JP2012212859A - アルミニウム電解コンデンサ用電解液、およびそれを用いたアルミニウム電解コンデンサ - Google Patents
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Abstract
【課題】リフロー工程でのコンデンサの膨れが少ない性能を有し、かつショートが発生しない高信頼性のアルミニウム電解コンデンサ用電解液およびアルミニウム電解コンデンサを提供する。
【解決手段】アンモニウム塩(A)、非プロトン性溶媒(B)、ある特定の化学式で示される環状ほう素化合物(C)及びほう酸(D)を含有し、(A)、(B)、(C)及び(D)の合計重量に対して(D)を0.5〜10重量%含有するアルミニウム電解コンデンサ用電解液。
【選択図】なし
【解決手段】アンモニウム塩(A)、非プロトン性溶媒(B)、ある特定の化学式で示される環状ほう素化合物(C)及びほう酸(D)を含有し、(A)、(B)、(C)及び(D)の合計重量に対して(D)を0.5〜10重量%含有するアルミニウム電解コンデンサ用電解液。
【選択図】なし
Description
本発明は、アルミニウム電解コンデンサ用電解液、およびそれを用いたアルミニウム電解コンデンサに関する。
近年、コンデンサが使用される周辺機器の変化に伴い、コンデンサに求められる性能のレベルが高くなっている。車載、家電製品等で長寿命化が進んでおり、長時間保証が望まれている。長時間、高温下にさらされると、ショートの可能性が高くなり、ショート抑制のために様々な添加剤が使われている。例えば、多価アルコール、ほう酸、ほう酸と多価アルコールの錯化合物から選ばれる1種以上を添加した電解液(例えば特許文献1)が提案されている。
しかしながら、多価アルコール、ほう酸、ほう酸と多価アルコールの錯化合物から選ばれる1種以上を添加した電解液では、多価アルコール、ほう酸、ほう酸と多価アルコールの錯化合物から縮合水が発生するためにコンデンサ内の水分率が高く、鉛フリーはんだリフロー(以下リフロー)炉の熱(例えば260℃)により、コンデンサ内の水分が気化し、内圧が上昇することでコンデンサに膨れが発生するために、コンデンサの基板への面実装が困難であった。つまりリフローによる膨れを抑制するには電解液中の水分を低く抑えることが必要である。
本発明は、リフロー工程でのコンデンサの膨れが少ない性能を有し、かつショートが発生しない高信頼性のアルミニウム電解コンデンサ用電解液およびアルミニウム電解コンデンサを提供することを課題とする。
本発明は、リフロー工程でのコンデンサの膨れが少ない性能を有し、かつショートが発生しない高信頼性のアルミニウム電解コンデンサ用電解液およびアルミニウム電解コンデンサを提供することを課題とする。
本発明者等は上記課題を解決するべく鋭意検討した結果、本発明に至った。すなわち、本発明は、アンモニウム塩(A)、非プロトン性溶媒(B)、下記一般式(1)に示される環状ほう素化合物(C)及びほう酸(D)を含有し、(A)、(B)、(C)及び(D)の合計重量に対して(D)を0.5〜10重量%含有するアルミニウム電解コンデンサ用電解液;該電解液を用いてなるアルミニウム電解コンデンサである。
[式中R1〜R3は炭素数1から10の直鎖または分岐を有する飽和炭化水素基、又は下記一般式(2)で示される基である。R1〜R3は同一であっても異なっていてもよい。]
[式中nは1〜4の整数、Mは水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基、R4は炭素数2〜4の直鎖または分岐を有する2価の飽和炭化水素基である。]
本発明の電解液は、耐ショート性かつリフロー工程でのコンデンサの膨れが少ない性能を有する。
<アンモニウム塩(A)>
本発明の電解液を構成するアンモニウム塩(A)は、以下のようにNH4 +塩およびNR4 +塩等を含む広義のアンモニウム塩を指すものとする。(A)のカチオンとしては、アミジニウムカチオン(環状アミジニウムカチオン例えばイミダゾリニウムカチオン、イミダゾリウムカチオン等が好ましい。)、第4級アンモニウムカチオン、第3級アンモニウムカチオン、第2級アンモニウムカチオン、第1級アンモニウムカチオン、アンモニウムカチオン(NH4 +)等が含まれる。
本発明の電解液を構成するアンモニウム塩(A)は、以下のようにNH4 +塩およびNR4 +塩等を含む広義のアンモニウム塩を指すものとする。(A)のカチオンとしては、アミジニウムカチオン(環状アミジニウムカチオン例えばイミダゾリニウムカチオン、イミダゾリウムカチオン等が好ましい。)、第4級アンモニウムカチオン、第3級アンモニウムカチオン、第2級アンモニウムカチオン、第1級アンモニウムカチオン、アンモニウムカチオン(NH4 +)等が含まれる。
イミダゾリニウムカチオンとしては、1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム、1,3,4−トリメチル−2−エチルイミダゾリニウム、1,3−ジメチル−2,4−ジエチルイミダゾリニウム、1,2−ジメチル−3,4−ジエチルイミダゾリニウム、1−メチル−2,3,4−トリエチルイミダゾリニウム、1,2,3,4−テトラエチルイミダゾリニウム、1,2,3−トリメチルイミダゾリニウム、1,3−ジメチル−2−エチルイミダゾリニウム、1−エチル−2,3−ジメチルイミダゾリニウム、1,2,3−トリエチルイミダゾリニウム、4−シアノ−1,2,3−トリメチルイミダゾリニウム、3−シアノメチル−1,2−ジメチルイミダゾリニウム、2−シアノメチル−1,3−ジメチルイミダゾリニウム、4−アセチル−1,2,3−トリメチルイミダゾリニウム、3−アセチルメチル−1,2−ジメチルイミダゾリニウム、4−メチルカルボオキシメチル−1,2,3−トリメチルイミダゾリニウム、3−メチルカルボオキシメチル−1,2−ジメチルイミダゾリニウム、4−メトキシ−1,2,3−トリメチルイミダゾリニウム、3−メトキシメチル−1,2−ジメチルイミダゾリニウム、4−ホルミル−1,2,3−トリメチルイミダゾリニウム、3−ホルミルメチル−1,2−ジメチルイミダゾリニウム、3−ヒドロキシエチル−1,2−ジメチルイミダゾリニウム、4−ヒドロキシメチル−1,2,3−トリメチルイミダゾリニウム、2−ヒドロキシエチル−1,3−ジメチルイミダゾリニウムなど。
イミダゾリウムカチオンとしては、1,3−ジメチルイミダゾリウム、1,3−ジエチルイミダゾリウム、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム、1,2,3−トリメチルイミダゾリウム、1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリウム、1,3−ジメチル−2−エチルイミダゾリウム、1−エチル−2,3−ジメチル−イミダゾリウム、1,2,3−トリエチルイミダゾリウム、1,2,3,4−テトラエチルイミダゾリウム、1,3−ジメチル−2−フェニルイミダゾリウム、1,3−ジメチル−2−ベンジルイミダゾリウム、1−ベンジル−2,3−ジメチル−イミダゾリウム、4−シアノ−1,2,3−トリメチルイミダゾリウム、3−シアノメチル−1,2−ジメチルイミダゾリウム、2−シアノメチル−1,3−ジメチル−イミダゾリウム、4−アセチル−1,2,3−トリメチルイミダゾリウム、3−アセチルメチル−1,2−ジメチルイミダゾリウム、4−メチルカルボオキシメチル−1,2,3−トリメチルイミダゾリウム、3−メチルカルボオキシメチル−1,2−ジメチルイミダゾリウム、4−メトキシ−1,2,3−トリメチルイミダゾリウム、3−メトキシメチル−1,2−ジメチルイミダゾリウム、4−ホルミル−1,2,3−トリメチルイミダゾリウム、3−ホルミルメチル−1,2−ジメチルイミダゾリウム、3−ヒドロキシエチル−1,2−ジメチルイミダゾリウム、4−ヒドロキシメチル−1,2,3−トリメチルイミダゾリウム、2−ヒドロキシエチル−1,3−ジメチルイミダゾリウムなど。
第4級アンモニウムカチオンとしては、炭素数1〜4のアルキル基を有するテトラアルキルアンモニウムカチオン{テトラメチルアンモニウム、テトラエチルアンモニウムおよびトリエチルメチルアンモニウム等}等が挙げられる。
第3級アンモニウムカチオンとしては、炭素数1〜4のアルキル基を有するトリアルキルアンモニウムカチオン{トリメチルアンモニウム、トリエチルアンモニウムおよびジメチルエチルアンモニウム等}等が挙げられる。
第2級アンモニウムカチオンとしては、炭素数1〜4のアルキル基を有するジアルキルアンモニウムカチオン{ジメチルアンモニウム、ジエチルアンモニウムおよびメチルエチルアンモニウム等}等が挙げられる。
第1級アンモニウムカチオンとしては、炭素数1〜4のアルキル基を有するアルキルアンモニウムカチオン{メチルアンモニウム、およびエチルアンモニウム等}等が挙げられる。
上記アンモニウムカチオンのうち、好ましいのは、アミジニウムカチオン及び第3級アンモニウムカチオンであり、これらのうち、好ましいのは環状アミジニウムカチオン、より好ましいのは、イミダゾリニウムカチオン、およびイミダゾリウムカチオン、さらに好ましくは、1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウムカチオン、1−エチル−2,3−ジメチルイミダゾリニウムカチオン、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムカチオン、1−エチル−2,3−ジメチルイミダゾリウムカチオンである。
アニオンとしては、電解液に通常用いられる種々の有機酸および/または無機酸のアニオンを用いることができる。有機酸、無機酸としては例えば下記の(1)〜(6)が挙げられる。
(1)カルボン酸
・炭素数2〜15の2〜4価のポリカルボン酸:脂肪族ポリカルボン酸[飽和ポリカルボン酸(シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、1,10−デカンジカルボン酸、1,6−デカンジカルボン酸など)、不飽和ポリカルボン酸(マレイン酸、フマル酸、イタコン酸など)]、芳香族ポリカルボン酸[フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸など]、S含有ポリカルボン酸[チオジブロピオン酸など]。
・炭素数2〜20のオキシカルボン酸:脂肪族オキシカルボン酸[グリコール酸、乳酸、酒石酸など];芳香族オキシカルボン酸[サリチル酸、マンデル酸など]。
・炭素数1〜30のモノカルボン酸:脂肪族モノカルボン酸[飽和モノカルボン酸(ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、カプロン酸など)、不飽和モノカルボン酸[安息香酸、ケイ皮酸など]。
・炭素数2〜15の2〜4価のポリカルボン酸:脂肪族ポリカルボン酸[飽和ポリカルボン酸(シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、1,10−デカンジカルボン酸、1,6−デカンジカルボン酸など)、不飽和ポリカルボン酸(マレイン酸、フマル酸、イタコン酸など)]、芳香族ポリカルボン酸[フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸など]、S含有ポリカルボン酸[チオジブロピオン酸など]。
・炭素数2〜20のオキシカルボン酸:脂肪族オキシカルボン酸[グリコール酸、乳酸、酒石酸など];芳香族オキシカルボン酸[サリチル酸、マンデル酸など]。
・炭素数1〜30のモノカルボン酸:脂肪族モノカルボン酸[飽和モノカルボン酸(ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、カプロン酸など)、不飽和モノカルボン酸[安息香酸、ケイ皮酸など]。
(2)炭素数1〜15のアルキル基のモノおよびジアルキルリン酸エステル
・モノおよびジメチルリン酸エステル、モノおよびジエチルリン酸エステル、モノおよびジイソプロピルリン酸エステル、モノおよびジブチルリン酸エステル、モノおよびジ−(2−エチルヘキシル)リン酸エステルなど。
・モノおよびジメチルリン酸エステル、モノおよびジエチルリン酸エステル、モノおよびジイソプロピルリン酸エステル、モノおよびジブチルリン酸エステル、モノおよびジ−(2−エチルヘキシル)リン酸エステルなど。
(3)フェノール類
・1価フェノール(フェノール類、ナフトール類を含む):フェノール、アルキル(炭素数1〜15)フェノール類(クレゾール、キシレノール、エチルフェノール)、メトキシフェノール類(オイゲノール、グアヤコールなど)、α−ナフトール、β−ナフトール、シクロヘキシルフェノールなど。
・多価フェノール:カテコール、レゾルシン、ピロガロール、ビスフェノールAなど。
・1価フェノール(フェノール類、ナフトール類を含む):フェノール、アルキル(炭素数1〜15)フェノール類(クレゾール、キシレノール、エチルフェノール)、メトキシフェノール類(オイゲノール、グアヤコールなど)、α−ナフトール、β−ナフトール、シクロヘキシルフェノールなど。
・多価フェノール:カテコール、レゾルシン、ピロガロール、ビスフェノールAなど。
(4)スルホン酸
・アルキル(炭素数1〜15)ベンゼンスルホン酸(p−トルエンスルホン酸、ノニルベンゼンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸など)、スルホサリチル酸、メタンスルホン酸など。
・アルキル(炭素数1〜15)ベンゼンスルホン酸(p−トルエンスルホン酸、ノニルベンゼンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸など)、スルホサリチル酸、メタンスルホン酸など。
上記アニオンのうち好ましいのは、(1)カルボン酸、(2)炭素数1〜15のアルキル基のモノおよびジアルキルリン酸エステルのアニオンであり、さらに好ましいのは、フタル酸、安息香酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸1,10−デカンジカルボン酸、1,6−デカンジカルボン酸、ジエチルリン酸エステル、ジイソプロピルリン酸エステル、ジブチルリン酸エステルのアニオンであり、特に好ましいのは、フタル酸、安息香酸、ジエチルリン酸エステルのアニオンである。
好ましいアンモニウム塩(A)としては、1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・フタル酸アニオン、1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・安息香酸アニオン、1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・ジエチルリン酸エステルモノアニオン、1,3−ジメチルイミダゾリウム・フタル酸アニオン、1,3−ジメチルイミダゾリウム・安息香酸アニオン、1,3−ジメチルイミダゾリウム・ジエチルリン酸エステルモノアニオン、1,2,3−トリメチルイミダゾリニウム・フタル酸アニオン、1,2,3−トリメチルイミダゾリニウム・安息香酸アニオン、1,2,3−トリメチルイミダゾリニウム・ジエチルリン酸エステルモノアニオン、テトラエチルアンモニウム・フタル酸アニオン、テトラエチルアンモニウム・安息香酸アニオン、テトラエチルアンモニウム・ジエチルリン酸エステルモノアニオン、トリエチルアンモニウム・フタル酸アニオン、トリエチルアンモニウム・安息香酸アニオン、トリエチルアンモニウム・ジエチルリン酸エステルモノアニオン等であり、さらに好ましいのは、1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・フタル酸アニオン、1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・安息香酸アニオン、1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・ジエチルリン酸エステルモノアニオン、1,3−ジメチルイミダゾリウム・フタル酸アニオン、1,3−ジメチルイミダゾリウム・安息香酸アニオン、1,3−ジメチルイミダゾリウム・ジエチルリン酸エステルモノアニオンである。
本発明に用いられるアンモニウム塩(A)は、1種でもよく、2種以上用いてもよい。
アンモニウム塩(A)として、イミダゾリニウムカチオンとリン酸エステルアニオンからなる塩を用いた電解液はリフロー工程でのコンデンサの膨れが少ない性能を有し、かつ、ショート性が改善されるだけでなく、高い火花電圧示すので好ましい。
<非プロトン性溶媒(B)>
本発明における非プロトン性溶媒(B)とは、例えば以下に例示されるものであり、2種以上併用することもできる。
本発明における非プロトン性溶媒(B)とは、例えば以下に例示されるものであり、2種以上併用することもできる。
(1)エーテル
モノエーテル(エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、テトラヒドロフラン、3−メチルテトラヒドロフランなど)、ジエーテル(エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルなど)、トリエーテル(ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテルなど)など。
モノエーテル(エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、テトラヒドロフラン、3−メチルテトラヒドロフランなど)、ジエーテル(エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルなど)、トリエーテル(ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテルなど)など。
(2)オキサゾリジノン
N−メチル−2−オキサゾリジノン、3,5−ジメチル−2−オキサゾリジノンなど。
N−メチル−2−オキサゾリジノン、3,5−ジメチル−2−オキサゾリジノンなど。
(3)ラクトン
γ−ブチロラクトン(以下、GBLと記す。)、α−アセチル−γ−ブチロラクトン、β−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、δ−バレロラクトンなど。
γ−ブチロラクトン(以下、GBLと記す。)、α−アセチル−γ−ブチロラクトン、β−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、δ−バレロラクトンなど。
(4)ニトリル
アセトニトリル、プロピオニトリル、ブチロニトリル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、ベンゾニトリルなど。
アセトニトリル、プロピオニトリル、ブチロニトリル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、ベンゾニトリルなど。
(5)カーボネート
エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネートなど。
エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネートなど。
(6)スルホン
スルホラン、ジメチルスルホンなど。
スルホラン、ジメチルスルホンなど。
(7)その他の有機溶媒
1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、芳香族溶媒(トルエン、キシレンなど)、パラフィン溶媒(ノルマルパラフィン、イソパラフィンなど)、ジメチルスルホキシドなど。
1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、芳香族溶媒(トルエン、キシレンなど)、パラフィン溶媒(ノルマルパラフィン、イソパラフィンなど)、ジメチルスルホキシドなど。
非プロトン性溶媒(B)は、一種または二種以上を併用してもよい。これらのうち、ラクトンおよびスルホンが好ましく、さらに好ましくはγ−ブチロラクトン、スルホラン、γ−ブチロラクトンとスルホランの混合溶媒である。
<環状ほう素化合物(C)>
本発明における環状ほう素化合物(C)は、上記一般式(1)においてR1〜R3が炭素数1から10の直鎖または分岐を有する飽和炭化水素基、又は上記一般式(2)で示される基である化合物である。R1〜R3は同一であっても異なっていてもよい。
環状ほう素化合物(C)にはホウ酸(D)を溶解させる効果があり、電解液の耐ショート性を向上させることができる。
上記一般式(2)においてnは1〜4の整数、Mは水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基、R4は炭素数2〜4の直鎖または分岐を有する2価の飽和炭化水素基である。
本発明における環状ほう素化合物(C)は、上記一般式(1)においてR1〜R3が炭素数1から10の直鎖または分岐を有する飽和炭化水素基、又は上記一般式(2)で示される基である化合物である。R1〜R3は同一であっても異なっていてもよい。
環状ほう素化合物(C)にはホウ酸(D)を溶解させる効果があり、電解液の耐ショート性を向上させることができる。
上記一般式(2)においてnは1〜4の整数、Mは水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基、R4は炭素数2〜4の直鎖または分岐を有する2価の飽和炭化水素基である。
環状ほう素化合物(C)の具体例としては、以下のものが挙げられる。
(1)R1〜R3が飽和炭化水素トリメトキシボロキシン、トリエトキシボロキシン、トリ(n−プロポキシ)ボロキシン、トリ(iso−プロポキシ)ボロキシン、トリ(n−ブトキシ)ボロキシン、トリ(iso−ブトキシ)ボロキシン、トリ(tert−ブトキシ)ボロキシン、トリペンチルオキシボロキシン、トリヘキシルオキシボロキシン、トリヘプチルオキシボロキシン、トリオクチルオキシボロキシンなど。
(2)一般式(2)においてMが水素原子
トリ(2−ヒドロキシエトキシ)ボロキシン、トリ(3−ヒドロキシプロポキシ)ボロキシン、トリ(2−ヒドロキシプロポキシ)ボロキシン、トリ(4−ヒドロキシブトキシ)ボロキシン、トリ(2−ヒドロキシブトキシ)ボロキシン、トリ(3−ヒドロキシブトキシ)ボロキシン、トリ(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ)ボロキシン、トリ(3−(3−ヒドロキシプロポキシ)プロポキシ)ボロキシン、トリ(2−(2−ヒドロキシプロポキシ)プロポキシ)ボロキシン、トリ(4−(4−ヒドロキシブトキシ)ブトキシ)ボロキシン、トリ(3−(3−ヒドロキシブトキシ)ブトキシ)ボロキシン、トリ(2−(2−ヒドロキシブトキシ)ブトキシ)ボロキシンなど。
(3)一般式(2)においてMがアルキル基
トリ(メトキシメトキシ)ボロキシン、トリ(2−メトキシエトキシ)ボロキシン、トリ(3−メトキシプロポキシ)ボロキシン、トリ(2−メトキシプロポキシ)ボロキシン、トリ(エトキシメトキシ)ボロキシン、トリ(2−エトキシエトキシ)ボロキシン、トリ(3−エトキシプロポキシ)ボロキシン、トリ(2−エトキシ−プロポキシ)ボロキシン、トリ(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)ボロキシン、トリ(2−(2−エトキシエトキシ)エトキシ)ボロキシン、トリ(2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エトキシ)ボロキシンなど。
(3)一般式(2)においてMが水素原子およびアルキル基
2−ヒドロキシエトキシビス(2−メトキシエトキシ)ボロキシン、2−ヒドロキシエトキシ2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エトキシ2−メトキシエトキシボロキシン、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシビス(2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エトキシ)ボロキシン、ビス(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エトキシボロキシンなど。
(1)R1〜R3が飽和炭化水素トリメトキシボロキシン、トリエトキシボロキシン、トリ(n−プロポキシ)ボロキシン、トリ(iso−プロポキシ)ボロキシン、トリ(n−ブトキシ)ボロキシン、トリ(iso−ブトキシ)ボロキシン、トリ(tert−ブトキシ)ボロキシン、トリペンチルオキシボロキシン、トリヘキシルオキシボロキシン、トリヘプチルオキシボロキシン、トリオクチルオキシボロキシンなど。
(2)一般式(2)においてMが水素原子
トリ(2−ヒドロキシエトキシ)ボロキシン、トリ(3−ヒドロキシプロポキシ)ボロキシン、トリ(2−ヒドロキシプロポキシ)ボロキシン、トリ(4−ヒドロキシブトキシ)ボロキシン、トリ(2−ヒドロキシブトキシ)ボロキシン、トリ(3−ヒドロキシブトキシ)ボロキシン、トリ(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ)ボロキシン、トリ(3−(3−ヒドロキシプロポキシ)プロポキシ)ボロキシン、トリ(2−(2−ヒドロキシプロポキシ)プロポキシ)ボロキシン、トリ(4−(4−ヒドロキシブトキシ)ブトキシ)ボロキシン、トリ(3−(3−ヒドロキシブトキシ)ブトキシ)ボロキシン、トリ(2−(2−ヒドロキシブトキシ)ブトキシ)ボロキシンなど。
(3)一般式(2)においてMがアルキル基
トリ(メトキシメトキシ)ボロキシン、トリ(2−メトキシエトキシ)ボロキシン、トリ(3−メトキシプロポキシ)ボロキシン、トリ(2−メトキシプロポキシ)ボロキシン、トリ(エトキシメトキシ)ボロキシン、トリ(2−エトキシエトキシ)ボロキシン、トリ(3−エトキシプロポキシ)ボロキシン、トリ(2−エトキシ−プロポキシ)ボロキシン、トリ(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)ボロキシン、トリ(2−(2−エトキシエトキシ)エトキシ)ボロキシン、トリ(2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エトキシ)ボロキシンなど。
(3)一般式(2)においてMが水素原子およびアルキル基
2−ヒドロキシエトキシビス(2−メトキシエトキシ)ボロキシン、2−ヒドロキシエトキシ2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エトキシ2−メトキシエトキシボロキシン、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシビス(2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エトキシ)ボロキシン、ビス(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エトキシボロキシンなど。
これらの中で電導度と安定性の観点から、好ましいのは、トリ(2−ヒドロキシエトキシ)ボロキシン、トリ(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ)ボロキシン、トリ(2−メトキシエトキシ)ボロキシン、トリ(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)ボロキシン、トリ(2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エトキシ)ボロキシン、ビス(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エトキシボロキシン、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシビス(2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エトキシ)ボロキシンである。
アンモニウム塩(A)の含有量は、電導度と溶解性の観点から、アンモニウム塩(A)、非プロトン性溶媒(B)、環状ほう素化合物(C)及びほう酸(D)の合計重量に対して、好ましくは5〜30重量%、さらに好ましくは10〜27重量%である。
非プロトン性溶媒(B)の含有量は、電導度とアンモニウム塩(A)の溶解性の観点から、アンモニウム塩(A)、非プロトン性溶媒(B)、環状ほう素化合物(C)及びほう酸(D)の合計重量に対して、好ましくは50%〜90重量%、さらに好ましくは65〜88重量%である。
環状ほう素化合物(C)の含有量は、電導度の観点から、アンモニウム塩(A)、非プロトン性溶媒(B)、環状ほう素化合物(C)及びほう酸(D)の合計重量に対して、好ましくは0.5〜10重量%、より好ましくは、1〜5重量%、さらに好ましくは、1〜4重量%である。
ほう酸(D)の含有量は、アンモニウム塩(A)、非プロトン性溶媒(B)、環状ほう素化合物(C)及びほう酸(D)の合計重量に対して好ましくは0.5〜10重量%、より好ましくは、1〜5重量%、さらに好ましくは、1〜4重量%含有する。以下、単にほう酸含有量と記載することがある。
(A)+(B)+(C)+(D)に対して(D)の比率が10重量%を超えると、電導度が著しく低下するとともに、溶解性が低下し、コンデンサの信頼性が確保できなくなる。
(A)+(B)+(C)+(D)に対して(D)の比率が0.5重量%未満であると、耐ショート性が悪くなる。
(A)+(B)+(C)+(D)に対して(D)の比率が10重量%を超えると、電導度が著しく低下するとともに、溶解性が低下し、コンデンサの信頼性が確保できなくなる。
(A)+(B)+(C)+(D)に対して(D)の比率が0.5重量%未満であると、耐ショート性が悪くなる。
環状ほう素化合物(C)+ほう酸(D)の含有量が、アンモニウム塩(A)、非プロトン性溶媒(B)、環状ほう素化合物(C)及びほう酸(D)の合計重量に対して、好ましくは2〜20重量%、さらに好ましくは2〜10重量%、特に好ましくは2〜8重量%(以下、wt%と記載することがある。)である。(C)+(D)の含有量が2重量%以上であると耐ショート性が良くなり、20重量%以下では電導度が良好である。以下、単に(C)+(D)の含有量と記載することがある。
アンモニウム塩(A)中のアニオンとカチオンとのモル比率(アニオン/カチオン)は、コンデンサ部材{アルミニウム電解コンデンサの封口ゴム、および酸化アルミニウム箔等}の腐食の観点から、好ましくは0.8〜1.2、更に好ましくは0.9〜1.1、特に好ましくは0.95〜1.05である。
モル比率が0.8〜1.2であると、電解液の液性がアルカリ性に偏らず、アルミニウム電解コンデンサの封口ゴムであるブチルゴムが劣化しにくく、この結果、電解液がコンデンサから漏れる等の不具合が生じにくい。また、電解液の液性が酸性に偏らず、陽極の酸化アルミニウム箔が腐食されにくい。
モル比率が0.8〜1.2であると、電解液の液性がアルカリ性に偏らず、アルミニウム電解コンデンサの封口ゴムであるブチルゴムが劣化しにくく、この結果、電解液がコンデンサから漏れる等の不具合が生じにくい。また、電解液の液性が酸性に偏らず、陽極の酸化アルミニウム箔が腐食されにくい。
本発明の電解液には必要により、電解液に通常用いられる種々の添加剤を添加することができる。該添加剤としては、ニトロ化合物(例えば、o−ニトロ安息香酸、p−ニトロ安息香酸、m−ニトロ安息香酸、o−ニトロフェノール、p−ニトロフェノールなど)などを挙げることができる。その添加量は、比電導度と電解液への溶解度の観点から、アンモニウム塩(A)および非プロトン性溶媒(B)の重量に基づいて、好ましくは5wt%以下、特に好ましくは2wt%以下がよい。
本発明の電解液は、アルミニウム電解コンデンサ用として好適である。アルミニウム電解コンデンサとしては、特に限定されず、例えば、捲き取り形のアルミニウム電解コンデンサであって、陽極表面に酸化アルミニウムが形成された陽極(酸化アルミニウム箔)と陰極アルミニウム箔との間に、セパレーターを介在させて捲回することにより構成されたコンデンサが挙げられる。本発明の電解液を駆動用電解液としてセパレーターに含浸し、陽陰極と共に、有底筒状のアルミニウムケースに収納した後、アルミニウムケースの開口部を封口ゴムで密閉してアルミニウム電解コンデンサを構成することができる。
次に本発明の具体的な実施例について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
<製造例1>
トリメトキシボロキシン(C−1)(0.2mol)に、エチレングリコール(0.3mol)を加え、1.0kPa以下の減圧度、80℃でメタノールの留出がなくなるまで加熱することで、環状ほう素化合物(C−2){トリ(2−ヒドロキシエトキシ)ボロキシン}を含む反応物を得た。
<製造例1>
トリメトキシボロキシン(C−1)(0.2mol)に、エチレングリコール(0.3mol)を加え、1.0kPa以下の減圧度、80℃でメタノールの留出がなくなるまで加熱することで、環状ほう素化合物(C−2){トリ(2−ヒドロキシエトキシ)ボロキシン}を含む反応物を得た。
<製造例2>
トリメトキシボロキシン(0.1mol)に、ジエチレングリコールモノメチルエーテル(0.3mol)を加え、1.0kPa以下の減圧度、80℃でメタノールの留出がなくなるまで加熱することで、環状ほう素化合物(C−3){トリ(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)ボロキシン}を得た。
トリメトキシボロキシン(0.1mol)に、ジエチレングリコールモノメチルエーテル(0.3mol)を加え、1.0kPa以下の減圧度、80℃でメタノールの留出がなくなるまで加熱することで、環状ほう素化合物(C−3){トリ(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)ボロキシン}を得た。
<製造例3>
トリメトキシボロキシン(0.1mol)に、エチレングリコールモノメチルエーテル(0.3mol)を加え、1.0kPa以下の減圧度、80℃でメタノールの留出がなくなるまで加熱することで、環状ほう素化合物(C−4){トリ(2−メトキシエトキシ)ボロキシン}を得た。
トリメトキシボロキシン(0.1mol)に、エチレングリコールモノメチルエーテル(0.3mol)を加え、1.0kPa以下の減圧度、80℃でメタノールの留出がなくなるまで加熱することで、環状ほう素化合物(C−4){トリ(2−メトキシエトキシ)ボロキシン}を得た。
<製造例4>
トリメトキシボロキシン(0.1mol)に、トリエチレングリコールモノメチルエーテル(0.3mol)を加え、1.0kPa以下の減圧度、80℃でメタノールの留出がなくなるまで加熱することで、環状ほう素化合物(C−5){トリ(2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エトキシ)ボロキシン}を得た。
トリメトキシボロキシン(0.1mol)に、トリエチレングリコールモノメチルエーテル(0.3mol)を加え、1.0kPa以下の減圧度、80℃でメタノールの留出がなくなるまで加熱することで、環状ほう素化合物(C−5){トリ(2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エトキシ)ボロキシン}を得た。
<製造例5>
トリメトキシボロキシン(0.1mol)に、ジエチレングリコール(0.1mol)とトリエチレングリコールモノメチルエーテル(0.2mol)とを加え、1.0kPa以下の減圧度、80℃でメタノールの留出がなくなるまで加熱することで、環状ほう素化合物(C−6){2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシビス(2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エトキシ)ボロキシン}を含む反応物を得た。
トリメトキシボロキシン(0.1mol)に、ジエチレングリコール(0.1mol)とトリエチレングリコールモノメチルエーテル(0.2mol)とを加え、1.0kPa以下の減圧度、80℃でメタノールの留出がなくなるまで加熱することで、環状ほう素化合物(C−6){2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシビス(2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エトキシ)ボロキシン}を含む反応物を得た。
<製造例6>
ジメチルカーボネート(0.2mol)のメタノール溶液(74wt%)に、2,4−ジメチルイミダゾリン(0.1mol)を滴下して、120℃で15時間攪拌することで、1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・メチルカーボネート塩のメタノール溶液を得た。
ジメチルカーボネート(0.2mol)のメタノール溶液(74wt%)に、2,4−ジメチルイミダゾリン(0.1mol)を滴下して、120℃で15時間攪拌することで、1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・メチルカーボネート塩のメタノール溶液を得た。
リン酸トリエチル(大八化学工業社製)(0.1mol)を、1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・メチルカーボネート塩(0.1mol)のメタノール溶液に加え、水(0.3mol)を添加し、100℃×20時間攪拌することで、リン酸トリエチルを加水分解すると共に、塩交換反応を行い、1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・ジエチルリン酸エステルモノアニオンのメタノール溶液を得た。上記溶液を1.0kPa以下の減圧度、50℃で、メタノールの留出がなくなるまで加熱してメタノールを蒸留した後、温度を50℃から100℃に上昇させて30分加熱してモノメチルカーボネート(HOCO2CH3)、メタノール及び二酸化炭素(メタノール及び二酸化炭素は、モノメチルカーボネートの熱分解により僅かに生成する。以下、これらを副生物と略する。)を蒸留することで、電解質(A−1){1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・ジエチルリン酸エステルモノアニオン}を得た。収率は99wt%であった。
<製造例7>
ジメチルカーボネート(0.1mol)のメタノール溶液(74wt%)に、1−エチルイミダゾール(0.1mol)を滴下して、120℃で15時間攪拌することで、1−エチル−3−メチル−イミダゾリウム・メチルカーボネート塩のメタノール溶液を得た。
ジメチルカーボネート(0.1mol)のメタノール溶液(74wt%)に、1−エチルイミダゾール(0.1mol)を滴下して、120℃で15時間攪拌することで、1−エチル−3−メチル−イミダゾリウム・メチルカーボネート塩のメタノール溶液を得た。
リン酸トリエチル(大八化学工業社製)(0.1mol)を、1−エチル−3−メチル−イミダゾリウム・メチルカーボネート塩(0.1mol)のメタノール溶液に加え、水(0.3mol)を添加し、100℃×20時間攪拌することで、リン酸トリエチルを加水分解すると共に、塩交換反応を行い、1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・ジエチルリン酸エステルモノアニオンのメタノール溶液を得た。上記溶液を1.0kPa以下の減圧度、50℃で、メタノールの留出がなくなるまで加熱してメタノールを蒸留した後、温度を50℃から100℃に上昇させて30分加熱してモノメチルカーボネート(HOCO2CH3)、副生物を蒸留することで、電解質(A−2){1−エチル−3−メチル−イミダゾリウム・ジエチルリン酸エステルモノアニオン}を得た。収率は99wt%であった。
<製造例8>
フタル酸(川崎化成工業社製)(0.1mol)を、1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・メチルカーボネート塩(0.1mol)のメタノール溶液に加え、塩交換反応を行い、1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・フタル酸アニオンのメタノール溶液を得た。上記溶液を1.0kPa以下の減圧度、50℃で、メタノールの留出がなくなるまで加熱してメタノールを蒸留した後、温度を50℃から100℃に上昇させて30分加熱してモノメチルカーボネート(HOCO2CH3)、副生物を蒸留することで、電解質(A−3){1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・フタル酸アニオン}を得た。収率は99wt%であった。
フタル酸(川崎化成工業社製)(0.1mol)を、1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・メチルカーボネート塩(0.1mol)のメタノール溶液に加え、塩交換反応を行い、1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・フタル酸アニオンのメタノール溶液を得た。上記溶液を1.0kPa以下の減圧度、50℃で、メタノールの留出がなくなるまで加熱してメタノールを蒸留した後、温度を50℃から100℃に上昇させて30分加熱してモノメチルカーボネート(HOCO2CH3)、副生物を蒸留することで、電解質(A−3){1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・フタル酸アニオン}を得た。収率は99wt%であった。
<製造例9>
フタル酸の代わりに安息香酸(東京化成社製)を用いた他は、製造例8と同様にして、電解質(A−4){1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・安息香酸アニオン}を得た。収率は99wt%であった。
フタル酸の代わりに安息香酸(東京化成社製)を用いた他は、製造例8と同様にして、電解質(A−4){1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・安息香酸アニオン}を得た。収率は99wt%であった。
<製造例10>
フタル酸の代わりにアゼライン酸(東京化成社製)を用いた他は、製造例8と同様にして、電解質(A−5){1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・アゼライン酸アニオン}を得た。収率は99wt%であった。
フタル酸の代わりにアゼライン酸(東京化成社製)を用いた他は、製造例8と同様にして、電解質(A−5){1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・アゼライン酸アニオン}を得た。収率は99wt%であった。
<製造例11>
ジメチルカーボネート(0.1mol)のメタノール溶液(74wt%)に、トリエチルアミン(0.1mol)を滴下して、120℃で15時間攪拌することで、トリエチルメチルアンモニウム・メチルカーボネート塩のメタノール溶液を得た。
ジメチルカーボネート(0.1mol)のメタノール溶液(74wt%)に、トリエチルアミン(0.1mol)を滴下して、120℃で15時間攪拌することで、トリエチルメチルアンモニウム・メチルカーボネート塩のメタノール溶液を得た。
リン酸トリエチル(大八化学工業社製)(0.1mol)を、トリエチルメチルアンモニウム・メチルカーボネート塩(0.1mol)のメタノール溶液に加え、水(0.3mol)を添加し、100℃×20時間攪拌することで、リン酸トリエチルを加水分解すると共に、塩交換反応を行い、トリエチルメチルアンモニウム・ジエチルリン酸エステルモノアニオンのメタノール溶液を得た。上記溶液を1.0kPa以下の減圧度、50℃で、メタノールの留出がなくなるまで加熱してメタノールを蒸留した後、温度を50℃から100℃に上昇させて30分加熱してモノメチルカーボネート(HOCO2CH3)、副生物を蒸留することで、電解質(A−6){トリエチルメチルアンモニウム・ジエチルリン酸エステルモノアニオン}を得た。収率は99wt%であった。
<実施例1>
16.1gの電解質{1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・ジエチルリン酸エステルモノアニオン}(A−1)と3.8gのトリメトキシボロキシン(C−1)(東京化成工業社製)と1.4gのホウ酸(D)を非プロトン性溶媒(B−1){γ−ブチロラクトン/スルホランが重量で1/1の混合溶媒}78.6gに溶解させることで、本発明の電解液を得た。ほう酸含有量は1.4重量%である。(C)+(D)の含有量は5.2重量%である。
16.1gの電解質{1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・ジエチルリン酸エステルモノアニオン}(A−1)と3.8gのトリメトキシボロキシン(C−1)(東京化成工業社製)と1.4gのホウ酸(D)を非プロトン性溶媒(B−1){γ−ブチロラクトン/スルホランが重量で1/1の混合溶媒}78.6gに溶解させることで、本発明の電解液を得た。ほう酸含有量は1.4重量%である。(C)+(D)の含有量は5.2重量%である。
<実施例2〜13>
表1に示した(A)、(C)および(D)を実施例1と同様にして(B)に溶解させることで、実施例2〜13の本発明の電解液を得た。
表1に示した(A)、(C)および(D)を実施例1と同様にして(B)に溶解させることで、実施例2〜13の本発明の電解液を得た。
<比較例1>
16.3gの電解質(A−1)と3.8gの環状ほう素化合物(C−2)を有機溶媒(B−1)に溶解させることで、比較例1の電解液を得た。
16.3gの電解質(A−1)と3.8gの環状ほう素化合物(C−2)を有機溶媒(B−1)に溶解させることで、比較例1の電解液を得た。
<比較例2>
16.7gの電解質(A−1)と1.5gのホウ酸を有機溶媒(B−1)に加えたが、
(A−1)とホウ酸は有機溶媒(B−1)にほとんど溶解せず、均一な溶液は得られなかった。
16.7gの電解質(A−1)と1.5gのホウ酸を有機溶媒(B−1)に加えたが、
(A−1)とホウ酸は有機溶媒(B−1)にほとんど溶解せず、均一な溶液は得られなかった。
<比較例3>
17.0gの電解質(A−1)を有機溶媒(B−1)に溶解させることで、比較例3の電解液を得た。
17.0gの電解質(A−1)を有機溶媒(B−1)に溶解させることで、比較例3の電解液を得た。
<比較例4>
12.5gの電解質(A−3)と1.4gのホウ酸と2.0gのマンニットをγ−ブチロラクトン(B−2)84.0gに溶解させることで、比較例4の電解液を得た。ほう酸含有量は1.4重量%である。
12.5gの電解質(A−3)と1.4gのホウ酸と2.0gのマンニットをγ−ブチロラクトン(B−2)84.0gに溶解させることで、比較例4の電解液を得た。ほう酸含有量は1.4重量%である。
<比較例5>
16.3gの電解質(A−1)と3.8gの環状ほう素化合物(C−1)と0.3gのホウ酸を有機溶媒(B−1)に溶解させることで、比較例5の電解液を得た。ほう酸含有量は0.3重量%である。
16.3gの電解質(A−1)と3.8gの環状ほう素化合物(C−1)と0.3gのホウ酸を有機溶媒(B−1)に溶解させることで、比較例5の電解液を得た。ほう酸含有量は0.3重量%である。
<比較例6>
14.3gの電解質(A−1)と5.0gの環状ほう素化合物(C−1)と10.9gのホウ酸を有機溶媒(B−1)に加えたが、(A−1)、トリメトキシボロキシンおよびホウ酸は有機溶媒(B−1)に溶解せず、均一な溶液は得られなかった。
14.3gの電解質(A−1)と5.0gの環状ほう素化合物(C−1)と10.9gのホウ酸を有機溶媒(B−1)に加えたが、(A−1)、トリメトキシボロキシンおよびホウ酸は有機溶媒(B−1)に溶解せず、均一な溶液は得られなかった。
実施例1〜13、比較例1〜6で得た電解液の組成を表1に示した。なお、比較例2,6は不溶解分があり均一な溶液は得られず、電解液は得られなかった。
下記の方法で、ショートの有無、火花電圧、コンデンサの膨れを評価し、評価結果を表2に示した。
コンデンサ膨れ:本発明の電解液を使用して巻取り型のチップ型アルミニウム電解コンデンサ(定格電圧100V、静電容量220μF、サイズ;φ6.3mm×L5.8mm)を作成した。封口ゴムには樹脂加硫のブチルゴムを使用した。リフローTop温度255℃、230℃で30秒以上、200℃で70秒以上のリフロー条件下で耐熱評価を実施した。リフローは2回実施し、デジタルノギスでゴム膨れを測定し、コンデンサの膨れとした。評価結果は、10個の測定結果の平均を示す。
ショート数:コンデンサに電圧100Vを印加し、125℃中1000時間までのコンデンサのショートの有無を観察した。試験個数はそれぞれ10個で、その中でショートした数をショート数とした。
火花電圧:陽極に2cm2のプレーンなアルミニウム箔、陰極に2cm2のプレーンなアルミニウム箔を用い、25℃において、定電流法(20mA)を負荷したときの本発明の電解液の火花電圧を測定した。
表2から明らかなように、本発明(実施例1〜13)の電解液では比較例1、3〜5の電解液に比べて、耐ショート性があり、かつリフロー工程でのコンデンサの膨れが少ないことがわかった。
環状ほう素化合物(C)にホウ酸(D)を溶解させる効果があり、この効果は耐ショート性を向上させることができた。
なお、アンモニウム塩(A)としてイミダゾリニウムカチオンとリン酸エステルアニオン、又はイミダゾリニウムカチオンと安息香酸アニオンからなる塩を用いることで、火花電圧を特に向上させることができた。
環状ほう素化合物(C)にホウ酸(D)を溶解させる効果があり、この効果は耐ショート性を向上させることができた。
なお、アンモニウム塩(A)としてイミダゾリニウムカチオンとリン酸エステルアニオン、又はイミダゾリニウムカチオンと安息香酸アニオンからなる塩を用いることで、火花電圧を特に向上させることができた。
本発明の電解液を使用することで、耐ショート性かつリフロー工程でのコンデンサの膨れが少ないアルミニウム電解コンデンサを実現できるものであって、コンデンサの高性能化をはかれるため、車載電装用電源用やデジタル家電用等のアルミニウム電解コンデンサに適用できる。
Claims (5)
- 環状ほう素化合物(C)が、トリメトキシボロキシン、トリ(2−ヒドロキシエトキシ)ボロキシン、トリ(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ)ボロキシン、トリ(2−メトキシエトキシ)ボロキシン、トリ(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)ボロキシン、トリ(2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エトキシ)ボロキシン、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシビス(2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エトキシ)ボロキシン、ビス(2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ2−(2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ)エトキシボロキシンからなる群より選ばれる少なくとも1種である請求項1に記載の電解液。
- アンモニウム塩(A)、非プロトン性溶媒(B)、環状ほう素化合物(C)及びほう酸(D)の合計重量に対して(C)と(D)の合計を2〜20重量%含有する請求項1又は2に記載の電解液。
- アンモニウム塩(A)が、イミダゾリニウムカチオンとアルキルリン酸エステルアニオンの塩、またはイミダゾリニウムカチオンと安息香酸アニオンの塩である請求項1〜3のいずれか1項に記載の電解液。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電解液を用いてなるアルミニウム電解コンデンサ。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107868104A (zh) * | 2016-09-22 | 2018-04-03 | 深圳新宙邦科技股份有限公司 | 一种磷酸二烃基酯盐的制备方法 |
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2012
- 2012-02-21 JP JP2012035507A patent/JP2012212859A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107868104A (zh) * | 2016-09-22 | 2018-04-03 | 深圳新宙邦科技股份有限公司 | 一种磷酸二烃基酯盐的制备方法 |
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