JP2012172267A - ヘアエクステンション - Google Patents

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Mitsuhiro Nakagawa
光弘 中川
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NAKAGAWA KK
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Abstract

【課題】装着及び離脱を装着者が個人で行うことをできるようにすることによって、状況によって異なる色や長さのヘアエクステンションに簡易に付け替えることができるとともに、頭髪にダメージを与えず、また、取り扱いの容易なヘアエクステンションを提供すること。
【解決手段】シート上に、先端に係止部3aを形成したモノフィラメントからなる多数の突起状物3を林立状態に配設した基体2と、基体2に取り付けた毛束4と、基体2の表面に施した装飾体5とからなるヘアエクステンション1を、基体2の突起状物3を頭髪に掛止させることにより頭部に装着するようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヘアエクステンションに関し、特に、着脱が容易なヘアエクステンションに関するものである。
従来、ヘアエクステンションは、化学繊維からなる人工毛や人毛で作られた毛束を頭部に装着して使用するようにしている。
ところで、頭部へのヘアエクステンションの装着方法として、頭髪に接着剤で毛束を接着する方法、熱収縮チューブや金属製のリングに頭髪及び毛束を通し、熱収縮チューブを加熱、収縮させたり、金属製のリングを加圧して装着する方法、前記接着剤と熱収縮チューブや金属製のリングを併用する方法、頭髪に毛束を編み込んで縛る方法等が一般的であった(例えば、特許文献1参照)。
そして、従来のヘアエクステンションは、その装着及び離脱を装着者が個人で行うことは困難で、専門の技術者に行ってもらう必要があった。
このため、ヘアエクステンションは、一旦装着すると長期間取り外すことなく使用することが一般的で、状況によって異なる色や長さのヘアエクステンションに簡易に付け替えることができないという問題があった。
さらに、従来のヘアエクステンションは、頭髪にダメージを与えやすいという問題や、化学繊維を使用する人工毛の場合、熱に弱いため、ドライヤやコテを使用する際に取り扱いに注意が必要となるという問題があった。
特開2008−202199号公報
本発明は、上記従来のヘアエクステンションの有する問題点に鑑み、装着及び離脱を装着者が個人で行うことをできるようにすることによって、状況によって異なる色や長さのヘアエクステンションに簡易に付け替えることができるとともに、頭髪にダメージを与えず、また、取り扱いの容易なヘアエクステンションを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のヘアエクステンションは、シート上に、先端に係止部を形成したモノフィラメントからなる多数の突起状物を林立状態に配設した基体と、該基体に取り付けた毛束とからなり、前記基体の突起状物を頭髪に掛止させることにより頭部に装着するようにしたことを特徴とする。
この場合において、前記突起状物の高さを3〜7mm、配設密度を60〜150本/cmにすることができる。
また、前記基体の表面に装飾体を施すことができる。
本発明のヘアエクステンションによれば、シート上に、先端に係止部を形成したモノフィラメントからなる多数の突起状物を林立状態に配設した基体と、該基体に取り付けた毛束とからなり、前記基体の突起状物を頭髪に掛止させることにより、ヘアエクステンションを頭部に装着することができるようにすることにより、装着及び離脱を装着者が個人で行うことをでき、このため、状況によって異なる色や長さのヘアエクステンションに簡易に付け替えることができるとともに、頭髪にダメージを与えず、また、取り扱いも容易である。
また、突起状物の高さを3〜7mm、配設密度を60〜150本/cmにすることにより、表面積が小さい基体であっても頭髪にしっかりと掛止され、離脱することがない。
また、基体の表面に装飾体を施すことにより、装着部の外観の違和感をなくし、意匠性に優れたヘアエクステンションとすることができる。
本発明のヘアエクステンションの一実施例を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。 本発明のヘアエクステンションの他の実施例を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。
以下、本発明のヘアエクステンションの実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1及び図2に、本発明のヘアエクステンションの一実施例を示す。
このヘアエクステンション1は、シート上に、先端に係止部3aを形成したモノフィラメントからなる多数の突起状物3を林立状態に配設した基体2と、基体2に取り付けた毛束4と、基体2の表面に施した装飾体5とからなり、基体2の突起状物3を頭髪に掛止させることにより頭部に装着できるようにしている。
突起状物3は、頭髪に絡み易い形状であれば、その形状は特に限定されるものではないが、本実施例においては、先端に係止部3aを形成する面ファスナの雄部と同様の素材を用いるようにしている。
具体的には、突起状物3は、係止部3aの形状を、突起状物3の先端を加熱することによってキノコ状に形成したものを好適に用いることができる。
なお、突起状物3の係止部3aは、頭髪に対する装着・離脱性、保持性等の点で、上記のキノコ状に形成したものを好適に用いることができるが、このほか、フック状等の面ファスナの雄部として用いられる形態を採用することもでき、本発明はこれを排除するものでない。
また、突起状物3の高さや基体2に対する配設密度は、特に限定されるものではないが、基体2の表面積が1〜10cm(通常は、3〜5cm)と小さい場合、突起状物3の高さHを3〜7mm、好ましくは、4〜6mm、配設密度を60〜150本/cm、好ましくは、100〜120本/cmに設定するようにする。
また、突起状物3は、千鳥状又は格子状に配設することができる。
突起状物3の高さHを3〜7mmと一般的な面ファスナの雄部の高さ(2mm程度)よりも高くすることにより、突起状物3が頭髪に絡みつくようにして掛止され、また、先端に形成されたキノコ状の係止部3aによって頭髪からの離脱を防止することができる。
また、突起状物3の基体2に対する配設密度を60〜150本/cmと一般的な面ファスナの雄部の配設密度より多くすることにより、頭髪と突起状物3との間での摩擦抵抗を増大させて、頭髪からの離脱を防止することができる。
毛束4は、人毛又は人工毛を、基体2と装飾体5に挟んで、接着等により取り付けるようにしている。
そして、毛束4の色及び長さは種々のタイプを用意し、使用者が状況によって異なる色や長さのヘアエクステンション1を選択できるようにする。
基体2の表面に施す装飾体5は、例えば、蝶や花をモチーフとし、ビーズを配する等により髪飾り的な意味合いを持たせることにより、装着部の外観の違和感をなくし、意匠性に優れたヘアエクステンション1とすることができる。
このヘアエクステンション1は、基体2の突起状物3を頭髪に掛止させることにより、ヘアエクステンション1を頭部に装着することができることから、装着及び離脱を装着者が個人で行うことをでき、このため、状況によって異なる色や長さのヘアエクステンションに簡易に付け替えることができるとともに、頭髪にダメージを与えず、また、取り扱いも容易である。
以上、本発明のヘアエクステンションについて、その実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本発明のヘアエクステンションは、装着及び離脱を装着者が個人で行うことをできるようにすることによって、状況によって異なる色や長さのヘアエクステンションに簡易に付け替えることができるとともに、頭髪にダメージを与えず、また、取り扱いが容易であるという特性を有していることから、簡易にヘアエクステンションを使用する場合に好適に用いることができる。
1 ヘアエクステンション
2 基体
3 突起状物
3a 係止部
4 毛束
5 装飾体

Claims (3)

  1. シート上に、先端に係止部を形成したモノフィラメントからなる多数の突起状物を林立状態に配設した基体と、該基体に取り付けた毛束とからなり、前記基体の突起状物を頭髪に掛止させることにより頭部に装着するようにしたことを特徴とするヘアエクステンション。
  2. 前記突起状物の高さが3〜7mmで、配設密度が60〜150本/cmであることを特徴とする請求項1記載のヘアエクステンション。
  3. 前記基体の表面に装飾体を施したことを特徴とする請求項1又は2記載のヘアエクステンション。
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