JP2012205859A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用時の耐久性と、廃棄後の水解性との両方に優れる吸収性物品を提供すること。
【解決手段】表面シートと、裏面シートと、上記表面シート及び裏面シートの間の吸収シートとを含む、水解性を有する吸収性物品であって、上記表面シートがスパンレース不織布から形成され、上記吸収シートが、水溶性バインダーを含むエアレイド不織布から形成されており、上記表面シートが、上記吸収シートに接着されることにより一体化されており、一体化された表面シート及び吸収シートが、複数の開口部を有することを特徴とする吸収性物品。
【選択図】図1

Description

本発明は、一体化された表面シート及び吸収シートが、複数の開口部を有する吸収性物品に関する。
水解性を有する吸収性物品、例えば、水解性を有する生理用ナプキン、パンティライナー、尿取りパッド等が開発され、そして市販されている。これらの吸収性物品は、水解性を有する素材から構成され、水洗トイレ等の大量の水に流した場合に、水中に分散するように設計されている。
例えば、特許文献1には、液透過性の表面層と、液不透過性の防漏層と、液保持性の吸収層とを有する吸収性物品であって、上記吸収層の一部が上記吸収性物品の周縁部まで延在しており且つ該吸収層は該吸収性物品の周縁部の全域に亘っては延在していない吸収性物品が記載されている。特許文献1に記載の吸収性物品は、吸収性物品の吸収層の一部が周縁部まで延在しており、水中に廃棄されると、部材間の分離が開始されやすくなるような設計がなされている。
また、特許文献2には、液透過性の表面層と、液不透過性の防漏層と、液保持性の吸収層とを有する吸収性物品にであって、少なくとも表面層と防漏層とが接合固定されてなる接合部が、吸収性物品の周縁部に形成されており、接合部は、接合強度が相対的に大きな強接合部と、強接合部よりも接合強度の小さな弱接合部とからなる水解可能な吸収性物品が記載されている。特許文献2に記載の吸収性物品は、吸収性物品の周縁部の接合部が、強接合部と弱接合部とからなっており、水中への廃棄時に弱接合部を起点に部材間の分離が開始されやすくなるような設計がなされている。
また、特許文献3には、水解性裏面層と、水解性で且つ液透過性の表面層と、裏面層および表面層よりも平面寸法の小さい水解性の吸収層とを有する水解性の吸収性物品であって、吸収性物品の周縁から所定幅の領域に、吸収層が介在せず裏面層と表面層とが重ねられた外周領域が形成され、熱可塑性の水溶性接着剤の層が、外周領域と、この外周領域の内側の中間領域の双方に、ほぼ全面に設けられており、外周領域に、裏面層と表面層とが熱可塑性の水溶性接着剤を介してヒートシールされたシール部が形成されており、このシール部の少なくとも一部に、欠落部が形成されていることを特徴とする水解性の吸収性物品が記載されている。特許文献3に記載の吸収性物品では、中間領域における層間の接合強度を、外周領域における層間の接合強度とすることにより、水洗トイレに廃棄された際に、各層が外周領域から容易に分離するように設計されている。
さらに、特許文献4には、水解性裏面層と、水解性で且つ液透過性の表面層と、裏面層および表面層よりも平面寸法の小さい水解性の吸収層とを有する水解性の吸収性物品であって、その中間領域において、吸収層と裏面層、及び/または吸収層と表面層とが水溶性または水膨潤性の接着剤で接合されており、乾燥時と湿潤時において、接着剤で接合されている中間領域での層間の接合強度が、外周領域での層間の接合強度よりも大きいことを特徴とする水解性の吸収性物品が記載されている。特許文献4に記載の吸収性物品は、外周領域のヒートシール部の少なくとも一部に欠落部があり、そこを起点にシール部分が解離しやすくなり、さらに、そこから空気が抜けて浄化槽に沈みやすくなるように設計されている。
特開2002−143219号 特開2002−209930号 特開2001−190596号 特開2001−190590号
特許文献1〜4に記載される吸収性物品は、製品の一部に、部材間の分離起点を設けることにより、水中に廃棄した際の分離性を向上させるような設計がなされている。しかし、上記分離起点は、吸収性物品の接着強度が弱い部分でもあるため、使用時の耐久性の観点から問題がある。また、上記吸収性物品において、分離起点の耐久性の低さを補うために、その他の部分の接着強度を高めると、接着強度を高めた部分の水解性が劣る傾向がある。従って、特許文献1〜4に記載の吸収性物品では、使用時の耐久性か、又は廃棄後の水解性のいずれかに問題があった。
従って、本発明は、使用時の耐久性と、廃棄後の水解性との両方に優れる吸収性物品を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、表面シートと、裏面シートと、上記表面シート及び裏面シートの間の吸収シートとを含む、水解性を有する吸収性物品であって、上記表面シートがスパンレース不織布から形成され、上記吸収シートが、水溶性バインダーを含むエアレイド不織布から形成されており、上記表面シートが、上記吸収シートに接着されることにより一体化されており、一体化された表面シート及び吸収シートが、複数の開口部を有することを特徴とする吸収性物品により、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
具体的には、本発明は以下の態様に関する。
[態様1]
表面シートと、裏面シートと、上記表面シート及び裏面シートの間の吸収シートとを含む、水解性を有する吸収性物品であって、
上記表面シートがスパンレース不織布から形成され、上記吸収シートが、水溶性バインダーを含むエアレイド不織布から形成されており、
上記表面シートが、上記吸収シートに接着されることにより一体化されており、一体化された表面シート及び吸収シートが、複数の開口部を有する、
ことを特徴とする、上記吸収性物品。
[態様2]
上記一体化された表面シート及び吸収シートが、凸部と、複数の凹部とを有し、上記開口部が、上記凹部に形成されている、態様1に記載の吸収性物品。
[態様3]
上記開口部が、一対の突状部及び窪み部を有する打抜型の間に、上記一体化された表面シート及び吸収シートを、上記表面シートが上記突状部側を向くように配置し、上記一体化された表面シート及び吸収シートの一部を打ち抜くことにより形成された、態様1又は2に記載の吸収性物品。
[態様4]
上記吸収シートと、上記裏面シートとの間に、防漏シートをさらに含む、態様1〜3のいずれか一つに記載の吸収性物品。
[態様5]
上記表面シート、吸収シート及び裏面シートが、上記防漏シートよりも大きなサイズを有し、上記吸収性物品が、上記表面シート、吸収シート及び裏面シートの、上記防漏シートよりも外側の部分を圧搾することにより形成された圧搾部を有する、態様4に記載の吸収性物品。
[態様6]
上記一体化された表面シート及び吸収シートが、上記防漏シートと接する範囲内に上記開口部を有する、態様4又は5に記載の吸収性物品。
[態様7]
上記開口部が略楕円形状を有し、その長軸が、上記吸収性物品の長手方向と直交している、態様1〜6のいずれか一つに記載の吸収性物品。
[態様8]
上記一体化された表面シート及び吸収シートにおいて、吸収性物品の長手方向の側縁領域における上記開口部の面積率が、吸収性物品の長手方向の中央領域における上記開口部の面積率よりも高い、態様1〜5のいずれか一つに記載の吸収性物品。
[態様9]
上記裏面シートが、上記吸収シートと反対側の面に、上記吸収性物品をユーザーの肌着に固定するための粘着部を有し、上記裏面シートが、上記粘着部と接していない領域において、一又は複数の開口部を有する、態様1〜8のいずれか一つに記載の吸収性物品。
[態様10]
パンティライナーである、態様1〜9のいずれか一つに記載の吸収性物品。
本発明の吸収性物品は、使用時の耐久性と、廃棄後の水解性との両方に優れる。
図1は、本発明の吸収性物品の実施形態の1つを、表面シート側から見た図である。 図2は、図1に示される吸収性物品1の領域X’のX−X断面における断面図である。 図3は、本発明の吸収性物品の別の実施形態の断面図である。 図4は、本発明の吸収性物品の別の実施形態の断面図である。 図5は、本発明の吸収性物品の別の実施形態の断面図である。 図6は、本発明の吸収性物品の別の実施形態を、表面シート側から見た図である。 図7は、本発明の吸収性物品の別の実施形態を、表面シート側から見た図である。 図8は、本発明の吸収性物品の別の実施形態を、表面シート側から見た図である。 図9は、本発明の吸収性物品の別の実施形態の断面図である。
本発明の吸収性物品について、以下、詳細に説明する。
図1は、本発明の吸収性物品の実施形態の1つを、表面シート側から見た図である。また、図2は、図1に示される吸収性物品1の領域X’のX−X断面における断面図である。
図1及び図2に示される水解性を有する吸収性物品1は、水解性を有するパンティライナーであり、表面シート2と、裏面シート3と、表面シート2及び裏面シート3の間の吸収シート4とを含む。図1及び図2に示される吸収性物品1では、表面シート2が、吸収シート4に接着されることにより一体化されており、一体化された表面シート及び吸収シート5が、複数の開口部6を有する。
なお、本明細書では、一体化された表面シート及び吸収シートが有する開口部を、後述の裏面シートが有する開口部と区別するために、「第1開口部」と称する場合がある。
図1及び図2に示される吸収性物品1はまた、吸収シート4と、裏面シート3との間に、防漏シート8をさらに含み、そしてその周縁部に、表面シート2、吸収シート4及び裏面シート3を圧搾することにより形成された圧搾部7を有する。防漏シート8は、表面シート2、吸収シート4及び裏面シート3は、防漏シート8よりもサイズが小さく、圧搾部7には含まれていない。
なお、本明細書において、「水解性を有する吸収性物品」を、単に、吸収性物品と称する場合がある。
図1及び図2に示される吸収性物品1では、表面シート2が、吸収シート4に接着されることにより一体化されており、一体化された表面シート及び吸収シート5が、複数の円形の開口部6を有する。図2に示されるように、一体化された表面シート及び吸収シート5は、防漏シート8に、接着部9を介して接着されており、そして防漏シート8は、裏面シート3に、接着部9を介して接着されている。
なお、図2では、表面シート2及び吸収シート4を一体化するための接着部は、省略されている。
また、図1及び図2に示される吸収性物品において、表面シート2は、スパンレース不織布から形成され、そして吸収シート4が、水溶性バインダーを含むエアレイド不織布から形成されている。
図1及び図2に示される吸収性物品では、一体化された表面シート及び吸収シート5が、凸部10と、複数の凹部11とを有し、第1開口部6は、凹部11に形成されている。図2に示されるように、第1開口部を、一体化された表面シート及び吸収シートの凹部に形成することにより、第1開口部の縁にある、スパンレース不織布の繊維の破断面がユーザーの皮膚に直接触れにくくなるため、着用時にユーザーが刺激を感じにくくなる利点がある。
なお、図1及び図2に示される吸収性物品では、表面シートのほぼ全域を覆う凸部の中に複数の凹部が存在するため、凸部そのものは1つであるが、本発明の吸収性物品の別の実施形態では、例えば、表面シートのほぼ全域を覆う、1つの凹部の中に、複数の凸部が存在してもよい。
図2に示されるように、一体化された表面シート及び吸収シートに凹凸形状を設けることにより、ユーザーの肌と、吸収性物品の肌当接面との接触面積を減らすことができるので、使用時のべたつき感を低減することができる。
図3は、本発明の吸収性物品の別の実施形態の断面図であり、図1の領域X’のX−X断面に相当する断面図である。図3に示される吸収性物品1を、表面シート側から見た図は、開口部の径が若干小さく見える以外は、図1とほぼ同一である。図3に示される吸収性物品1は、表面シート2と、裏面シート3と、表面シート2及び裏面シート3の間の吸収シート4とを含み、吸収シート4と、裏面シート3との間に、防漏シート8をさらに含む。
図3に示される吸収性物品1では、表面シート2が、吸収シート4に接着されることにより一体化されており、一体化された表面シート及び吸収シート5が、複数の第1開口部6を有する。図4に示される吸収性物品1ではまた、吸収シート4が、防漏シート8に、接着部9を介して接着されており、そして防漏シート8が、裏面シート3に、接着部9を介して接着されている。なお、図3では、表面シート2及び吸収シート4を一体化するための接着部は、省略されている。また、図3に示される吸収性物品1では、第1開口部6が凹部11に形成されている点は、図2に示される実施形態と同一であるが、第1開口部6が、凹部11の底部の全体ではなく、その一部に存在する点が、図2に示される実施形態とは異なる。
図2及び図3に示されるような凹部、凸部及び第1開口部の形状は、例えば、一対の突状部及び窪み部を有する打抜型の間に、一体化された表面シート及び吸収シートを、表面シートが上記突状部側を向くように配置し、次いで、上記一体化された表面シート及び吸収シートの一部を打ち抜くことにより形成することができる。上記突状部の形状を適宜設定することにより、例えば、先端の鋭利な突状部を用いることにより、図2に示されるような凹部、凸部及び第1開口部を形成することができ、そして、例えば、先端がそれほど鋭利ではなく、根本に近づくほど太くなる突状部を用いることにより、周囲を若干圧搾しながら、第1開口部を形成することができる。
本発明の吸収性物品は、図2及び図3に示されるような第1開口部を有することにより、水洗トイレに廃棄後、第1開口部から迅速に水を侵入させ、吸収シートを早期に水解させ、次いで吸収性物品全体を早期に水解させることができる。また、吸収性物品の使用時には、第1開口部を介して、排出された体液を、吸収性物品の内部に迅速に取り込むことができる。
図2及び図3に示される吸収性物品の実施形態では、一体化された表面シート及び吸収シートが、凸部と、複数の凹部とを有し、そして第1開口部が、上記凹部に形成されているが、本発明の吸収性物品では、第1開口部が凹部に形成されていなくともよい。
図4は、本発明の吸収性物品の別の実施形態の断面図であり、図1の領域X’のX−X断面に相当する断面図である。図4に示される吸収性物品1を、表面シート側から見た図は、図1とほぼ同一である。図4に示される吸収性物品1は、表面シート2と、裏面シート3と、表面シート2及び裏面シート3の間の吸収シート4とを含み、吸収シート4と、裏面シート3との間に、防漏シート8をさらに含む。
図4に示される吸収性物品1では、表面シート2が、吸収シート4に接着されることにより一体化されており、一体化された表面シート及び吸収シート5が、複数の第1開口部6を有する。図4に示される吸収性物品1ではまた、吸収シート4が、防漏シート8に、接着部9を介して接着されており、そして防漏シート8が、裏面シート3に、接着部9を介して接着されている。なお、図4では、表面シート2及び吸収シート4を一体化するための接着部は、省略されている。
図4に示される吸収性物品1は、図2及び図3に示される吸収性物品の実施形態と同様に、水洗トイレに廃棄後、第1開口部から迅速に水を侵入させ、吸収シートを早期に水解させ、次いで吸収性物品全体を早期に水解させることができる。また、吸収性物品の使用時には、第1開口部を介して、排出された体液を、吸収性物品の内部に迅速に取り込むことができる。
図2〜図4に示される吸収性物品の実施形態では、吸収シートと、裏面シートとの間に、防漏シートが含まれるが、本発明の吸収性物品は、例えば、図5に示されるように、防漏シートを含まなくともよい。
図5は、本発明の吸収性物品の別の実施形態の断面図であり、図1の領域X’のX−X断面に相当する断面図である。図5に示される吸収性物品1を、表面シート側から見た図は、図1とほぼ同一である。図5に示される吸収性物品1は、表面シート2と、裏面シート3と、表面シート2及び裏面シート3の間の吸収シート4とを含むが、吸収シート4と、裏面シート3との間に、防漏シートは存在しない。なお、図5では、表面シート2及び吸収シート4を一体化するための接着部は、省略されている。図5に示される吸収性物品1では、表面シート2が、吸収シート4に接着されることにより一体化されており、吸収シート4が、接着部9を介して、裏面シート3に接着されている。
図5に示される吸収性物品1は、図2〜図4に示される吸収性物品の実施形態と同様に、水洗トイレに廃棄後、第1開口部から迅速に水を侵入させ、吸収シートを早期に水解させ、次いで吸収性物品全体を早期に水解させることができる。また、吸収性物品の使用時には、第1開口部を介して、排出された体液を、吸収性物品の内部に迅速に取り込むことができる。
図1に示される吸収性物品の実施形態では、一体化された表面シート及び吸収シートの全面に複数の第1開口部6が形成されているが、本発明の吸収性物品では、第1開口部の個数は、特に制限されず、吸収性物品1つ当り、1つの第1開口部が存在する場合であっても、水洗トイレに廃棄後、水解性を向上させることができる。また、第1開口部の個数が大多数であってもよい。例えば、図1に示されるように、吸収性物品1つ当り、400個以上の第1開口部が存在してもよい。ただし、第1開口部の個数が増えると、肌面側から観察した場合に、吸収体が存在しない領域が増えることになるので、大量の体液を吸収させる必要がある場合には、開口部の個数を、一定の範囲に抑える必要があるであろう。
また、第1開口部1つ当りの面積は、特に制限されないが、ユーザーの肌が、一体化された表面シート及び吸収シートの下にある防漏シートと直接接しない程度、又は吸収性物品が防漏シートを含まない場合には、裏面シートと直接接しない程度の面積を有することが好ましい。また、第1開口部は、体液を吸収した後、目詰まりしにくい大きさを有することが好ましい。上記観点から、上記第1開口部は、第1開口部1つ当り、約0.1〜約5.0mm2の面積を有することが好ましく、約0.3〜約3.0mm2の面積を有することがより好ましく、そして約0.7〜約2.0mm2の面積を有することがさらに好ましい。
なお、本明細書において、「第1開口部の面積」は、吸収性物品を表面シート側から観察した場合の、第1開口部の投影面積を意味する。
さらに、本発明の吸収性物品では、第1開口部の面積率は、約5〜約40%であることが好ましく、そして約10〜約30%であることがより好ましい。上記面積率が約5%を下回ると、水解性が向上しない場合があり、そして約40%を上回ると、表面シートの強度が低下し、使用時に毛羽立つ場合がある。
なお、本明細書において、「第1開口部の面積率」は、第1開口部の面積の総和の、吸収性物品の表面シートの総面積に対する比率を意味する。また、本明細書において、「表面シートの総面積」は、第1開口部の場合と同様に、吸収性物品を表面シート側から観察した場合の、表面シートの投影面積を意味する。
図1に示される吸収性物品では、第1開口部が、一体化された表面シート及び吸収シートの全体に均一に配置されているが、本発明の吸収性物品では、第1開口部の個数、面積率等に分布があってもよく、例えば、図6〜図8に示すような実施形態が挙げられる。
図6は、本発明の吸収性物品の別の実施形態を、表面シート側から見た図である。図6に示される吸収性物品1は、水解性を有するパンティライナーであり、表面シート2と、吸収シート4と、防漏シート8と、裏面シート3とを、その順で含み、そしてその周縁部に、表面シート2、吸収シート4及び裏面シート3を圧搾することにより形成された圧搾部7を有する。なお、防漏シート8は、表面シート2、吸収シート4及び裏面シート3よりもサイズが小さく、圧搾部7には含まれていない。
図6に示される吸収性物品1では、表面シート2が、吸収シート4に接着されることにより一体化されており、一体化された表面シート及び吸収シート5が、複数の第1開口部6を有する。図6に示される吸収性物品1では、一体化された表面シート及び吸収シート5が、防漏シート8と接する範囲内に第1開口部6を有するが、防漏シート8と接しない範囲には、第1開口部6が存在しない。
図6に示されるように、防漏シートと接する範囲に第1開口部を設けることにより、吸収性物品の剛性を均一にすることができる。
本発明の吸収性物品では、防漏シートが存在する領域は、防漏シートが存在しない領域と比較して、層の数が多く、吸収性物品の剛性が高くなる傾向にあり、着用時に、防漏シートの境目に沿って、吸収性物品が折れ曲がりやすい。従って、防漏シートと接する範囲、すなわち、防漏シートが存在する領域にのみ第1開口部を設けることにより、吸収性物品の当該領域の剛性を下げ、防漏シートが存在する領域と、防漏シートが存在しない領域との剛性の差を少なくすることができる。
図7は、図6と同様に、本発明の吸収性物品の別の実施形態を、表面シート側から見た図である。
図7に示される吸収性物品1において、第1開口部6以外の要素は、図6に示される吸収性物品と同様である。図7に示される吸収性物品1では、第1開口部6が略楕円形状を有し、略楕円形状の第1開口部6の長軸が、吸収性物品1の長手方向Lと直交している。第1開口部6の長軸を吸収性物品の長手方向Lと直交させることにより、吸収性物品の長手方向の剛性が低下し、吸収性物品が、吸収性物品の長手方向Lの方向に折れ曲がりやすくなり、ユーザーの体の形状に追従しやすくなる。
吸収性物品の着用時、吸収性物品の長手方向の中央部は、両足に挟まれて内向きの力を大きく受ける傾向がある。従って、吸収性物品は、その幅方向にヨレが発生しやすい。従って、吸収性物品の幅方向の剛性を、長手方向の剛性よりも高くすることにより、吸収性物品にヨレを発生しにくくすることができる。ヨレを発生しにくくすることにより、歩行時等に、違和感を覚えにくくなる。
なお、吸収性物品の長手方向の剛性を、幅方向の剛性よりも高くしたい場合には、略楕円形状を有する第1開口部を、略楕円形状の第1開口部6の長軸が、吸収性物品1の長手方向Lと平行となるように配置すればよい。
なお、本明細書において、第1開口部の形状は、吸収性物品を表面シート側から観察した場合の、第1開口部の形状を意味する。
第1開口部の形状は、図1及び図6に示されるように円形である場合、図7に示されるように略楕円形である場合の他、斜方形、正方形、矩形、三角形等であることができる。
図8は、図6と同様に、本発明の吸収性物品の別の実施形態を、表面シート側から見た図である。図8に示される吸収性物品1において、第1開口部6以外の要素は、図6に示される吸収性物品と同様である。
図8に示される吸収性物品1では、一体化された表面シート及び吸収シート5において、吸収性物品1の長手方向Lの両側縁領域Sにおける第1開口部6の面積率が、吸収性物品1の長手方向の中央領域Cにおける第1開口部6の面積率よりも高い。
吸収性物品の長手方向の中央領域は、体液が最も付着しやすい場所であり、且つ肌との接触も多い。その結果、吸収性物品の長手方向の中央領域に、開口部が複数存在すると、吸収性物品の耐久性が低下する場合がある。従って、吸収性物品の長手方向の中央領域の開口部の面積率を下げ、吸収性物品の耐久性を向上させつつ、吸収性物品の両側縁領域の開口部の面積率を上げて、水解性を向上させることができる。
また、本発明の吸収性物品の別の実施形態では、一体化された表面シート及び吸収シートにおいて、吸収性物品の長手方向の中央領域における第1開口部の面積率が、吸収性物品の長手方向の側縁領域における第1開口部の面積率よりも高くてもよい。
また、本発明の吸収性物品では、裏面シートが開口部を有してもよい。裏面シートが開口部を有することにより、本発明の吸収性物品の水解性をさらに向上させることができる。
なお、本明細書では、裏面シートが有する開口部を、一体化された表面シート及び吸収シートが有する第1開口部と区別するために、「第2開口部」と称する場合がある。
図9は、本発明の吸収性物品の別の実施形態の断面図であり、図1のX−X断面に相当する。図9に示される吸収性物品1は、水解性を有するパンティライナーであり、表面シート2と、吸収シート4と、防漏シート8と、裏面シート3と、粘着部13とを、その順で有し、そしてその周縁部に、表面シート2、吸収シート4及び裏面シート3を圧搾することにより形成された圧搾部7を有する。なお、防漏シート8は、表面シート2、吸収シート4及び裏面シート3よりもサイズが小さく、圧搾部7には含まれていない。また、図8に示される吸収性物品1では、一体化された表面シート及び吸収シート5が、凸部10と、複数の凹部11とを有し、第1開口部6は、凹部11に形成されている。
図9に示される吸収性物品1において、裏面シート3は、粘着部13と接していない領域に、複数の第2開口部12を有する。
第2開口部1つ当りの面積、及び形状は、概ね、第1開口部と同様である。すなわち、第1開口部は、第1開口部1つ当り、約0.1〜約5.0mm2の面積を有することが好ましく、約0.3〜約3.0mm2の面積を有することがより好ましく、そして約0.5〜約2.0mm2の面積を有することが好ましい。
また、第2開口部は、円形、略楕円形、斜方形、正方形、矩形、三角形等の形状を有することができる。
なお、本明細書において、「第2開口部の面積」は、吸収性物品を裏面シート側から観察した場合の、第2開口部の投影面積を意味する。
第2開口部は、粘着部と接しない領域に存在することが好ましい。粘着部は、水に溶解又は水解する速度が遅いのが一般的であり、第2開口部が粘着部と接する領域に存在すると、粘着部が第2開口部を覆い、水洗トイレに廃棄された際の水の浸入を阻害する場合があるからである。
また、第2開口部は、吸収性物品が防漏シートを含まない場合には、体液排泄部と接する中央部から離れた場所、例えば、吸収性物品の周縁部、長手方向側縁部、長手方向端部等に存在することが好ましい。吸収した体液が、吸収性物品を透過し、ユーザーの下着に移動してしまう可能性があるからである。
吸収性物品が防漏シートを含む場合には、第2開口部は、防漏シートと接する領域及び/又は防漏シートと接しない領域に存在することができる。
なお、図1及び図6〜図8に示される吸収性物品では、表面シート、吸収シート及び裏面シートの、防漏シートよりも外側の部分を圧搾することにより形成された圧搾部を有するが、本発明の吸収性物品では、上記圧搾部はなくともよい。
なお、圧搾部を設けることにより、表面シート、吸収シート及び裏面シートの、使用時の接合強度を高くすることができる利点がある。また、防漏シート以外の部分を圧搾することにより、水洗トイレに廃棄された際の水解性が向上する利点がある。また、水洗トイレに廃棄された際の水解性を向上させるためには、吸収シートは、吸収性物品の平面方向の端部に存在することが好ましい。吸収性物品の平面方向の端部に吸収シートが存在することにより、水洗トイレに廃棄された際に、最初に吸収シートが迅速に水解し、吸収性物品の内側からの水解を促進し、吸収性物品を、表面シート、裏面シート等に分離することができるからである。
本発明の吸収性物品において、表面シートは、スパンレース不織布から形成されている。上記表面シートは、ユーザーの肌と直接接するため、使用時の摩擦による毛羽立ち、破断等を防止するためには、高い強度が要求される。一方、水解性を考慮すると、短繊維であること、熱融着部を有しないことが好ましく、それらを総合的に判断すると、表面シートとして、スパンレース不織布が好適であると考えられる。
しかし、表面シートに凹凸形状を設ける場合には、一定の嵩高さが必要とされるが、スパンレース不織布は、嵩高くすることにより、坪量が高くなる。坪量が高くなると、スパンレース不織布は、硬くなり、風合いが低下し、そして水解性が低下する。
従って、表面シートとしてのスパンレース不織布の厚さを薄くし、当該表面シートに嵩高で且つ水解性に優れる吸収シートを接着して一体化することにより、使用時の耐久性、水解性、形状の自由度等が向上すると考えられる。
なお、水解性を考慮すると、表面シートとしてのスパンレース不織布は、約20〜約70mmの繊維長を有することが好ましい。上記繊維長が約20mmを下回ると、スパンレース不織布を形成する際に、繊維同士が絡みにくく、形成される不織布の強度が不十分となる場合があり、そして上記繊維長が約60mmを上回ると、水解性が低下する傾向がある、
本発明の吸収性物品において、吸収シートは、水溶性バインダーを含むエアレイド不織布から形成されている。水解性を考慮すると、吸収シートは、単繊維であること、熱由宇着部を有しないことが好ましく、そして形状の自由度を考慮すると、嵩高いことが好ましい。これらの観点から、本発明の吸収性物品では、吸収シートとして、水溶性バインダーを含むエアレイド不織布を選択した。
上記吸収シートの繊維長は、水洗トイレ等に廃棄された際に、吸収シートと裏面シートとの間の剥離性、又は吸収シートと防漏シートとの間の剥離性を向上させるために、上記表面シートの繊維長よりも短いことが好ましい。具体的には、上記吸収シートは、約0.5〜約7mmの繊維長を有することが好ましい。上記繊維長が約0.5mmを下回ると、繊維が表面シート及び/又は裏面シートの繊維の隙間を通り抜け、脱落する場合があり、そして上記繊維長が約7mmを上回ると、エアレイド不織布を製造する際に、ムラが生じる傾向がある。
上記一体化された表面シート及び吸収シートは、約1.4mm〜2.0mmの厚さを有することが好ましく、そしてまた体圧を想定した50g/cm2相当の加重を加えた場合にも、1mm以上の厚さを有することが好ましい。
本明細書において、「水溶性バインダー」には、水に溶解することができるバインダーだけでなく、水に分散することができるバインダーをも含む。
上記水溶性バインダーとしては、例えば、ポリビニルアルコール、及びエチレン酢酸ビニル共重合体が挙げられる。
本発明の吸収性物品において、裏面シートは、例えば、水分散性繊維を含む水解紙、水解性不織布等が挙げられる。具体的には、(1)パルプを原料とし、パルプ繊維同士の水素結合により、シート化した水解紙、(2)パルプ、レーヨン等の水分散性繊維を原料とし、水溶性のバインダーによりシート化した水解紙、(3)水分散性繊維を交絡させてシート化した水解紙、(4)単繊維の水分散性繊維を、ウォータージェット処理により交絡させることにより形成した水解性の不織布等が挙げられる。
また、上記裏面シートは、上記水分散性繊維を含む水解紙、水解性不織布等と、ポリ乳酸、ポリビニルアルコール等との積層物であってもよい。
上記裏面シートの具体例としては、水解性を有するスパンレース不織布が挙げられる。
本発明の吸収性物品において、所望による防漏シートは、当技術分野で水解性の防漏シートとして用いられているものを特に制限されずに用いることができ、例えば、上述の裏面シートと同様の水解性不織布、水解紙等、並びに水解紙、水解性不織布等と、ポリ乳酸、ポリビニルアルコール等との積層物が挙げられる。上記防漏シートとしてはまた、ポリ乳酸、ポリビニルアルコール等のフィルムが挙げられる。
上記防漏シートの具体例としては、水解性を有するスパンレース不織布と、ポリ乳酸との積層物が挙げられる。
本発明の吸収性物品において、表面シート、吸収シート、裏面シート、及び所望による防漏シートを接着する接着部の原料である接着剤としては、水解性の吸収性物品の技術分野で通常用いられている、水溶性の接着剤、例えば、ポリビニルアルコールのエマルジョン等が挙げられる。
また、上記接着剤としては、非水解性の吸収性物品の技術分野で通常用いられている、非水溶性の接着剤、例えば、スチレン・ブタジエン系合成樹脂も採用することができる。非水溶性の接着剤を採用することにより、特に、液体を吸収した後の形状保持性に優れ、耐久性を向上させることができる。
上述のように、上記吸収シートは、水溶性バインダーを含む、繊維長の短いエアレイド不織布から形成されているため、吸収シートそのものが水解性に優れる。従って、水洗トイレ等に廃棄された場合に、吸収シートが早期に水解、すなわち、各繊維単位に分離するので、接着剤が水溶性であるか、又は非水溶性であるかにかかわらず、他のシートと分離する。従って、本発明の水解性の吸収性物品では、各シートの接着に、水溶性の接着剤のみならず、非水溶性の接着剤を採用することができる。
なお、各シートの接着に非水溶性の接着剤を用いる場合には、本発明の吸収性物品の水解性を高めるために、接触塗装では坪量約7g/m2以下となるように、約1mm幅のストライプを形成し、非接触塗装では、坪量約3〜約7g/m2となるように、線径約10〜約50μmで塗装することが好ましい。
なお、上記接着部は、添付の図面において、例えば、防漏シートと裏面シートとの間に、一定の間隔を置いて規則的に配置されているように記載されているが、本発明の吸収性物品では、上記接着部は、接着すべき2枚のシートの間に、それらを固定するために十分な量が、ほぼ全体に存在すればよい。
本発明の吸収性物品において、吸収性物品をユーザーの肌着に固定するための粘着部を形成する粘着剤としては、当技術分野で通常用いられている粘着剤、例えば、ホットメルト粘着剤、例えば、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン及びポリプロピレン)系ホットメルト粘着剤、エチレン・酢酸ビニル共重合体系ホットメルト粘着剤、合成ゴム(例えば、スチレン系コポリマー、ブタジエン系コポリマー、イソプレン系コポリマー)系ホットメルト粘着剤、アクリル樹脂系粘着剤、ポリビニルアルコール系粘着剤等が挙げられる。
上記粘着剤は、親水性保護コロイド層を有するアクリル系エマルジョンであることもできる。
本発明の吸収性物品は、例えば、以下のように製造することができる。
表面シート及び吸収シートを、接着剤を間に挟んで一体化し、一体化された表面シート及び吸収シートに、あらかじめ定められた第1開口部を形成する。第1開口部は、例えば、上述のように、一対の突状部及び窪み部を有する打抜型の間に、一体化された表面シート及び吸収シートを、表面シートが上記突状部側を向くように配置し、次いで、上記一体化された表面シート及び吸収シートの一部を打ち抜くことにより形成することができる。
次いで、開口部を有する、一体化された表面シート及び吸収シートに、接着剤を間に挟んで、所望による防漏シートを積層し、次いで、接着剤を間に挟んで、所望により第2開口部を有する裏面シートを積層する。次いで、積層物を吸収性物品の形状にカットし、所望によりその周縁部を圧搾することにより、本発明の吸収性物品を製造することができる。
本発明の吸収性物品は、水解性を有するもの、例えば、水解性を有するパンティライナー、生理用ナプキン、尿取りパッド等であることができる。
以下、例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
[製造例1]
表面シートとして、レーヨン(1.1dt×7mm)80質量%を含むスパンレース不織布(坪量:35g/m2、厚さ:0.157mm,密度:0.22g/cm3)を準備した。また、吸収シートとして、パルプ90質量%と、スプレーバインダー(エチレンと酢酸ビニルとの共重合体)10質量%を含むエアレイド不織布(坪量:70g/m2,厚さ:1.77mm,密度:0.04g/cm3)を準備した。
上記エアレイド不織布に、ホットメルト接着剤を、坪量が約5g/m2となるように塗装し、上記スパンレース不織布と、エアレイド不織布とを接着することにより一体化し、一体化された表面シート及び吸収シートaを形成した。
一対の突状部及び窪み部を有する打抜型の間に、一体化された表面シート及び吸収シートaを、表面シートが上記突状部側を向くように配置し、次いで、一体化された表面シート及び吸収シートaの一部を打ち抜くことにより、一体化された表面シート及び吸収シートaの全面に開口部を形成し、積層シート1を形成した。積層シート1では、直径約1.5mmの開口部が、60°千鳥型に配置されており、そして隣接する開口部の中心間距離は、約3.5mmであり、そして開口率は、16.7%であった。
[製造例2]
製造例1で用いられた、表面シートとしてのスパンレース不織布に、製造例1で用いられた打抜型を用いて、開口部を形成した。次いで、開口部を有するスパンレース不織布と、製造例1で用いられた、吸収シートとしてのエアレイド不織布に、ホットメルト接着剤を、坪量が約5g/m2となるように塗装し、開口部を有するスパンレース不織布と、エアレイド不織布とを接着することにより一体化し、積層シート2を形成した。
[製造例3]
製造例1における、一体化された表面シート及び吸収シートaを、積層シート3とした。
[例1 水解性の評価]
積層シート1及び3を、70mm×70mmの大きさにカットし、500mLのビーカーに、400mLの水と、積層シート1〜3のうち1種とを入れ、マグネチックスターラーを用いて、700rpmで攪拌し、吸収シートが水解を終えた「吸収シート水解時間」と、表面シートが水解を終えた「表面シート水解時間」とを測定した。結果を、下記表1に示す。
Figure 2012205859
表1より、表面シート及び吸収シートに開口部が設けられている積層シート1は、開口部を有しない積層シート3と比較して、吸収シートの水解性及び表面シートの水解性の両方に優れることが分かる。これは、吸収シートが、表面シートと反対側の面の、水流に暴露されている面から水解しただけでなく、開口部から侵入した水により、表面シート側の面からも迅速に水解し、次いで、吸収シートが水解することにより単層化した表面シートが、水流に揉まれ、迅速に水解したためと考えられる。
[例2 耐久性の評価]
積層シート1〜3の表面シート側の耐久性を評価した。試験方法は、以下の通りである。
積層シート1〜3を、幅25mm×長さ200mmにカットし、テスター産業 AB−301 COLOR FASTNESS RUBBING TESTERの試料台の上に、表面シートが上を向くようにセットした。摩擦子として人工皮革を選択し、接触面積:約1cm2(1cm×1cm),荷重:200g,往復距離:120mm,速度:約30回/分の条件下で、表面シートの耐久性を評価した。表面シートが破断した往復回数を破断往復回数として、以下の表2に示す。
Figure 2012205859
表2から、表面シート及び吸収シートを一体化し、開口部を設けることにより、耐久性が増すことが分かる。積層シート1が、積層シート2よりも耐久性に優れるのは、表面シートが吸収シートと一体化されているためと考えられる。また、積層シート1が、積層シート3よりも耐久性に優れるのは、積層シート1が、図2に示されるような、中空の凸部を有するので、弾力性に富むため、積層シートに加えられた摩擦力を散逸させることができたためと考えられる。
1 吸収性物品
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収シート
5 一体化された表面シート及び吸収シート
6 (第1)開口部
7 圧搾部
8 防漏シート
9 接着部
10 凸部
11 凹部
12 第2開口部
13 粘着部

Claims (10)

  1. 表面シートと、裏面シートと、前記表面シート及び裏面シートの間の吸収シートとを含む、水解性を有する吸収性物品であって、
    前記表面シートがスパンレース不織布から形成され、前記吸収シートが、水溶性バインダーを含むエアレイド不織布から形成されており、
    前記表面シートが、前記吸収シートに接着されることにより一体化されており、一体化された表面シート及び吸収シートが、複数の開口部を有する、
    ことを特徴とする、前記吸収性物品。
  2. 前記一体化された表面シート及び吸収シートが、凸部と、複数の凹部とを有し、前記開口部が、前記凹部に形成されている、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記開口部が、一対の突状部及び窪み部を有する打抜型の間に、前記一体化された表面シート及び吸収シートを、前記表面シートが前記突状部側を向くように配置し、前記一体化された表面シート及び吸収シートの一部を打ち抜くことにより形成された、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記吸収シートと、前記裏面シートとの間に、防漏シートをさらに含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  5. 前記表面シート、吸収シート及び裏面シートが、前記防漏シートよりも大きなサイズを有し、前記吸収性物品が、前記表面シート、吸収シート及び裏面シートの、前記防漏シートよりも外側の部分を圧搾することにより形成された圧搾部を有する、請求項4に記載の吸収性物品。
  6. 前記一体化された表面シート及び吸収シートが、前記防漏シートと接する範囲内に前記開口部を有する、請求項4又は5に記載の吸収性物品。
  7. 前記開口部が略楕円形状を有し、その長軸が、前記吸収性物品の長手方向と直交している、請求項1〜6のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  8. 前記一体化された表面シート及び吸収シートにおいて、吸収性物品の長手方向の側縁領域における前記開口部の面積率が、吸収性物品の長手方向の中央領域における前記開口部の面積率よりも高い、請求項1〜5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  9. 前記裏面シートが、前記吸収シートと反対側の面に、前記吸収性物品をユーザーの肌着に固定するための粘着部を有し、前記裏面シートが、前記粘着部と接していない領域において、一又は複数の開口部を有する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  10. パンティライナーである、請求項1〜9のいずれか一項に記載の吸収性物品。
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