JP2012226512A - 金銭取扱い装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】筐体内に横方向に並置された複数の内部ユニットを背面開口部から引き出すように構成した場合に、一方の内部ユニットが他方の内部ユニットに近接していることによってメンテナンスを実施し難くなるという不具合を解消する。
【解決手段】筐体本体2内に配置された第1の内部ユニット40と、第1の内部ユニットの前部側方に近接配置された前後方向長が短い第2の内部ユニット30と、を備え、第1のガイドレール10によって収納位置と突出位置との間を移動可能に支持されると共に、第1の内部ユニットを搭載した第1の可動ベース11と該第1の可動ベースに設けた第2のガイドレール20によって進退自在に支持されると共に、第2の内部ユニットを搭載した第2の可動ベース15と、ストッパ25と、を備え、後方への移動の途中でストッパによって第2の可動ベースだけが移動を阻止され、ストッパによる規制を解除することにより第2の可動ベースが第1の可動ベース上を後方に移動可能となる。
【選択図】図3
【解決手段】筐体本体2内に配置された第1の内部ユニット40と、第1の内部ユニットの前部側方に近接配置された前後方向長が短い第2の内部ユニット30と、を備え、第1のガイドレール10によって収納位置と突出位置との間を移動可能に支持されると共に、第1の内部ユニットを搭載した第1の可動ベース11と該第1の可動ベースに設けた第2のガイドレール20によって進退自在に支持されると共に、第2の内部ユニットを搭載した第2の可動ベース15と、ストッパ25と、を備え、後方への移動の途中でストッパによって第2の可動ベースだけが移動を阻止され、ストッパによる規制を解除することにより第2の可動ベースが第1の可動ベース上を後方に移動可能となる。
【選択図】図3
Description
本発明は、自動販売機、両替機、金銭払出装置、精算機等の金銭取扱い装置の改良に関し、特に筐体本体内のユニットを背面開口部から引き出して保守、点検する際の作業性を向上させた金銭取扱い装置に関する。
自動券売機等の自動販売機、両替機、金銭払出装置、精算機等の金銭取扱い装置は、金属製の筐体内に機械部品、電気部品、電子部品等を収容した構成を備えている。
これらの金銭取扱い装置にあっては、筐体内部の各構成要素に対してメンテナンスを行ったり、券類、物品、金銭等を出し入れするために、筐体の前面、背面、その他の部位に開口部を設けておき、この開口部を扉によって開閉するように構成されている。筐体の前面には操作部、表示部、金銭投入部、金銭払出し部等を備えた前扉を開閉自在に支持するのが一般的である。
ところで、筐体の背面開口部を開閉自在に構成したタイプにあっても、前面パネル(前扉)の裏面側や、筐体内の前方に配置した各構成要素に対するメンテナンスを行う場合には、背面開口部から前方へ手を差し入れて作業を行うよりは、前方側から作業を行う方が効率がよい場合が多い。このため、背面開口部に後扉を設けたタイプにあっても、前面開口部に前扉を設けて筐体前方に位置する構成要素に対するメンテナンスを行い易くしているものがある。
これらの金銭取扱い装置にあっては、筐体内部の各構成要素に対してメンテナンスを行ったり、券類、物品、金銭等を出し入れするために、筐体の前面、背面、その他の部位に開口部を設けておき、この開口部を扉によって開閉するように構成されている。筐体の前面には操作部、表示部、金銭投入部、金銭払出し部等を備えた前扉を開閉自在に支持するのが一般的である。
ところで、筐体の背面開口部を開閉自在に構成したタイプにあっても、前面パネル(前扉)の裏面側や、筐体内の前方に配置した各構成要素に対するメンテナンスを行う場合には、背面開口部から前方へ手を差し入れて作業を行うよりは、前方側から作業を行う方が効率がよい場合が多い。このため、背面開口部に後扉を設けたタイプにあっても、前面開口部に前扉を設けて筐体前方に位置する構成要素に対するメンテナンスを行い易くしているものがある。
上記のように主たるメンテナンス作業を背面開口部から実施し得るように構成する一方で、筐体の前部に配置される構成要素に対するメンテナンスに際しては前扉を開放するようにしたタイプにあっては、筐体の前部にある構成要素をメンテナンスするたびに作業者は前方へ移動して前扉を開放する必要があり作業性が悪かった。特に、筐体本体を建造物の壁に設けた開口内に設置することにより、接客面である前扉を壁の外側に配置する一方で後扉を壁の内側に配置させる場合には、壁が障害となって筐体本体の前面と後面への行き来に多大な時間と労力を要することとなる。
特許文献1にはこのような不具合に対処するために後方の開口部からのみメンテナンスが可能となるように各種構成要素を筐体本体内に配置した構成について提案されている。
しかし、金銭取扱い装置の種類によっては、筐体内部の構成要素の一部を前部に偏った位置に配置せざるを得なくなり、この場合には後開口部からだけの作業では前部にある構成要素を作業性良くメンテナンスすることはできず、前開口部から作業をせざるを得ない状況にある。
特許文献1にはこのような不具合に対処するために後方の開口部からのみメンテナンスが可能となるように各種構成要素を筐体本体内に配置した構成について提案されている。
しかし、金銭取扱い装置の種類によっては、筐体内部の構成要素の一部を前部に偏った位置に配置せざるを得なくなり、この場合には後開口部からだけの作業では前部にある構成要素を作業性良くメンテナンスすることはできず、前開口部から作業をせざるを得ない状況にある。
図8(a)(b)及び(c)はこのような構成を備えた券売機の正面図、左縦断面図、及び背面図である。
この券売機は、前後に開口部101、102を有した筐体本体100と、各開口部101、102の一側縁に設けたヒンジによって開閉自在に軸支された前扉105、及び後扉110と、筐体本体の対向する2つの内壁の下部及び上部に夫々配置された下ガイドレール対115、及び上部ガイドレール対120と、下ガイドレール対115によって両端部を前後方向へ進退自在に軸支された下テーブル116と、上部ガイドレール対120によって両端部を前後方向へ進退自在に軸支された上テーブル121と、を備えている。各テーブル116、121は、図8(b)に実線で示した筐体本体内に収納された位置から、図8(b)に破線で示した後部開口部102から後方へ突出した位置まで移動可能に構成されている。
前扉105の前面には、タッチパネル式のディスプレイ106、硬貨投入口107、紙幣挿入口108、発券口109等が配置されている。
この券売機は、前後に開口部101、102を有した筐体本体100と、各開口部101、102の一側縁に設けたヒンジによって開閉自在に軸支された前扉105、及び後扉110と、筐体本体の対向する2つの内壁の下部及び上部に夫々配置された下ガイドレール対115、及び上部ガイドレール対120と、下ガイドレール対115によって両端部を前後方向へ進退自在に軸支された下テーブル116と、上部ガイドレール対120によって両端部を前後方向へ進退自在に軸支された上テーブル121と、を備えている。各テーブル116、121は、図8(b)に実線で示した筐体本体内に収納された位置から、図8(b)に破線で示した後部開口部102から後方へ突出した位置まで移動可能に構成されている。
前扉105の前面には、タッチパネル式のディスプレイ106、硬貨投入口107、紙幣挿入口108、発券口109等が配置されている。
下テーブル116上には、紙幣取扱ユニット117と、発券ユニット118が左右に配置されている。上テーブル121上には、硬貨リフトユニット122と、硬貨取扱ユニット123が左右に配置されている。硬貨リフトユニット122は硬貨投入口107から投入された硬貨を受け入れて上向きに搬送する手段であり、硬貨取扱ユニット123は硬貨リフトユニット122により上向きに搬送されてきた硬貨を受け入れるホッパ123a、識別部、及び硬貨収納部123b等を備えている。
硬貨リフトユニット122は、硬貨投入口107から投入された硬貨を受け入れる受入れ部122aと、受入れ部122aに投入された硬貨を上方に搬送する掻き上げ手段と、掻き上げ手段により搬送されてきた硬貨をホッパ123aに排出する硬貨排出部122bと、を備えている。
上テーブル121上の硬貨リフトユニット122と硬貨取扱ユニット123をメンテナンスする場合には、(b)に示すように上テーブル121を後開口部102から引き出す必要があるが、硬貨取扱ユニット123の前部側方には常に硬貨リフトユニット122が近接して配置されているため、硬貨リフトユニットにより隠蔽されている部位のメンテナンス(金庫のチェック、硬貨の補充、故障箇所の修理等)がやりにくいという問題があった。また、上テーブル121を最大限に後方へ突出させた状態においても硬貨リフトユニットの一部は硬貨取扱ユニット123により隠蔽されるか、筐体本体内に位置しているため、硬貨リフトユニットのメンテナンスは前部開口部101から実施した方が便利な状態にある。
硬貨リフトユニット122は、硬貨投入口107から投入された硬貨を受け入れる受入れ部122aと、受入れ部122aに投入された硬貨を上方に搬送する掻き上げ手段と、掻き上げ手段により搬送されてきた硬貨をホッパ123aに排出する硬貨排出部122bと、を備えている。
上テーブル121上の硬貨リフトユニット122と硬貨取扱ユニット123をメンテナンスする場合には、(b)に示すように上テーブル121を後開口部102から引き出す必要があるが、硬貨取扱ユニット123の前部側方には常に硬貨リフトユニット122が近接して配置されているため、硬貨リフトユニットにより隠蔽されている部位のメンテナンス(金庫のチェック、硬貨の補充、故障箇所の修理等)がやりにくいという問題があった。また、上テーブル121を最大限に後方へ突出させた状態においても硬貨リフトユニットの一部は硬貨取扱ユニット123により隠蔽されるか、筐体本体内に位置しているため、硬貨リフトユニットのメンテナンスは前部開口部101から実施した方が便利な状態にある。
上記のように従来の金銭取扱い装置にあっては、筐体内のメンテナンス対象ユニットを後部開口部から引出し自在に構成してメンテナンスし易くしたとしても、筐体内の前部に偏った位置に配置されたユニットについては前部開口部からメンテナンスせざるを得ないことが多々あった。また、横方向に隣接配置された二つのユニットの一方によって他方が隠蔽されることによって他方のユニットのメンテナンスが困難になることもあった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、筐体内に横方向に並置された複数のメンテナンス対象ユニットをメンテナンスし易くするためにこれらを後部開口部から引き出すように構成した場合に、一方のユニットが他方のユニットに近接していたり、一つのユニットが筐体の前部に偏った位置に配置されていることによってメンテナンスを実施し難くなるという不具合を解消することができる金銭取扱い装置を提供することを目的としている。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、筐体内に横方向に並置された複数のメンテナンス対象ユニットをメンテナンスし易くするためにこれらを後部開口部から引き出すように構成した場合に、一方のユニットが他方のユニットに近接していたり、一つのユニットが筐体の前部に偏った位置に配置されていることによってメンテナンスを実施し難くなるという不具合を解消することができる金銭取扱い装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1の発明に係る金銭取扱い装置は、背面に開口部を有した筐体本体と、前記背面開口部を開閉する後扉と、前記筐体本体内に配置された第1の内部ユニットと、該筐体本体内において前記第1の内部ユニットの前部側方に近接配置された前後方向長が短い第2の内部ユニットと、を備えた金銭取扱い装置であって、前記筐体本体内に設けた第1のガイドレールによって前記筐体本体内に収納された収納位置と前記背面開口部から後方へ突出した突出位置との間を移動可能に支持されると共に、前記第1の内部ユニットを搭載した第1の可動ベースと、該第1の可動ベースに設けた第2のガイドレールによって該第1の可動ベース上を前後方向へ進退自在に支持されると共に、前記第2の内部ユニットを搭載した第2の可動ベースと、を備え、前記第1及び第2の可動ベースが前記筐体本体内に収納された位置にある時に、前記第1の可動ベースを後方へ移動開始させると前記第2の可動ベースも後方へ移動を開始する一方で、前記第1の可動ベースが前記突出位置にあるときに前記第2の可動ベースは前記第1の可動ベース上を独立して前後方向へ移動可能に構成されていることを特徴とする。
本発明では、第1及び第2の内部ユニットを第1の可動ベース上に搭載する一方で、第2の内部ユニットを第1の可動ベースにより前後方向へ進退自在に支持したので、一方のユニットが他方のユニットに近接していたり、一つのユニットが筐体の前部に偏った位置に配置されていることによってメンテナンスを実施し難くなるという不具合を解消することができる。
本発明では、第1及び第2の内部ユニットを第1の可動ベース上に搭載する一方で、第2の内部ユニットを第1の可動ベースにより前後方向へ進退自在に支持したので、一方のユニットが他方のユニットに近接していたり、一つのユニットが筐体の前部に偏った位置に配置されていることによってメンテナンスを実施し難くなるという不具合を解消することができる。
請求項2の発明では、前記第2の可動ベースの後方への移動範囲を規制したり、該規制を解除するストッパ、を備え、前記第1及び第2の可動ベースが前記筐体本体内に収納された位置にある時に、前記第1の可動ベースを後方へ移動開始させると前記第2の可動ベースも一体的に後方へ移動を開始する一方で、該後方への移動の途中で前記ストッパによって該第2の可動ベースだけが後方への移動を阻止されて該第1の可動ベースのみが前記突出位置に到達し、前記第1の可動ベースが前記突出位置にあるときに前記ストッパによる規制を解除することにより前記第2の可動ベースが前記第1の可動ベース上を後方に移動可能となることを特徴とする。
第1の可動ベースを突出位置に引き出した時点で第2の可動ベースがストッパにより係止されるので、第1の可動ベース上の第1の内部ユニットのみが筐体本体外へ突出した状態となり、メンテナンスを容易に実施することが可能となる。
第1の可動ベースを突出位置に引き出した時点で第2の可動ベースがストッパにより係止されるので、第1の可動ベース上の第1の内部ユニットのみが筐体本体外へ突出した状態となり、メンテナンスを容易に実施することが可能となる。
請求項3の発明は、背面に開口部を有した筐体本体と、前記背面開口部を開閉する後扉と、前記筐体本体内に収納され筐体本体前面に設けられた硬貨投入口から投入された硬貨を受け入れて上方へ搬送する硬貨リフトユニットと、前記筐体本体内において前記硬貨リフトユニットの側方に隣接配置され該硬貨リフトユニットにより搬送されてきた硬貨を受け入れる硬貨取扱ユニットと、を備えた金銭取扱い装置であって、前記硬貨リフトユニットは、前記筐体本体内の前部に配置され且つ前後方向長が短く、前記硬貨取扱ユニットは、前記筐体本体内において前記硬貨リフトユニットとオーバーラップした位置関係で側方に近接配置され、且つ前記硬貨リフトユニットよりも長い前後方向長を備えており、前記筐体本体内に設けた第1のガイドレールによって前記筐体本体内に収納された収納位置と前記背面開口部から後方へ突出した突出位置との間を移動可能に支持されると共に、前記硬貨取扱ユニットを搭載した第1の可動ベースと、該第1の可動ベースに設けた第2のガイドレールによって該第1の可動ベース上を前後方向へ進退自在に支持されると共に前記硬貨リフトユニットを搭載した第2の可動ベースと、前記第2の可動ベースの後方への移動範囲を規制したり、該規制を解除するストッパと、を備え、前記第1及び第2の可動ベースが前記前部位置にある時に、前記第1の可動ベースを後方へ移動開始させると前記第2の可動ベースも一体的に後方へ移動を開始する一方で、該後方への移動の途中で前記ストッパによって該第2の可動ベースだけが後方への移動を阻止されて該第1の可動ベースのみが前記突出位置に到達し、前記第1の可動ベースが前記突出位置にあるときに前記ストッパによる規制を解除することにより前記第2の可動ベースが前記第1の可動ベース上を後方に移動可能となることを特徴とする。
請求項4の発明は、前記筐体本体は前面に前面開口部を備えていることを特徴とする。
請求項4の発明は、前記筐体本体は前面に前面開口部を備えていることを特徴とする。
以上のように本発明によれば、筐体内に横方向に並置された複数のメンテナンス対象ユニットをメンテナンスし易くするためにこれらを筐体の後部開口部から引き出すように構成した場合に、各ユニットを個別に引き出せるように構成したので、一方のユニットが他方のユニットに近接していたり、一つのユニットが筐体の前部に偏った位置に配置されていることによってメンテナンスを実施し難くなるという不具合を解消することができる。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1(a)及び(b)は本発明の一実施形態に係る金銭取扱い装置の一例としての自動券売機の構成を示す正面図、及び後扉を開放した状態を示す背面図であり、図2はこの金銭取扱い装置の概略構成を示す側部縦断面図であり、図3は後扉を開放して内部ユニットを引き出した状態を示す斜視図であり、図4は内部ユニットの一例を示す斜視図であり、図5は本発明装置における内部ユニット収納状態を示す平面図であり、図6(a)及び(b)は内部ユニットを引き出す手順を示す平面図であり、図7は図6(a)の状態におけるストッパの状態を示す要部平面図である。
図1(a)及び(b)は本発明の一実施形態に係る金銭取扱い装置の一例としての自動券売機の構成を示す正面図、及び後扉を開放した状態を示す背面図であり、図2はこの金銭取扱い装置の概略構成を示す側部縦断面図であり、図3は後扉を開放して内部ユニットを引き出した状態を示す斜視図であり、図4は内部ユニットの一例を示す斜視図であり、図5は本発明装置における内部ユニット収納状態を示す平面図であり、図6(a)及び(b)は内部ユニットを引き出す手順を示す平面図であり、図7は図6(a)の状態におけるストッパの状態を示す要部平面図である。
本発明に係る金銭取扱い装置1の特徴的な構成は、次の通りである。
即ち、金銭取扱い装置1は、前面と背面に開口部3、4を夫々有した筐体本体2と、前面開口部3及び前記背面開口部4を夫々開閉する前扉(筐体前面)5及び後扉6と、筐体本体内に配置された第1の内部ユニット40と、筐体本体2内において第1の内部ユニット40の前部側方に近接配置された前後方向長が短い第2の内部ユニット30と、を備えている。更に、筐体本体2内に設けた第1のガイドレール10によって筐体本体内に収納された収納位置と背面開口部4から後方へ突出した突出位置との間を移動可能に支持されると共に、第1の内部ユニット40を搭載した第1の可動ベース11と、第1の可動ベースに設けた第2のガイドレール20によって第1の可動ベース上の前部位置と該第1の可動ベース上の後方位置との間を進退自在に支持されると共に、第2の内部ユニット30を搭載した第2の可動ベース15と、を備えている。
即ち、金銭取扱い装置1は、前面と背面に開口部3、4を夫々有した筐体本体2と、前面開口部3及び前記背面開口部4を夫々開閉する前扉(筐体前面)5及び後扉6と、筐体本体内に配置された第1の内部ユニット40と、筐体本体2内において第1の内部ユニット40の前部側方に近接配置された前後方向長が短い第2の内部ユニット30と、を備えている。更に、筐体本体2内に設けた第1のガイドレール10によって筐体本体内に収納された収納位置と背面開口部4から後方へ突出した突出位置との間を移動可能に支持されると共に、第1の内部ユニット40を搭載した第1の可動ベース11と、第1の可動ベースに設けた第2のガイドレール20によって第1の可動ベース上の前部位置と該第1の可動ベース上の後方位置との間を進退自在に支持されると共に、第2の内部ユニット30を搭載した第2の可動ベース15と、を備えている。
そして、第1及び第2の可動ベース11、15が筐体本体2内に収納された位置にある時に、第1の可動ベース11を後方へ移動開始させることにより前記第2の可動ベース15も後方へ移動を開始する一方で、第1の可動ベースが突出位置にあるときに第2の可動ベースは第1の可動ベース上を独立して前後方向へ移動可能に構成されている。
更に、第2の可動ベース15の後方への移動範囲を規制したり、該規制を解除するストッパ25を設けると共に、第1の可動ベース11と共に第2の可動ベース15を後方へ移動開始させる過程で、ストッパ25によって第2の可動ベース15だけが後方への移動を阻止されて第1の可動ベース11のみが突出位置に到達し、更に、第1の可動ベースが突出位置にあるときにストッパ25による規制を解除することにより第2の可動ベースが第1の可動ベース上を後方に移動可能となるように構成している。
更に、第2の可動ベース15の後方への移動範囲を規制したり、該規制を解除するストッパ25を設けると共に、第1の可動ベース11と共に第2の可動ベース15を後方へ移動開始させる過程で、ストッパ25によって第2の可動ベース15だけが後方への移動を阻止されて第1の可動ベース11のみが突出位置に到達し、更に、第1の可動ベースが突出位置にあるときにストッパ25による規制を解除することにより第2の可動ベースが第1の可動ベース上を後方に移動可能となるように構成している。
次に、以上の構成を備えた金銭取扱い装置1を自動券売機に適用した具体例について説明する。
この自動券売機(金銭取扱い装置)1は、前面と背面に開口部3、4を夫々有した筐体本体2と、前面開口部3、及び背面開口部4の一側縁に設けたヒンジによって夫々開閉自在に軸支された前扉5、及び後扉6と、筐体本体2内に収納され前扉5に設けられた硬貨投入口5bから投入された硬貨を受入れ部30aから受け入れて上方へ搬送する硬貨リフトユニット(第2の内部ユニット)30と、筐体本体内において硬貨リフトユニットの側方に隣接配置され硬貨リフトユニットにより搬送されてきた硬貨を受け入れるホッパ40a等を備えた硬貨取扱ユニット(第1の内部ユニット)40と、前扉5に設けられた紙幣挿入口5cから挿入された紙幣を受け入れて収納したり釣銭として払い出す紙幣取扱ユニット50と、紙幣取扱ユニット50に隣接配置され、顧客が希望する金額のチケットを印刷して発券する発券ユニット55と、を概略備えている。
硬貨リフトユニット30は、硬貨投入口5bと対応する前面に受入れ部30aと、受入れ部から受け入れた硬貨を上方に搬送する図示しない搬送手段と、搬送手段により搬送されてきた硬貨をホッパ40aに排出する排出部30bと、を備えている。
この自動券売機(金銭取扱い装置)1は、前面と背面に開口部3、4を夫々有した筐体本体2と、前面開口部3、及び背面開口部4の一側縁に設けたヒンジによって夫々開閉自在に軸支された前扉5、及び後扉6と、筐体本体2内に収納され前扉5に設けられた硬貨投入口5bから投入された硬貨を受入れ部30aから受け入れて上方へ搬送する硬貨リフトユニット(第2の内部ユニット)30と、筐体本体内において硬貨リフトユニットの側方に隣接配置され硬貨リフトユニットにより搬送されてきた硬貨を受け入れるホッパ40a等を備えた硬貨取扱ユニット(第1の内部ユニット)40と、前扉5に設けられた紙幣挿入口5cから挿入された紙幣を受け入れて収納したり釣銭として払い出す紙幣取扱ユニット50と、紙幣取扱ユニット50に隣接配置され、顧客が希望する金額のチケットを印刷して発券する発券ユニット55と、を概略備えている。
硬貨リフトユニット30は、硬貨投入口5bと対応する前面に受入れ部30aと、受入れ部から受け入れた硬貨を上方に搬送する図示しない搬送手段と、搬送手段により搬送されてきた硬貨をホッパ40aに排出する排出部30bと、を備えている。
硬貨取扱ユニット40は、ホッパ40aと、ホッパ40aから受け入れた硬貨を横方向へ搬送する搬送路40bと、搬送路40bの適所に配置された図示しない金種真贋識別部と、搬送路40bを搬送される硬貨を金種別に収容する複数の金庫から成る硬貨収納部40c等を備えている。
硬貨取扱ユニット40は筐体本体2の前後方向に長尺な構成を有する一方で、前後方向長が短い硬貨リフトユニット30は硬貨取扱ユニットの前部側面のみにオーバーラップした状態で近接配置された薄型である。
更に、自動券売機1は、筐体本体2の左右の対向する内壁、その他の適所に設けた一対の第1のガイドレール10と、各第1のガイドレール10によって筐体本体内の最前部に位置する最前位置と背面開口部から後方へ突出した突出位置との間を移動可能に支持されると共に、硬貨取扱ユニット40を搭載した第1の可動ベース11と、第1の可動ベース上に設けた一対の第2のガイドレール20と、各第2のガイドレール20によって第1の可動ベース上の最前部位置(前部位置)と第1の可動ベース上の後方位置との間を進退自在に支持されると共に硬貨リフトユニット30を搭載した第2の可動ベース15と、筐体本体内における第2の可動ベースの後方への移動範囲を規制したり、該規制を解除するストッパ25と、を備えている。
硬貨取扱ユニット40は筐体本体2の前後方向に長尺な構成を有する一方で、前後方向長が短い硬貨リフトユニット30は硬貨取扱ユニットの前部側面のみにオーバーラップした状態で近接配置された薄型である。
更に、自動券売機1は、筐体本体2の左右の対向する内壁、その他の適所に設けた一対の第1のガイドレール10と、各第1のガイドレール10によって筐体本体内の最前部に位置する最前位置と背面開口部から後方へ突出した突出位置との間を移動可能に支持されると共に、硬貨取扱ユニット40を搭載した第1の可動ベース11と、第1の可動ベース上に設けた一対の第2のガイドレール20と、各第2のガイドレール20によって第1の可動ベース上の最前部位置(前部位置)と第1の可動ベース上の後方位置との間を進退自在に支持されると共に硬貨リフトユニット30を搭載した第2の可動ベース15と、筐体本体内における第2の可動ベースの後方への移動範囲を規制したり、該規制を解除するストッパ25と、を備えている。
ストッパ25は、図7に示すように、第2の可動ベース15上に搭載された板金部材から成るブラケット26に設けた穴内に挿通されることにより第2の可動ベースの移動方向と直交する側方へ出没自在に支持されたストッパ片27と、ストッパ片を常時外側(突出方向)へ付勢する図示しない弾性部材と、筐体本体の側壁の一部に設けられて突出状態にあるストッパ片の先端部が係止可能な係止部28と、を備えている。ストッパ片27は図7に示したように先端部が側壁(外側)に向けて突出した突出位置と、弾性部材に抗して内側に引っ込んだ退避位置との間を移動できる。手動操作によりストッパ片の操作部27aを操作することにより、弾性部材に抗して退避位置に移動させたり、突出位置に戻すことができる。係止部28の位置を背面開口部4に近い端縁の任意の配置することにより、第1の可動ベース11を後方へ引き出す過程で、第2の可動ベース(硬貨リフトユニット)を一時停止させる位置を適宜選定することができる。
なお、ストッパ25は必須ではなく、ストッパ25によらずに第1の可動ベース11上における第2の可動ベース15(硬貨リフトユニット30)の前後方向位置を任意に停止できるように構成してもよい。
なお、ストッパ25は必須ではなく、ストッパ25によらずに第1の可動ベース11上における第2の可動ベース15(硬貨リフトユニット30)の前後方向位置を任意に停止できるように構成してもよい。
図2、及び図5に示すように、第1の可動ベース11が筐体本体2内に収納されている時には硬貨リフトユニット30は筐体本体内の最前部にあり、その側方に配置された硬貨取扱ユニット40の一部が硬貨リフトユニットにより隠蔽されている。隠蔽された部位についてはメンテナンス時に手を触れにくい状態となっている。また、硬貨リフトユニットの一部に硬貨取扱ユニット40が近接しているため、メンテナンスがやりにくくなっている。
硬貨リフトユニット30と硬貨取扱ユニット40の下方には、紙幣取扱ユニット50と発券ユニット55とが横方向に並置されている。紙幣取扱ユニット50と発券ユニット55は、詳細を図示しない引出し機構によって引出し可能に構成されている。
前扉5の前面には、タッチパネル式のディスプレイ5a、硬貨投入口5b、紙幣挿入口5c、発券口5d等が配置されている。
硬貨リフトユニット30と硬貨取扱ユニット40の下方には、紙幣取扱ユニット50と発券ユニット55とが横方向に並置されている。紙幣取扱ユニット50と発券ユニット55は、詳細を図示しない引出し機構によって引出し可能に構成されている。
前扉5の前面には、タッチパネル式のディスプレイ5a、硬貨投入口5b、紙幣挿入口5c、発券口5d等が配置されている。
以上の構成を備えた自動券売機1の動作は次の通りである。
まず、図5の収納状態では第1及び第2の可動ベース11、15は最前位置にあるが、この位置から第1の可動ベース11を後方へ移動開始させると、第1の可動ベース上の第2の可動ベース15も後方へ移動を開始する一方で、移動の途中でストッパ25によって第2の可動ベース15だけが後方への移動を阻止されて第1の可動ベース11のみが最終的な突出位置に到達する(図6(a))。
更に、第1の可動ベース11が突出位置にあるときにストッパ25による規制を手動操作により解除することにより第2の可動ベース15が第1の可動ベース上を後方に移動可能となり、図6(b)に示したように背面開口部4から外部へ移動する。ストッパ25による規制の解除手順は、図7に示した操作部27aを弾性部材に抗して内側、図面左方へ引けばよく、この操作によりストッパ片の先端部が係止部28から離脱するので、第2の可動ベース15は後方へ移動することが可能となる。
各可動ベース11、15の引出し手順を更に詳細に説明すると、硬貨リフトユニット30と硬貨取扱ユニット40が図5に示したように筐体本体内の最前部に位置している時にはメンテナンスができないため、まず後扉6を開放して背面開口部4からの作業を可能な状態とする。第1の可動ベース11を後方へ引き出すことにより、第1の可動ベース11上に搭載された硬貨取扱ユニット40、及び第2の可動ベース15上に搭載された硬貨リフトユニット30は、夫々各ベース11、15と共に後方へ移動する。
まず、図5の収納状態では第1及び第2の可動ベース11、15は最前位置にあるが、この位置から第1の可動ベース11を後方へ移動開始させると、第1の可動ベース上の第2の可動ベース15も後方へ移動を開始する一方で、移動の途中でストッパ25によって第2の可動ベース15だけが後方への移動を阻止されて第1の可動ベース11のみが最終的な突出位置に到達する(図6(a))。
更に、第1の可動ベース11が突出位置にあるときにストッパ25による規制を手動操作により解除することにより第2の可動ベース15が第1の可動ベース上を後方に移動可能となり、図6(b)に示したように背面開口部4から外部へ移動する。ストッパ25による規制の解除手順は、図7に示した操作部27aを弾性部材に抗して内側、図面左方へ引けばよく、この操作によりストッパ片の先端部が係止部28から離脱するので、第2の可動ベース15は後方へ移動することが可能となる。
各可動ベース11、15の引出し手順を更に詳細に説明すると、硬貨リフトユニット30と硬貨取扱ユニット40が図5に示したように筐体本体内の最前部に位置している時にはメンテナンスができないため、まず後扉6を開放して背面開口部4からの作業を可能な状態とする。第1の可動ベース11を後方へ引き出すことにより、第1の可動ベース11上に搭載された硬貨取扱ユニット40、及び第2の可動ベース15上に搭載された硬貨リフトユニット30は、夫々各ベース11、15と共に後方へ移動する。
次いで、背面開口部4から第1の可動ベース11を後方に引き出す操作を行う。第1の可動ベース11上には第2の可動ベース15が搭載されているため、第1の可動ベース11を引き出す過程では、ストッパ25によって後方への移動を阻止されるまでの距離だけ第2の可動ベース15は後方へ移動することができる(図6(a))。
第2の可動ベース15がストッパによって移動を阻止された後も、第1の可動ベース11は単独で後方へ引出し可能であり、図6(a)に示した突出位置まで移動する。図6(a)の状態では、硬貨リフトユニット30は背面開口部4から外部に突出していない一方で、硬貨取扱ユニット40は全外面が背面開口部4から外部に露出した状態となっている。このため、硬貨リフトユニットに邪魔されずに必要な部位に対してメンテナンスを行うことが出来る。即ち、突出位置にある第1の可動ベース上の硬貨取扱ユニット40はメンテナンス対象となる部分全体が筐体本体外へ突出した状態にあり、しかも硬貨リフトユニット30がストッパ25によって移動を阻止されていることにより、硬貨リフトユニット30により隠蔽されていた側面も露出されているため、硬貨取扱ユニット全体に対するメンテナンス(金庫のチェック、硬貨の補充、故障箇所の修理等)を余すところ無く実施することができる。
第2の可動ベース15がストッパによって移動を阻止された後も、第1の可動ベース11は単独で後方へ引出し可能であり、図6(a)に示した突出位置まで移動する。図6(a)の状態では、硬貨リフトユニット30は背面開口部4から外部に突出していない一方で、硬貨取扱ユニット40は全外面が背面開口部4から外部に露出した状態となっている。このため、硬貨リフトユニットに邪魔されずに必要な部位に対してメンテナンスを行うことが出来る。即ち、突出位置にある第1の可動ベース上の硬貨取扱ユニット40はメンテナンス対象となる部分全体が筐体本体外へ突出した状態にあり、しかも硬貨リフトユニット30がストッパ25によって移動を阻止されていることにより、硬貨リフトユニット30により隠蔽されていた側面も露出されているため、硬貨取扱ユニット全体に対するメンテナンス(金庫のチェック、硬貨の補充、故障箇所の修理等)を余すところ無く実施することができる。
一方、硬貨リフトユニット30は、ストッパ25による係止を手動操作によって解除することにより、第1の可動ベース11上に沿って、図6(b)に示したように背面開口部4から外側へ引き出すことができるため、硬貨リフトユニットに対するメンテナンスを筐体本体の背面側から実施することができる。このため、筐体本体の前面側へ移動してメンテナンスを実施する必要がなくなる。
このように本発明では、第1の内部ユニット40と第2の内部ユニット30を個別に背面開口部から引出し可能に構成したので、第2の内部ユニット30により一部が遮蔽されているためにメンテナンスできない箇所があった第1の内部ユニット40を全体的にメンテナンスすることが可能となる。即ち、第1の内部ユニット40は筐体本体内部では第2の内部ユニット30により一部が隠蔽されているが、これを単独で筐体本体外部へ引き出すことを可能としたので、筐体本体外部で、要メンテナンス箇所を余すところなくチェックすることができる。また、従来筐体本体内の前面開口部側に偏位して収納されていたために背面開口部からの作業によってメンテナンスすることが難しかった第2の内部ユニット30についても、背面開口部から引き出すことができるので、筐体本体外部でメンテナンスすることが可能となる。
このように本発明では、第1の内部ユニット40と第2の内部ユニット30を個別に背面開口部から引出し可能に構成したので、第2の内部ユニット30により一部が遮蔽されているためにメンテナンスできない箇所があった第1の内部ユニット40を全体的にメンテナンスすることが可能となる。即ち、第1の内部ユニット40は筐体本体内部では第2の内部ユニット30により一部が隠蔽されているが、これを単独で筐体本体外部へ引き出すことを可能としたので、筐体本体外部で、要メンテナンス箇所を余すところなくチェックすることができる。また、従来筐体本体内の前面開口部側に偏位して収納されていたために背面開口部からの作業によってメンテナンスすることが難しかった第2の内部ユニット30についても、背面開口部から引き出すことができるので、筐体本体外部でメンテナンスすることが可能となる。
また、第1の可動ベース11及び第1の内部ユニット40を突出位置まで引き出した時に、ストッパ25によって第2の可動ベース及び第2の内部ユニット30は筐体本体外へ突出しないように途中で停止させるように構成することにより、第1の内部ユニットだけを筐体本体外部に位置させることができ、第1の内部ユニット全体をメンテナンス対象とすることができる。
また、筐体本体の前面側と背面側が壁等によって仕切られているために作業員が自由に移動できない場合であっても、本発明のような構成とすることにより、背面側からの作業のみによってメンテナンスを完了することができる。
なお、上記実施形態では、第1の内部ユニットの一例として硬貨リフトユニット30を、第2の内部ユニットの一例として硬貨取扱ユニット40を夫々例示したが、筐体本体内において同様の配置関係にある複数の内部ユニットについて同様の引出し構造を採用することができる。
また、上記実施形態では、前面と背面に開口部を夫々有し、前扉と後扉によってこれらの開口部を開閉するようにした筐体本体を例示したが、背面のみに開口部、後扉を有した筐体本体についても本発明を適用することができる。この場合には筐体本体の前面(前パネル)に硬貨投入口等の部品が配置されることとなる。
また、筐体本体の前面側と背面側が壁等によって仕切られているために作業員が自由に移動できない場合であっても、本発明のような構成とすることにより、背面側からの作業のみによってメンテナンスを完了することができる。
なお、上記実施形態では、第1の内部ユニットの一例として硬貨リフトユニット30を、第2の内部ユニットの一例として硬貨取扱ユニット40を夫々例示したが、筐体本体内において同様の配置関係にある複数の内部ユニットについて同様の引出し構造を採用することができる。
また、上記実施形態では、前面と背面に開口部を夫々有し、前扉と後扉によってこれらの開口部を開閉するようにした筐体本体を例示したが、背面のみに開口部、後扉を有した筐体本体についても本発明を適用することができる。この場合には筐体本体の前面(前パネル)に硬貨投入口等の部品が配置されることとなる。
1…自動券売機、2…筐体本体、3…前面開口部、4…背面開口部、5…前扉、5a、…ディスプレイ、5b…硬貨投入口、5c…紙幣挿入口、5d…発券口、6…後扉、10…第1のガイドレール、11…第1の可動ベース、15…第2の可動ベース、20…第2のガイドレール、25…ストッパ、26…ブラケット、27…ストッパ片、27a…操作部、28…係止部、30…硬貨リフトユニット(第2の内部ユニット)、40…硬貨取扱ユニット(第1の内部ユニット)、40a…ホッパ、40b…排出部、40b…搬送路、40c…硬貨収納部、50…紙幣取扱ユニット、55…発券ユニット
Claims (4)
- 背面に開口部を有した筐体本体と、前記背面開口部を開閉する後扉と、前記筐体本体内に配置された第1の内部ユニットと、該筐体本体内において前記第1の内部ユニットの前部側方に近接配置された前後方向長が短い第2の内部ユニットと、を備えた金銭取扱い装置であって、
前記筐体本体内に設けた第1のガイドレールによって前記筐体本体内に収納された収納位置と前記背面開口部から後方へ突出した突出位置との間を移動可能に支持されると共に、前記第1の内部ユニットを搭載した第1の可動ベースと、該第1の可動ベースに設けた第2のガイドレールによって該第1の可動ベース上を前後方向へ進退自在に支持されると共に、前記第2の内部ユニットを搭載した第2の可動ベースと、を備え、
前記第1及び第2の可動ベースが前記筐体本体内に収納された位置にある時に、前記第1の可動ベースを後方へ移動開始させると前記第2の可動ベースも後方へ移動を開始する一方で、前記第1の可動ベースが前記突出位置にあるときに前記第2の可動ベースは前記第1の可動ベース上を独立して前後方向へ移動可能に構成されていることを特徴とする金銭取扱い装置。 - 前記第2の可動ベースの後方への移動範囲を規制したり、該規制を解除するストッパ、を備え、
前記第1及び第2の可動ベースが前記筐体本体内に収納された位置にある時に、前記第1の可動ベースを後方へ移動開始させると前記第2の可動ベースも一体的に後方へ移動を開始する一方で、該後方への移動の途中で前記ストッパによって該第2の可動ベースだけが後方への移動を阻止されて該第1の可動ベースのみが前記突出位置に到達し、
前記第1の可動ベースが前記突出位置にあるときに前記ストッパによる規制を解除することにより前記第2の可動ベースが前記第1の可動ベース上を後方に移動可能となることを特徴とする請求項1に記載の金銭取扱い装置。 - 背面に開口部を有した筐体本体と、前記背面開口部を開閉する後扉と、前記筐体本体内に収納され前記筐体本体前面に設けられた硬貨投入口から投入された硬貨を受け入れて上方へ搬送する硬貨リフトユニットと、前記筐体本体内において前記硬貨リフトユニットの側方に隣接配置され該硬貨リフトユニットにより搬送されてきた硬貨を受け入れる硬貨取扱ユニットと、を備えた金銭取扱い装置であって、
前記硬貨リフトユニットは、前記筐体本体内の前部に配置され且つ前後方向長が短く、
前記硬貨取扱ユニットは、前記筐体本体内において前記硬貨リフトユニットとオーバーラップした位置関係で側方に近接配置され、且つ前記硬貨リフトユニットよりも長い前後方向長を備えており、
前記筐体本体内に設けた第1のガイドレールによって前記筐体本体内に収納された収納位置と前記背面開口部から後方へ突出した突出位置との間を移動可能に支持されると共に、前記硬貨取扱ユニットを搭載した第1の可動ベースと、該第1の可動ベースに設けた第2のガイドレールによって該第1の可動ベース上を前後方向へ進退自在に支持されると共に前記硬貨リフトユニットを搭載した第2の可動ベースと、前記第2の可動ベースの後方への移動範囲を規制したり、該規制を解除するストッパと、を備え、
前記第1及び第2の可動ベースが前記前部位置にある時に、前記第1の可動ベースを後方へ移動開始させると前記第2の可動ベースも一体的に後方へ移動を開始する一方で、該後方への移動の途中で前記ストッパによって該第2の可動ベースだけが後方への移動を阻止されて該第1の可動ベースのみが前記突出位置に到達し、
前記第1の可動ベースが前記突出位置にあるときに前記ストッパによる規制を解除することにより前記第2の可動ベースが前記第1の可動ベース上を後方に移動可能となることを特徴とする金銭取扱い装置。 - 前記筐体本体は前面に前面開口部と、これを開閉する前扉と、を備えていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の金銭取扱い装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011092829A JP2012226512A (ja) | 2011-04-19 | 2011-04-19 | 金銭取扱い装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011092829A JP2012226512A (ja) | 2011-04-19 | 2011-04-19 | 金銭取扱い装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012226512A true JP2012226512A (ja) | 2012-11-15 |
Family
ID=47276620
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2011092829A Pending JP2012226512A (ja) | 2011-04-19 | 2011-04-19 | 金銭取扱い装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014199386A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-10-23 | 株式会社リコー | 加圧力可変機構、定着装置及び画像形成装置 |
CN116951282A (zh) * | 2023-09-21 | 2023-10-27 | 新云滕科技有限公司 | 一种用于自动售票机的固定装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003308557A (ja) * | 2002-04-17 | 2003-10-31 | Glory Ltd | 紙葉類処理装置 |
JP2008059394A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Toyo Networks & System Integration Co Ltd | スライドレール機構、及び金銭取扱い装置 |
-
2011
- 2011-04-19 JP JP2011092829A patent/JP2012226512A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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