JP2012210248A - 髪飾り - Google Patents
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Abstract
【課題】髪や頭皮を傷めることなく簡便に髪に装着することができる髪飾りを提供する。
【解決手段】髪飾り10は、第1の髪留め部20と、ライン状飾り部30と、第2の髪留め部40とを備える。第1の髪留め部20は、髪に着脱可能な面ファスナーと布などの基材からなる2層構造を有するライン状飾り部30は、連結部材34を取り付け部22に繋げることにより第1の髪留め部20に装着されている。ライン状飾り部30は、飾り32a、飾り32bおよび連結部材34をそれぞれ複数有する。開環可能なリング状の連結部材34によって隣接する飾り32同士が連結されている。第2の髪留め部40は、所定の連結部材34を介してライン状飾り部30に着脱可能に設置されている。第2の髪留め部40は、髪に着脱可能な面ファスナーと布などの基材からなる2層構造を有する。
【選択図】図1
【解決手段】髪飾り10は、第1の髪留め部20と、ライン状飾り部30と、第2の髪留め部40とを備える。第1の髪留め部20は、髪に着脱可能な面ファスナーと布などの基材からなる2層構造を有するライン状飾り部30は、連結部材34を取り付け部22に繋げることにより第1の髪留め部20に装着されている。ライン状飾り部30は、飾り32a、飾り32bおよび連結部材34をそれぞれ複数有する。開環可能なリング状の連結部材34によって隣接する飾り32同士が連結されている。第2の髪留め部40は、所定の連結部材34を介してライン状飾り部30に着脱可能に設置されている。第2の髪留め部40は、髪に着脱可能な面ファスナーと布などの基材からなる2層構造を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、髪に装着される髪飾りに関する。
従来、髪に装着される髪飾りとして、ピン状の固定部を髪に差し込む形態や、髪の毛に係止しうるループ状の係止部を備えた形態が知られている。
従来の髪飾りは、髪や頭皮を傷めるおそれや、髪に装着する際に手間が掛かるという問題があった。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、髪や頭皮を傷めることなく簡便に髪に装着することができる髪飾りを提供することにある。
本発明のある態様は、髪飾りである。当該髪飾りは、髪に着脱可能な第1の髪留め部と、第1の髪留め部に着脱可能に設置されたライン状飾り部と、ライン状飾り部に着脱可能に設置され、髪に着脱可能な第2の髪留め部と、を備えることを特徴とする。
上記態様の髪飾りにおいて、第1の髪留め部にライン状飾り部を取り付けるための取り付け部が第1の髪留め部の縁部の複数箇所に設けられていてもよい。取り付け部が第1の髪留め部の各辺に少なくとも1箇所設けられていてもよい。第1の髪留め部が髪に着脱可能な面ファスナーを有してもよい。第2の髪留め部が髪に着脱可能な面ファスナーを有してもよい。第1の髪留め部の髪側とは反対の側の面の色が第1の髪留め部が装着される髪の色と同様な色であってもよい。第2の髪留め部の髪側とは反対の側の面の色が第2の髪留め部が装着される髪の色と同様な色であってもよい。
なお、上述した各要素を適宜組み合わせたものも、本件特許出願によって特許による保護を求める発明の範囲に含まれうる。
本発明によれば、髪や頭皮を傷めることなく簡便に髪飾りを髪に装着することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、実施の形態に係る髪飾りの概略を示す平面図である。図2(A)は、第1の髪留め部の平面図である。図2(B)は、第1の髪留め部の底面図である。図2(C)は、第1の髪留め部20の側面図である。図3(A)は、第2の髪留め部の平面図である。図3(B)は、第2の髪留め部の底面図である。
髪飾り10は、第1の髪留め部20と、ライン状飾り部30と、第2の髪留め部40とを備える。
第1の髪留め部20は、面ファスナー24と布などの基材部26からなる2層構造を有する(図2(A)乃至図2(C)参照)。面ファスナーは髪に絡むことにより、髪に着脱可能であり、面ファスナーの側の第1の髪留め部20を髪に押し当てることにより第1の髪留め部20を髪に装着することができる。また、髪に装着した第1の髪留め部20を引っ張ることにより、第1の髪留め部20を髪から取り外すことができる。また、第1の髪留め部20には、後述するライン状飾り部30を装着するための取り付け部22が複数箇所に設けられている。本実施の形態では、ライン状飾り部30の長手方向の一対の辺近傍にそれぞれ2つの取り付け部22が設けられている。また、ライン状飾り部30の短手方向の一対の辺近傍にそれぞれ1つの取り付け部22が設けられている。本実施の形態の取り付け部22は、第1の髪留め部20を貫通する貫通孔25にベース部分が挿通され、基材部26の側にリング状の構造を有する部材である。
ライン状飾り部30は、第1の髪留め部20に着脱可能に設置されている。具体的には、ライン状飾り部30は、後述する連結部材34を取り付け部22に繋げることにより第1の髪留め部20に装着されている。
ライン状飾り部30は、飾り32a、飾り32b(以下、飾り32a、飾り32bをまとめて飾り32という場合がある)および連結部材34をそれぞれ複数有する。飾り32は、ガラス、樹脂、宝石、ひも、リボン、毛髪、人工毛などの素材から選ばれる。本実施の形態のライン状飾り部30は、素材が異なる飾り32a、飾り32bを有するが、同一の素材で形成されてもよい。開環可能なリング状の連結部材34を飾り32に設けられた貫通孔(図示せず)に挿通することにより隣接する飾り32同士が連結されている。また、所定位置にある連結部材34は、第1の髪留め部20の取り付け部22に繋げることにより、第1の髪留め部20の所定位置がライン状飾り部30に固定されている。
なお、ライン状飾り部30は、所望の位置で連結部材34と飾り32を切り離すことにより、長さを調節することが可能である。また、飾り32の素材は適宜交換することができる。これにより、ライン状飾り部30をユーザの好みに応じた形態に変えることができる。
第2の髪留め部40は、ライン状飾り部30に着脱可能に設置されている。具体的には、図3(A)および図3(B)に示すように、第2の髪留め部40は矩形状の部材であり、短手方向の長さは飾り32の幅と同等以下であることが好ましい。第2の髪留め部40の長手方向の両端部に、それぞれ貫通孔42が設けられている。開環可能なリング状の連結部材43を貫通孔42に挿通するとともに、連結部材43をライン状飾り部30の連結部材34に繋げることにより、ライン状飾り部30に第2の髪留め部40と装着されている。なお、連結部材43を開環することにより、ライン状飾り部30と第2の髪留め部40とを分離することができる。
第2の髪留め部40は、第1の髪留め部20と同様に、面ファスナー44と布などの基材部46からなる2層構造を有する。面ファスナーは髪に絡むことにより、髪に着脱可能であり、面ファスナーの側の第2の髪留め部40を髪に押し当てることにより第2の髪留め部40を髪に装着することができる。また、髪に装着した第2の髪留め部40を引っ張ることにより、第2の髪留め部40を髪から取り外すことができる。
なお、第1の髪留め部20を構成する基材部26の色、第2の髪留め部40の基材部46の色は、髪飾り10が装着される髪の色と同様な色であることが好ましい。たとえば、髪飾り10が装着される髪の色が黒の場合には、第1の髪留め部20の基材部26の色および第2の髪留め部40の基材部46の色は黒色系が好ましい。髪飾り10が装着される髪の色が茶色の場合には、第1の髪留め部20の基材部26の色および第2の髪留め部40の基材部46の色は髪の色に近い茶系が好ましい。
図4(A)〜(B)は、それぞれ、実施の形態に係る髪飾りを髪に装着した例を示す図である。
図4(A)では、第1の髪留め部20が頂頭部または前頭部の髪に取り付けられ、第1の髪留め部20から延在する2本のライン状飾り部30が顔面側に垂らされている。この2本のライン状飾り部30に取り付けられた第2の髪留め部40が左右のこめかみ付近の髪に取り付けられることにより、第2の髪留め部40から先のライン状飾り部30が顔面を横切らないようになっている。残りの4本のライン状飾り部30は、後頭部側に垂らされている。この4本のライン状飾り部30にそれぞれ取り付けられた第2の髪留め部(図示せず)は、後頭部の所定位置の髪に取り付けられている。これにより、4本のライン状飾り部30が所定の間隔でばらけた状態で後頭部側に垂らされている。なお、第2の髪留め部40はライン状飾り部30の所定位置を髪に固定する役割を果たしており、第2の髪留め部40を髪に固定する位置はユーザの好みにより変えることができる。
図4(B)では、第1の髪留め部20に固定されたライン状飾り部30の1本は髪に固定された第2の髪留め部40の先でループ38を形成しており、このループ38を用いて髪が束ねられている。これによれば、髪飾り10は、髪を装飾するとともに、髪をまとめるという機能の両方を担う。
以上説明した髪飾り10によれば、以下のような効果を得ることができる。
第1の髪留め部20を用いて髪や頭皮を傷めることなく、髪飾り10を髪に装着し、髪を装飾することができる。
第1の髪留め部20にライン状飾り部30を取り付ける取り付け部22を選択することにより、第1の髪留め部20からライン状飾り部30を垂らす方向を所望の方向に設定することができる。
第2の髪留め部40を用いてライン状飾り部30の途中の部分を髪に固定することにより、ライン状飾り部30の垂らし方を所望の状態に保つことができる。特に、ライン状飾り部30を顔面側に垂らす場合には、第2の髪留め部40をこめかみ部分などの髪に固定することにより、ライン状飾り部30によって顔が遮られないようにすることができる。また、ライン状飾り部30における第2の髪留め部40の設置位置を変えることにより、ライン状飾り部30を髪に固定する箇所をユーザの好みに応じて適宜変更することができる。
第1の髪留め部20の髪側とは反対の側の面の色を第1の髪留め部20が装着される髪の色と同様な色として、第1の髪留め部20を目立たないようにすることで、ファッション性を損なうことなく、髪飾り10を髪に固定することができる。また、第2の髪留め部40の髪側とは反対の側の面の色を第2の髪留め部40が装着される髪の色と同様な色とすることにより、ファッション性を損なうことなく、ライン状飾り部30の所定位置を髪に固定することができる。
ライン状飾り部30から第1の髪留め部20と第2の髪留め部40を取り外すことにより、ライン状飾り部30をブレスレットやネックレスなどの髪飾り以外の装飾品として用いることができる。
本発明は、上述の各実施の形態に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施の形態も本発明の範囲に含まれうるものである。
たとえば、第1の髪留め部20は、髪にしっかりと装着でき、髪を傷めないものであればよく、たとえば、取り付け部としての貫通孔が設けられたコームクリップであってもよい。コームクリップの材質は、特に限定されず、コームクリップは鉄などの金属や樹脂によって形成される。
また、図1に示す実施の形態の髪飾り10では、ライン状飾り部30が3本であり、1本のライン状飾り部30が2箇所の取り付け部22により第1の髪留め部20に取り付けられることで、第1の髪留め部20から垂れ下がるラインの数が6本になっているが、ライン状飾り部30は各取り付け部22からそれぞれ独立して垂れ下がるラインとして取り付けられてもよい。また、ライン状飾り部30の本数は、特に限定されず、ユーザの好みに応じて適宜変更することができる。
また、上述した実施の形態に係る髪飾り10では、取り付け部22として、第1の髪留め部20を貫通する貫通孔25に挿通するためのベース部分と、基材部26の側に突出するリング状の構造とを有する部材が用いられているが、第1の髪留め部20を貫通する貫通孔25に連結部材34を直接通すことにより、第1の髪留め部20にライン状飾り部30を取り付けてもよい。
10 髪飾り、20 第1の髪留め部、30 ライン状飾り部、40 第2の髪留め部
Claims (7)
- 髪に着脱可能な第1の髪留め部と、
前記第1の髪留め部に着脱可能に設置されたライン状飾り部と、
前記ライン状飾り部に着脱可能に設置され、髪に着脱可能な第2の髪留め部と、
を備えることを特徴とする髪飾り。 - 前記第1の髪留め部に前記ライン状飾り部を取り付けるための取り付け部が第1の髪留め部の縁部の複数箇所に設けられている請求項1に記載の髪飾り。
- 前記取り付け部が前記第1の髪留め部の各辺に少なくとも1箇所設けられている請求項2に記載の髪飾り。
- 前記第1の髪留め部が髪に着脱可能な面ファスナーを有する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の髪飾り。
- 前記第2の髪留め部が髪に着脱可能な面ファスナーを有する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の髪飾り。
- 前記第1の髪留め部の髪側とは反対の側の面の色が前記第1の髪留め部が装着される髪の色と同様な色である請求項1乃至5のいずれか1項に記載の髪飾り。
- 前記第2の髪留め部の髪側とは反対の側の面の色が前記第2の髪留め部が装着される髪の色と同様な色である請求項1乃至6のいずれか1項に記載の髪飾り。
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- 2011-03-30 JP JP2011076598A patent/JP2012210248A/ja active Pending
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