JP2012208236A - マルチコアファイバ用ファンナウト部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】サイズが小さく、製造コストが低く、信頼性が高いMCF用ファンナウト部品を提供する。
【解決手段】MCF用ファンナウト部品は、断面が円形で直径がMCF120のクラッド径と等しい第1のガイド孔102aを有し、前記MCF120を前記第1のガイド孔102aに固定する第1のフェルール102と、本数が前記MCFのコア数と同じでクラッド径が前記MCF120において隣り合うコア同士の間隔と等しい複数本の細径ファイバ110と、断面が円形の第2のガイド孔101aを有する第2のフェルール101であって、前記複数本の細径ファイバ110は、前記第2のガイド孔101aに最密に配置され、前記第2のガイド孔101aの直径は、前記複数本の細径ファイバ110に外接する円の直径とほぼ等しい第2のフェルール101とを備える。
【選択図】図6

Description

本願は、マルチコアファイバ用ファンナウト部品に関し、より詳細には、光ファイバの一種であって、平行に配置された複数のコアを有するマルチコアファイバの前記複数のコアに対して、個別に光を入力/出力するためのマルチコアファイバ用ファンナウト部品に関する。
地上デジタル放送の配信や音楽、映像などの高品質なコンテンツのオンデマンド配信など有線ネットワークを用いた各種サービスの需要が増大し、インターネットや次世代ネットワーク(NGN:Next Generation Network)といったIP系ネットワークの構築および情報伝送の大容量化が進んでいる。これらネットワークにおける情報伝送量は毎年増加しており、伝送容量の更なる拡大が望まれている。これに伴い、光ファイバを伝送路とした光通信においても、情報伝送容量の大幅な拡大が期待されている。光ファイバ1本あたりの伝送容量を向上させる手段として、これまで、波長多重通信方式などが開発され、上記の商用ネットワークで利用されている。
光ファイバ1本あたりの伝送容量を、更に拡大させる有力な手段の1つは、光ファイバとして、マルチコアファイバ(MCF:Multi−core Fiber)を用いることである(例えば、非特許文献1参照)。MCFは、複数のコアを有し、これらコアは、長手方向について平行に配置される。基本的には、各コアに沿って、別々の光信号が伝送される。1本の光ファイバに複数の伝送路を有していると考えることができ、同一波長の異なる光信号を同時に伝送することもできる。各コアにおいて、それぞれ波長多重方式による伝送も可能である。言い換えれば、複数本の光ファイバを敷設して、空間多重伝送を行うことが一般的であったが、MCFを用いれば、1本の光ファイバで空間多重伝送を行うことができる。
図1〜4は、MCFの典型的な構成例(それぞれ、MCF120、420、520、および620)を示す図である。ここでは、コア(それぞれ、コア120a、420a、520a、および620a)とクラッド(それぞれ、クラッド120b、420b、520b、および620b)のみ示し、被覆等は省略している。図1および2は、コアを7個有するMCFの構成を示しており、図3は、コアを3個有するMCFの構成を示しており、図4は、コアを13個有するMCFの構成を示している。MCFでは、一般的には、隣り合うコア同士の間隔(より具体的に表現すると、隣り合うコアの中心同士の間隔)が等しくなるように、各コアは配置される。この理解を容易にするために、図1〜4においては、直径は隣り合うコア同士の間隔dcに等しく、中心はコアの中心と一致する仮想的な円(それぞれ、仮想円120c、420c、520c、および620c)を破線で示している。図1、3、4の例では、クラッド径Dは、外側に配置されたコアの中心からクラッドの外周までの最短距離がdc/2になるように、設定されている。言い換えれば、クラッド径Dは、図1のコア数が7個の場合は、3*dcであり、図3のコア数が3個の場合は、{1+2/√3}*dc、図4のコア数が13個の場合は、{1+2√3)}*dcである。図2の例では、クラッド径Dを3dより若干大きくしている。このようにクラッド径Dを若干大きくするのは、外側に配置された各コアを伝搬する光の電界分布(モードフィールド)がクラッドから被覆(不図示)に浸み出すことにより生じる伝搬損失を低減するためである。クラッド径Dの典型的な値は、図1の例では、通常(コアが1個のみ)の光ファイバと同じ125μmである。コア間隔dcは、41.7μmとなる。もし、クラッド径Dを例えば250μm以上に太くすると、MCFを曲げたときに、破断する確率は高くなる。すなわち、今後のMCFの開発動向にもよるが、クラッド径Dは、200μm程度以下に制限されると予想される。
B.Zhu, T.F.Taunay, M.F.Yan, J.M.Fini, M.Fishteyn, E.M.Monberg, and F.V.Dimarcello, "Seven-core multicore fiber transmissions for passive optical network", OPTICS EXPRESS, Vol.18, No.11, pp.11117-11122, 24 May 2010
MCFを光通信の伝送路として用いるためには、ファンナウト部品が不可欠である。ファンナウト部品は、MCFの各コアに対して、それぞれ独立して、光を入力あるいは出力させるための光部品である。MCFの各コアを伝搬してきた光を、それぞれ複数本(MCFのコア数と同じ)の通常の(1本に1つのコアを有する)光ファイバに導き、出力させるタイプのファンナウト部品が特に有用である。商用の光通信システムにおいて使用するためには、ファンナウト部品は、小型、低コスト、高信頼性といったことが要求される。
しかしながら、上述のように、MCFにおけるコア同士の間隔は、非常に小さく、かつコアは2次元的に配置されるため、そのような要求を満たせるファンナウト部品を実現することは、容易とは言えない。通常の光ファイバ(クラッド径が約125μm)を配置しても、コア間隔は、前記のように小さくはならない。そこで、例えば、上記MCFにおいて隣り合うコア同士の間隔dcより小さい外径(クラッド径)を有する複数本(MCFのコア数と同じ本数)の細径ファイバを個別に位置制御し、MCF端面の各コアの位置に合わせ、各コアからの光を各細径ファイバに結合させる手法が考えられる。しかし、この手段では、前記細径ファイバの本数だけ微動ステージが必要であり、大掛かりで高価なシステムとなり、MCFを用いた光伝送実験では使用可能であるが、商用の光通信システムで利用することには適していない。
そこで、図1〜4を参照すれば、クラッド径dがMCFにおいて隣り合うコア同士の間隔dcにほぼ等しい複数本(対応するMCFのコア数と同数)の細径ファイバを最密に、すなわち、隣り合う細径ファイバ同士が接触するように配置すれば、各細径ファイバのコアの相対的な位置は、MCFの各コアの相対的な位置と等しくなる。そして、MCFと細径ファイバとを適宜位置決めして、それら端面同士を突き合わせることにより、ファンナウト部品を構成できることは、比較的容易に推定できる。しかしながら、上記の要求を満たせるファンナウト部品を具体的にどのように実現するかは未知であり、実現に至っていない。
そこで、本発明は、このような課題を鑑みてなされたもので、その目的は、サイズが小さく、製造コストが低く、信頼性が高いMCF用ファンナウト部品を提供することである。
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、3つ以上のコアを有するマルチコアファイバに対して、前記3つ以上のコアに個別に光を入出力するためのマルチコアファイバ用ファンナウト部品であって、
断面が円形の第1のガイド孔を有する第1のフェルールと、複数本の細径ファイバを前記第1のフェルールの前記第1のガイド孔の中に有し、
前記複数本の細径ファイバは、前記マルチコアファイバにおいて隣り合うコア同士の間隔とほぼ等しい値のクラッド径を有し、かつ最密に配置されて前記第1のフェルールに固定され、
前記第1のガイド孔の直径は、前記最密に配置された複数本の細径ファイバに外接する円の直径にほぼ等しい値を有し、
前記複数本の細径ファイバの各コアの相対位置は、前記マルチコアファイバの各コアの相対位置とほぼ等しいことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のマルチコアファイバ用ファンナウト部品であって、
第2のガイド孔を有する第2のフェルールを有し、該第2のフェルールは該第2のガイド孔内にて前記マルチコアファイバを収容し、
前記第1のフェルールおよび前記第2のフェルールは、中心軸が前記第1のガイド孔および前記第2のガイド孔の中心軸とほぼ一致する円筒形の構造を有し、
内壁が円筒形で、前記第1のフェルールおよび前記第2のフェルールを収容する割りスリーブを備えていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のマルチコアファイバ用ファンナウト部品であって、
前記複数本の細径ファイバの端面を含めた前記第1のフェルールの端面および前記マルチコアファイバの端面を含めた前記第2のフェルールの端面は、前記複数本の細径ファイバの端面と前記マルチコアファイバの端面とのフィジカルコンタクトを可能にするように滑らかな凸球面形状を有し、
前記第1のフェルールと前記第2のフェルールの何れかまたは両方が前記割りスリーブに対して挿抜可能であることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3に記載のマルチコアファイバ用ファンナウト部品であって、
前記マルチコアファイバは、6つまたは7つのコアを有し、前記第1のフェルールの第1のガイド孔の中には、7本の前記細径ファイバを有し、
前記第1のガイド孔の直径は、前記細径ファイバのクラッド径の3倍の値にほぼ等しいことを特徴とする。
本発明のMCF用ファンナウト部品では、断面形状が円形のガイド孔(内径:D)を有するフェルールと所定の本数(MCFのコア数に相当)の細径ファイバ(外径:d)を有し、細径ファイバはガイド孔に挿入され、接着剤(樹脂等)を用いてフェルールに固定される。細径ファイバの外径dは、MCFにおいて隣り合うコア同士の間隔とほぼ等しい値に設定される。また、ガイド孔の内径Dは、MCFの各コア位置に対応するように最密に配置された所定本数(通常は、MCFのコア数と同じ数)の細径ファイバに外接する円の直径にほぼ等しくなるように設定される。具体的には、Dの値は、以下のようにする。コア数が3個のMCFの場合、{1+2/√3}*d、コア数が7個の場合、3*d、コア数が13個の場合、{1+2√3}*d。以上のように細径ファイバの外径dおよびガイド孔の内径Dを設定すると(実際の値は、多少の誤差を有する)、所定本数の細径ファイバをガイド孔に挿入しただけで、細径ファイバはMCFの各コアの相対位置に対応するように最密に配置される。以上のように、各細径ファイバの相対位置の位置決めは、容易に実現することができる。フェルールとしては、市販されている光コネクタ用フェルールを用いることができる。これらのことは、低コストのファンナウト部品の実現に繋がる。また、一般に、フェルールの外郭寸法は、ガイド孔に直角方向については、数mmであり、ファンナウト部品を小型にすることができる。さらに、所定本数の細径ファイバは、ガイド孔の中でガイド孔の壁に接触、あるいは最密に配置されて互いに接触することにより、フェルールに対する位置変動が抑制されるので、温度や湿度の変動に対して、あるいは、長期的にも、細径ファイバのフェルールに対する相対位置は安定である。このことは、ファンナウト部品の高信頼性に寄与する。
本発明のMCF用ファンナウト部品では、上記の細径ファイバを収容するフェルールとして、外郭が円筒形で、その円筒形の中心位置とガイド孔の中心位置が一致するものが用いられ、MCFも同様(外径もほぼ等しい)のフェルールに収容され、両フェルールの端面が対抗するように両フェルールは、割りスリーブに挿入される。この構成では、ガイド孔内の細径ファイバとMCFとの位置合わせは、両フェルールを相対的に回転させるのみで実現することができる。ガイド孔軸に直角な方向の位置合わせについては、両フェルールを割りスリーブに挿入することにより実現される。上記のような円筒形のフェルールや割スリーブは、一般の単心形光コネクタ(SCコネクタ、MUコネクタ等)で使用されており、ガイド孔内径が約125μmのものなら、市販品として調達できる。ガイド孔内径がそれ以外のフェルールであっても、比較的容易に作製できる。ガイド孔の径は、ダイヤモンド砥粒を電着したワイヤを用いて研磨することにより制御されるからである。以上のように、MCFと細径ファイバとの位置合わせで容易で、フェルールも低コストで製造できることは、ファンナウト部品の低コスト製造に繋がる。また、両フェルールを割スリーブで接続した構成でも、長手軸に直角な方向の外郭寸法は数mmであり、本ファンナウト部品は小型にすることができる。さらに、フェルール同士を割スリーブで接続する手段は、単心形光コネクタでは、良好な使用実績があり、高い信頼性が認められている。このことから、本ファンナウト部品においても高い信頼性が得られる。
本発明MCF用ファンナウト部品では、研磨等の手段を用いて、所定本数の細径ファイバを収容するフェルールの端面(細径ファイバ端面を含む)は、滑らかな凸球面形状とする。MCFを収容するフェルールについても同様とする。これにより、MCFと細径ファイバとを着脱可能に接続することができる。すなわち、細径ファイバとMCFとをコネクタとして接続することができる。この接続の際は、PC(Physical Contact)接続を実現させ、良好な(反射減衰量が小さい)接続特性を得ることができる。この構成では、MCF同士を接続する部分が不要であり(MCFと細径ファイバとが永久接続されたファンナウト部品では、MCF同士を接続する必要がある)、ファンナウト部品の長手方向の寸法を小さくすることができ、また、より低コストにすることができる。フェルール端面を凸球面形状に加工する手段として、既存の光コネクタの製造で用いられている研磨手段を利用することができるので、その加工コストは、既存の光コネクタのフェルール端面の加工コストと同程度とすることができる。PC接続は、SCコネクタ等の広く普及している光コネクタでも採用されており、信頼性の高い接続手段であり、本部品についても高い信頼性を得ることができる。
本発明の実施形態1から3に用いられるMCFの構成を示す図である。 本発明の実施形態4に用いられるMCFの構成を示す図である。 本発明の実施形態5に用いられるMCFの構成を示す図である。 本発明の実施形態6に用いられるMCFの構成を示す図である。 本発明の実施形態1に係るMCF用ファンナウト部品の全体の構成図である。 本発明の実施形態1に係るMCF用ファンナウト部品の筐体内部の構成を示す図であり、(a)はE−E断面図、(b)はA−A断面図、(c)はB−B断面図を示す図である。 本発明の実施形態1に係るMCF用ファンナウト部品の筐体内部の構成を示す断面拡大図であり、(a)は断面A−AのMCF付近の拡大図、(b)は断面B−Bの細径ファイバ付近の拡大図を示す図である。 本発明の実施形態1に係る、MCF用ファンナウト部品のファイバを収容するファイバブロックの構成図であり、(a)は細径ファイバを収容するファイバブロックの構成、(b)は通常ファイバを収容するファイバブロックの構成を示す図である。 本発明の実施形態2に係るMCF用ファンナウト部品の筐体内部の構成を示す図であり、(a)は断面E−E、(b)は断面A−Aのフェルール付近の拡大図、(c)は断面B−Bのフェルール付近の拡大図を示す図である。 本発明の実施形態3に係るMCF用ファンナウト部品の全体の構成図である。 本発明の実施形態3に係るMCF用ファンナウト部品の筐体内部の構成図であり、(a)はプラグ接続状態、(b)はプラグ接続解除状態を示す図である。 本発明の実施形態4に係るMCF用ファンナウト部品のフェルール内部の構成を示す断面拡大図であり、(a)はMCF付近の断面拡大図、(b)は細径ファイバ付近の断面拡大図を示す図である。 本発明の実施形態5に係るMCF用ファンナウト部品のフェルール内部の構成を示す断面拡大図であり、(a)はMCF付近の断面拡大図、(b)は細径ファイバ付近の断面拡大図を示す図である。 本発明の実施形態6に係るMCF用ファンナウト部品のフェルール内部の構成を示す断面拡大図であり、(a)はMCF付近の断面拡大図、(b)は細径ファイバ付近の断面拡大図を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について、詳細に説明する。
実施形態1
図5は、本発明の実施形態1に係るMCF用ファンナウト部品の全体の構成図である。MCF用ファンナウト部品100は、MCF接続部113を介して伝送路側のMCF121と接続されるMCF120と、MCF120の複数のコアを伝搬する光を複数(MCF120のコア数と同数)の通常ファイバ130にそれぞれ導き、および、反対に複数の通常ファイバ130からの光をMCF120の複数のコアにそれぞれ導くように構成された筐体106と、前記複数の通常ファイバ130と、前記複数の通常ファイバ130に光を入出力するための光コネクタ・プラグ131とが順次に接続されている。ここで、MCF120、121は、図1に示すタイプのMCFであって、7個のコアを有し、クラッド径Dは、外側に配置されたコアの中心からクラッドの外周までの最短距離が、隣り合うコア同士の間隔dcの半分になるように設定されている。通常ファイバ130は、石英系で、クラッド径が約125μmで、筐体106から外側の領域では、被覆を有している。
図6aから6cは、筐体106の内部の構造を断面図で示している。筐体106の内部は、フェルール101および102を有し、MCF120の各コア120aを伝搬してきた光を7本の細径ファイバ110にそれぞれ導く部分(MCF120と細径ファイバ110との接続部分)と、7本の細径ファイバ110と、ファイバブロック103および104を有し、各細径ファイバ110を伝搬する光を通常ファイバ130に導く部分(細径ファイバ110と通常ファイバ130との接続部分)と備える。ここで、細径ファイバ110は、断面方向においては1つコアとクラッドから成り、通常の光ファイバよりも小さいクラッド径を有する。また、筐体106は、7本の通常ファイバ130からの光を7本の細径ファイバ110に、さらに、MCF120の7個のコアに導くこともできる。
このようなファンナウト部品100の構成により、MCF121の各コアに沿って伝搬してきた各光は、MCF120の各コア120aに結合、伝搬し、筐体106の内部で、7本の細径ファイバ110に、さらに、7本の通常の光ファイバ130にそれぞれ導かれ、光コネクタ・プラグ131から出力される。反対に、光コネクタ・プラグ131から通常ファイバ130にそれぞれ入力された光は、7本の細径ファイバ110に、さらに、MCF120の各コア120aに、そして、MCF121の各コアに導かれる。
以下、筐体106の内部の構造についてさらに詳細に説明する。
先ず、MCF120と細径ファイバ110との接続部分について説明する。フェルール101および102はそれぞれ、ガイド孔101a、102aを有している。フェルール101は7本の細径ファイバ110を収容しており、フェルール102はMCF120を収容している。すなわち、細径ファイバ110およびMCF120は、それぞれのガイド孔101a、102aに挿入され、接着剤を用いて各フェルール101、102に固定されている。フェルール101、102の外郭形状は大まかには立方体である。細径ファイバ110の端面を含むフェルール101の端面、およびMCF120の端面を含むフェルール102の端面は、研磨により、ガイド孔101a、102aの長手軸に直角かつ滑らかな平坦面に加工されている。以下、図6aに示すように、ガイド孔101a、102aの長手方向をZ軸、それに直角な方向をX、Y軸、Z軸を軸とした回転方向をθz方向と呼ぶことにする。
図7aおよび7bはそれぞれ、フェルール102内のMCF120付近、およびフェルール101内の細径ファイバ110付近の拡大断面図である。図7aおよび7bに示すように、フェルール101および102のガイド孔101a、102aの断面形状は円形である。MCF120において、クラッド径Dは約125μmであり、隣り合うコア120aの中心同士の間隔dcは、約41.7μm(125μmの3分の1)である。MCF120が挿入されるフェルール102のガイド孔102aの直径は、約126μmに設定される。細径ファイバ110(ガイド孔101aに挿入される領域)の外径dは、上記間隔dcに対応して、約41.7μmとしている。7本の細径ファイバ110が挿入されるフェルール101のガイド孔101aの直径は、7本の細径ファイバ110の内、外側に配置される6本の細径ファイバ110に対して外接する円の直径にほぼ等しい値、すなわち、細径ファイバ110の外径dの約3倍に設定される。このような構成により、7本の細径ファイバ110は、ガイド孔101aに挿入されることにより、最密(隣り合う細径ファイバ110同士が接触または接触に近い状態になるように)に配置される。各細径ファイバ110は、ガイド孔101aの内壁や隣り合う細径ファイバにより位置が抑制され、位置が定まる。
また、ガイド孔101a内、かつ細径ファイバ110以外の空間には、接着剤109が充填され、細径ファイバ110とフェルール101とが固定される。この状態において、細径ファイバ110の各コア110aの位置とMCF120の各コア120aの位置は、相対的にはほぼ一致する。
なお、細径ファイバ110とMCF120との接続(各細径ファイバ110のコア110aとMCF120の各コア120aとの突き合わせ)は、次のように実現される。先ず、両フェルール101、102の端面同士を対向させた状態でフェルール101と102との相対位置をX軸、Y軸、Z軸(両端面のギャップ長)、θz軸方向について位置決めする。次に、両端面間に接着剤109を充填し、硬化させることにより、両フェルール101、102を接合する。ここで用いる接着剤109は、光ファイバの屈折率と整合させたものである。フェルール101と102との上記位置決め(調心)手段として、アクティブアライメント(例えば、細径ファイバ110からMCF120に光を入力し、MCF120から出射する光のパワーをモニタしながら調心を行う)を用いることができる。接合されたフェルール101、102は、筐体106に固定される(固定のための接着剤等は、図6aから6cでは省略されている)。
次に、細径ファイバ110と通常ファイバ130との接続部分について説明する。図8aおよび8bにファイバブロック103および104の断面構造をそれぞれ示す。ファイバブロック103は、7本の細径ファイバ110を収容する。具体的には、各V溝103bに細径ファイバ110を搭載した状態で、V溝基板103aとフラット基板103cとが接合されている。ファイバブロック104は、7本の(被覆がない状態における)通常ファイバ130を収容する。具体的には、各V溝104bに通常ファイバ130を搭載した状態で、V溝基板104aとフラット基板104cとが接合されている。両ファイバブロック103、104では、V溝103b、104bのピッチは等しく、ファイバブロック103の細径ファイバ110のピッチとファイバブロック104の通常ファイバ130のピッチはほぼ等しい。細径ファイバ110あるいは通常ファイバ130の端面を含む各ファイバブロック103、104の端面は、研磨等により、平坦かつV溝103b、104bの長手方向に直角な面に加工されている。
細径ファイバ110と通常ファイバ130とを接続するために、両ファイバブロック103、104の端面同士を対抗させ、両ファイバブロック103、104の相対位置を調心し(X、Y軸について、細径ファイバ110のコア110aと通常ファイバ130のコアの位置を一致させ)、接着剤(不図示)を上記両端面間に充填し、硬化させることにより、両ファイバブロック103、104は接合される。両ファイバブロック103、104の調心手段としては、アクティブアライメント(例えば、通常ファイバ130から光を入力し、出力される光のパワーをモニタしながら、位置決めを行う)を用いることができる。接合されたファイバブロック103、104は、筐体106に固定される(固定のための接着剤等は、図8aおよび8bでは省略されている)。
また、通常ファイバ130の片端には、他の光ファイバや光部品との接続を容易にするために、光コネクタのプラグ131が装着されている。
また、MCF120および121の各コアを伝搬する光のモードフィールド径(MFD)、細径ファイバ110におけるMFD、および通常ファイバ130におけるMFDは、互いの接続部分でのモードフィールドの不整合による接続損失を低減するために、なるべく等しいことが望ましい。一般的には、フェルール101のガイド孔101aの直径や細径ファイバ110の外径は、高精度に設定することができるので、ガイド孔102の中の細径ファイバ同士の相対的な位置も高精度に設定することができる。また、アクティブアライメントを用いて、フェルールやファイバブロックのような部品を接合して光ファイバを接続することにより、フェルール101、102の接合によるMCF120と細径ファイバ110との接続部分、およびファイバブロック103、104の接合による細径ファイバ110と通常ファイバ130との接続部分での接続損失(伝搬する光のパワーの減衰)は、小さくすることができる。これにより、ファンナウト部品100では、発生する光パワーの損失を小さくすることができる。
また、上述のように、7本の細径ファイバ110同士の位置決めは、フェルール101のガイド孔101aに挿入することで、容易に実現される。フェルール101、102は、樹脂製の光コネクタ用フェルール(MTフェルール等)を用いることも可能であるが、ガラス製の光コネクタ用フェルールを用いることは好ましい。樹脂製の光コネクタ用フェルールの場合に、両フェルール101、102を接合する接着剤として、熱硬化型を選択する。ガラス製の光コネクタ用フェルールの場合に、接着剤として、紫外線硬化型のものを用いることができ、接合のための作業性が良くなる。一般的には、熱硬化型接着剤や常温硬化型接着剤よりも紫外線硬化型接着剤の方が、硬化時間は短い。
なお、フェルール101、102においては、外郭の寸法は高精度である必要がなく、ガイド孔101a、102aの直径のみ高精度であればよい。また、丸孔を有するガラス製フェルールは、ガラスを材料とする成形法等により、製造できる。従って、フェルール101、102がガラス製であっても、高コストにはならない。ファイバブロック103、104のような部品は、光導波路型光部品(スプリッタや波長分波器など)と光ファイバとの接続に用いられており、一般的な部品である。また、ファイバブロック103、104は、一般的にはガラス製(V溝基板103a、104aおよびフラット基板103b、104bがガラス製)であり、両ガラスブロック103、104の接合には、紫外線硬化型接着剤を用いることができる。アクティブアライメントによる調心を含む、フェルール101および102の接合、あるいはファイバブロック103および104との接合は、光部品の製造工程で一般的に実施されている手段である。外径が約41.7μmの細径ファイバは、量産されていないため、1mあたりの製造コストは、通常の光ファイバよりも、ある程度、高くなる。しかし、1つのファンナウト部品を製造するために、細径ファイバは1mも使用しないので、1つのファンナウト部品を製造するのに要する細径ファイバのコストは、それ程、高くならない。以上のことから、本ファンナウト部品は、低コストで製造可能と言える。
一般的には、フェルール101、102の外郭(最大)寸法は、ガイド孔101a、102aの長手軸方向に直角な方向について10mm以下であり、ガイド孔101a、102aの長手軸方向について15mm以下である。また、ファイバブロック103、104の外郭寸法についても、同様である。また、Z軸方向の細径ファイバの長さ、すなわち、フェルール101とファイバブロック103との間隔も、30mm以下で十分である。以上のことから、ファンナウト部品100における筐体106部分は、小型にできる。MCF120の長さ、および通常ファイバ130の長さ(筐体106から光コネクタ・プラグ131までの長さ)は、用途に応じて適宜、設定される。
フェルール101に収容された細径ファイバ110は、ガイド孔101aの内壁や細径ファイバ110同士の接触により、フェルール101に対する位置の変動は抑制される。従って、細径ファイバ110のフェルール101に対する位置は、温度・湿度変動や長期間の使用に対して、安定である。ガラス製フェルール同士、ガラス製ファイバブロック同士の接着剤を用いた接続は、上述のように、実績のある構成である。フェルール102とファイバブロック103との間の細径ファイバ110は、筐体106により、保護される。以上のことから、本実施形態によるファンナウト部品100は、信頼性が高いと言える。
なお、MCF121とMCF120との接続には、光コネクタ、メカニカルスプライス、融着接続といった手段が挙げられる。本実施形態では、通常ファイバ130には単心形光コネクタのプラグが装着されるが、用途によっては、多心形光コネクタのプラグでもよい。あるいは、他の光ファイバと融着接続する場合もある。また、MCF120、121、細径ファイバ110、通常ファイバ130の各コアを伝搬する光は、シングルモード、あるいはマルチモードであってもよい。
以上の説明では、MCF120は、コア120aを7つ有していたが、コアが6つのMCFもある。このようなMCFでは、断面構造は、MCF120と同様であるが、クラッド外形の中心部分に位置するコア120aが存在していない。このようなMCFについても、以上と同様の構造で、ファンアウト部品を構成することができる。この場合も、細径ファイバ110の最密配置を実現するために、フェルール101のガイド孔101aに挿入される細径ファイバ110の本数は7本である。一般的に言うと、MCFのコア数と細径ファイバの本数は、一致するとは限らない。細径ファイバの本数は、細径ファイバがフェルールのガイド孔に挿入され最密に充填されるように決められる。
実施形態2
本発明の実施形態2に係るMCF用ファンナウト部品の構成を図9aから9cに示す。図9aから9cは、説明を容易にするため、筐体206内部および筐体付近を断面図で示し、それぞれE−E断面図、断面A−Aのフェルール付近の拡大図、および断面B−Bのフェルール付近の拡大図である。本ファンナウト部品の全体の構成は、図5に示す実施形態1のファンナウト部品100の全体の構成と同様である。伝送路側のMCF221(不図示)および、それと接続されるMCF220は、図1に示すタイプのMCFであり、7個のコアを有する。MCF220の各コアに沿って伝搬してきた光は、筐体206内部において、7本の通常ファイバ230にそれぞれ導かれる。
筐体206内部には、ガイド孔201a、ガイド孔202aをそれぞれ有するフェルール201および202を有し、フェルール201は、7本の細径ファイバ210をガイド孔201aに収容し、フェルール202は、MCF220をガイド孔202aに収容し、すなわち、細径ファイバ210およびMCF220は、それぞれのガイド孔201a、202aに挿入され、接着剤を用いて各フェルール201、202に固定されている点において、実施形態1と同様である。ガイド孔201a、202a付近の構成は、図7に示す実施形態1のガイド孔101a、102a付近の構成と同様である。MCF220のクラッド径、細径ファイバ210のクラッド径やガイド孔201aの直径も、実施形態1と同様である。また、細径ファイバ210は、同様に、ガイド孔201aにおいて最密に配置され、各細径ファイバ210のコアの相対位置は、MCF220の各コアの相対位置とほぼ一致する。
しかし、両フェルール201、202の外郭形状は、円筒形としており、加えて、筐体206内部には、割スリーブ205をさらに備える。両フェルール201、202の円筒形の中心とガイド孔201a、202aの中心は、ほぼ一致している。両フェルール201、202の外径は、約2.5mm(通常の単心形光コネクタのフェルールと同じ)で、端面(MCF220あるいは細径ファイバ210の端面を含む)は、ガイド孔201a、202aの長手軸に直角かつ平坦な面である。両フェルール201、202は、それら端面が対向するように割スリーブ205に挿入される。フェルール202に収容されたMCF220の各コアとフェルール201に収容された各細径ファイバ210のコアは、フェルール202とフェルール201とを相対的に回転(θz方向)させることにより、位置合わせされる。X軸およびY軸方向の位置合わせは、両フェルール201、202が割スリーブ205に挿入されることにより、成立している。両フェルール201、202は、両端面間に接着剤(不図示)を充填した状態で硬化させることにより、接合される。割スリーブ205は、スリットを有する部分と反対側において、固定用樹脂212により、筐体206に固定される。
また、細径ファイバ210は、通常ファイバ230の先端付近(フェルール201に挿入される領域)をフッ酸等でエッチングし、クラッド径を減少させることにより、形成されている。従って、細径ファイバ210部分と通常ファイバ230部分との接続部分は存在しない。筐体206の端において、通常ファイバ230は、固定ブロック211を介して筐体206に固定される。フェルール201、202や細径ファイバ210等は筐体206に覆われ、保護される。
本実施形態によれば、MCF220の各コアと7本の細径ファイバ210の各コアとの位置決めは、割スリーブ205内で両フェルール201、202を相対的に回転させるだけで実施可能である。両フェルール201、202を相対的に回転される装置は、簡単に構成でき、前記位置決めには、アクティブアライメントを用いることができる。また、フェルール201、202および割スリーブ205として、一般的な単心形光コネクタの部品を用いることができる。円筒形のフェルールを割スリーブに挿入し光ファイバ同士を接続する構成は、一般的な単心形光コネクタ(接続損失は、概ね0.3dB以下で、高い信頼性が認められている)で採用されている。これらのことから、本実施形態によるファンアウト部品でも、MCF220と細径ファイバ210との接続における接続損失(本ファンナウト部品の挿入損失)を小さくすることが可能である。また、作製コストも低くでき、さらに、高い信頼性も得ることができる。
なお、フェルール201、202の直径は、1.25mmでもよい。この直径のフェルールは、MUコネクタやLCコネクタで採用されている。
実施形態3
本発明の実施形態3に係るMCF用ファンナウト部品300の全体の構成は、図10に示される。また、筐体306内部の構造は、図11aおよびbにおいて断面図で示される。ファンナウト部品300は、コアを7個有する図1に示すタイプのMCFに対応し、MCF320の各コア320aを伝搬してきた光を、それぞれ7本の通常ファイバ330へ導く。図11aに示されるように、筐体306内部は、大まかには、MCF320と7本の細径ファイバ310とを接続する部分と、7本の細径ファイバ310と、それら細径ファイバ310と通常ファイバ330とを接続する部分と備える。7本の細径ファイバ310、および細径ファイバ310と通常ファイバ330とを接続する部分については、実施形態1と同様である。以下、MCF320と7本の細径ファイバ310とを接続する部分について詳細に説明する。
MCF320と7本の細径ファイバ310とを接続する部分は、プラグ・ハウジング307a、フェルール302、フランジ302b、およびバネ307bを含むプラグ307と、レセプタクル・ハウジング308a、フェルール301、フランジ301b、および割スリーブ305を含むレセプタクル308とを備える。レセプタクル308は、筐体306に固定されている。レセプタクル308に対してプラグ307は、着脱可能である。それによって、フェルール301に収容されている細径ファイバ310と、フェルール302に収容されているMCF320との接続および接続解除を繰り返すことができる。
フェルール301、302や割スリーブ305については、実施形態2と同様であり、MCF320、細径ファイバ310も実施形態2と同様にフェルールのガイド孔に挿入されることによりフェルールに収容されている。但し、フェルール301および302の端面(それぞれ、細径ファイバ310、MCF320の端面を含む)は、研磨により、滑らかな(表面粗さが小さい)凸球面形状に形成されている。プラグ307をレセプタクル308に接続した状態では、プラグ307内のバネ307bにより、フェルール302はフェルール301に向かって押圧され、MCF320端面と細径ファイバ310端面とのPC(Physical Contact)が実現される。但し、図11においては、フェルール302をバネ307bで押圧した際の反作用に対抗して、プラグ307をレセプタクル308に固定する機構については、省略している。このPCの実現により、両端面間の空隙が消滅し、光が両端面を通過する際の反射の発生を抑制する(高い反射減衰量を得る)ことができる。
また、プラグ307をレセプタクル308に接続した際の、フェルール301とフェルール302との相対的な軸回り(θz)方向の位置合わせは、偏波保持光ファイバ用光コネクタの技術を参照して、以下のようにして実現される。細径ファイバ310をフェルール301に固定し、フェルール301端面を研磨した時点では、フェルール301とフランジ301bとは、軸回りについては相対的に回転自在になっている。軸回り方向について、フランジ301bに対して細径ファイバ310が所定の位置に位置決めされた後、フェルール301はフランジ301bに固定される。上記の位置決めは、フェルール301端面(細径ファイバ310端面)の画像をモニタすることにより行われる。このようにして、軸回りについて、フランジ301bに対する細径ファイバ310の位置が定められる。次に、フランジ301bは、所定の軸回り角度において、レセプタクル・ハウジング308aに組み込まれる。これにより、レセプタクル308における細径ファイバ310の位置が決められる。同様に、プラグ307におけるMCF320のコア320aの位置も決められる。プラグ307をレセプタクル308に接続したとき、軸回り方向に関して、レセプタクル308に対するプラグ307の位置も定められる。ここでは、偏波保持光ファイバ用光コネクタの技術を用いた手段を説明したが、円筒形のフェルールと割スリーブを用いかつ接続される光ファイバの軸回り角度を正確に合わせて接続する、他のMCF用コネクタの技術を用いてもよい。実用上は、プラグ307とレセプタクル308は、MCF用コネクタと接続上の互換性を持たせることが望ましい。
本実施形態によれば、実施形態1および2のファンナウト部品の場合では必要となるMCF同士の接続部分を省略することができる。これにより、ファンナウト部品の全長を短くすることができ、また、より低コストにすることが可能である。プラグ307とレセプタクル308が手作業により接続および接続解除できるので、MCFを用いた光システムの構築や保守における作業性が良好となる。
実施形態4
本発明の実施形態4に係るMCF用ファンナウト部品について説明する。本ファンナウト部品の構成は、図9に示される実施形態2に記載のファンナウト部品と同様である。但し、MCF420は、図2に示すタイプのMCFであり、クラッド径は、隣り合うコア同士の間隔dcの3倍より若干大きい値に設定されている。
図12aおよび12bはそれぞれ、本実施形態に係るファンナウト部品のフェルール内部の構成を示すMCF付近の断面拡大図および細径ファイバ付近の断面拡大図である。MCF420を収容しているフェルール402のガイド孔402aの直径は、MCF420のクラッド径とほぼ等しい値である。細径ファイバを収容しているフェルール401のガイド孔401aの直径は、細径ファイバのクラッド径d(dcとほぼ等しい)の3倍にほぼ等しい値に設定されている。フェルール401と402は、ガイド孔401a、402aの直径は異なっても、割スリーブに挿入されれば、中心軸はほぼ一致する。これにより、フェルール401と402との調心(位置合わせ)は、X軸およびY軸方向について成立する。θz方向についての調心は、実施形態2の場合と同様に実施される。
また、このタイプのMCF420でも、上記と同様にして、実施形態1や3のファンナウト部品にも適用できる。
実施形態5
本発明の実施形態5に係るMCF用ファンナウト部品について説明する。本ファンナウト部品は、図3に示されるような、コアを3個有するMCFに対応したファンナウト部品である。本ファンナウト部品の基本的な構成は、実施形態2と同様である。フェルール502は、コア520aを3個有するMCF520を、フェルール501は、3本の細径ファイバ510を収容する。MCF520の各コア520aに沿って伝搬してきた光は、それぞれ3本の通常ファイバに導かれる。
図13aおよび13bはそれぞれ、本実施形態に係るファンナウト部品のフェルール502のMCF520付近の断面拡大図、およびフェルール501の細径ファイバ510付近の断面拡大図である。MCF520断面の仮想円520cは、隣り合うコア同士の間隔dcを直径とし、コア中心を中心とする円である。細径ファイバ510の外径dは、間隔dcとほぼ等しいように設定される。また、フェルール501のガイド孔501aの直径Dは、{1+2/√3}*dの値とほぼ等しいように設定される。この直径Dの値は、3本の細径ファイバ510を最密に配置したとき、それらに外接する円の直径とほぼ等しい。3本の細径ファイバ510をガイド孔501aに挿入すると、細径ファイバ510の3つのコアの相対位置は、MCF520の3つのコア520aの相対位置にほぼ一致する。フェルール501に対するフェルール502の位置合わせについては、フェルール501および502を割スリーブに挿入すると、X軸およびY軸方向の位置合わせは成立する。更に、両フェルール501、502を相対的にθz方向に回転させ、MCF520のコア520aと細径ファイバ510のコア510aの位置同士をほぼ一致させることができる。
また、3本の細径ファイバ510をガイド孔501aに挿入し、相対位置を定める構成は、実施形態1や3に記載のファンナウト部品でも用いることができる。
実施形態6
本発明の実施形態6に係るMCF用ファンナウト部品について説明する。本ファンナウト部品は、図4に示されるような、コアを13個有するMCFに対応したファンナウト部品である。図14aおよび14bはそれぞれ、フェルール602のMCF620付近の断面拡大図、およびフェルール601の細径ファイバ610付近の断面拡大図である。コア620aを13個有するMCF620を収容したフェルール602、および13本の細径ファイバ610を収容したフェルール601を有する。細径ファイバ610の外径dは、隣り合うコア同士の間隔dcとほぼ等しく、ガイド孔601aの直径Dは、{1+2√3}*dの値とほぼ等しくなるように設定される。この直径Dの値は、13本の細径ファイバ610をMCF620のコアの位置に対応するように最密に配置したとき、最も外側に配置される6本の細径ファイバ610に外接する円の直径にほぼ等しくなる。フェルール601に13本の細径ファイバ610を挿入するだけで、細径ファイバ610の13個のコアの相対位置は、MCF620の13個のコア620aの相対位置とほぼ一致する。本実施形態に係るファンナウト部品の全体の構成は、実施形態1乃至3に記載の構成と同様にすることができる。
100、300 MCF用ファンナウト部品
120、121、220、221、320、420、520、620 MCF
120a、121a、320a、420a、520a、620a MCFのコア
120b、320b、420b、520b、620b MCFのクラッド
120c、320c、420c、520c、620c MCFの仮想円
110、210、310、410、510、610 細径ファイバ
110a、410a、510a、610a 細径ファイバのコア
110b、410b、510b、610b 細径ファイバのクラッド
130、230、330 通常ファイバ
101、102、201、202、301、302、401、402、501、502、601、602 フェルール
101a、102a、201a、202a、301a、302a、401a、402a、501a、502a、601a、602a ガイド孔
106、206、306 筐体
109、409、509、609 接着剤
131、331 光コネクタ・プラグ
205、305 割スリーブ
103、104 ファイバブロック
103a、104a V溝基板
103b、104b V溝
103c、104c フラット基板
113 MCF接続部
211 固定ブロック
212 固定用樹脂
207b ブーツ
301b、302b フランジ
307 プラグ
307a プラグ・ハウジング
307b バネ
308 レセプタクル
308a レセプタクル・ハウジング

Claims (4)

  1. 3つ以上のコアを有するマルチコアファイバに対して、前記3つ以上のコアに個別に光を入出力するためのマルチコアファイバ用ファンナウト部品であって、
    断面が円形の第1のガイド孔を有する第1のフェルールと、複数本の細径ファイバを前記第1のフェルールの前記第1のガイド孔の中に有し、
    前記複数本の細径ファイバは、前記マルチコアファイバにおいて隣り合うコア同士の間隔とほぼ等しい値のクラッド径を有し、かつ最密に配置されて前記第1のフェルールに固定され、
    前記第1のガイド孔の直径は、前記最密に配置された複数本の細径ファイバに外接する円の直径にほぼ等しい値を有し、
    前記複数本の細径ファイバの各コアの相対位置は、前記マルチコアファイバの各コアの相対位置とほぼ等しいことを特徴とするマルチコアファイバ用ファンナウト部品。
  2. 第2のガイド孔を有する第2のフェルールを有し、該第2のフェルールは該第2のガイド孔内にて前記マルチコアファイバを収容し、
    前記第1のフェルールおよび前記第2のフェルールは、中心軸が前記第1のガイド孔および前記第2のガイド孔の中心軸とほぼ一致する円筒形の構造を有し、
    内壁が円筒形で、前記第1のフェルールおよび前記第2のフェルールを収容する割りスリーブを備えていることを特徴とする請求項1に記載のマルチコアファイバ用ファンナウト部品。
  3. 前記複数本の細径ファイバの端面を含めた前記第1のフェルールの端面および前記マルチコアファイバの端面を含めた前記第2のフェルールの端面は、前記複数本の細径ファイバの端面と前記マルチコアファイバの端面とのフィジカルコンタクトを可能にするように滑らかな凸球面形状を有し、
    前記第1のフェルールと前記第2のフェルールの何れかまたは両方が前記割りスリーブに対して挿抜可能であることを特徴とする請求項2に記載のマルチコアファイバ用ファンナウト部品。
  4. 前記マルチコアファイバは、6つまたは7つのコアを有し、前記第1のフェルールの第1のガイド孔の中には、7本の前記細径ファイバを有し、
    前記第1のガイド孔の直径は、前記細径ファイバのクラッド径の3倍の値にほぼ等しいことを特徴とする請求項1乃至3に記載のマルチコアファイバ用ファンナウト部品。
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