JP2012220856A - ケーブル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ケーブルコアの外周に、外被が形成されてなるケーブルであって、ケーブルコアの外径が25.4mm以下であり、外被の厚さを2.3mm以上とすることにより、ケーブル外径が30mm以上となるようにする。これにより、咬害対策を実現できるとともに、ケーブル敷設時の作業性等を向上することができる。また、金属製の外装を用いていないので、雷害地域での敷設に好適である。
【選択図】図1
Description
また、特許文献4では、ケーブルコアの外周に外被を形成した本ケーブルに隣接して、外被の引張強さ/中心線平均粗さが本ケーブルのそれよりも小さいダミーケーブルを配置するようにしている。つまり、特許文献4では、げっ歯目の動物にダミーケーブルを齧らせることにより、本ケーブルに咬害が及ぶのを防止している。
また、特許文献5では、管壁にカプサイシン等の防鼠剤を含有させた保護管にケーブルを敷設することにより、咬害を防止している。
また、特許文献4に記載の技術では、引張強さ/中心平均粗さの規定を満足する材料を選定する必要があり、要件を満たす材料を余計に保有しなければならない。
また、特許文献5に記載の技術では、保護管の端部などからげっ歯目動物が侵入した場合に、咬害を防ぐことができない。
前記ケーブルコアの外径が25.4mm以下であり、前記外被の厚さを2.3mm以上とすることにより、ケーブル外径が30mm以上となっていることを特徴とする。
前記ケーブル外径が、50mm以上であることを特徴とする。
前記外被の一部が空洞化されていることを特徴とする。
前記外被の少なくとも一部が、樹脂材料の発泡体で構成されていることを特徴とする。
図1は、実施形態に係るケーブルの構成を示す断面図である。図1に示すように、実施形態に係るケーブル1は、ケーブルコア11の外周に外被12が形成されたスロット型光ファイバケーブルである。
ケーブル1のケーブルコア11は、光ファイバテープ心線112を収容したスロットロッド111の外周に、押え巻きテープ113が巻回された構成を有している。スロットロッド111は、例えば、高密度ポリエチレン等の樹脂からなる線状部材であり、中心部に張力を負担するテンションメンバ(例えば鋼より線)114が軸方向に設けられている。スロットロッド111の外周面には、軸方向に沿って複数条のスロット111aが一方向の螺旋状に形成されており、それぞれのスロット111aに複数枚の光ファイバテープ心線112が積層状態で収容されている。光ファイバテープ心線112には、例えば、被覆外径250μmの光ファイバ心線を8本並列に配列し、これをUV硬化樹脂等の被覆材で一括被覆したものが用いられる。
つまり、このケーブル1のケーブルコア11は、テンションメンバ114と、スロットロッド111と、光ファイバテープ心線112と、押え巻きテープ113とを備えている。なお、スロット111aの螺旋形成方向は、SZ撚りの何れでもよい。
そして、実施形態のケーブル1のケーブルコア11の外径は25.4mm以下である。
(1)導体を撚り合わせたり束ねたりしたもの、あるいはそれらを一体にまとめるために導体束の周囲に不織布やPET等のフィルムやテープで押え巻きを施したもの。
(2)溝付きロッドの溝内に導体を収容したもの、あるいは導体を収容した溝付きロッドの周囲に押え巻きを施したもの。
(3)導体束の周囲に緩衝層としてヤーンやクッション材を撚り合わせたり束ねたりしたもの、あるいはその緩衝層の周囲に押え巻きを施したもの。
なお、ここで言う導体とは、光を導く光ファイバや、電気を導く金属線などであり、伝送すべき光や電気などを導く媒体である。
また、導体自体における被覆の有無は問わない
また、押え巻きは一般的に、1〜3枚(1〜3層)程度施される。また、押え巻きが横巻きである場合、ギャップの有無は問わない。また、押え巻きが縦添えである場合、それが広がらないように押えるバインドの有無は問わない。
これに対して、実施形態のケーブル1では、ケーブル外径が30mm以上であり、げっ歯目動物が齧りにくい構成となっているので、咬害を効果的に防止することができる。また、従来の咬害対策のように金属遮蔽等の外装体を設ける必要もないので、雷害地域での使用にも好適である。
このように、外径と防鼠効果には密接な関係が認められた。すなわち、ケーブル1において、外径を大きくする、具体的には30mm以上とすることで高い防鼠効果が得られる。望ましくは、外径を50mm以上とすることで、げっ歯目動物による咬害を確実に防止することができる。
図2に示す例では、外被12A自体の厚さを厚くすることでケーブル1を太径化するが、外被12Aが樹脂材料の発泡体(いわゆる発泡シース)で構成されており、外被12Aの一部が空洞化されている。
これにより、ケーブル外径を30mm以上とするために外被12Aの厚さを厚くしても、従来のケーブルに対する重量増加は抑制される。したがって、ケーブル1の重量増加に伴い作業性が低下するのを防止できる。
これにより、ケーブル外径を30mm以上とするために外被12Aの厚さを厚くしても、従来のケーブルに対する重量増加は抑制される。したがって、ケーブル1の重量増加に伴い作業性が低下するのを防止できる。また、発泡体の外被12Aを非発泡性樹脂材料のスキン層12Cで覆っているので、発泡体の発泡倍率を高めに設定することができる。
これにより、ケーブル外径を30mm以上とするために外被12Bの厚さを厚くしても、従来のケーブルに対する重量増加は抑制される。したがって、ケーブル1の重量増加に伴い作業性が低下するのを防止できる。また、外被12Bの形成に要する材料を低減できるので、ケーブル外径を大きくすることによるコスト増加を抑制できる。
なお、図4では、周方向の4箇所に空洞部123を均等配置しているが、空洞部123の形成態様は寸法を含めて適宜変更可能である。
図5に示す例では、押え巻きテープを何層にも巻回することにより、厚さ0.5mm以上の介装体13Aが形成されている。そして、介装体13Aの上には、外被12が約2mmの厚さで形成されている。これにより、外被12の目付け量を低減することができる。また、外被12自体を厚くするよりもケーブル内部が軟らかいので、ケーブル1の可とう性を向上できるとともに、軽量化を図ることができる。
図5に示すように押え巻きテープを厚く巻回して介装体13Aを構成する場合、形状の保持が困難となる虞がある。これに対して、図6に示す例では、押え巻きテープ131と内側外被132を交互に形成するので、形状を容易に保持しながら、ケーブル1を製造することができる。また、ケーブル1の可とう性を向上できるとともに、軽量化を図ることができる。
これにより、外被12の目付け量を低減することができるとともに、ケーブル1の軽量化を図ることができる。
これにより、外被12の目付量を低減することができるとともに、ケーブル1の軽量化を図ることができる。
これにより、外被12の目付量を低減することができるとともに、ケーブル1の軽量化を図ることができる。
例えば、上述したケーブル1を太径化する手法は適宜組み合わせて適用することができる。また、実施形態では、スロット型光ファイバケーブルについて説明したが、本発明は、ケーブルコアの外周に外被が形成された構成を有するケーブルに適用できる。すなわち、スロットレス型光ファイバケーブルやメタル通信ケーブル、又は電力ケーブル等、げっ歯目動物による咬害を受け得る広範なケーブルに適用できる。
11 ケーブルコア
111 スロットロッド
111a スロット
112 光ファイバテープ心線
113 押え巻きテープ
114 テンションメンバ
12 外被
13 介装体
Claims (4)
- ケーブルコアの外周に、外被が形成されてなるケーブルであって、
前記ケーブルコアの外径が25.4mm以下であり、前記外被の厚さを2.3mm以上とすることにより、ケーブル外径が30mm以上となっていることを特徴とするケーブル。 - 前記ケーブル外径が、50mm以上であることを特徴とする請求項1に記載のケーブル。
- 前記外被の一部が空洞化されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のケーブル。
- 前記外被の少なくとも一部が、樹脂材料の発泡体で構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のケーブル。
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---|---|---|---|
JP2011088721A JP2012220856A (ja) | 2011-04-13 | 2011-04-13 | ケーブル |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01320707A (ja) * | 1988-05-17 | 1989-12-26 | American Teleph & Telegr Co <Att> | 耐動物性ケーブル |
JPH09138331A (ja) * | 1995-11-14 | 1997-05-27 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 気送用光ファイバ心線およびその選別方法 |
JPH10106361A (ja) * | 1996-10-03 | 1998-04-24 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 螺旋コルゲート金属シースケーブル及びその製造方法 |
JP2002214491A (ja) * | 2001-01-17 | 2002-07-31 | Fujikura Ltd | 難燃光ファイバケーブル用スロット |
JP2005044652A (ja) * | 2003-07-23 | 2005-02-17 | Kita Nippon Electric Cable Co Ltd | 防鼠ケーブル |
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2011
- 2011-04-13 JP JP2011088721A patent/JP2012220856A/ja active Pending
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