JP2011222956A - 電解コンデンサ用電解液およびそれを用いた電解コンデンサ - Google Patents

電解コンデンサ用電解液およびそれを用いた電解コンデンサ Download PDF

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慶彦 赤澤
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Abstract

【課題】高い電導度と高い火花電圧を両立した電解コンデンサ用電解液、およびそれを用いた電解コンデンサを提供することである。
【解決手段】一般式(1)〜(3)で表わされるボロン酸アニオン(A1)〜(A3)からなる群より選ばれる少なくとも1種のボロン酸アニオン(A)とアンモニウムカチオン(C)からなる電解質(D1)、及び/又は一般式(1)〜(2)で表されるボロン酸アニオン(A)とアルコール(B)との錯体アニオンであって少なくとも1つのヒドロキシル基を有する錯体アニオン(F)と該アンモニウムカチオン(C)からなる電解質(D2)、
及び有機溶媒(E)を含有するアルミニウム電解コンデンサ用電解液。
【選択図】なし

Description

本発明は、電解コンデンサに使用する電解液、およびそれを用いた電解コンデンサに関するものである。
近年、コンデンサが使用される周辺環境の省スペース化・高温化に伴い、電導度が高く、火花電圧が高い、つまり電極のアルミ化成皮膜を破壊しにくく、アルミ化成皮膜に欠陥が生じたとき、これを修復する皮膜修復能に優れ、さらに高温での特性劣化が小さい電解液が要望されている。これに対して、ホウ酸を用いた電解液が提案されている。例えば、エチレングリコールを主溶媒とし、ホウ酸、有機酸またはそれらの塩を含む電解液(例えば特許文献1)、グリコラトオキサラトホウ酸アニオンを用いた電解液(例えば特許文献2)が知られている。
特開2000−182896 特開2005−116601
従来技術の上記エチレングリコールを主溶媒とし、ホウ酸、有機酸またはそれらの塩を含む電解液は、ホウ酸とエチレングリコールエステル化物のアニオンとなっている。そのために火花電圧の向上効果は小さくなり、さらにはエステル化のために電解液の粘度があがり電導度も低下する。溶媒が水である場合、ホウ酸アニオンができるが、電極箔が水和劣化し、静電容量が低下してしまう欠点がある。また、グリコラトオキサラトホウ酸アニオンを用いた電解液も、火花電圧は低かった。
アニオンがホウ酸アニオンである電解質は、プロトン性溶媒中では、エチレングリコールと同じくエステル化し、火花電圧の向上効果は小さくなり、非プロトン性溶媒には、溶解性が悪く添加量に制限があった。
すなわち、本発明は、上記のような従来技術に伴う問題点を解決しようとするものであって、高い電導度と高い火花電圧を両立した電解コンデンサ用電解液、およびそれを用いた電解コンデンサを提供することである。
本発明者等は上記課題を解決するべく鋭意検討した結果、本発明に至った。すなわち、一般式(1)〜(3)で表わされるボロン酸アニオン(A1)〜(A3)からなる群より選ばれる少なくとも1種のボロン酸アニオン(A)とアンモニウムカチオン(C)からなる電解質(D1)、及び/又は一般式(1)〜(2)で表されるボロン酸アニオン(A)とアルコール(B)との錯体アニオンであって少なくとも1つのヒドロキシル基を有する錯体アニオン(F)と該アンモニウムカチオン(C)からなる電解質(D2)、及び有機溶媒(E)を含有するアルミニウム電解コンデンサ用電解液である。
Figure 2011222956
(式中、Rは、ニトロ基、シアノ基、エーテル基を有していてもよい炭素数が1〜10の炭化水素基である。)
Figure 2011222956
(式中、Rは一般式(1)と同じである。Rはニトロ基、シアノ基、エーテル基を有していてもよい炭素数が1〜10の炭化水素基である。)
Figure 2011222956
(式中、RとRは一般式(2)と同じである。Rはニトロ基、シアノ基、エーテル基を有していてもよい炭素数が1〜10の炭化水素基である。)
本発明の電解液を用いた電解コンデンサは、電導度は高く保持したまま火花電圧を高くすることができる。
本発明の電解液は、特定の電解質(D)と、有機溶媒(E)を含有することに特徴がある。電解質(D)は電解質(D1)又は電解質(D2)又はその混合物である。
電解質(D1)はボロン酸アニオン(A)とアンモニウムカチオン(C)からなる。
ボロン酸アニオン(A)は、ボロン酸アニオン(A1)〜(A3)からなる群より選ばれる少なくとも1種のボロン酸アニオンである。
電解質(D2)は錯体アニオン(F)とアンモニウムカチオン(C)からなる。
錯体アニオン(F)は、一般式(1)〜(2)で表されるボロン酸アニオン(A)とアルコール(B)との錯体アニオンであって少なくとも1つのヒドロキシル基を有する錯体アニオンである。
アニオンがホウ酸アニオンである電解質は、エチレングリコールなどの溶媒中ではエステル化し火花電圧を高くする効果は低いが、本発明の電解液は、ボロン酸アニオンであるために、エチレングリコールとエステル化しても、ボロン酸アニオンのヒドロキシル基を1つ以上残したまま、錯体を形成できる。
ボロン酸アニオン及び、ボロン酸アニオンとアルコール(B)との錯体アニオンはヒドロキシル基が1つ以上存在しているためヒドロキシルアニオンのキャリア効果があり、アルミ化成皮膜の修復反応を促進させる役割を果たす。つまり、通常は水の電気分解により生成するヒドロキシルアニオンによりアルミ化成皮膜を修復するが、本発明の電解液では、水の電気分解により生成するヒドロキシルアニオンに加えて、ボロン酸アニオンまたは、錯体アニオンにヒドロキシル基があるため、修復の効率が良く火花電圧が高いと考えられる。その結果、電解質(D)を含有するアルミニウム電解コンデンサ用電解液は火花電圧が高くなる。また、その効果が高いため、電導度は高く保持したまま火花電圧を高くすることができる。
ボロン酸アニオン(A)は、上記一般式(1)〜(3)で表わされるボロン酸アニオン(A1)〜(A3)からなる群より選ばれる少なくとも1種のボロン酸アニオンでる。
(A1)の具体例としては、フェニルボロン酸アニオン、シクロヘキシルボロン酸アニオン、1−ナフタレンボロン酸アニオン、2,3−ジメトキシフェニルボロン酸アニオン、2,3−ジメチルフェニルボロン酸アニオン、2,4,6−トリメチルフェニルボロン酸アニオン、2,4−ジメトキシフェニルボロン酸アニオン、2,4−ジメチルフェニルボロン酸アニオン、2,5−ジメトキシフェニルボロン酸アニオン、2,5−ジメチルフェニルボロン酸アニオン、2,6−ジメトキシフェニルボロン酸アニオン、2−メチルフェニルボロン酸アニオン、4−ブチルフェニルボロン酸アニオン、4−ヒドロキシフェニルボロン酸アニオン、4−イソプロピルフェニルボロン酸アニオン、4−メトキシフェニルボロン酸アニオン、4−メチル−3−ニトロフェニルボロン酸アニオン、イソプロピルボロン酸アニオン、ブチルボロン酸アニオン、シクロペンチルボロン酸アニオンなどがある。(A2)の具体例としては、ジフェニルボロン酸アニオン、ジブチルボロン酸アニオンなどがある。(A3)の具体例としては、トリフェニルボロン酸アニオン、トリブチルボロン酸アニオンなどがある。上記の中でフェニルボロン酸アニオンが特に好ましい。
アルコール(B)は、メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブチルアルコール、ジアセトンアルコール、フルフリルアルコールベンジルアルコール、オクタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセリンなどがある。これらのなで、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリンが好ましく、グリセリンが特に好ましい。
本発明において、アンモニウムカチオン(C)としては、アミジニウムカチオン、第4級アンモニウムカチオン、第3級アンモニウムカチオン、第2級アンモニウムカチオン、第1級アンモニウムカチオン、アンモニウムカチオン(NH )等が含まれる。上記アンモニウムカチオン(C)は、一種または二種以上を併用してもよい。
アミジニウムカチオンとしては、環状アミジニウムカチオン(1)イミダゾリニウムカチオンおよび(2)イミダゾリウムカチオン(3)ジアザビシクロアルケニウムカチオン等が含まれる。
(1)イミダゾリニウムカチオン
1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム、1,3,4−トリメチル−2−エチルイミダゾリニウム、1,3−ジメチル−2,4−ジエチルイミダゾリニウム、1,2−ジメチル−3,4−ジエチルイミダゾリニウム、1−メチル−2,3,4−トリエチルイミダゾリニウム、1,2,3,4−テトラエチルイミダゾリニウム、1,2,3−トリメチルイミダゾリニウム、1,3−ジメチル−2−エチルイミダゾリニウム、1−エチル−2,3−ジメチルイミダゾリニウム、1,2,3−トリエチルイミダゾリニウム、4−シアノ−1,2,3−トリメチルイミダゾリニウム、3−シアノメチル−1,2−ジメチルイミダゾリニウム、2−シアノメチル−1,3−ジメチルイミダゾリニウム、4−アセチル−1,2,3−トリメチルイミダゾリニウム、3−アセチルメチル−1,2−ジメチルイミダゾリニウム、4−メチルカルボオキシメチル−1,2,3−トリメチルイミダゾリニウム、3−メチルカルボオキシメチル−1,2−ジメチルイミダゾリニウム、4−メトキシ−1,2,3−トリメチルイミダゾリニウム、3−メトキシメチル−1,2−ジメチルイミダゾリニウム、4−ホルミル−1,2,3−トリメチルイミダゾリニウム、3−ホルミルメチル−1,2−ジメチルイミダゾリニウム、3−ヒドロキシエチル−1,2−ジメチルイミダゾリニウム、4−ヒドロキシメチル−1,2,3−トリメチルイミダゾリニウム、2−ヒドロキシエチル−1,3−ジメチルイミダゾリニウムなど。
(2)イミダゾリウムカチオン
1,3−ジメチルイミダゾリウム、1,3−ジエチルイミダゾリウム、1−エチル−3−メチルイミダゾリウム、1,2,3−トリメチルイミダゾリウム、1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリウム、1,3−ジメチル−2−エチルイミダゾリウム、1−エチル−2,3−ジメチル−イミダゾリウム、1,2,3−トリエチルイミダゾリウム、1,2,3,4−テトラエチルイミダゾリウム、1,3−ジメチル−2−フェニルイミダゾリウム、1,3−ジメチル−2−ベンジルイミダゾリウム、1−ベンジル−2,3−ジメチル−イミダゾリウム、4−シアノ−1,2,3−トリメチルイミダゾリウム、3−シアノメチル−1,2−ジメチルイミダゾリウム、2−シアノメチル−1,3−ジメチル−イミダゾリウム、4−アセチル−1,2,3−トリメチルイミダゾリウム、3−アセチルメチル−1,2−ジメチルイミダゾリウム、4−メチルカルボオキシメチル−1,2,3−トリメチルイミダゾリウム、3−メチルカルボオキシメチル−1,2−ジメチルイミダゾリウム、4−メトキシ−1,2,3−トリメチルイミダゾリウム、3−メトキシメチル−1,2−ジメチルイミダゾリウム、4−ホルミル−1,2,3−トリメチルイミダゾリウム、3−ホルミルメチル−1,2−ジメチルイミダゾリウム、3−ヒドロキシエチル−1,2−ジメチルイミダゾリウム、4−ヒドロキシメチル−1,2,3−トリメチルイミダゾリウム、2−ヒドロキシエチル−1,3−ジメチルイミダゾリウムなど。
(3)ジアザビシクロアルケニウムカチオン
1,4−ジアザビシクロ[3,2,0]−4−ヘプタニウム、1,4−ジアザビシクロ[3,3,0]−4−オクテニウム、1,7−ジアザビシクロ[4,3,0]−6−ノネニウム、1,8−ジアザビシクロ[5,3,0]−7−デセニウム、1,9−ジアザビシクロ[6,3,0]−8−ウンデセニウム、1,5−ジアザビシクロ[4,2,0]−5−オクテニウム、1,5−ジアザビシクロ[4,3,0]−5−ノネニウム、1,5−ジアザビシクロ[4,4,0]−5−デセニウム、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]−7−ウンデセニウム、1,9−ジアザビシクロ[6,4,0]−8−ドデセニウム。
第4級アンモニウムカチオンとしては、炭素数1〜4のアルキル基を有するテトラアルキルアンモニウムカチオン{テトラメチルアンモニウム、テトラエチルアンモニウムおよびトリエチルメチルアンモニウム等}等が挙げられる。
第3級アンモニウムカチオンとしては、炭素数1〜4のアルキル基を有するトリアルキルアンモニウムカチオン{トリエチルアンモニウム、ジメチルエチルアンモニウムおよびトリメチルアンモニウム等}等が挙げられる。
第2級アンモニウムカチオンとしては、炭素数1〜4のアルキル基を有するジアルキルアンモニウムカチオン{ジエチルアンモニウム、メチルエチルアンモニウムおよびジメチルアンモニウム等}等が挙げられる。
第1級アンモニウムカチオンとしては、炭素数1〜4のアルキル基を有するトリアルキルアンモニウムカチオン{エチルアンモニウム、およびメチルアンモニウム等}等が挙げられる。
上記カチオン(C)のうち好ましいのは、アミジニウムカチオンまたは第3級アンモニウムカチオンである。アミジニウムカチオンのうち、好ましいのは環状アミジニウムカチオン、より好ましいのは(1)イミダゾリニウムカチオンおよび(2)イミダゾリウムカチオン、さらに好ましくは1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウムカチオン、1−エチル−2,3−ジメチルイミダゾリニウムカチオン、1−エチル−3−メチルイミダゾリウムカチオン、1−エチル−2,3−ジメチルイミダゾリウムカチオンである。第3級アンモニウムカチオンのうち、好ましいのは、互いに繋がって環を形成してもよい炭素数1〜4のアルキル基を有するトリアルキルアンモニウムカチオンであり、具体的には、トリエチルアンモニウム、ジエチルメチルアンモニウム、エチルジメチルアンモニウム、トリメチルアンモニウム、N−メチルピロリジニウムおよびN−メチルピペリジニウム等が挙げられる。それらの中で更に好ましくはトリエチルアンモニウムカチオン、エチルジメチルアンモニウムカチオンである。
電解質(D)の合成方法は、アンモニウム塩{モノメチル炭酸塩、水酸化物塩等}と水と共にボロン酸アニオン(A)に相当するボロン酸[以下ボロン酸(A0)と記載する。]、またはボロン酸(A0)とアルコール(B)を混合し、100℃で減圧脱水後、有機溶媒(E)に室温で溶かす方法、またはアンモニウムカチオン(C)成分となるアミンと共に、ボロン酸(A0)、またはボロン酸(A0)とアルコール(B)を有機溶媒(E)中に室温で混合する方法が好ましい。ボロン酸(A0)のモル数に対して、アルコール(B)のモル数をそれ以下にすること、または、ボロン酸アニオン(1)の場合、アルコールを多価アルコールにすることにより、少なくとも1つのヒドロキシル基を有する錯体アニオン(F)にできる。
電解液中の電解質(D)の含有量は、電解質(D)および有機溶媒(E)の合計重量に基づいて、好ましくは1〜30wt%、更に好ましくは5〜20wt%である。
有機溶媒(E)としては、非プロトン性溶媒(E1)とプロトン性溶媒(E2)が挙げられる。
非プロトン性溶媒(E1)は例えば以下に例示されるものである。
(1)エーテル類;
モノエーテル(エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、テトラヒドロフラン、3−メチルテトラヒドロフランなど)、ジエーテル(エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテルなど)など。
(2)アミド類;
ホルムアミド類(N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N−エチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミドなど)、アセトアミド類(N−メチルアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−エチルアセトアミド、N,N−ジエチルアセトアミドなど)、プロピオンアミド類(N,N−ジメチルプロピオンアミドなど)、ヘキサメチルホスホリルアミドなど。
(3)オキサゾリジノン類;
N−メチル−2−オキサゾリジノン、3,5−ジメチル−2−オキサゾリジノンなど。
(4)ラクトン類;
γ−ブチロラクトン、α−アセチル−γ−ブチロラクトン、β−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、δ−バレロラクトンなど。
(5)ニトリル類;
アセトニトリル、アクリロニトリルなど。
(6)カーボネート類;
エチレンカーボネート、プロピレンカーボネートなど。
(7)その他の有機溶媒;
ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、N−メチルピロリドン、芳香族系溶剤(トルエン、キシレンなど)、パラフィン系溶剤(ノルマルパラフィン、イソパラフィン)など。
これらの非プロトン性溶媒(E1)の中で、γ−ブチロラクトン、スルホランが好ましい。
プロトン性溶媒(E2)は例えば以下に例示されるものである。
アルコール類{1価アルコール;炭素数1〜6の1価アルコール(メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブチルアルコール、ジアセトンアルコール、フルフリルアルコールなど)、炭素数7以上の1価アルコール(ベンジルアルコール、オクタノールなど)2価アルコール;炭素数1〜6の2価アルコール(エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ヘキシレングリコールなど)、炭素数7以上の2価アルコール(オクチレングリコールなど)3価アルコール;炭素数1〜6の3価アルコール(グリセリンなど)、4価から6価またはそれ以上のアルコール;炭素数1〜6の4価から6価またはそれ以上のアルコール(ヘキシトールなど)など。}等。
これらのプロトン性溶媒(E2)の中で、エチレングリコールが好ましい。
有機溶媒(E)の50重量%以上が非プロトン性溶媒(E1)であると、錯体アニオン(F)が少なくとも1つのヒドロキシル基を形成し易く、火花電圧を高める効果が高くなるので好ましい。
本発明の電解液には、さらに水を含有することが好ましい。水を含有すると、コンデンサ部材{陽極箔である酸化アルミニウム箔など}の化成性{陽極箔表面に欠損部分があれば、酸化被膜を形成させてこれを修復する性質}を向上させることができる。一方、水の含有量が多いと、重合性モノマーの電解重合を阻害し、火花電圧が低くなる。したがって、水を含有する場合、水の含有量は、電解質(D)、および有機溶媒(E)の合計重量に基づいて、好ましくは0.01〜5wt%、更に好ましくは0.05〜1wt%、特に好ましくは0.1〜0.5wt%である。
なお、水分は、JIS K0113:2005の「8.カールフィッシャー滴定方法、8.1容量滴定方法」に準拠して測定される。
電解液中の電解質は、電解質(D)以外の成分を併用しても良い。併用する電解質(G)のカチオンは、アンモニウムカチオン(C)であり、アニオンとしては、電解液に通常用いられる種々の有機酸および/または無機酸のアニオンを用いることができる。上記アニオンは、一種または二種以上を併用してもよい。
電解質(G)は電解質(D)の重量に基づいて好ましくは0〜200wt%、更に好ましくは5〜50wt%である。
電解質(G)のアニオンに相当する有機酸、無機酸としては、例えば下記の(1)〜(6)が挙げられる。
(1)カルボン酸類
・炭素数2〜15の2〜4価のポリカルボン酸:脂肪族ポリカルボン酸[飽和ポリカルボン酸(シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、1,10−デカンジカルボン酸、1,6−デカンジカルボン酸など)、不飽和ポリカルボン酸(マレイン酸、フマール酸、イタコン酸など)]、芳香族ポリカルボン酸[フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸など]、S含有ポリカルボン酸[チオジブロピオン酸など]。
・炭素数2〜20のオキシカルボン酸:脂肪族オキシカルボン酸[グリコール酸、乳酸、酒石酸、ひまし油脂肪酸など];芳香族オキシカルボン酸[サリチル酸、マンデル酸など]。
・炭素数1〜30のモノカルボン酸:脂肪族モノカルボン酸[飽和モノカルボン酸(ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、ウラリル酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸など)、不飽和モノカルボン酸(アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、オレイン酸など)];芳香族モノカルボン酸[安息香酸、ケイ皮酸、ナフトエ酸など]。
(2)リン酸エステルアニオン
ここでリン酸エステルアニオンとは、モノアルキルリン酸エステルおよびジアルキルリン酸エステルのうちで炭素数1〜15のものを言うものとする。
・モノおよびジメチルリン酸エステル、モノおよびジエチルリン酸エステル、モノおよびジイソプロピルリン酸エステル、モノおよびジブチルリン酸エステル、モノおよびジ−(2−エチルヘキシル)リン酸エステル、モノおよびジイソデシルリン酸エステルなど。
(3)フェノール類
・1価フェノール(フェノール類、ナフトール類を含む):フェノール、アルキル(炭素数1〜15)フェノール類(クレゾール、キシレノール、エチルフェノール、n−もしくはイソプロピルフェノール、イソドデシルフェノールなど)、メトキシフェノール類(オイゲノール、グアヤコールなど)、α−ナフトール、β−ナフトール、シクロヘキシルフェノールなど;
・多価フェノール:カテコール、レゾルシン、ピロガロール、フロログルシン、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールSなど。
(4)スルホン酸
・アルキル(炭素数1〜15)ベンゼンスルホン酸(p−トルエンスルホン酸、ノニルベンゼンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸など)、スルホサリチル酸、メタンスルホン酸、三フッ化メタンスルホン酸など。
(5)無機酸
・リン酸、四フッ化ホウ素酸、過塩素酸、六フッ化リン酸、六フッ化アンチモン酸、六フッ化ヒソ酸など
(6)その他
・三フッ化メタンスルホニルイミドなどのイミドアニオン、三フッ化メタンスルホニルメチドなどのメチドアニオン。
好ましいのは、(1)カルボン酸類、(2)炭素数1〜15のアルキル基のモノおよびジアルキルリン酸エステルのアニオンである。
本発明の電解液のpHは通常3〜12、好ましくは4〜11であり、電解質(A)を製造する際は電解液のpHがこの範囲となるような条件が選択される。なお該電解液のpHは電解液原液の25℃の分析値である。
好ましい電解質(G)としては、高温下での電導度の経時安定性を高める効果を奏する観点から、リン酸エステルアニオンとアンモニウムカチオン(C)からなる電解質(G1)である。リン酸エステルアニオンとしては、炭素数1〜15のアルキル基のモノおよびジアルキルリン酸エステルのアニオンであり、特に好ましいのは、ジエチルリン酸エステル及び、ジブチルリン酸エステルのアニオンである。
本発明の電解液には必要により、電解液に通常用いられる種々の添加剤を添加することができる。該添加剤としては、ニトロ化合物(例えば、o−ニトロ安息香酸、p−ニトロ安息香酸、m−ニトロ安息香酸、o−ニトロフェノール、p−ニトロフェノールなど)などを挙げることができる。その添加量は、比電導度と電解液への溶解度の観点から、電解液の重量に基づいて、好ましくは5wt%以下、特に好ましくは0.1〜2wt%がよい。
本発明の電解液は、アルミニウム電解コンデンサ用として好適である。アルミニウム電解コンデンサとしては、特に限定されず、例えば、捲き取り形の電解コンデンサであって、陽極表面に酸化アルミニウムが形成された陽極(酸化アルミニウム箔)と陰極アルミニウム箔との間に、セパレーターを介在させて捲回することにより構成されたコンデンサが挙げられる。本発明の電解液を駆動用電解液としてセパレーターに含浸し、陽陰極と共に、有底筒状のアルミニウムケースに収納した後、アルミニウムケースの開口部を封口ゴムで密閉して電解コンデンサを構成することができる。
次に本発明の具体的な実施例について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
<製造例1>
ジメチルカーボネート(0.2mol)のメタノール溶液(74wt%)に、2,4−ジメチルイミダゾリン(0.1mol)を滴下して、120℃で15時間攪拌することで、1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・メチルカーボネート塩のメタノール溶液を得た。
フェニルボロン酸(0.1mol)とグリセリン(0.1mol)を、水(1mol)に溶かし、さらに、1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・メチルカーボネート塩(0.1mol)のメタノール溶液を加え、1時間攪拌することで、塩交換反応させた。さらに、1.0kPa以下の減圧度、100℃で、メタノール及び水を蒸留し、電解質(D2−1){1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・フェニルボロン酸グリセリン錯体アニオン}を得た。
<製造例2>
フェニルボロン酸(0.1mol)とグリセリン(0.1mol)を、水(1mol)に溶かし、さらに、トリエチルアミンの水溶液を加え、1時間攪拌することで、塩交換反応させた。さらに、1.0kPa以下の減圧度、100℃で、水を蒸留し、電解質(D2−2){トリエチルアミン・フェニルボロン酸グリセリン錯体アニオン}を得た。
<製造例3>
フェニルボロン酸(0.1mol)を、水(1mol)に溶かし、さらに、アンモニア(0.1mol)の水溶液を加え、1時間攪拌することで、塩交換反応させた。さらに、1.0kPa以下の減圧度、75℃で、水を蒸留し、電解質(D1−1){アンモニウム・フェニルボロン酸アニオン}を得た。
<製造例4>
リン酸トリエチル(0.1mol)を、1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・メチルカーボネート塩(0.1mol)のメタノール溶液に加え、水(0.3mol)を添加し、100℃×100時間攪拌することで、リン酸トリエチルを加水分解すると共に、塩交換反応を行い、1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・ジエチルリン酸エステルモノアニオンのメタノール溶液を得た。上記溶液を1.0kPa以下の減圧度、50℃で、メタノールの留出がなくなるまで加熱してメタノールを留去した後、温度を50℃から100℃に上昇させて30分加熱してモノメチルカーボネート(HOCO2CH3)、メタノール及び二酸化炭素(メタノール及び二酸化炭素は、モノメチルカーボネートの熱分解により僅かに生成する。以下、これらを副生物と略する。)を留去することで、電解質(G−2){1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・ジエチルリン酸エステルモノアニオン}を得た。
<製造例5>
リン酸トリエチル(0.1mol)、トリエチルアミン(0.1mol)、水(0.3mol)を耐圧容器に入れ、100℃×100時間反応させることで、リン酸トリエチルを加水分解すると共に、塩交換反応を行い、トリエチルアンモニウム・ジエチルリン酸エステルモノアニオンのメタノール溶液を得た。上記溶液を1.0kPa以下の減圧度、50℃で、メタノールの留出がなくなるまで加熱してメタノールを留去した後、温度を50℃から100℃に上昇させて30分加熱して揮発成分を留去することで、電解質(G−3){トリエチルアンモニウム・ジエチルリン酸エステルモノアニオン}を得た。
<製造例6>
ジブチルボロン酸(0.1mol)を、水(1mol)に溶かし、さらに、アンモニア(0.1mol)の水溶液を加え、1時間攪拌することで、塩交換反応させた。さらに、1.0kPa以下の減圧度、75℃で、水を蒸留し、電解質(D1−2){アンモニウム・ジブチルボロン酸アニオン}を得た。
<製造例7>
トリブチルボロン酸(0.1mol)を、水(1mol)に溶かし、さらに、アンモニア(0.1mol)の水溶液を加え、1時間攪拌することで、塩交換反応させた。さらに、1.0kPa以下の減圧度、75℃で、水を蒸留し、電解質(D1−3){アンモニウム・トリブチルボロン酸アニオン}を得た。
<実施例1>
10gの電解質(D2−1)をγ−ブチロラクトン(E−1)85gに溶解させることで、本発明の電解液を得た。さらに水を加え、水分含量は、1.5%に調整した。
<実施例2>
5gの電解質(D2−1)と5gの電解質(G−2)をγ−ブチロラクトン(E−1)85gに溶解させることで、本発明の電解液を得た。さらに水を加え、水分含量は、1.5%に調整した。
<実施例3>
10gの電解質(D2−2)をγ−ブチロラクトン(E−1)85gに溶解させることで、本発明の電解液を得た。さらに水を加え、水分含量は、1.5%に調整した。
<実施例4>
5gの電解質(D2−2)と5gの電解質(G−3)をγ−ブチロラクトン(E−1)85gに溶解させることで、本発明の電解液を得た。さらに水を加え、水分含量は、1.5%に調整した。
<実施例5>
4gの電解質(D1−1)と6gのアンモニウム・アジピン酸塩(G−1)をエチレングリコール(E−2)90gに溶解させることで、本発明の電解液を得た。さらに水を加え、水分含量は、1.5%に調整した。
<実施例6>
4gの電解質(D1−1)と6gのアンモニウム・アジピン酸塩(G−1)をエチレングリコール(E−2)45g、γ−ブチロラクトン(E−1)45gに溶解させることで、本発明の電解液を得た。さらに水を加え、水分含量は、1.5%に調整した。
<実施例7>
4gの電解質(D1−2)と6gのアンモニウム・アジピン酸塩(G−1)をエチレングリコール(E−2)45g、γ−ブチロラクトン(E−1)45gに溶解させることで、本発明の電解液を得た。さらに水を加え、水分含量は、1.5%に調整した。
<実施例8>
4gの電解質(D1−3)と6gのアンモニウム・アジピン酸塩(G−1)エチレングリコール(E−2)45g、γ−ブチロラクトン(E−1)45gに溶解させることで、本発明の電解液を得た。さらに水を加え、水分含量は、1.5%に調整した。
<比較例1>
電解質5g{アンモニウム・アジピン酸}をエチレングリコール(E−2)90gに溶解させ、さらにホウ酸2g添加し、比較例1の電解液を得た。
<比較例2>
シュウ酸(0.1mol)、グリコール酸(0.1mol)及びホウ酸(0.1mol)を混合し、その混合液を1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・メチルカーボネート塩(0.1mol)のメタノール溶液に加え、1時間攪拌することで、塩交換反応させた。さらに、1.0kPa以下の減圧度、100℃で、メタノール及び水を蒸留し、電解質{1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム・グリコラトオキサラトホウ酸アニオン}を得た。この電解質5gをγ−ブチロラクトン(E−1)95gに溶解させ、さらに水を1.5g添加し、比較例2の電解液を得た。
<比較例3>
シュウ酸(0.1mol)、グリコール酸(0.1mol)及びホウ酸(0.1mol)を混合し、その混合液をトリエチルアミン(0.1mol)のメタノール溶液に加え、1時間攪拌した。さらに、1.0kPa以下の減圧度、100℃で、メタノール及び水を蒸留し、電解質{トリエチルアミン・グリコラトオキサラトホウ酸アニオン}を得た。この電解質5gをγ−ブチロラクトン(E−1)95gに溶解させ、さらに水を1.5g添加し、比較例3の電解液を得た。
実施例1〜8、比較例1〜3で得た電解液を用い、下記の方法で、火花電圧、比電導度を測定し表1に記載した。
火花電圧:陽極に10cmの高圧用化成エッチングアルミニウム箔、陰極に10cmのプレーンなアルミニウム箔を用い、25℃において、定電流法(2mA)を負荷したときの電解液の火花電圧を測定した。
比電導度:東亜電波工業株式会社製電導度計CM−40Sを用い、30℃での比電導度を測定した。
Figure 2011222956
表1から明らかなように、本発明(実施例1〜8)の電解液では30℃における電解液の比電導度は高く、火花電圧を高めることができた。
本発明の電解液を使用することで、高い電導度と高い火花電圧を両立した電解コンデンサ用電解液、およびそれを用いた電解コンデンサを提供することができる。したがって、市場における使用電源の高耐電圧化が進むなかで、この発明の電解液の市場価値は非常に大きい。

Claims (6)

  1. 一般式(1)〜(3)で表わされるボロン酸アニオン(A1)〜(A3)からなる群より選ばれる少なくとも1種のボロン酸アニオン(A)とアンモニウムカチオン(C)からなる電解質(D1)、
    及び/又は一般式(1)〜(2)で表されるボロン酸アニオン(A)とアルコール(B)との錯体アニオンであって少なくとも1つのヒドロキシル基を有する錯体アニオン(F)と該アンモニウムカチオン(C)からなる電解質(D2)、
    及び有機溶媒(E)を含有するアルミニウム電解コンデンサ用電解液。
    Figure 2011222956
    (式中、Rは、ニトロ基、シアノ基、エーテル基を有していてもよい炭素数が1〜10の炭化水素基である。)
    Figure 2011222956
    (式中、Rは一般式(1)と同じである。Rはニトロ基、シアノ基、エーテル基を有していてもよい炭素数が1〜10の炭化水素基である。)
    Figure 2011222956
    (式中、RとRは一般式(2)と同じである。Rはニトロ基、シアノ基、エーテル基を有していてもよい炭素数が1〜10の炭化水素基である。)
  2. アルコール(B)が、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリンである請求項1に記載の電解液。
  3. 有機溶媒(E)の50重量%以上が非プロトン性溶媒(E1)である請求項1又は2に記載の電解液。
  4. アンモニウムカチオン(C)が、アミジニウムカチオン又は第3級アンモニウムカチオンである請求項1〜3のいずれか1項に記載の電解液。
  5. 電解質として、電解質(D1)及び/又は電解質(D2)、並びにリン酸エステルアニオン及びアンモニウムカチオン(C)からなる電解質(G1)を含有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の電解液。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の電解液を用いてなるアルミニウム電解コンデンサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112687470A (zh) * 2020-12-03 2021-04-20 盐城星晨科技有限公司 一种加速铝电解电容器产品老化速率的电解液及其制备方法

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