JP2019113596A - 光接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】マルチコアファイバとの光接続が、より小型化が可能な状態で、信頼性を低下させることなく、また、接続損失が抑制された状態で実施できるようにする。【解決手段】フェルール103の複数の光ファイバ101を束ねて収容するガイド孔の一端のファイバ引き出し側に連続し、ファイバ引き出し側より引き出された複数の光ファイバ101を収容するチューブ104を配置する。フェルール103およびチューブ104は、第1フランジ105により連結して保持される。また、チューブ104より引き出された複数の光ファイバ101を断面視1次元に配列して固定する整列部品151と、整列部品151により配列された複数の光ファイバ101と接続する光導波路デバイス152とを備え、チューブ104と整列部品151との間の複数の光ファイバ101は撓んでいる。【選択図】 図1A

Description

本発明は、光ファイバを相互に接続するための光ファイバ接続構造に関し、より具体的には、1本の媒体に平行に配置された複数のコアを有するマルチコアファイバの複数のコアに対し、個別に光を入力/出力するための光ファイバ接続構造に関する。
近年、動画サービスによる個人トラフィック消費の増加や、クラウドサービスなどによる法人トラフィックの増加に伴い、光通信システムにおいて伝送容量の大幅な拡大が求められている。これに伴い、光ファイバを用いた長距離伝送の分野においては、光ファイバ1本あたりの伝送容量の拡大が必要とされている。しかしながら、1本の光ファイバによって伝送できる容量は、耐パワー性や非線形性の観点から限界に近づきつつある。これを解決する手段の一つとして、同一ファイバ内に複数のコアを有するマルチコアファイバ(以後、マルチコアファイバをMCFと略す)を利用して、光ファイバの空間利用効率を向上させる技術が提案されている。
MCFは、図8A〜図8Cの断面図に例示するように、複数のコア701が同一のクラッド702に収容されている。図8A〜図8Cは、導波方向に垂直な断面を示している。なお、図8A〜図8Cでは、被覆などは省略している。図8Aは、コア701の数が7の場合を示している。各々のコア701の間隔は5μm〜50μm程度である。各コア701は、六方最密充填の配置に対応する三角格子を形成するように配置されており、以下、この配置構成を三角配置型と呼ぶ。図8Bは同様の三角配置型の配置でコア701の数を19としている。また、図8Cは、コア701の数が4の場合を示している。この例では、各コア701は、長方形を形成するように配置されている。
上述の各構成において、MCFの複数のコアは、ファイバの長手方向について平行に配置される。基本的には、各コアに沿って、別々の光信号が伝送される。したがって、1本の光ファイバの中に複数の伝送路を有していると考えることができ、同一波長の異なる光信号を同時に伝送することもできる。
ここで、MCFのクラッド径は、単一のコアを有する光ファイバ(概ねφ80〜125μm)と同程度の径、または、単一のコアを有する光ファイバより大きい径である(概ねφ125μm〜300μm)。これらは、クロストーク特性により決めることができ、コア数が多いほどクラッド径が大きくなる傾向がある。図8Cに示すような4コア程度であれば、125μmと、通常の光ファイバと同様のクラッド径で実現することができ、曲げやすさや通常の光ファイバとの互換性の観点から取り扱いが容易である。
MCFは上述のコア数の違いやコア配置の違いのように、複数のパターンが提案されており、コア数の違いやコア配置以外でも、複数の観点から分類できる。例えば、前述のように各コアを伝搬する光が結合しないよう設計した非結合型MCFのほかに、積極的に各コアを伝搬する光が結合するように設計した結合型MCFといった分類もできる。また、各コアの屈折率やコア径を変えた構成、コアの周囲に1〜20μm程度の第2クラッド層を設けたトレンチ型と呼ばれる構成、更に、各コアの周りに微小な空孔を設けたフォトニック結晶型と呼ばれる構成も提案されている。
MCFにおいて、コアごとに別々の信号を伝送させるためには、MCFの複数のコアと、各々が単一のコアを有する複数本の光ファイバとの間で個別に光を入出力させる必要がある。以下、MCFと接続される80μmφから125μmφ程度のクラッド径を持った単一のコアを有するファイバを、「通常の光ファイバ」と定義する。MCFと通常の光ファイバとの間で、光を入出力可能とするために、MCF用ファンアウト部品が必要となる。このように、光の入出力を可能とする接続を「光接続」と定義する。
このファンアウトを実現するうえでカギとなるのは、前述のMCFの各コア配置をいかにして展開するかである。すなわち、MCFは図8A,図8B,図8Cを用いて説明したように、光軸断面におけるコア配置が2次元的に配置されており、かつ、コア間隔dが通常の光ファイバ径よりも小さく(例えば20μm〜50μm程度)設定されている。しかしながら、これまでの光ファイバ用光デバイスでは、コア配置の多くが、通常の光ファイバ径に合わせて、1次元状に複数コアが配置されたアレイ構造となっている。このため、ファンアウトを実現するうえでは、コア間隔の小さい2次元配置構造から、通常の光ファイバ径と適合する間隔で1次元配置構造へ変換する配列変換構造が必要である。
これらを実現するうえで、空間結合を用いる技術(例えば非特許文献1)や3次元導波路を用いる技術(例えば非特許文献2)、細径ファイバを用いる方法(例えば非特許文献3)など、いくつかの技術が提案されている。
この中で、細径ファイバを用いた技術では、MCFのコア間隔dと同程度またはそれ以下(10μm〜50μm)までクラッド径を細径化した複数本の細径ファイバを用い、複数本の細径ファイバをMCFのコアと一致するように配置する。以下では、MCFのコア間隔dと同程度またはそれ以下のクラッド径(10μm〜50μm)の光ファイバを、「細径ファイバ」と定義する。細径ファイバを用いた技術は、接続部品を比較的小型に作ることができる。
図9A,図9Bは、従来技術の微細孔を有するフェルールを使用したファンアウト部品の断面構造を示す図である。この接続構造では、複数の光ファイバ801とMCF802とが光接続される。複数の光ファイバ801は、途中から被覆を除去してエッチング、延伸などを施すことにより細められた細径ファイバ804とされ、第1フェルール803に収容されている。一方、MCF802は、所定の領域に被覆が除去されて第2フェルール805に収容されている。
また、第2フェルール805に収容されているMCF802の各コアは、第1フェルール803に収容されている複数の細径ファイバ804と光接続する。第1フェルール803と第2フェルール805とは、割が入った割スリーブ806に嵌入されている。
第1フェルール803は、第1フランジ807に嵌合して一体化されており、第1フランジ807において、光ファイバ801が細径ファイバ804とされている領域を中心に接着剤808で接着固定されている。図9Bの断面図に示すように、第1フェルール803のガイド孔には、例えば、7本の細径ファイバ804が最密充填状態で収容されている。光ファイバ801に連続している各細径ファイバ804は、コア801aと、クラッド801bとから構成されている。また、各細径ファイバ804の周囲には、接着剤803aが充填されている。
第2フェルール805は、第2フランジ809に嵌合して一体化されており、第2フランジ809において、第2フェルール805に収容されているMCF802を接着剤810で接着固定している。
上述した構成により、MCF802の各コアは、細径ファイバ804の各コアと光接続して複数の光ファイバ801と光接続している。この接続構造を用いることで、長距離伝送向けに1本の光ファイバで1Pb/sを超える伝送が実現されている(例えば非特許文献4)。
また、長距離伝送のほかにも、上述したMCFを短中距離伝送へ応用することも想定されており、例えば装置内・装置間の通信にMCFを利用することで、従来の多芯ファイバ配線と同様の伝送容量を1本のMCFで伝送することができ、光ファイバ配線のスマート化への応用も検討されている。
ここで、短中距離伝送においては、プリント基板上に配置されたレーザダイオードなどの光発光素子とフォトダイオードなどの光受光素子とを用いることで伝送が実現されている。伝送方式などによって、光発光素子には、光変調素子などが集積あるいはディスクリートに接続され、更に電気-光変換を行うドライバなどと接続されることで、光送信機として、プリント基板上に実装されている。
同様に、光受光素子には、光処理機などが適宜集積、あるいはディスクリートに接続され、更に光-電気変換を行う電気増幅回路などと接続されることで、プリント基板上に光受信機として実装されている。これら光送信機、光受信機を一体化した光送受信機などがパッケージ内やプリント基板上に集積され、光ファイバなどの光伝送媒体と光学的に接続されることで、短中距離通信が実現されている。
光発光素子や光受光素子、光変調素子としては、シリコン(Si)やゲルマニウム(Ge)などの半導体や、インジウムリン(InP)やガリウムヒ素(GaAs)、インジウムガリウムヒ素(InGaAs)等に代表されるIII−V族半導体を用いたものが実用化されており、近年では、これらに光の伝搬機構を有するシリコン光回路やインジウムリン光回路などを集積した光導波路型の光送受信機が発展している。また変調素子としては、半導体のほかに、ニオブ酸リチウム(LN)などの強誘電体系やポリマーなどを用いる場合もある。
以降、上記の光の伝搬、導波機構を有する光発光素子、光受光素子、光変調素子などをまとめて単に、光導波路デバイスとよぶこととする。上述したMCFの適用には、MCFの各コアと前記光導波路デバイスの各コアとを接続することが必要となる。
また、上述した発光素子や受光素子などを集積された光導波路デバイスは、一般に基板上にクラッド層および導波機構を有するコア層が形成されており、複数のコアを有する場合、そのコア配置は、光軸断面でみると1次元にアレイ化されている。このため、2次元配置を有するMCFを用いる場合、MCFの各コアと接続するためには、ファンアウト部品を介する必要がある。
W. Klaus, J. Sakaguchi, B. J. Puttnam, Y. Awaji, N. Wada, T. Kobayashi, M. Watanabe, " Free-space coupling optics for multicore fibers", IEEE Photonics Technology Letters, vol. 24, no. 11, pp. 1902-1905, 2012. R. R. Thomson, H. T. Bookey. N. D. Psaila, A. Fender, S. Campbell, W. N. MacPherson, J. S, Barton, D. T. Reid, and A. K. Kar, "Ultrafast-laser inscription of a three dimensional fanout device for multicore fiber coupling applications" Optics Express, vol. 15, no. 18, pp. 11691-11697, 2007. Y. Abe, K. Shikama, H. Ono, S. Yanagi, and T. Takahashi, "Fan-in/fan-out device employing v-groove substrate for multicore fibre", Electronics Letters, Vol. 51, Issue 17, pp. 1347-1348, 2015. H. Takara, A. Sano, T. Kobayashi, H. Kubota, H. Kawakami, A. Matsuura, Y. Miyamoto, Y. Abe, H. Ono, K. Shikama, Y. Goto, K. Tsujikawa, Y. Sasaki, I. Ishida, K. Takenaga, S. Matsuo, K. Saitoh, M. Koshiba, and T. Morioka, "1.01-Pb/s (12 SDM/222 WDM/456 Gb/s) Crosstalk-managed transmission with 91.4-b/s/Hz aggregate spectral efficiency", European Conference and Exhibition on Optical Communication (ECOC2012), Amsterdam, The Netherlands, Sept. 2012. T. Fujii et al., "1.3-μm directly modulated membrane laser array employing epitaxial growth of InGaAlAs MQW on InP/SiO2/Si substrate", in Proc. ECOC2016, Th.3.A.2 , 2016.
しかしながら、上述した技術では、以下に示すような問題があった。
発光素子や受光素子などを集積された光導波路デバイスとMCFとのコア配列変換を行う上で、ファンアウト部品を介して接続されていたが、従来のファンアウト部品は、サイズが光軸方向に数10mm程度となっており、大きいものとなっている。このため、パッケージ内に収めようとするとファンアウト部品の占める面積が大きく、小型のパッケージには収まらないという問題がある。
また、小型のパッケージ内やボード内でファンアウト部品からばらされた光ファイバの取り回しを行う際、細径ファイバを束ねたファンアウト部品の根元付近に、取り回しの際の曲げ応力などが集中し、ファイバ折れなどの信頼性を劣化させるという大きな問題があった。特に、発光素子や受光素子などが集積された光導波路デバイスと接続する際には、小型な取り回しが必要となり、信頼性上の大きな課題となっていた。
更に、一般に光導波路デバイスは、InPやSi集積導波路などからなることから、伝搬する光のモード径(MFD)が小さく、スポットサイズコンバータなどを集積して、MFDを拡大したとしても、通常の光ファイバやマルチコアファイバのMFDよりも半分以下であり、光ファイバと接続すると原理的なモード不整合により、3dB以上の接続ロスを生じることになり、大きな接続損失増加につながるという問題がある。
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、マルチコアファイバとの光接続が、より小型化が可能な状態で、信頼性を低下させることなく、また、接続損失が抑制された状態で実施できるようにすることを目的とする。
本発明に係る光接続構造は、複数の光ファイバとマルチコアファイバとを光接続する光接続構造であって、複数の光ファイバを束ねて収容するガイド孔を備えたフェルールと、ガイド孔の一端のファイバ引き出し側に配置され、ファイバ引き出し側より引き出された複数の光ファイバを収容する直線部を備えたチューブと、フェルールおよびチューブを連結して保持する保持部品と、チューブより引き出された複数の光ファイバを断面視1次元に配列して固定する整列部品と、整列部品により配列された複数の光ファイバと接続する光導波路デバイスとを備え、チューブと整列部品との間の複数の光ファイバは、撓んでおり、ガイド孔に収容された複数の光ファイバは、ガイド孔の他端の光接続端で、マルチコアファイバと光接続する。
上記光接続構造において、フェルールは、断面形状が円形とされて1つのガイド孔を備える。
上記光接続構造において、フェルールは、断面形状が直方体とされて複数のガイド孔を備え、更に、断面形状が直方体とされた他のフェルールと嵌合するためのガイドピンを有する。
上記光接続構造において、ガイド孔とチューブとの連結部において、ガイド孔およびチューブは、同軸上で直列に連結されている。
上記光接続構造において、複数の光ファイバの各々は、被覆を備え、ガイド孔に収容されている部分の複数の光ファイバの各々は被覆を除去され、チューブに収容された複数の光ファイバは、フェルールの領域においてマルチコアファイバの複数のコアの配置に合わせて2次元配置されている。
上記光接続構造において、チューブに収容された複数の光ファイバは、2次元配置からチューブより引き出される側において1次元配置に変換されている。
上記光接続構造において、チューブは、直線部以外の領域で所定の曲げ半径で曲げられている。
上記光接続構造において、チューブは、接着剤により保持部品のチューブ収容領域に接着固定されて保持されている。
上記光接続構造において、チューブは、光ファイバの引き出し端の側にかけて径が徐々に拡大したテーパ部を備える。
以上説明したように、本発明によれば、フェルールの複数の光ファイバを束ねて収容するガイド孔の一端のファイバ引き出し側に、ファイバ引き出し側より引き出された複数の光ファイバを収容するチューブを配置し、チューブと整列部品との間の複数の光ファイバを撓ませたので、マルチコアファイバとの光接続が、より小型化が可能な状態で、信頼性を低下させることなく、また、接続損失が抑制された状態で実施できるという優れた効果が得られる。
図1Aは、本発明の実施の形態1における光接続構造の構成を示す構成図である。 図1Bは、本発明の実施の形態1における光接続構造の一部構成を示す断面図である。 図1Cは、本発明の実施の形態1における光接続構造の一部構成を示す断面図である。 図1Dは、整列部品151の構成を示す断面図である。 図2Aは、本発明の実施の形態1の光接続構造を用いた実装例を説明するための平面図である。 図2Bは、本発明の実施の形態1の光接続構造を用いた実装例を説明するための平面図である。 図2Cは、本発明の実施の形態1の光接続構造を用いた実装例を説明するための平面図である。 図3は、本発明の実施の形態1における他の光接続構造の構成を示す構成図である。 図4は、本発明の実施の形態2における光接続構造の構成を示す構成図である。 図5Aは、本発明の実施の形態3における光接続構造の構成を示す構成図である。 図5Bは、本発明の実施の形態3における光接続構造の一部構成を示す断面図である。 図6は、本発明の実施の形態4における光接続構造の構成を示す構成図である。 図7は、本発明の実施の形態における他の光接続構造の一部構成を示す断面図である。 図8Aは、マルチコアファイバの構成を示す断面図である。 図8Bは、マルチコアファイバの構成を示す断面図である。 図8Cは、マルチコアファイバの構成を示す断面図である。 図9Aは、従来の光接続構造の構成を示す構成図である。 図9Bは、従来の光接続構造の一部構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態おける光接続構造について説明する。
[実施の形態1]
本発明の実施の形態における光接続構造について、図1A,図1B,図1C,図1Dを参照して説明する。なお、図1Aでは、断面を模式的に示している。以下では、通常の光ファイバ101と、4コアを有するマルチコアファイバ(MCF)102とを接続する場合を例に説明する。実施の形態1では、4本(複数)の光ファイバ101とMCF102とが光接続される。
この光接続構造は、4本の光ファイバ101を束ねて収容するガイド孔を備えたフェルール103と、フェルール103のガイド孔の一端のファイバ引き出し側に配置され、ファイバ引き出し側より引き出された複数の光ファイバ101を収容するチューブ104と、フェルール103およびチューブ104を連結して保持する第1フランジ(保持部品)105とを備える。チューブ104は、直線部を備えている。実施の形態1では、チューブ104の全域が直線状に形成されている。実施の形態1では、チューブ104が、フェルール103のガイド孔の一端のファイバ引き出し側に連続して配置されている。
フェルール103のガイド孔に収容された4本の光ファイバ101は、ガイド孔の他端の光接続端で、MCF102と光接続する。フェルール103のガイド孔およびチューブ104は、少なくともフェルール103のガイド孔とチューブ104との連結部において、同軸上で直列に連結されている。
4本の光ファイバ101は、途中から被覆を除去してエッチング、延伸するなどにより細められた細径ファイバ106とされ、フェルール103の円柱形状に形成されたガイド孔に収容されている。フェルール103のガイド孔に収容された4本の光ファイバ101の各々は、ガイド孔のファイバ引き出し側より引き出されている4本の光ファイバ101より細くされている。また、MCF102は、先端側の所定の領域の被覆が除去されてMCF収容フェルール107の円柱形状に形成されたMCFガイド孔に収容されている。
フェルール103とMCF収容フェルール107とは、割が入った割スリーブ108に嵌入され、フェルール103に収容された4本の細径ファイバ106と、MCF収容フェルール107に収容されたMCF102の4本のコアとが、相互の光軸の位置を合わせた状態で光接続する。
図1Bの断面図に示すように、フェルール103のガイド孔には、4本の細径ファイバ106が最密充填状態で収容されている。4本(複数)の細径ファイバ106は、MCF102の4本のコアの2次元配置に合わせて2次元配置されている。4本の光ファイバ101に連続している4本の細径ファイバ106の各々は、コア101aと、クラッド101bとから構成されている。また、各細径ファイバ106のクラッド101bの周囲には、接着剤112が充填されている。接着剤112は、例えば、熱硬化型であり、加熱により接着剤112が硬化することにより、光ファイバ101を細くした細径ファイバ106が接着固定されている。
フェルール103は、第1フランジ105のフェルール収容領域に嵌入されている。また、チューブ104は、接着剤109により第1フランジ105のチューブ収容領域に接着固定されて保持されている。また、MCF収容フェルール107は、第2フランジ110に嵌入されている。第2フランジ110は、MCF収容フェルール107の保持部品となる。第2フランジ110においては、第2フランジ110とMCF102との間の間隙部に熱硬化型の接着剤111が充填されており、接着剤が硬化することにより、MCF102の配置が固定されている。
ここで、チューブ104は、図1Cの断面図に示すように、被覆101cで被覆されている光ファイバ101が、おおよそ最密充填される状態の内径とされている。また、4本(複数)の光ファイバ101は、MCF102の4本のコアの2次元配置に合わせて2次元配置されている。また、チューブ104内において、光ファイバ101の周囲には、接着剤112aが充填されている。接着剤112aは、例えば、熱硬化型であり、加熱により接着剤112aが硬化することにより、光ファイバ101が接着固定されている。
例えば、クラッド101bの径は80μmであり、被覆101cの外径は165μmある。このため、チューブ104の内径は、165×{1+(2)1/2}≒398.5μmとすると、フェルール103における細径ファイバ106と同様に、4本の光ファイバ101を収容することができる。チューブ104においては、必ずしも最密充填とする必要はないことから、内径を500μm程度に設定すればよい。
また、本発明の実施の形態1における光接続構造は、チューブ104より引き出された複数の光ファイバ101を断面視1次元に配列して固定する整列部品151と、整列部品151により配列された複数の光ファイバ101と接続する光導波路デバイス152とを備える。
チューブ104より取り出されて展開された被覆がついている複数の光ファイバ101は、中空で展開されて、一端において、光ファイバ101を収容するV溝基板151aと蓋151bからなる整列部品151に配置されている(図1D)。V溝基板151aと蓋151bとは、光ファイバ101を断面視で1次元に配列して挾み、接着剤151cにより接着固定されている。整列部品151の端面での光ファイバ101の配置は、光導波路デバイス152の接続端面での導波路コア配置と対応するように1次元に整列されており、整列部品151と光導波路デバイス152とが接着剤などにより、固定されている。
更に、チューブ104と整列部品151との間の複数の光ファイバ101は、撓んで(座屈して)いる。例えば、チューブ104と整列部品151との間の複数の光ファイバ101は、図1Aの紙面の手前から奥の方向に座屈している。チューブ104と整列部品151とを中継する部分の光ファイバ101は、一定の応力が加えられることにより、座屈、屈曲などをしており、中空で各々の光ファイバ101が独立してわずかに撓んだ状態で保持されている。実施の形態1において、チューブ104と整列部品151との間の、撓んでいる領域の光ファイバ101が光配線中継部となる。
上述した実施の形態1によれば、以下のような顕著な効果を奏する。
まず、チューブ104を設けることで、光ファイバ101は、光ファイバ101の導波方向の光軸にほぼ沿って保持されることとなり、第1フランジ105の外側の領域でも光ファイバ101の直線部が保持される。このため、例えば、接着剤109が硬化する際に、光ファイバ101が片寄ることが予防され、接着剤109が硬化した後の光ファイバ101への接着剤109による応力を予防し、光接続構造の信頼性を担保することができる。
また、光接続構造の外で光ファイバ101を別の光デバイスと接続などを行う際に、ボード上やパッケージ内で光ファイバを取り扱うこととなるが、この光ファイバ取り回しの際の曲げやねじりなどの応力が、光ファイバ101を束ねた固定部に集中することとなり、信頼性低下を招いていた。実施の形態1によれば、チューブ104を導入し、加えて光ファイバ101に撓み部を導入することにより、接着剤109による固定部への過度な曲げやマイクロベンドが予防されることとなり、応力を緩和することができる。これにより光ファイバ101の中継部の長さを短くしながらも、光ファイバ101の破断などの信頼性低下を防止することができる。
更に、実施の形態1における光接続構造を製造する際に、光ファイバ101の先端部をエッチングなどで細径化して細径ファイバ106とし、細径ファイバ106を束ねて、フェルール103のガイド孔に挿入することになる。ここで、細径ファイバ106は、容易に座屈、屈曲することから、フェルール103のガイド孔と細径ファイバ106のクリアランスが小さいときは、摩擦などに伴い挿入が困難になる。
これに対し、実施の形態1によれば、チューブ104で光ファイバ101および細径ファイバ106を保持した状態で、フェルール103のガイド孔に挿入することができるため、第1に、挿入時の軸ずれが小さくガイド孔に挿入しやすくなる。また、第2に、細径ファイバ106の座屈領域や屈曲領域が、チューブ104の内径で制限され、挿入時の座屈や屈曲などが起こりにくくなり、挿入が容易になる、といった製造上の効果も合わせて奏することができる。
また、中継する部分の光ファイバ101を撓ませることにより、導波路型光デバイスとフェルール103の相対位置が、MCF102を内蔵(収容)するMCF収容フェルール107の挿入時や熱応力が加わった際に、中継する部分の光ファイバ101の撓みで、それらの位置変動を吸収することが可能である。加えて、前述したようにチューブ104によりある一定範囲でほぼ直線の領域が維持されるため、ファイバを束ねた根元で応力が集中することなく、高い信頼性を担保することができる。
ここで、チューブ104の長さについては、ハンドリングや直線保持領域の設計などで適宜決めることができるが、おおむね第1フランジ105の端部から1〜15mm程度に設定すればよい。また、チューブ104の材質としては、適度な屈曲性を有するほうが、光ファイバ101の整列部品化や、光導波路との実装時などに加わる曲げに対しても一定の曲げ半径と直線保持領域を保持しながら、緩やかな曲げに対応することもできるため、好ましい。例えば、チューブ104は、シリコーン樹脂やポリエステルエラストマー、ウレタン樹脂、アクリル樹脂などから構成すればよい。チューブ104を構成する材料は、接着性を適度に有するものが好ましい。
なお、フェルール103とMCF収容フェルール107との接続端面は、接続時にバネなどの圧縮力を介し、各コア101aが空気間隙なく物理的な接触を行うよう、適切に凸球面研磨がなされており、第1フランジ105ごと押圧するバネ(不図示)などにより「Physical Contact」接続が実現できる構成となっている。また、フェルール103とMCF収容フェルール107との光軸周りの回転角度は、MCF102と光ファイバ101とのコア位置が一致するよう所定の角度に固定されている。
なお、フェルール材料としては、ジルコニアなどのセラミックを用いることが好適であるが、同様の機能を有するものであれば他のセラミックや、ガラスキャピラリ、ポリマー成形品、金属加工品などを用いてもよい。またフェルール径に関しては、単心光コネクタなどに用いられる通常の円筒を有する外形(例えば、2.5mmφや1.25mmφ)などを用いればよいが、当然上記に限定されない。また、フェルール103およびMCF収容フェルール107の長さに関しては、ファイバ接続用途では6〜8mm程度とすることが一般的であるが、本用途においては小型化の観点から短いことが好ましく、2〜5mm程度で適宜設定すればよい。
また、実施の形態1では、ホルダ部品115を用いてフェルール103およびMCF収容フェルール107を保持している。フェルール103およびMCF収容フェルール107は、ホルダ部品115よりも突き出るようにして一体化されている。例えば、ホルダ部品115において、割スリーブ108にフェルール103およびMCF収容フェルール107を圧入することなどにより、これらが一体化されている。ホルダ部品115の材料は、ステンレスなどの機械加工部品を用いるが、樹脂成型品などを用いても当然よい。
ここで、4本の細径ファイバ106を収容するフェルール103のガイド孔の内径は、MCF102のコア配置の間隔をdとすると、d×{1+(2)1/2}程度に設定され、クラッド101bの径をdまで細径化したものを4本挿入することで、上述した各配置が実現されている。上述のように、フェルール103のガイド孔の径は、MCF102のコア配置に合わせて適宜設定すればよい。また、ガイド孔の断面形状は、円形としてもよいが、矩形、三角形や六角形などの多角形としてもよく、また、楕円としてもよく、最密配置とMCF102のコア配置の関係に応じて適切なものを用いればよい。
また光ファイバ101の本数については、MCF102のコア数と同じ例を示したが、適宜に光ファイバ101の本数を増やしてもよい。例えば、最密充填のためにMCF102のコアに対応しない細径ファイバを用いて、充填時のダミーファイバとして用いてもよい。この場合、ダミーファイバは必ずしも接続構造の全域にわたって配置する必要はなく、ファイバ細径部のみ配置すればよく、適宜長さを調整して用いることができる。
次に、実施の形態1における光接続構造におけるMCF102との接続工程について説明する。
まず複数本の光ファイバ101の一部を細径化させて細径ファイバ106とし、これらを束ねた状態でチューブ104に通したのちに、フェルール103に挿入する。この後、接着剤を充填させることでフェルール103、光ファイバ101,細径ファイバ106、チューブ104を一体化させる。
この後、フェルール103を第1フランジ105に収容し、かつ、MCF収容フェルール107が挿入できるように割スリーブ108などを固定したホルダ部品115と一体化する。
次に、光ファイバ101の一端の被覆を所定量除去し、V溝などを有する整列部品151に整列させて一体化した後に、整列部品151の端面を研磨し、光導波路デバイス152と接続可能な構成とする。光ファイバ101の一端の被覆の除去は、チューブ104を保持しながら実施することができ、実施の形態1によるさらなる効果を奏している。
次に、図1Dの断面図に示すように光ファイバ101が整列化された整列部品151の底面がパッケージ底面に平行となるように回転させる。すなわち、整列部品151に整列された光ファイバ101の配列方向と、パッケージ底面と略平行な状態とする。これにより、パッケージに対して並行に光導波路デバイス152を実装することができる。これに伴い、光接続構造のMCF102との接続端面は、ある軸周りの回転角度で固定されることとなる。
この後、MCF102を収容して研磨処理などを施したMCF収容フェルール107を、割スリーブ108に挿入しながら、各コア同士の位置が一致するように、MCF収容フェルール107側の回転角度を設定する。この回転角度合わせは、各フェルールの端面を直接顕微鏡で確認する、あるいは、実際にMCF収容フェルール107を挿入してMCF102あるいは光ファイバ101の一端側から光を入出力することで、調整する。
この後、MCF収容フェルール107を挿入して押圧することで接続が完了する。更に、MCF102のフェルール103と正対する一方の端部から、各コアに光を入出力可能な系を用意し、光導波路デバイス152との入出力パワーを測定するアクティブアライメントを用いて実装することで、整列部品151と光導波路デバイス152の位置合わせを完了させ、実装を完了させる。最後にパッケージ内に収容し、光導波路デバイス152をわずかにフェルール103の方向に押し、光ファイバ101を座屈させる。
なお、上記手順は一例であり、適宜順序や手法を変更しても構わない。実施の形態1の光接続構造によれば、中継部分の光ファイバ101が中空にあるため、押圧により、容易に撓むことができ、また各々の光ファイバの中継部分の光ファイバ101での長さや傾き、ねじり角が異なる場合でも、中継部分の光ファイバ101の座屈、屈曲により変形することで、光導波路デバイス152およびフェルール103の位置が固定されていてもそれらを接続する配線を小型に実現することができる。
次に、実施の形態1の光接続構造を用いた実装例について図2A〜図2Cを用いて説明する。いずれもパッケージ121内に収容された例を示しており、パッケージ121に、プリント基板122、中継部123,光接続構造124、光導波路デバイス152などが収容される。パッケージ121のフロントエンドにおいて、MCFを内蔵したコネクタ125が挿抜可能な構造となっており、パッケージ121に挿抜のためのハウジング機構、ガイド機構などが集積されている。ここに。MCFを内蔵したフェルールを接続すると、パッケージ121のフロントエンドに固定された光接続構造124のレセプタクルと接続され、この中で、MCFの各コアが各々の光接続部と接続される。
更に、MCFは断面に2次元配置のコア構造を有していることが多く、一方で光導波路デバイス152は1次元アレイのコア配置を有していることが多いため、上記の場合は、MCFの2次元コア配置と1次元アレイのコア配置を変換する光配列変換構造が光導波路デバイス152とMCFとの間に集積されることで、光導波路デバイス152とMCFの各コアが光学的に接続することが実現される。光配列変換構造としては、ファンアウト部品として用いられる空間結合型や、光ファイバを介する型、3次元導波路を用いるタイプなどが適宜選択される。
光導波路デバイス152は、プリント基板122に実装されており、はんだや金属接合などを介して光デバイスとプリント基板122の上で電気的な接続が実現されている。また、光接続構造124としては、1つのフェルールに1つのガイド孔を備えるフェルールを用いている。ここでは、2つの光接続構造124が配置された例を説明しているが、光接続構造124は、1つでもよく、4つでもよい。
また、図2Bに示すように、光導波路デバイス152をプリント基板122aと並んで実装してもよい。この場合、金属ワイヤなどを介して光導波路デバイス152とプリント基板122aとの電気的な接続が実現されている。
また、図2Cに示すように、複数のガイド孔を備える1つのフェルールを用いた光接続構造124aにより、複数のMCFを内蔵したコネクタ125aを接続するようにしてもよい。
MCFのコア配置と光デバイスのコア配置とを変換するための光変配列換機能を有する光変配列換構造は、図2A〜図2Cに示した構成のいずれかに集約してもよいし、あるいは、図2A〜図2Cの中継部123とフェルール内蔵光接続構造の組み合わせ構造で実現させてもよい。
接続構造には、接続のためのハウジング構造、ガイド構造、接着剤、バネ構造、保護構造などが適宜用いられているが本発明の主眼以外の箇所に関しては図面上省略している。接続用途などに応じて本発明に適宜、上記追加構造を加えてもよい。
なお、光導波路デバイス152は、例えば、インジウムリン(InP)材料からなる分布帰還レーザダイオード(DFB-LD)が複数形成され、更にInP光導波路と、スポットサイズコンバータが集積された光発光素子アレイと、シリコン導波路上にゲルマニウムフォトダイオード(Ge−PD)が集積された光受光素子アレイである。
なお、本発明は光軸に1次元の導波路アレイを有する光導波路デバイス152であれば当然上記に限られるものではない。例えば、光発光素子としては、InPからなるDFB−LDが複数個用意され、それらがシリコン導波路やガラス導波路などに別途光学接続された集積発光素子としてもよいし、また、Si基板上にDFB−LDアレイを貼り合わせて、Si導波路と集積された発光素子としてもよいし、非特許文献5に記載のように、Si基板上にInP材料などを貼り合わせて、レーザ層を形成し、更にSi導波路やSi酸化物(酸化シリコンや、シリコン酸窒化膜)などによる導波路を集積した集積発光素子としてもよい。受光素子についても同様に、背景に記載のようにインジウムガリウムヒ素やGeなどからなるPDを光発光素子の例と同様に貼り合わせ技術や別の導波路デバイスと別途光学接続して集積した集積型受光素子としてもよい。
また、発光素子には、適宜外部変調素子を別途接続してもよいし、あるいは同一材料上に集積してもよい。例えば、Si導波路と熱光学位相シフタや電気光学位相シフタからなる変調素子や、InP導波路と熱光学位相シフタや電気光学位相シフタからなる変調素子、LNなどの強誘電体からなる変調素子と集積してもよいし、変調素子機能や、電界吸収効果などの直接変調機能を発光素子上に直接集積・形成してもよい。
次に、本発明の実施の形態1における光接続構造の変形例について、図3を用いて説明する。この光接続構造は、フェルール103のファイバ引き出し側のガイド孔の孔径を拡大した拡大部116を備える。また光ファイバ101は、MCF102と接続するための細径ファイバ106の他に、クラッド101bの径と同じ裸ファイバ部、およびこれらの間に、異なるクラッド径を段階的に変換するためのテーパ部とを備えており、光ファイバ101のテーパ部、あるいは、光ファイバ101のテーパ部と裸ファイバ部の一部が、拡大部116に収容されている。
このように、拡大部116を形成して複数の光ファイバ101を収容することで、光ファイバ101の直線部の保持により接着剤の偏りの防止、直線部保護によるファイバ取り回し時の曲げ応力からの保護、軸ずれ低減/座屈・屈曲の防止/類似構造による急峻な曲げ防止、などによる挿入作業性の向上、といった同様の効果を奏することができる。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2における光接続構造ついて、図4を参照して説明する。この光接続構造は、複数の光ファイバ101を束ねて収容する複数(例えば4個)のガイド孔を備えた多芯フェルール103aと、多芯フェルール103aの各々のガイド孔の一端のファイバ引き出し側に配置され、ファイバ引き出し側より引き出された複数の光ファイバ101を収容するチューブ104と、多芯フェルール103aおよびチューブ104を連結して保持する第1フランジ(保持部品)105aとを備える。多芯フェルール103aは、断面視略矩形とされている。多芯フェルール103aは、例えば、MTコネクタやMPOコネクタなどから構成すればよい。
実施の形態2においても、多芯フェルール103aの各々のガイド孔に収容された複数の光ファイバ101は、各々のガイド孔の他端の光接続端で、MCF102と光接続する。多芯フェルール103aの各ガイド孔およびチューブ104は、少なくとも多芯フェルール103aの各ガイド孔とチューブ104との連結部において、同軸上で直列に連結されている。
複数の光ファイバ101は、途中から被覆を除去するなどにより細められた細径ファイバ106とされ、多芯フェルール103aの円柱形状に形成された各々のガイド孔に収容されている。また、MCF102は、先端側の所定の領域の被覆が除去され、複数(例えば4個)のガイド孔を備えるMCF収容フェルール107aの、複数のガイド孔の各々に収容されている。
多芯フェルール103aとMCF収容フェルール107aとは、それぞれ第1フランジ105aのフェルール収容領域、第2フランジ110aのフェルール収容領域に嵌入され、多芯フェルール103aに収容された複数の細径ファイバ106と、MCF収容フェルール107aに収容されたMCF102の複数のコアとが、相互の光軸の位置を合わせた状態で光接続する。
図1Bの断面図に示すように、多芯フェルール103aのガイド孔には、複数の細径ファイバ106が最密充填状態で収容されている。複数の光ファイバ101に連続している複数の細径ファイバ106の各々は、コア101aと、クラッド101bとから構成されている。また、各細径ファイバ106のクラッド101bの周囲には、接着剤112が充填されている。接着剤112は、例えば、熱硬化型であり、加熱により接着剤112が硬化することにより、光ファイバ101を細くした細径ファイバ106が接着固定されている。
多芯フェルール103aは、第1フランジ105aのフェルール収容領域に嵌入されている。また、チューブ104は、接着剤109aにより第1フランジ105aのチューブ収容領域に接着固定されて保持されている。また、MCF収容フェルール107aは、第2フランジ110aに嵌入されている。第2フランジ110aにおいては、第2フランジ110aとMCF102との間の間隙部に熱硬化型の接着剤111aが充填されており、接着剤が硬化することにより、MCF102の配置が固定されている。
また、多芯フェルール103a,MCF収容フェルール107aの各々には、ガイドピン用ガイド孔131a,131bを備える。ガイドピン用ガイド孔131a,131bの各々にガイドピン132を挿入することで、多芯フェルール103aとMCF収容フェルール107aとを接続する。ホルダ部品115を用いて多芯フェルール103aおよびMCF収容フェルール107aを保持している(レセプタクル構造)。
なお、各チューブ104の外側において、複数の光ファイバ101は、撓みを有するよう展開されて、1次元の光ファイバアレイとなるように整列部品153に固定されている。更に、整列部品153が、光ファイバアレイの各コア位置と整合するような導波路コアを1次元に配列して有する光導波路デバイス152と接続されている。他の構成は、前述した実施の形態1と同様である。
このような構造とすることで、実施の形態1と同様の効果を多芯フェルール103aを用いた場合においても実現することができ、また、実施の形態1で述べた効果に加えて、より多くの光ファイバ101を収容したより多チャンネルの高密度接続を実現することができる。
また、多芯フェルール103aの場合は、複数本の光ファイバ101の束が多数収容されており、各々の光ファイバ101の束をチューブ104などの直線保持部を設けずに1次元配置に直すように作製すると、光ファイバ101の曲げ応力が大きいこと、ひねりの力が大きいこと、すべての光ファイバ101の長さばらつきやひねる角度を調整すること、接着部の片寄りを無くすことなどがより困難となるが、本構造により、直線状態が保持された状態で、その後を撓ませることで、小型を保ちながら高信頼の接続形態を実現することが可能である。
[実施の形態3]
次に、本発明の実施の形態3における光接続構造ついて、図5A,図5Bを参照して説明する。この光接続構造は、複数の光ファイバ101を束ねて収容するガイド孔を備えたフェルール103と、フェルール103のガイド孔の一端のファイバ引き出し側に連続して配置され、ファイバ引き出し側より引き出された複数の光ファイバ101を収容するチューブ204と、フェルール103およびチューブ204を連結して保持する第1フランジ105とを備える。また、フェルール103のファイバ引き出し側には、ガイド孔の孔径を拡大した拡大部116を備える。他の構成は、前述した実施の形態1と同様である。
ここで、チューブ204は、光ファイバ引き出し端の側にかけて、光ファイバ収容部の径が徐々に拡大したテーパ部205を備える。テーパ部205においては、図5Bに示すように、被覆101cで被覆されている複数の光ファイバ101が、断面視1次元方向に配列されている。このように1次元的に配列することで、各光ファイバ101の整列部品151への接続を容易にしている。また、テーパ部205においては、チューブ204の内側と複数の光ファイバ101との間を充填するように、接着剤などによる樹脂層206が設けられている。
上述した構成とした実施の形態3によれば、前述した実施の形態1と同様の効果に加え、下記の更なる効果が期待できる。予めチューブ204内で、2次元配置から緩やかにテーパ部205にかけて1次元配置に変換されているため、中継領域の光ファイバ101の撓み部では2次元配置から1次元配置への変換を必要とせず、単純に撓み部と1次元配置間でのピッチ変換のみで十分となる。これにより、中継領域の光ファイバ101の応力をより緩和させ、かつ、光接続構造の信頼性を高めることができる。また、2次元から1次元配置に変換される箇所は、チューブ204内で緩やかな曲げで保持されていることから、製造時や実装後の応力をより緩和することができる。なお、本構造は、実施の形態2で述べたような多芯フェルールでも同様に実施することができる。
[実施の形態4]
次に、本発明の実施の形態4における光接続構造について、図6を参照して説明する。この光接続構造は、複数の光ファイバ101を束ねて収容するガイド孔を備えたフェルール103と、フェルール103のガイド孔の一端のファイバ引き出し側に連続して配置され、ファイバ引き出し側より引き出された複数の光ファイバ101を収容するチューブ304と、フェルール103およびチューブ304を連結して保持する第1フランジ105とを備える。また、フェルール103のファイバ引き出し側には、ガイド孔の孔径を拡大した拡大部116を備える。
また、チューブ304は、光ファイバ引き出し端の側にかけて、光ファイバ収容部の径が徐々に拡大したテーパ部305を備える。また、テーパ部305においては、チューブ304の内側と複数の光ファイバ101との間を充填するように、接着剤などによる樹脂層306が設けられている。加えて、実施の形態4のチューブ304は、直線部以外の領域で所定の曲げ半径で曲げられた曲げ部307を備える。曲げ部307においては、所定の内径が保持されている。テーパ部305は、曲げ部307より光ファイバ引き出し端の側に配置されている。他の構成は、前述した実施の形態1と同様である。
実施の形態4においては、チューブ304内において、曲げ部307に沿って、光ファイバ101が曲げられている。また、複数の光ファイバ101は、曲げ部307で進行方向が曲げられながら、2次元配置から緩やかにテーパ部305にかけて1次元配置に変換されている。また、テーパ部305においては、樹脂層306により、1次元配置された複数の光ファイバ101が固定されている。他の構成は、前述した実施の形態3などと同様である。
実施の形態4によれば、前述した実施の形態1および実施の形態3と同様の効果が得られる。また、実施の形態4によれば、光導波路デバイス152とフェルール103との角度や位置関係を任意に設定することができる。なお、チューブ304には、適宜にテーパ構造、2段孔構造、絞り構造などを設けてもよく、また、曲げ部などを設けてもよい。
ところで、一般に、光導波路などの光デバイスのモード径は、一般の光ファイバのモード径より小さいことが多く、シリコン光デバイスや化合物半導体光デバイスでは、MCFのモード径の1/2以下であるが、これに整合するようにMCFと光デバイスのそれぞれに適合した複数の光ファイバを直列に接続することで低損失な接続を実現している。直列に接続する各々の光ファイバの間は、融着により、モード径がテーパ状に拡大するよう接続されており、断熱的にモードが変換することで低損失な接続が実現されている。
しかしながら、融着を施すと、融着部は被覆が剥かれた状態となり、かつ、融着部の近傍での機械強度が劣化し、かつ曲げ応力などによりロスが増大しやすくなる。また、融着部をより微細に形成しようとすると、融着時の径変化などによる細径化の誤差や機械的強度の劣化が考えられる。
上述したように、モードが異なる複数の光ファイバを直列に接続して用いる場合、これらを接続する融着部を、フェルール103およびチューブ104の少なくとも一方の領域に配置すればよい。例えば、図7の(a)に示すように、フェルール103内部に融着部401を配置すればよい。また、図7の(b)に示すように、チューブ104に融着部401を配置すればよい。なお、融着部401は、被覆を除去した裸光ファイバ402に形成される。図7の(b)に示す構成では、チューブ104の中間領域で、光ファイバ101に裸光ファイバ402を形成し、この部分に融着部401を配置する。
このようにすることで、融着部401が固定されて配置されるようになり、融着部401およびこの周囲の領域の光ファイバ101は、フェルール103、チューブ104とともにほぼ直線状態部で保持された状態となる。このため、融着部401には、曲げ応力などが加わることが防止され、マイクロベンドや光ファイバ101の伝送ロス増加などなく、更に融着部401を曲げることによる破断などを防止した、信頼性の高い接続を実現することができる。
かつ、上述したような光ファイバ101におけるモード径適合により、低損失に光導波路デバイス152の各コアとMCF102の各コアを接続できるという効果を奏する。上記の融着部のほかにも、接着されたファイバや各種機能性を持たせた裸光ファイバを同様に、チューブ104内に収容させることができる。
以上に説明したように、本発明によれば、フェルールの複数の光ファイバを束ねて収容するガイド孔の一端のファイバ引き出し側に、ファイバ引き出し側より引き出された複数の光ファイバを収容するチューブを配置し、チューブと整列部品との間の複数の光ファイバを撓ませたので、マルチコアファイバとの光接続が、より小型化が可能な状態で、信頼性を低下させることなく、また、接続損失が抑制された状態で実施できるようになる。
なお、本発明は以上に説明した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で、当分野において通常の知識を有する者により、多くの変形および組み合わせが実施可能であることは明白である。
101…光ファイバ、101a…コア、101b…クラッド、101c…被覆、102…マルチコアファイバ(MCF)、103…フェルール、104…チューブ、105…第1フランジ(保持部品)、106…細径ファイバ、107…MCF収容フェルール、108…割スリーブ、109…接着剤、110…第2フランジ、111…接着剤、112…接着剤、112a…接着剤、115…ホルダ部品、151…整列部品、151a…V溝基板、151b…蓋、151c…接着剤、152…光導波路デバイス。

Claims (9)

  1. 複数の光ファイバとマルチコアファイバとを光接続する光接続構造であって、
    前記複数の光ファイバを束ねて収容するガイド孔を備えたフェルールと、
    前記ガイド孔の一端のファイバ引き出し側に配置され、前記ファイバ引き出し側より引き出された前記複数の光ファイバを収容する直線部を備えたチューブと、
    前記フェルールおよび前記チューブを連結して保持する保持部品と、
    前記チューブより引き出された前記複数の光ファイバを断面視1次元に配列して固定する整列部品と、
    前記整列部品により配列された前記複数の光ファイバと接続する光導波路デバイスと
    を備え、
    前記チューブと前記整列部品との間の前記複数の光ファイバは、撓んでおり、
    前記ガイド孔に収容された前記複数の光ファイバは、前記ガイド孔の他端の光接続端で、前記マルチコアファイバと光接続する
    ことを特徴とする光接続構造。
  2. 請求項1記載の光接続構造において、
    前記フェルールは、断面形状が円形とされて1つの前記ガイド孔を備えることを特徴とする光接続構造。
  3. 請求項1記載の光接続構造において、
    前記フェルールは、断面形状が直方体とされて複数の前記ガイド孔を備え、
    更に、断面形状が直方体とされた他のフェルールと嵌合するためのガイドピンを有することを特徴とする光接続構造。
  4. 請求項1記載の光接続構造において、
    前記ガイド孔と前記チューブとの連結部において、前記ガイド孔および前記チューブは、同軸上で直列に連結されていることを特徴とする光接続構造。
  5. 請求項1記載の光接続構造において、
    前記複数の光ファイバの各々は、被覆を備え、
    前記ガイド孔に収容されている部分の前記複数の光ファイバの各々は前記被覆を除去され、
    前記チューブに収容された前記複数の光ファイバは、前記フェルールの領域において前記マルチコアファイバの複数のコアの配置に合わせて2次元配置されている
    ことを特徴とする光接続構造。
  6. 請求項5記載の光接続構造において、
    前記チューブに収容された前記複数の光ファイバは、2次元配置から前記チューブより引き出される側において1次元配置に変換されていることを特徴とする光接続構造。
  7. 請求項1記載の光接続構造において、
    前記チューブは、前記直線部以外の領域で所定の曲げ半径で曲げられていることを特徴とする光接続構造。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の光接続構造において、
    前記チューブは、接着剤により前記保持部品のチューブ収容領域に接着固定されて保持されていることを特徴とする光接続構造。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の光接続構造において、
    前記チューブは、前記光ファイバの引き出し端の側にかけて径が徐々に拡大したテーパ部を備えることを特徴とする光接続構造。
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