JP2014005630A - 建設機械 - Google Patents

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仁視 西口
Toshihiro Abe
敏博 安部
Akiyasu Nozue
明靖 野末
Takao Hidaka
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Abstract

【課題】 ダクト部材内に浸入した水滴がエアクリーナの吸気口に吸込まれるのを防止し、エアクリーナの機能を良好に保つ。
【解決手段】 油圧ショベル1の建屋カバー14内に設けられたエアクリーナ20の吸気口20Cと、建屋カバー14を構成するプレクリーナ取付部材27のプレクリーナ接続口27Cに取付けられたプレクリーナ21の空気流出口21Bとを、建屋カバー14内に設けたダクト部材30を介して接続し、プレクリーナ接続口27Cとダクト部材30のエアクリーナ接続口33との間に設けた傾斜板36によって、エアクリーナ20の吸気口20Cを上方から覆う。これにより、上面カバー17の取付開口17B、プレクリーナ接続口27C等を通じて水滴37がダクト部材30内に浸入したとしても、この水滴37を傾斜板36によって受止め、エアクリーナ20の吸気口20C内に吸込まれるのを防止することができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば油圧ショベル、ホイールローダ等の建設機械に関し、特にエンジンに供給される空気を清浄化するエアクリーナとプレクリーナとを備えた建設機械に関する。
一般に、建設機械としての油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前部側に俯仰動可能に設けられた作業装置とにより大略構成され、上部旋回体を旋回させつつ作業装置を俯仰動させることにより、土砂の掘削作業等を行うものである。
上部旋回体のベースとなる旋回フレーム上には、動力源としてのエンジン、該エンジンによって駆動され油圧アクチュエータに向けて圧油を吐出する油圧ポンプ、エンジン冷却水、作動油等を冷却する熱交換器等の搭載機器が搭載され、これら各搭載機器は、旋回フレーム上に設けられた建屋カバー内に収容されている。
建屋カバーの上面側には、通常、エンジン等を点検するための点検用開口が設けられ、この点検用開口をエンジンカバーによって開,閉可能に覆う構成としている。そして、エンジン等に対する点検作業を行うときには、作業者は建屋カバーの上面に上ってエンジンカバーを開,閉するようになっている。
ところで、エンジンの吸気側には、通常、空気中に含まれるダスト(塵埃)を分離するためのエアクリーナが設けられ、このエアクリーナによってダストを分離することにより、清浄な空気のみをエンジンに供給することができるようになっている。一方、油圧ショベル等の作業現場では、例えば土砂等の掘削作業や砕石作業に伴い、細かな砂礫、塵埃等からなる多量のダストが空気中に混入している。このため、エアクリーナの上流側に、エアクリーナに吸込まれる空気中のダストを除去するプレクリーナを備えた油圧ショベルが知られている。
この油圧ショベルは、プレクリーナの空気流出口とエアクリーナの吸気口とが建屋カバー内で接続され、プレクリーナとエアクリーナとによって、作業現場の空気中に含まれる多量のダストを十分に除去した上で、清浄な空気のみをエンジンに供給することができるものである。この場合、プレクリーナは、開,閉操作されるエンジンカバーの邪魔にならないようにエンジンカバーから離間し、旋回フレームに対して固定された建屋カバーの上面側に取付けられる構成となっている(特許文献1)。
一方、エアクリーナの吸気抵抗を低減するために、当該エアクリーナをエンジンに接近させて配置した場合には、プレクリーナがエンジンに接近して配置される。このため、エンジンカバーを開,閉操作するときにプレクリーナが邪魔になる虞れがある。
これに対し、エアクリーナから離間した位置にプレクリーナを配置し、プレクリーナの空気流出口とエアクリーナの吸気口との間をダクトを介して接続する構成となった油圧ショベルが提案されている(特許文献2)。
特開2006−28873号公報 特開2003−254183号公報
しかし、特許文献2の従来技術は、比較的大型の油圧ショベルに適用されるもので、プレクリーナを取付けるために建屋カバーに設けたプレクリーナ接続口を、建屋カバー内に配置されたエアクリーナの吸気口から大きく離間させて配置している。これにより、建屋カバーに落下した雨水や洗浄水、プレクリーナに付着した結露等が水滴となり、プレクリーナ接続口を通じて建屋カバー内に浸入したとしても、この水滴がエアクリーナの吸気口に吸込まれることはない。
これに対し、中型または小型の油圧ショベルにおいては、建屋カバー内の狭いスペース内にエンジン等の搭載機器が互いに接近して配置されるため、建屋カバー内における搭載機器のレイアウトによっては、プレクリーナとエアクリーナとを互いに接近させて配置する必要がある。
このように、プレクリーナとエアクリーナとを狭隘なスペース内で接近させて配置することにより、エアクリーナの吸気口が、建屋カバーに設けたプレクリーナ接続口の一部と上,下方向で重り合った場合には、建屋カバーのプレクリーナ接続口を通じてダクト部材の内部に浸入した水滴が、吸気口からエアクリーナに吸込まれてしまい、エアクリーナの機能が低下してしまうという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、ダクト部材内に浸入した水滴がエアクリーナの吸気口に吸込まれるのを防止し、エアクリーナの機能を良好に保つことができるようにした建設機械を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため本発明は、支持構造体をなすフレームと、該フレーム上に搭載され油圧ポンプを駆動する動力源となるエンジンと、前記フレーム上に設けられ内部に前記エンジン、油圧ポンプを含む搭載機器を収容する建屋カバーと、該建屋カバーの内部に位置して前記エンジンの吸気側に設けられ吸気口から吸込まれる空気中のダストを分離して空気を清浄化するエアクリーナと、前記建屋カバーに設けられたプレクリーナ接続口を通じて前記建屋カバー内に取付けられる空気流出口を有し前記エアクリーナに吸込まれる空気中のダストを除去するプレクリーナと、前記建屋カバー内に設けられ上側が前記建屋カバーによって閉塞されると共に下側に前記エアクリーナの吸気口が接続されるエアクリーナ接続口を有する中空体からなるダクト部材とを備えてなる建設機械に適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記ダクト部材の内部には、その内部に浸入した水滴が前記エアクリーナの吸気口から吸込まれるのを防止するため、前記プレクリーナ接続口と前記エアクリーナ接続口との間に遮水部材を設けたことにある。
請求項2の発明は、前記ダクト部材の下面には、前記ダクト部材の内部に浸入した水滴を前記ダクト部材の外部に排出するための排水孔を設ける構成としたことにある。
請求項3の発明は、前記遮水部材は、前記ダクト部材のプレクリーナ接続口から前記ダクト部材の下面に向けて傾斜して配置された傾斜板により構成したことにある。
請求項4の発明は、前記エアクリーナの吸気口は、前記建屋カバーに設けられた前記プレクリーナ接続口の一部と上,下方向で重り合う位置に配置する構成とし、前記遮水部材は、前記吸気口が前記プレクリーナ接続口と重り合う領域を上方から覆う構成としたことにある。
請求項1の発明によれば、雨水、洗浄水、結露等による水滴が、建屋カバーに設けられたプレクリーナ接続口等を通じてダクト部材の内部に浸入したとしても、プレクリーナ接続口とエアクリーナ接続口との間に設けられた遮水部材によって、水滴をエアクリーナの吸気口に対して遮ることができる。この結果、ダクト部材内に浸入した水滴が、吸気口を通じてエアクリーナに吸込まれる不具合を確実に回避することができ、エアクリーナの機能を長期に亘って良好に保つことができる。
請求項2の発明によれば、建屋カバーのプレクリーナ接続口等を通じてダクト部材の内部に浸入した水滴を、遮水部材によって受止めてダクト部材の下面側へと導くことができる。そして、ダクト部材の下面側に導かれた水滴を、排水孔を通じてダクト部材の外部に排出することができる。従って、ダクト部材の内部に水滴が滞留することがなく、建設機械の作動時に、ダクト部材内に滞留した水分が不用意にエアクリーナの吸気口に吸込まれるのを確実に防止できるので、エアクリーナの機能を長期に亘って良好に保つことができる。
請求項3の発明によれば、ダクト部材の内部に浸入した水滴を、傾斜板の傾きに沿ってダクト部材の下面側に流下させることができるので、水滴がエアクリーナの吸気口に吸込まれるのを確実に防止することができる。また、プレクリーナ接続口とエアクリーナ接続口との間に傾斜板を配置することにより、プレクリーナの空気流出口とエアクリーナの吸気口との間に形成される空気の流通路を大きく確保することができ、プレクリーナの空気流出口からエアクリーナの吸気口に向けて大量の空気を供給することができる。
請求項4の発明によれば、エアクリーナの吸気口を、建屋カバーのプレクリーナ接続口の一部と上,下方向で重り合う位置に配置することにより、エアクリーナとプレクリーナとを、互いに接近させた状態で狭隘なスペース内に配置することができる。この場合、エアクリーナの吸気口が、建屋カバーのプレクリーナ接続口と部分的に重り合ったとしても、この吸気口とプレクリーナ接続口とが重り合う領域を、遮水部材によって上方から覆うことにより、ダクト部材の内部に浸入した水滴が吸気口に吸込まれるのを確実に防止できる。従って、エアクリーナの機能を良好に保ちつつ、エアクリーナとプレクリーナとを狭隘なスペース内に効率良く配置することができる。
本発明に係る建設機械としての油圧ショベルを示す正面図である。 作業装置を取外した状態で、上部旋回体を上方からみた一部破断の平面図である。 エンジン、エアクリーナ、ダクト部材、プレクリーナ等を図2中の矢示III−III方向からみた断面図である。 プレクリーナ、ダクト部材、遮水板等の要部を示す図3中のIV部を拡大した一部破断の要部拡大図である。 建屋カバーのプレクリーナ接続口とエアクリーナの吸気口との位置関係を示す図4中の矢示V−V方向からみた断面図である。 エアクリーナの吸気口と遮水板との位置関係を示す図4中の矢示VI−VI方向からみた断面図である。 建屋カバー、ダクト部材、プレクリーナ、遮水板等を示す分解斜視図である。 プレクリーナ接続口の第1の変形例を示す図4と同様な要部拡大図である。 プレクリーナ接続口の第2の変形例を示す図4と同様な要部拡大図である。
以下、本発明に係る建設機械の実施の形態を、油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図中、1は建設機械の代表例としての油圧ショベルを示している。この油圧ショベル1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3と、該上部旋回体3の前部に俯仰動可能に設けられた作業装置4とにより大略構成され、作業装置4を用いて土砂の掘削作業等を行うものである。
この場合、上部旋回体3は、下部走行体2と共に油圧ショベル1の車体を構成するもので、この上部旋回体3は、後述の旋回フレーム5、キャブ6、カウンタウエイト7、エンジン8、建屋カバー14等により構成されている。
5は上部旋回体3の支持構造体を構成する旋回フレームを示している。この旋回フレーム5は、前部側に作業装置4が俯仰動可能に取付けられ、後部側には後述のカウンタウエイト7が取付けられている。そして、旋回フレーム5は、厚肉な鋼板等からなり前,後方向に延びた平板状の底板5Aと、該底板5A上に立設され前,後方向に延びた左,右の縦板5B,5Cと、底板5Aの左側に張出ビーム5Dを介して設けられた左サイドフレーム5Eと、底板5Aの右側に張出ビーム5Fを介して設けられた右サイドフレーム5Gとにより大略構成されている。
6は旋回フレーム5の前部左側に配設されたキャブを示している。キャブ6は運転室を画成するもので、キャブ6内には、オペレータが着席する運転席、オペレータによって操作される操作レバー、操作ペダル(いずれも図示せず)等が配設されている。
7は旋回フレーム5の後端側に設けられたカウンタウエイトで、該カウンタウエイト7は、左,右の縦板5B,5Cの後端部に搭載され、作業装置4との重量バランスをとるものである。
8はカウンタウエイト7の前側に位置して旋回フレーム5上に搭載されたエンジンを示している。エンジン8は、旋回フレーム5の左,右の縦板5B,5Cの後部側に左,右方向に延びる横置き状態で配置されている。
エンジン8の左側には、ラジエータ、オイルクーラ等からなる熱交換器9と、この熱交換器9に供給する冷却風を発生させる冷却ファン10が配設されている。一方、エンジン8の右側には、油圧ショベル1に搭載された各種の油圧アクチュエータに作動用の圧油を吐出する油圧ポンプ11が設けられている。
12は油圧ポンプ11の前側に位置して旋回フレーム5の右側に設けられた作動油タンクを示している。この作動油タンク12は、油圧ポンプ11の吸気側に接続されると共に、各種の油圧アクチュエータからの戻り油が還流されるものである。また、作動油タンク12の前側には、エンジン8に供給される燃料を貯溜する燃料タンク13が設けられている。
14はカウンタウエイト7の前側に位置して旋回フレーム5上に設けられた建屋カバーを示し、該建屋カバー14は、その内部にエンジン8、熱交換器9等の搭載機器を収容するものである。
この建屋カバー14は、鋼板等からなる複数枚のパネルを用いて形成され、図2および図3に示すように、旋回フレーム5の左側に開,閉可能に設けられた左側面カバー15と、旋回フレーム5の右側に開,閉可能に設けられた右側面カバー16と、左,右の側面カバー15,16の上端側から水平方向に延び、左,右方向の中央部にエンジン8等を点検するための点検用開口17Aが設けられた上面カバー17と、上面カバー17の点検用開口17Aを開,閉可能に施蓋する箱状のエンジンカバー18と、後述のプレクリーナ取付部材27とにより大略構成されている。
ここで、上面カバー17の前部左側には、後述のプレクリーナ21を取付けるための大径孔からなる取付開口17Bが上,下方向に貫通して設けられると共に、後述のプレクリーナ取付部材27を取付けるための複数のボルト挿通孔17Cが、取付開口17Bを取囲んで設けられている。また、各ボルト挿通孔17Cよりも外側には、後述のダクト部材30を取付けるための4個のボルト挿通孔17Dが設けられている。
19は建屋カバー14内に配設された空気導入管を示し、該空気導入管19は、エンジン8に空気を導入するものである。ここで、空気導入管19の一側(上流側)は後述のエアクリーナ20に接続され、空気導入管19の他側(下流側)はエンジン8の吸気側に接続されている。
20は空気導入管19を介してエンジン8の吸気側に設けられたエアクリーナを示し、該エアクリーナ20は、空気中に含まれるダストを分離して空気を清浄化するものである。ここで、エアクリーナ20は、ブラケット等(図示せず)を用いて旋回フレーム5に取付けられ、空気導入管19の一側が接続された円筒部20Aと、該円筒部20Aから上方に突出した吸気管20Bとにより構成されている。
また、円筒部20Aの内部には、フィルタエレメント(図示せず)が収容され、吸気管20Bの上端部は、吸気口20Cとなって後述するダクト部材30の内部に開口している。そして、エアクリーナ20は、吸気口20Cから吸込んだ空気に含まれるダストを、円筒部20A内のフィルタエレメントによって分離し、清浄な空気のみを空気導入管19を通じてエンジン8の吸気側に流通させるものである。
次に、上面カバー17の上面側に取付けられたプレクリーナ21について説明する。
このプレクリーナ21は、エアクリーナ20の上流側に配置されることにより、エアクリーナ20に流入する空気中のダストを、エアクリーナ20に先立って除去するものである。ここで、プレクリーナ21は、図4に示すように、後述のベース筒22、筒形ケース23、蓋体25等により構成されている。
22はプレクリーナ21のベースとなるベース筒で、該ベース筒22は、後述のプレクリーナ取付部材27に取付けられる円筒状の内側筒部22Aと、該内側筒部22Aよりも大径で軸方向寸法が短い円筒状に形成され、内側筒部22Aの上端側に複数の固定翼22Bを介して一体に設けられた外側筒部22Cとにより構成されている。外側筒部22Cの上端側外周には、後述の筒形ケース23を支持する大径な支持フランジ22Dが一体に設けられている。
ここで、ベース筒22の内側筒部22Aと外側筒部22Cとの間は、プレクリーナ21の空気流入口21Aとなって下向きに開口している。また、ベース筒22の内側筒部22Aの下端部は、プレクリーナ21の空気流出口21Bとなり、該空気流出口21Bは、後述するダクト部材30内に下向きに開口している。
一方、ベース筒22の各固定翼22Bは、内側筒部22Aと外側筒部22Cとの間を放射状または渦巻き状に斜めに傾斜して延びている。これにより、図4中に矢示F1で示すように、内側筒部22Aと外側筒部22Cとの間(空気流入口21A)を通じてプレクリーナ21内に空気が流入すると、後述する筒形ケース23の内側テーパ部23B内には、各固定翼22Bによって図4中に矢示F2で示す旋回流が発生する構成となっている。
23はベース筒22の支持フランジ22D上に支持された筒形ケースを示し、該筒形ケース23は、空気流入口21Aから導入された空気中のダストを捕捉するものである。ここで、筒形ケース23は、ベース筒22の支持フランジ22D上に支持される断面V字状の底部23Aと、該底部23Aから径方向内側へと斜め上向きに傾斜して延びた内側テーパ部23Bと、底部23Aから径方向外側へと斜め上向きに傾斜して延び、内側テーパ部23Bを外側から取囲む外側テーパ部23Cとにより構成されている。
この場合、底部23Aからの内側テーパ部23Bの高さ寸法は、底部23Aからの外側テーパ部23Cの高さ寸法よりも大きく、内側テーパ部23Bの上端部は、後述する蓋体25との間に狭隘な環状の隙間24を形成している。そして、内側テーパ部23B内で矢示F2で示す旋回流を発生した空気中のダストは、隙間24を通じて内側テーパ部23Bの内周側から外側テーパ部23Cへと遠心分離され、底部23Aから内側テーパ部23Bと外側テーパ部23Cとの間に順次堆積する構成となっている。
25は筒形ケース23の上端側に配置された蓋体を示し、該蓋体25は、筒形ケース23の上端側を閉塞(施蓋)するものである。ここで、蓋体25は、筒形ケース23を上側から覆う円皿形状をなし、蓋体25の外周縁部は、筒形ケース23を構成する外側テーパ部23Cの上端部に当接している。
ベース筒22を構成する内側筒部22Aの中心部に固定された棒状のねじ軸26の上端部には、蓋体25の中心部が挿通される。ねじ軸26の上端部には、蝶型のナット部材26Aが螺着される。これにより、蓋体25の外周縁部が、筒形ケース23の外側テーパ部23Cの上端部に押付けられ、筒形ケース23の底部23Aが、ベース筒22の支持フランジ22Dに押付けられる構成となっている。
そして、プレクリーナ21は、ベース筒22の内側筒部22Aと外側筒部22Cとの間に形成された空気流入口21Aを通じて、矢示F1で示すように筒形ケース23内に空気を流入させ、筒形ケース23の内側テーパ部23B内で、矢示F2で示す旋回流を発生させる。これにより、空気中に混入したダストは、筒形ケース23と蓋体25との間の隙間24を通じて遠心分離され、筒形ケース23の底部23Aから内側テーパ部23Bと外側テーパ部23Cとの間に順次堆積する。
このように、プレクリーナ21によってダストが除去された清浄な空気のみが、矢示F3で示すように、プレクリーナ21の空気流出口21Bを通じて後述のダクト部材30に導かれ、該ダクト部材30を介してエアクリーナ20の吸気口20Cに吸込まれる構成となっている。
27は上面カバー17に取付けられ建屋カバー14の一部を構成するプレクリーナ取付部材を示し、該プレクリーナ取付部材27は、上面カバー17上にプレクリーナ21を取付けるものである。このプレクリーナ取付部材27は、図4および図7に示すように、上,下方向に延びる円筒状の嵌合筒部27Aと、該嵌合筒部27Aの外周側に固着された環状のフランジ部27Bとにより構成され、嵌合筒部27Aの内周面がプレクリーナ接続口27Cとなっている。
ここで、フランジ部27Bは、嵌合筒部27Aの上,下方向(軸方向)の中間部に溶接等の手段を用いて固着され、フランジ部27Bには、建屋カバー14の上面カバー17に設けられた各ボルト挿通孔17Cに対応する複数のボルト挿通孔27Dが環状に並んで形成されている。プレクリーナ取付部材27は、フランジ部27Bの各ボルト挿通孔27Dと上面カバー17の各ボルト挿通孔17Cとにボルト28を挿通し、このボルト28にナット29を螺合することにより、図4に示すように、取付開口17Bを覆うように上面カバー17の上面側に取付けられる。
このとき、プレクリーナ取付部材27の嵌合筒部27Aの下端側は、上面カバー17に形成された取付開口17Bを通じて建屋カバー14内に突出する。そして、嵌合筒部27Aのプレクリーナ接続口27Cに、プレクリーナ21のベース筒22(内側筒部22A)の外周面を隙間なく嵌合させることにより、上面カバー17上にプレクリーナ21が取付けられている。
これにより、プレクリーナ21は、エンジンカバー18の開,閉動作の邪魔にならない位置で上面カバー17に固定され、プレクリーナ21の空気流出口21Bは、プレクリーナ取付部材27のプレクリーナ接続口27Cに接続された状態で建屋カバー14内に取付けられている。
次に、建屋カバー14内に設けられたダクト部材30について説明する。
即ち、30は建屋カバー14内に設けられたダクト部材を示し、該ダクト部材30は、プレクリーナ21の空気流出口21Bからエアクリーナ20の吸気口20Cへと流れる空気の流通路(ダクト)を形成するものである。ここで、ダクト部材30は、図4ないし図7に示すように、建屋カバー14の上面カバー17と上,下方向で対面し左,右方向に延びる長方形の下面板30Aと、該下面板30Aの端縁部から上方に立上がる前面板30B,後面板30C,左側面板30D,右側面板30Eとにより、全体として直方体状をなし、上端部が開口端31となった有底箱状の中空体として形成されている。
左,右の側面板30D,30Eの上端部には、上面カバー17の下面に当接する左フランジ板30F,右フランジ板30Gがそれぞれ設けられている。これら左,右のフランジ板30F,30Gのうち、上面カバー17に設けられた4個のボルト挿通孔17Dに対応する位置には、ナット等からなるねじ座30Hが設けられている。
そして、上面カバー17の各ボルト挿通孔17Dに挿通したボルト32を、ダクト部材30の各フランジ板30F,30Gに設けたねじ座30Hに螺合することにより、ダクト部材30は、上面カバー17の取付開口17Bを取囲んだ状態で、上面カバー17の下面側、即ち、建屋カバー14内に取付けられている。この状態で、ダクト部材30の上端側の開口端31は、上面カバー17によって閉塞されている。
33はダクト部材30の下面板30Aに設けられたエアクリーナ接続口を示し、該エアクリーナ接続口33は、エアクリーナ20の吸気口20Cが接続されるものである。ここで、エアクリーナ接続口33は、エアクリーナ20の吸気管20Bが余裕をもって挿通される八角形状の角孔からなり、下面板30Aの左,右方向の中央部よりも右側面板30E側に寄った位置に形成されている。
34はダクト部材30の下面板30Aに固着されたシール部材を示し、該シール部材34は、ダクト部材30のエアクリーナ接続口33と当該エアクリーナ接続口33に挿通されるエアクリーナ20の吸気管20Bとの間の隙間をシールするものである。ここで、シール部材34は、例えばウレタンラバー等の可撓性を有する材料を用いて、エアクリーナ接続口33よりも大きな面積を有する四角形の板状に形成され、下面板30Aの下面側に接着等の手段を用いて固着されている。
シール部材34の中心部には、エアクリーナ20の吸気管20Bの外径寸法よりも若干小さな内径寸法を有する円形の吸気管挿嵌孔34Aが形成され、該吸気管挿嵌孔34A内に吸気管20Bが締め代をもって挿嵌される。これにより、ダクト部材30のエアクリーナ接続口33とエアクリーナ20の吸気管20Bとの間の隙間を、シール部材34によって確実にシールすることができる。このとき、エアクリーナ20の吸気管20Bの吸気口20Cは、ダクト部材30の下面板30Aよりも上方に突出して配置される構成となっている。
このように、建屋カバー14を構成する上面カバー17の下面側にダクト部材30を取付けることにより、ダクト部材30の開口端31が上面カバー17によって閉塞され、ダクト部材30の内部には、プレクリーナ取付部材27のプレクリーナ接続口27Cを介してプレクリーナ21の空気流出口21Bが開口すると共に、ダクト部材30のエアクリーナ接続口33に接続されたエアクリーナ20の吸気口20Cが開口する。これにより、ダクト部材30の内部には、プレクリーナ21の空気流出口21Bからエアクリーナ20の吸気口20Cへと流れる空気の流通路(ダクト)が形成される。
ここで、図4および図5に示すように、プレクリーナ21の空気流出口21Bは、エアクリーナ20の吸気口20Cに対して左,右方向で偏心した位置に配置され、エンジンカバー18を開,閉したときに、該エンジンカバー18がプレクリーナ21に干渉しないようになっている。このため、ダクト部材30のエアクリーナ接続口33に接続されたエアクリーナ20の吸気口20Cは、プレクリーナ接続口27Cの一部と上,下方向で重り合っている。
このように、本実施の形態においては、エアクリーナ20の吸気口20Cをプレクリーナ接続口27Cの一部と上,下方向で重り合う位置に配置することにより、プレクリーナ21がエンジンカバー18の開,閉動作を邪魔しない範囲で、プレクリーナ21とエアクリーナ20とをできるだけ接近させて配置している。これにより、プレクリーナ21とエアクリーナ20とを、狭隘なスペース内に効率良く配置することができる構成となっている。
35はダクト部材30の下面板30Aに設けられた排水孔を示し、該排水孔35は、雨水、洗浄水、結露等による水滴がダクト部材30内に浸入したときに、この水滴をダクト部材30の外部に排出するものである。ここで、排水孔35は、ダクト部材30の下面板30Aと右側面板30Eとが交わる角隅部の近傍に配置され、下面板30Aを上,下方向に貫通しつつ右側面板30Eに沿って前,後方向に延びる長溝孔として形成されている。
36はダクト部材30の内部に設けられた遮水部材としての傾斜板を示している。この傾斜板36は、上面カバー17の取付開口17B、プレクリーナ取付部材27のプレクリーナ接続口27C等を通じてダクト部材30内に水滴が浸入したとき、あるいはプレクリーナ21のベース筒22に付着した結露が水滴となってダクト部材30内に落下したときに、この水滴がエアクリーナ20の吸気口20Cに吸込まれるのを防止するものである。
ここで、傾斜板36は、前,後方向の長さ寸法がダクト部材30の前面板30Bと後面板30Cとの間隔とほぼ等しく、左,右方向の長さ寸法がエアクリーナ20の吸気口20Cの外径寸法よりも大きな四角形の平板状に形成されている。そして、傾斜板36は、上面カバー17に固定されたプレクリーナ取付部材27のプレクリーナ接続口27Cと、ダクト部材30のエアクリーナ接続口33との間に配置され、ダクト部材30の前面板30Bおよび後面板30Cの内側面に溶接等の手段を用いて固着されている。
この場合、傾斜板36の左端縁部36Aはプレクリーナ21の空気流出口21Bの近傍に配置され、傾斜板36の右端縁部36Bは排水孔35の近傍に配置されている。このように、傾斜板36は、左端縁部36Aから右端縁部36Bに向けて斜め下向きに傾斜した状態で、図6に示すように、エアクリーナ20の吸気口20Cを上方から覆っている。従って、図5に示すように、エアクリーナ20の吸気口20Cがプレクリーナ接続口27Cと重り合う領域は、傾斜板36によって上方から覆われている。
これにより、図4に示すように、上面カバー17の取付開口17B、プレクリーナ取付部材27のプレクリーナ接続口27Cを通じて水滴37がダクト部材30内に浸入した場合でも、あるいはプレクリーナ21のベース筒22等に付着した結露が水滴37となってダクト部材30内に落下した場合でも、この水滴37は、傾斜板36によって受止められ、該傾斜板36に沿ってダクト部材30の下面板30Aへと流下する。従って、ダクト部材30内に浸入した水滴37は、エアクリーナ20の吸気口20C内に吸込まれることなく下面板30A側に導かれ、排水孔35を通じてダクト部材30の外部に排出される構成となっている。
また、傾斜板36の左端縁部36Aをプレクリーナ21の空気流出口21Bの近傍に配置し、傾斜板36の右端縁部36Bを排水孔35の近傍に配置することにより、傾斜板36の左端縁部36Aとエアクリーナ20の吸気口20Cとの間隔を大きく設定している。これにより、プレクリーナ21の空気流出口21Bとエアクリーナ20の吸気口20Cとの間に形成される空気の流通路を大きく確保することができ、プレクリーナ21の空気流出口21Bからエアクリーナ20の吸気口20Cに向けて、大量の空気を供給することができる構成となっている。
本実施の形態による油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、この油圧ショベル1は、下部走行体2によって作業現場を自走して掘削場所まで移動した後、上部旋回体3を旋回させつつ作業装置4を俯仰動させることにより、土砂の掘削作業等を行なう。
この油圧ショベル1の作動時において、エンジン8に供給される空気は、プレクリーナ21、エアクリーナ20によって清浄化されるようになっており、このプレクリーナ21、エアクリーナ20による空気の清浄化について説明する。
まず、エンジン8の作動時における空気の吸込み作用によって、エンジン8の吸気側に接続された空気導入管19内が負圧傾向となる。このため、図4中に矢示F1で示すように、プレクリーナ21の空気流入口21Aを通じてプレクリーナ21内に空気が流入し、この空気がベース筒22の内側筒部22A、外側筒部22C間を上向きに流通するときに、複数の固定翼22Bによって、筒形ケース23を構成する内側テーパ部23Bの内周側に矢示F2で示す旋回流が発生する。
これにより、プレクリーナ21内に流入した空気中に含まれる塵埃等のダストは、旋回流による遠心力によって撹拌され、筒形ケース23と蓋体25との間の隙間24を通じて遠心分離される。そして、遠心分離されたダストは、筒形ケース23の底部23Aから内側テーパ部23Bと外側テーパ部23Cとの間に順次堆積していく。
このようにして、プレクリーナ21によってダストが除去された空気は、図4中に矢示F3で示すように、ベース筒22の内側筒部22Aによって形成されたプレクリーナ21の空気流出口21Bを通じてダクト部材30内に導入された後、該ダクト部材30内に開口したエアクリーナ20の吸気口20Cに吸込まれる。
そして、エアクリーナ20の吸気口20Cに吸込まれた空気は、吸気管20Bを通じて円筒部20A内に導入され、空気中に混入したダストは、円筒部20A内に設けられたフィルタエレメントによって捕捉される。この結果、ダストが除去された清浄な空気のみが、空気導入管19を通じてエンジン8の吸気側に供給される。
このようにして、プレクリーナ21とエアクリーナ20とによって空気中のダストを2段階で除去することにより、清浄化した空気のみをエンジン8に供給することができる。従って、例えば砕石作業現場等の多量のダストが空気中に混入した作業現場においても、プレクリーナ21とエアクリーナ20とによってダストを十分に除去することができ、エンジン8の寿命を延ばすことができる。
ここで、建屋カバー14の上面カバー17に雨水、洗浄水が付着すると、この雨水等は、上面カバー17の取付開口17B、あるいはプレクリーナ取付部材27のプレクリーナ接続口27Cを通じ、水滴37となってダクト部材30内に浸入する。また、プレクリーナ21のベース筒22に結露が付着すると、この結露が水滴37となってダクト部材30内に落下する。
これに対し、本実施の形態では、プレクリーナ接続口27Cとダクト部材30のエアクリーナ接続口33との間に、遮水部材としての傾斜板36を設け、この傾斜板36によってエアクリーナ20の吸気口20Cを上方から覆う構成としている。
このため、上面カバー17の取付開口17B、プレクリーナ接続口27Cを通じてダクト部材30内に水滴37が浸入したとしても、この水滴37を傾斜板36によって受止め、該傾斜板36に沿ってダクト部材30の下面板30Aへと流下させることができる。従って、ダクト部材30内に浸入した水滴37が、エアクリーナ20の吸気口20C内に吸込まれるのを確実に防止することができ、エアクリーナ20の機能を長期に亘って良好に保つことができる。
この場合、本実施の形態においては、傾斜板36の左端縁部36Aをプレクリーナ21の空気流出口21Bの近傍に配置し、傾斜板36の右端縁部36Bを排水孔35の近傍に配置することにより、傾斜板36の左端縁部36Aとエアクリーナ20の吸気口20Cとの間隔を大きく設定している。これにより、プレクリーナ21の空気流出口21Bとエアクリーナ20の吸気口20Cとの間に形成される空気の流通路を大きく確保することができ、プレクリーナ21の空気流出口21Bからエアクリーナ20の吸気口20Cに向けて大量の空気を供給することができる。
しかも、ダクト部材30の下面板30Aには、傾斜板36の傾斜方向の下端側に位置して排水孔35が形成されている。このため、傾斜板36に沿ってダクト部材30の下面板30Aに流下した水滴37を、排水孔35を通じてダクト部材30の外部に排出することができる。これにより、ダクト部材30内に水滴37が滞留してしまうのを抑え、滞留した水滴37が、上部旋回体3の旋回動作等によってエアクリーナ20の吸気口20Cに吸込まれるのを防止することができる。
さらに、本実施の形態によれば、エアクリーナ20の吸気口20Cを、プレクリーナ接続口27Cの一部と上,下方向で重り合う位置に配置することにより、プレクリーナ21がエンジンカバー18の開,閉動作を邪魔しない範囲で、プレクリーナ21とエアクリーナ20とをできるだけ接近させて配置することができる。この結果、プレクリーナ21とエアクリーナ20とを、狭隘なスペース内に効率良く配置することができ、かつエアクリーナ20の機能を長期に亘って良好に維持することができる。
なお、上述した実施の形態では、建屋カバー14の上面カバー17に大径な取付開口17Bを形成すると共に、取付開口17Bを覆うように上面カバー17にプレクリーナ取付部材27を取付け、このプレクリーナ取付部材27のプレクリーナ接続口27Cに、プレクリーナ21の空気流出口21Bを接続した場合を例示している。
しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば図8に示す第1の変形例のように、円筒状のパイプからなるプレクリーナ接続口としてのプレクリーナ接続パイプ41を、溶接等の手段を用いて上面カバー17に固着し、このプレクリーナ接続パイプ41の内周側にプレクリーナ21の空気流出口21Bを接続する構成としてもよい。
また、例えば図9に示す第2の変形例のように、建屋カバー14の上面カバー17に、ダクト部材30の開口端31とほぼ等しい開口面積を有する取付開口17B′を形成し、この取付開口17B′をプレクリーナ取付部材27のフランジ部27B′によって覆った状態で、当該フランジ部27B′を、ボルト32を用いてダクト部材30と一緒に上面カバー17に共締めする構成としてもよい。
また、上述した実施の形態では、ダクト部材30を構成する下面板30Aの下面側にシール部材34を固着し、このシール部材34に形成した吸気管挿嵌孔34Aにエアクリーナ20の吸気管20Bを挿嵌することにより、ダクト部材30のエアクリーナ接続口33と吸気管20Bとの間をシールした場合を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えばエアクリーナ接続口33の内周縁部に全周に亘ってシール部材(パッキン)を取付けることにより、エアクリーナ接続口33と吸気管20Bとの間をシールする構成としてもよい。
さらに、上述した実施の形態では、建設機械としてクローラ式の油圧ショベル1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えばホイール式油圧ショベル、油圧クレーン、ホイールローダ等の他の建設機械にも広く適用することができる。
1 油圧ショベル(建設機械)
5 旋回フレーム
8 エンジン(搭載機器)
11 油圧ポンプ(搭載機器)
14 建屋カバー
20 エアクリーナ
20C 吸気口
21 プレクリーナ
21B 空気流出口
27 プレクリーナ取付部材
27C プレクリーナ接続口
30 ダクト部材
33 エアクリーナ接続口
35 排水孔
36 傾斜板(遮水部材)
37 水滴
41 プレクリーナ接続パイプ(プレクリーナ接続口)

Claims (4)

  1. 支持構造体をなすフレームと、該フレーム上に搭載され油圧ポンプを駆動する動力源となるエンジンと、前記フレーム上に設けられ内部に前記エンジン、油圧ポンプを含む搭載機器を収容する建屋カバーと、該建屋カバーの内部に位置して前記エンジンの吸気側に設けられ吸気口から吸込まれる空気中のダストを分離して空気を清浄化するエアクリーナと、前記建屋カバーに設けられたプレクリーナ接続口を通じて前記建屋カバー内に取付けられる空気流出口を有し前記エアクリーナに吸込まれる空気中のダストを除去するプレクリーナと、前記建屋カバー内に設けられ上側が前記建屋カバーによって閉塞されると共に下側に前記エアクリーナの吸気口が接続されるエアクリーナ接続口を有する中空体からなるダクト部材とを備えてなる建設機械において、
    前記ダクト部材の内部には、その内部に浸入した水滴が前記エアクリーナの吸気口から吸込まれるのを防止するため、前記プレクリーナ接続口と前記エアクリーナ接続口との間に遮水部材を設ける構成としたことを特徴とする建設機械。
  2. 前記ダクト部材の下面には、前記ダクト部材の内部に浸入した水滴を前記ダクト部材の外部に排出するための排水孔を設ける構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記遮水部材は、前記ダクト部材のプレクリーナ接続口から前記ダクト部材の下面に向けて傾斜して配置された傾斜板により構成してなる請求項1または2に記載の建設機械。
  4. 前記エアクリーナの吸気口は、前記建屋カバーに設けられた前記プレクリーナ接続口の一部と上,下方向で重り合う位置に配置する構成とし、
    前記遮水部材は、前記吸気口が前記プレクリーナ接続口と重り合う領域を上方から覆う構成としてなる請求項1,2または3に記載の建設機械。
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