JP2012225197A - 建設機械 - Google Patents

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Takao Hidaka
貴雄 日高
Toshihiro Abe
敏博 安部
Akiyasu Nozue
明靖 野末
Tomoyuki Saito
智之 斎藤
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Abstract

【課題】熱交換器の目詰まりを防止すると共に、メンテナンス作業の効率を向上させることができる建設機械の提供。
【解決手段】旋回体3内のエンジン5aの熱交換を行う熱交換器11と、車体カバー15の通気口17aと熱交換器11との間に配置され、ファン13が通気口17aから吸気した外気中のゴミ30を分離するゴミ分離装置16とを備え、ゴミ分離装置16は、筒体16bと、筒体16b内において旋回流を発生させるように通気口17aから筒体16bへ外気を導入する外気導入口16aと、筒体16bの上部に設けられ、筒体16b内において発生する旋回流によってゴミ30と分離された外気を熱交換器11へ送出する外気送出口16cと、筒体16bの下部に設けられ、筒体16bからゴミ30を回収する漏斗体16dとを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、旋回体内に外気を吸気するファンと、このファンが旋回体内に吸気した外気によってエンジン等の熱交換を行う熱交換器とを備える建設機械に関する。
一般的に、油圧ショベル等の建設機械は、走行体と、この走行体の上側に配置されてキャブ等を有する旋回体と、旋回体の前方に設けられ、キャブ内から操作することによって掘削等の作業を行うフロント作業機とを備えている。そして、旋回体は、外装を形成する車体カバーと、この車体カバーに設けられ、旋回体内外の空気が通風する通気口と、フロント作業機等の動力源となるエンジンと、このエンジンによって駆動され、車体カバーの通気口から旋回体内に外気を吸気するファン、例えば旋回体内に負圧を生じさせて外気を取り込む吸込み式のファンと、このファンが旋回体内に吸気した外気によってエンジン等の熱交換を行う熱交換器とを有している。
このように構成される油圧ショベル等の建設機械によって掘削等の作業が行われると、砂埃や塵埃等のゴミが大気中に舞い上がる。そのため、旋回体の通気口から旋回体内に吸気した外気に伴って旋回体内にゴミが入り込み、このゴミがファンの送風によって熱交換器に付着する。その結果、熱交換器に目詰まりが発生し、熱交換器の冷却性能の低下や故障等の不具合が生じる可能性がある。そこで、建設機械には、外気に含まれるゴミが熱交換器に付着しないように種々の装置が設けられている。
この種の装置の従来技術の1つとして、小型で定型の樹脂性防塵ネットを単位要素として同一平面状に複数個組み合わせた大型の組合せネットが、建設機械用熱交換器の前面側に複数枚を前後方向に重ねて配置された防塵ネットが知られている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、各組合せネットを構成する複数個の樹脂性防塵ネットは、ボルトやねじ等の締結部品によって着脱自在にそれぞれ取り付けられている。また、熱交換器の外周を取り巻くフレームの前面側、すなわちフレームのうち外気の流れの上流側に、組合せネットを複数枚重ねて配置するための凹形に形成されたネット取付枠が取り付けられており、このネット取付枠の上端部から複数枚の組合せネットを差し込むようになっている。
従って、砂埃や塵埃等のゴミを含む外気がファンによって熱交換器へ送風された場合には、組合せネットの樹脂性防塵ネットにゴミが捕集される。そして、樹脂性防塵ネットに捕集されたゴミが堆積すると、防塵ネットの通気性能が低下して熱交換器に十分な外気が行き届かなくなるので、防塵ネットの保守・点検等のメンテナンス作業を定期的に行うことにより、複数個の樹脂性防塵ネットのうち全部あるいはゴミが堆積した部分を交換して清潔に保つ必要がある。
特開2008−241129号公報
上述した特許文献1に開示された従来技術の防塵ネットでは、大型の組合せネットが、旋回体内に設けられた熱交換器の前面側に複数枚を前後方向に重ねて配置されており、後面側の組合せネットは前面側の組合せネットに隠れているので、後面側の組合せネットにゴミが堆積しているのかどうか分かり難くなっている。そのため、組合せネットのメンテナンス作業を行う場合には、前面側の組合せネットをネット取付枠から持ち上げ、あるいは取り外して点検しなければならず、各組合せネットの点検作業が作業者の負担となっている。また、組合せネットの枚数が多くなるにつれて防塵ネットが捕集することができるゴミの量は増加するが、点検や交換等のメンテナンス作業の頻度が高くなるので、効率が悪くなっている。
さらに、各組合せネットを構成する複数の樹脂性防塵ネットを清掃あるいは交換する場合には、複数の樹脂性防塵ネットのうちゴミが堆積した樹脂性防塵ネットを組合せネットから取り外すために、ボルトやねじ等の締結部品を各樹脂性防塵ネットから取り外し、清掃後に再度、締結部品をそれぞれ締結して各樹脂性防塵ネットを組み合わせる作業を行わなければならず、樹脂性防塵ネットのメンテナンス作業が煩雑となっている。
本発明は、このような従来技術の実情からなされたもので、その目的は、熱交換器の目詰まりを防止すると共に、メンテナンス作業の効率を向上させることができる建設機械を提供することにある。
前記の目的を達成するために、本発明の建設機械は、旋回体の外装を形成する車体カバーと、この車体カバーに設けられた通気口と、前記旋回体内に設けられたエンジンと、前記通気口から外気を前記旋回体内に吸気するファンと、このファンが前記旋回体内に吸気した外気によって前記エンジンの熱交換を行う熱交換器とを備えた建設機械において、前記通気口と前記熱交換器との間に配置され、前記通気口から前記旋回体内に吸気した外気に含まれるゴミを分離するゴミ分離装置を備え、このゴミ分離装置は、筒体と、この筒体内において旋回流を発生させるように前記通気口から前記筒体へ外気を導入する外気導入口と、前記筒体の上部に設けられ、前記筒体内において発生する旋回流によってゴミと分離された外気を前記熱交換器へ送出する外気送出口と、前記筒体の下部に設けられ、前記筒体からゴミを回収するゴミ回収部とを有することを特徴としている。
このように構成した本発明は、ファンが回転することによって旋回体内に負圧が生じるので、外気が車体カバーの通気口から旋回体内へ入り込む。この際に、外気が砂埃や塵埃等のゴミを含んでいる場合には、ゴミを含む外気がゴミ分離装置の外気導入口から筒体内へ吸入され、外気とゴミは筒体内において遠心分離される。すなわち、外気導入口から筒体内へ導入された外気は筒体内の内周に沿って旋回するので、外気に含まれるゴミが遠心力を受ける。これにより、ゴミは筒体内の壁面に衝突して自重によって落下し、外気とゴミとが分離される。そして、落下したゴミはゴミ回収部に回収される。一方、ゴミと分離された外気はファンによって外気送出口から熱交換器へ送出される。
このように、ファンによって車体カバーの通気口から旋回体内に吸気したゴミを含む外気が熱交換器に送風される前に、外気をゴミ分離装置の筒体内に導入し、遠心分離の作用によってゴミと外気とを分離することにより、ゴミが除去された外気を熱交換器へ送風することができる。また、ゴミ回収部に回収されたゴミを旋回体外へ捨てるだけで簡単に清掃できるので、清掃作業等のメンテナンス作業にかかる負担を軽減することができる。これにより、熱交換器の目詰まりを防止すると共に、メンテナンス作業の効率を向上させることができる。
また、本発明に係る建設機械は、前記発明において、前記ゴミ回収部は、漏斗状に形成された漏斗体から成ることを特徴としている。このように構成すると、漏斗体は下方につれて先細く、内径が小さくなっているので、ゴミを含む外気が漏斗体の内面に沿って旋回することによってゴミが受ける遠心力が大きくなり、外気に含まれる微細なゴミも外気から分離することができる。
また、本発明に係る建設機械は、前記発明において、前記外気送出口の内径は、前記筒体の内径よりも小さく設定されたことを特徴としている。このように構成すると、筒体内において旋回する外気に含まれるゴミが突発的な気流によって舞い上がった場合でも、舞い上がったゴミは筒体の上面の内側に当たって下方へ押し戻されるので、ゴミが外気送出口から出て外気の流れの下流側へ飛散することを抑えることができる。
また、本発明に係る建設機械は、前記発明において、前記外気導入口は、前記車体カバーの通気口と前記筒体とを接続するように前記車体カバーと一体的に設けられたことを特徴としている。このように構成すると、ファンによって外気を車体カバーの通気口からそのまま筒体の中へ効率良く導入することができるので、筒体に流入する外気の流速が落ちることを抑えることができ、外気の吸引力を高めることができる。これにより、筒体に沿って旋回する外気の流速が大きくなり、外気に含まれるゴミの遠心力が大きくなるので、ゴミ分離装置におけるゴミの分離能力を向上させることができる。
また、本発明に係る建設機械は、前記発明において、前記ゴミ分離装置は、前記外気導入口に着脱可能に設けられたネットを有することを特徴としている。このように構成すると、外気に含まれるゴミのうち、例えば枯葉等の大きなゴミが旋回体内に流入することをネットによって防ぐことができる。また、ネットに枯葉等の大きなゴミが付着した場合には、旋回体の外部からゴミを払い落したり、ネットを容易に取り外して清掃することができる。これにより、ゴミ分離装置のメンテナンス作業をより向上させることができる。
本発明の建設機械は、旋回体の車体カバーの通気口と熱交換器との間に配置され、通気口から旋回体内に吸気した外気に含まれるゴミを分離するゴミ分離装置を備えており、このゴミ分離装置は、筒体と、この筒体内において旋回流を発生させるように通気口から筒体へ外気を導入する外気導入口と、筒体の上部に設けられ、筒体内において発生する旋回流によってゴミと分離された外気を熱交換器へ送出する外気送出口と、筒体の下部に設けられ、筒体からゴミを回収するゴミ回収部とを有している。そのため、ファンによってゴミを含む外気が車体カバーの通気口から熱交換器へ送風される前に、外気導入口によって外気を車体カバーの通気口から筒体内へ導入し、筒体内において外気の旋回流を発生させることにより、外気とゴミとを遠心分離することができる。これにより、ゴミと分離された新鮮な外気を外気送出口から熱交換器へ送風することができ、さらにゴミ回収部に回収されたゴミを旋回体外へ捨てるだけで簡単に清掃することができる。従って、本発明は、従来技術で用いた防塵ネットの組合せネットの枚数を減らしたり、あるいは熱交換器に当該防塵ネットを設けなくても、外気に伴ってゴミが熱交換器に付着することを抑えることができるので、メンテナンス作業にかかる負担を従来よりも軽減することができる。このように、熱交換器の目詰まりを防止すると共に、メンテナンス作業の効率を向上させることができる。
本発明に係る建設機械の一実施形態の一例として挙げた油圧ショベルを示す側面図である。 本実施形態に係る油圧ショベルの旋回体の内部を示す平面図である。 本実施形態に係る油圧ショベルのカウンタウェイトを除いた後部部分を示す側面図である。 本実施形態に備えられるゴミ分離装置の構成を示す斜視図である。
以下、本発明に係る建設機械を実施するための形態を図に基づいて説明する。
本発明に係る建設機械の一実施形態は、例えば油圧ショベル1に適用される。図1に示すように、この油圧ショベル1は、走行体2と、この走行体2の上側に配置され、旋回フレーム3aを有する旋回体3と、この旋回体3の前方に取り付けられて上下方向に回動するフロント作業機4とを備えている。また、旋回体3は、前方にキャブ7を備え、後方にカウンタウェイト6を備え、また、これらキャブ7及びカウンタウェイト6の間にエンジンルーム5を備えている。なお、キャブ7には図示しない操作レバー等が設けられている。
図2、図3に示すように旋回体3は、外装を形成する車体カバー15と、エンジンルーム5内の旋回フレーム3a上にブラケット28を介して横置きに配設されたエンジン5aと、このエンジン5aの右側に配置され、エンジン5aの駆動力によって駆動される油圧ポンプ14と、この油圧ポンプ14の前方に配置され、油圧ポンプ14と図示しない配管によって接続される作動油タンク22と、この作動油タンク22の前方に配置され、エンジン5aの燃料を貯蔵する燃料タンク21とを含んでいる。なお、燃料タンク21及び作動油タンク22は、上部に給油口21a,22aをそれぞれ有している。そして、燃料タンク21の前方には、作業者が踏み台とするステップ26が設けられており、作業者がステップ26から旋回体3の上部へ上ることによって燃料タンク21の給油口21a及び作動油タンク22の給油口22aからそれぞれ燃料および作動油を補充するようになっている。
また、旋回体3は、図示しない旋回モータや旋回減速機等によって構成される旋回装置18と、キャブ7内の操作レバーの操作に応じてフロント作業機4の動作を制御するコントロールバルブ19と、排気管20を介してエンジン5aに接続され、エンジン5aの騒音を低減するマフラ12とを含んでいる。このマフラ12には尾管10が接続されており、エンジン5aから導かれた排気ガスは、排気管20、マフラ12、及び尾管10を通って旋回体3の外部へ排出される。
さらに、旋回体3は、車体カバー15の側面左側に開閉可能に取り付けられた開閉扉17と、車体カバー15の開閉扉17に設けられ、外気が通風する通気口17aと、エンジン5aが駆動することによって回転し、通気口17aから外気を旋回体3内に吸気するファン、例えば旋回体3内に負圧を生じさせて旋回体3内に外気を取り込む吸込み式のファン13と、このファン13が旋回体3内に吸気した外気によってエンジン5aの熱交換を行う熱交換器11とを有している。なお、車体カバー15の上部右側には、熱交換器11及びエンジン5a、油圧ポンプ14の周囲を流通した外気が旋回体3内から外部へ流れ出す送出口25が設けられている。
具体的には、熱交換器11は、図示しない配管を介して作動油タンク22及びコントロールバルブ19に接続され、作動油を冷却するオイルクーラ11aと、エンジン5aの冷却水を作成するラジエータ11bと、エンジン5aに配管27を介して接続され、エンジン5aに供給される空気を冷却するインタクーラ11cとを含んでいる。これらのオイルクーラ11a、ラジエータ11b、及びインタクーラ11cは、冷却風の流れに対して並列または直列に配置されており、それぞれファン13と平行するようになっている。
そして、本実施形態では、旋回体3には、車体カバー15の通気口17aと熱交換器11との間に配置され、通気口17aから旋回体3内に吸気した外気に含まれるゴミを分離するゴミ分離装置16を有している。このゴミ分離装置16は、図4に示すように筒体16bと、この筒体16bの外周面にその接線方向に設けられ、筒体16b内において旋回流を発生させるように通気口17aから筒体16bへ外気を導入する外気導入口16aと、筒体16bの上部に設けられ、筒体16b内において発生する旋回流によってゴミ30と分離された外気を熱交換器11へ送出する外気送出口16cと、筒体16bの下部に設けられ、筒体16bからゴミ30を回収するゴミ回収部とを有している。
具体的には、このゴミ回収部は、漏斗状に形成された漏斗体16dから成っており、下部の開口部が閉塞されないように旋回フレーム3aに支持されている。また、旋回フレーム3aのうち漏斗体16dの下方に位置する部分には、漏斗体16dによって筒体16bから回収されたゴミ30を捕集する図示しないゴミ捕集器が配設されている。このゴミ捕集器は例えば、袋体によって構成されるものである。さらに、外気送出口16cの内径は、筒体16bの内径よりも小さく設定されており、外気送出口16cは筒体16bと同様に円筒形状を有している。
そして、外気導入口16aは、車体カバー15の通気口17aと筒体16bとを接続するように車体カバー15と一体的に設けられている。例えば、車体カバー15の通気口17aは、外気導入口16aの開口部16a1の形状に合わせて形成されており、外気導入口16aの開口部16a1が車体カバー15の通気口17aに嵌合するようになっている。また、筒体16bの高さは、ゴミ分離装置16を図3に示すように熱交換器11の前方に配置したときに、外気送出口16cが、熱交換器11の上下方向における略中央部に位置するように設定されている。さらに、本実施形態では、ゴミ分離装置16は、外気導入口16aに着脱可能に設けられた図示しないネットを有している。
次に、本実施形態における外気の流れ、及びゴミ分離装置16におけるゴミ30の分離作用を図3、4に基づいて説明する。なお、外気の流れは旋回体3内において流れる部分に応じて矢印A,B,Cで表わされ、ゴミ30の動きは矢印Dで表わされている。
本実施形態では、ファン13が回転することによって旋回体3内に負圧が生じるので、図3、図4に示すように外気が車体カバー15の通気口17aから旋回体3内に取り込まれる。ここで、上述したように車体カバー15の通気口17aは外気導入口16aの開口部16a1と嵌合しているので、外気はそのまま外気導入口16aから筒体16b内へ矢印Aに示すように流れ込む。そして、筒体16b内に流れ込んだ外気は、筒体16bの内周に沿って旋回する。
このとき、外気にゴミ30が含まれている場合には、ゴミ30は旋回する外気に伴って遠心力を受ける。これにより、ゴミ30は、筒体16b内の壁面に衝突し、矢印Dに示すように旋回しながら自重によって落下して筒体16bから漏斗体16dへ移動し、さらに漏斗体16dの内壁に衝突することによって漏斗体16dの内壁に沿う旋回が早められ、そのまま漏斗体16dの下端の開口部から落下して旋回フレーム3a上に設置されたゴミ捕集器に捕集される。このようにして、ゴミ30は外気から分離される。
一方、ゴミ分離装置16内においてゴミ30と分離された外気は、ファン13が回転することによって旋回体3内に負圧が生じているので、矢印Bに示すように外気送出口16cから旋回体3内へ送出されて熱交換器11へ導かれる。そして、外気は、熱交換器11、エンジン5a、及び油圧ポンプ14を冷却して矢印Cに示すように車体カバー15の送出口25から外部へ送出される。
このように構成した本実施形態によれば、ゴミ分離装置16が、車体カバー15の通気口17aと熱交換器11との間、すなわち旋回体3内において外気の流れの上流側に配置され、ゴミ分離装置16の外気導入口16aの開口部16a1が車体カバー15に形成された通気口17aに嵌合するように設けられているので、ファン13によって車体カバー15の通気口17aから旋回体3内に取り込まれた外気がそのまま熱交換器11に導かれることがなく、外気に含まれるゴミ30をゴミ分離装置16によって外気と分離してゴミ30が除去された状態の外気を熱交換器11へ導くことができる。また、分離されたゴミ30は、漏斗体16dの下端開口部からゴミ捕集器に捕集されるので、車体カバー15の開閉扉17を開いてゴミ捕集器に捕集されたゴミ30を旋回体3外へ捨てるだけで簡単に清掃でき、清掃作業等のメンテナンス作業にかかる負担を軽減することができる。これにより、熱交換器11の目詰まりを防止すると共に、メンテナンス作業の効率を向上させることができる。
また、本実施形態は、ゴミ回収部は、漏斗状に形成された漏斗体16dから成っていることにより、漏斗体16dは下方につれて先細く、内径が小さくなっているので、ゴミ30を含む外気が漏斗体16dの内壁に沿って旋回することによってゴミ30が受ける遠心力が大きくなり、外気に含まれる微細なゴミ30も外気から分離することができる。また、筒体16bから漏斗体16dに回収されたゴミ30は、漏斗体16dの下端開口部から旋回フレーム3a上のゴミ捕集器に捕集されるようにしているので、回収されたゴミ30が外気の旋回流によって舞い上がることを防止することができる。
また、本実施形態は、外気送出口16cの内径が、筒体16bの内径よりも小さく設定されていることにより、筒体16b内において旋回する外気に含まれるゴミ30が突発的な気流によって舞い上がった場合でも、舞い上がったゴミ30は筒体16bの上面の内側に当たって下方へ押し戻されるので、ゴミ30が外気送出口16cから出て外気の流れの下流側へ飛散することを抑えることができる。これにより、熱交換器11の高い防塵性能を確保することができる。
また、本実施形態は、ゴミ分離装置16の外気導入口16aは、車体カバー15の通気口17aと筒体16bとを接続するように車体カバー15と一体的に設けられていることにより、ファン13によって外気を、図3に示す矢印Aのように車体カバー15の通気口17aからそのまま筒体16bの中へ効率良く導入することができるので、筒体16bに流入する外気の流速が落ちることを抑えることができ、外気の吸引力を高めることができる。これにより、筒体16bに沿って旋回する外気の流速が大きくなり、外気に含まれるゴミ30の遠心力が大きくなるので、ゴミ分離装置16におけるゴミ30の分離能力を向上させることができる。これにより、ゴミ分離装置16の効率性を向上させることができる。
また、本実施形態は、ゴミ分離装置16の外気導入口16aの開口部16a1、すなわち車体カバー15の通気口17aに着脱可能に設けられたネットが取り付けられているので、外気に含まれるゴミ30のうち、例えば枯葉等の大きなゴミ30が旋回体3内に流入することをネットによって防ぐことができる。このように、枯葉等の大きなゴミ30が外気に伴って旋回体3内に入り込むことをネットによって防止することで、ゴミ分離装置16にそれらのゴミが導入されることがなくなり、ゴミ捕集器が長期間に渡ってゴミ30を捕集することができ、ゴミ分離装置16のメンテナンス作業をより簡便に行うことができる。
また、本実施形態は、車体カバー15の側面左側に開閉可能な開閉扉17が取り付けられているので、開閉扉17を開くことによって旋回体3の外部からゴミ分離装置16の設置作業やメンテナンス作業を容易に行うことができる。
また、本実施形態では、ゴミ分離装置16は、漏斗体16dの下部開口部が旋回フレーム3aによって塞がれないように旋回フレーム3aに支持されており、旋回フレーム3aのうち漏斗体16dの下方に位置する部分にゴミ捕集器が配設された場合について説明したが、この場合に限らず旋回フレーム3aの下面に漏斗体16dの下部が嵌合する孔を設け、この孔に漏斗体16dを嵌合させてゴミ分離装置16を支持するようにしても良い。この場合、ゴミ分離装置16の筒体16bから漏斗体16に回収されたゴミ30は、そのまま旋回体3の外部へ排出されるので、メンテナンス作業の効率をより向上させることができる。また、旋回フレーム3aのうち漏斗体16dの下方に位置する部分にゴミ捕集器を配設する代わりに、漏斗体16dの下部に蓋を設け、メンテナンス作業において漏斗体16dを筒体16bから取り外してゴミ30を旋回体3の外部へ捨てるようにしても良い。さらに本実施形態では、ゴミ分離装置16は、外気導入口16aに着脱可能に設けられた図示しないネットを有している場合について説明したが、ゴミ分離装置16の外気導入口16aの開口部16a1が完全に開放されるようにしても良い。
1 油圧ショベル(建設機械)
2 走行体
3 旋回体
4 フロント作業機
5 エンジンルーム
5a エンジン
10 尾管
11 熱交換器
11a オイルクーラ
11b ラジエータ
11c インタクーラ
12 マフラ
13 ファン
14 油圧ポンプ
15 車体カバー
16 ゴミ分離装置
16a 外気導入口
16a1 開口部
16b 筒体
16c 外気送出口
16d 漏斗体(ゴミ回収部)
17 開閉扉
17a 通気口
18 旋回装置
19 コントロールバルブ
20 排気管
21 燃料タンク
22 作動油タンク
25 送出口
26 ステップ
27 配管
28 ブラケット
30 ゴミ

Claims (5)

  1. 旋回体の外装を形成する車体カバーと、この車体カバーに設けられた通気口と、前記旋回体内に設けられたエンジンと、前記通気口から外気を前記旋回体内に吸気するファンと、このファンが前記旋回体内に吸気した外気によって前記エンジンの熱交換を行う熱交換器とを備えた建設機械において、
    前記通気口と前記熱交換器との間に配置され、前記通気口から前記旋回体内に吸気した外気に含まれるゴミを分離するゴミ分離装置を備え、
    このゴミ分離装置は、
    筒体と、
    この筒体内において旋回流を発生させるように前記通気口から前記筒体へ外気を導入する外気導入口と、
    前記筒体の上部に設けられ、前記筒体内において発生する旋回流によってゴミと分離された外気を前記熱交換器へ送出する外気送出口と、
    前記筒体の下部に設けられ、前記筒体からゴミを回収するゴミ回収部とを有することを特徴とする建設機械。
  2. 請求項1に記載の建設機械において、
    前記ゴミ回収部は、漏斗状に形成された漏斗体から成ることを特徴とする建設機械。
  3. 請求項1又は2に記載の建設機械において、
    前記外気送出口の内径は、前記筒体の内径よりも小さく設定されたことを特徴とする建設機械。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の建設機械において、
    前記外気導入口は、前記車体カバーの通気口と前記筒体とを接続するように前記車体カバーと一体的に設けられたことを特徴とする建設機械。
  5. 請求項4に記載の建設機械において、
    前記ゴミ分離装置は、前記外気導入口に着脱可能に設けられたネットを有することを特徴とする建設機械。
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