JPH05203841A - 半導体レーザアレイとシングルモードファイバアレイとの光結合構造 - Google Patents

半導体レーザアレイとシングルモードファイバアレイとの光結合構造

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JPH05203841A
JPH05203841A JP4011277A JP1127792A JPH05203841A JP H05203841 A JPH05203841 A JP H05203841A JP 4011277 A JP4011277 A JP 4011277A JP 1127792 A JP1127792 A JP 1127792A JP H05203841 A JPH05203841 A JP H05203841A
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fiber
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和行 森
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裕幸 六川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は組立調整が簡単で、LDアレイの組立
固定時の破壊を防止するとともに、量産化に適するLD
アレイとシングルモードファイバアレイとの光結合構造
を提供することを目的とする。 【構成】シングルモードファイバアレイ14の先端14
aを斜めに形成し、この先端14aをヒートシンク10
の側面に突き当てることによりシングルモードファイバ
アレイ14をLDアレイ12に対して位置決め調整し、
固定を行う。これにより、組立調整が簡単で量産化に適
するLDアレイとシングルモードファイバアレイとの光
結合構造を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光並列リンクモジュール
に使用される半導体レーザアレイとシングルモードファ
イバアレイとの光結合構造に関する。
【0002】近年、装置間のデータ伝送において電気伝
送の限界が見え始め、これをAC,DC特性、及びケー
ブルスキュー等の点で勝る光伝送に置き換える必要か
ら、光信号を並列に伝送できるモジュールが要求されて
いる。
【0003】このため、面発光LEDを発光素子、伝送
路としてマルチモードファイバを使用した光並列リンク
モジュールの開発が各研究機関で進んでいるが、将来的
には高速化が必須であるため、光源として半導体レーザ
アレイ(LDアレイ)の採用が必要である。
【0004】LDアレイを光源として採用して高速化し
ようとするとき、伝送路にマルチモードファイバを使用
するとモーダルノイズが発生する問題があるので、シン
グルモードファイバを使用する必要がある。シングルモ
ードファイバを多チャネル一括でLDアレイに光結合し
ようとすると、位置ずれのトレランスが小さいため、量
産化が困難であり、簡易な光結合方法及び組立方法を開
発する必要がある。
【0005】
【従来の技術】図13は従来の半導体レーザアレイとシ
ングルモードファイバアレイとの光結合構造を概略的に
示した側面図である。ダイヤモンド等から形成された直
方体ヒートシンク2に、必要箇所をメタライズした後、
半導体レーザアレイ3が半田付固定される。
【0006】半導体レーザアレイ3とシングルモードフ
ァイバアレイ4とを所定距離離間して対向させ、半導体
レーザアレイ3を駆動してシングルモードファイバアレ
イ4に結合した光を光パワーメータで観測しながら、光
結合効率が最大となるようにx,y,z軸方向の位置調
整をして、接着剤等を使用して図示しないベースにシン
グルモードファイバアレイ4を固定する。
【0007】LDのスポットサイズを1μmの円形、シ
ングルモードファイバを5μmの零次のガウシアンビー
ムとして、図13に示した従来例の光結合特性を計算し
た結果を図14〜図16に示す。座標系は光軸方向をz
軸、光軸に垂直な上下方向をx軸、光軸に垂直な水平方
向をy軸とした座標系を採用する。
【0008】図14にシングルモードファイバアレイが
光軸方向(z軸方向)にずれた場合のトレランスを示
す。これより、結合損失10dBを確保するためには、
組立時の位置ずれ等を考慮すると、LDアレイとシング
ルモードファイバアレイとの間隔は10μm程度とする
必要があり、組立調整時や固定時に光ファイバの先端で
素子を突いてしまう恐れがある。
【0009】これを回避するために、ファイバ端面に先
球加工した短尺のGIファイバを取り付け、先球加工部
分をレンズとして作用させることにより、LDとファイ
バとの間隔を広くする構成が提案されている。
【0010】図15は光軸垂直方向の位置ずれトレラン
スを示しており、Aがファイバ端面を垂直に加工した従
来例、Bがファイバ端面を斜めに加工した後述する本発
明の場合をそれぞれ示している。Aの曲線から明らかな
ように、従来例では結合損失を10dB以下とするため
には、光軸垂直方向の位置ずれは±2μm以下とする必
要がある。
【0011】図16は1番目のチャネルを基準位置とし
た場合の、シングルモードファイバアレイにおける12
番目のチャネルの角度ずれのトレランスを示す。この図
より、シングルモードファイバアレイの並ぶ方向の角度
ずれ(θy )については、1°以下の非常に厳しい組立
・固定精度が要求されることが理解される。これは、ア
レイ化時特有の問題である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来の半導体
レーザアレイとシングルモードファイバアレイとの光結
合構造では、ファイバ端に加工を施さない場合には非常
に微妙な調整が必要であったり、ファイバ端面に先球加
工等の加工を施した場合には、ファイバの加工に工数が
かかるとともにそのアレイ化に問題を生じていた。
【0013】また、シングルモードファイバアレイの並
ぶ方向の角度ずれ(θy )の対策はアレイファイバ保持
機構により行っており、その精度は保持機構の機械的加
工精度によっていた。
【0014】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、組立調整が簡単
で、LDアレイの組立固定時の破壊を防止するととも
に、量産化に適する半導体レーザアレイとシングルモー
ドファイバアレイとの光結合構造を提供することであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理図を
示す。10はダイヤモンド等から形成された直方体ヒー
トシンクであり、このヒートシンク10には複数の半導
体レーザを所定ピッチで一体的に整列させた半導体レー
ザアレイ12が固定されている。
【0016】14は前記ピッチと同一ピッチで複数のシ
ングルモードファイバを一体的に整列させたシングルモ
ードファイバアレイであり、その先端14aは角度αに
研磨加工されている。15はシングルモードファイバア
レイ14のコアである。
【0017】本発明はシングルモードファイバアレイ1
4の先端14aを角度αで研磨し、ファイバアレイ先端
部14aをヒートシンク10の側面10aに突き当てる
ことにより、組立調整及び固定を行うことを特徴とす
る。
【0018】
【作用】本発明では、ヒートシンク10の側面10aに
ファイバアレイ先端部14aを突き当てることにより組
立調整を行うため、素子端面とファイバのコア15との
間には必ず間隙が生じるため、組立時の素子突きや固定
時における金属や半田の凝縮による素子突きを防止する
ことができる。
【0019】また、ファイバアレイ先端部14aをヒー
トシンク10の側面10aに突き当てることにより、素
子とファイバのコア15との間隔を精度良く設定できる
とともに、ファイバアレイの並ぶ方向の角度ずれ
(θy )を防止できる。さらに、ファイバアレイ14を
構成する各ファイバの近端及び遠端からの反射戻り光の
影響を低減させることが可能である。
【0020】ここで、ファイバ先端を斜めに形成したこ
とによる影響を調べてみる。素子とファイバ間隔のずれ
は、ファイバアレイ先端をヒートシンク側面に突き当て
ることによって組立調整を行うので、研磨角度αで決ま
る距離となるため考慮する必要がない。また、角度ずれ
及び光軸に垂直なy方向については余り影響がないの
で、ファイバ端面が平坦の場合(図15の曲線A)とほ
ぼ同じと考えて差支えない。
【0021】従って、考慮しなければならないのは光軸
に垂直なx方向(上下方向)のみとなる。この影響を、
ファイバx軸方向のスポットサイズの変化と、ファイバ
から出射する光の角度ずれ(θx )に表れるとして考え
る。
【0022】近軸近似の範囲で計算したのが図15の曲
線Bである。結合損失10dBのところでみると、ほぼ
端面が平坦の場合と同様なことから、光結合特性に何ら
影響を与えていないことが理解される。
【0023】ファイバ外径の半径をr、コアの屈折率を
1 、ファイバ先端の光軸に対する研磨角度をαとする
と、スネルの法則より、LDの活性層の光軸垂直方向の
位置に対し、コアの中心の光軸垂直方向の位置を x=r× cosα× tan〔α− cos-1(n1cosα)〕 で表されるxだけ上方にオフセットしたとき結合損失が
最少になる。
【0024】次に、研磨角度の精度について検討する。
図2でAの曲線はx軸方向への最適オフセット量を与え
る研磨角度を示す。曲線Bはα=80°のときの最適オ
フセット量にオフセット量を固定したときの、研磨角度
と結合損失の関係を示す。
【0025】上式より、α=80°のとき、x=0.9
7μmが得られる。結合損失10dBまで許容できると
すると、図2の曲線Bより±5°の研磨角度ずれまで許
容でき、斜め研磨のファイバアレイは非常に容易に製造
することができる。このため、量産時に大幅なコストダ
ウンが可能である。
【0026】図2のグラフより、結合損失を10dB以
下とするためには、研磨角度αを70°以上にする必要
があり、研磨角度αが85°以上ではファイバ近端反射
の影響が強くなるため、研磨角度は70〜85°の範囲
内とするのが望ましい。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図3は本発明の第1実施例側面図を示して
おり、ファイバ突き当て部保護部材18によりシングル
モードファイバアレイ14の先端部を支持するとともに
保護する構成となっている。ファイバ突き当て部保護部
材18はシングルモードファイバアレイ14のピッチと
同一ピッチの複数のV溝がその上面に形成されている。
ファイバ突き当て部保護部材18は例えばSiから形成
され、SiをエッチングすることによりV溝を正確に形
成可能である。
【0028】ファイバ突き当て部保護部材18のV溝中
にシングルモードファイバアレイ14の各ファイバを挿
入して、接着剤により固定する。次に、一旦ファイバ突
き当て部保護部材18とともにファイバ端部に垂直研磨
を施し、その後所望の角度αで、ファイバ先端部が見え
るまで斜めに研磨することにより製造可能である。
【0029】ファイバ突き当て部保護部材18の垂直に
研磨した面をヒートシンク10の側面に突き当てるた
め、本実施例によればθx 方向を無調整とすることがで
きる。16は平板状ベースであり、ベース16にヒート
シンク10を半田付固定し、ヒートシンク10にLDア
レイ12を半田付固定する。半田付に際し、必要部分に
メタライズ処理を施す。
【0030】ファイバ突き当て部保護部材18とベース
16との間の間隙に接着剤20を挿入し、ファイバ突き
当て部保護部材18を固定する。接着剤20による固定
に代えて、半田付固定するようにしてもよい。
【0031】ファイバ突き当て部保護部材18をベース
16に固定したため、シングルモードファイバアレイ1
4を強固に保持することができ、光軸方向(z軸方向)
の位置ずれを起こすことがない。
【0032】次に図4乃至図6を参照して、本発明の第
2実施例について説明する。上述した第1実施例では、
LDアレイ12とシングルモードファイバアレイ14と
の間隔及び角度(θx とθy )は、無調整とすることが
できるが、x軸方向(光軸に垂直の左右方向)、y軸方
向(光軸に垂直な上下方向)の調整をする必要がある。
この位置調整は±2μmの精度でしなければならないた
め、上述した第1実施例では完全な無調整化は期待でき
ない。
【0033】そこで、図4乃至図6に示すように、LD
アレイ12の使用するチャネル12aの両側に1チャネ
ル以上の未使用チャネル12bを設け、これを位置調整
に用いる。
【0034】22はSiをエッチングすることにより形
成されたファイバ位置決め部材であり、その下面にはシ
ングルモードファイバアレイ14のピッチと同一ピッチ
の複数のV溝が形成されている。Siのエッチングによ
り、高さ方向位置決め面22a及び光軸垂直方向位置決
め面22bを精度よく(1μm以下)形成できる。
【0035】一方、LDアレイ12はヒートシンク10
上に半田によって固定されるが、このときの半田の厚み
の制御は非常に困難である。しかし、LDアレイ12の
上面15から活性層13までの距離は高精度に制御され
ている。また、LDアレイ12の側面17はへき開で形
成するので、高精度に形成できる。
【0036】よって、ファイバ位置決め部材22の高さ
方向位置決め面22a及び光軸垂直方向位置決め面22
bをLDアレイ12の上面15及び側面17に接触させ
て、ファイバ位置決め部材22をLDアレイ12上に搭
載し、ファイバ位置決め部材22のV溝中にシングルモ
ードファイバアレイ14を位置決め収容することによ
り、x軸方向及びy軸方向の無調整化が可能となる。
【0037】図4に最もよく示されているように、ファ
イバ位置決め部材22の下面はファイバ突き当て部保護
部材18の上面に当接し、両部材のV溝中にシングルモ
ードファイバアレイ14が収容される。
【0038】次に図7を参照して、本発明の第3実施例
について説明する。この実施例では、ヒートシンク30
の上面に複数の溝32を形成し、これらの溝32中に半
田34を流し込んでLDアレイ12をヒートシンク30
に半田付固定する。このようにすれば、LDアレイ12
とヒートシンク30の間に半田が介在しないので、x軸
方向(上下方向)を高精度に位置決め制御できる。
【0039】同様に、ヒートシンク30も平板ベース1
6上に半田付固定されるので、平板ベース16の所望箇
所に複数の溝を形成し、これらの溝中に半田を流し込ん
でヒートシンク30を平板ベース16に半田付固定する
のが望ましい。
【0040】シングルモードファイバアレイ14の固定
は、平板ベース16とファイバ突き当て部保護部材18
との間で擦り合わせができるため、平板ベース16とフ
ァイバ突き当て部保護部材18を金属から作成すれば、
両部材をスポットレーザ溶接により固定することがで
き、温度特性や長期的信頼性を向上させることができ
る。
【0041】図8を参照すると、本発明の第4実施例に
係るLDアレイとヒートシンクの固定方法が示されてい
る。この実施例においては、ヒートシンク30の上面に
設ける溝32を光軸方向(z軸方向)に形成し、LDア
レイ12′の下面にヒートシンク30の溝32に合わせ
て光軸方向に伸長する複数の突起36を形成する。
【0042】そして、図8(B)に示すように突起36
を溝32に嵌合して半田34でLDアレイ12′を固定
するようにすれば、LDアレイ12′の固定精度をさら
に高めることができる。即ち、突起36と溝32との係
合により、Y軸方向の角度ずれを防止することができ
る。
【0043】図9を参照すると、本発明の第5実施例断
面図が示されている。この実施例は光並列リンクモジュ
ール40を示しており、上述した各実施例と同一構成部
分については同一符号が付されている。この実施例にお
いては、複数の貫通孔の形成された直方体フェルール4
4の先端をファイバ突き当て部保護部材18と同様に形
成し、同様な機能を達成させる。
【0044】フェルール44の先端をヒートシンク10
の側面に突き当てることにより位置合わせをし、パッケ
ージ42中に窒素を充填してシール部材46によりパッ
ケージ内部を気密封止している。LDアレイ12と端子
48との間は金ワイヤ等のワイヤ47でボンディング接
続されている。
【0045】図10は本発明の第6実施例断面図を示し
ている。この実施例ではパッケージ52に固定される直
方体フェルール56を貫通するようにシングルモードフ
ァイバアレイ14の各ファイバを挿入し、ファイバアレ
イの先端側において各ファイバを個々にばらしてファイ
バ応力緩和部54を形成し、各ファイバの先端を図3に
示した実施例と同様に位置決め固定している。ファイバ
応力緩和部54を設けたことにより、部品相互間の熱膨
張係数の相違に起因するファイバの破損を防止すること
ができる。
【0046】図11を参照すると、本発明の第7実施例
断面図が示されている。この実施例では図9に示した直
方体フェルール44を短く切ってフェルール44′と
し、MT型多芯コネクタ64の位置決めに用いられるガ
イドピン66をフェルール44′に取り付けることによ
り、光並列リンクモジュール60をレセプタクル型にし
たものである。
【0047】次に図12を参照すると、本発明を受信モ
ジュールに適用した第8実施例側面図が示されている。
支持部材70上に受光素子アレイ72を取り付け、シン
グルモードファイバアレイ74の先端74aを斜めに形
成して、この先端部74aを支持部材70の位置決め用
の壁部70bに突き当てて位置決めをし、支持部材70
の固定部70aでシングルモードファイバアレイ74を
支持部材70に固定する。
【0048】受光素子アレイ72にレンズ付きの裏面入
射型フォトダイオードを用いれば、トレランスが相当ゆ
るいため、支持部材70の固定部70aに位置決め用の
ガイドを形成することで、組立時の無調整化を容易に達
成できる。
【0049】
【発明の効果】本発明は以上詳述したように構成したの
で、組立調整が簡単で、半導体レーザアレイの組立固定
時の破壊を防止するとともに、量産化に適する半導体レ
ーザアレイとシングルモードファイバアレイとの光結合
構造を提供できるという効果を奏する。
【0050】また光並列リンクでは、受信部に必要とさ
れるダイナミックレンジを縮小し、受信方式を簡易にす
るため均一な光結合が必要不可欠である。本発明の光結
合構造を用いることにより、各チャネル毎の半導体レー
ザとファイバとの間の間隔が、斜めに研磨したファイバ
先端の角度のみによって決まる一定の値となり、しか
も、アレイが並ぶ方向の角度ずれを生じることなく組み
立てることができるため、全てのチャネルで均一な光結
合効率を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】研磨角度ずれの影響を示すグラフである。
【図3】本発明の第1実施例側面図である。
【図4】第2実施例側面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】第2実施例平面図である。
【図7】第3実施例のヒートシンクを示す図である。
【図8】第4実施例のLDアレイとヒートシンクを示す
図である。
【図9】第5実施例断面図である。
【図10】第6実施例断面図である。
【図11】第7実施例断面図である。
【図12】第8実施例側面図である。
【図13】従来例概略側面図である。
【図14】光軸方向の位置ずれトレランスを示すグラフ
である。
【図15】光軸垂直方向の位置ずれトレランスを示すグ
ラフである。
【図16】角度ずれのトレランスを示すグラフである。
【符号の説明】
10 ヒートシンク 12 LDアレイ 14 シングルモードファイバアレイ 16 平板ベース 18 ファイバ突き当て部保護部材 22 ファイバ位置決め部材 40,50,60 光並列リンクモジュール 44,44′,56 フェルール

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の半導体レーザを所定ピッチで一体
    的に整列させた半導体レーザアレイ(12)と該所定ピッチ
    と同一ピッチで複数のシングルモードファイバを一体的
    に整列させたシングルモードファイバアレイ(14)との光
    結合構造において、 該半導体レーザアレイ(12)を直方体ヒートシンク(10)上
    に固定するとともに、該ヒートシンク(10)を平板ベース
    (16)上に固定し、 前記所定ピッチと同一ピッチの複数のV溝の形成された
    ファイバ突き当て部保護部材(18)の該V溝中に、前記シ
    ングルモードファイバアレイ(14)の各ファイバを固定
    し、 該ファイバ突き当て部保護部材(18)とともに各ファイバ
    の先端が斜めに研磨された前記シングルモードファイバ
    アレイ(14)の先端を前記ヒートシンク(10)の側面に突き
    当てた状態で、前記ファイバ突き当て部保護部材(18)を
    前記平板ベース(16)上に固定したことを特徴とする半導
    体レーザアレイとシングルモードファイバアレイとの光
    結合構造。
  2. 【請求項2】 前記半導体レーザアレイ(12)は両側に不
    使用チャネル(12b)を1チャネル以上有しており、前記
    所定ピッチと同一ピッチの複数のV溝がその下面に形成
    され、高さ方向位置決め面(22a) 及び光軸垂直方向位置
    決め面(22b)を有するファイバ位置決め部材(22)を、該
    高さ方向位置決め面(22a) 及び光軸垂直方向位置決め面
    (22b) を前記半導体レーザアレイ(12)の上面(15)及び側
    面(17)に接触させて該半導体レーザアレイ(12)上に搭載
    し、前記V溝中に前記シングルモードファイバアレイ(1
    4)を位置決め収容することを特徴とする請求項1記載の
    半導体レーザアレイとシングルモードファイバアレイと
    の光結合構造。
  3. 【請求項3】 前記ヒートシンク(30)上面及び前記平板
    ベース(16)上面に複数の溝(32)をそれぞれ形成し、該溝
    (32)中に半田(34)を流し込んで前記半導体レーザアレイ
    (12)及び前記ヒートシンク(30)をそれぞれ半田付固定す
    ることを特徴とする請求項1記載の半導体レーザアレイ
    とシングルモードファイバアレイとの光結合構造。
  4. 【請求項4】 前記ヒートシンク(30)の溝(32)を光軸方
    向に形成し、前記半導体レーザアレイ (12′) の下面に
    該ヒートシンク(30)の溝(32)に合わせた間隔及び大きさ
    の光軸方向に伸長する突起(36)を形成し、該突起(36)を
    該溝(32)中に嵌合させて前記半導体レーザアレイ (1
    2′) を前記ヒートシンク(30)に半田付固定したことを
    特徴とする請求項3記載の半導体レーザアレイとシング
    ルモードファイバアレイとの光結合構造。
  5. 【請求項5】 複数の半導体レーザを所定ピッチで一体
    的に整列させた半導体レーザアレイ(12)と該所定位置と
    同一ピッチで複数のシングルモードファイバを一体的に
    整列させたシングルモードファイバアレイ(14)との光結
    合構造において、 該半導体レーザアレイ(12)を直方体ヒートシンク(10)上
    に固定するとともに、該ヒートシンク(10)を平板ベース
    (16)上に固定し、 前記所定ピッチと同一ピッチの複数の貫通孔の形成され
    た直方体フェルール(44)の該貫通孔中に前記シングルモ
    ードファイバアレイ(14)の各ファイバを挿入固定し、 該フェルール(44)とともに各ファイバの先端が斜めに研
    磨された前記シングルモードファイバアレイ(14)の先端
    を前記ヒートシンク(10)の側面に突き当てた状態で、前
    記フェルール(44)を前記平板ベース(16)上に固定したこ
    とを特徴とする半導体レーザアレイとシングルモードフ
    ァイバアレイとの光結合構造。
  6. 【請求項6】 前記シングルモードファイバアレイ(14)
    の各ファイバの先端を光軸に対して70〜85°に形成
    したことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
    半導体レーザアレイとシングルモードファイバアレイと
    の光結合構造。
  7. 【請求項7】 シングルモードファイバの外径の半径を
    r、コアの屈折率をn1 、ファイバ先端の光軸に対する
    研磨角度をαとすると、半導体レーザの活性層の光軸垂
    直方向の位置に対し、コアの中心の光軸垂直方向の位置
    を、 x=r× cosα× tan〔α− cos-1(n1cosα)〕 で表されるxだけ、前記ヒートシンク(10)と反対方向へ
    オフセットしたことを特徴とする請求項2〜4のいずれ
    かに記載の半導体レーザアレイとシングルモードファイ
    バアレイとの光結合構造。
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