JP2012202356A - カム構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】カムシャフト12と、カムローブ13と、ピン22とを備えたカム構造11であって、カムシャフトは、カムシャフトの中心軸と垂直な方向にピン22が挿通される貫通孔12aを有し、カムローブは、ベース円部14aとバルブリフト部14bとから形成されるベースカム14と、ベース円部に形成されてカムシャフトが挿通されるシャフト取り付け孔14cと、バルブリフト先端部14dに形成される切り欠き部14eに設けられるとともにシャフト取り付け孔14cの中心軸と平行な軸15aに対して回転自在なローラ15とを有し、ピンは、ローラの外周面に対向する切り欠き部の対向面14gに設けられるピン孔14jを介して貫通孔に締結されることなどを特徴とする構成とする。
【選択図】図1
Description
しかし、この場合には、カムシャフトに対するカムローブの取り付け位置の調整が面倒であるため、カムローブの取り付け位置調整を容易にすることが望まれる。
また、ピンを用いてカムローブとカムシャフトを連結する場合、カムローブのベースカムに設けるピン孔の位置によっては、カムローブの耐久性を損なうおそれがあるため、ピン孔の配置などに工夫を施す必要がある。更には、ピンを用いてカムを組み立てるとき、カムローブのベースカムに歪が発生すると、後処理が面倒であるため、ベースカムに歪が発生しにくくする工夫も望まれる。
また、ローラ付きのカム構造においては、ローラ部に確実に潤滑油を供給する工夫も必要である。
内燃機関の作動と連動して回転するカムシャフトと、
前記カムシャフトに組み付けられるカムローブと、
前記カムシャフトと前記カムローブとを連結するピンと
を備えたカム構造であって、
前記カムシャフトは、前記カムシャフトの中心軸と垂直な方向に前記ピンが挿通される貫通孔を有し、
前記カムローブは、ベース円部とバルブリフト部とから形成されるベースカムと、前記ベース円部に形成されて前記カムシャフトが挿通されるシャフト取り付け孔と、前記バルブリフト部の先端部に形成される切り欠き部に設けられるとともに前記シャフト取り付け孔の中心軸と平行な軸に対して回転自在なローラとを有し、
前記ピンは、前記ローラの外周面に対向する前記切り欠き部の対向面に設けられるピン孔を介して前記貫通孔に締結される
ことを特徴とする。
前記ピン孔の径は、前記ピンが挿通された状態で、前記ピン孔の内周面と前記ピンの外周面との間に隙間が形成されるように設定されていることを特徴とする。
前記カムシャフトは、内部に潤滑油が通る油路を備え、
前記ピンは、前記カムシャフトに連結された状態で、前記油路と連通されるとともに前記切り欠き部の対向面に位置する端部で開口する油孔を備えた
ことを特徴とする。
前記切り欠き部の対向面は、前記ローラ側に曲がった曲面であり、
前記曲面の曲率半径は、前記ローラの外周面の曲率半径よりも大きく設定されている
ことを特徴とする。
即ち、カムローブをカムシャフトに組み付ける構成とし、カムローブとカムシャフトとを別体したことで、通常のカムローブにおけるベースカムよりも形状が複雑なベースカムを精密に作成することができる。
また、ピンによりカムローブとカムシャフトとを連結するため、カムローブの取り付け位置の調整が容易であり、組立性が向上する。
更に、ピン孔を切り欠き部の対向面に設けたことにより、ピン孔の一方の開口は対向面上に位置し、ピン孔の他方の開口はベース円部の外周面上に位置する。従って、バルブリフト部の外周面上にはピン孔の開口が無いため、バルブをリフトする際に大きな荷重がかかるバルブリフト部の面積を損なわず、耐久性を維持することができる。
まず、図1(a),図1(b),図2及び図3に基づき、本発明の実施の形態例に係るカム構造11の構成について説明する。
以上のように、本実施の形態例のカム構造11によれば、エンジンの作動と連動して回転するカムシャフト12と、カムシャフト12に組み付けられるカムローブ13と、カムシャフト12とカムローブ13とを連結するピン22とを備えたカム構造11であって、カムシャフト12は、カムシャフト12の中心軸と垂直な方向にピン22が挿通される貫通孔12aを有し、カムローブ13は、ベース円部14aとバルブリフト部14bとから形成されるベースカム14と、ベース円部14aに形成されてカムシャフト12が挿通されるシャフト取り付け孔14cと、バルブリフト先端部14dに形成される切り欠き部14eに設けられるとともにシャフト取り付け孔14cの中心軸と平行な軸15aに対して回転自在なローラ15とを有し、ピン22は、ローラ15の外周面に対向する切り欠き部14eの対向面14gに設けられるピン孔14jを介して貫通孔12aに締結されることを特徴としているため、次のような作用効果を得ることができる。
また、ピン22によりカムローブ13とカムシャフト12とを連結するため、カムローブ13の取り付け位置の調整が容易であり、組立性が向上する。
更に、ピン孔14jを切り欠き部14eの対向面14gに設けたことにより、ピン孔14jの一方の開口14kは対向面14g上に位置し、ピン孔14jの他方の開口14mはベース円部14aの外周面上に位置している。従って、バルブリフト部14bの外周面上にはピン孔の開口が無いため、バルブ41をリフトする際に大きな荷重がかかるバルブリフト部14bの面積を損なわず、耐久性を維持することができる。
また、ローラ15の外周面と切り欠き部14eの対向面14gとの間の隙間16は開口16a,16bが広いため、当該隙間16からの切り粉等の異物の排出性もよく、ローラ15への異物の噛み込みを防止することができる。
12 カムシャフト
12a 貫通孔
12b 油路
13 カムローブ
14 ベースカム
14a ベース円部
14b バルブリフト部
14c シャフト取り付け孔
14d バルブリフト先端部
14e 切り欠き部
14f バルブリフト基端部
14g 切り欠き部の対向面
14h,14i 対向面のエッジ部
14j ピン孔
14k,14m ピン孔の開口
14n 軸取り付け孔
15 ローラ
15a ローラ回転軸
15b 軸取り付け孔
16 切り欠き部の対向面とローラの外周面との間の隙間
16a,16b 隙間の開口
16c 隙間の中央部
22 ピン
22a 油孔
23 ピンの内周面とピンの外周面との間の隙間
30 動弁機構
31 バルブタペット
32 固定部
33 バルブスプリング
41 バルブ(吸気バルブ又は排気バルブ)
51 カム構造
Claims (4)
- 内燃機関の作動と連動して回転するカムシャフトと、
前記カムシャフトに組み付けられるカムローブと、
前記カムシャフトと前記カムローブとを連結するピンと
を備えたカム構造であって、
前記カムシャフトは、前記カムシャフトの中心軸と垂直な方向に前記ピンが挿通される貫通孔を有し、
前記カムローブは、ベース円部とバルブリフト部とから形成されるベースカムと、前記ベース円部に形成されて前記カムシャフトが挿通されるシャフト取り付け孔と、前記バルブリフト部の先端部に形成される切り欠き部に設けられるとともに前記シャフト取り付け孔の中心軸と平行な軸に対して回転自在なローラとを有し、
前記ピンは、前記ローラの外周面に対向する前記切り欠き部の対向面に設けられるピン孔を介して前記貫通孔に締結される
ことを特徴とするカム構造。 - 請求項1に記載のカム構造において、
前記ピン孔の径は、前記ピンが挿通された状態で、前記ピン孔の内周面と前記ピンの外周面との間に隙間が形成されるように設定されていることを特徴とするカム構造。 - 請求項1又は2に記載のカム構造において、
前記カムシャフトは、内部に潤滑油が通る油路を備え、
前記ピンは、前記カムシャフトに連結された状態で、前記油路と連通されるとともに前記切り欠き部の対向面に位置する端部で開口する油孔を備えた
ことを特徴とするカム構造。 - 請求項1〜3の何れか1項に記載のカム構造において、
前記切り欠き部の対向面は、前記ローラ側に曲がった曲面であり、
前記曲面の曲率半径は、前記ローラの外周面の曲率半径よりも大きく設定されている
ことを特徴とするカム構造。
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6365806U (ja) * | 1986-10-20 | 1988-04-30 | ||
JPS63147505U (ja) * | 1987-03-19 | 1988-09-28 | ||
JPH07102914A (ja) * | 1993-03-03 | 1995-04-18 | Peter Amborn | 相互に位置決めされる軸要素を備えたカム軸構体およびその製造方法 |
JP2002054410A (ja) * | 2000-08-11 | 2002-02-20 | Honda Motor Co Ltd | エンジンの可変開角動弁装置 |
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JP5556718B2 (ja) | 2014-07-23 |
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