JP2012226146A - タッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、硬度および滑り性に優れた保護層を形成可能なタッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物を提供することを主目的とする。
【解決手段】本発明は、ポリマー、多官能性モノマーおよび光重合開始剤を少なくとも含むタッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物であって、上記ポリマーが、カルボキシル基を有する構成単位(1)と、不飽和二重結合を有する構成単位(2)と、フッ素含有基を有する構成単位(3)と、を有し、上記構成単位(1)、構成単位(2)および構成単位(3)の含有量が、上記ポリマーを構成する全構成単位中の5モル%〜34モル%の範囲内、65モル%〜94モル%の範囲内、0.1モル%〜8モル%の範囲内であることを特徴とするタッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物を提供することにより、上記目的を達成する。
【選択図】なし

Description

本発明は、硬度および滑り性に優れた保護層を形成可能なタッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物に関するものである。
今日、入力手段として、タッチパネルが広く用いられている。タッチパネルは、多くの場合、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の表示装置が組み込まれた種々の装置等(例えば、券売機、ATM装置、携帯電話、ゲーム機)に対する入力手段として、表示装置とともに用いられている。このような装置において、タッチパネルは表示装置の表示面上に配置され、これにより、タッチパネルは表示装置に対する極めて直接的な入力を可能にする。
このようなタッチパネルとしては、様々な方式のものが実用化されている。このなかで、静電容量方式と呼ばれるものは、タッチパネルとして、第1透明電極/電極間保護層/第2透明電極の層構造を有するもの、さらには、上記第2透明電極を覆うように保護層が形成されたものが知られており、タッチパネルの表面のタッチパネル面に微弱な電流を流して電界を形成し、指等の導電体が軽く触れた場合の静電容量値の変化を電圧の低下等に変換して検知し、その接触位置を検出するものである。
また、従来のタッチパネルは、通常、表示装置とは別個に製造され、表示装置上に重ねて配置されて用いられる(例えば、特許文献1等)。しかしながら、タッチパネル自体を表示装置の全面に接着して使用しなければならず、表示装置自体の厚みが増す、あるいは、コストがかかるという問題点があった。
そのため、これらの問題点を解決するために、表示装置とタッチパネルの基材を共有させ、表示装置自体の厚みやコストの削減を可能にする試みが提案されている。この一つとして、透明基板の一方の表面上に静電容量型のタッチパネルが形成され、上記透明基板の他方の表面上にカラーフィルタが形成されたタッチパネル付カラーフィルタが提案されている。
このタッチパネル付カラーフィルタの製造においては、通常、表示性能への影響を低減するために、タッチパネルを上記透明基板上に形成した後に、その裏面にカラーフィルタを形成する手法が採られている。
しかしながら、この手法においては、カラーフィルタ製造時の搬送などにより、タッチパネル面にキズ・剥がれが発生し、断線や感度不良が起きるといった問題があった。
特開開2006−23904号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、硬度および滑り性に優れた保護層を形成可能なタッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物を提供することを主目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、ポリマー、多官能性モノマーおよび光重合開始剤を少なくとも含むタッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物であって、上記ポリマーが、カルボキシル基を有する構成単位(1)と、不飽和二重結合を有する構成単位(2)と、フッ素含有基を有する構成単位(3)と、を有し、上記構成単位(1)、構成単位(2)および構成単位(3)の含有量が、上記ポリマーを構成する全構成単位中の5モル%〜34モル%の範囲内、65モル%〜94モル%の範囲内、0.1モル%〜8モル%の範囲内であることを特徴とするタッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物を提供する。
本発明によれば、上記ポリマーを有することにより、硬度および滑り性に優れた保護層を形成することができる。また、このような保護層を有することにより、タッチパネル付カラーフィルタをタッチパネルおよびカラーフィルタの順で形成した場合であっても、上記タッチパネルに含まれる各構成へのキズ・剥れの発生を防止することができる。
本発明においては、上記ポリマーの含有量が、固形分中に50質量%以下であることが好ましい。硬度および滑り性により優れた保護層を形成することができるからである。
本発明は、透明基板と、上記透明基板の一方の表面上に形成され、最表面に保護層を有するタッチパネルと、上記透明基板の他方の表面上に形成されたカラーフィルタと、を有し、上記保護層の静摩擦係数が、0.25〜0.37の範囲内であり、鉛筆硬度が4H以上であることを特徴とするタッチパネル付カラーフィルタを提供する。
本発明によれば、上記保護層の静摩擦係数および鉛筆硬度が上述の範囲内であることにより、上記タッチパネルに含まれる各構成をキズ・剥がれの少ないものとすることができる。
本発明は、透明基板の一方の表面上に、上述のタッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物を用いて保護層を形成し、最表面に上記保護層を有するタッチパネルを形成するタッチパネル形成工程と、上記保護層が形成された上記透明基板の他方の表面上にカラーフィルタを形成するカラーフィルタ形成工程と、を有することを特徴とするタッチパネル付カラーフィルタの製造方法を提供する。
本発明によれば、上述のタッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物を用いることにより、上記タッチパネル形成工程およびカラーフィルタ形成工程をこの順で行った場合であっても、上記タッチパネルに含まれる各構成をキズ・剥がれの少ないものとすることができる。
本発明は、硬度および滑り性に優れた保護層を形成可能なタッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物を提供できるといった効果を奏する。
本発明のタッチパネル付カラーフィルタの一例を示す概略平面図である。 図1のA−A線断面図である。 本発明のタッチパネル付カラーフィルタの製造方法の一例を示す工程図である。
本発明は、タッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物、それを用いたタッチパネル付カラーフィルタおよびその製造方法に関するものである。
以下、本発明のタッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物、タッチパネル付カラーフィルタおよびタッチパネル付カラーフィルタの製造方法について説明する。
A.タッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物
まず、本発明のタッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物について説明する。
本発明のタッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物は、ポリマー、多官能性モノマーおよび光重合開始剤を少なくとも含むものであって、上記ポリマーが、カルボキシル基を有する構成単位(1)と、不飽和二重結合を有する構成単位(2)と、フッ素含有基を有する構成単位(3)と、を有し、上記構成単位(1)、構成単位(2)および構成単位(3)の含有量が、上記ポリマーを構成する全構成単位中の5モル%〜34モル%の範囲内、65モル%〜94モル%の範囲内、0.1モル%〜8モル%の範囲内であることを特徴とするものである。
本発明によれば、上記ポリマーが上記構成単位(1)を上述の範囲内で含有することにより、現像性に優れたものとすることができ、上記保護層を所望のパターンで形成することができる。
また、上記ポリマーが上記構成単位(2)を上述の範囲内で含有することにより、硬度に優れた保護層を形成することができる。また、上記構成単位(3)、すなわち、フッ素含有基を含む構成単位を上述の範囲内で含有することにより、上記フッ素含有基を含む保護層を安定的に形成することができる。このように、上記ポリマーが上記構成単位(2)および構成単位(3)の両者を有することにより、得られる保護層を硬度および滑り性の両者に優れたものとすることができる。したがって、上記タッチパネルにこのような保護層が最表面に含まれる場合には、上記タッチパネルの表面が他の部材と接したり擦れるような状態に置かれたとしても、上記タッチパネルに含まれる各構成へのキズ・剥れの発生を防止することができる。より具体的には、透明基板の一方の表面にタッチパネルを有し上記透明基板の他方の表面にカラーフィルタを有するタッチパネル付カラーフィルタを形成する際に、まず、タッチパネルを形成し、その後、上記透明基板を上記タッチパネル側を裏面にして台等の搬送装置上に載せて搬送される等、上記タッチパネルが他の部材と接するまたは擦れるような状態でカラーフィルタを形成した場合であっても、上記タッチパネルが本発明のタッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物を用いて形成された保護層を最表面に有することで、上記タッチパネルに含まれる各構成へのキズ・剥れの発生を防止することができる。そして、その結果、上記タッチパネルに含まれる電極等にキズ等が発生することを防ぐことができることから、断線や感度不良の発生のないものとすることができる。
したがって、上記ポリマーが上記構成単位(1)〜(3)を上述の範囲内で含むことにより、硬度および滑り性に優れた保護層をパターン精度良く形成することができるのである。
さらに、滑り性に優れた保護層を形成することができることで、ゴミ等の付着の少ないものとすることができる。その結果、歩留まりの高いものとすることができ、低コスト化を図ることができる。
なお、上記ポリマーが上記構成単位(3)、すなわち、フッ素含有基を含む構成単位を上述の範囲内で含有することにより、上記フッ素含有基を含む保護層を安定的に形成することができる理由については、以下のように推察される。
例えば、フッ素含有基を含む化合物を添加した組成物である場合には、このような化合物は、その塗膜の表面付近に偏在する傾向がある。また、上記塗膜の表面付近は、例えば、パターンとして残す箇所のものであって、露光・現像によりパターニングした際に削り取られ、現像液とともに除去される傾向がある。したがって、上記化合物を添加した組成物では、塗膜表面のフッ素含有基の含有量が少ないものとなる。また、上記化合物を添加することにより所望の滑り性を有する保護層を形成しようとすると、上記化合物の添加量を多くする必要が生じ、上記ポリマーを含む他の成分の含有比率が低下し、その結果、他の特性が低下する恐れがある。
これに対して、本発明のようにポリマーがフッ素含有基を含むものとすることにより、少量の添加で所望の滑り性を有する保護層を形成することを可能とし、さらに、他の成分や他の機能を有する構成単位を十分な量含むことができる。
このため、例えば、上述したような所望の現像性を得るために必要となる構成単位(1)や、所望の硬度を得るために必要となる構成単位(2)等を含むポリマーを所望量含むこと等が可能となるのである。
本発明のタッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物は、上記ポリマー、多官能性モノマーおよび光重合開始剤を少なくとも有するものである。
以下、本発明のタッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物を構成する各成分について詳細に説明する。
1.ポリマー
本発明に用いられるポリマーは、カルボキシル基を有する構成単位(1)と、不飽和二重結合を有する構成単位(2)と、フッ素含有基を有する構成単位(3)と、を有するもの、すなわち、側鎖として、カルボキシル基、不飽和二重結合およびフッ素含有基を含むものである。
(1)構成単位
本発明に用いられるポリマーに含まれる構成単位として、上記構成単位(1)、構成単位(2)および構成単位(3)を少なくとも有するものである。
本発明における構成単位(1)は、カルボキシル基を有するものである。
このような構成単位(1)としては、上記ポリマーに所望の現像性を付与することができるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、カルボキシル基および不飽和二重結合を有するカルボキシル基含有モノマーの不飽和二重結合を重合してなるものを挙げることができる。
このようなカルボキシル基含有モノマーとしては、具体的には、アクリル酸、メタアクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、ビニル安息香酸、(メタ)アクリル酸のカプロラクトン付加物、ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートに無水フタル酸等の酸無水物を付加させたもの等を用いることができ、なかでも、アクリル酸、メタアクリル酸であることが好ましい。上記カルボキシル基含有モノマーとして、上述の化合物を用いることにより、現像性により優れたものとすることができるからである。
本発明における構成単位(1)の含有量は、上記ポリマーを構成する全構成単位中の5モル%〜34モル%の範囲内であり、硬度および滑り性に優れた保護層を形成できるものであれば、特に限定されるものではないが、20モル%〜30モル%の範囲内であることが好ましい。上記含有量が上述の範囲内であることにより、現像性に優れたものとすることができるからである。
本発明に用いられる構成単位(2)は、不飽和二重結合を有するものである。
このような構成単位(2)としては、露光時に上記多官能性モノマー等と重合可能な飽和二重結合を有するものであれば特に限定されるものではないが、例えば、上記構成単位(1)のカルボキシル基に、エポキシ基および不飽和二重結合を有するエポキシ基含有化合物のエポキシ基を反応させてなるものを挙げることができる。
本発明におけるエポキシ基含有化合物としては、上記構成単位(1)が有するカルボキシル基と反応することができるエポキシ基を有し、不飽和二重結合を有するものとすることができるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、グリシジル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシブチル(メタ)アクリレート、2−メチル−3,4−エポキシ−シクロヘキシル(メタ)アクリレート等を挙げることができる。
本発明においては、なかでも、グリシジル(メタ)アクリレートであることが好ましい。上記化合物として、上述の化合物を用いることにより、硬度により優れた保護層を形成可能とすることができるからである。
本発明における構成単位(2)の含有量は、上記ポリマーを構成する全構成単位中の65モル%〜94モル%の範囲内であり、硬度および滑り性に優れた保護層を形成できるものであれば、特に限定されるものではないが、65モル%〜80モル%の範囲内であることが好ましい。上記含有量が上述の範囲内であることにより、硬度に優れた保護層を形成できるからである。
本発明における構成単位(3)は、フッ素含有基を有するものである。
本発明におけるフッ素含有基としては、露光後に所望の滑り性を付与することができるものであれば特に限定されるものではなく、具体的には、トリフルオロメチル(CF)等を好ましく用いることができる。上記フッ素含有基として上記官能基を含むことにより滑り性に優れた保護層を形成することができるからである。
本発明における構成単位(3)としては、露光後に、所望の滑り性を発揮することができるものであれば特に限定されるものではないが、例えば、上記フッ素含有基および不飽和二重結合を有するフッ素含有基含有モノマーの不飽和二重結合を重合してなるものを挙げることができる。
このようなフッ素含有基含有モノマーとしては、上記フッ素含有基を有するものとすることができるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、2,2,2−トリフルオロエチルメタクリレート、2−(パーフルオロブチル)エチル メタクリレート、2−(パーフルオロヘキシル)エチル メタクリレート、α−ブチル-ω−(3−メタクリロキシプロピル)−ポリジメチルシロキサンを挙げることができ、なかでも、2−(パーフルオロヘキシル)エチル メタクリレート、α−ブチル−ω−(3−メタクリロキシプロピル)−ポリジメチルシロキサンを挙げることができる。上記フッ素含有基含有モノマーとして、上述の化合物を用いることにより、上記フッ素含有基を有する構成単位(3)を精度良く上記ポリマーに導入することができるからである。
本発明における構成単位(3)の含有量は、上記ポリマーを構成する全構成単位中の0.1モル%〜8モル%の範囲内であり、硬度および滑り性に優れた保護層を形成できるものであれば、特に限定されるものではないが、1モル%〜6モル%の範囲内であることが好ましく、特に、2モル%〜4モル%の範囲内であることが好ましい。上記含有量が上述の範囲内であることにより、特に滑り性に優れた保護層を形成できるからである。
本発明におけるポリマーは、上記構成単位(1)、構成単位(2)および構成単位(3)を少なくとも有するものであるが、所望の硬度および滑り性を有する保護層を形成できる範囲内でその他の構成単位を含むものであっても良い。
(2)ポリマー
本発明に用いられるポリマーは、上記構成単位を含むものである。
このようなポリマーの重量平均分子量としては、所望の硬化性および現像性を発揮することができるものであれば特に限定されるものではないが、例えば、5,000〜100,000の範囲内であることが好ましく、なかでも、5,000〜50,000の範囲内であることが好ましく、特に10,000〜30,000の範囲内であることが好ましい。上記重量平均分子量が上述の範囲内であることにより、現像性と硬度をバランスよく発揮するものとすることができるからである。
なお、本発明における重量平均分子量とは、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)により測定した際の、ポリスチレン換算の重量平均分子量である。
本発明に用いられるポリマーの酸価としては、本発明のタッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物を現像性に優れたものとすることができ、所望のパターンの保護層を形成できるものであれば特に限定されるものではないが、30mgKOH/g〜150mgKOH/gの範囲内であることが好ましく、なかでも50mgKOH/g〜100mgKOH/gの範囲内であることが好ましい。上記酸価が上述の範囲内であることにより、現像性に特に優れたものとすることができるからである。
なお、上記酸価はJIS K 0070に従って測定することができる。
本発明に用いられるポリマーの含有量としては、所望の硬化性、現像性等を発揮することができるものであれば特に限定されるものではないが、本発明のタッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物の固形分中に、50質量%以下であることが好ましく、なかでも40質量%以下であることが好ましく、特に35質量%以下であることが好ましい。また、下限としては、10質量%以上であることが好ましい。上記含有量が上述の範囲内であることにより、硬度および滑り性に優れた保護層とすることができるからである。
ここで、上記固形分中とは、上記タッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物に含まれる溶剤以外の全ての成分をいうものである。
本発明に用いられるポリマーは、上記構成単位を含むものであれば特に限定されるものではなく、ブロックポリマーであっても良く、ランダムポリマーであっても良い。
本発明に用いられるポリマーの形成方法としては、上記構成単位を精度良く含むものであれば特に限定されるものではなく、一般的な形成方法を用いることができる。
具体的には、上記構成単位(1)を形成可能なカルボキシル基含有モノマーおよび構成単位(3)を形成可能なフッ素含有基含有モノマーを重合し、その後、上記構成単位(1)の一部のカルボキシル基に上記エポキシ基含有化合物のエポキシ基を反応させる方法を用いることができる。
2.多官能性モノマー
本発明に用いられる多官能性モノマーとしては、複数の重合性の官能基を有し、光照射により、上記多官能性モノマーおよび上記ポリマーを重合させることができるものであれば良い。
このような多官能性モノマーとしては、通常、アクリロイル基またはメタクリロイル基を有する多官能(メタ)アクリレートが用いられる。
上記多官能(メタ)アクリレートとしては、例えばエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオール(メタ)アクリレート、長鎖脂肪族ジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ステアリン酸変性ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、プロピレンジ(メタ)アクリレート、グリセロール(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラメチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニルジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレンジ(メタ)アクリレート、トリグリセロールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコール変性トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、アリル化シクロヘキシルジ(メタ)アクリレート、メトキシ化シクロヘキシルジ(メタ)アクリレート、アクリル化イソシアヌレート、ビス(アクリロキシネオペンチルグリコール)アジペート、ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、テトラブロモビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールSジ(メタ)アクリレート、ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、フタル酸ジ(メタ)アクリレート、リン酸ジ(メタ)アクリレート、亜鉛ジ(メタ)アクリレート等の二官能(メタ)アクリレートが挙げられる。
また、上記多官能(メタ)アクリレートとしては、例えばトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、グリセロールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、アルキル変性ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、リン酸トリ(メタ)アクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、トリス(メタクリロキシエチル)イソシアヌレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、アルキル変性ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールモノヒドロキシペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、アルキル変性ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、カルボン酸変性ジペンタエリストールペンタ(メタ)アクリレート、ウレタントリ(メタ)アクリレート、エステルトリ(メタ)アクリレート、ウレタンヘキサ(メタ)アクリレート、エステルヘキサ(メタ)アクリレート等の三官能以上の(メタ)アクリレートが挙げられる。
これらの多官能(メタ)アクリレートは、1種のみを単独で使用してもよく、2種以上を併用して使用してもよい。
本発明に用いられる多官能性モノマーの含有量としては、所望の硬度の保護層を形成可能とすることができるものであれば良く、固形分中に、20質量%〜50質量%の範囲内であることが好ましく、なかでも、25質量%〜45質量%の範囲内であることが好ましく、特に30質量%〜40質量%の範囲内であることが好ましい。上記範囲より少ないと十分に光硬化が進まず、露光部分が溶出する場合があるからであり、上記範囲より多いと、未露光箇所でも現像できなくなる可能性があるからである。
3.光重合開始剤
本発明に用いられる光重合開始剤としては、光照射により、上記多官能性モノマーおよび上記ポリマーを重合させることができるものであれば特に限定されるものではなく、一般的なものを用いることができる。
具体的には、ベンゾフェノン、ミヒラーケトン、4,4´−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、4−メトキシ−4´−ジメチルアミノベンゾフェノン、2−エチルアントラキノン、フェナントレン等の芳香族ケトン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインフェニルエーテル等のベンゾインエーテル類、メチルベンゾイン、エチルベンゾイン等のベンゾイン、2−(o−クロロフェニル)−4,5−フェニルイミダゾール2量体、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジ(m−メトキシフェニル)イミダゾール2量体、2−(o−フルオロフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール2量体、2−(o−メトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダゾール2量体、2,4,5−トリアリールイミダゾール2量体、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジ(m−メチルフェニル)イミダゾール2量体、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン、2−トリクロロメチル−5−スチリル−1,3,4−オキサジアゾール、2−トリクロロメチル−5−(p−シアノスチリル)−1,3,4−オキサジアゾール、2−トリクロロメチル−5−(p−メトキシスチリル)−1,3,4−オキサジアゾール等のハロメチルチアゾール化合物、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−p−メトキシスチリル−S−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(1−p−ジメチルアミノフェニル−1,3−ブタジエニル)−S−トリアジン、2−トリクロロメチル−4−アミノ−6−p−メトキシスチリル−S−トリアジン、2−(ナフト−1−イル)−4,6−ビス−トリクロロメチル−S−トリアジン、2−(4−エトキシ−ナフト−1−イル)−4,6−ビス−トリクロロメチル−S−トリアジン、2−(4−ブトキシ−ナフト−1−イル)−4,6−ビス−トリクロロメチル−S−トリアジン等のハロメチル−S−トリアジン系化合物、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパノン、1,2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン‐1,1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニルケトン、ベンジル、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−ベンゾイル−4´−メチルジフェニルサルファイド、ベンジルメチルケタール、ジメチルアミノベンゾエート、P−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、2−n−ブチキシエチル−4−ジメチルアミノベンゾエート、2−クロロチオキサントン、2,4ジエチルチオキサントン、2,4ジメチルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、エタノン,1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル]−1−(o−アセチルオキシム)、4−ベンゾイル−メチルジフェニルサルファイド、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニルケトン、2−ベンジル−2−(ジメチルアミノ)−1−[4−(4−モルフォリニル)フェニル]−1−ブタノン、2−(ジメチルアミノ)−2−[(4−メチルフェニル)メチル]−1−[4−(4−モルホリニル)フェニル]−1−ブタノン、α−ジメトキシ−α−フェニルアセトフェノン、フェニルビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)フォスフィンオキサイド、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−(4−モルフォリニル)−1−プロパノン、1,2−オクタジオン等の光重合開始剤を挙げることができる。本発明においては、これらの光重合開始剤を単独で、または、2種以上を混合して使用することができる。
このような光重合開始剤の含有量としては、上記タッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物を所望の硬化速度で光硬化することができるものであれば良く、固形分中に、0.1質量%〜30質量%の範囲内であることが好ましく、なかでも0.7質量%〜20質量%の範囲内であることが好ましい。
4.タッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物
本発明のタッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物は、上記ポリマー、多官能性モノマーおよび光重合開始剤を少なくとも含むものであるが必要に応じて他の成分を含むものであっても良い。
本発明における他の成分としては、具体的には、エポキシ樹脂、溶剤、その他の添加剤等を挙げることができる。
本発明においては、上記エポキシ樹脂を含むことが好ましい。上記エポキシ樹脂を含むことで、金属、具体的には、上記タッチパネルを構成する第2透明電極等との密着性を向上させることができるからである。
このようなエポキシ樹脂としては、上記タッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物の硬化後に所望の金属密着性を発揮することができるものであれば特に限定されるものではない。例えば、常温で液状のノボラック系エポキシ、脂環式エポキシ、カルドエポキシ等を挙げることができ、より具体的には、商品名BPEFG(ナガセケムテックス製)、セロキサイド2021P、3000、2000、スチレンオキサイド、エポリードGT300、GT400(以上、ダイセル化学工業製)、jer901、801P、802、802XA、806、806L、807、815、819、825、827、828、815XA、828EL、828XA、152、604、630(以上、油化シェルエポキシ製)、SPCA−35X(昭和高分子(株)製)等を挙げることができる。金属密着性に優れた保護層を形成することができるからである。
本発明におけるエポキシ樹脂の含有量としては、上記タッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物の固形分中のエポキシ当量を、300以下とするものであれば良い。
上記含有量が上述の範囲内であることにより、硬化後の上記タッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物を金属密着性に優れたものとすることができるからである。
なお、エポキシ当量は、JIS K 7236に基づいて求めることができる。
本発明のタッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物に含まれる溶剤は、上記タッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物中の各成分とは反応せず、これらを溶解もしくは分散可能な有機溶剤であれば特に限定されるものではない。
具体的には、メタノール、エタノール等のアルコール類;テトラヒドロフラン等のエーテル類;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールメチルエチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル等のグリコールエーテル類;メチルセロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート等のエチレングリコールアルキルエーテルアセテート類;ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールエチルメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等のジエチレングリコール類;プロピレングリコールメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールエチルエーテルアセテート等のプロピレングリコールアルキルエーテルアセテート類;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;メチルエチルケトン、メチルアミルケトン、シクロヘキサノン、4−ヒドロキシ−4−メチル−2−ペンタノン等のケトン類;および、2−ヒドロキシプロピオン酸エチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸メチル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸エチル、エトキシ酢酸エチル、ヒドロキシ酢酸エチル、2−ヒドロキシ−2−メチルブタン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸メチル、乳酸エチル、3−メトキシブチルアセテート、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート等のエステル類;などが挙げられる。これらの溶剤は単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせてもよい。
本発明に用いられる溶剤の含有量としては、本発明のタッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物中に60質量%〜95質量%の範囲内であることが好ましく、より好ましくは70質量%〜90質量%の範囲内であることが好ましい。このような含有量であることにより、塗布に適した粘度とすることができるからである。
本発明に用いられる添加剤としては、顔料、遮光性微粒子、重合停止剤、連鎖移動剤、レベリング剤、可塑剤、界面活性剤、消泡剤、シランカップリング剤等などが挙げられる。
本発明のタッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物の製造方法としては、上記各成分を上記溶剤中に均一に分散したものとすることができる方法であれば特に限定されるものではなく、公知の混合・分散方法を用いることができる。
B.タッチパネル付カラーフィルタ
次に、本発明のタッチパネル付カラーフィルタについて説明する。
本発明のタッチパネル付カラーフィルタは、透明基板と、上記透明基板の一方の表面上に形成され、最表面に保護層を有するタッチパネルと、上記透明基板の他方の表面上に形成されたカラーフィルタと、を有し、上記保護層の静摩擦係数が、0.25〜0.37の範囲内であり、鉛筆硬度が4H以上であることを特徴とするものである。
このような本発明のタッチパネル付カラーフィルタについて図を参照して説明する。図1は、本発明のタッチパネル付カラーフィルタの一例を示す概略平面図である。また、図2は、図1のA−A線断面図である。図1および図2に例示するように、本発明のタッチパネル付カラーフィルタ10は、透明基板1と、上記透明基板1の一方の表面上に形成された第1透明電極11、上記第1透明電極11上に形成された電極間保護層12、上記電極間保護層12上に形成された第2透明電極13および上記第2透明電極13上に形成された保護層14を有するタッチパネル20と、上記透明基板1の他方の表面上に形成された開口部を有する遮光部21および上記遮光部21の開口部に形成された着色層22を有するカラーフィルタ30と、を有するものであり、上記保護層14の静摩擦係数が、0.25〜0.37の範囲内であり、鉛筆硬度が4H以上であるものである。また、本発明のタッチパネル付カラーフィルタ10は、上記電極間絶縁層12の周辺に取り出し電極15を有するものである。なお、図2においては、説明の容易のため、上記電極間絶縁層12および保護層14については省略して示している。
本発明によれば、上記保護層の静摩擦係数および鉛筆硬度が上述の範囲内であることにより、上記タッチパネルに含まれる各構成をキズ・剥がれの少ないものとすることができる。
本発明のタッチパネル付カラーフィルタは、上記透明基板、タッチパネルおよびカラーフィルタを少なくとも有するものである。
以下、本発明のタッチパネル付カラーフィルタの各構成について詳細に説明する。
1.タッチパネル
本発明に用いられるタッチパネルは、上記透明基板の一方の表面上に形成され、最表面に保護層を含むものである。
(1)保護層
本発明に用いられる保護層は、上記タッチパネルの最表面に形成されるものであり、静摩擦係数が、0.25〜0.37の範囲内であり、鉛筆硬度が4H以上のものである。
本発明における保護層の静摩擦係数は、0.25〜0.37の範囲内であり、上記保護層を含むタッチパネル形成後に上記カラーフィルタを形成した場合であっても、上記タッチパネルに含まれる各構成をキズ・剥離の少ないものとすることができるものであれば特に限定されるものではないが、0.25〜0.28の範囲内であることが好ましい。上記静摩擦係数が上述の範囲内であることにより、滑り性により優れたものとすることができ、上記タッチパネルに含まれる各構成をキズ等のより少ないものとすることができるからである。
ここで、上記静摩擦係数の測定方法としては、精度良く測定できるものであれば特に限定されるものではないが、例えば、ガラス上に製膜したレジストについて新東化学株式会社製 HEIDON トライボギア ミューズ TYPE: 94iを用いて測定する方法を用いることができる。なお、スライダー(接触子)の材質は黄銅(ハードクローム処理)で40gのものを用い、検出器はボイスコイルモーターフォトセンサを使用する方法を用いることができる。
本発明における保護層の鉛筆硬度は、4H以上のものであり、上記タッチパネル形成後に上記カラーフィルタを形成した場合であっても、上記タッチパネルに含まれる各構成をキズ・剥がれの少ないものとすることができるものであれば特に限定されるものではない。上記鉛筆硬度が上述の範囲内であることにより、硬度により優れたものとすることができ、上記タッチパネルに含まれる各構成をキズ・剥がれの少ないものとすることができるからである。
なお、硬度は、JISK5600−5−4により測定することができる。
本発明に用いられる保護層の表面粗さとしては、所望の滑り性を有するものとすることができるものであれば特に限定されるものではない
本発明に用いられる保護層の膜厚としては、所望の硬度および滑り性を発揮することができるものであれば特に限定されるものではないが、具体的には、1μm〜5μmの範囲内とすることができ、なかでも1μm〜1.75μmの範囲内であることが好ましい。上記タッチパネルに含まれる各構成をキズ・剥がれの少ないものとすることができるからである。
本発明における保護層の形成方法としては、上述の静摩擦係数および鉛筆硬度を有する保護層を精度良く形成することができる方法であれば特に限定されるものではないが、上記タッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物を用いる方法、より具体的には、上記タッチパネル付カラーフィルタ付カラーフィルタ用保護層形成用組成物を塗布し、乾燥して塗膜を形成した後、上記塗膜に対してパターン状に露光し、現像する方法を用いることが好ましい。上述の硬度および滑り性を有する保護層を容易に形成できるからである。
(2)タッチパネル
本発明に用いられるタッチパネルは、最表面に保護層を含むものであるが、通常、上記透明基板上に形成される第1透明電極、上記第1透明電極上に形成される電極間絶縁層、上記電極間絶縁層上に形成される第2透明電極を有するもの、すなわち、上記タッチパネルは、上記第1透明電極、電極間絶縁層、第2透明電極および保護層がこの順で積層したものである。また、上記透明基板上に形成される取出し電極を含むものである。
このような第1透明電極、電極間絶縁層、第2透明電極および取出し電極、ならびにその形成方法としては、一般的なタッチパネルに用いられるものと同様とすることができる。
2.カラーフィルタ
本発明に用いられるカラーフィルタは、上記透明基板の他方の表面上に形成されるものである。
このようなカラーフィルタとしては、液晶表示装置やエレクトロルミネッセンス表示装置等に一般的に用いられるものと同様とすることができ、通常、上記透明基板上に形成され、開口部を有する遮光部、上記遮光部の開口部に形成される着色層、スペーサ、オーバーコート層、透明電極、配向膜等を有するものである。
このようなカラーフィルタの各構成および形成方法については一般的なカラーフィルタに用いられるものと同様とすることができ、例えば、特開2010−014870号公報記載の内容と同様とすることができる。
3.透明基板
本発明に用いられる透明基板は、上記タッチパネルおよびカラーフィルタを支持するものである。
このような透明基板を構成する材料としては、タッチパネルやカラーフィルタに用いられる透明基板と同様とすることができ、例えば、特開2010−014870号公報記載の内容と同様とすることができる。
本発明における透明基板の膜厚としては、上記タッチパネルおよびカラーフィルタを支持することができるものであれば特に限定されるものではないが、タッチパネルに用いられるものと同様とすることができる。具体的には、0.3mm〜1.6mmの範囲内とすることができる。
C.タッチパネル付カラーフィルタの製造方法
次に、本発明のタッチパネル付カラーフィルタの製造方法について説明する。
本発明のタッチパネル付カラーフィルタの製造方法は、透明基板の一方の表面上に、上述のタッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物を用いて保護層を形成し、最表面に上記保護層を有するタッチパネルを形成するタッチパネル形成工程と、上記保護層が形成された上記透明基板の他方の表面上にカラーフィルタを形成するカラーフィルタ形成工程と、を有することを特徴とするものである。
このような本発明のタッチパネル付カラーフィルタの製造方法を図を参照して説明する。図3は、本発明のタッチパネル付カラーフィルタの製造方法の一例を示す工程図である。図3に例示するように、本発明のタッチパネル付カラーフィルタの製造方法は、上記透明基板1を準備し、上記透明基板1の一方の表面上に、上記第1透明電極11、電極間保護層12、第2透明電極13および取出し電極15を形成し(図3(a))、次いで、上記第2透明電極13上に、上記タッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物を塗工・乾燥した後、露光・現像することにより保護層14を形成し(図3(b))、次いで、搬送装置上に上記透明基板1を上記搬送装置と上記保護層14とが接するように配置する(図3(c))。その後、上記透明基板1の他方の表面上に、上記開口部を有する遮光部21および上記遮光部21の開口部に形成された着色層22を有するカラーフィルタ30を形成するものである(図3(d))。
なお、上記図3(a)〜(b)がタッチパネル形成工程であり、図3(d)がカラーフィルタ形成工程である。
本発明によれば、上述のタッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物を用いることにより、上記タッチパネル形成工程およびカラーフィルタ形成工程をこの順で行った場合であっても、上記タッチパネルに含まれる各構成をキズ・剥がれの少ないものとすることができる。
本発明のタッチパネル付カラーフィルタの製造方法は、上記タッチパネル形成工程およびカラーフィルタ形成工程を少なくとも有するものである。
以下、本発明のタッチパネル付カラーフィルタの製造方法の各工程について詳細に説明する。
1.タッチパネル形成工程
本発明におけるタッチパネル形成工程は、透明基板の一方の表面上に、上述のタッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物を用いて保護層を形成し、最表面に上記保護層を有するタッチパネルを形成する工程である。
ここで、上記タッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物は、上記「A.タッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物」の項に、上記透明基板は、上記「B.タッチパネル付カラーフィルタ」の項に記載した内容と同様であるため、ここでの説明は省略する。
本工程において、上記タッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物を用いて保護層を形成する方法および形成される保護層としては、タッチパネルにおける保護層の形成方法と同様の方法を用いることができ、具体的には、上記「B.タッチパネル付カラーフィルタ」の項に記載した内容と同様とすることができる。
また、本工程により形成される保護層についても、上記「B.タッチパネル付カラーフィルタ」の項に記載した内容と同様とすることができるため、ここでの説明は省略する。
本工程において形成されるタッチパネルとしては、最表面に上記保護層を有するものであれば特に限定されるものではなく、一般的な構成を有するものとすることができる。このようなタッチパネルおよびその形成方法としては、具体的には、上記「B.タッチパネル付カラーフィルタ」の項に記載した内容と同様とすることができるため、ここでの説明は省略する。
2.カラーフィルタ形成工程
本発明におけるカラーフィルタ形成工程は、上記保護層が形成された上記透明基板の他方の表面上にカラーフィルタを形成する工程である。
本工程において形成されるカラーフィルタの各構成およびそれらの形成方法については、一般的なカラーフィルタと同様とすることができ、具体的には上記「B.タッチパネル付カラーフィルタ」の項に記載した内容と同様とすることができる。
本工程においては、上記カラーフィルタの各構成の形成を、上記タッチパネル形成工程後の透明基板が上記タッチパネル側を裏面にして台等の上に載せられた状態、すなわち、上記保護層が他の部材と接触した状態で行われることが好ましい。上記カラーフィルタを安定的に形成することができるからである。また、上記タッチパネル形成工程は、硬度および滑り性に優れた保護層を形成することができるものであるため、上記保護層が他の部材と接触した状態で、本工程が行われる場合であっても、上記タッチパネルに含まれる各構成へのキズや剥れの発生を防止することができるからである。したがって、本発明の効果をより効果的に発揮することができるからである。
3.タッチパネル付カラーフィルタの製造方法
本発明のタッチパネル付カラーフィルタの製造方法は、上記タッチパネル形成工程およびカラーフィルタ形成工程を少なくとも有するものであるが、必要に応じてその他の工程を有するものであっても良い。
このようなその他の工程としては、例えば、上記タッチパネル形成工程後の透明基板を、上記タッチパネル側を裏面にして台等の搬送装置上に載せ、搬送する搬送工程等を挙げることができる。本発明においては、上記タッチパネル形成工程において上記タッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物を用いて形成された保護層を最表面に有するタッチパネルを用いるものであるため、上述のように、上記タッチパネル側を裏面にして搬送装置上に載せた場合であっても、上記タッチパネルに含まれる各構成にキズや剥れが
生じることを防止することができる。このため、上述のような搬送工程を有するものであっても、品質に優れたタッチパネル付カラーフィルタを安定的に製造することができるからである。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
[実施例1〜4および比較例1〜3]
1.ポリマーの調製
構成単位(1)を構成するモノマーとして無水マレイン酸、MAA(メタクリル酸)、構成単位(2)の形成にGMA(グリシジルメタクリレート)、構成単位(3)を構成するモノマーとして2−(パーフルオロヘキシル)エチルメタクリレート、その他の構成単位を構成するモノマーとしてMMA(メタクリル酸メチル)を用いて、下記表1に示す割合にて含むポリマーA〜Gを合成した。なお、表1中の数値は、ポリマー中の各構成単位の比率をモル%で表したものである。また、表1中の構成単位(1)に記載のMAA、無水マレイン酸は、それぞれ、MAAまたは無水マレイン酸由来の構成単位(1)のポリマー中の比率を示すものである。
なお、ポリマーE、F、Gでは、構成単位(1)として無水マレイン酸由来の構造を含むものは、まず、MAA、構成単位(3)およびその他の構成単位とを共重合させた後、MAAの含有量に対して過剰のGMAを添加して、MAAに含まれるカルボキシル基とGMAに含まれるエポキシ基とを反応させ、その後、無水マレイン酸を添加することにより、MAAとGMAとが反応した際に生成された水酸基に無水マレイン酸を反応させたものである。したがって、このように最終的に無水マレイン酸を反応させて形成された構成単位は、カルボキシル基と不飽和二重結合を有するものであるので、構成単位(1)および構成単位(2)の両者に該当するものである。このため、ポリマーE、F、Gでは、構成単位(2)として2種類、すなわち、構成単位(1)と同じ構成単位と、MAAにGMAを反応させてなる構成単位との2種類を含むものである。具体的には、ポリマーEでは、構成単位(2)として、構成単位(1)と同じ構成単位21モル%と、MAAにGMAを反応させてなる構成単位54モル%との2種類の構成単位を含むものである。
Figure 2012226146
2.タッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物の調製
ポリマーとして上述のポリマーA〜Gを、多官能性モノマーとしてDPHA(ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、日本化薬製)、光重合開始剤としてIrg.907(BASF社製)、エポキシ樹脂としてGT401(ダイセル化学工業製)、添加剤1としてR08MH(DIC株式会社製)、添加剤2としてKBM403(信越化学工業製)、溶媒としてPGMEAを、下記表2に示す割合にて混合し、タッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物を得た。
なお、表2中の数値は、各成分の含有量を重量部で表したものである。
Figure 2012226146
3.評価
(1)評価用サンプル作成
レジストA〜Gのサンプルを用いて保護層を形成することにより、タッチパネル(TP)面を形成した後、基板を反転させ、裏面にカラーフィルター(CF)面を形成した。作成については、通常のTP,CF作成工程に則り、基板洗浄→塗布→プリベーク→露光→現像→ポストベークと一般的なフォトリソ工程を用いた。TP一体型CF基板完成後、タッチパネル面のキズ・剥がれ、および滑り性を確認した。
キズ・剥がれの評価は、以下の基準で行った。
外観:キズ並びに剥がれ
○:塗膜にキズ、剥がれが観られなかった
△:塗膜の一部にキズ、剥がれが観られた
×:塗膜の全面にキズ、剥がれが観られた
すべり性、汚れ観察の評価は、以下の基準で行った。
外観:汚れ(評価基準)
○:塗膜に汚れが観られなかった
△:塗膜の一部に汚れが観られた
×:塗膜の全面に汚れが観られた
(3)鉛筆硬度測定
JISK5600−5−4に基づいて、印加荷重500gにて塗膜表面の鉛筆硬度を測定した。結果を下記表3に示す。
(4)静摩擦係数測定
新東化学株式会社製 HEIDON トライボギア ミューズ TYPE:94iを用いて、下記条件にて測定した。測定結果を下記表3に示す。
(測定条件)
スライダー(接触子):材質-黄銅(ハードクローム処理)、40g
検出器:ボイスコイルモーターフォトセンサ
Figure 2012226146
(5)まとめ
表3に示すように、実施例では、不飽和二重結合を有する構成単位である構成単位(1)の含有量がポリマーを構成する構成単位の65モル%以上であることにより、レジストでキズ、剥がれの軽減を確認できた。また、上記フッ素導入レジストでは静摩擦係数が小さくなると同時にキズ、汚れを軽減できるといった優れた結果を示すことが確認できた。
1 … 透明基板
11 … 第1透明電極
12 … 電極間保護層
13 … 第2透明電極
14 … 保護層
15 … 取り出し電極
10 … タッチパネル付カラーフィルタ
20 … タッチパネル
21 … 遮光部
22 … 着色層
30 … カラーフィルタ

Claims (4)

  1. ポリマー、多官能性モノマーおよび光重合開始剤を少なくとも含むタッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物であって、
    前記ポリマーが、
    カルボキシル基を有する構成単位(1)と、
    不飽和二重結合を有する構成単位(2)と、
    フッ素含有基を有する構成単位(3)と、
    を有し、
    前記構成単位(1)、構成単位(2)および構成単位(3)の含有量が、前記ポリマーを構成する全構成単位中の5モル%〜34モル%の範囲内、65モル%〜94モル%の範囲内、0.1モル%〜8モル%の範囲内であることを特徴とするタッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物。
  2. 前記ポリマーの含有量が、固形分中に50質量%以下であることを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物。
  3. 透明基板と、
    前記透明基板の一方の表面上に形成され、最表面に保護層を有するタッチパネルと、
    前記透明基板の他方の表面上に形成されたカラーフィルタと、
    を有し、
    前記保護層の静摩擦係数が、0.25〜0.37の範囲内であり、鉛筆硬度が4H以上であることを特徴とするタッチパネル付カラーフィルタ。
  4. 透明基板の一方の表面上に、請求項1または請求項2に記載のタッチパネル付カラーフィルタ用保護層形成用組成物を用いて保護層を形成し、最表面に前記保護層を有するタッチパネルを形成するタッチパネル形成工程と、
    前記保護層が形成された前記透明基板の他方の表面上にカラーフィルタを形成するカラーフィルタ形成工程と、
    を有することを特徴とするタッチパネル付カラーフィルタの製造方法。
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