JP5006092B2 - 建設機械 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば油圧ショベル、ホイールローダ等の建設機械に関し、特に、エンジンに供給される空気を清浄化するためのエアクリーナ等を備えた建設機械に関する。
一般に、建設機械としての油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前部側に俯仰動可能に設けられた作業装置とにより大略構成され、上部旋回体を旋回させつつ作業装置を俯仰動させることにより、土砂の掘削作業等を行うものである。
そして、上部旋回体のベースとなる旋回フレーム上には、動力源としてのエンジンが搭載され、このエンジンはエンジンカバーによって開,閉可能に覆われている。従って、エンジンカバーを開,閉することにより、エンジン等に対するメンテナンス作業を容易に行うことができる構成となっている。
ところで、エンジンの吸気側には、通常、空気中に含まれるダスト(塵埃)を分離するエアクリーナが設けられ、このエアクリーナによってダストを分離することにより、清浄な空気のみをエンジンに供給することができるようになっている。
また、油圧ショベル等の作業現場では、例えば土砂等の掘削作業や砕石作業に伴い、細かな砂礫、塵埃等からなる多量のダストが空気中に混入している。このため、エアクリーナの上流側に、エアクリーナに先立って空気中のダストを除去するプレクリーナを備えた油圧ショベルが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−28873号公報
この従来技術によれば、エアクリーナに追加してプレクリーナを設けることにより、多量のダストが空気中に混入した作業現場においても、空気中に含まれるダストを十分に除去した上で、清浄な空気のみをエンジンに供給することができる。
ところで、上述した従来技術による油圧ショベルは、旋回フレーム上に搭載されたエンジンを収容する建屋カバーを有し、エンジン等を点検するために建屋カバーの上面側に設けられた開口部をエンジンカバーによって開,閉可能に覆う構成としている。そして、エンジン等に対する点検作業を行うときには、作業者は建屋カバーの上面に上ってエンジンカバーを開,閉するようになっている。このため、プレクリーナは、開,閉操作されるエンジンカバーから離間し、旋回フレームに対して固定された建屋カバーの上面側に取付けられる構成となっている。
これに対し、比較的小型な油圧ショベルでは、エンジン等に対する点検作業を地上から行なうため、開,閉可能なエンジンカバーの面積を可及的に大きくする必要がある。しかし、プレクリーナを取付けるために、例えばエンジンカバーとは別に旋回フレームに対して固定されたカバーを設けた場合には、開,閉可能なエンジンカバーの面積が小さくなってしまい、エンジン等に対する点検時の作業性が低下してしまうという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、開,閉操作されるエンジンカバーにプレクリーナを取付けることにより、エンジン等の点検時の作業性を高めることができるようにした建設機械を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため本発明は、支持構造体をなすフレームと、該フレーム上に搭載されたエンジンと、該エンジンを開,閉可能に覆うエンジンカバーと、前記エンジンの吸気側に設けられ空気中に含まれるダストを分離して空気を清浄化するエアクリーナと、該エアクリーナに流入する空気中のダストを除去するプレクリーナとを備えてなる建設機械に適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記プレクリーナの空気流出口は前記エンジンカバーに固定して取付け、前記エアクリーナは、前記フレームに設けられたサポート部材に取付ブラケットを用いて取付け、前記取付ブラケットには、前記エアクリーナの空気流入管に接続されるとともに、上方に突出し上端部に前記プレクリーナの空気流出口と対向する空気流入口を有する吸気ダクトを設け、前記プレクリーナの空気流出口と前記吸気ダクトの空気流入口との間には、前記エンジンカバーを閉位置としたときに両者間を接続する接続部材を設け、前記接続部材は、前記吸気ダクトの空気流入口を外周側から取囲む環状の弾性体によって形成し、該弾性体は前記エンジンカバーを閉位置としたときに前記プレクリーナの空気流出口と前記吸気ダクトの空気流入口との間で弾性変形しながら両者間を接続する構成としたことにある。
請求項2の発明は、支持構造体をなすフレームと、該フレーム上に搭載されたエンジンと、該エンジンを開,閉可能に覆うエンジンカバーと、前記エンジンの吸気側に設けられ空気中に含まれるダストを分離して空気を清浄化するエアクリーナと、該エアクリーナに流入する空気中のダストを除去するプレクリーナとを備えてなる建設機械において、前記プレクリーナの空気流出口は前記エンジンカバーに固定して取付け、前記エアクリーナは、前記フレームに設けられたサポート部材に取付ブラケットを用いて取付け、前記取付ブラケットには、前記エアクリーナの空気流入管に接続されるとともに、上方に突出し上端部に前記プレクリーナの空気流出口と対向する空気流入口を有する吸気ダクトを設け、前記プレクリーナの空気流出口と前記吸気ダクトの空気流入口との間には、前記エンジンカバーを閉位置としたときに両者間を接続する接続部材を設け、前記接続部材は、前記プレクリーナの空気流出口と対応して前記エンジンカバーの下面側に固着された環状の弾性体によって形成し、該弾性体は前記エンジンカバーを閉位置としたときに前記吸気ダクトの空気流入口に押付けられて当該吸気ダクトの空気流入口と前記プレクリーナの空気流出口との間を接続する構成としたことにある。
請求項1の発明によれば、エンジンカバーを閉位置としたときには、プレクリーナの空気流出口と吸気ダクトの空気流入口との間を、接続部材を介して接続することができる。このため、空気中に混入したダストは、プレクリーナによって除去された後、エアクリーナによって分離されるので、十分に清浄化された空気のみをエンジンに供給することができる。
一方、エンジンカバーを開位置としたときには、プレクリーナの空気流出口と吸気ダクトの空気流入口との接続状態を容易に解除することができ、プレクリーナをエンジンカバーと一体に移動させることができる。従って、エンジンカバーとは別に、プレクリーナを取付けるためのカバーを設ける必要がなく、エンジンカバーの面積を可及的に大きくすることができる。この結果、エンジンカバーを開位置として、エンジン等に対する点検作業を行なうときの作業性を高めることができる。
しかも、エンジンカバーを閉位置としたときには、吸気ダクトの空気流入口を外周側から取囲む弾性体が、プレクリーナの空気流出口と吸気ダクトの空気流入口との間で弾性変形しながら両者間を接続する。これにより、プレクリーナの空気流出口と吸気ダクトの空気流入口との間を、弾性体によって隙間なく接続することができ、エンジンに供給される空気を、プレクリーナとエアクリーナとによって十分に清浄化することができる。
請求項の発明によれば、エンジンカバーを閉位置としたときには、エンジンカバーの下面側に固着された弾性体が、吸気ダクトの空気流入口に押付けられることにより、プレクリーナの空気流出口と吸気ダクトの空気流入口との間を隙間なく接続することができる。
以下、本発明に係る建設機械の実施の形態を、油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、図1ないし図10を参照しつつ詳細に説明する。
まず、図1ないし図8は本発明の第1の実施の形態を示している。1は建設機械としての油圧ショベルで、該油圧ショベル1は、例えば総重量が7トン以下のいわゆる小型油圧ショベルとして構成されている。
そして、油圧ショベル1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3と、該上部旋回体3の前部側に俯仰動可能に設けられた作業装置4とにより大略構成されている。また、上部旋回体3は、後述の旋回フレーム5、キャブ6、カウンタウエイト7、エンジン8、エンジンカバー18等により構成されている。
5は上部旋回体3のベースとなる旋回フレームで、該旋回フレーム5は、図2ないし図4に示すように、左,右方向の中央部に位置して前,後方向に延びるセンタフレーム5Aと、該センタフレーム5Aを挟んで左,右両側に配置された左,右のサイドフレーム5B(左側のみ図示)と、センタフレーム5Aからサイドフレーム5Bに向けて張出し両者間を連結する複数の張出ビーム(図示せず)とにより大略構成され、強固な支持構造体をなしている。
ここで、旋回フレーム5のセンタフレーム5Aは、図2に示すように、左,右方向で対面しつつ前,後方向に延びる左,右の縦板5C,5Cを有し、これら各縦板5Cの前端側には、作業装置4の基端側が回動可能に取付けられ、各縦板5Cの後端側には、後述のカウンタウエイト7が取付けられる構成となっている。
6は旋回フレーム5の前部左側に配設されたキャブで、該キャブ6は、オペレータが搭乗する運転室を画成するものである。そして、キャブ6の内部には、オペレータが着席する運転席、オペレータによって操作される各種の操作レバー等(いずれも図示せず)が配設されている。
7は旋回フレーム5の後端側に設けられたカウンタウエイトで、該カウンタウエイト7は、旋回フレーム5を構成する左,右の縦板5Cの後端部に取付けられている。そして、カウンタウエイト7は、作業装置4に対して上部旋回体3全体の重量バランスをとるものである。また、カウンタウエイト7の前側には、後述のエンジン8等が配置されている。
8はカウンタウエイト7の前側に位置して旋回フレーム5上に搭載されたエンジンで、該エンジン8は、旋回フレーム5の左,右の縦板5C上に左,右方向に延在する横置き状態で支持されている。そして、エンジン8の左側には、後述の熱交換装置10に冷却風を供給するための冷却ファン8Aが設けられ、エンジン8の右側には、後述の油圧ポンプ9が取付けられている。
9はエンジン8の右側に取付けられた油圧ポンプで、該油圧ポンプ9は、エンジン8によって駆動されるものである。そして、油圧ポンプ9は、下部走行体2、上部旋回体3、作業装置4に設けられた各種の油圧アクチュエータに向け、作動用の圧油を吐出するものである。
10はエンジン8の左側に冷却ファン8Aと対面して設けられた熱交換装置で、該熱交換装置10は、例えばエンジン冷却水を冷却するラジエータ、作動油を冷却するオイルクーラ、ターボ過給機(図示せず)によって圧縮された空気を冷却するインタクーラ等により構成されている。
11は旋回フレーム5の前部右側に配設された作動油タンクで、該作動油タンク11は、油圧ショベル1に搭載された各種の油圧アクチュエータに供給される作動油を貯溜するものである。12は作動油タンク11の前側に配設された燃料タンクで、該燃料タンク12は、エンジン8に供給される燃料を貯溜するものである。
13はエンジン8の前側に位置して旋回フレーム5上に配設された前サポート部材で、該前サポート部材13は、エンジン8及び熱交換装置10とキャブ6との間を仕切るように、旋回フレーム5上を左,右方向に延びている。そして、前サポート部材13は、エンジン8や熱交換装置10から発生した熱気がキャブ6側に伝わるのを防止すると共に、後述するエンジンカバー18の前端側を開,閉可能に支持するものである。また、前サポート部材13の左端側には、キャブ6の後面と対面するように左前サポート部材13Aが設けられ、該左前サポート部材13Aは、後述する左側面カバー16の前端側を開,閉可能に支持するものである。
14は旋回フレーム5の後部左側に設けられた後サポート部材で、該後サポート部材14は、左前サポート部材13Aと前,後方向で対面し、後サポート部材14と左前サポート13Aとの間には、工具箱、グリースガン等(いずれも図示せず)を収容する機器収容空間が形成されている。そして、後サポート部材14は、後述する左側面カバー16の後端側を支持すると共に、後述のエアクリーナ21を支持するものである。
15は左前サポート部材13Aと後サポート部材14との間を連結する連結サポート部材で、該連結サポート部材15は、図6等に示す如く屈曲した棒状体からなり、前端部が左前サポート部材13Aに取付けられ、後端部が後サポート部材14に取付けられている。そして、連結サポート部材15は、左前サポート部材13Aと後サポート部材14との間を連結することにより、その剛性を高めるものである。
16はキャブ6とカウンタウエイト7の左端部との間に設けられた左側面カバーで、該左側面カバー16は、薄肉な鋼板材等を用いて形成され、熱交換装置10、後述のエアクリーナ21等を左側方から覆うものである。そして、左側面カバー16の前端側は、ヒンジ機構等を介して左前サポート部材13Aに回動可能に支持され、左側面カバー16の後端側は、キャッチ機構等を介して後サポート部材14に開,閉可能に取付けられている。
17は燃料タンク12とカウンタウエイト7の右端部との間に設けられた右側面カバーで、該右側面カバー17は、薄肉な鋼板材等を用いて形成され、エンジン8、油圧ポンプ9等を右側方から覆うものである。
18はエンジン8等を上方から開,閉可能に覆うエンジンカバーで、該エンジンカバー18は、図2等に示すように、キャブ6及び作動油タンク11とカウンタウエイト7との間を前,後方向に延び、かつ、左側面カバー16と右側面カバー17との間を左,右方向に延び、カウンタウエイト7の前側に配設されたエンジン8、油圧ポンプ9、熱交換装置10を全体に亘って上方から覆っている。ここで、エンジンカバー18は、エンジン8等を覆う平板状の上板部18Aと、該上板部18Aの後端側から斜め下向に延びカウンタウエイト7の後面に滑らかに連続する後板部18Bとにより大略構成されている。また、図6ないし図8に示すように、エンジンカバー18の上板部18Aには、後述するプレクリーナ28が取付けられるプレクリーナ取付孔18Cが形成されている。
そして、エンジンカバー18の上板部18Aの前端部は、左,右のヒンジ機構19を介して前サポート部材13に回動可能に取付けられ、後板部18Bは自由端となっている。従って、エンジンカバー18は、ヒンジ機構19を中心として、図4に示す開位置と図3に示す閉位置との間で開,閉し、エンジンカバー18を開位置とすることにより、エンジン8、油圧ポンプ9、熱交換装置10等に対する点検作業を地上から行なうことができ、エンジンカバー18を閉位置とすることにより、エンジン8等を上方から覆うことができる構成となっている。
20はエンジン8に空気を供給するための吸気管で、該吸気管20は、エンジン8等と共にエンジンカバー18の下側に配置され、左,右方向に延びている。そして、吸気管20の基端側(下流側)は、エンジン8の吸気側に接続され、左側面カバー16の近傍まで延在した吸気管20の先端側(上流側)には、後述のエアクリーナ21が接続される構成となっている。
21は吸気管20の先端側(上流側)に設けられた遠心分離型のエアクリーナで、該エアクリーナ21は、吸気管20を通じてエンジン8に供給される空気中のダストを遠心分離し、清浄化した空気のみを吸気管20に流通させるものである。
ここで、エアクリーナ21は、図5ないし図7等に示すように、円筒状のケーシング22と、該ケーシング22内に設けられ空気中のダストを捕捉するフィルタエレメント(図示せず)と、ケーシング22の外周側に設けられた空気流入管23と、ケーシング22の軸方向の一端側に設けられた空気流出管24と、ケーシング22の外周側から下向に突出したダスト排出管25とにより大略構成されている。
そして、エアクリーナ21のケーシング22は、L型の取付ブラケット26等を用いて後サポート部材14の上端側に取付けられている。また、エアクリーナ21の空気流出管24は、吸気管20の先端部に接続され、エアクリーナ21の空気流入管23には、後述の吸気ダクト27が接続されている。
そして、エアクリーナ21は、空気流入管23を通じてケーシング22内に導入された空気中のダストをフィルタエレメントによって捕捉すると共に、ケーシング22内で空気を旋回させてダストを遠心分離し、この遠心分離したダストをダスト排出管25を通じてケーシング22の外部に排出することにより、清浄化された空気のみを空気流出管24を通じて吸気管20へと導出させる構成となっている。
27はエアクリーナ21の空気流入管23に接続された吸気ダクトで、該吸気ダクト27は、図6及び図7に示すように、取付ブラケット26にボルト等を用いて取付けられ、その内部にエアクリーナ21の空気流入管23が開口した角筒部27Aと、該角筒部27Aの上面側に固着され上方に突出した円筒部27Bとにより構成されている。そして、吸気ダクト27の円筒部27Bは、エアクリーナ21の空気流入口21Aを構成している。
ここで、エアクリーナ21の空気流入口21Aを構成する吸気ダクト27の円筒部27Bは、エンジンカバー18を図7に示す閉位置としたときに、後述するプレクリーナ28の空気流出口28Bとほぼ同心状に対向する部位に配置されている。また、吸気ダクト27を構成する円筒部27Bの上端部27Cと、閉位置となったエンジンカバー18(上板部18A)の下面との間には、上,下方向の僅かな隙間Aが形成され、円筒部27Bの上端側には後述の弾性体34が設けられる構成となっている。
28はエンジンカバー18の上面側に固定して取付けられたプレクリーナで、該プレクリーナ28は、エアクリーナ21の上流側に配置されることにより、エアクリーナ21に流入する空気に混入したダストを、エアクリーナ21に先立って除去するものである。ここで、プレクリーナ28は、図7及び図8に示すように、後述のベース筒29、筒形ケース31、蓋体33等により構成されている。
29はプレクリーナ28のベースとなるベース筒で、該ベース筒29は、下端部に取付フランジ29Aが設けられた円筒状の内側筒部29Bと、該内側筒部29Bよりも大径で軸方向寸法が短い円筒状に形成され、内側筒部29Bの上端側に複数の固定翼29C,29C,…を介して一体に設けられた外側筒部29Dとにより大略構成され、外側筒部29Dの上端側外周には、後述の筒形ケース31を支持する大径な支持フランジ29Eが一体に設けられている。
そして、ベース筒29の取付フランジ29Aをボルトを用いてエンジンカバー18の上面側に固定することにより、プレクリーナ28が、エンジンカバー18の上面側に一体に取付けられている。これにより、図3及び図4に示すように、プレクリーナ28は、エンジンカバー18の開閉動作に伴って移動するものである。
ここで、ベース筒29の内側筒部29Bと外側筒部29Dとの間は、プレクリーナ28の空気流入口28Aとなって下向きに開口している。一方、ベース筒29の内側筒部29Bは、プレクリーナ28の空気流出口28Bとなり、エンジンカバー18を閉位置としたときには、吸気ダクト27の円筒部27B(エアクリーナ21の空気流入口21A)とプレクリーナ28の空気流出口28Bとが、後述の弾性体34を介して同心状に接続される構成となっている。
また、ベース筒29の各固定翼29Cは、内側筒部29Bと外側筒部29Dとの間を放射状または渦巻き状に斜めに傾斜して延びている。これにより、内側筒部29Bと外側筒部29Dとの間(空気流入口28A)を通じてプレクリーナ28内に空気が流入すると、後述の筒形ケース31の内側テーパ部31B内には、各固定翼29Cによって、例えば図7中に矢示F1で示す二点鎖線の如き旋回流が発生する構成となっている。
30はベース筒29を構成する内側筒部29Bの上端側中心に固定された棒状のねじ軸で、該ねじ軸30は、内側筒部29Bから上向きに突出し、その突出端には蝶形のナット部材30Aが螺着されている。そして、ねじ軸30の突出端部に後述の蓋体33を挿通し、ナット部材30Aを螺着することにより、後述の筒形ケース31と蓋体33とをベース筒29に対して抜止め状態に保持することができる構成となっている。
31はベース筒29の支持フランジ29E上に支持された筒形ケースで、該筒形ケース31は、例えば透明または半透明な樹脂材料等を用いて形成され、空気中に混入したダストを捕捉するものである。ここで、筒形ケース31は、ベース筒29の支持フランジ29E上に支持される断面V字状の底部31Aと、該底部31Aから斜め上向きに径方向内側へと傾斜して延びた内側テーパ部31Bと、底部31Aから斜め上向きに径方向外側へと傾斜して延び内側テーパ部31Bを外側から取囲む外側テーパ部31Cとにより構成されている。
また、底部31Aからの内側テーパ部31Bの高さ寸法は、底部31Aからの外側テーパ部31Cの高さ寸法よりも大きく、内側テーパ部31Bの上端部は、後述する蓋体33との間に狭隘な環状の隙間32を形成している。そして、内側テーパ部31B内で図7中に矢示F1で示す旋回流を発生した空気中のダストは、隙間32を通じて内側テーパ部31Bの内周側から外側テーパ部31Cへと遠心分離され、内側テーパ部31Bと外側テーパ部31Cとの間に順次堆積する構成となっている。
33は筒形ケース31の上端側に配置された蓋体で、該蓋体33は、筒形ケース31の上端側を閉塞(施蓋)するものである。そして、蓋体33は、筒形ケース31を上側から覆う円皿形状をなし、蓋体33の外周縁部は、筒形ケース31を構成する外側テーパ部31Cの上端部に当接する構成となっている。そして、蓋体33の上端部をねじ軸30の突出端部に挿通し、このねじ軸30の突出端部にナット部材30Aを螺着することにより、蓋体33の外周縁部が、筒形ケース31の外側テーパ部31Cの上端部に押付けられ、筒形ケース31の底部31Aが、ベース筒29の支持フランジ29Eに押付けられる構成となっている。
そして、プレクリーナ28は、ベース筒29の内側筒部29Bと外側筒部29Dとの間に形成された空気流入口28Aを通じて筒形ケース31内に空気を流入させ、筒形ケース31の内側テーパ部31B内で、図7中に矢示F1で示す旋回流を発生させる。これにより、空気中のダストは、筒形ケース31と蓋体33との間の隙間32を通じて遠心分離され、筒形ケース31の内側テーパ部31Bと外側テーパ部31Cとの間に順次堆積する。そして、ダストが除去された清浄な空気のみが、図7中に矢示F2で示すように、ベース筒29の内側筒部29Bによって形成された空気流出口28Bを通じて吸気ダクト27に導かれ、該吸気ダクト27を介してエアクリーナ21の空気流入口21Aへと流入する構成となっている。
34はプレクリーナ28の空気流出口28Bとエアクリーナ21の空気流入口21Aとの間に設けられた接続部材としての弾性体で、該弾性体34は、図7等に示すように、エンジンカバー18が閉位置となったときに、プレクリーナ28の空気流出口28Bを構成するベース筒29の内側筒部29Bと、エアクリーナ21の空気流入口21Aを構成する吸気ダクト27の円筒部27Bとの間を接続するものである。
ここで、弾性体34は、例えばウレタンゴム等の弾性材料を用いて環状に形成され、図8等に示すように、吸気ダクト27を構成する円筒部27Bの上端側に接着等の手段を用いて固着されている。これにより、弾性体34は、円筒部27Bをその外周側から全周に亘って取囲んだ状態で、円筒部27Bの上端部27Cから上方に突出している。
そして、エンジンカバー18を図7に示す閉位置としたときには、このエンジンカバー18の下面のうちクリーナ取付孔18Cの周囲が弾性体34に当接する。これにより、弾性体34は、エンジンカバー18の重量によって弾性変形しながら、プレクリーナ28の空気流出口28Bとエアクリーナ21の空気流入口21Aとの間を隙間なく接続する構成となっている。
一方、エンジンカバー18を図4に示す開位置としたときには、プレクリーナ28の空気流出口28B(ベース筒29の内側筒部29B)が弾性体34から離間することにより、プレクリーナ28の空気流出口28Bとエアクリーナ21の空気流入口21Aとの接続状態が解除される構成となっている。
本実施の形態による油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、該油圧ショベル1は、下部走行体2によって作業現場まで自走した後、上部旋回体3を旋回させつつ作業装置4を俯仰動させることにより、土砂の掘削作業等を行なう。
このとき、エンジンカバー18は、図3及び図7に示す閉位置にあり、プレクリーナ28の空気流出口28Bとエアクリーナ21の空気流入口21Aとの間は、弾性体34によって隙間なく接続されている。これにより、エンジン8に供給される空気は、以下の如くプレクリーナ28、エアクリーナ21等によって清浄化される。
まず、エンジン8の作動時における空気の吸込み作用によって、エンジン8の吸込側に接続された吸気管20内が負圧傾向となる。このため、図7に示すように、プレクリーナ28の空気流入口28Aを通じてプレクリーナ28内に空気が流入し、この空気がベース筒29の内側筒部29B、外側筒部29D間を上向きに流通するときに、複数の固定翼29Cにより矢示F1の旋回流が発生する。
これにより、プレクリーナ28内に流入した空気中に含まれる塵埃等のダストは、旋回流による遠心力等で撹拌され、筒形ケース31と蓋体33との間の隙間32を通じて遠心分離される。そして、遠心分離されたダストは、筒形ケース31の内側テーパ部31Bと外側テーパ部31Cとの間に捕捉され、順次堆積していく。
このようにして、プレクリーナ28によってダストが除去された空気は、図7中に矢示F2で示すように、ベース筒29の内側筒部29Bによって形成されたプレクリーナ28の空気流出口28Bから、エアクリーナ21の空気流入口21Aを構成する吸気ダクト27の円筒部27Bを通じて吸気ダクト27内に導出される。
次に、吸気ダクト27内に導出された空気は、エアクリーナ21の空気流入管23を通じてケーシング22内に流入し、該ケーシング22内で旋回流を発生する。そして、空気中に混入したダストは、ケーシング22内で遠心分離されることによりダスト排出管25を通じてケーシング22の外部に排出されると共に、ケーシング22内に設けられたフィルタエレメントによって捕捉される。
このようにして、プレクリーナ28とエアクリーナ21とによって空気中のダストを2段階で除去することにより、清浄化した空気のみを吸気管20を通じてエンジン8に供給することができる。従って、例えば砕石作業現場等の多量のダストが空気中に混入した作業現場においても、プレクリーナ28とエアクリーナ21とによってダストを十分に除去した上で、清浄な空気のみをエンジン8に供給することができ、エンジン8の寿命を延ばすことができる。
一方、油圧ショベル1の作動を停止した状態でエンジン8等に対する点検作業を行う場合には、図4に示すように、ヒンジ機構19を中心としてエンジンカバー18を回動させる。このとき、プレクリーナ28はエンジンカバー18に取付けられているので、図8に示すように、プレクリーナ28の空気流出口28B(ベース筒29の内側筒部29B)が弾性体34から離間することにより、プレクリーナ28の空気流出口28Bとエアクリーナ21の空気流入口21Aとの接続状態を容易に解除することができる。従って、エンジンカバー18は、ヒンジ機構19を中心として閉位置と開位置との間で円滑に回動することができる。
この場合、プレクリーナ28は開閉可能なエンジンカバー18側に取付けられているので、プレクリーナ28をエンジンカバー18と一体に移動させることができる。従って、エンジンカバー18とは別に、プレクリーナ28を取付けるための固定カバー等を設ける必要がなく、この分、エンジンカバー18の面積を可及的に大きくすることができる。この結果、エンジンカバー18を開位置としてエンジン8、油圧ポンプ9、熱交換装置10等に対する点検作業を行なうときの作業性を高めることができる。
かくして、本実施の形態によれば、プレクリーナ28の空気流出口28Bをエンジンカバー18に取付け、プレクリーナ28の空気流出口28Bとエアクリーナ21の空気流入口21Aとの間に、エンジンカバー18を閉位置としたときに両者間を接続する弾性体34を設ける構成としている。
これにより、エンジンカバー18を図3に示す閉位置としたときには、図7に示すように、プレクリーナ28の空気流出口28B(ベース筒29の内側筒部29B)とエアクリーナ21の空気流入口21A(吸気ダクト27の円筒部27B)との間を弾性体34を介して接続し、空気中に混入したダストをプレクリーナ28とエアクリーナ21とによって2段階で除去することができるので、十分に清浄化された空気のみをエンジン8に供給することができ、エンジン8の寿命を延ばすことができる。
しかも、エンジンカバー18を閉位置としたときには、吸気ダクト27の円筒部27Bに取付けた弾性体34が、エンジンカバー18の重量によって弾性変形しつつ、プレクリーナ28の空気流出口28Bとエアクリーナ21の空気流入口21Aとの間を隙間なく接続する。これにより、プレクリーナ28の空気流出口28Bとエアクリーナ21の空気流入口21Aとの間を、弾性体34によって隙間なく確実に接続することができ、エンジン8に供給される空気を、プレクリーナ28とエアクリーナ21とによって十分に清浄化することができる。
一方、エンジンカバー18を開位置としたときには、プレクリーナ28の空気流出口28Bとエアクリーナ21の空気流入口21Aとの接続状態を容易に解除することができ、プレクリーナ28をエンジンカバー18と一体に移動させることができる。従って、エンジンカバー18とは別に、プレクリーナ28を取付けるための固定カバー等を設ける必要がなく、エンジンカバー18の面積を可及的に大きくすることができる。この結果、エンジンカバー18を開位置として、エンジン8等に対する点検作業を行なうときの作業性を高めることができる。
次に、図9及び図10は本発明の第2の実施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、弾性体をエンジンカバーに取付けたことにある。なお、本実施の形態では、上述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略するものとする。
図中、41はプレクリーナ28の空気流出口28Bと対応してエンジンカバー18の下面に固着された接続部材としての弾性体で、該弾性体41は、第1の実施の形態による弾性体34に代えて本実施の形態に用いたものである。そして、弾性体41は、エンジンカバー18が閉位置となったときに、プレクリーナ28の空気流出口28Bを構成するベース筒29の内側筒部29Bと、エアクリーナ21の空気流入口21Aを構成する吸気ダクト27の円筒部27Bとの間を接続するものである。
ここで、弾性体41は、例えばウレタンゴム等の弾性材料を用いて環状に形成され、ベース筒29の内側筒部29Bと同心状にエンジンカバー18の下面に接着等の手段を用いて固着されている。この場合、弾性体41の内径寸法は、ベース筒29の内側筒部29B、及び吸気ダクト27の円筒部27Bの内径寸法よりも小さく、弾性体41の外径寸法は、ベース筒29の内側筒部29B、及び吸気ダクト27の円筒部27Bの外径寸法よりも大きく設定されている。
これにより、エンジンカバー18が図9に示す閉位置となったときには、弾性体41の下面側が吸気ダクト27の円筒部27B(エアクリーナ21の空気流入口21A)に押付けられ、弾性体41は、エンジンカバー18の重量によって弾性変形しつつ、ベース筒29の内側筒部29Bと吸気ダクト27の円筒部27Bとの間を隙間なく接続する構成となっている。
一方、エンジンカバー18を図10に示す開位置としたときには、弾性体41が、エンジンカバー18と一体に移動することにより、エアクリーナ21の空気流入口21A(吸気ダクト27の円筒部27B)から離間し、プレクリーナ28の空気流出口28Bとエアクリーナ21の空気流入口21Aとの接続状態を解除することができる構成となっている。
本実施の形態は上述の如き弾性体41を有するもので、エンジンカバー18を閉位置としたときには、図9に示すように、プレクリーナ28の空気流出口28B(ベース筒29の内側筒部29B)とエアクリーナ21の空気流入口21A(吸気ダクト27の円筒部27B)との間を弾性体41を介して接続し、空気中に混入したダストをプレクリーナ28とエアクリーナ21とによって2段階で除去することができるので、十分に清浄化された空気のみをエンジン8に供給することができ、エンジン8の寿命を延ばすことができる。
一方、エンジンカバー18を開位置としたときには、図10に示すように、プレクリーナ28の空気流出口28Bとエアクリーナ21の空気流入口21Aとの接続状態を容易に解除することができ、プレクリーナ28をエンジンカバー18と一体に移動させることができる。従って、エンジンカバー18の面積を可及的に大きくすることができるので、エンジンカバー18を開位置として、エンジン8等に対する点検作業を行なうときの作業性を高めることができる。
なお、上述した第1の実施の形態では、エアクリーナ21の空気流入管23に吸気ダクト27を接続することにより、吸気ダクト27の円筒部27Bをエアクリーナ21の空気流入口21Aとし、この吸気ダクト27の円筒部27Bと、プレクリーナ28の空気流出口28Bを構成するベース筒29の内側筒部29Bとの間を、弾性体34を介して接続した場合を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば吸気ダクト27を用いることなく、エアクリーナ21の空気流入管23の先端部とベース筒29の内側筒部29Bとの間を弾性体34を介して接続する構成としてもよい。
また、上述した実施の形態では、建設機械として油圧ショベル1を例に挙げたが、本発明はこれに限らず、例えばホイールローダ、油圧クレーン等のエアクリーナとプレクリーナとを搭載した建設機械に広く適用することができる。
本発明の実施の形態による油圧ショベルを示す正面図である。 油圧ショベルを示す平面図である。 図1中のエンジンカバー、プレクリーナ等を拡大して示す一分破断の正面図である。 エンジンカバーを開いた状態を示す図3と同様な一分破断の正面図である。 エアクリーナ、プレクリーナ等を図3中の矢示V−V方向からみた平面図である。 エンジンカバー、エアクリーナ、プレクリーナ等を示す一部破断の分解斜視図である。 エアクリーナ、プレクリーナ、弾性体等を図5中の矢示VII−VII方向からみた断面図である。 エンジンカバーを開いた状態でエアクリーナ、プレクリーナ、弾性体等を示す図7と同様位置の断面図である。 第2の実施の形態によるエアクリーナ、プレクリーナ、弾性体等を示す図7と同様位置の断面図である。 エンジンカバーを開いた状態でエアクリーナ、プレクリーナ、弾性体等を示す図9と同様位置の断面図である。
符号の説明
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体
3 上部旋回体
5 旋回フレーム
8 エンジン
16 左側面カバー
17 右側面カバー
18 エンジンカバー
19 ヒンジ機構
20 吸気管
21 エアクリーナ
21A 空気流入口
27 吸気ダクト
27B 円筒部
28 プレクリーナ
28A 空気流入口
28B 空気流出口
29 ベース筒
29B 内側筒部
31 筒形ケース
33 蓋体
34,41 弾性体(接続部材)

Claims (2)

  1. 支持構造体をなすフレームと、該フレーム上に搭載されたエンジンと、該エンジンを開,閉可能に覆うエンジンカバーと、前記エンジンの吸気側に設けられ空気中に含まれるダストを分離して空気を清浄化するエアクリーナと、該エアクリーナに流入する空気中のダストを除去するプレクリーナとを備えてなる建設機械において、
    前記プレクリーナの空気流出口は前記エンジンカバーに固定して取付け、
    前記エアクリーナは、前記フレームに設けられたサポート部材に取付ブラケットを用いて取付け、
    前記取付ブラケットには、前記エアクリーナの空気流入管に接続されるとともに、上方に突出し上端部に前記プレクリーナの空気流出口と対向する空気流入口を有する吸気ダクトを設け、
    前記プレクリーナの空気流出口と前記吸気ダクトの空気流入口との間には、前記エンジンカバーを閉位置としたときに両者間を接続する接続部材を設け
    前記接続部材は、前記吸気ダクトの空気流入口を外周側から取囲む環状の弾性体によって形成し、該弾性体は前記エンジンカバーを閉位置としたときに前記プレクリーナの空気流出口と前記吸気ダクトの空気流入口との間で弾性変形しながら両者間を接続する構成としたことを特徴とする建設機械。
  2. 支持構造体をなすフレームと、該フレーム上に搭載されたエンジンと、該エンジンを開,閉可能に覆うエンジンカバーと、前記エンジンの吸気側に設けられ空気中に含まれるダストを分離して空気を清浄化するエアクリーナと、該エアクリーナに流入する空気中のダストを除去するプレクリーナとを備えてなる建設機械において、
    前記プレクリーナの空気流出口は前記エンジンカバーに固定して取付け、
    前記エアクリーナは、前記フレームに設けられたサポート部材に取付ブラケットを用いて取付け、
    前記取付ブラケットには、前記エアクリーナの空気流入管に接続されるとともに、上方に突出し上端部に前記プレクリーナの空気流出口と対向する空気流入口を有する吸気ダクトを設け、
    前記プレクリーナの空気流出口と前記吸気ダクトの空気流入口との間には、前記エンジンカバーを閉位置としたときに両者間を接続する接続部材を設け、
    前記接続部材は、前記プレクリーナの空気流出口と対応して前記エンジンカバーの下面側に固着された環状の弾性体によって形成し、該弾性体は前記エンジンカバーを閉位置としたときに前記吸気ダクトの空気流入口に押付けられて当該吸気ダクトの空気流入口と前記プレクリーナの空気流出口との間を接続する構成としたことを特徴とする建設機械。
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