JP4619820B2 - 電解液 - Google Patents

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Description

本発明は、電解液に関するものであり、さらに詳しくは、電解コンデンサに使用する電解液に関するものである。
近年コンデンサが使用される周辺の省スペース化に伴い、コンデンサの小型化が可能となる高い火花電圧を発現する電解液が要望されている。これに対し、第2級および/または第3級のカルボキシル基を合計で2個以上有する分子量260以上のポリカルボン酸(例えば特許文献1参照)等を用いる電解液が提案されている。
特開平1−103821号公報
火花電圧を高くするために、従来は、電解液中のアニオン成分の分子量を大きくする、またはポリエチレングリコール等の添加剤を用いる手法がとられてきた。しかしながら、いずれも相反して比電導度が低下する。
本発明の課題は、電解液の比電導度の低下を極力抑え、火花電圧が高い電解液を得ることである。
通常、火花電圧は電解液中のアニオン成分の分子量と強い相関を有し分子量が大きくなれば、火花電圧は高くなる。一方、比電導度はアニオン成分の分子量が大きくなるに従って低下する傾向にある。しかしながら、分子の構造によって同等の分子量、同等の比電導度であっても火花電圧が異なる場合がある。本発明者らは、ここにアニオン成分の分子量以外に火花電圧に対する比電導度と相反しない第2の因子があると考え鋭意検討した。
その結果、カルボン酸アニオンとアルミニウムイオンのイオン結合物の生成し易さを示すパラメーターΔHがこの因子であることをつきとめ本発明に到達した。
すなわち本発明は、
エチレングリコール(C)、並びに、カルボン酸(AD)および/または該カルボン酸(AD)の塩(B)からなる電解液であって、該カルボン酸(AD)のアニオン(A0)のCACheシステムのMM3/PM3法で計算した生成エネルギーE(A0)、アルミニウムイオン(D)のCACheシステムのMM3/PM3法で計算した生成エネルギーE(D)、(A0)と(D)のイオン結合物(G)のCACheシステムのMM3/PM3法で計算した生成エネルギーE(G)からなる下式で示されるΔHが−2320〜0kcal/molであって、ジカルボン酸(AD)が下記一般式(1)で示されることを特徴とする電解液;及び
ΔH=E(G)−[E(A0)+E(D)]
Figure 0004619820
[Xは直鎖または分岐を有する飽和の2価の炭化水素基である。R 1 は直鎖または分岐を有する飽和の1価の炭化水素基であって、エーテル結合を有している。Xの炭素数が5以上18以下でかつR 1 の炭素数が4以上18以下であるか、又はXの炭素数が4以上18以下でかつR 1 の炭素数が5以上18以下である。]
エチレングリコール(C)、並びに、ジカルボン酸(AD’)および/または該ジカルボン酸(AD’)の塩(B)からなる電解液であって、該ジカルボン酸(AD’)のアニオン(A0)のCACheシステムのMM3/PM3法で計算した生成エネルギーE(A0)、アルミニウムイオン(D)のCACheシステムのMM3/PM3法で計算した生成エネルギーE(D)、(A0)と(D)のイオン結合物(G)のCACheシステムのMM3/PM3法で計算した生成エネルギーE(G)からなる下式で示されるΔHが−2320〜0kcal/molであって、ジカルボン酸(AD’)が下記一般式(2)で示されることを特徴とする電解液である。
ΔH=E(G)−[E(A0)+E(D)]
Figure 0004619820
[Yは直鎖または分岐を有する飽和の炭素数1以上12以下の2価の炭化水素基である。R 2 、R 3 は直鎖または分岐を有する飽和の炭素数1以上10以下の1価の炭化水素基であってエーテル結合を有している。R 2 、R 3 、は同一であっても異なっていても良い。]
本発明の電解液は、電解液の比電導度の低下を極力抑え、火花電圧を高くすることができる。
本発明の電解液は上記ΔHが、−2320kcal/mol以上、好ましくは−2315kcal/mol以上、さらに好ましくは−2310kcal/mol以上、特に好ましくは−2300kcal/mol以上のものであり、好ましくは0kcal/mol以下である。上記△Hが−2320kcal/mol未満であると火花電圧を高くできない。
電圧印加時にコンデンサの陽極箔から溶出するアルミニウムイオンは、通常電解液中の水酸化イオンと反応して酸化アルミを形成し陽極酸化皮膜の欠損部を修復する。しかし、電解液中のアニオン成分が該アルミニウムイオンと錯体を形成し易い場合、該アルミニウムイオンは陽極酸化皮膜修復に寄与せず高い火花電圧を発現できない。
一方、電解液中のアニオン成分が該アルミニウムイオンと錯体を形成しにくければ、該アルミニウムイオンは陽極酸化皮膜の修復に効率よく使用される。従って、該アルミニウムイオンと電解液中のアニオン成分のΔHを上記の範囲にすれば、アニオン成分が分子量の比較的小さいカルボン酸アニオンであっても高い火花電圧を発現させることができ、比電導度を低下させることなく、火花電圧の高い電解液となる。
上記△Hを上記範囲にするためには、(1)電解液中のアニオンのイオン安定性を高めること、具体的には該アニオンのカルボキシレートアニオン基の1つを第1級カルボキシレートアニオン基とすること、又は該アニオン基のα位に電子吸引基を導入した第2級アニオン基とすること(ここで、上記電子吸引基とは例えばm−アルコキシ置換フェニル基等である。)、又は、(2)電解液中のアニオン成分が該アルミニウムイオンと錯体を形成しにくくすること。具体的には該アニオンのカルボキシレートアニオン基のα位に立体障害基例えば置換フェニル基を導入することが挙げられる。
上記△Hは、富士通株式会社製ソフト「CAChe4.4」を用いてカルボン酸(A)のアニオン(A0)、アルミニウムイオン(D)、(A0)と(D)のイオン結合物(G)の構造を入力し、MM3/PM3法を選択して計算することができる。
MM3/PM3法は、半経験的分子軌道法であるPM3法の一種であり、J.Comp.Chem.10,209−220,1989に記載の計算方法に基づくものである。
本発明において使用する(A0)は、上記ΔHが−2320kcal/mol以上となるものである。
(A)の分子量は希望の火花電圧、比電導度に対応して適切な範囲のものを使用することができるが、400Vを超える高圧級コンデンサに適した電解液を得るという観点から、好ましくは380以上、さらに好ましくは385以上、500以下が好ましく、450以下がさらに好ましい。
Fedors法によって計算したカルボン酸(A)の溶解性パラメーター(以下SP値と略記)と有機極性溶媒(C)のSP値との差の絶対値は電解質の溶媒溶解性の観点から、4以上が好ましく、9以下が好ましく、8以下がさらに好ましい。
Fedors法によって計算した(A)のSP値は、「Polymer Engineering and Science,Vol.14,No.2,p147〜154(1974)」記載の方法により計算される値である。すなわちSP値δ(25℃)は次式により与えられる。
Figure 0004619820
ここに、ΔE、V:それぞれ凝集エネルギー密度、モル体積。
Δei、Δvi:それぞれ原子または原子団の蒸発エネルギー、モル体積。
但し、Tg>25℃の樹脂についてはモル体積に次の値が加算される。
n<3のとき、+Δvi=4n
n≧3のとき、+Δvi=2n
n:ポリマーの最少繰返し単位中の主鎖骨格原子の数。
上記カルボン酸(A)は、第1級カルボキシル基を有し、かつα位の置換基が炭素数5以上18以下である第2級カルボキシル基及び/又はα位の置換基が炭素数1以上18以下である第3級カルボキシル基を有する多価カルボン酸であることが好ましい。
さらに、上記多価カルボン酸は、ジカルボン酸(AD)であることがさらに好ましい。
上記ジカルボン酸(AD)のうち、下記一般式(1)で示されるもの(A1)が特に好ましい。
Figure 0004619820
[Xは直鎖または分岐を有する飽和または不飽和の2価の炭化水素基であって、エーテル結合を有していてもよい。R1は直鎖または分岐を有する飽和または不飽和の1価の炭化水素基であって、エーテル結合を有していてもよい。Xの炭素数が5以上18以下でかつR1の炭素数が4以上18以下であるか、又はXの炭素数が4以上18以下でかつR1の炭素数が5以上18以下である。]
一般式(1)において、Xは直鎖または分岐を有する飽和または不飽和の炭素数4以上18以下の2価の炭化水素基が好ましく、高い比電導度と火花電圧の両立の観点から炭素数は6以上がさらに好ましく、16以下がさらに好ましい。Xとしては例えば、ブチレン基、ペンチレン基、ヘキシレン基、ヘプチレン基、オクチレン基、2−エチルヘキシレン基、−CH[(CH2)nCH3](CH2)m−(nは0〜8、mは1〜10でn+m≧2)で示される基、−O[CH2]n−O−(nは4〜10)で示される基、−OC64−O−で示される基、ポリオキシアルキレン基(重合度2〜4、アルキレン基がエチレン基、又はイソプロピレン基)等が挙げられる。この内、特に好ましいのはヘキシレン基、2−エチルヘキシレン基、−CH[(CH2)nCH3](CH2)m−(nは0〜8、mは1〜10でn+m≧2)で示される基、ポリオキシアルキレン基である。
1は直鎖または分岐を有する飽和または不飽和の炭素数4以上18以下の1価の炭化水素基、或いは炭素数4以上18以下のエーテル結合を有する1価の炭化水素基であることが好ましい。高い比電導度と火花電圧の両立の観点から、R1の炭素数は6以上18以下がさらに好ましい。R1としては例えば、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、2−エチルヘキシル基、メチルポリオキシアルキレン基(重合度2〜4、アルキレン基がエチレン基、又はイソプロピレン基)、フェニルポリオキシアルキレン基(重合度2〜4、アルキレン基がエチレン基、又はイソプロピレン基)、−[CH2CH2O]n[CH2]m−CH3(nは1〜4、mは0〜8でn+m≧2)で示される基、−[CH2CH2O]n−(CH2)m−CH[(CH2)qCH3]−(CH2)kCH3(nは1〜4、mは1〜8、kは1〜4、qは1〜3)で示される基等が挙げられる。この内、特に好ましいのは有機極性溶媒(C)への溶解性と耐電圧の向上を両立する観点から、−[CH2CH2O]n[CH2]m−CH3で示される基、−[CH2CH2O]n−(CH2)m−CH[(CH2)qCH3]−(CH2)kCH3(nは1〜4、mは1〜8、kは1〜4、qは1〜3)で示される基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、2−エチルヘキシル基である。
上記ジカルボン酸(A1)の製造方法
Br−X−CH2COOEt、Cl−X−CH2COOEt、CH3−(C64)−SO3−X−CH2COOEt(Xは上記記載のもの、Etはエチル基)に上記R1を置換基として有するマロン酸メチルエステルまたはエチルエステルを反応温度60℃〜80℃、無溶媒で求核付加反応させ、常法でケン化、脱炭酸する方法を例として挙げることができる。
上記カルボン酸(A)は、また、α位に電子吸引性の置換基及び/又は芳香族基を有する多価カルボン酸であることが好ましい。
さらに、上記多価カルボン酸は、ジカルボン酸(AD’)であることがさらに好ましい。
上記ジカルボン酸(AD’)のうち、下記一般式(2)で示されるもの(A2)が特に好ましい。
Figure 0004619820
[Yは直鎖または分岐を有する飽和または不飽和の炭素数1以上12以下の2価の炭化水素基であってエーテル結合を有していてもよい。R2、R3は水素または、直鎖または分岐を有する飽和または不飽和の炭素数1以上10以下の1価の炭化水素基であってエーテル結合を有していてもよい。R2、R3、は同一であっても異なっていても良い。]
一般式(2)において、Yは直鎖または分岐を有する飽和または不飽和の炭素数1以上12以下の2価の炭化水素基であることが好ましく、高い比電導度と火花電圧の両立の観点から炭素数は2以上がさらに好ましく、4以上が特に好ましく、10以下がさらに好ましく、8以下が特に好ましい。Yとしては例えばエチレン基、プロレン基、イソプロピレン基、ブチレン基、イソブチレン基、ペンチレン基、ヘキシレン基、ヘプチレン基、オクチレン基、2−エチルヘキシレン基、−O[CH2CH2]n−O−(nは1〜5)で示される基、−O[C65]−O−で示される基、ポリオキシアルキレン基(重合度2〜4、アルキレン基がエチレン基、又はイソプロピレン基)等が挙げられる。この内、特に好ましいのはヘキシレン基、ヘプチレン基、オクチレン基、2−エチルヘキシレン基、ポリオキシアルキレン基である。
2、R3は直鎖または分岐を有する飽和または不飽和の炭素数1以上6以下の1価の炭化水素基であることが好ましい。R2、R3は同一であっても異なっていても良い。R2、R3としては、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、メトキシ基、エトキシ基、−[OCH2CH2]n−OCH3(nは1〜4)、で示される基、−[OCH2CH2(CH3)]n−OCH3(nは1〜3)等が挙げられる。特に好ましいのはメトキシ基、エトキシ基、−[OCH2CH2]n−OCH3(nは1〜4)、で示される基である。ベンゼン環上でのR2、R3の置換位置は、メタ位が好ましい。
上記ジカルボン酸(A2)の製造方法
Br−Y−Br、Cl−Y−ClまたはCH3−(C64)−SO3−Y−SO3−(C64)−CH3(Yは上記記載のもの)に上記R2、R3を置換基として有するマロン酸メチルエステルまたはエチルエステルを反応温度60℃〜80℃、無溶媒で求核付加反応させ、常法でケン化、脱炭酸する方法を例として挙げることができる。
カルボン酸(A)の塩(B)としては例えば、カルボン酸(A)のアンモニウム塩、およびアミン塩が挙げられる。
アミン塩を構成するアミン(塩基)の例としては、1級アミン(メチルアミン、エチルアミン、エチレンジアミン等)、2級アミン(ジメチルアミン、ジエチルアミン等)、3級アミン[トリメチルアミン、トリエチルアミン、ジメチルエチルアミン、ジメチルイソプロピルアミン、1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)−ウンデセン−7等]が挙げられる。これらのうちで好ましいのはアンモニウム塩及びトリエチルアミン塩であり、特に好ましいのはアンモニウム塩である。
上記(B)はカルボン酸(A)をアンモニア、およびアミン好ましくは3級アミンを併用して中和し、調製したものでもよい。アンモニアとアミンを併用した場合、有機極性溶媒(C)、特にエチレングリコールに対する溶解性を向上させることができ、低温での溶質塩の析出を抑制することができる。アンモニアとアミンのmol比は(1.99:0.01)〜(1:1)が好ましく、さらに好ましくは(1.9:0.1)〜(1.5:0.5)である。
上記(B)を形成する(A)のカルボキシル基のモルと、アンモニアとアミンの合計のモルとの比[(カルボキシル基):(アンモニア+アミン)]は(1:2)〜(1:0.5)が好ましく、さらに好ましくは(1:1.2)〜(1:0.8)である。
本発明の有機極性溶媒(C)としては、アルコール類、エーテル類、アミド類、ラクトン類、ケトン類、ニトリル類、カーボネート類およびその他の有機極性溶媒の1種または2種以上が挙げられる。
(C)の具体例としては以下のものが挙げられる。
(1)アルコール類;
1価アルコール;炭素数1〜6の1価アルコール(メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブチルアルコール、ジアセトンアルコール、フルフリルアルコールなど)、炭素数7以上の1価アルコール(ベンジルアルコール、オクタノールなど)、
2価アルコール;炭素数1〜6の2価アルコール(エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ヘキシレングリコールなど)、炭素数7以上の2価アルコール(オクチレングリコールなど)、
3価アルコール;炭素数1〜6の3価アルコール(グリセリンなど)、
4価から6価またはそれ以上のアルコール;炭素数1〜6の4価から6価またはそれ以上のアルコール(ヘキシトールなど)、
(2)エーテル類;
モノエーテル(エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、テトラヒドロフラン、3−メチルテトラヒドロフランなど)、ジエーテル(エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテルなど)など。
(3)アミド類;
ホルムアミド類(N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N−エチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミドなど)、アセトアミド類(N−メチルアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−エチルアセトアミド、N,N−ジエチルアセトアミドなど)、プロピオンアミド類(N,N−ジメチルプロピオンアミド、ヘキサメチルホスホリルアミドなど)、オキサゾリジノン類(N−メチル−2−オキサゾリジノン、3,5−ジメチル−2−オキサゾリジノンなど)。
(4)ラクトン類;
α−アセチル−γ−ブチロラクトン、β−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、δ−バレロラクトンなど。
(5)ケトン類;
アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、アセトフェノン、シクロヘキサノンなど。
(6)ニトリル類;
アセトニトリル、アクリロニトリルなど。
(7)カーボネート類;
エチレンカーボネート、プロピレンカーボネートなど。
(8)その他の有機極性溶剤;
ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、N−メチルピロリドンなど。
上記の中で、炭素数1〜6の2価アルコール(エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ヘキシレングリコールなど)が好ましく、エチレングリコールがさらに好ましい。
(C)の重量は、電解液合計重量に対して、5〜95重量%であることが好ましく、30〜95重量%であることがさらに好ましく、60〜95重量%であることが最も好ましい。
上記有機極性溶媒(C)には必要により、非極性溶媒、例えば芳香族系溶剤(トルエン、キシレンなど)、パラフィン系溶剤(ノルマルパラフィン、イソパラフィン)などを併用することが出来る。
上記非極性溶媒の含量は、電解液合計重量に対して20重量%以下であることが好ましい。
電解コンデンサ用電解液は必要により、水を含有させることが出来る。その含有量は、電解液の合計重量に対して10重量%以下である。
カルボン酸(A)のアニオン(A0)とアルミニウムイオン(D)のイオン結合物(G)としては、(A0)3分子が3価のアルミニウムイオンAl3+2分子に配位した下記一般式(3)で示されるものが好ましく、下記一般式(4)、(5)で示されるものが特に好ましい。
Figure 0004619820
Figure 0004619820
Figure 0004619820
上記(G)は、(G)の生成エネルギーを計算するための仮想上の化合物である。有機極性溶媒(C)中に溶解したカルボン酸(A)および/またはカルボン酸塩(B)は、電解コンデンサにおいて、アルミニウムと反応しアルミニウムイオンのイオン結合物(G)を生成しているものと考えられる。
カルボン酸(A)および/またはカルボン酸塩(B)の合計重量は、電解液合計重量に対して1〜70重量%であることが好ましく、5〜40重量%であることがさらに好ましい。
本発明の電解液には必要により、電解液に通常用いられる種々の添加剤を添加することができる。
該添加剤としては、リン酸誘導体(例えば、リン酸、リン酸エステルなど)、ホウ酸誘導体(例えば、ホウ酸、ホウ酸と多糖類〔マンニット、ソルビットなど〕との錯化合物、ホウ酸と多価アルコール〔エチレングリコール、グリセリンなど〕との錯化合物など)、ニトロ化合物(例えば、o−ニトロ安息香酸、p−ニトロ安息香酸、m−ニトロ安息香酸、o−ニトロフェノール、p−ニトロフェノールなど)などを挙げることができる。
また必要に応じ、化成性の向上や、比電導度のさらなる向上の目的で、1級カルボキシル基を有するカルボン酸や、芳香族カルボキシル基を有するカルボン酸等を少量混合することが出来る。具体例としては、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、1,6デカンジカルボン酸、2−メチルアゼライン酸、安息香酸等が挙げられる。
上記添加剤の合計添加量は、(A)、(B)及び(C)の合計重量に基づいて、10重量%以下が好ましい。
本発明の電解液のpHは3〜12が好ましく、さらに好ましくは5〜10である。
カルボン酸(A)の塩(B)を製造する際は、電解液のpHがこの範囲となるような条件が選択される。なお該電解液のpHは電解液原液の25℃の分析値である。
本発明には、本発明の上記電解液を用いた電解コンデンサも含まれる。本発明の電解コンデンサの材質は、上記電解液を用いるものである限り特に制限されない。従って、従来から使用されている電解コンデンサおよび新たに提案されている電解コンデンサに本発明の電解液を使用する場合は、すべて本発明の範囲内に含まれる。典型的な電解コンデンサの構成例としては巻回型素子構造を挙げることができる。これは陽極箔に対向させて陰極箔を配置し、その間にセパレータを介在させて巻回している。これをアルミニウム製の外装ケースに入れ、該ケースをブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、シリコーンゴム等のパッキンを介してフェノール積層板、ポリプロピレン、ポリフェニルスルフィド等の封口剤で密閉することによって電解コンデンサにしている。本発明の電解液は、陽極箔と陰極箔に挟まれたセパレータに含浸されて使用される。セパレータにはクラフト紙やマニラ紙等が一般に使用されるが、特にこれらに限定されるものではない。
本発明の電解液および電解コンデンサは、火花電圧と比電導度がともに高い。このため本発明の電解液は、特に火花電圧400V以上の高圧級用電解コンデンサ用に使用されるのが好ましい。また、本発明の電解コンデンサは火花電圧400V以上の高圧級用電解コンデンサとして使用されることが好ましい。
実施例
次に本発明の具体的な実施例について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。以下、%は重量%を示す。
製造例1
[ジエチレングリコールモノ−2−エチルヘキシルのトシル化物の製造]
3L4つ口フラスコにジエチレングリコールモノ−2−エチルヘキシル218.0g(1mol)とドライピリジン900mlを仕込み、塩化p−トルエンスルホニルをドライトルエン600mlに溶解せしめた液を撹拌下、フラスコ内容物の温度が10℃以下を保つようにしながら滴下した後、4hr反応させ、さらに室温で12hr熟成した。反応物をトルエンで抽出し、抽出液を1Nの塩酸、ついで10%水酸化ナトリウム水溶液で洗浄した後、トルエンをトッピングして、下式で示される(P−1)300gを得た。
Figure 0004619820
製造例2
[ジエチレングリコールモノ−2−エチルヘキシルマロン酸ジエチルの製造]
3L4つ口フラスコで、マロン酸ジエチル256.3g(1.6mol)と20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液544.0g(1.6mol)の混合物を70℃で加熱撹拌し、その混合液に上記の(P−1)の50%トルエン溶液1191.0g(1.6mol)を滴下した。加熱還流下で9時間反応させた後、生成したp−トルエンスルホン酸ナトリウムを濾別し、蒸留して、下式で示されるマロン酸ジエチル誘導体(Q−1)500gを得た。
Figure 0004619820
実施例1
2L4つ口フラスコで、上記の(Q−1)360.3g(1mol)と20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液340.0g(1mol)の混合物を加熱撹拌した。その混合液に6−クロロヘキサンカルボン酸エチルの50%トルエン溶液328.2g(0.5mol)を滴下し、加熱還流下で36時間反応させた。反応物を酢酸エチルで抽出し、10N水酸化カリウム水溶液ついで6N塩酸で処理し、脱溶媒後テトラカルボン酸を得た。得られたテトラカルボン酸をピリジンに溶解し、加熱還流下で脱炭酸して、下式(A−1)で示されるジカルボン酸を得た。得られた(A−1)19.4g(0.05mol)をエチレングリコール80gに溶解せしめ、アンモニアガスをパージし、pH=7.0になった時点でパージをやめ、ジカルボン酸ジアンモニウム塩溶液(B−1)を得た。
Figure 0004619820
製造例3
[m−メトキシフェノールのトシル化物の製造]
製造例1のジエチレングリコールモノ−2−エチルヘキシル218.0g(1mol)の代わりにm−メトキシフェノール124.0gを用いた以外は製造例1と同様にして下式で示されるm−メトキシフェノールのトシル化物(P−2)を得た。
Figure 0004619820
製造例4
[m−メトキシフェニルマロン酸ジエチルの製造]
製造例2の(P−1)の50%トルエン溶液1191.0g(1.6mol)の代わりに(P−2)の50%トルエン溶液947.5g(1.6mol)を用いた以外は製造例2と同様にして下式で示されるマロン酸ジエチル誘導体(Q−2)400gを得た。
Figure 0004619820
実施例2
2L4つ口フラスコで、上記の(Q−2)162.1g(1mol)と20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液340.0g(1mol)の混合物を70℃で加熱撹拌した。その混合液に1,6−ジクロロヘキサンの50%トルエン溶液310.2g(0.5mol)を滴下し、加熱還流下で36時間反応させた。その後、実施例1と同様にして下式(A−2)で示されるジカルボン酸を得た。得られた(A−2)20.71g(0.05mol)をエチレングリコール80gに溶解せしめ、実施例1と同様にしてジカルボン酸ジアンモニウム塩溶液(B−2)を得た。
Figure 0004619820
製造例5
[臭化オレイン酸エチルの製造]
3L4つ口フラスコにオレイン酸エチル310.5g(1mol)と臭化カリウム357.0g(3mol)と硫酸1002.3g(4mol)を仕込み、80℃で3時間反応させた。反応物をトルエンで抽出し、抽出液を1Nの塩酸、ついで10%水酸化ナトリウム水溶液で洗浄した後、トルエンをトッピングして、下式で示される(P−3)800gを得た。
Figure 0004619820
実施例3
2L4つ口フラスコで、ブチルマロン酸ジエチル216.3g(1mol)と20%ナトリウムエトキシドエタノール溶液340.0g(1mol)の混合物を70℃で加熱撹拌した。その混合液に上記(P−3)の50%トルエン溶液391.4g(1mol)を滴下し、加熱還流下で36時間反応させた。その後、実施例1と同様にして下式(A−3)で示されるジカルボン酸を得た。得られた(A−3)26.31g(0.05mol)をエチレングリコール80gに溶解せしめ、実施例1と同様にしてジカルボン酸ジアンモニウム塩溶液(B−3)を得た。
Figure 0004619820
製造例6
[1-ブロモアルカン(C18)の製造]
3L4つ口フラスコに炭素数18のα−オレフィン420.8g(1.5mol)と臭化水素の酢酸溶液(33%)1103.1g(3mol)とベンゾイルパーオキサイド10.9g(0.06mol)を仕込み、20℃で12時間反応させた。反応物をトルエンで抽出し、抽出液を10%リン酸、ついで10%水酸化ナトリウムで洗浄した後、トルエンをトッピングして、下式で示される(P−4)450gを得た。
Figure 0004619820
実施例4
3L4つ口フラスコで、マロン酸ジエチル160.2g(1mol)と20%ナトリウムメトキシドメタノール溶液(28%)385.9g(2mol)の混合物を70℃で加熱撹拌した。その混合液にブロモヘキサン酸エチル223.1g(1mol)の50%トルエン溶液を滴下し、加熱還留下で18時間反応させた。ついで上記(P−4)333.4g(1mol)の50%トルエン溶液を滴下し、加熱還流下で36時間反応させた。その後、実施例1と同様にして下式(A−4)で示されるジカルボン酸を得た。得られた(A−4)21.3g(0.05mol)をエチレングリコール80gに溶解せしめ、実施例1と同様にしてジカルボン酸ジアンモニウム塩溶液(B−4)を得た。
Figure 0004619820
実施例5
実施例4で示した(A−4)21.3g(0.05mol)をエチレングリコール80gに溶解せしめ、25%アンモニア水6.1g(0.09mol)、トリエチルアミン1.0g(0.01mol)を加えて中和した(アンモニアとトリエチルアミンのmol比=1.8:0.2)後、60℃、減圧下で水分を留去してジカルボン酸のアンモニウム、トリエチルアミン混合塩(B−5)を得た。
比較例1
下式で示されるn−オクタデカンジカルボン酸[東京化成(株)製](A−6’)15.03(0.06mol)をエチレングリコール80gに溶解せしめ、アンモニアガスをパージし、pH=7.0になった時点でパージをやめ、ジカルボン酸ジアンモニウム塩溶液(B−6’)を得た。
Figure 0004619820
比較例2
ブチルマロン酸ジエチル216.3gをドライベンゼン700mlに溶解した溶液に、ナトリウムエトキシド68.5gをドライエタノール60ml中に溶解した溶液を添加し、加熱還流下で15分間反応させた。その反応液に、1,6−ジブロモヘキサン116.2gをドライベンゼン190mlに溶解した溶液を2時間かけて滴下した。加熱還流下で12時間反応させた。反応物をエチルエーテルで抽出し、10N水酸化カリウムついで6N塩酸で処理し、テトラカルボン酸を得た。得られたテトラカルボン酸をピリジンに溶解し、加熱還流下で脱炭酸し、下式(A−7’)で示す2,9−ジブチルセバシン酸を得た。得られた(A−7’)10.89(0.05mol)をエチレングリコール80gに溶解せしめ、アンモニアガスをパージし、pH=7.0になった時点でパージをやめ、ジカルボン酸ジアンモニウム塩溶液(B−7’)を得た。
Figure 0004619820
(式中、Buはブチル基を示す。)
実施例1〜5、比較例1、2について、(A−1)〜(A−4)、(A−6’)〜(A−7’)の分子量、Fedors法によって計算した(A−1)〜(A−4)、(A−6’)〜(A−7’)の溶解性パラメーターと有機極性溶媒(C)の溶解性パラメーターの差の絶対値および△Hを表1に示した。
Figure 0004619820
実施例1〜5の電解液[(B−1)〜(B−5)]および比較例1〜2の電解液[(B−6’)〜(B−7’)]を用い、以下の測定方法で比電導度、火花電圧を測定し、その結果を表2に示した。
比電導度:東亜電波工業株式会社製電導度計CM−40Sを用い、30℃での比電導度を測定した。
火花電圧:10cm2の高圧用化成エッチングアルミ箔を用い、定電流法(2mA)を負荷したときの電解液の放電電圧を測定した。
Figure 0004619820
表2から明らかなように本発明の実施例1〜5の電解液は、比較例1〜2の電解液と比較して火花電圧が高い。
本発明の電解液を電解コンデンサ特に高圧級電解コンデンサに用いれば、電解液の比電導度の低下を極力抑え、火花電圧を高くすることができるためコンデンサを設置する周辺の省スペース化、高信頼化が可能となるもので、工業的価値の大なるものである。

Claims (10)

  1. エチレングリコール(C)、並びに、カルボン酸(AD)および/または該カルボン酸(AD)の塩(B)からなる電解液であって、該カルボン酸(AD)のアニオン(A0)のCACheシステムのMM3/PM3法で計算した生成エネルギーE(A0)、アルミニウムイオン(D)のCACheシステムのMM3/PM3法で計算した生成エネルギーE(D)、(A0)と(D)のイオン結合物(G)のCACheシステムのMM3/PM3法で計算した生成エネルギーE(G)からなる下式で示されるΔHが−2320〜0kcal/molであって、ジカルボン酸(AD)が下記一般式(1)で示されることを特徴とする電解液。
    ΔH=E(G)−[E(A0)+E(D)]
    Figure 0004619820
    [Xは直鎖または分岐を有する飽和の2価の炭化水素基である。R1は直鎖または分岐を有する飽和の1価の炭化水素基であって、エーテル結合を有してい。Xの炭素数が5以上18以下でかつR1の炭素数が4以上18以下であるか、又はXの炭素数が4以上18以下でかつR1の炭素数が5以上18以下である。]
  2. エチレングリコール(C)、並びに、ジカルボン酸(AD’)および/または該ジカルボン酸(AD’)の塩(B)からなる電解液であって、該ジカルボン酸(AD’)のアニオン(A0)のCACheシステムのMM3/PM3法で計算した生成エネルギーE(A0)、アルミニウムイオン(D)のCACheシステムのMM3/PM3法で計算した生成エネルギーE(D)、(A0)と(D)のイオン結合物(G)のCACheシステムのMM3/PM3法で計算した生成エネルギーE(G)からなる下式で示されるΔHが−2320〜0kcal/molであって、ジカルボン酸(AD’)が下記一般式(2)で示されることを特徴とする電解液。
    ΔH=E(G)−[E(A0)+E(D)]
    Figure 0004619820
    [Yは直鎖または分岐を有する飽和の炭素数1以上12以下の2価の炭化水素基である。2、R3は直鎖または分岐を有する飽和の炭素数1以上10以下の1価の炭化水素基であってエーテル結合を有してい。R2、R3、は同一であっても異なっていても良い。]
  3. 上記ジカルボン酸(AD’)の一般式(2)において、R2およびR3がメタ位置換である請求項2に記載の電解液。
  4. 上記ジカルボン酸(AD)又はジカルボン酸(AD’)の分子量が385以上450以下である請求項1〜3のいずれか1項に記載の電解液。
  5. 上記カルボン酸(AD又はジカルボン酸(AD’)のアニオン(A0)とアルミニウムイオン(D)のイオン結合物(G)が、(A0)3分子が(D)2分子に配位した下記一般式(3)で表される請求項1〜4のいずれか1項に記載の電解液。
    Figure 0004619820
    [Zは(A0)からカルボキシレートアニオン基を2つ除いた残基]
  6. 上記イオン結合物(G)が下記一般式(4)で示される請求項1、4、5のいずれか1項に記載の電解液。
    Figure 0004619820
    [XおよびR1は一般式(1)で示される基である。]
  7. 上記イオン結合物(G)が下記一般式(5)で示される請求項2〜5のいずれか1項に記載の電解液。
    Figure 0004619820
    [Y、R2、およびR3は一般式(2)で示される基である。]
  8. 上記カルボン酸(AD)又はジカルボン酸(AD’)の塩(B)がアンモニウム塩および/またはアミン塩である請求項1〜7のいずれか1項に記載の電解液。
  9. 上記カルボン酸(AD)又はジカルボン酸(AD’)の塩(B)が(AD)又は(AD’)をアンモニアとアミンで中和した塩であり、アンモニアとアミンのmol比が(1.99:0.01)〜(1:1)である請求項1〜8のいずれか1項に記載の電解液。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の電解液を用いることを特徴とする電解コンデンサ。
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