JP5100673B2 - 作業機用制御装置 - Google Patents
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Description
特許文献1には、操作部材の操作量とこの操作量に対応して作動信号とは別に仮想的に定められた仮想制御量との関係が示された仮想制御量変換マップと、仮想制御量の上限値を多段のレベルに分けた制御量上限変換マップと、仮想制御量を作動信号に変換する実制御変換マップとを備えた制御装置が開示されている。
特許文献2には、作業機が位置する地域に応じて少なくとも表示項目が異なる地域別表示画面を構築して、これらの地域別表示画面を選択して表示できるようにする表示態様構成手段と、GPS衛星から出力される電波に基づいて作業機が位置する地域を判定する現在位置判定手段と、この現在位置判定手段により判定された作業機の地域に応じた地域別表示画面を表示態様構成手段より選択し、選択採用された表示画面で作業機の表示装置に表示制御を行なう表示制御手段とを有する表示制御装置が開示されている。
また、特許文献2は、GPS衛星から出力される電波に基づいて作業機が位置する地域を判定して、当該作業機の地域に応じて表示画面の文字等の言語を制御するものである。このような表示制御装置においても、言語を追加する場合には、表示制御装置を作業機から取り外して、当該表示制御装置を書込装置に接続することによって、プログラムやデータの更新を行っているのが実情である。
ゆえに、CAN通信によって複数の制御装置が互いに通信可能となっている作業機において、制御装置を取り外すことなくプログラムやデータの更新を行うことが難しいのが実情であった。
本発明は上記問題点に鑑み、車両用通信ネットワークに接続可能な作業機用制御装置であって、簡単に更新プログラム及び/又は更新データの書き込みを行うことができる作業機用制御装置を提供することを目的としたものである。
前記入出力部は、作業機内の車両用通信ネットワークに接続するための第1通信ポートと、外部の書込装置から出力された前記更新プログラム及び/又は更新データと認証コードとの両方を受信する第2通信ポートとを備えており、前記書き込みスタンバイモードは、前記認証コードと特定コードとの照合により前記更新プログラム及び/又は更新データの書き込みを行わないと判断したときには、第2通信ポートに入力された更新プログラム及び/又は更新データを第1通信ポートから出力すると共に認証コードを当該第1通信ポートから出力するように構成され、前記書き込みモードは、認証コードと特定コードとの照合が成立したときには第2通信ポートに入力された更新プログラム及び/又は更新データを受け入れて記憶部に書き込みを行うように構成されていることが好ましい。
図8は本発明の作業機用制御装置を具備した作業機を示している。なお、本発明の作業機用制御装置は、この実施の形態の作業機に限定されない。
図8に示すように、作業機(バックホー)1は、下部の走行装置2と、上部の旋回体3とを備えている。
走行装置2は、ゴム製覆帯を有する左右一対の走行体4を備え、両走行体4を走行モータMで駆動するようにしたクローラ式走行装置が採用されている。また、該走行装置2の前部にはドーザ5が設けられている。
作業装置13は、旋回台12の前部に左右方向の中央部よりやや右寄りにオフセットして設けられた支持ブラケット16に上下方向の軸心回りに左右揺動自在に支持されたスイングブラケット17と、該スイングブラケット17に基部側を左右方向の軸心廻りに回動自在に枢着されて上下揺動自在に支持されたブーム18と、該ブーム18の先端側に左右方向の軸心廻りに回動自在に枢着されて前後揺動自在に支持されたアーム19と、該アーム19の先端側にスクイ・ダンプ動作可能に設けられたバケット20とを備えている。
図1は、作業機に設けた作業機用制御装置にプログラムを書き込む際の全体構成図を示したものである。
図1に示すように、作業機用制御装置25は、作業機1を動作させるための電子電気機器類である。例えば、この実施形態では、3つの作業機用制御装置25が作業機1に備えられている。
メイン制御装置25Aには、スイングシリンダ、ブームシリンダ22、アームシリンダ23、バケットシリンダ21などの各種アクチュエータを操作する操作部材(例えば、操作レバー15や操作スイッチ)の操作量、ガバナセンサからのガバナ角度(ガバナ位置)、アクセルレバーの操作量(角度)、アイドルスイッチ(AI-SW)のオン信号/オフ信号、エンジン回転センサからのエンジン回転数などの各種制御信号が入力される。
具体的には、メイン制御装置25AによるAI制御では、操作レバー15を中立位置にしてアイドルスイッチのオン信号が入力されると、アクセルレバーの操作量に関わらず、オートアイドルモータにアイドル信号を出力してオートアイドルモータを駆動し、エンジン回転数をアイドル回転数にする。また、メイン制御装置25AによるAI制御では、操作レバー15を前後又は左右に揺動してアイドルスイッチのオフ信号を入力すると、アクセル位置の信号に基づきオートアイドルモータに作動信号を出力してオートアイドルモータを駆動する。オートアイドルモータを駆動するとガバナレバーが作動しエンジン回転数が、アクセルレバーに対応した回転数になる。
メイン制御装置25Aによる流量制御では、例えば、操作レバー15を中立位置より一方(左側)に揺動させて左側の操作量を入力すると、操作したアクチュエータに対応する電磁比例弁のソレノイドに所定値の電流(作動信号)を出力する。そうすると、電磁比例弁は電流値に応じて開き、操作したアクチュエータに対応する制御弁のパイロット圧が制御され、アクチュエータが一方に動作する。なお、操作レバー15を中立位置より上記とは反対側に揺動させて右側の操作量を入力すると、左側に揺動したときとは反対側にアクチュエータを動作させる。
第2作業機用制御装置25B(サブ制御装置)は、入力された各種制御信号等に基づいて、ブームの高さ制御やアームの角度制御を行うものである。具体的には、サブ制御装置25Bには、アームの角度、ブームの角度などの各種制御信号が入力される。
第3作業機用制御装置25C(表示制御装置)は、運転席9の周囲に配置されていて、作業機1の駆動に関連する情報(データ)が入力され、当該入力された情報を表示するようになっている。例えば、表示制御装置25Cには、キーSW(イグニッションスイッチ)のオン信号/オフ信号、エンジンの回転数、燃料センサが検出した燃料量、水温センサが検出した水温等の情報が入力される。そして、表示制御装置25Cは、イグニッションスイッチのオン/オフ、エンジン回転数、燃料、水温等の情報を液晶パネル等の表示部31に表示する。上述したような情報の表示は、表示制御装置25Cに設けられてCPUやMPUから構成された制御部32により行われる。表示制御装置25Cは、フラッシュROM等の不揮発性メモリ(記憶部36)を備えている。この記憶部30に、上述した情報を表示部31に表示させるためのプログラム(制御プログラムということがある)や表示するためのデータ(制御データ)が格納されている。この制御プログラムは、例えば、各種情報に対して、表示位置、表示色、制御データ[例えば、表示言語(英語、日本語、ドイツ語)のデータ]の表示態様等を制御するためのプログラムである。制御プログラムに従って制御部32が動作することにより上述した各種制御が行われる。
第1通信ポート40は、作業機1内のCAN通信26に接続するためのものであって、メイン制御装置25Aに入力されたデータ等をサブ制御装置25Bや表示制御装置25Cに向けて出力したり、サブ制御装置25Bや表示制御装置25Cから出力されたデータ等を当該メイン制御装置25Aに入力させるためのものである。
さて、上述したようなメイン制御装置25A、サブ制御装置25B、表示制御装置25Cなどの作業機用制御装置25は、内蔵(格納)されている制御プログラムや制御データを新しいプログラムに更新しなければならないことがある。
作業機用制御装置25に格納されている制御プログラムや制御データを更新する場合には、書込装置34をメイン制御装置25Aの第2通信ポート41に接続することによって行うことができる。詳しくは、RS−232C用のケーブル42の一端を書込装置34に接続すると共に、RS−232C用のケーブル42の他端を作業機1のメイン制御装置25Aの第2通信ポート41に接続する。そして、書込装置34からメイン制御装置25Aに、更新プログラム及び/又は更新データを書き込む作業機用制御装置25に対応する認証コードを送信する。
各作業機用制御装置25の制御部27、29、32は、更新プログラム及び/又は更新データを書き込むための書き込み機能45を備えている。この書き込み機能45は、制御部27、29、32又は記憶部28、30、36に格納された書込プログラムによって構成されている。
図2は、メイン制御装置25Aにおける書き込み機能の動作を示したものである。
図2に示すように、メイン制御装置25Aの書き込み機能45Aは、第2通信ポート41に書込装置34から認証コードが入力されると、入出力部33Aに入力された認証コードと特定コードとの照合を行う(S1)。照合が成立する、即ち、認証コードとメイン制御装置25Aの記憶部28に記憶されている特定コードとが一致すると(S1、yes)、更新プログラム及び/又は更新データの書き込みを当該メイン制御装置25Aに行うと判断し、第2通信ポート41に入力される更新プログラム及び/又は更新データの記憶部28への入力を許可する[受け入れる](S2)。そして、メイン制御装置25Aの書き込み機能45Aは、第2通信ポート41に入力されている更新プログラム及び/又は更新データを記憶部28に格納して、既存のプログラムや既存のプログラムを更新する(S3)。
図3は、サブ制御装置における書き込み機能の動作を示したものである。
図3に示すように、サブ制御装置25Bの書き込み機能45Bは、メイン制御装置25Aの第1通信ポート40から認証コードが出力されてサブ制御装置25Bの入出力部33Bに入力されると、当該認証コードと特定コードとの照合を行う(S10)。照合が成立する、即ち、認証コードとサブ制御装置25Bの記憶部30に記憶されている特定コードとが一致し(S10、yes)、更新プログラム及び/又は更新データの書き込みを当該サブ制御装置25Bに行うと判断したときは、入出力部33Bに入力される更新プログラム及び/又は更新データの記憶部30への入力を許可する[受け入れる](S11)。そして、サブ制御装置25Bの書き込み機能45Bは、入出力部33Bに入力されている更新プログラム及び/又は更新データを記憶部30に格納して、既存のプログラムを更新する(S12)。
図4〜6は、各作業機用制御装置の書き込み機能を変形例を示したものである。
図4に示すように、各作業機用制御装置25の書き込み機能45は、処理形態として書き込みスタンバイモード46と、書き込みモード47との2つのモードを備えたものとなっている。
書き込みスタンバイモード46は、更新プログラム及び/又は更新データを入出力部33に入力(受信)する前に、入出力部33に入力された認証コードと特定コードとの照合を行って更新プログラム及び/又は更新データの書き込みを行うか否かを判断してから、書き込むための処理を書き込みモード47に移行するものである。
書き込みスタンバイモード46は、キースイッチ、イグニッションスイッチをONにした後、記憶部30内に格納されているプログラムやデータのチェックが完了し、表示制御装置25C等によって更新プログラム及び/又は更新データを書き込む指令をすると(例えば、スイッチ)を押すと自動的に入るものとなっている。
書き込みモード47は、書き込みスタンバイモード46での処理が終了したり、書き込みスタンバイモード46から書き込みモード47に移行する処理によって入るものとなっている。
図5に示すように、メイン制御装置25Aの書き込みスタンバイモード46Aは、第2通信ポート41に書込装置34から認証コードが入力されると、第2通信ポート41に入力された認証コードと特定コードとの照合を行う(S20)。メイン制御装置25Aの書き込みスタンバイモード46Aは、認証コードと特定コードとが一致すると、更新プログラム及び/又は更新データの書き込みを行うと判断し(S20、yes)、書き込みモード47に移行します(S21)。
書き込みモード47Aに移行した後は、当該書き込みモード47Aにより、第2通信ポート41に入力された認証コードと特定コードとの照合を行い(S24)、照合成立(認証コードと特定コードとが一致する)のときは(S24、yes)、第2通信ポート41からの更新プログラム及び/又は更新データを受け入れて記憶部28に書き込む(S25)。
なお、メイン制御装置25Aの書き込みスタンバイモード46Aや書き込みモード47Aにおいて、更新プログラム及び/又は更新データを第1通信ポート40から出力したり、認証コードを第1通信ポート40から出力する際は、上述したように、制御部27は、第2通信ポート41に入力された更新プログラム及び/又は更新データや認証コードをCAN通信26の通信プロトコルに対応するように変換する。
図6は、サブ制御装置の書き込み機能における書き込みスタンバイモードと書き込みモードとの動作を示したものである。
一方で、サブ制御装置25Bの書き込みスタンバイモード46Bは、入出力部33Bに入力された認証コードと特定コードとの照合が不成立であると、更新プログラム及び/又は更新データの書き込みを行わないと判断し(S30、No)、入出力部33Bに入力された更新プログラム及び/又は更新データを入出力部33Bから出力する(S32)。また、サブ制御装置25Bの書き込みスタンバイモード46Bは、照合が不成立であると、認証コードを入出力部33Bから出力する(S33)。
一方で、書き込みモード47Bは、入出力部33Bに入力された認証コードと特定コードとの照合が不成立(認証コードと特定コードとが一致しない)のときは(S34、No)、入出力部33Bに入力された更新プログラム及び/又は更新データを入出力部33Bから出力する(S36)。また、サブ制御装置25Bの書き込みスタンバイモード46Bは、照合が不成立であると、認証コードを入出力部33Bから出力する(S37)。
なお、表示制御装置25Cにおける書き込み機能45Cは、図6に示したサブ制御装置25Bと同じような動作する。即ち、図6に示したサブ制御装置25Bの制御部29、記憶部30、入出力部33B、書き込みスタンバイモード46B、書き込みモード47Bを、表示制御装置25Cの制御部32、記憶部36、入出力部33C、書き込みスタンバイモード46C、書き込みモード47Cに置き換えることによって、図6に示す動作は、表示制御装置25Cにおける書き込み機能45Cの動作となる。そのため、表示制御装置25Cにおける書き込み機能45Cについては説明を省略する。
図7に示すように、書き込みモード47において、更新プログラム及び/又は更新データの書き込みを行う際は、まず、更新プログラム及び/又は更新データをフラッシュメモリ(記憶部28、30、36)のRAM領域において所定の物理領域(データ書込領域)に格納する(S40)。
更新プログラム及び/又は更新データの書き込みを行うに際しては、まず、更新プログラム及び/又は更新データをアプリケーション領域に書き込む前に、予めアプリケーション領域内のチェックサム(チェックサムのデータ)を消去する(S41)。
また、アプリケーション領域内のチェックサム領域を消去した後は、アプリケーション領域において、チェックサム領域を除く領域に、更新プログラム及び/又は更新データを書き込んでいく(S42)。
図2〜3に示した各作業機用制御装置25の書き込み機能45においては、入出力部33に入力された認証コードと特定コードとの照合を行って更新プログラム及び/又は更新データの書き込みを行うか否かを判断する手段を備えている。また、各作業機用制御装置25の書き込み機能45は、更新プログラム及び/又は更新データの書き込みを行うと判断したときは更新プログラム及び/又は更新データの入出力部33への受け入れを許可して更新プログラム及び/又は更新データの書き込みを行う手段を備えている。さらに、各作業機用制御装置25の書き込み機能45は、更新プログラム及び/又は更新データの書き込みを行わないと判断したときには更新プログラム及び/又は更新データの入出力部33から記憶部28、30、36内への入力を拒否して当該入出力部33から更新プログラム及び/又は更新データを出力する手段を備えている。
ゆえに、更新プログラム及び/又は更新データを更新するにあたって、各作業機用制御装置25が共通した動きをすることから、作業機1内のCAN通信内に更新プログラム及び/又は更新データを流すことさえ行えば、ぞれぞれの作業機用制御装置25に対して容易に更新プログラム及び/又は更新データを書き込むことができる。また、作業機1の外部の通信方法(通信規格)と作業機1内の通信方法(通信規格)とが異なっていても、同じであっても、通信規格の違いに関わらず、作業機用制御装置25に更新プログラム及び/又は更新データを簡単に書き込むことができる。
上記の実施形態では、AI制御や流量制御を行うサブ制御装置25Bと、ブームの高さ制御やアームの角度制御を行うサブ制御装置25Bと、作業機1の各種情報を表示する表示制御装置25Cとについて説明したが、これらの制御装置は、作業機1を制御する制御装置であれば何でも良い。例えば、作業機用制御装置25は、作業機1のエンジンを制御するエンジンコンピュータユニット(ECU)であってもよい。また、AI制御、流量制御、ブームの高さ制御、アームの角度制御を行う制御装置は、それぞれ個別に独立したユニット(装置)であってもよい。 上記の実施形態では、バックホーの作業機1を示したが、作業機1はトラクタ等であってもよい。車両用通信ネットワークは、CAN以外に、「LIN」、「FlexRay」であってもその他のものであってもよい。
25 作業機用制御装置
27、29、32 制御部
28、30,36 記憶部
33 入出力部
45 書き込み機能
46 書き込みスタンバイモード
47 書き込みモード
Claims (4)
- 作業機の動作を制御するための制御部と、プログラム及び/又はデータを記憶すると共に自己を特定するための特定コードを記憶する記憶部と、前記プログラム及び/又はデータを更新するための更新プログラム及び/又は更新データと認証コードとの両方を入出力可能な入出力部とを備え、
前記入出力部は、前記作業機内に設けられた車両用通信ネットワークを介して前記制御部とは異なる他の制御部に接続可能で且つ前記作業機の動作時には前記車両用通信ネットワークを介して他の制御部と通信が行えるように構成されており、
前記制御部は、前記更新プログラム及び/又は更新データを書き込むための書き込み機能を備えており、
前記書き込み機能は、
前記入出力部に入力された認証コードと前記記憶部に記憶された特定コードとの照合を行って更新プログラム及び/又は更新データの書き込みを行うか否かを判断する手段と、
前記更新プログラム及び/又は更新データの書き込みを行うと判断したときは前記更新プログラム及び/又は更新データの入出力部への受け入れを許可して更新プログラム及び/又は更新データの書き込みを行う手段と、
前記更新プログラム及び/又は更新データの書き込みを行わないと判断したときには更新プログラム及び/又は更新データの入出力部から記憶部内への入力を拒否して当該入出力部から更新プログラム及び/又は更新データを出力する手段とを備えていることを特徴とする作業機用制御装置。 - 作業機の動作を制御するための制御部と、プログラム及び/又はデータを記憶すると共に自己を特定するための特定コードを記憶する記憶部と、前記プログラム及び/又はデータを更新するための更新プログラム及び/又は更新データと認証コードとの両方を入出力可能な入出力部とを備え、
前記入出力部は、前記作業機内に設けられた車両用通信ネットワークを介して前記制御部とは異なる他の制御部に接続可能で且つ前記作業機の動作時には前記車両用通信ネットワークを介して他の制御部と通信が行えるように構成されており、
前記制御部は、前記更新プログラム及び/又は更新データを書き込むための書き込み機能を備えており、
前記書き込み機能は、
前記入出力部に入力された認証コードと前記記憶部に記憶された特定コードとの照合を行って更新プログラム及び/又は更新データの書き込みを行うか否かを判断する書き込みスタンバイモードと、
前記入出力部に入力された前記更新プログラム及び/又は更新データを前記記憶部に書き込む書き込みモードとを備え、
前記書き込みスタンバイモードは、
前記認証コードと特定コードとの照合により前記更新プログラム及び/又は更新データの書き込みを行うと判断したときは、書き込みモードの動作に移行し、前記認証コードと特定コードとの照合により前記更新プログラム及び/又は更新データの書き込みを行わないと判断したときには、前記更新プログラム及び/又は更新データを入出力部から出力すると共に認証コードを当該入出力部から出力するように構成されていることを特徴とする作業機用制御装置。 - 前記書き込みモードは、前記入出力部に入力された認証コードと特定コードとの照合を行い、照合成立のときには入出力部からの更新プログラム及び/又は更新データを受け入れて記憶部に書き込みを行うように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の作業機用制御装置。
- 前記入出力部は、作業機内の車両用通信ネットワークに接続するための第1通信ポートと、外部の書込装置から出力された前記更新プログラム及び/又は更新データと認証コードとの両方を受信する第2通信ポートとを備えており、
前記書き込みスタンバイモードは、前記認証コードと特定コードとの照合により前記更新プログラム及び/又は更新データの書き込みを行わないと判断したときには、第2通信ポートに入力された更新プログラム及び/又は更新データを第1通信ポートから出力すると共に認証コードを当該第1通信ポートから出力するように構成され、
前記書き込みモードは、認証コードと特定コードとの照合が成立したときには第2通信ポートに入力された更新プログラム及び/又は更新データを受け入れて記憶部に書き込みを行うように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の作業機用制御装置。
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