗アレルギー剤は、前記果実(A)及び前記果実(B)を有効成分として含む。本発明の剤は、医薬品、医薬部外品、食品組成物又は食品添加剤等として使用できる。本発明の剤は、各種の経口投与形態を有する製剤とすることができる。固形製剤としては、本発明の効果を妨げない限り特に限定されないが、例えば、散剤、顆粒剤、粉剤、錠剤、タブレット剤、丸剤、カプセル剤、チュアブル剤等が挙げられる。液体製剤としては、例えば、乳剤、液剤、水和剤、シロップ剤、エキス剤、エリキシル剤等が挙げられる。
固形製剤は、例えば、有効成分である前記果実(A)の粉末と前記果実(B)の粉末に、薬学的に許容される添加剤等を配合して調整される。例えば、白糖、ショ糖、乳糖、ブドウ糖、粉末還元麦芽糖、セルロース糖、デキストラン、シロップ、デンプン、マンニトール等の賦形剤;アラビアゴム、ゼラチン、結晶セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース等の結合剤;ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、ポリエチレングリコール等の潤滑剤;カルメロース、デンプン(例えば、ジャガイモ澱粉等)等の崩壊剤;ラウリル硫酸ナトリウム等の湿潤剤;無水クエン酸、ラウリン酸ナトリウム、グリセロール等の安定剤等が配合される。さらに、香料、緩衝剤、増粘剤、着色剤、安定剤、乳化剤、分散剤、懸濁化剤、防腐剤等の添加剤を含んでもよい。さらに、ゼラチン、白糖、アラビアゴム、カルナバロウ等でコーティングしてもよく、カプセル化してもよい。また液体製剤は、例えば、前記果実(A)の粉末と前記果実(B)の粉末とを、水、エタノール、グリセリン、単シロップ、又はこれらの混液等に、溶解又は分散させることにより調製される。これらの製剤には、甘味料、防腐剤、粘滑剤、希釈剤、緩衝剤、着香剤、着色剤等の添加剤が添加されていてもよい。
本発明の剤中の前記果実(A)と前記果実(B)の合計含有量は、乾燥質量に換算して、通常約1質量%以上とすればよく、約10質量%以上が好ましく、約20質量%以上がより好ましい。また、当該含有量は通常約99質量%以下とすればよく、約50質量%以下が好ましい。上記範囲であれば、抗アレルギー作用が有効に発揮される。
また、本発明の剤が医薬製剤である場合の1日使用量は、対象者の症状、体重等によっても異なるが、例えば、有効成分である前記果実(A)及び前記果実(B)の乾燥重量に換算した1日使用量が、約0.1〜50gとなる量が好ましく、約1〜30gとなる量がより好ましい。上記範囲であれば、十分に抗アレルギー作用が発揮されると共に副作用が生じない。前記医薬製剤の使用対象は特に限定されないが、花粉症の症状を有する人及びアトピー性疾患を有する人等が好適な対象となる。
本発明の剤が食品組成物である場合は、栄養補助食品(サプリメント)等として用いるのに適している。この食品組成物には、食品に通常用いられる添加剤等を配合して、散剤、顆粒剤、粉剤、錠剤、タブレット剤、丸剤、カプセル剤、チュアブル剤、乳剤、液剤、水和剤、シロップ剤、エキス剤、エリキシル剤等の剤型に調製することができる。
本発明の剤が食品組成物である場合の1日の摂取量は、摂取者の健康状態、体重等によって異なるが、例えば、有効成分である前記果実(A)及び前記果実(B)の乾燥重量に換算した1日あたりの摂取量が、約0.1〜50gとなる量が好ましく、約1〜30gとなる量がより好ましい。上記範囲であれば、十分に抗アレルギー作用が発揮されると共に副作用が生じない。前記医薬製剤及び食品組成物の使用対象は特に限定されないが、花粉症の症状を有する人及びアトピー性疾患を有する人等が好適な対象となる。
また、本発明の剤は、一般の飲料、食品、調味料等の食品に配合されていてもよい。
前記飲料としては、スポーツ飲料、ドリンク剤、乳飲料、乳酸菌飲料、果汁飲料、炭酸飲料、野菜飲料、茶飲料、コーヒー飲料、アルコール飲料等が挙げられる。
前記食品としては、麺類、パン粉等の穀物加工品;味噌等の豆類加工品;米粉、小麦粉、きな粉等の粉類;即席麺、即席スープ等の乾燥食品;スープ、カレー等のレトルト食品;クッキー、ビスケット、スナック、ゼリー、ガム、グミ、飴、チョコレート、アイスクリーム等の菓子等が挙げられる。
前記調味料としては、ケチャップ、マヨネーズ、ドレッシング、しょうゆ、ソース、つゆ、たれ等が挙げられる。
前記食品中における本発明の抗アレルギー剤の含有量は、食品の種類により大幅に異なるが、剤中に含まれる前記果実(A)及び前記果実(B)の合計乾燥質量に換算して、例えば約1質量%以上とすればよく、約10質量%以上が好ましく、約20質量%以上がより好ましい。また、当該含有量は通常約99質量%以下とすればよく、約50質量%以下が好ましい。上記範囲であれば、味及び量等の点で無理なく摂取できる量の食品中に、抗アレルギー作用が発揮される十分な量の有効成分が含まれることになる。
以下、本発明を、実施例を挙げてより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
[製造例1]
和歌山県産温州みかんの未熟果20kgを、90℃に加熱した水200Lで満たしたジャケット付きステンレス釜(300NQV、品川工業社製)に投入し、1時間加熱、攪拌を行った(ブランチング処理)。ブランチング処理された温州みかん未熟果を、放冷により室温まで冷却した後、フードスライサー(ECD01、エムラ販売社製)にてスライスし、遠赤外線乾燥機(V7513、ヴィアノーベ社製)に投入し、60℃で20時間乾燥させた。得られたブランチング処理した温州みかん果実の乾燥物(水分5.7質量%)をミルミキサー(WDL−1、大阪ケミカル社製)により粉末状に粉砕した後、試験用ふるい(東京スクリーン社製、60メッシュ)にかけ、2.4kgの乾燥粉末を得た。
[製造例2]
温州みかんの未熟果(和歌山県産)20kgをフードスライサー(ECD01、エムラ販売社製)にてスライスし、遠赤外線乾燥機(V7513、ヴィアノーベ社製)に投入し、60℃で20時間乾燥させた。得られた温州みかん果実の乾燥物(水分5.5質量%)をミルミキサー(WDL−1、大阪ケミカル社製)により粉末状に粉砕した後、試験用ふるい(東京スクリーン社製、60メッシュ)にかけ、4.3kgの乾燥粉末を得た。
[製造例3]
ジャバラ果実(和歌山県東牟婁郡北山村産)20kgを、フードスライサー(ECD01、エムラ販売社製)でスライスした。次にソメラ高速遠心脱水機(日本ゼネラル・アプライアンス社製)にて、遠心搾汁を行ったところ、果汁9.3Lと搾り粕10.1kgが得られた。該絞り粕を遠赤外線乾燥機(V7513、ヴィアノーベ社製)に投入し、60℃で20時間乾燥させた。得られたジャバラ果実の乾燥物(水分6.0質量%)をミルミキサー(WDL−1、大阪ケミカル社製)により粉末状に粉砕した後、試験用ふるい(東京スクリーン社製、60メッシュ)にかけ、2.3kgの乾燥粉末を得た。
[実施例1]
製造例1で得た温州みかん果実の乾燥粉末と、製造例3で得たジャバラ果実の乾燥粉末とを、質量比で5:5の割合になるよう混合し、温州ミカン果実とジャバラ果実の混合粉末を得た。
[試験例1]
製造例1で得た温州みかん果実と製造例3で得たジャバラ果実の乾燥粉末とを、下記表1に記載の配合で混合した試料(試料1〜6)を作製した。各試料をそれぞれ50mL容の三角フラスコに入れ、50mLの蒸留水を加えて、30℃で5分間撹拌した。懸濁状態の混合液を遠心分離機(CR22G、日立工機社製)で分離(8000rpm、20分間)し、デカンテーションにより上清を回収した。得られた上清を孔径0.2μmのフィルター(SLLGH13NL、ミリポア社製)でろ過した後、上清に含有されるヘスペリジン濃度をHPLCで測定した。HPLCの分析条件は以下の通りである。
装置:ACQUITY UPLC システム(Waters社製)
検出器:PDA280nm
カラム:ACQUITY UPLC BEH C18 1.7μm 2.1×100mm (Waters社製)
カラム温度:40℃
移動相:A:2容量%酢酸水溶液
B:100容量%アセトニトリル
グラジェント条件:0〜4min:85容量%A,15容量%B;
4〜5min:85容量%→62容量%A,
15容量%→38容量%B
流速:0.4ml/min.
サンプル注入量:2μl
測定結果は下記表1の通りである。表1の数値をグラフ化したものを図1に示す。果実(A)(温州みかん果実)のみのものより、果実(B)(ジャバラ果実)を混合したものの方が、ヘスペリジンの水への溶解量が多くなっていることが確認された。ジャバラ果実にはヘスペリジンが含まれていないことから、温州みかん果実に含まれるヘスペリジンが、ジャバラ果実粉末の混合により可溶化されたことが分かる。
[試験例2]
アトピーモデルマウスを用いた評価試験を行った。マウスは、Hos:HR-1系統(4週齢、オス、星野試験動物飼育所製)を使用し、1週間予備飼育後、体重を指標に各群に割り付けた。群分け後普通飼料(ラボMRストック、日本農産工業社製)を摂取させる群(群1)、アトピー性皮膚炎症状を誘発するための特殊飼料(HR-AD用精製飼料、日本農産工業社製)を摂取させる群(群2)、特殊飼料に製造例1で得られた温州みかん果実の乾燥粉末を5質量%添加した飼料を摂取させる群(群3)、特殊飼料に製造例3で得られたジャバラ果実の乾燥粉末を5質量%添加した飼料を摂取させる群(群4)、特殊飼料に実施例1で得られた混合粉末を10質量%添加した飼料を摂取させる群(群5)の合計5群(各8匹)構成とした。試験は自由給餌で行った。飼料摂取4週間目のマウスを30分間ビデオ撮影し、各個体ごとに掻痒行動の回数を数えて、各群における1匹あたりの平均掻痒回数を算出した。
結果を下記表2に示す。また、表2の数値をグラフ化したものを図2に示す。実施例1の混合粉末は、製造例1及び3の粉末単独に比べ、アトピー性皮膚炎からくる掻痒行動を有意に抑制していることが明らかとなった。ナリルチン含有柑橘類果実の粉末を混合することで、有効成分であり、難溶成分であるヘスペリジンが可溶化したことにより、アトピー性皮膚炎の抑制効果が相乗的に高まったと考えられる。
ヒトモニターによる評価試験を行った。実施例1で得た粉末80質量%及びセルロース(セオラス、旭化成ケミカル社製)20質量%を混合し、得られた粉末を230mg/粒となるよう、錠剤機(VIRGO0524SS2AZ、菊水製作所製)にて20kNの圧力で打錠した。花粉症を代表とするアレルギー症状を有する46名のモニターが、実施例1で得た粉末を錠剤化したサンプルを、花粉症の発症する2月から3月にかけて1日9粒、2ヶ月間摂取した。試験終了後、前記モニターの花粉症等のアレルギー症状緩和について評価を行った。結果を下記表3に示す。また、製造例2と同様にして得られる温州みかん果実の粉末を主成分として用いた従来品(中野BC社製、商品名:アトピタン)の摂取経験のあるモニター24名が、前記従来品と比較した効果の高さを評価した。結果を下記表3に示す。
花粉症の症状緩和を体感し、効果ありと判断したモニターは、全体の84.8%であった。また、アトピー性皮膚炎をもつ被験者においては、モニター期間中にかゆみや発疹の症状の緩和が見られたとの報告があった。従来品との比較では、79.2%のモニターが本発明品の方が効果が高まっていると判断した。このことより、本発明品の有意な抗アレルギー効果が認められる。
[試験例4]
製造例1(ブランチングあり)及び製造例2(ブランチングなし)で製造した温州みかん果実の乾燥粉末の風味(苦味・エグ味)に関し、9名のパネラーで評価した。評点は1点〜5点の5段階で、点数が高いほど苦味及びエグ味が強いことを表す。9名の評点の平均値を求め、下記表4に示す。また、製造例1及び2で製造した乾燥粉末に関し、それぞれ100gあたりのヘスペリジン含有量(試験例1と同条件でHPLCにより測定した。)を下記表4に示す。
ブランチングをした温州みかん果実の乾燥粉末は、ブランチングをしていないものに比べ、苦味・エグ味が大幅に軽減され、ヘスペリジン含有量も高くなっていることが確認された。
本発明の抗アレルギー剤は、有効成分であるヘスペリジンの水への溶解性を天然成分を用いて改善したことにより、生体吸収性及び抗アレルギー効果が顕著に高く、かつ副作用及び摂取制限もない。また、製造が容易であり、工業的に有利である。

Claims (7)

  1. (A)1種類以上のヘスペリジン含有柑橘類果実と、(B)前記ヘスペリジン含有柑橘類果実と異なる、1種類以上のナリルチン含有柑橘類果実との組み合わせを含有することを特徴とする抗アレルギー剤。
  2. 前記ヘスペリジン含有柑橘類が温州みかんであることを特徴とする請求項1に記載の抗アレルギー剤。
  3. 前記ヘスペリジン含有柑橘類果実が未熟果実であることを特徴とする請求項1又は2に記載の抗アレルギー剤。
  4. 前記ヘスペリジン含有柑橘類果実がブランチングされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の抗アレルギー剤。
  5. 前記ナリルチン含有柑橘類がジャバラ(Citrus jabara)であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の抗アレルギー剤。
  6. 固状の前記ヘスペリジン含有柑橘類果実及び固状の前記ナリルチン含有柑橘類果実を含有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の抗アレルギー剤。
  7. (i)ヘスペリジン含有柑橘類果実をブランチングする工程、
    (ii)ブランチングされた前記ヘスペリジン含有柑橘類果実を乾燥させ、粉末化する工程、
    (iii)ナリルチン含有柑橘類果実を乾燥させ、粉末化する工程、及び
    (iv)粉末化された前記ヘスペリジン含有柑橘類果実及び粉末化された前記ナリルチン含有柑橘類果実を混合する工程
    を有することを特徴とする、抗アレルギー剤の製造方法。
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