JP2012225210A - 消音器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エンジンの排気系に接続される消音器であって、排気管に接続される内管と、共鳴室とを接続する接続通路の長さに制限がある場合でも、その接続通路を十分に長くして、共鳴室の共鳴周波数を低周波数側に移行することができ、その周波数と同じ周波数の排気音を効率よく消音する。
【解決手段】 排気ガスの流れる内管7dと外管3との間を共鳴室9とし、内管7dと共鳴室9とを、内管7dの孔16と、内管7dの外周面上に形成した接続通路Pとを介して連通し、その接続通路Pは、内管7dの外周面からの径方向の距離が異なり、かつその外周面上で軸方向に相互に重なり合う内側通路22と外側通路32を、基端側23から先端側35までの一つの連続した通路にする。
【選択図】 図7

Description

本発明は、車両用などのエンジンの排気系に接続される消音器、特に、特定周波数の排気音を効率よく消音できるようにした共鳴型の消音器に関する。
従来、自動車用エンジンの排気系(1)に設けられる排気管(4)と、この排気管(4)の少なくとも一部を覆う外筒(31)とを備え、排気管(4)と外筒(31)との間の空間を共鳴室(30)とし、排気管(4)の内部と共鳴室(30)とを、排気管(4)の管壁に形成した穴(32)と、排気管(4)の外周面上に軸方向に沿って形成され、基端側が前記穴(32)に接続されると共に先端側が共鳴室(30)に接続される接続通路〔半円弧状部材(33)、細管(34)または筒体(36)〕を介して連通する消音器(3)が知られている(後記特許文献1参照)。
そして、この消音器(3)は、共鳴型消音器と呼ばれ、共鳴室(30)の共鳴周波数を特定の周波数に設定することで、その特定周波数と同じ周波数の排気音、およびその近傍の周波数の排気音を効率よく消音する。
実開平6−22512号のCD−ROM
ところで、前記特許文献1に記載された消音器(3)において、消音する排気音をさらに低周波数側へ移行させる場合、共鳴室(30)の共鳴周波数をそれに合わせて低周波数側へ移行させる。この場合、共鳴室(30)の共鳴周波数を低周波数側へ移行させる技術的手段として、
(1) 共鳴室(30)の容積を大きくする。
(2) 接続通路(33,34,36)の通路断面積を小さくする。
(3) 接続通路(33,34,36)の通路長さを長くする。
以上、(1) 〜(3) が考えられるが、前記(1) は、共鳴室(30)の嵩が大きくなるため、消音器(3)周辺の車両機器との干渉を生じるという問題があり、前記(2) は、共鳴室(30)への空気の出入りが悪くなって、共鳴室(30)で共鳴が起こりにくくなるという他の問題がある。
したがって、前記(3) の接続通路(33,34,35)の通路長さを長くする技術的手段によって、共鳴室(30)の共鳴周波数を低周波数側へ移行させることが望ましいが、前記消音器(3)において、接続通路(33,34,35)をそのまま軸方向へ延長させる場合(図2,図3,図4,図6において右方向に延長させる場合)、軸方向への延長余地が小さいため、共鳴室(30)の共鳴周波数を低周波数側へ十分移行させることができず、共鳴室(30)の共鳴周波数を低周波数側の所望の周波数に設定できないという問題がある。
本発明はかかる実情に鑑みてなされたもので、接続通路の軸方向への延長余地が小さい場合でも、接続通路の長さを十分長く確保でき、共鳴室の共鳴周波数を低周波数側の所望の周波数に設定できるようにして、かかる問題を解決することを目的とする。
前記目的達成のため、請求項1記載の発明は、エンジンの排気系に接続される排気管の上流側に一端が接続され、その排気管の下流側に他端が接続される内管と、内管の少なくとも一部を覆う外管とを備え、
内管と外管との間の空間を共鳴室とし、内管の内部と共鳴室とを、内管の管壁に形成した孔と、内管の外周面上に軸方向に沿って形成されて基端側が前記孔に接続されると共に先端側が前記共鳴室に接続される接続通路とを介して連通する消音器であって、
前記接続通路は、内管の外周面からの径方向の距離が異なり、かつ内管の外周面上で軸方向に相互に重なり合う複数の通路を、前記基端側から前記先端側までの一つの連続した通路を形成するように直列に接続して構成されることを特徴としている。
前記目的達成のため、請求項2記載の発明は、前記請求項1のものにおいて、横断面が内管の外周面より径方向外方に膨出する凸形状を呈し、その内部に形成される空間を長手方向において閉じる閉塞部を長手方向の一方に有する複数の通路形成部材を、長手方向が前記軸方向と一致する向きに、かつ前記閉塞部の位置が互い違いになるように前記内管の外周面上に積層し、通路形成部材と前記内管との間と、通路形成部材間の空間とで、前記複数の通路を形成したことを特徴としている。
請求項各項記載の発明によれば、内管の管壁に形成した孔と共鳴室とを接続する接続通路を、一つの連続した通路を形成するように直列に接続させた軸方向に相互に重なり複数の通路で形成したので、接続通路の軸方向の長さに制限がある場合でも、接続通路の長さを十分長くすることができる。これにより、共鳴室の共鳴周波数を低周波数側の所望の周波数に設定できる。特に、実施例のように、共鳴室の形状が軸方向に短く、径方向に長い場合に有効である。
また、請求項2記載の発明によれば、横断面が内管の外周面より径方向外方に膨出する凸形状を呈し、長手方向の一方に閉塞部を有する通路形成部材は、その形状から、プレス成形で容易に製作することができるので、量産性に優れ、コストを低減できる。
本発明消音器を備えた排気系を示す図 図1の2矢視の消音器の一部破断斜視図 図2の3矢視の仮想線囲い部分の分解拡大図 図2の4−4線に沿う断面図 図4の5−5線に沿う拡大断面図 図4の6−6線に沿う拡大断面図 図4の7−7線に沿う拡大断面図 本発明消音器の組立順序を示す断面図
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて具体的に説明する。
以下の説明において、前後、左右および上下は、排気系が搭載される自動車の前進方向を基準にしていう。
図1において、自動車用エンジンEの排気系Exにおける排気管1には、その上流側から下流側に順に、触媒C、一次消音器M1および二次消音器M2が接続されており、自動車の車体に搭載されるエンジンEから排出される排気ガスは、触媒Cを通ってHC、CO、NOxなどの有害成分が浄化されたのち、一次消音器M1に入り、ここで排気音が、一次的に消音されたのち二次消音器M2に至り、ここで二次的に消音されて、外気に放出される。
以下に、図2〜7を参照して、本発明にかかる一次消音器(以下、消音器という)M1の構成について詳述する。
この消音器M1は、吸音型消音器Maと共鳴型消音器Mdを上流側から下流側に隣接接続して構成されている。消音器M1の外殻を構成するシェル2は、楕円筒状の外管3と、この外管3の両開口端を閉じる前、後エンドプレート4,5とより構成され、前、後エンドプレート4,5の外周縁は全周に亘り外管3の前、後端の外周面にレーザー溶接w3,w4される。外管3内の長手方向の中間部内周面には、外管3内を前後に区画するインナプレート6の外周面が嵌合されている。
シェル2には、その中心軸線上を縦通する内管7が一体に結合される。この内管7は、吸音型消音器Maに対応する上流側内管7uと、共鳴型消音器Mbに対応する下流側内管7dとを全周に亘りミグ溶接w2して構成され、前、後エンドプレート4,5およびインナプレート6の中央部の支持孔を貫通しており、内管7の前端(排気ガスの流れ方向上流端)が、前エンドプレート4の支持孔に全周に亘りミグ溶接w5され、また、その後端(排気ガスの流れ方向下流端)が後エンドプレート5の支持孔に全周に亘りミグ溶接w6され、さらに、その前後方向中間部がインナプレート6の支持孔に、全周に亘りミグ溶接w2されている。
図1,4に示すように、内管7の前端(上流端)には、上流側排気管1uが前エンドプレート4と共に全周に亘りミグ溶接w5され、また内管7の後端(下流端)には、下流側排気管1dが後エンドプレート5と共に全周に亘りミグ溶接w6される。
図1,4に示すように、シェル2内は、インナプレート6により、その前方の吸音室8と、その後方の共鳴室9とに画成されており、吸音室8内には、楕円筒状の、外側吸音材11、内側吸音材12およびステンレスウール13が、径方向に外側から内側に向けて順に積層して充填されている。外側吸音材11はグラスウールよりなり、内側吸音材12は外側吸音材11よりも耐熱性の高いグラスウールよりなる。上流側内管7uには、パンチング孔よりなる多数の通気孔14が穿設されており、内管7を流れる排気ガスの一部は、通気孔14を通って吸音室8内に流入し、その排気音は、前記吸音材12,11により消音される。ステンレスウール13は、吸音材12、13を構成するグラスウールの繊維が、上流側内管7uの通気孔14からその内管7uの中に入り込まないようにしている。
シェル2の後半部に形成される共鳴型消音器Mbにおいて、下流側内管7dの外周面と外管3の内周面間に形成される空間には、密閉状の共鳴室9が形成されている。この共鳴室9内と下流側内管7dとは、その内管7dの管壁に形成した一つの孔16と、下流側内管7dの管壁に設けられる接続通路Pを介して相互に連通されて、内管7内を流れる排気ガスは、前記孔16および接続通路Pを介して共鳴室9へと流れ、共鳴室9の共鳴周波数と同じ(それと近傍の周波数を含む)の排気音を消音できるようにされている。
前記孔16は、共鳴室9に対応する下流側内管7dの管壁の後部(下流部)側方に形成されており、接続通路Pを介して共鳴室9内に接続されている。
つぎに、図3〜7を参照して前記接続通路Pの構造について説明する。
この接続通路Pは、下流側内管7dの径方向に積層して互いに重なり合う内側通路形成部材20および外側通路形成部材30とを備えており、内側通路形成部材20は、板材のプレス成形により軸方向に沿う長方形状に形成され、その横断面が径方向外方に膨出する円弧状(凸形状)をなし、その外周縁は取付フランジ21により縁取りされている。この取付フランジ21は、その全周に亘り、下流側内管7dの外周面の一側(前後方向左側)にミグ溶接w1される。そして、内側通路形成部材20と下流側内管7dとの間の空間で、複数の通路の一つとなる、内管7の軸方向に沿う内側通路22を構成している。接続通路Pの基端側、すなわち内側通路形成部材20の基端側(下流側)23には、閉塞部24が形成されており、この閉塞部24を含む基端側23により前記孔16が覆われる。また、内側通路形成部材20の上流側端部25には、連通孔26が形成されており、この連通孔26は、前記内側通路22と、後述する外側通路32とを連通する。
前記内側通路形成部材20の径方向外側で重なり合う外側通路形成部材30は、板材のプレス成形により、前記内側通路形成部材20よりも短い軸方向に沿う長方形状に形成され、その横断面が径方向外方に膨出するコ字状(凸形状)をなし、その先端側(下流側)35を除いて、その外周縁に形成した取付フランジ31が内側通路形成部材20の取付フランジ21上にミグ溶接w1される。外側通路形成部材30の上流側端部33には、閉塞部34が形成され、この閉塞部34を含む上流側端部33により内側通路形成部材20の前記連通孔26が覆われる。また、外側通路形成部材30は、内側通路形成部材20よりも軸方向の長さが短くされており、その先端側(下流側)35は、内側通路形成部材20上で、共鳴室9内に開口されて、接続通路Pの先端側となる。そして、外側通路形成部材30と内側通路形成部材20との間の空間で、複数の通路の一つとなる外側通路32を構成している。
内側通路22と外側通路32は、下流側内管7dの外周面からの径方向の距離が異なり、その内管7dの外周面上で、軸方向に相互に重なり合って積層されて直列に接続され、一つの連続した長い前記接続通路Pを形成する。そして、内管7内を流れる排気ガスは、この一つの連続した長い接続通路Pを通って共鳴室9内へ流入する。具体的には、排気ガスは、下流側内管7dの孔16から内側通路内22を、下流側から上流側へ、ついで、連通孔26から外側通路32内を、上流側から下流側へと、内側通路22と外側通路32を軸方向にジグザグ状に互い違いに流れて共鳴室9へ流入する。
つぎに、図8を参照して、本発明にかかる消音器M1の組立順序について説明する。
(1) 図8(A)に示すように、外側通路形成部材30と内側通路形成部材20をスポット溶接(3箇所)して仮止めし、これを下流側内管7dの外周面にミグ溶接w1により取り付ける。
(2) 図8(B)に示すように、上流側内管7uの外周に、ステンレスウール13と内側および外側吸音材12,11を巻き付けると共にインナプレート6を上流側内管7uの下流端に嵌合する。その後、下流側内管7dの上流端を、上流側内管7uの下流端に嵌合してから、下流側内管7d、上流側内管7uおよびインナプレート6の全周をミグ溶接w2してサブアッセンブリSAを作成する。
(3) 図8(C)に示すように、前記サブアッセンブリSAを外管3に差し込んだ後、外管3の両端に前、後エンドプレート4,5をそれぞれ嵌め込み、それらの外周全周を外管3にレーザー溶接w3,w4する。
(4) 図8(D)に示すように、前エンドプレート4の支持孔と上流側内管7uの前端および後エンドプレート5の支持孔と下流側内管7dの後端をそれぞれ一箇所づつスポット溶接で仮止めする。その後、上流側排気管1uを上流側内管7uに嵌合してから、前エンドプレート4、上流側内管7uおよび上流側排気管1uを全周ミグ溶接w5し、続いて下流側排気管1dを下流側内管7dに嵌合してから後エンドプレート5、下流側内管7dおよび下流側排気管1dを全周ミグ溶接w6する。
つぎに、この実施例の作用について説明する。
排気系Exを流れる排気ガスは、触媒Cを流れて有害成分が除去された後、上流側排気管1uを通って一次消音器M1を流れて一次消音され後、下流側排気管1dを通って二次消音器Mへと流れて二次消音された後、外気に放出される。
ところで、本発明にかかる一次消音器M1内に流入した排気ガスは、上流側内管7uを通ってシェル2の上流側半部に形成される吸音型消音器Maに入り、ここで排気ガスの一部は、その上流側内管7uより多数の通気孔14を通って吸音室8に流れ、ここで内側および外側吸音材12,11により吸音されて高周波の排気音を低減する。
また、内管7を流れる排気ガスは、シェル2の下流側半部に形成される共鳴型消音器Mbに流入する。共鳴型消音器Mb内では、排気ガスは、下流側内管7dより、該内管7dに設けた孔16より前記接続通路Pを通って共鳴室9に入り、共鳴室9に設定された所定の低周波数と同じ低周波数およびその近傍の周波数の排気音を低減する。
しかして、この実施例では、下流側内管7bに形成した孔16と共鳴室9とを接続する接続通路Pを、直列に接続された軸方向に相互に重なり合う、内側通路22と外側通路32とで一つの連続した長い通路として形成したので、下流側内管7bの制限された軸方向の長さ範囲で、接続通路Pの長さを長くすることが可能となり、これによって、共鳴室9の共鳴周波数を低周波数側へ十分に移行させることができ、共鳴室9の共鳴周波数を低周波数側の所望の周波数に設定することができる。特に、この実施例のように、軸方向に短く、径方向に長い形状の共鳴室9の場合に、前述のように構成される接続通路Pが好適である。
なお、この実施例では、吸音型消音器Maの部分で、高周波の排気音を低減し、本発明にかかる共鳴型消音器Mbの部分で、低周波数の排気音を低減する。
また、この実施例では、内側通路形成部材20および外側通路形成部材30は、その横断面が、凸形状に形成されて、長手方向の一方に閉塞部24,34を有する形状に形成されるので、プレス成形で容易に作ることができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
たとえば、前記実施例では、本発明にかかる消音器を、二次消音器M2の上流側に位置する一次消音器M1に実施しているが、これを他の消音器に実施してもよい。また、前記実施例では、本発明にかかる消音器を、吸音型消音器に隣接してそれと一体に設けているが、これを単独の消音器として実施できることは勿論である。また、前記実施例では、「軸方向に相互に重なり合う複数の通路」は、内側通路22と外側通路32との2つの通路で形成されているが、前記複数の通路は3つ以上の通路であってもよい。
さらに、前記実施例では、「接続通路P」は、前記特許文献1の図6と同じように、内管7の外周面の周方向の一部に形成されているが、この「接続通路P」は、前記特許文献1の図4のように、内管7の外周面の全周に亘って形成されものであってもよい。
1・・・・・・・・・排気管
3・・・・・・・・・外管
7・・・・・・・・・内管
9・・・・・・・・・共鳴室
16・・・・・・・・・孔
20・・・・・・・・・通路形成部材(内側通路形成部材)
22・・・・・・・・・複数の通路(内側通路)
23・・・・・・・・・基端側(接続通路Pの)
24・・・・・・・・・閉塞部
30・・・・・・・・・通路形成部材(外側通路形成部材)
32・・・・・・・・・複数の通路(外側通路)
35・・・・・・・・・先端側(接続通路Pの)
E・・・・・・・・・エンジン
Ex・・・・・・・・・排気系
P・・・・・・・・・接続通路
本発明は、車両用などのエンジンの排気系に接続される消音器、特に、特定周波数の排気音を効率よく消音できるようにした共鳴型の消音器に関する。
従来、自動車用エンジンの排気系(1)に設けられる排気管(4)と、この排気管(4)の少なくとも一部を覆う外筒(31)とを備え、排気管(4)と外筒(31)との間の空間を共鳴室(30)とし、排気管(4)の内部と共鳴室(30)とを、排気管(4)の管壁に形成した穴(32)と、排気管(4)の外周面上に軸方向に沿って形成され、基端側が前記穴(32)に接続されると共に先端側が共鳴室(30)に接続される接続通路〔半円弧状部材(33)、細管(34)または筒体(36)〕を介して連通する消音器(3)が知られている(後記特許文献1参照)。
そして、この消音器(3)は、共鳴型消音器と呼ばれ、共鳴室(30)の共鳴周波数を特定の周波数に設定することで、その特定周波数と同じ周波数の排気音、およびその近傍の周波数の排気音を効率よく消音する。
実開平6−22521号のCD−ROM
ところで、前記特許文献1に記載された消音器(3)において、消音する排気音をさらに低周波数側へ移行させる場合、共鳴室(30)の共鳴周波数をそれに合わせて低周波数側へ移行させる。この場合、共鳴室(30)の共鳴周波数を低周波数側へ移行させる技術的手段として、
(1) 共鳴室(30)の容積を大きくする。
(2) 接続通路(33,34,36)の通路断面積を小さくする。
(3) 接続通路(33,34,36)の通路長さを長くする。
以上、(1) 〜(3) が考えられるが、前記(1) は、共鳴室(30)の嵩が大きくなるため、消音器(3)周辺の車両機器との干渉を生じるという問題があり、前記(2) は、共鳴室(30)への空気の出入りが悪くなって、共鳴室(30)で共鳴が起こりにくくなるという他の問題がある。
したがって、前記(3) の接続通路(33,34,36)の通路長さを長くする技術的手段によって、共鳴室(30)の共鳴周波数を低周波数側へ移行させることが望ましいが、前記消音器(3)において、接続通路(33,34,36)をそのまま軸方向へ延長させる場合(図2,図3,図4,図6において右方向に延長させる場合)、軸方向への延長余地が小さいため、共鳴室(30)の共鳴周波数を低周波数側へ十分移行させることができず、共鳴室(30)の共鳴周波数を低周波数側の所望の周波数に設定できないという問題がある。
本発明はかかる実情に鑑みてなされたもので、接続通路の軸方向への延長余地が小さい場合でも、接続通路の長さを十分長く確保でき、共鳴室の共鳴周波数を低周波数側の所望の周波数に設定できるようにして、かかる問題を解決することを目的とする。
前記目的達成のため、請求項1記載の発明は、エンジンの排気系に接続される排気管の上流側に一端が接続され、その排気管の下流側に他端が接続される内管と、内管の少なくとも一部を覆う外管とを備え、
内管と外管との間の空間を共鳴室とし、内管の内部と共鳴室とを、内管の管壁に形成した孔と、内管の外周面上に軸方向に沿って形成されて基端側が前記孔に接続されると共に先端側が前記共鳴室に接続される接続通路とを介して連通する消音器であって、
前記接続通路は、内管の外周面からの径方向の距離が異なり、かつ内管の外周面上で軸方向に相互に重なり合う複数の通路を、前記基端側から前記先端側までの一つの連続した通路を形成するように直列に接続して構成されることを特徴としている。
前記目的達成のため、請求項2記載の発明は、前記請求項1のものにおいて、横断面が内管の外周面より径方向外方に膨出する凸形状を呈し、その内部に形成される空間を長手方向において閉じる閉塞部を長手方向の一方に有する複数の通路形成部材を、長手方向が前記軸方向と一致する向きに、かつ前記閉塞部の位置が互い違いになるように前記内管の外周面上に積層し、通路形成部材と前記内管との間と、通路形成部材間の空間とで、前記複数の通路を形成したことを特徴としている。
請求項各項記載の発明によれば、内管の管壁に形成した孔と共鳴室とを接続する接続通路を、一つの連続した通路を形成するように直列に接続させた軸方向に相互に重なり複数の通路で形成したので、接続通路の軸方向の長さに制限がある場合でも、接続通路の長さを十分長くすることができる。これにより、共鳴室の共鳴周波数を低周波数側の所望の周波数に設定できる。特に、実施例のように、共鳴室の形状が軸方向に短く、径方向に長い場合に有効である。
また、請求項2記載の発明によれば、横断面が内管の外周面より径方向外方に膨出する凸形状を呈し、長手方向の一方に閉塞部を有する通路形成部材は、その形状から、プレス成形で容易に製作することができるので、量産性に優れ、コストを低減できる。
本発明消音器を備えた排気系を示す図 図1の2矢視の消音器の一部破断斜視図 図2の3矢視の仮想線囲い部分の分解拡大図 図2の4−4線に沿う断面図 図4の5−5線に沿う拡大断面図 図4の6−6線に沿う拡大断面図 図4の7−7線に沿う拡大断面図 本発明消音器の組立順序を示す断面図
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて具体的に説明する。
以下の説明において、前後、左右および上下は、排気系が搭載される自動車の前進方向を基準にしていう。
図1において、自動車用エンジンEの排気系Exにおける排気管1には、その上流側から下流側に順に、触媒C、一次消音器M1および二次消音器M2が接続されており、自動車の車体に搭載されるエンジンEから排出される排気ガスは、触媒Cを通ってHC、CO、NOxなどの有害成分が浄化されたのち、一次消音器M1に入り、ここで排気音が、一次的に消音されたのち二次消音器M2に至り、ここで二次的に消音されて、外気に放出される。
以下に、図2〜7を参照して、本発明にかかる一次消音器(以下、消音器という)M1の構成について詳述する。
この消音器M1は、吸音型消音器Maと共鳴型消音器Mbを上流側から下流側に隣接接続して構成されている。消音器M1の外殻を構成するシェル2は、楕円筒状の外管3と、この外管3の両開口端を閉じる前、後エンドプレート4,5とより構成され、前、後エンドプレート4,5の外周縁は全周に亘り外管3の前、後端の外周面にレーザー溶接w3,w4される。外管3内の長手方向の中間部内周面には、外管3内を前後に区画するインナプレート6の外周面が嵌合されている。
シェル2には、その中心軸線上を縦通する内管7が一体に結合される。この内管7は、吸音型消音器Maに対応する上流側内管7uと、共鳴型消音器Mbに対応する下流側内管7dとを全周に亘りミグ溶接w2して構成され、前、後エンドプレート4,5およびインナプレート6の中央部の支持孔を貫通しており、内管7の前端(排気ガスの流れ方向上流端)が、前エンドプレート4の支持孔に全周に亘りミグ溶接w5され、また、その後端(排気ガスの流れ方向下流端)が後エンドプレート5の支持孔に全周に亘りミグ溶接w6され、さらに、その前後方向中間部がインナプレート6の支持孔に、全周に亘りミグ溶接w2されている。
,4に示すように、内管7の前端(上流端)には、上流側排気管1uが前エンドプレート4と共に全周に亘りミグ溶接w5され、また内管7の後端(下流端)には、下流側排気管1dが後エンドプレート5と共に全周に亘りミグ溶接w6される。
2,4,5に示すように、シェル2内は、インナプレート6により、その前方の吸音室8と、その後方の共鳴室9とに画成されており、吸音室8内には、楕円筒状の、外側吸音材11、内側吸音材12およびステンレスウール13が、径方向に外側から内側に向けて順に積層して充填されている。外側吸音材11はグラスウールよりなり、内側吸音材12は外側吸音材11よりも耐熱性の高いグラスウールよりなる。上流側内管7uには、パンチング孔よりなる多数の通気孔14が穿設されており、内管7を流れる排気ガスの一部は、通気孔14を通って吸音室8内に流入し、その排気音は、前記吸音材12,11により消音される。ステンレスウール13は、吸音材12、11を構成するグラスウールの繊維が、上流側内管7uの通気孔14からその内管7uの中に入り込まないようにしている。
シェル2の後半部に形成される共鳴型消音器Mbにおいて、下流側内管7dの外周面と外管3の内周面間に形成される空間には、密閉状の共鳴室9が形成されている。この共鳴室9内と下流側内管7dとは、その内管7dの管壁に形成した一つの孔16と、下流側内管7dの管壁に設けられる接続通路Pを介して相互に連通されて、内管7内を流れる排気ガスは、前記孔16および接続通路Pを介して共鳴室9へと流れ、共鳴室9の共鳴周波数と同じ(それと近傍の周波数を含む)の排気音を消音できるようにされている。
前記孔16は、共鳴室9に対応する下流側内管7dの管壁の後部(下流部)側方に形成されており、接続通路Pを介して共鳴室9内に接続されている。
つぎに、図3,4,6,7を参照して前記接続通路Pの構造について説明する。
この接続通路Pは、下流側内管7dの径方向に積層して互いに重なり合う内側通路形成部材20および外側通路形成部材30とを備えており、内側通路形成部材20は、板材のプレス成形により軸方向に沿う長方形状に形成され、その横断面が径方向外方に膨出する円弧状(凸形状)をなし、その外周縁は取付フランジ21により縁取りされている。この取付フランジ21は、その全周に亘り、下流側内管7dの外周面の一側(前後方向左側)にミグ溶接w1される。そして、内側通路形成部材20と下流側内管7dとの間の空間で、複数の通路の一つとなる、内管7の軸方向に沿う内側通路22を構成している。接続通路Pの基端側、すなわち内側通路形成部材20の基端側(下流側)23には、閉塞部24が形成されており、この閉塞部24を含む基端側23により前記孔16が覆われる。また、内側通路形成部材20の上流側端部25には、連通孔26が形成されており、この連通孔26は、前記内側通路22と、後述する外側通路32とを連通する。
前記内側通路形成部材20の径方向外側で重なり合う外側通路形成部材30は、板材のプレス成形により、前記内側通路形成部材20よりも短い軸方向に沿う長方形状に形成され、その横断面が径方向外方に膨出するコ字状(凸形状)をなし、その先端側(下流側)35を除いて、その外周縁に形成した取付フランジ31が内側通路形成部材20の取付フランジ21上にミグ溶接w1される。外側通路形成部材30の上流側端部33には、閉塞部34が形成され、この閉塞部34を含む上流側端部33により内側通路形成部材20の前記連通孔26が覆われる。また、外側通路形成部材30は、内側通路形成部材20よりも軸方向の長さが短くされており、その先端側(下流側)35は、内側通路形成部材20上で、共鳴室9内に開口されて、接続通路Pの先端側となる。そして、外側通路形成部材30と内側通路形成部材20との間の空間で、複数の通路の一つとなる外側通路32を構成している。
内側通路22と外側通路32は、下流側内管7dの外周面からの径方向の距離が異なり、その内管7dの外周面上で、軸方向に相互に重なり合って積層されて直列に接続され、一つの連続した長い前記接続通路Pを形成する。そして、内管7内を流れる排気ガスは、この一つの連続した長い接続通路Pを通って共鳴室9内へ流入する。具体的には、排気ガスは、下流側内管7dの孔16から内側通路22内を、下流側から上流側へ、ついで、連通孔26から外側通路32内を、上流側から下流側へと、内側通路22と外側通路32を軸方向にジグザグ状に互い違いに流れて共鳴室9へ流入する。
つぎに、図8を参照して、本発明にかかる消音器M1の組立順序について説明する。
(1) 図8(A)に示すように、外側通路形成部材30と内側通路形成部材20をスポット溶接(3箇所)して仮止めし、これを下流側内管7dの外周面にミグ溶接w1により取り付ける。
(2) 図8(B)に示すように、上流側内管7uの外周に、ステンレスウール13と内側および外側吸音材12,11を巻き付けると共にインナプレート6を上流側内管7uの下流端に嵌合する。その後、下流側内管7dの上流端を、上流側内管7uの下流端に嵌合してから、下流側内管7d、上流側内管7uおよびインナプレート6の全周をミグ溶接w2してサブアッセンブリSAを作成する。
(3) 図8(C)に示すように、前記サブアッセンブリSAを外管3に差し込んだ後、外管3の両端に前、後エンドプレート4,5をそれぞれ嵌め込み、それらの外周全周を外管3にレーザー溶接w3,w4する。
(4) 図8(D)に示すように、前エンドプレート4の支持孔と上流側内管7uの前端および後エンドプレート5の支持孔と下流側内管7dの後端をそれぞれ一箇所づつスポット溶接で仮止めする。その後、上流側排気管1uを上流側内管7uに嵌合してから、前エンドプレート4、上流側内管7uおよび上流側排気管1uを全周ミグ溶接w5し、続いて下流側排気管1dを下流側内管7dに嵌合してから後エンドプレート5、下流側内管7dおよび下流側排気管1dを全周ミグ溶接w6する。
つぎに、この実施例の作用について説明する。
排気系Exを流れる排気ガスは、触媒Cを流れて有害成分が除去された後、上流側排気管1uを通って一次消音器M1を流れて一次消音され後、下流側排気管1dを通って二次消音器M2へと流れて二次消音された後、外気に放出される。
ところで、本発明にかかる一次消音器M1内に流入した排気ガスは、上流側内管7uを通ってシェル2の上流側半部に形成される吸音型消音器Maに入り、ここで排気ガスの一部は、その上流側内管7uより多数の通気孔14を通って吸音室8に流れ、ここで内側および外側吸音材12,11により吸音されて高周波の排気音を低減する。
また、内管7を流れる排気ガスは、シェル2の下流側半部に形成される共鳴型消音器Mbに流入する。共鳴型消音器Mb内では、排気ガスは、下流側内管7dより、該内管7dに設けた孔16より前記接続通路Pを通って共鳴室9に入り、共鳴室9に設定された所定の低周波数と同じ低周波数およびその近傍の周波数の排気音を低減する。
しかして、この実施例では、下流側内管7dに形成した孔16と共鳴室9とを接続する接続通路Pを、直列に接続された軸方向に相互に重なり合う、内側通路22と外側通路32とで一つの連続した長い通路として形成したので、下流側内管7dの制限された軸方向の長さ範囲で、接続通路Pの長さを長くすることが可能となり、これによって、共鳴室9の共鳴周波数を低周波数側へ十分に移行させることができ、共鳴室9の共鳴周波数を低周波数側の所望の周波数に設定することができる。特に、この実施例のように、軸方向に短く、径方向に長い形状の共鳴室9の場合に、前述のように構成される接続通路Pが好適である。
なお、この実施例では、吸音型消音器Maの部分で、高周波の排気音を低減し、本発明にかかる共鳴型消音器Mbの部分で、低周波数の排気音を低減する。
また、この実施例では、内側通路形成部材20および外側通路形成部材30は、その横断面が、凸形状に形成されて、長手方向の一方に閉塞部24,34を有する形状に形成されるので、プレス成形で容易に作ることができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
たとえば、前記実施例では、本発明にかかる消音器を、二次消音器M2の上流側に位置する一次消音器M1に実施しているが、これを他の消音器に実施してもよい。また、前記実施例では、本発明にかかる消音器を、吸音型消音器に隣接してそれと一体に設けているが、これを単独の消音器として実施できることは勿論である。また、前記実施例では、「軸方向に相互に重なり合う複数の通路」は、内側通路22と外側通路32との2つの通路で形成されているが、前記複数の通路は3つ以上の通路であってもよい。
さらに、前記実施例では、「接続通路P」は、前記特許文献1の図6と同じように、内管7の外周面の周方向の一部に形成されているが、この「接続通路P」は、前記特許文献1の図4のように、内管7の外周面の全周に亘って形成されものであってもよい。
1・・・・・・・・・排気管
3・・・・・・・・・外管
7・・・・・・・・・内管
9・・・・・・・・・共鳴室
16・・・・・・・・・孔
20・・・・・・・・・通路形成部材(内側通路形成部材)
22・・・・・・・・・複数の通路(内側通路)
23・・・・・・・・・基端側(接続通路Pの)
24・・・・・・・・・閉塞部
30・・・・・・・・・通路形成部材(外側通路形成部材)
32・・・・・・・・・複数の通路(外側通路)
35・・・・・・・・・先端側(接続通路Pの)
E・・・・・・・・・エンジン
Ex・・・・・・・・・排気系
P・・・・・・・・・接続通路

Claims (2)

  1. エンジン(E)の排気系(Ex)に接続される排気管(1)の上流側に一端が接続され、その排気管(1)の下流側に他端が接続される内管(7)と、内管(7)の少なくとも一部を覆う外管(3)とを備え、
    内管(7)と外管(3)との間の空間を共鳴室(9)とし、内管(7)の内部と共鳴室(9)とを、内管(7)の管壁に形成した孔(16)と、内管(7)の外周面上に軸方向に沿って形成されて基端側(23)が前記孔(16)に接続されると共に先端側(35)が共鳴室(9)に接続される接続通路(P)とを介して連通する消音器であって、
    前記接続通路(P)は、内管(7)の外周面からの径方向の距離が異なり、かつ内管(7)の外周面上で軸方向に相互に重なり合う複数の通路(22、32)を、前記基端側(23)から前記先端側(35)までの一つの連続した通路を形成するように直列に接続して構成されることを特徴とする、消音器。
  2. 横断面が内管(7)の外周面より径方向外方に膨出する凸形状を呈し、その内部に形成される空間を長手方向において閉じる閉塞部(24,34)を長手方向の一方に有する複数の通路形成部材(20,30)を、長手方向が前記軸方向と一致する向きに、かつ前記閉塞部(24,34)の位置が互い違いになるように前記内管(7)の外周面上に積層し、通路形成部材(20)と前記内管(7)との間と、通路形成部材(20,30)間の空間とで、前記複数の通路(22、32)を形成したことを特徴とする、前記請求項1記載の消音器。
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