JPH07120638A - 光接続素子およびその製造方法 - Google Patents

光接続素子およびその製造方法

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JPH07120638A
JPH07120638A JP26458593A JP26458593A JPH07120638A JP H07120638 A JPH07120638 A JP H07120638A JP 26458593 A JP26458593 A JP 26458593A JP 26458593 A JP26458593 A JP 26458593A JP H07120638 A JPH07120638 A JP H07120638A
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JP
Japan
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groove
guide groove
protective film
optical
strip
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JP26458593A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Hori
義和 堀
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造の容易な光接続素子を提供する。 【構成】 シリコン基板1の(100)表面2の内部に
<011>方向に、その断面形状が基板表面の開口部を
一辺とする五角形のガイド溝3がアレイ状に形成されて
いる。ここで、ガイド溝の断面に内接する円(内接円)
4の直径、即ち内径5は前記の基板表面2の開口部の長
さ6よりも大きい。この光接続素子のガイド溝3の両端
からその内径5とほぼ等しい外径7を有する光ファイバ
アレイ8及び9が対をなしてガイド溝2の両端から挿入
され、ガイド溝内の一箇所で結合される。光ファイバの
挿入後、基板表面のファイバが露出する部分の一部に紫
外線硬化樹脂10を被覆し、紫外線を照射することによ
りファイバが固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバを用いて情
報を伝達する光伝送分野に係わり、特に半導体レーザ、
受光素子、光導波路等の光素子と光ファイバを接続する
光接続素子およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、単一モード光ファイバによる光接
続は、電気同軸ケーブルより長距離・高速伝送(>10
0m,>150Mb/s)が可能であるため、長距離光
通信は勿論、大型計算機や広帯域交換器の装置間接続へ
の応用に向けての研究開発が進んでいる。低価格の光接
続素子の実用化のためには、特に、光ファイバアレイ同
士、LDアレイと光ファイバアレイ、PDアレイと光フ
ァイバアレイ、及び光導波路と光ファイバアレイ等を高
精度に位置合わせ、固定する光結合技術が不可欠であ
る。
【0003】従来の光ファイバアレイ接続素子の概略を
図14に示す。シリコン基板201上にKOH水溶液を
用いた異方性エッチングによりアレイ状のV溝ガイド2
02が形成され、そのV溝ガイドの中に対をなす単一モ
ードファイバアレイ203及び204が配置され、更に
その上からシリコン抑え板205によりファイバアレイ
が固定される。尚、V溝ガイドの形成されたシリコン基
板201とシリコン抑え板205は半田で固定されてい
る。
【0004】ところが、この接続方法では全ての光ファ
イバがV溝202に設置されるまで、全ての光ファイバ
をそれぞれ片側から精密機器を用いてV溝に接して保持
しておく必要があった。また、光ファイバが曲がり易い
ために保持位置のファイバ端面からの距離に限度があり
接続素子の接続部を長くすることができず、強度的にも
不十分であった。更に接続時あるいは接続状態において
シリコン基板とシリコン抑え板によりファイバに圧力が
加わるために、光ファイバが内部で破損したり、偏光依
存性や結合損失等が発生する原因ともなっていた。
【0005】次に、従来のLDアレイと光ファイバアレ
イの光接続素子の概略を図15に示す。LDアレイ21
1と光ファイバアレイ212がそれぞれのブロック21
2及び214上に設置され、両ブロックがマウント21
5に位置合わせして半田で216で固定されている。こ
こで光ファイバアレイの概略構成は図14に示した光フ
ァイバアレイ接続素子と同様の構造であり、シリコン基
板217に異方性エッチングにより形成されたV溝ガイ
ドに単一モードファイバアレイ218が配置され、更に
その上からシリコン抑え板219によりファイバアレイ
が固定される。
【0006】LDアレイと光ファイバアレイの光結合に
は、片方のアレイ、例えばLDアレイ211の設置され
たブロック213を固定した後、マイクロポジショナを
用いて、LDを発光させファイバに結合する光量を測定
しながら、3つの直交軸と3つの回転軸を交互に調整
し、マウントに固定させていた。
【0007】この従来の接続素子においては、ファイバ
を精度よく配列する技術、アレイ同士を効率的に位置合
わせする技術、半田付の時の位置ずれをまで低減する技
術が必要となり、精度良く結合することは困難であっ
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
従来の光接続素子の問題点を解決し、特に機械的な位置
合わせの必要がなく、容易に高い結合効率を得ることの
可能な光接続素子とその製造方法を提供することを目的
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板の表面近
傍の内部に該基板表面に沿って一定の方向に開口部を有
して形成され、かつ前記開口部に比較して断面に仮想的
に内接する円(内接円)の直径(内径)が大なるガイド
溝に、前記内径とほぼ同じもしくは小さな外径を有する
光ファイバが挿入されて構成されていることを特徴とす
る光接続素子である。
【0010】また、本発明は、シリコン基板の(10)
面上の<001>方向に形成される一定幅を有する短冊
状領域を囲んで保護膜を設置し、該保護膜の周辺境界部
に表面にほぼ垂直に段差が形成されるように前記短冊状
領域に一定の深さのエッチングを施し、短冊状の開口部
を有する溝を形成する第1の工程、前記保護膜を設置し
たまま前記溝の底面及び側面に異方性エッチングを施
し、少なくとも前記開口部に隣接する溝の側面が(11
1)面でなり、溝の断面が開口部を一辺とする四角形以
上の多角形もしくはこれに近い形状で、前記開口部に比
較して断面に仮想的に内接する円(内接円)の直径(内
径)が大なるガイド溝を形成する第2の工程、前記ガイ
ド溝の内部に光ファイバを挿入し固定する第3の工程を
含むことを特徴とする光接続素子の製造方法である。
【0011】
【作用】本発明は、シリコン等の結晶基板の特定の結晶
面でなる表面に特定の方向に形成され、表面に垂直な段
差を有する溝の側面と底面に異方性エッチングを施すこ
とにより、表面に沿って内部に溝の開口部に比較して断
面に仮想的に内接する円の直径が大なるガイド溝が精度
よく形成されること、このガイド溝の内接円の中心位置
が溝の幅と深さに制御できることを応用し、このガイド
溝に光ファイバを挿入することにより高効率な結合が得
られることを利用するものである。
【0012】
【実施例】
(実施例1)本発明の詳細を実施例を用いて説明する。
本発明の第1の実施例の光接続素子の概略構成を図1
(a)に示す。また、ガイド溝の断面形状を図1(b)
に示す。
【0013】シリコン基板1の(100)表面2の内部
に<011>方向に、その断面形状が基板表面の開口部
を一辺とする五角形のガイド溝3がアレイ状に形成され
ている。ここで、ガイド溝の断面に内接する円(内接
円)4の直径、即ち内径5は前記の基板表面2の開口部
の長さ6よりも大きい。この光接続素子のガイド溝3の
両端からその内径5とほぼ等しい外径7を有する光ファ
イバアレイ8及び9が対をなしてガイド溝2の両端から
挿入され、ガイド溝内の一箇所で結合される。光ファイ
バの挿入後、基板表面のファイバが露出する部分の一部
に紫外線硬化樹脂10を被覆し、紫外線を照射すること
によりファイバが固定されている。
【0014】本発明の第1の実施例の光接続素子の製造
方法を図2に示す。左が断面図、右が表面図を示す。
(a)シリコン基板11の(100)面上の<001>
方向に、一定幅(80μm)を有する短冊上領域を残し
てSiNの保護膜12を形成する。(b)次に、保護膜
の周辺境界部に表面に段差13が形成されるように前記
短冊状領域に一定の深さ(80μm)のドライエッチン
グを施し、開口部を有する溝を形成する。(c)保護膜
12を設置したままKOH水溶液で溝の底面14及び側
面15に異方性エッチングを施し、溝の周辺が(11
1)面で構成されてその断面形状が開口部の幅を一辺と
し、内径が約100μmの五角形のガイド溝16が形成
される。(d)前記ガイド溝の両端から内部に外径が約
100μmの光ファイバ17、及び18を挿入すること
により、光ファイバ接続素子が形成される。
【0015】本発明によれば、異方性エッチング時に溝
の側面及び底面に(111)面が現れた時にエッチング
速度が急に減少するため、極めて安定な断面形状を形成
することが可能であり、またその形状の寸法はエッチン
グ前の溝の幅と深さでほぼ決定される。従って設計が容
易であり、断面の内径は短冊状領域の幅と段差により決
定され、そして内接円の中心は必ず前記段差の半分の深
さに位置する。ガイド溝の内径は表面部のガイド幅より
も大きく、ファイバが外れる心配はなく、従って接続時
に一本づつ光ファイバを挿入するだけで接続が可能であ
り、特に精密機械で保持しておく必要はなく容易に光フ
ァイバを接続することができる。また、紫外線硬化樹脂
等で表面から容易に固定することが可能である。更に、
光ファイバを従来例の様に抑えることにより固定する必
要がなく、光ファイバに圧力が加わらず、結合損失が増
加することはない。
【0016】(実施例2)以上の実施例は同一の径を有
するファイバ同士の接続素子及びその製造方法を示した
が、本発明においては、光増幅用ファイバと伝送用ファ
イバの接続等、異なる径を有するファイバの接続も容易
となる。第2の実施例として異なる径のファイバ同士の
光接続素子の概略構成図を図3(a)に示す。
【0017】シリコン基板21の(100)表面28の
<011>方向に、実施例1と同様にその断面形状が基
板表面の開口部を一辺とする五角形で、しかも内径が異
なるガイド溝22及び23が直線状に配置されている。
ガイド溝22及び23の断面形状をそれぞれ図3(b)
及び(c)に示す。それぞれのガイド溝の内接円24、
25の中心26、27の基板表面28からの深さは同一
であり、従って内接円の中心を結ぶ直線は互いに一致し
ている。従ってこの光接続素子のガイド溝の両端からそ
の内径29、30とほぼ等しい外径を有する光ファイバ
アレイ31及び32を挿入することにより、ガイド溝の
接続部で異なる外径を有する光ファイバ同士が自動的に
結合される。光ファイバの挿入後、基板表面のファイバ
の一部が露出する部分に紫外線硬化樹脂33で被覆さ
れ、紫外線を照射することにより光ファイバが固定され
ている。
【0018】本発明の第2の実施例の光接続素子の製造
方法を図4に示す。左が内径の小さなガイド溝の断面
図、中央が内径の大きなガイド溝の断面図、右が表面図
を示す。(a)シリコン基板41の(100)面上の<
001>方向に、幅が異なって直線状に接続された第1
の短冊状領域(幅60μm)42及び第2の短冊状領域
(幅80μm)43を囲んで保護膜44を形成する。
(b)次に、ドライエッチングにより保護膜の周辺境界
部に表面に段差45が形成されるように前記短冊状領域
に一定の深さ(80μm)の溝を掘る。(c)保護膜4
4を設置したまま前記溝の底面46、47及び側面4
8、49にKOH水溶液を用いて異方性エッチングを施
すことにより、側面が(111)面で構成されてその断
面形状が基板表面の前記短冊領域の幅を一辺とし、内径
がそれぞれ約80μmと100μmの五角形のガイド溝
50及び51が形成される。(d)前記ガイド溝の内部
に両端から外径がそれぞれ約80μmと100μmの光
ファイバ52及び53をガイド溝に挿入することによ
り、光接続素子が形成される。
【0019】本実施例においては、実施例1と同様にガ
イド溝の断面形状、その内接円の内径及び中心位置が短
冊状領域の幅と段差により制御が可能である。即ち、こ
の光ファイバ接続素子において、ガイド溝に内接する円
の中心の表面からの深さは(b)の工程のドライエッチ
ングにより形成された溝の深さ45の半分の位置に設定
されるので、それぞれのガイド溝の内接円の中心は自動
的に一致する。従って、光ファイバを挿入するだけで容
易に低い結合損失の接続を得ることが可能である。
【0020】(実施例3)本発明の第3の実施例の半導
体レーザと光ファイバの光接続素子の概略を図5に示
す。高部表面61と低部表面62を有するシリコン基板
60の(100)面でなる高部表面側61に前記実施例
と同様に<011>方向に断面形状が5角形のガイド溝
63が形成されている。また低部表面62にはガイド溝
63の延長線上に位置調整溝64が形成されている。そ
して、低部表面に半導体レーザ65が設置され、しかも
位置調整溝64の上部にガイド溝63の内接円の中心を
結ぶ線68の延長線上に半導体レーザ65の活性部66
が配置されている。そして、半導体レーザの活性層から
放出される光がガイド溝に挿入された光ファイバ67に
結合している。
【0021】本発明の第3の実施例のLDと光ファイバ
の光接続素子の製造工程を図6に示す。左が内径の位置
調整溝部の断面図、中央がガイド溝部の断面図、右が表
面図を示す。(a)シリコン基板71の(100)面上
の<001>方向に、一定幅(80μm)を有する直線
状の短冊上領域を囲んでSiNの保護膜72を設置す
る。(b)保護膜72の周辺境界部に表面に段差73が
形成されるように前記短冊状領域にドライエッチングを
施し一定の深さ(80μm)の溝を形成する。(c)保
護膜72を設置したまま溝の底面及び側面に異方性エッ
チングを施し、周辺が(111)面で形成されたガイド
溝74を形成する。(d)保護膜72を除去した後、前
記ガイド溝の一部にレジスト膜75を被覆して再度異方
性エッチングを施すことにより段差を形成し、(10
0)面の低部表面76を形成する。この時、ガイド溝の
表面近傍が除去されV字状の位置調整溝77が形成され
る。(e)位置調整溝77の上部の前記後部表面のガイ
ド溝74の内接円の中心を結ぶ線上にその活性部70が
位置するように半導体レーザ78を配置する。そして、
ガイド溝74に光ファイバ79を挿入する。
【0022】上記の実施例では、従来の様に半導体レー
ザを点灯させて光ファイバに結合する光量を測定しなが
ら半導体レーザの位置を調整する必要がなく、シリコン
基板に形成する段差の高さをあらかじめ半導体レーザの
活性層の表面からの位置に調節しておき、レーザの活性
層の上部に形成したマーカ等と位置調整溝77の位置を
合わせることにより、光ファイバと容易に接続すること
が可能である。本実施例では単一の光ファイバと半導体
レーザの接続を示しているが、光ファイバアレイと半導
体レーザアレイの接続に同様に適用できるものである。
【0023】(実施例4)本発明の第4の実施例の受光
素子と光ファイバの光接続素子の概略を図7に示す。高
部表面81と低部表面82を有するシリコン基板80の
(100)面でなる高部表面側81に前記実施例と同様
に<011>方向に断面形状が5角形のガイド溝83が
形成されている。また低部表面82にはガイド溝83の
延長線上に位置調整溝84が形成されている。そして、
低部表面に受光素子85が設置され、しかも位置調整溝
84の上部にガイド溝83の内接円の中心を結ぶ線88
の延長線上に受光素子85の活性部86が配置されてい
る。そしてガイド溝83にその端面から挿入された光フ
ァイバ87から放射された光が受光素子85の活性部8
6に結合されている。
【0024】本発明の第4の実施例の受光素子と光ファ
イバの光接続素子の製造工程は図6と全く同様である。
【0025】上記の発明では、シリコン基板に形成する
段差の高さを受光素子の活性層の表面からの位置に調節
しておき、また受光素子の活性層の上部に形成されたマ
ーカ等と位置調整溝を合わせることにより光ファイバと
容易に接続することが可能である。本実施例では単一の
光ファイバと受光素子の接続を示しているが、光ファイ
バアレイと受光素子アレイの接続に同様に適用できるも
のである。
【0026】(実施例5)本発明の第5の実施例の光導
波路と光ファイバの光接続素子の概略を図8に示す。高
部表面91と低部表面92を有するシリコン基板90の
(100)面でなる高部表面側91に前記実施例と同様
に<011>方向に断面形状が5角形のガイド溝93が
形成されている。また低部表面92にはガイド溝93の
延長線上に位置調整溝94が形成されている。そして、
低部表面に光導波路素子95が設置され、しかも位置調
整溝94の上部にガイド溝93の内接円の中心を結ぶ線
98の延長線上に光導波路素子95の端面96が配置さ
れている。そしてガイド溝93に挿入された光ファイバ
97と光導波路95を伝搬する光が互いにが結合され
る。
【0027】本発明の第5の実施例の光導波路と光ファ
イバの光接続素子の製造工程は図6と全く同様である。
【0028】上記の発明では、シリコン基板に形成する
段差の高さを内接円の中心の表面からの位置に調節して
おき、また導波路の上部に形成されたマーカ等と位置調
整溝を合わせることにより光ファイバと容易に接続する
ことが可能である。
【0029】(実施例6)本発明の第6の実施例の光フ
ァイバと光導波路の概略を図9に示す。基板101の表
面の一部に5角形のガイド溝102が形成されている。
また、基板上の前ガイド溝102の内接円の中心線上に
光導波路103の端面が形成されている。前記ガイド溝
に挿入された光ファイバ104と光導波路を伝搬する光
が互いに結合されている。
【0030】本発明の第6の実施例の光導波路と光ファ
イバの光接続素子の製造工程を図10に示す。左が光導
波路部の断面図、中央がガイド溝部の断面図、右が表面
図を示す。(a)シリコン基板111の(100)面上
の<001>方向に、一定幅を有する直線状のガイド溝
領域112及びガイド溝領域と直線状に配置された導波
路領域113を囲んで保護膜114を形成し、保護膜の
周辺境界部に表面に段差115が形成されるように前記
ガイド溝領域112、及び導波路領域113に一定の深
さのエッチングを施す。(b)導波路領域に保護膜11
6を形成し、ガイド溝領域112の底面及び側面に異方
性エッチングを施し、(111)面で四方が形成された
5角形のガイド溝117を形成する。(c)保護膜を除
去した後熱酸化を施し、基板表面近傍に酸化シリコン膜
118を形成する。(d)導波路領域を残して保護膜1
19を被覆し、表面に導波路のコアとなるガラス層12
0を形成する。この時、導波路領域113の溝の内部に
光導波路121が形成される。(e)保護膜119をリ
フトオフし、ガイド溝117に光ファイバ122を挿入
することにより光接続素子が完成する。
【0031】本実施例によれば、ガイド溝に内接する円
の中心と光導波路の端面が自動的に一致するので、容易
に高い結合効率を得ることが可能となる。
【0032】(実施例7)本発明の第7の実施例の光フ
ァイバと光学レンズの光接続素子の概略を図11に示
す。シリコン基板131の(100)面上の<011>
方向に前記ガイド溝132及びレンズ支持用の溝133
が形成されている。ガイド溝132の内接円134の中
心線135の延長線上に前記レンズ支持溝に固定された
レンズ136の中心137が配置されている。そしてガ
イド溝には光ファイバ138が挿入されており、光ファ
イバから放射もしくは光ファイバに入射される光はレン
ズ136の光軸を通過する。左図はレンズ支持部、中央
はガイド溝部、右は表面図である。
【0033】本発明の第7の実施例の光ファイバと光学
レンズの光接続素子の製造工程を図12に示す。(a)
シリコン基板141の(100)面上の<001>方向
に、一定幅を有する直線状のガイド溝領域142及びレ
ンズ支持溝領域143を残して保護膜144を形成し、
保護膜の周辺境界部に表面に段差145が形成されるよ
うに前記ガイド溝領域142、及びレンズ支持溝領域1
43に一定の深さのドライエッチングを施す。(b)保
護膜を設置したまま、前記ガイド溝領域142、及びレ
ンズ支持溝143の底面及び側面に異方性エッチングを
施し、周囲を(111)面でなる5角形のガイド溝14
6、及びレンズ支持溝147を形成する。(c)保護膜
144を除去した後、前記レンズ部147に凸レンズ1
49、及び前記ガイド溝146に光ファイバ148を挿
入する。
【0034】本実施例では凸レンズを用いたが必ずしも
これには限定されず、例えばセルフォックレンズを使用
してもよい。また、本実施例ではガイド溝とレンズ支持
溝を同時に形成したが、必ずしも同時に形成する必要は
なく、レンズ支持溝を別の工程で形成することも可能で
ある。
【0035】この場合の製造工程を図13に示す。
(a)シリコン基板151の(100)面上の<001
>方向に一定幅を有する直線状の短冊状領域152を囲
んで保護膜153を形成する。保護膜153の周辺境界
部に表面に垂直な段差が形成されるように前記短冊状領
域にエッチングを施し、一定の深さの溝を形成する。
(b)保護膜153を設置したまま溝の底面及び側面に
異方性エッチングを施し、ガイド溝154を形成する。
(c)ガイド溝154の一部にそのガイド溝を中央とし
て一定の幅を有して形成されるレンズ領域155を囲ん
で保護膜を残し、再度、異方性エッチングを施し、V字
状のレンズ支持溝156を形成する。(d)レンズ支持
溝及びガイド溝にそれぞれレンズ158及び光ファイバ
157を挿入し固定する。
【0036】以上の実施例では、ガイド溝領域の内接円
の内形と中心位置、及びレンズ支持領域に接触する円の
内径と中心位置はそれぞれ短冊状領域の幅で制御が可能
である。また、この光ファイバ接続素子においてはガイ
ド溝に内接する円の中心の表面からの深さはドライエッ
チングにより形成された溝の深さ45の半分であり、そ
の内接円の中心は自動的に一致する。従って、光ファイ
バを挿入するだけで容易に低い結合損失の接続を得るこ
とが可能である。
【0037】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明は、シリコ
ン等の結晶基板の特定の結晶方位面の表面に形成された
一定方向の溝の側面と底面に異方性エッチングを施すこ
とにより、容易に光ファイバ等の設置固定用のガイド溝
が形成できるものである。しかも、このガイド溝の内径
及びガイド溝の内接円の中心位置は制御可能であり、容
易に光ファイバ同士、あるいは光ファイバと光部品の高
効率な結合が得られる。従って、本発明は光通信等が実
用化されるために重要な光接続素子を、極めて簡単な方
法で実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の光接続素子の概略図
【図2】本発明の第1の実施例の光接続素子の作製工程
【図3】本発明の第2の実施例の光接続素子の概略図
【図4】本発明の第2の実施例の光接続素子の作製工程
【図5】本発明の第3の実施例の光接続素子の概略図
【図6】本発明の第3の実施例の光接続素子の作製工程
【図7】本発明の第4の実施例の光接続素子の概略図
【図8】本発明の第5の実施例の光接続素子の概略図
【図9】本発明の第6の実施例の光接続素子の概略図
【図10】本発明の第6の実施例の光接続素子の作製工
程図
【図11】本発明の第7の実施例の光接続素子の概略図
【図12】本発明の第7の実施例の光接続素子の作製工
程図
【図13】本発明の第7の実施例の光接続素子の作製工
程図
【図14】従来の光接続素子の概略図
【図15】従来の光接続素子の概略図
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 シリコン基板表面 3 ガイド溝 4 ガイド溝の断面に内接する円 5 内接円の直径 6 開口部の長さ 8 光ファイバアレイ 9 光ファイバアレイ 10 紫外線硬化樹脂 11 シリコン基板 12 SiNの保護膜 13 段差 14 底面 15 側面 16 ガイド溝 17 光ファイバ 18 光ファイバ 21 シリコン基板 22 ガイド溝 23 ガイド溝 24 ガイド溝の内接円 25 ガイド溝の内接円 26 ガイド溝の内接円の中心 27 ガイド溝の内接円の中心 28 基板表面 29 ガイド溝の内径 30 ガイド溝の内径 31 光ファイバアレイ 32 光ファイバアレイ 33 紫外線硬化樹脂 41 シリコン基板 42 短冊状領域 43 短冊状領域 44 保護膜 45 段差 46 底面 47 底面 48 側面 49 側面 50 ガイド溝 51 ガイド溝 52 光ファイバ 53 光ファイバ 60 シリコン基板 61 高部表面 62 低部表面 63 ガイド溝 64 位置調整溝 65 半導体レーザ 67 光ファイバ 68 ガイド溝の内接円の中心を結ぶ線 71 シリコン基板 72 保護膜 73 段差 74 ガイド溝 75 レジスト膜 76 低部表面 77 位置調整溝 78 半導体レーザ 79 光ファイバ 80 シリコン基板 81 高部表面 82 低部表面 83 ガイド溝 84 位置調整溝 85 半導体レーザ 86 活性部 90 シリコン基板 91 高部表面 92 低部表面 93 ガイド溝 94 位置調整溝 95 光導波路素子 96 光導波路素子の端面 98 内接円の中心を結ぶ線 101 基板 102 ガイド溝 103 光導波路 111 シリコン基板 112 ガイド溝領域 113 導波路領域 114 保護膜 115 段差 116 保護膜 117 ガイド溝 118 酸化シリコン膜 119 保護膜 120 ガラス層 121 光ファイバ 131 シリコン基板 132 ガイド溝 133 レンズ支持用の溝 134 内接円 135 中心線 136 レンズ 137 中心 138 光ファイバ 141 シリコン基板 142 ガイド溝領域 143 レンズ支持溝領域 144 保護膜 145 段差 146 ガイド溝 147 レンズ支持溝 151 シリコン基板 152 短冊状領域 153 保護膜 154 ガイド溝 155 レンズ領域 156 レンズ支持溝

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の表面近傍の内部に該基板表面に沿っ
    て一定の方向に開口部を有して形成され、かつ前記開口
    部に比較して断面に仮想的に内接する円(内接円)の直
    径(内径)が大なるガイド溝に、前記内径とほぼ同じも
    しくは小さな外径を有する光ファイバが挿入されて構成
    されていることを特徴とする光接続素子。
  2. 【請求項2】断面の内接円の直径が異なる少なくとも2
    種類の前記ガイド溝が、少なくとも接続部において内接
    円の中心を結ぶ直線が互いに一致するように直線状に配
    置され、かつ前記の各ガイド溝に外径の異なる少なくと
    も2種類の光ファイバが挿入され、前記各光ファイバを
    伝搬する光が互いに結合していることを特徴とする請求
    項1に記載の光接続素子。
  3. 【請求項3】表面に段差を有する基板の高部側の表面近
    傍に前記ガイド溝が形成され、かつ低部側の表面に前記
    ガイド溝の延長線上もしくは延長線と平行に一定の間隔
    を有して位置調整溝が形成され、しかも低部側の表面に
    発光素子が設置され、かつ前記位置調整溝の上部の前記
    ガイド溝の内接円の中心を結ぶ直線上に発光素子の活性
    部が配置されており、該発光素子から放出される光が、
    前記ガイド溝に挿入された光ファイバに結合されること
    を特徴とする請求項1に記載の光接続素子。
  4. 【請求項4】表面に段差を有する基板の高部側の表面近
    傍に前記ガイド溝が形成され、かつ低部側の表面に前記
    ガイド溝の延長線上もしくは延長線と平行に一定の間隔
    を有して位置調整溝が形成され、しかも低部側の表面に
    受光素子が設置され、かつ前記位置調整溝の上部の前記
    ガイド溝の内接円の中心を結ぶ直線上に受光素子の活性
    部が配置されており、前記ガイド溝に挿入された光ファ
    イバから放出される光が前記受光素子に結合されること
    を特徴とする請求項1に記載の光接続素子。
  5. 【請求項5】表面に段差を有する基板の高部側の表面近
    傍に前記ガイド溝が形成され、かつ低部側の表面に前記
    ガイド溝の延長線上もしくは延長線と平行に一定の間隔
    を有して位置調整溝が形成され、しかも低部側の表面に
    光導波路素子が設置され、かつ前記位置調整溝の上部の
    前記ガイド溝の内接円の中心を結ぶ直線上に導波路の端
    面もしくは光結合部が配置されており、前記ガイド溝に
    挿入された光ファイバから放出される光と前記導波路を
    伝搬する光が互いに結合されることを特徴とする請求項
    1に記載の光接続素子。
  6. 【請求項6】基板表面近傍に前記ガイド溝、及び光導波
    路が少なくとも接続部において直線状に形成され、かつ
    前記ガイド溝の内接円の中心を結ぶ直線上に光導波路の
    端面一部が配置され、前記ガイド溝に挿入された光ファ
    イバと前記光導波路を伝搬する光が互いに結合されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光接続素子。
  7. 【請求項7】基板表面に前記ガイド溝及びレンズを支持
    するための溝が形成され、前記ガイド溝の内接円の中心
    を結ぶ直線の延長線上に前記レンズ支持溝に固定された
    レンズの中心が配置されていることを特徴とするとする
    請求項1に記載の光接続素子。
  8. 【請求項8】前記ガイド溝が、シリコン基板の(10
    0)面上の<011>方向に形成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の光接続素子。
  9. 【請求項9】シリコン基板の(100)面上の<001
    >方向に形成される一定幅を有する短冊状領域を囲んで
    保護膜を設置し、該保護膜の周辺境界部に表面にほぼ垂
    直に段差が形成されるように前記短冊状領域に一定の深
    さのエッチングを施し、短冊状の開口部を有する溝を形
    成する第1の工程、前記保護膜を設置したまま前記溝の
    底面及び側面に異方性エッチングを施し、少なくとも前
    記開口部に隣接する溝の側面が(111)面でなり、溝
    の断面が開口部を一辺とする四角形以上の多角形もしく
    はこれに近い形状で、前記開口部に比較して断面に仮想
    的に内接する円(内接円)の直径(内径)が大なるガイ
    ド溝を形成する第2の工程、前記ガイド溝の内部に光フ
    ァイバを挿入し固定する第3の工程を含むことを特徴と
    する光接続素子の製造方法。
  10. 【請求項10】シリコン基板の(100)面上の<00
    1>方向に、一直線状に形成された異なる幅を有する複
    数の短冊状領域を囲んで保護膜を設置し、該保護膜の周
    辺境界部に表面に垂直に段差が形成されるように前記短
    冊状領域に一定の深さのエッチングを施し、異なる幅の
    開口部を有する複数の溝を形成する第1の工程、前記保
    護膜を設置したまま溝の底面及び側面に異方性エッチン
    グを施し、内径の異なる複数のガイド溝を形成する第2
    の工程、ガイド溝の内部に外径の異なる光ファイバを挿
    入し固定する第3の工程を含むことを特徴とする請求項
    9記載の光接続素子の製造方法。
  11. 【請求項11】シリコン基板の(100)面上の<00
    1>方向に形成される一定幅を有する短冊状領域を囲ん
    で保護膜を設置し、該保護膜の周辺境界部に表面にほぼ
    垂直に段差が形成されるように前記短冊状領域に一定の
    深さのエッチングを施し、短冊状の開口部を有する溝を
    形成する第1の工程、前記保護膜を設置したまま前記溝
    の底面及び側面に異方性エッチングを施し、少なくとも
    前記開口部に隣接する溝の側面が(111)面でなり、
    溝の断面が開口部を一辺とする四角形以上の多角形もし
    くはこれに近い形状で、前記開口部に比較して断面に仮
    想的に内接する円(内接円)の直径(内径)が大なるガ
    イド溝を形成する第2の工程、前記保護膜を除去した
    後、前記ガイド溝の一部に保護膜を設置して、再度エッ
    チングを施すことにより基板表面の保護膜の境界部に段
    差を形成するとともに、保護膜の設置されていないガイ
    ド溝を位置調整溝に加工する第3の工程、位置調整溝の
    上部でかつガイド溝の内接円の中心を結ぶ直線上に活性
    部が位置するように発光素子を配置する第4の工程、前
    記ガイド溝に光ファイバを挿入し固定する第5の工程を
    含むことを特徴とする光接続素子の製造方法。
  12. 【請求項12】シリコン基板の(100)面上の<00
    1>方向に形成される一定幅を有する短冊状領域を囲ん
    で保護膜を設置し、該保護膜の周辺境界部に表面にほぼ
    垂直に段差が形成されるように前記短冊状領域に一定の
    深さのエッチングを施し、短冊状の開口部を有する溝を
    形成する第1の工程、前記保護膜を設置したまま前記溝
    の底面及び側面に異方性エッチングを施し、少なくとも
    前記開口部に隣接する溝の側面が(111)面でなり、
    溝の断面が開口部を一辺とする四角形以上の多角形もし
    くはこれに近い形状で、前記開口部に比較して断面に仮
    想的に内接する円(内接円)の直径(内径)が大なるガ
    イド溝を形成する第2の工程、前記保護膜を除去した
    後、前記ガイド溝の一部に保護膜を設置して、再度エッ
    チングを施すことにより基板表面の保護膜の境界部に段
    差を形成するとともに、保護膜の設置されていないガイ
    ド溝を位置調整溝に加工する第3の工程、位置調整溝の
    上部でかつガイド溝の内接円の中心を結ぶ直線上に活性
    部が位置するように受光素子を配置する第4の工程、前
    記ガイド溝に光ファイバを挿入し固定する第5の工程を
    含むことを特徴とする光接続素子の製造方法。
  13. 【請求項13】シリコン基板の(100)面上の<00
    1>方向に形成される一定幅を有する短冊状領域を囲ん
    で保護膜を設置し、該保護膜の周辺境界部に表面にほぼ
    垂直に段差が形成されるように前記短冊状領域に一定の
    深さのエッチングを施し、短冊状の開口部を有する溝を
    形成する第1の工程、前記保護膜を設置したまま前記溝
    の底面及び側面に異方性エッチングを施し、少なくとも
    前記開口部に隣接する溝の側面が(111)面でなり、
    溝の断面が開口部を一辺とする四角形以上の多角形もし
    くはこれに近い形状で、前記開口部に比較して断面に仮
    想的に内接する円(内接円)の直径(内径)が大なるガ
    イド溝を形成する第2の工程、前記保護膜を除去した
    後、前記ガイド溝の一部に保護膜を設置して、再度エッ
    チングを施すことにより基板表面の保護膜の境界部に段
    差を形成するとともに、保護膜の設置されていないガイ
    ド溝を位置調整溝に加工する第3の工程、位置調整溝の
    上部でかつガイド溝の内接円の中心を結ぶ直線上に端面
    もしくは光結合部が位置するように光導波路素子を配置
    する第4の工程、前記ガイド溝に光ファイバを挿入し固
    定する第5の工程を含むことを特徴とする光接続素子の
    製造方法。
  14. 【請求項14】シリコン基板の(100)面上の<00
    1>方向に形成される一定幅を有する直線状の短冊状領
    域と前記直線の一部を含んで配置された導波路領域を残
    して保護膜を設置し、該保護膜の周辺境界部に表面に垂
    直な段差が形成されるように前記短冊状領域と導波路領
    域にエッチングを施し、一定の深さの溝を形成する第1
    の工程、前記導波路領域を保護膜で被覆し、前記保護膜
    を介して前記短冊状領域に形成された溝の底面及び側面
    に異方性エッチングを施し、ガイド溝を形成する第2の
    工程、前記の保護膜を除去した後少なくともガイド溝に
    保護膜を形成し、少なくとも導波路領域の溝ににクラッ
    ドとなる第1の層、コアとなる第2の層を含む光導波路
    構造を形成する第3の工程、前記ガイド溝に光ファイバ
    を挿入し固定する第4の工程を含むことを特徴とする光
    接続素子の製造方法。
  15. 【請求項15】シリコン基板の(100)面上の<00
    1>方向に形成される一定幅を有する直線状の短冊状領
    域及びレンズを支持する領域を囲んで保護膜を形成し、
    該保護膜の周辺境界部に表面に垂直な段差が形成される
    ように前記短冊状領域及びレンズ支持領域にエッチング
    を施し、一定の深さの溝を形成する第1の工程、前記保
    護膜を設置したまま前記溝の底面及び側面に異方性エッ
    チングを施し、ガイド溝及びレンズ支持溝を形成する第
    2の工程、前記レンズ支持溝ににレンズを挿入する第3
    の工程、前記ガイド溝に光ファイバを挿入し固定する第
    4の工程を含むことを特徴とする光接続素子の製造方
    法。
  16. 【請求項16】シリコン基板の(100)面上の<00
    1>方向に形成される一定幅を有する直線状の短冊状領
    域を囲んで保護膜を形成し、該保護膜の周辺境界部に表
    面に垂直な段差が形成されるように前記短冊状領域にエ
    ッチングを施し、一定の深さの溝を形成する第1の工
    程、前記保護膜を設置したまま前記溝の底面及び側面に
    異方性エッチングを施し、ガイド溝を形成する第2の工
    程、ガイド溝の一部にそのガイド溝を中央として一定の
    幅を有して形成されるレンズ領域を囲んで保護膜を形成
    し、エッチングを施す第3の工程、前記レンズ部にレン
    ズを挿入する第4の工程、前記ガイド溝に光ファイバを
    挿入し固定する第5の工程を含むことを特徴とする光接
    続素子の製造方法。
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