JP5061135B2 - 作業機の表示装置における言語書き換えシステム - Google Patents
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Description
複数の言語にて情報を表示することができる作業機として、特許文献1に示すものがある。特許文献1には、情報を表示する表示部と、表示部に表示させるべき情報に対応した表示データを記憶する表示データ記憶部とを備え、表示部に表示させる表示データの一部を制御データ記憶部に記憶している作業機が開示されている。
前記言語書換指令装置は、書き換え候補となる国言語の組合せパターンを書き換え指令として出力するように構成され、前記言語書換装置は、前記組合せパターンを示した書き換え指令に基づいて前記表示装置に格納されている国言語を他の国言語に書き換えるように構成されていることが好ましい。
前記言語書換指令装置及び言語書換装置は、前記言語書込装置とは別の国に配置されていることが好ましい。
本発明に係る最も好ましい構成は、以下の通りである。
作業機の情報を表示する表示装置に対して前記情報を複数の国言語にて表示可能となるように前記表示装置の出荷先に対応して複数の国言語を国言語群として書き込む言語書込装置と、出荷後の表示装置に対して前記表示装置に書き込まれた国言語群内の国言語を他の国言語に書き換える言語書換装置とを備えており、前記表示装置の出荷先の地域に配置され、且つ、出荷後の表示装置に対して前記国言語群内の国言語のうち少なくとも1つを他の国言語に書き換える書き換え指令を前記言語書換装置に出力する言語書換指令装置を備え、前記言語書換装置は、前記言語書換指令装置から出力された書き換え指令に基づいて国言語群内の国言語を他の国言語に書き換えることを特徴とする。
また、前記言語書込装置は前記表示装置の出荷元の地域に配置され、前記言語書換指令装置及び言語書換装置は、表示装置の出荷先の地域に配置されていることを特徴とする。
図14は本発明の作業機の通信システムにおける作業機を示している。なお、本発明の作業機の通信システムは、この実施の形態の作業機に限定されない。
図14に示すように、作業機(バックホー)1は、下部の走行装置2と、上部の旋回体3とを備えている。
走行装置2は、ゴム製覆帯を有する左右一対の走行体4を備え、両走行体4を走行モータMで駆動するようにしたクローラ式走行装置が採用されている。また、該走行装置2の前部にはドーザ5が設けられている。
作業装置13は、旋回台12の前部に左右方向の中央部よりやや右寄りにオフセットして設けられた支持ブラケット16に上下方向の軸心回りに左右揺動自在に支持されたスイングブラケット17と、該スイングブラケット17に基部側を左右方向の軸心廻りに回動自在に枢着されて上下揺動自在に支持されたブーム18と、該ブーム18の先端側に左右方向の軸心廻りに回動自在に枢着されて前後揺動自在に支持されたアーム19と、該アーム19の先端側にスクイ・ダンプ動作可能に設けられたバケット20とを備えている。
図1〜図10は、作業機の表示装置を示したものである。
図1に示すように、表示装置25は、作業機1の各種設定などを行うための入力部26と、作業機1に関する情報を表示する表示部27と、CPU等から構成された制御部28と、不揮発性メモリ等から構成された記憶部29とを備えている。
制御部28には、例えば、燃料センサから出力された燃料(残量)、水温センサから出力された水温、エンジンオイルの不足の有無を検出するエンジンオイル圧力スイッチ、入力部26から出力された各種入力信号、エンジン回転数が入力される。また、制御部28には、その他のセンサからの信号や当該表示装置25に接続したその他の制御機器からの信号が入力されるようになっている。
固定表示部31は、作業機1の駆動時において、点灯することにより注意や警告を促す警告注意ランプ31aと、点灯することによりエンジンオイルの不足を示すオイルランプ31bと、点灯することによりバッテリーの電力不足を示すバッテリーランプ31cと、点灯することにより作業機1が高速で走行していることを示す走行ランプ31dとを備えている。上述した警告注意ランプ31a、オイルランプ31b、バッテリーランプ31c、走行ランプ31dは、消灯によりそれぞれに対応した状態が起きてないことを示している。なお、固定表示部31は、点灯及び消灯により作業機1に関する情報を示すものであれば、警告注意ランプ31a、オイルランプ31b、バッテリーランプ31c、走行ランプ31d以外のものであってもよい。
ユーザ向け情報とは、ユーザが作業機1を操作するにあたって操作を行うために必要な様々な情報である。例えば、ユーザ向け情報とは、ユーザが作業機1を操作しているときに必要な作業機1の駆動状態を示すものであったり、ユーザが作業機1を操作しているときの操作方法に関するものである。
図3は、液晶表示部30にユーザ向け情報を表示した例を示したものである。
業者向け情報とは、ディーラ又はメーカが作業機1の駆動状態を確認したり、作業機1の仕様など様々な設定を行うために必要な様々な情報である。例えば、業者向け情報とは、ディラーやメーカが作業機1をメンテナンスする際に必要なものであったり、ディラーやメーカが作業機1の仕様を変更するために必要なものである。
図4は、液晶表示部30に業者向け情報を表示した例を示したものである。
図4(a)に示すように、ディーラ又はメーカが作業機1の仕様を変更するためのものとしてアーム仕様の態様(標準、ロング)の選択が文字及びカーソルK1により示されている。
入力部26は、複数のボタンスイッチSW(SW1,SW2,SW3,SW4,SW5)を備えている。これら複数のボタンスイッチSWは、液晶表示部30に隣接して左右に並列して設けられ、各ボタンスイッチには所定の機能を具備したものとなっている。
なお、複数のボタンスイッチSWは、液晶表示部30の下部側に表示された各矢印Y等に対応して、矢印Y等を選択するスイッチとしても動作するようになっている。また、各ボタンスイッチは、上述した機能を有するものに限らず、その他の機能を有するものであってもよい。
この記憶部29には、1つのユーザ向け情報に対して、複数の国言語にて表示可能となるように、1つの情報に対応して複数の国言語(国言語データ)が格納されている。 例えば、「エンジン回転数」という1つのユーザ向け情報(文字)に対して、この情報(文字)を様々な言葉にて伝えるために、記憶部29には、「エンジン回転数」に対応する英語(英語データ)、ドイツ語(ドイツ語データ)、フランス語(フランス語データ)、イタリア語(イタリア語データ)といった複数の国言語(国言語データ)が記憶されている。
例えば、ユーザ向け情報に対応する国言語と、業者向け情報に対応する国言語とをまとめると、図5に示すようになる。図5に示す「○」は国言語が記憶部に格納されていることを示し、図5に示す「×」は国言語が記憶部に格納されていないことを示している。
業者向け情報を示す各文字又は各文字列(項目という)に対応して、それぞれの項目毎に英語、ドイツ語、フランス語という国言語が割り当てられ、割り当てられた国言語により各項目が表示可能となるように、記憶部29に項目毎の国言語が格納されている。
一般的に、作業機1においては、業者向け情報の項目数(文字又は文字列の合計数)がユーザ向け情報の項目数(文字又は文字列の合計数)に比べて多く、業者向け情報に対応する項目数は、ユーザ向け情報に対応する項目数よりも多くなる。
記憶部29において、業者向け情報に対応する国言語(国言語データ)の数をユーザ向け情報に対応する国言語(国言語データ)よりも少なくすることによって、業者向け情報に対応する国言語(国言語データ)によって消費されるデータ量が少なくなり、大幅に記憶部29の空き容量(記憶容量)を増加させることができる。
制御部28は、入力部26、表示部27及び記憶部29等を制御するものであって、記憶部29に格納された制御プログラムによって動作して、上述したような、ユーザ向け情報や業者向け情報を液晶表示部30の表示に合わせて適宜表示させるためのものである。
液晶表示部30が通常画面になっている状態にて、複数のボタンスイッチSW(SW1,SW2,SW3,SW4,SW5)のONにすることにより、制御部28は、通常画面を他の画面に切り換える。例えば、制御部28は、ボタンスイッチSW1のONにより液晶表示部30をユーザ設定画面に切り換え、ボタンスイッチSW2のONにより液晶表示部30をクレーンモード画面に切り換え、ボタンスイッチSW3のONにより液晶表示部30をアーム制限画面やアタッチメント切換画面に切り換える。制御部28は、各ボタンスイッチSWのOFFにより通常画面に戻す。
例えば、ユーザ設定画面は、例えば、作業機1を使用するユーザが液晶表示部30に表示する時刻の設定や後述するような言語の設定等を行う画面であり、クレーンモード画面は、作業モードを吊り下げの作業モード等にするための画面である。また、アーム制限画面は、例えば、作業機1を使用するユーザがアームの角度を制限する等の設定を行ったり、アームの状況(角度等)を示す画面であり、アタッチメント切換画面は、作業機1を使用するユーザがアーム19の先端に取り付けたアッタッチメントの動作や機能等を設定するための画面である。
図7に示すように、制御部28は、ボタンスイッチSWを押しながらキースイッチをOFFからONにしたり、ボタンスイッチSWを押しながらキースイッチをONからOFFにする、即ち、通常画面モード33とは異なる特別な操作を行うと、液晶表示部30で表示させる制御モードを特別画面モード34にする。特別画面モード34では、作業機1の仕様(機能)を設定する画面や作業機1のメンテナンスを行うための各種情報が表示される。即ち、制御部28は、特別画面モード34にて、ディーラ又はメーカが作業機1の駆動状態を確認したり、作業機1の仕様など様々な設定を行うために必要な様々な情報を画面に表示する。つまり、特別画面モード34における各画面では、制御部28、記憶部29、液晶表示部30等の処理によって業者向け情報を表示する。
以上のように、制御部28、液晶表示部30、記憶部29によって、作業機1を操作しているユーザに対して当該作業機1に関する情報(ユーザ向け情報)を表示するユーザ向け情報表示手段が構成され、上述したように、このユーザ向け情報表示手段は、同一の情報に対して複数の国言語にて表示可能となるように当該情報に対応した国言語を複数有したものとなっている。そして、ユーザ向け情報表示手段(制御部28、液晶表示部30、記憶部29)によって通常画面モード33にてユーザが作業機1を操作するのに必要なユーザ向け情報を適宜表示している。
国言語切換手段35について詳しく説明する。
図5に示したように、表示装置25においては、ユーザ向け情報に対応する国言語と、業者向け情報に対応する国言語とは項目毎に複数の国言語が対応しているものとなっている。
図8は、ユーザ向け切換モード36の説明図である。
図8(b)に示すように、制御部28(国言語切換手段35)は、ユーザ向け切換モード36に入ると、液晶表示部30の表示が言語設定画面となり、記憶部29に格納されている国言語データ(国言語)の一覧表を表示させる。そして、ユーザ向け切換モード36では、制御部28(国言語切換手段35)は、液晶表示部30に表示した国言語の一覧表の中で1つの国言語を示す文字に重なるカーソルK3等を表示させると共に、そのカーソルK3がボタンスイッチSW2を押すことにより他の言語に移動できるよう液晶表示部30を制御する。即ち、制御部28(国言語切換手段35)は、液晶表示部30に表示した国言語の一覧表の中からカーソルK3によって1つの国言語が選択できるように液晶表示部30を制御している。
ユーザ向け切換モード36にて、複数の国言語の中から1つの国言語が設定されると、制御部28(国言語切換手段35)は、通常画面モード33であるときは、ユーザ向け切換モード36にて設定された国言語データを記憶部29から読み込むように動作させ、以降、通常画面、ユーザ設定画面、クレーンモード画面、アーム制限画面、アタッチメント切換画面にて表示するユーザ向け情報は、ユーザ向け切換モード36にて決定された国言語にて表示する。例えば、ユーザ向け切換モード36にて、「フランス語」が選択されると、通常画面、ユーザ設定画面、クレーンモード画面、アーム制限画面、アタッチメント切換画面の文字や文字列はフランス語にて表示される。
図9(a)に示すように、ボタンスイッチSW5を押しながらキースイッチをOFFからONすると、制御部28による液晶表示部30の制御モードが、特別画面モード34の中の業者向け切換モード37となり、液晶表示画面が言語設定画面になる。
図9(b)に示すように、制御部28(国言語切換手段35)は、業者向け切換モード37に入ると、液晶表示部30に、記憶部29に格納されている国言語データ(国言語)の一覧表を表示させる。そして、この業者向け切換モード37では、制御部28(国言語切換手段35)は、液晶表示部30に表示した国言語の一覧表の中で1つの国言語を示す文字に重なるカーソルK4等を表示させると共に、そのカーソルK4がボタンスイッチSW2を押すことにより他の言語に移動できるよう液晶表示部30を制御する。即ち、制御部28(国言語切換手段35)は、液晶表示部30に表示した国言語の一覧表の中からカーソルK4によって1つの国言語が選択できるように液晶表示部30を制御している。
業者向け切換モード37にて、複数の国言語の中から1つの国言語が設定されると、制御部28(国言語切換手段35)は、特別画面モード34であるときは、業者向け切換モード37にて設定された国言語データを記憶部29から読み込むように動作させ、以降、特別モードにて表示する業者向け情報は、業者向け切換モード37にて決定された国言語にて表示する。例えば、業者向け切換モード37にて、「フランス語」が選択されると、特別画面モードでの画面における文字や文字列はフランス語になる。
つまり、図10に示すパターン1〜パターン5に示すように、ユーザ向け情報を液晶表示部30に表示させるときの国言語と、業者向け情報を液晶表示部30に表示させるときの国言語とを別々の国言語にして表示することができる。
表示装置25に格納された複数の国言語データは、表示装置25を製造する過程(例えば、工場)にて書き込まれる。そして、複数の国言語データが書き込まれた表示装置25は、単体又は作業機1に組み込まれて工場等から出荷されることになる。作業機1は、世界の様々な国(地域)によって使用されているため、一度、工場等にて国言語データが書き込まれた表示装置25の国言語データは、書き換えられることがある。
図11に示すように、システムは、言語書込装置40と、言語書換指令装置41と、言語書換装置42とを備えている。
言語書込装置40(ライター)は、表示装置25の記憶部29に、複数の国言語データを書き込む装置である。この言語書込装置40は、コンピュータ等により構成されてケーブル又はネットワーク等を介して表示装置25に接続することにより、所定の国言語データを表示装置25の記憶部29に書き込むものである。当然の如く、言語書込装置40は、複数の言語データ(例えば、35カ国語の国言語データ)を備えている。
なお、言語書込装置40は、出荷先に応じて複数の国言語データをメイン言語群として書き込むが、ユーザ向け情報を示す各文字又は各文字列に対応したメイン言語群の中の言語数及び言語の種類と、業者向け情報を示す各文字又は各文字列に対応したメイン言語群の中の言語数及び言語の種類とは同じにしてもよい。
言語書込装置40は表示装置25を製造する日本等の工場内に配置されているが、言語書換指令装置41は、言語書込装置40とは遠く離れた別の国(例えば、出荷先の工場や出荷先のサービスセンター等)に配置されている。言い換えれば、言語書換指令装置41は、表示装置25が製造元(工場)から出荷される出荷先(仕向け地)に配置されていて、言語書込装置40とは離れた地域にある。
言語書換指令装置41(書換設定手段)は、ユーザ向け情報を示す各文字又は各文字列に対応した複数の国言語(メイン言語群)の書き換えを行うものである。また、書換設定手段は、業者向け情報を示す各文字又は各文字列に対応した複数の国言語(メイン言語群)の書き換えを行うものである。即ち、言語書換指令装置41は、ユーザ向け情報に対応した国言語群に対する書き換え指令と、業者向け情報に対応した国言語群に対する書き換え指令とを個別に言語書換装置42に出力する。
加えて、書換設定手段は、ユーザ一覧表にてユーザ向け情報に応じた国言語が入力部47により選択されると、ユーザ向け情報に関して選択された国言語における国言語データを書き換える書き換え指令Sを外部に出力すると共に、業者一覧表にて業者向け情報に応じた国言語が入力部47により選択されると、業者向け情報に関して選択された国言語における国言語データを書き換える書き換え指令Sを外部に出力する。
即ち、言語書換指令装置41(書換設定手段)は、ユーザ向け情報に対応するメイン言語群に対して書き換えを行う書き換える指令Sと、業者向け情報に対応するメイン言語群に対して書き換えを行う書き換える指令Sとを個別に言語書換装置42に出力するようになっている。
また、業者向け情報に関し、書き換え指令Sにて指定された国言語は、日本語、英語、フランス語との3つの国言語とし、書き換え前の表示装置25の記憶部29に格納されているメイン言語群は、英語、ドイツ語、フランス語として説明を進める。
言語書換装置42は、ユーザ向け情報に関し、既に表示装置25に格納されているメイン国言語群(英語、ドイツ語、フランス語)の中で、書き換え指令Sにて指定された国言語(英語、フランス語、イタリア語)と、一致している国言語(英語、フランス語)が当該表示装置25の記憶部29に格納されている場合、書き換え指令Sと同じ国言語に対する表示装置25への国言語(英語、フランス語)に対応する国言語データ(英語データ、フランス語データ)は表示装置25に出力せず、書き換えは行わない。即ち、言語書換装置42は、ユーザ向け情報に関し、書き換え指令Sにて指定された国言語が、表示装置25の記憶部29に既に格納されている場合は、書き換え指令Sにて指定された国言語と同じ表示装置25に格納されている国言語はそのままにして、言語書換装置42(書込手段)による書き換え動作はない。
(日本語、英語、フランス語)と、一致している国言語(英語、フランス語)が当該表示装置25の記憶部29に格納されている場合、書き換え指令Sと同じ国言語に対する表示装置25への国言語(英語、フランス語)に対応する国言語データ(英語データ、フランス語データ)は表示装置25に出力せず、書き換えは行わない。即ち、言語書換装置42は、業者向け情報に関し、書き換え指令Sにて指定された国言語が、表示装置25の記憶部29に既に格納されている場合は、書き換え指令Sにて指定された国言語と同じ表示装置25に格納されている国言語はそのままにして、言語書換装置42(書込手段)による書き換え動作はない。
図13は、言語書換指令装置41が出力する書き換え指令Sの変更例を示したものである。図13に示すように、言語書換指令装置41は、国言語の組合せパターンを複数有している。即ち、言語書換指令装置41によって、国言語の組合せを示す組合せパターンを出力できるようになっている。例えば、図13に示すような複数の組合せパターンを言語書換指令装置41が言語書換装置42に出力できるようになっている。図13に示すパターン1は、欧州向けの基本パターンであり、パターン2及びパターン3は、スペイン向けに特化した場合のパターンであり、パターン4及びパターン5は、オランダ向けに特化した場合のパターンである。
このような言語書換指令装置41を用いて表示装置25に格納されている国言語を書き換える場合を説明する。
例えば、製造元の日本の工場から出荷先の欧州の工場に向けて出荷された表示装置25には、パターン1に示す複数の国言語が格納されているとする。この表示装置25では、ユーザ向け情報に対応する国言語の書き換えを行うことを前提に、記憶部29には国言語を書き換えるためのブランク領域が1つ設けられている。
言語書換装置42は、書き換え指令Sが、パターン2であるとすると、ユーザ向け情報に対応する国言語を、英語、フランス語、スペイン語の3つの国言語に書き換え、業者向け情報に対応する国言語を、英語、フランス語、スペイン語の3つの国言語に書き換える。言語書換装置42は、書き換え指令Sが、パターン3であるとすると、業者向け情報に対応する国言語はそのままで、ユーザ向け情報に対応する国言語を書き換える。
言語書換装置42は、書き換え指令Sが、パターン4であるとすると、ユーザ向け情報に対応する国言語を、英語、フランス語、ドイツ語、オランダ語の4つの国言語に書き換える。このとき、言語書換装置42は、表示装置25において書き換えのために予め用意していた記憶部29のブランク領域にオランダ語を書き換える。さらに、言語書換装置42は、業者向け情報に対応する国言語を、英語、フランス語、オランダ語の3つの国言語に書き換える。
書き換え指令Sにて示された国言語が、既に表示装置25に格納されているか否かに関わらず、言語書換装置42は、書き換え指令Sで示された全ての国言語(国言語データ)を表示装置25に送信して、表示装置25に格納されている国言語を書き換えるようにしてもよい。例えば、図13に示すように、各パターン毎に対応して設定されたプログラム(パターンに示した国言語の全てを書き込むためのプログラム)を言語書換装置42側に格納させておき、書き換え指令Sによって所定のプログラム例えば、パターン1ならプログラムA、パターン2ならプログラムB、パターン3ならプログラムC、パターン4ならプログラムD、パターン5ならプログラムE)が指定されると、言語書換装置42は、書き換え指令(組合せパターン)に対応したプログラムを起動させることによって、書き換え指令(組合せパターン)によって指定された国言語群を表示装置25に書き込む。
これによれば、表示装置25のメイン言語群のうち、少なくとも1つを書き換えることができるため、主要なメイン言語を残しつつ、作業機1が移動する場所又は作業機1を使用する場所に応じた国(地域)の国言語を表示装置25に具備させることができる。
なお、上述した実施例では、メイン言語群の中の国言語を書き換えるというシステムであるため、国言語データを記憶するために用意された記憶部29内の記憶領域を有効に活用しつつ、適宜、国言語データ(国言語)を国(地域)に合わせたものにすることができる。即ち、国言語データ(国言語)による表示を作業機1が移動する国に対応させるために、わざわざ、記憶部29内の容量を増加させる必要もない。
これによれば、予め表示装置25に格納されている国言語群の中の国言語を、他の国言語に書き換える際に、国言語の組合せのパターンを予め設定して、その組合せのパターンに応じた書き換えが行われるため、表示装置25に格納されている国言語を書き換える書き換え作業が非常に簡単に行うことができる。例えば、日本にて製造されたベースとなる表示装置25を、所定の国に位置する欧州の工場に入荷して、さらに、当該欧州の工場にてベースの表示装置25に対する国言語群の再編した後に当該表示装置25を出荷する場合、出荷先に応じて国言語の組合せのパターンを決めておけば、簡単に出荷先に応じた国言語を有する表示装置25を製造(加工)することができる。
これによれば、例えば、作業機1の製造、管理、メンテナンス等をフランスにて業者が行った後に、当該作業機1を隣国のイタリアにてユーザが使用する場合があっても、業者向け情報表示手段による国言語表示をフランス語にし、ユーザ向け情報手段による国言語表示をイタリア語にすることが可能となる。即ち、作業機1が様々な国に亘って移動することがあっても、業者とユーザとの両方にて作業機1に関する情報を簡単に理解することができる。
これによれば、表示装置25の記憶部29に格納された業者向け情報のメイン言語群(国言語群)はそのままで書き換えず、表示装置25の記憶部29に格納されたユーザ向け情報のメイン言語群のみを書き換えることができるようになる。その結果、ユーザ向け情報に対応した国言語のみを書き換えることになるため、作業機1の製造、管理、メンテナンス等を行う拠点を中心に作業機1が移動する場合には、表示装置25の表示を作業機1が移動する先の国言語を中心とした表示体系(ユーザ向けの表示体系)にすることができ、業者向け情報に関するデータは扱わないため、記憶部29の領域を有効に活用することができる。言語書換指令装置41及び言語書換装置42は、言語書込装置40とは別の国に配置されていることが好ましい。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
25 表示装置
40 言語書込装置
41 言語書換指令装置
42 言語書換装置
Claims (5)
- 作業機の情報を表示する表示装置に対して前記情報を複数の国言語にて表示可能となるように前記表示装置の出荷先に対応して複数の国言語を国言語群として書き込む言語書込装置と、出荷後の表示装置に対して前記表示装置に書き込まれた国言語群内の国言語を他の国言語に書き換える言語書換装置とを備えており、
前記表示装置の出荷先の地域に配置され、且つ、出荷後の表示装置に対して前記国言語群内の国言語のうち少なくとも1つを他の国言語に書き換える書き換え指令を前記言語書換装置に出力する言語書換指令装置を備え、前記言語書換装置は、前記言語書換指令装置から出力された書き換え指令に基づいて国言語群内の国言語を他の国言語に書き換えることを特徴とする作業機の表示装置における言語書き換えシステム。 - 前記言語書込装置は前記表示装置の出荷元の地域に配置され、前記言語書換指令装置及び言語書換装置は、表示装置の出荷先の地域に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の作業機の表示装置における言語書き換えシステム。
- 前記言語書換指令装置は、書き換え候補となる国言語の組合せパターンを書き換え指令として出力するように構成され、前記言語書換装置は、前記組合せパターンを示した書き換え指令に基づいて前記表示装置に格納されている国言語を他の国言語に書き換えるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の作業機の表示装置における言語書き換えシステム。
- 国言語が書き換えされる前の表示装置は、作業機を操作しているユーザに対して当該作業機に関する情報を表示するユーザ向け情報表示手段と、前記ユーザ向けとは別に作業機に関する情報を表示する業者向け情報表示手段とを備え、
前記ユーザ向け情報表示手段は、前記情報に対応した複数の国言語を国言語群として有し、前記業者向け情報表示手段は、前記情報に対応した複数の国言語を国言語群として有しており、
前記言語書換指令装置は、ユーザ向け情報表示手段が有する国言語群に対する書き換え指令と、業者向け情報表示手段が有する国言語群に対する書き換え指令とを個別に前記言語書換装置に出力するように構成され、
前記言語書換装置は、前記書き換え指令に基づいてユーザ向け情報表示手段が有する国
言語群と、業者向け情報表示手段が有する国言語群とをぞれぞれ書き換えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の作業機の表示装置における言語書き換えシステム。 - 前記言語書換指令装置は、業者向け情報表示手段が有する国言語群はそのままでユーザ向け情報表示手段が有する国言語群の国言語を書き換える指令を書き換え指令として出力するように構成され、前記言語書換装置は、前記書き換え指令に基づき業者向け情報表示手段が有する国言語群はそのままでユーザ向け情報表示手段が有する国言語群の国言語を書き換えるように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の作業機の表示装置における言語書き換えシステム。
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