JP2012197606A - 作業機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】異常であるか否かを判断し且つ異常であるときに警告を発生する警告発生手段55と、警告に関する警告情報を記憶する警告記憶手段56と、警告記憶手段56に記憶された警告情報を表示する表示手段と、警告情報を消去する警告消去手段57とを備え、警告消去手段57によって警告情報を消去した消去時期を記憶する消去時期記憶手段58を備えている。
【選択図】図1
Description
特許文献1の作業機の表示装置では、作業機の運転において、作業機に異常が発生するとその異常に関する異常情報をコントローラに記憶し、異常情報を当該表示装置を介して見ることができるようになっている。このように、作業機の表示装置では、異常情報を記憶することができる一方で表示装置に記憶された異常情報を消去することも可能である。
仮にユーザが作業機を多大な負荷で使用していることを隠すために、表示装置に具備された消去機能を用いて異常情報(警告情報)を消去してしまうと、作業機にどのような負荷を掛けていたか分からなくなる虞がある。
請求項1に係る発明では、異常であるか否かを判断し且つ異常であるときに警告を発生する警告発生手段と、前記警告に関する警告情報を記憶する警告記憶手段と、前記警告記憶手段に記憶された警告情報を表示する表示手段と、前記警告情報を消去する警告消去手段とを備え、前記警告消去手段によって警告情報を消去した消去時期を記憶する消去時期記憶手段を備えていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、前記警告記憶手段は、前記警告消去手段によって消去後に発生した警告に関する警告情報を記憶するように構成されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、前記警告記憶手段は、警告情報の消去後に発生した警告のうち、最後に発生した警告に関する警告情報を記憶することを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、警告情報の発生の有無を簡単に把握することができると共に警告情報の消去時期を簡単に特定することができる。
請求項2に係る発明によれば、消去実行スイッチによって消去を実行した時を特定することができる。
る。
請求項4に係る発明によれば、消去後に最初に発生した警告情報を的確に把握することができる。
請求項5に係る発明によれば、消去後に最後に発生した警告情報を的確に把握することができる。
[第1実施形態]
図15は本発明の作業機の全体図を示している。図15に示すように、本発明において作業機はバックホーとしているが、トラクタであってもコンバインであっても、その他の作業を行うものであってもよい。
図15に示すように、作業機1は、下部の走行装置2と、上部の旋回体3とを備えている。
走行装置2は、ゴム製覆帯を有する左右一対の走行体4を備え、両走行体4を走行モータMで動作するようにしたクローラ式走行装置が採用されている。また、該走行装置2の前部にはドーザ5が設けられている。
方向の軸心廻りに回動自在に枢着されて前後揺動自在に支持されたアーム19と、該アーム19の先端側にスクイ・ダンプ動作可能に設けられたバケット20とを備えている。
図1は、作業機における制御システムのブロック図を示したものである。
図1に示すように、作業機における制御システムは、主に作業機の制御を行うメイン制御装置30と、このメイン制御装置30とは別に配置された表示装置15とが備えられている。メイン制御装置30と表示装置15とは、Controller Area Network(CAN通信)などの車両用通信ネットワークNを介してデータの送受信が行えるようになっている。なお、車両用通信ネットワークは、メイン制御装置30と表示装置15とがデータの送受信が行えるものであれば何でもよく、FlexRay(フレックスレイ)であっても、その他のネットワークであってもよい。
例えば、メイン制御装置30は、走行2速制御、アンロード切換制御、スタータ切換制御、盗難防止制御などを行うことが可能である。
走行2速制御は、走行装置2を高速と低速とに切り換える走行2速スイッチ32からのオン又はオフの入力信号に基づいて、走行装置2を高速と低速とに切り換える制御である。アンロード切換制御は、運転席9の側方に設けられたレバーロックスイッチ33からのオン又はオフの入力信号に基づいて、ポンプから吐出された作動油を制御弁に供給可能と供給不能とに切り換える制御である。スタータ切換制御は、スタータスイッチ34からのオン又はオフの入力信号に基づいてスタータリレー35を切り換える制御である。盗難防止制御は、エンジンを始動するエンジンキーに内蔵されたIDコードと、当該メイン制御装置30に内蔵されたIDコードとの照合が成立したときにスタータリレー35をオフからオンにすることを許可し、照合が不成立であるときにスタータリレー35をオフからオンにすることを許可しない制御である。盗難防止手段は、新しいエンジンキーのIDコードを当該メイン制御装置30に登録する登録機能が設けられている。なお、メイン制御装置30は、各種装置を制御するものであればよく、例示した制御に限定されない。
具体的には、このメイン制御装置30には、エンジン回転数を検出するエンジン回転センサ(エンジン回転検出器)40aと、水温を検出する水温センサ(水温検出器)40bと、燃料(残量)を検出する燃料センサ(燃料検出器)40cとが接続されている。即ち、メイン制御装置30には、エンジン回転センサ40a、水温センサ40b、燃料センサ40cなどの検出器40で検出した状態が入力されるようになっている。なお、メイン制御装置30には、エンジンを始動するエンジンキーのIDコード、バッテリーの電圧なども入力されるようになっている。
5にて警告情報が表示可能となるように当該警告情報を表示装置15に送信するようになっている。
図2に示すように、表示装置15は、様々な情報を表示可能な表示部41と、表示部41を制御する制御部31とを備えている。
具体的には、表示装置15を正面視すると、当該表示装置15の左側には12個の単一式LED表示部41Aが設けられ、下側にはセグメント式表示部41Bが設けられ、右側には上下に並ぶ2つの指針式表示部41Cが設けられている。
詳しくは、表示装置15に設けられたLED表示部41Aには、走行用LED表示部41A1、登録用LED表示部41A2、抜き忘れLED表示部41A3、燃料用LED表示部41A4、水温用LED表示部41A5、警告用LED表示部41A6などがある。
詳しくは、このセグメント式表示部41Bは、7つのセグメント42により構成されたセグメント群43(7セグメントという)が左右方向に5個配置され、7セグメント43の周りに、文字(Y、M、D、AM、PM)や記号(△)で構成された9つのセグメントが配置され、7セグメント43の間にドット(:、.)から構成された4つのセグメントが配置されることにより構成されている。7セグメント43は、数字、文字、記号等を表示するためのものであり、7セグメント43の周りに配置された文字や記号のセグメントは、画面操作を指示したり、どのような画面であるか分かるように補足するものである。
図3に示すように、エンジンキーにてシリンダを回し、表示装置15に電源を供給した後に、表示装置15に接続された第1スイッチ50を押すと、セグメント式表示部41Bにはアワーメータ(累積時間)が表示される。
なお、アワーメータとは、作業機1を製造する製造メーカが作業機1を出荷後、作業機1の駆動した累積時間のことであり、メイン制御装置30又は表示装置15に記憶されるようになっている。
セグメント式表示部41Bに時刻が表示されている状態で、第2スイッチ51を押すと、セグメント式表示部41Bにはエンジン回転数が表示される。さらに、セグメント式表示部41Bにエンジン回転数が表示されている状態で、第2スイッチ51を押すと、セグメント式表示部41Bには、作業機1に発生している警告の警告コードNが表示される。なお、作業機1に複数の警告が発生している場合は、警告コードNが順番に表示される。
警告が発生していない場合は、警告コードNは表示されない。なお、セグメント式表示部41Bの左側に表示された「E:」は、右側の数値が警告コードであることを示している。
図2に示すように、指針式表示部41Cは、回転中心部を中心として所定角度で回動する針部45と、針部45と重なるようにゲージ表示部46とを備えていて、針部45の回動し、ゲージ表示部46に対する針部45の先端部の位置によって様々な情報を表示するものである。
燃料用指針式表示部41C1は、針部45の先端がゲージ表示部46の上端を指し示したときは燃料が満タンであることを示し、ゲージ表示部46の下端を示したときは燃料が不足(無くなっている)であることを示す。
表示装置15の制御部31は、メイン制御装置30と当該表示装置15とのデータ(情報)の送受信を行ったり、入力された様々な情報(検出情報、警告情報)を表示部41に表示させるための制御を行うものであり、CPUや汎用IC等から構成されている。また、表示装置15における「通常表示モード」や「特別表示モード」は、表示装置15の制御部31に組み込まれた制御プログラムにて実行するものであっても、メイン制御装置30に組み込まれた制御プログラムであってもよい。
メイン制御装置30は、警告発生手段55と、警告記憶手段56と、警告消去手段57と、消去時期記憶手段58とを備えている。警告発生手段55、警告消去手段57は、メイン制御装置30内に格納されたプログラム等で構成されている。
警告発生手段55は、検出器40によって検出された検出情報などに基づいて作業機1が異常であるか否かを判断すると共に、異常であると判断したときには警告を発生するものである。
また、警告発生手段55は、CAN通信異常、燃料センサ断線異常、水温センサ断線異常など異常が発生したときに警告を発生する。
燃料センサ断線異常とは、燃料センサ40cで検出される抵抗値が所定以上であって非常に抵抗値が大きく当該燃料センサ40cとメイン制御装置30とが断線であると考えられる異常である。水温センサ断線異常とは、水温センサ40bで検出される抵抗値が所定以上であって非常に抵抗値が大きく当該水温センサ40bとメイン制御装置30とが断線であると考えられる異常である。
例えば、CAN通信異常に関する警告コードNは「001」とされ、オーバーヒートに関する警告コードNは「015」とされ、燃料センサ断線異常に関する警告コードNは「017」とされ、水温センサ断線異常に関する警告コードNは「018」とされている。
した警告コード「001」を出力したり、オーバーヒートが発生したときには、当該オーバーヒートに対応した警告コード「015」を出力する。
つまり、警告発生手段55は、メイン制御装置30に入力される様々な情報を用いて作業機1が異常であるか否かを判断し、異常であると判断した場合には、その異常に関する警告に対応した警告コードNを発生する。なお、警告発生手段55によって発生する警告は、当然の如く、上述した例に限定されず、どのような警告であってもよい。
さらに、各第1記憶テーブルは、初期アワーメータ部、初期時期部、最終アワーメータ部、最終時期部とに分けられる。
このとき、警告記憶手段56は、初めてオーバーヒートの警告が発生したときの累積時間である「100時間」を、オーバーヒートに対応する初期アワーメータ部に記憶させると共に、オーバーヒートの発生時期である「2009年3月2日」をオーバーヒートに対応する初期時期部に記憶させる。説明の便宜上、初期アワーメータ部に記憶した警告情報を初期累積時間、初期時期部に記憶した警告情報を初期発生時期ということがある。
図6(a)に示すように、例えば、既に最終アワーメータ部に累積時間である「100時間」が記憶され、且つ、既に最終時期部に時期である「2009年3月2日」が記憶されている場合において、その後、2009年7月6日に同じ警告コードNにおいて警告が発生し、そのときの累積時間が140時間であったとする。
なお、説明の便宜上、最終時期部に記憶した警告情報を最新累積時間、最終時期部に記憶した警告情報を最新発生時期ということがある。
さて、警告記憶手段56にて記憶された様々な警告情報は、表示装置15を上述した通常表示モードではなく特別表示モードにすると表示することができる。つまり、表示装置15を、警告記憶手段56に記憶された警告情報を表示する表示手段として動作させることができる。
操作ではなく、特別な操作を行う(例えば、第1スイッチ50を押しながらエンジンキーでシリンダを回す)と、表示装置15は通常表示モードから特別表示モードに切り替わる。
そして、表示装置15を特別表示モードにした後、第2スイッチ51を数秒間長押し、表示装置15を「特別表示モード」の中の「警告来歴モード」にする。警告来歴モードにした後、第2スイッチ51を長押しすると、まず、セグメント式表示部41Bに警告情報の警告コードNが表示される(警告コード表示画面)。
さらに、第2スイッチ51を押すと、警告コードNに対応する第1記憶テーブルから初期発生時期(初期時期部に記憶した警告情報)が読み出され、セグメント式表示部41Bに初期発生時期の一部(年数)が表示され、次に、第2スイッチ51を押すと、初期発生時期の一部(月日)が表示される。このように、第2スイッチ51を押す毎に第1記憶テーブルから警告情報が順番に読み出され、セグメント式表示部41Bに表示されることになる。
なお、第2スイッチ51を押す毎に各警告情報を第1記憶テーブルから読み出すとしているが、警告コード表示画面にて警告コードNを表示したときに、当該警告コードNに対応する第1記憶テーブルの警告情報を一括して読み出し、一時的に保存して、その後、第2スイッチ51を押すたびに順に警告情報をセグメント式表示部41Bに表示してもよい。
警告消去手段57は、警告記憶手段56に記憶された警告情報を論理消去するものであって、後述するように、論理消去された警告情報は警告記憶手段56内に存在しないものとして処理される。
例えば、図8(a)に示すように、警告記憶手段56に、初期累積時間である「100h」、初期発生時期である「2/3/2009」、最新累積時間である「140h」、最新発生時期である「6/7/2009」が記憶されていたとする。ここで、図8(b)に示すように、警告消去手段57を動作させると、警告記憶手段56には全ての警告情報が削除され(論理消去)、表示装置15でも表示することができなくなる。
告記憶手段56内に無いと扱われ、消去された警告情報は、警告記憶手段56から読み出すことができないようになる。
上述したように、この作業機1では、警告消去手段57によって警告情報を自由に論理消去することができ、論理消去を行うことによって警告記憶手段56(フラッシュメモリ)における空き容量を増加させることができ、空き容量を増やしたいときには便利である。一方で、一度、論理消去してしまった警告情報は、通常では取り出すことが非常に困難である。
そこで、本発明の作業機では、警告消去手段57によって警告情報を消去できるという構成でありながら、警告消去手段57によって警告情報を消去した消去時期を消去時期記憶手段58によって残すことができるという構成としている。
図9に示すように、この消去時期記憶手段58は、警告情報を消去した時期(消去時期)を記憶する記憶テーブル(第2記憶テーブルという)を有している。
例えば、累積時間が「2500時間(2500h)」であるときに、ユーザ等が第2スイッチ51等を操作して、表示装置15を来歴消去モードにした後、消去実行スイッチ51を押して、警告消去手段57によって警告記憶手段56に記憶されている全ての警告情報を論理消去したとすると、消去時期記憶手段58の第2記憶テーブルに消去実行スイッチ51を押した時点での累積時間である「2500時間」が記憶される。
上述したように、本発明の作業機によれば、警告発生手段55と、警告記憶手段56と、表示手段15と警告消去手段57と、警告消去手段57によって警告情報を消去した消去時期を記憶する消去時期記憶手段58を備えている。
特に、消去時期記憶手段58は、消去実行スイッチ(第2スイッチ51)にて消去を実行した時を消去時期として記憶するようになっているため、ユーザ等が消去実行スイッチを押して意図的に警告情報を消去した時(消去を実行した時)を特定することができる。[第2実施形態]
第2実施形態では、警告記憶手段56を変形したものである。
消去後アワーメータ部は、警告消去手段57によって警告情報が当該警告記憶手段56から消去された後(消去実行スイッチ51を押した後)において、新たに警告が発生したときに、新たに警告発生した時点での累積時間(アワーメータ)を警告情報として記憶する部分である。
例えば、図10に示すように、警告情報が消去された後、新たにオーバーヒートが発生し、そのときの累積時間が140時間(140h)で、発生時期が2009年7月6日であるとする。このとき、警告記憶手段56は、累積時間である「140時間」をオーバーヒートに対応する消去後アワーメータ部に記憶させると共に、オーバーヒートが発生した時期である「2009年7月6日」をオーバーヒートに対応する消去後時期部に記憶させる。説明の便宜上、消去後アワーメータ部に記憶した警告情報を中間累積時間、消去後時期部に記憶した警告情報を中間発生時期ということがある。
特に、警告記憶手段56には、警告情報の消去後に新たに発生した警告情報、即ち、中間累積時間と中間発生時期とを保存することとなっているため、これら消去後の警告情報と消去時期との両方を見れば、過去に発生した警告を推測することが可能である。
例えば、図11(a)に示すように、「2009年7月10日」に警告情報が消去されると、消去時期記憶手段58に消去時期である「10/7/2009」が記憶されているとする。そして、図11(b)に示すように、警告情報が消去された後、「2009年7月13日」にオーバーヒートが発生すると、オーバーヒートの警告情報を保存する警告記憶手段56の消去後時期部に、オーバーヒートの発生時期(中間発生時期)である「13/7/2009」が記憶される。
例えば、図12(a)に示すように、初期累積時間である「100h」、初期発生時期である「2/3/2009」、中間累積時間である「140h」、中間発生時期である「6/7/2009」、最新累積時間である「140h」、最新発生時期である「6/7/2009」、中間発生回数である「1回」、累積発生回数である「13」が警告記憶手段56されている状況下で、警告消去手段57を動作させたとしても、図12(b)に示すように、少なくとも中間累積時間である「140h」や中間発生時期である「6/7/2009」は、警告記憶手段56に保持するようにしてもよい。
この実施形態では、警告記憶手段56に警告情報の消去後に発生した警告に関する警告情報を記憶するようにしているが、消去後に発生した警告情報のうち、少なくとも消去後に一番最初に発生した警告に関する警告情報、又は、最後に発生した警告に関する警告情報を警告記憶手段56に記憶させるとよい。即ち、消去後に同じ警告に関して複数回警告が発生した場合、消去後、最も早く発生した警告(一番最初に発生した警告)に関する警告情報を警告記憶手段56に記憶させたり、又は、消去後、最も遅く発生した警告(最後に発生した警告)に関する警告情報も警告記憶手段56に記憶させる。なお、一番最初に発生した警告に関する警告情報と、最後に発生した警告に関する警告情報との両方を警告記憶手段56に記憶させてもよいがどちらか一方であってもよい。
[第3実施形態]
上述した実施形態では、警告消去手段57によって全ての警告情報を消去し、全ての警告情報を消去した時の消去時期を消去時期記憶手段58に記憶していたが、第3実施形態では、警告消去手段57によって少なくとも一部の警告情報を消去できるようにし、それぞれ警告情報毎に消去した消去時期を消去時期記憶手段58によって記憶できるようにしたものである。その他の部分は、第1実施形態や第2実施形態と同様であるため説明を省略する。
即ち、警告コード選択画面では、警告記憶手段56に設けられている複数の第1記憶テーブルのうち、どの第1記憶テーブルの警告情報を消すかを設定することができる。
そして、警告コード選択画面が表示されている状態から第2スイッチ(消去実行スイッチ)を数秒間長押しすると、警告消去手段57が起動する。警告消去手段57が起動すると、警告コード選択画面にて設定した警告コードNに対応する第1記憶テーブルの警告情報が全て論理消去される。この実施形態では、当然の如く、警告コード選択画面で選択されなかった警告コードに対応する第1記憶テーブルは消去されずに警告記憶手段56に残ることになる。
図14に示すように、消去時期記憶手段58は、警告コード毎に消去時期を記憶するための第2記憶テーブルを有している。
即ち、消去時期記憶手段58は、警告コード毎に消去した時期を記憶しているため、消去時期と警告コードとを見れば、どの警告について何時消去を行ったか個別に把握することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
上述した実施形態では、表示装置15は、LED表示部41A、セグメント式表示部41B、指針式表示部41Cを備えたものであったが、これに限らず、例えば、様々な情報を液晶にて表示する液晶表示部を備えたものであってもよいし、その他の表示形式によって情報を表示するものであってもよい。
15 表示装置
30 メイン制御装置
55 警告発生手段
56 警告記憶手段
57 警告消去手段
58 消去時期記憶手段
Claims (5)
- 異常であるか否かを判断し且つ異常であるときに警告を発生する警告発生手段と、前記警告に関する警告情報を記憶する警告記憶手段と、前記警告記憶手段に記憶された警告情報を表示する表示手段と、前記警告情報を消去する警告消去手段とを備え、
前記警告消去手段によって警告情報を消去した消去時期を記憶する消去時期記憶手段を備えていることを特徴とする作業機。 - 前記表示手段は、前記警告情報を表示する表示装置で構成され、前記表示装置には警告消去手段にて警告情報を消去すべく消去を実行する消去実行スイッチが具備されており、前記消去時期記憶手段は、前記消去実行スイッチにて消去が実行された時を消去時期として記憶することを特徴とする請求項1に記載の作業機。
- 前記警告記憶手段は、前記警告消去手段によって消去後に発生した警告に関する警告情報を記憶するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の作業機。
- 前記警告記憶手段は、警告情報の消去後に発生した警告のうち、一番最初に発生した警告に関する警告情報を記憶することを特徴とする請求項1又は2に記載の作業機。
- 前記警告記憶手段は、警告情報の消去後に発生した警告のうち、最後に発生した警告に関する警告情報を記憶することを特徴とする請求項1又は2に記載の作業機。
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