JP2012219537A - 防火扉 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】扉枠2に開閉自在に設置されると共に板状部材によって液密に囲われた内空部に空気層Eを有する扉本体3と、扉本体3の内面に沿って設けられた板状、あるいはシート状の輻射反射膜4と、内空部において扉面に平行に配列された板状、あるいはシート状の複数の輻射反射板5とを備え、輻射反射板5が内空部において扉本体3の厚さ方向に間隔をあけて複数配列された構成の防火扉1を提供する。
【選択図】図2
Description
すなわち、火災が勢いを増し、防火扉の火災側の温度が上昇してくると、火災側と非火災側を仕切っている防火扉が閉鎖していても、防火扉自体を媒介にして火災側の多量な熱を、輻射、対流、熱伝導により非火災側へ伝えてしまうことになる。これにより、熱を受けた非火災側の可燃物が着火し、防火扉が閉鎖していたにもかかわらず、火災側から非火災側へ火災が拡大するといった問題があった。
また、避難経路に面して防火扉が設けられている場合には、防火扉を介した熱により、避難者が避難経路を通れなくなるといった問題があった。
とくに火災側の火災が勢いを増してくると、その防火扉の内部での輻射熱伝達が増大することから、輻射熱伝達は非火災側の火災拡大の原因となっていた。
これにより、熱を受けた非火災側の可燃物が着火するのを防止でき、火災側から非火災側へ火災が拡大するのを防ぐことができる。しかも、避難経路に面して防火扉が設けられている場合には、防火扉を介して火災側の高温の熱が非火災側へ伝わりにくいので、非火災側の避難経路を確保することができる。
また、輻射反射部材が板状、あるいはシート状をなしているので、軽量であり、容易に施工できる利点がある。
本発明では、輻射反射部材を扉本体の厚さ寸法、すなわち扉本体の内空部の大きさに応じて輻射反射部材の数量を調整して配置することができる。そのため、輻射反射部材の材質や厚さ寸法に応じた空気層の厚さ寸法となるように輻射反射部材を配列させることができる。また、中空部で扉板より間隔をあけて配置される輻射反射部材の数量を増やすことで、扉本体(扉板)の内面に沿って設けられる輻射反射部材を省略、或いは少なくすることができる。
この場合、各空気層における厚さ寸法を1〜2cmとすることで、空気層内で対流を発生させることなく高い断熱性を確保することができる。
本発明では、不燃材部分の熱伝導が小さいので、外周板全体が鋼製からなる部材に比べて、少なくとも一部に不燃材が使用された外周板を介して防火扉の火災側表面から非火災側表面へ伝導する熱を抑えることができる。
本発明では、不燃材部分の熱伝導が小さいので、支持材全体が鋼製からなる部材に比べて、少なくとも一部に不燃材が使用された支持材を介して防火扉の火災側表面から非火災側表面へ伝導する熱を抑えることができる。
図2に示すように、防火扉1では、扉本体3の内空部において輻射反射膜4および輻射反射板5A、5Bを扉板31の面方向に平行に配しておくことで、これら輻射反射膜4および輻射反射板5A、5Bによって火災側で高温となった扉板31から入射される輻射熱を火災側Sへ向けて反射させることができる。つまり、輻射反射膜4および輻射反射板5A、5Bにおける非火災側Tの扉板31側ヘの輻射率を抑えることができるとともに、非火災側裏面への輻射に対する反射率を高めることができる。そのため、防火扉1の非火災側裏面への輻射熱伝達による入射熱が低減され、防火扉1の非火災側表面3bの温度上昇を抑えることができる。
第1変形例では、不燃材部分Kの熱伝導が小さいので、縦板32及び支持材34の全体が鋼製からなる部材に比べて、不燃材が使用された縦板32及び支持材34を介して防火扉1の火災側表面3aから非火災側表面3bへ伝導する熱を抑えることができる。
このような防火扉1Bでは、縦材32及び支持材34の扉板31A、31Bとの接触部分に不燃材(不燃材部分K)が設けられているので、縦材32及び支持材34の全体が鋼製からなる部材に比べて、不燃材が使用された縦板32及び支持材34を介して防火扉1の火災側表面3aから非火災側表面3bへ伝導する熱を抑えることができる。
例えば、本実施の形態では輻射反射膜4及び輻射反射板5を扉本体3の中空部に備えているが、これらを設けることに限定されることはなく、輻射反射膜4及び輻射反射板5のいずれか一方を省略することも可能である。そして、本実施の形態では、輻射反射膜4を扉本体3の内周面全面にわたって配置しているが、これに限定されることはなく、扉板31A、31Bの内周面のみに沿って配置させるようにしても良い。
そして、輻射反射板5の設置間隔、輻射反射板5と扉板31との間隔についても適宜設定可能であり、これらの間隔dが同一寸法であることに限定されることもない。
2 扉枠
3 扉本体
4 輻射反射膜(輻射反射部材)
5、5A、5B 輻射反射板(輻射反射部材)
31A、31B 扉板
32 縦板
33 横板
34 支持材
K 不燃材部分
E、E1、E2、E3 空気層
S 火災側
T 非火災側
Claims (5)
- 板状部材によって液密に囲われた内空部に空気層を有する扉本体と、
板状、あるいはシート状をなし、前記内空部において面方向を扉面に略平行にして配置される輻射反射部材と、
を備えていることを特徴とする防火扉。 - 前記輻射反射部材は、前記内空部において扉本体の厚さ方向に間隔をあけて複数配列されていることを特徴とする請求項1に記載の防火扉。
- 前記輻射反射部材によって仕切られる前記空気層の厚さ寸法は、1〜2cmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の防火扉。
- 前記扉本体は、その厚さ方向に延在する外周板の少なくとも一部が不燃材により形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の防火扉。
- 前記内空部には、対向する扉面同士が連結されるとともに、前記扉本体の厚さ方向に延在する支持材が設けられ、
該支持材の少なくとも一部が不燃材により形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の防火扉。
Priority Applications (1)
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JP2011087581A JP2012219537A (ja) | 2011-04-11 | 2011-04-11 | 防火扉 |
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JP2011087581A JP2012219537A (ja) | 2011-04-11 | 2011-04-11 | 防火扉 |
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JP2012219537A true JP2012219537A (ja) | 2012-11-12 |
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2011
- 2011-04-11 JP JP2011087581A patent/JP2012219537A/ja active Pending
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