JP6732578B2 - 建設機械 - Google Patents

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Description

本発明は、タッチパネル操作により動作モードを変更可能とする建設機械に関する。
建設機械においては、燃料の残量及び作動油の温度などの各種の動作状況を操縦者に認識させるための表示器を操縦室に設けている。そして近年においては、液晶表示器などの画像表示器を用いて、多彩な情報を表示することが行われている。
例えば特許文献1には、表示部に、通常時にはエンジン水温ゲージ等を表示する標準画面を表示するが、ユーザが設定等を行う場合にはユーザメニュー表示画面を表示することが開示されている。
特許第4938914号公報
しかしながら特許文献1の技術によると、ユーザメニュー表示画面は標準画面を完全に置き換える形で表示される。このため、ユーザは、ユーザメニュー表示画面に基づく設定等を行う場合には、動作状況を全く確認することができなくなってしまう。
本発明の目的とするところは、建設機械の動作状況の表示と、動作モードの変更のための操縦者による操作のための表示とを同じ表示デバイスで行いながらも、上記操作が行われる間にも操縦者が動作状況を確認できる建設機械を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明は、建設機械であって、建設機械の動作状態の変更のために動作する複数の動作ユニットと、表示デバイスと、表示器の表示画面上での操作を入力する入力デバイスと、建設機械の動作状態を表したモニタ画像を表示デバイスに表示させる第1の表示制御手段と、それぞれが複数の選択肢のうちの1つを設定可能な複数の動作モードのそれぞれに対応し、当該対応する動作モードの設定状態を表した複数の第1の表示オブジェクトをモニタ画像に重ねることなく表示デバイスに表示させる第2の表示制御手段と、第1の表示オブジェクトのうちの1つを選択する選択操作が入力デバイスにより検出されたことに応じて、当該選択操作の対象となった第1の表示オブジェクトに並べつつモニタ画像の一部に重ねて、当該第1の表示オブジェクトに対応する動作モードの複数の選択肢の少なくとも一部にそれぞれ対応する第2の表示オブジェクトの表示デバイスでの表示を開始させる第3の表示制御手段と、第2の表示オブジェクトのうちの1つの選択操作が入力デバイスにより検出されたことに応じて、当該選択操作の対象となった第2の表示オブジェクトに対応する選択肢を、選択操作の対象となった第1の表示オブジェクトに対応する動作モードとして設定する設定手段と、建設機械を設定手段で決定された複数の動作モードに応じた動作状態とするように複数の動作ユニットを制御する動作制御手段と、を備えた。
また、他の発明は、上記に加えて、第2の表示オブジェクトのうちの1つの選択操作が入力デバイスにより検出されたことに応じて、第2の表示オブジェクトの表示デバイスでの表示を終了させる第4の表示制御手段、を備えた。
また、他の発明は、上記に加えて、建設機械の動作に関する警報を表した警報画像を表示デバイスに表示させる第5の表示制御手段をさらに備え、第2の表示制御手段は、第2の表示オブジェクトを警報画像と重ならないように表示させることとした。
本発明によれば、建設機械の動作状況の表示と、動作モードの変更のための操縦者による操作のための表示とを同じ表示デバイスで行いながらも、上記操作の際に動作状況の確認をも可能とする建設機械を提供できる。
本発明の第1の実施形態に係る建設機械の全体を概略的に示した側面図である。 図1に示す建設機械の制御系の要部構成を示すブロック図。 モード管理テーブルの内容の一例を模式的に示す図。 一例としてのモニタ画面を示す図。 図2中のユーザインタフェースコントローラによる第1の実施形態におけるモード変更処理のフローチャート。 候補スイッチの表示をONとした状態の一例としてのモニタ画面を示す図。 警報画像を表示する状態の一例としてのモニタ画面を示す図。 対象モードの設定を変更した後の一例としてのモニタ画面を示す図である。 図2中のユーザインタフェースコントローラによる第2の実施形態におけるモード変更処理のフローチャート。 アニメーション処理が完了していない状態でタッチ操作が終了された場合における一例としてのモニタ画面を示す図。
以下、図面を参照して本発明のいくつかの実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、建設機械100の全体を概略的に示した側面図である。図1に示すように、建設機械100は、下部走行体1、上部旋回体2及び作業装置3を備える。
下部走行体1は、無限軌道1aを備える。無限軌道1aは、一般的な呼称に従い、以下においてはクローラ1aと表記する。クローラ1aは、左右一対を備えるが、図1では右側のクローラ1aのみが示されている。クローラ1aは、その下面が地面に接する。これにより下部走行体1は、建設機械100の基台として機能する。また下部走行体1は、クローラ1aの回転に伴って移動が可能であり、走行ユニットとして機能する。
上部旋回体2は、下部走行体1の上に、下部走行体1に対して旋回可能に設けられる。上部旋回体2の旋回方向は、クローラ1aが接する地面が水平面である状態において水平方向である。上部旋回体2は、建設機械100を動作させるための、エンジン及び油圧ポンプなどの主要な要素を搭載する。また上部旋回体2は、操縦者が搭乗するためのキャビン2aを備える。
作業装置3は、ブーム3a、アーム3b及びアタッチメント3cを含む。ブーム3aは、その基端が上部旋回体2に回動自在に軸支されている。アーム3bは、その基端がブームの先端に回動自在に軸支されている。アタッチメント3cは、その基端がアーム3bの先端に回動自在に軸支されている。ブーム3a、アーム3b及びアタッチメント3cのそれぞれの基端の回動軸の軸方向は、クローラ1aが接する地面が水平面である状態においていずれも水平方向である。アーム3bに対してアタッチメント3cは着脱可能である。アタッチメント3cとしては、バケット、ブレーカ及びクラッシャなどの種々のものが任意に装着できる。なお、図1においては、アタッチメント3cとしてバケットが装着された状態を示している。
図2は建設機械100の制御系の要部構成を示すブロック図である。なお、図2において図1に示されるのと同一の要素については同一の符号を付している。
図2に示すように建設機械100は、エンジン11、ポンプユニット12、操縦デバイス群13、コントロールバルブ群14、油圧アクチュエータ群15、ソレノイドバルブ群16、エンジンコントローラ17、ポンプコントローラ18、作業機コントローラ19、タッチパネル20、空調ユニット21、センサ群22、カメラ23及びユーザインタフェースコントローラ24を含む。
エンジン11は、例えばディーゼルエンジンであり、動力を発生する。
ポンプユニット12は、複数のポンプを含む。ポンプは、エンジン11で発生された動力で動作する。ポンプは、図示しないタンクに貯留された作動油を圧縮して、複数の流路のそれぞれへと圧油として送り出す。典型的には、ポンプユニット12は、2つのポンプを含む。
操縦デバイス群13は、複数の操縦デバイスを含む。操縦デバイスは、建設機械100を操縦するために操縦者により操作される。操縦デバイスは例えば、ペダル、レバー及びスイッチなどである。操縦デバイスの変位方向及び変位量は、油圧としてコントロールバルブ群14に伝えられる。
コントロールバルブ群14は、複数のコントロールバルブと複数のセンサとを含む。コントロールバルブはそれぞれ、操縦デバイス群13に含まれた操縦デバイスに対応付けられている。コントロールバルブは、対応付けられた操縦デバイスの変位方向及び変位量に応じて圧油の流路の方向及び開度を変化させる。センサはそれぞれ、複数のコントロールバルブのそれぞれの状態を検出する。
油圧アクチュエータ群15は、複数の油圧アクチュエータを含む。複数の油圧アクチュエータは、ポンプユニット12からコントロールバルブ群14を介して供給された圧油によりそれぞれ動作し、クローラ1a、旋回機構2b及び作業装置3を動作させる。なお旋回機構2bは、図1中の上部旋回体2に設けられ、上部旋回体2を旋回させる。
ソレノイドバルブ群16は、複数のソレノイドバルブを含む。ソレノイドバルブは、複数の油圧アクチュエータ等のいずれかへの流路の開閉などを制御する。
これらポンプユニット12、コントロールバルブ群14、油圧アクチュエータ群15及びソレノイドバルブ群16により、クローラ1a、旋回機構2b及び作業装置3をそれぞれ動作させるための複数の油圧回路が形成される。なお、これら複数の油圧回路の個々の具体的な構成は任意であり、例えば、既製の同種の建設機械におけるものをそのまま適用することもできる。このため、その詳細な構成の説明は省略する。
エンジンコントローラ17は、エンジン11の動作を制御する。エンジンコントローラ17は、エンジン制御に係わるデータを作業機コントローラ19へと送信する。
ポンプコントローラ18は、ポンプユニット12に含まれたポンプのそれぞれの出力を制御する。
作業機コントローラ19は、ポンプユニット12に含まれたポンプのそれぞれの出力と、ソレノイドバルブ群16に含まれる複数のソレノイドバルブのそれぞれの動作状態とを決定する。作業機コントローラ19は、この決定を、コントロールバルブ群14に設けられた複数のセンサにより検出された複数のコントロールバルブのそれぞれの状態と、複数の動作モードのそれぞれの設定とに応じて行う。
タッチパネル20は、液晶表示器等の表示器と、この表示器の表示面に重ねられたタッチセンサとを含む。タッチパネル20は、表示器に任意の画像を表示する。タッチパネル20は、表示面に対するタッチ操作をタッチセンサにより検出する。表示器は、表示デバイスの一例である。タッチセンサは、入力デバイスの一例である。
空調ユニット21は、キャビン2a内の空気調整を行う。
センサ群22は、複数のセンサを含む。センサは、建設機械100の動作状況に関する各種の数値を計測する。センサは、例えば、燃料残量計、尿素水量計、水温計又は油温計などである。なお、尿素水量計及び水温計などの一部の数値は、例えばエンジンコントローラ17などの他のユニットで検出された値を用いる場合もある。
カメラ23は、建設機械100の周囲の状況を撮影する。カメラ23は、典型的には上部旋回体2の後方を撮影する。しかしながら、上部旋回体2の前方等、後方以外の方向を撮影するものであってもよい。またカメラ23は、上部旋回体2の前方及び後方などのように、それぞれ異なる方向を撮影する複数が設けられてもよい。
ユーザインタフェースコントローラ(以下、UIコントローラと称する)24は、コンピュータを備え、このコンピュータによる処理によってタッチパネル20を用いたユーザインタフェースのための各種の制御処理を行う。具体的にはUIコントローラ24は、操縦者による操作を受け付けたり、建設機械100の動作状態を操縦者に通知したりするためのモニタ画面をタッチパネル20に表示させる。UIコントローラ24は、モニタ画面の生成のために、センサ群22で計測された数値と、カメラ23で得られる画像と、空調ユニット21の動作状態とを用いる。UIコントローラ24は、モニタ画面に対するタッチ操作による操縦者の操作を、タッチパネル20を介して受け付ける。UIコントローラ24は、受け付けた操作に応じて動作モードの設定及び空調設定を行う。UIコントローラ24は、設定した動作モードをモニタ画面に表すとともに、作業機コントローラ19へと通知する。UIコントローラ24は、空調設定を空調ユニット21へと通知する。
UIコントローラ24はまた、上記のコンピュータが各種の処理を行うに当たって使用する各種のデータを記憶するメモリを備える。
次に以上のように構成された建設機械100の動作について説明する。
さて、建設機械100が通常の動作状態にあるとき、操縦者による操縦デバイス群13の操作に従ってコントロールバルブ群14の複数のコントロールバルブが適宜に状態を変化させる。これにより、油圧アクチュエータ群15に含まれる複数の油圧アクチュエータが適宜に動作する。また、作業機コントローラ19が、ソレノイドバルブ群16、エンジンコントローラ17及びポンプコントローラ18を介して油圧アクチュエータ群15、エンジン11及びポンプユニット12の動作を制御する。これにより、クローラ1a、旋回機構2b及び作業装置3を動作させ、建設機械100の動作状態を変化させる。かくして、これらクローラ1a、旋回機構2b、作業装置3、エンジン11、ポンプユニット12、コントロールバルブ群14、油圧アクチュエータ群15及びソレノイドバルブ群16により、建設機械100の動作状態の変更のために動作する動作ユニットが構成される。
一例として、ブーム3aの上下を操作するために操縦デバイス群13に含まれたレバーがニュートラルであるときには、当該レバーに対応したコントロールバルブは閉じている。このため、ブーム3aを上下させるための油圧アクチュエータは変化せず、ブーム3aも停止している。上記のレバーが操作されると、当該レバーに対応したコントロールバルブは、レバーの変位方向に応じた方向での圧油の流路を、レバーの変位量に応じた開度で生じさせる。このため、ブーム3aを上下させるための油圧アクチュエータは、レバーの変位方向及び変位量に応じた向き及び速度で上下する。
作業機コントローラ19は、上記のような動作が行われる中で、複数の動作モードのそれぞれの設定に応じて、動作の変化のさせ方を変更する。どのような動作モードを有し、その動作モードにどのような選択肢を設定可能であり、かつ設定した選択肢に応じて動作の変化のさせ方をどのように変更するかは、任意である。このように動作の変化のさせ方を変更することは、既存の同種の建設機械においても行われており、例えばそれをそのまま適用できる。なお本実施形態においては、動作モードとして、走行モード、アタッチメントモード、パワーモード及びスローダウンモードの4つを例示する。そして、走行モードの選択肢は、低速モード及び高速モードとする。アタッチメントモードの選択肢は、バケットモード、ブレーカモード及びクラッシャモードとする。パワーモードの選択肢は、プロモード、オールラウンドモード及びエコモードとする。さらにスローダウンモードの選択肢は、オートスローモード及びワンタッチスローモードとする。
かくして作業機コントローラ19は、複数の動作モードに応じた動作状態とするように動作ユニットを制御する動作制御手段として機能する。
動作モードの設定は、UIコントローラ24により行われる。動作モードの設定のためにUIコントローラ24は、内蔵したメモリにモード管理テーブルを記憶している。
図3はモード管理テーブルの内容の一例を模式的に示す図である。図3は、動作モードが上記の具体例である場合に適応するものである。
図3に示すようにモード管理テーブルは、モードコード、モード名、現設定、選択肢数及び複数の選択肢情報の各フィールドを含んだデータレコードの集合である。モードコードは、動作モードのそれぞれを作業機コントローラ19及びUIコントローラ24が識別するためのコードである。モード名は、動作モードのそれぞれを操縦者が識別するための名称である。現設定は、該当する動作モードとして現在設定されている選択肢を識別するための選択肢コードである。選択肢数は、該当する動作モードの選択肢の数である。複数の選択肢情報は、該当する動作モードの選択肢のそれぞれに対応する。選択肢情報は、対応する選択肢についての選択肢コード、選択肢名、通常スイッチのファイル名及び強調スイッチのファイル名を含む。選択肢コードは、選択肢のそれぞれを作業機コントローラ19及びUIコントローラ24が識別するためのコードである。選択肢名は、選択肢のそれぞれを操縦者が識別するための名称である。通常スイッチのファイル名は、後述する通常スイッチとして使用する画像ファイルのファイル名である。強調スイッチのファイル名は、後述する強調スイッチとして使用する画像ファイルのファイル名である。なお、通常スイッチ又は強調スイッチとして使用される画像ファイルは、UIコントローラ24内のメモリに記憶される。
建設機械100が通常の動作状態にあるときにUIコントローラ24は、モニタ画面をタッチパネル20に表示させる。
図4は一例としてのモニタ画面Sc1を示す図である。
モニタ画面Sc1は、メータM1,M2,M3,M4、カメラ画像CI1、メニュースイッチSW1,SW2,SW3,SW4、エアコンスイッチSW5及び状態表示欄F1を含む。
カメラ画像CI1は、カメラ23により得られた画像である。ただし、図4においては、カメラ画像CI1はその外枠のみを示し、内容についての図示は省略している。メータM1〜M4は、センサ群22により計測された値を表す。図4の例では、メータM1〜M4は、燃料残量、尿素水量、エンジン水温及び作動油温度をそれぞれ表す。メニュースイッチSW1〜SW4は、それぞれ異なる動作モードに対応し、その対応する動作モードの設定を表す。図4の例では、メニュースイッチSW1〜SW4は、パワーモード、走行モード、アタッチメントモード及びスローダウンモードにそれぞれ対応する。エアコンスイッチSW5は、空調ユニット21の動作に関わる設定状態を示す。状態表示欄F1は、ライト及びワイパーなどの動作状態などを表す各種のインジケータ、日時、機体情報及びアワーメータなどを示す。
かくして、メータM1,M2,M3,M4、カメラ画像CI1及び状態表示欄F1の各画像は、建設機械の動作状態を表したモニタ画像に相当する。そして、モニタ画面をタッチパネル20に表示させることによりUIコントローラ24は、モニタ画像を表示デバイスとしてのタッチパネル20に表示させる第1の表示制御手段として機能する。
メニュースイッチSW1〜SW4は、各動作モードに関して設定されている選択肢の選択肢情報に記述された通常スイッチの画像ファイル名で特定される画像(以下、通常スイッチ画像と称する)である。UIコントローラ24は、モード管理テーブルの現設定フィールドを参照することにより、各動作モードに関して設定されている選択肢の選択肢コードを判定する。そしてUIコントローラ24は、当該判定した選択肢コードとともに選択肢情報に含まれた通常スイッチのファイル名で特定される画像をメモリから読み出す。図4の例では、パワーモード、走行モード、アタッチメントモード及びスローダウンモードとして、オートモード、低速モード、バケットモード及びオートスローモードがそれぞれ設定されている場合を示す。つまり、メニュースイッチSW1〜SW4としては、オートモード、低速モード、バケットモード及びオートスローモードのそれぞれの通常スイッチ画像が示されている。メニュースイッチSW1〜SW4は、他の表示オブジェクトに重ならない。
かくして、メニュースイッチSW1〜SW4は、それぞれが複数の選択肢のうちの1つを設定可能な複数の動作モードのそれぞれに対応し、当該対応する動作モードの設定状態を表した第1の表示オブジェクトに相当する。そしてモニタ画面をタッチパネル20に表示させることによりUIコントローラ24は、第1の表示オブジェクトを表示デバイスとしてのタッチパネル20に表示させる第2の表示制御手段として機能する。
さて、建設機械100が以上のような通常の動作状態にあるときにUIコントローラ24は、予め定められたタイミング毎にモード変更処理を開始する。当該モード変更処理
をUIコントローラ24が開始するタイミングは、建設機械100の設計者などにより任意に定められてよい。一例として当該タイミングは、UIコントローラ24による上述の動作の制御のための処理が予め定められた状態となったタイミング、あるいは一定時間毎のタイミングとすることが想定される。
図5はUIコントローラ24によるモード変更処理のフローチャートである。なお、この処理の手順は一例であり、同様な結果を得ることが可能であれば、各ステップの処理順序を適宜に入れ替えてもよいし、また他の処理が追加されてもよい。
ステップSa1においてUIコントローラ24は、メニュースイッチSW1〜SW4のいずれかが操作されたことが検知されたか否かを確認する。そしてUIコントローラ24は、当該検知がなされていないならばNOと判定し、モード変更処理を終了する。
さて、操縦者は、パワーモード、走行モード、アタッチメントモード及びスローダウンモードのいずれかについての設定を変更したい場合は、メニュースイッチSW1〜SW4のうちの変更したい動作モードに対応するものにタッチするようにタッチパネル20をタッチ操作する。そうすると、このタッチ操作がタッチパネル20で検知される。当該検知に応じてUIコントローラ24は、ステップSa1にてYESと判定し、ステップSa2へと進む。
ステップSa2においてUIコントローラ24は、タッチ操作されたメニュースイッチに対応する動作モードを変更の対象モードとして決定する。
ステップSa3においてUIコントローラ24は、対象モードに関するメニュースイッチのハイライト表示をONとする。UIコントローラ24は具体的には、対象モードに対応するメニュースイッチを、対象モードに関して設定中の選択肢の選択肢情報に記述された強調スイッチの画像ファイル名で特定される画像(以下、強調スイッチ画像と称する)に置き換える。なお、各動作モードとも、強調スイッチ画像としては、通常スイッチ画像とは見た目が異なる画像が予め用意される。一例として、通常スイッチ画像は、地色がグレー等の淡い色であるのに対し、強調スイッチ画像は、地色が黄色などの鮮やかな色である。かくして、対象モードに対応するメニュースイッチのみが強調スイッチ画像とされて、通常スイッチ画像のままである他のメニュースイッチに対して強調される。
ステップSa4においてUIコントローラ24は、候補スイッチの表示をONとする。UIコントローラ24は具体的には、モード管理テーブルの対象モードに関するデータレコードにおいて、現設定フィールドの選択肢コードとは異なる選択肢コードとともに選択肢情報に含まれた通常スイッチのファイル名で特定される画像を候補スイッチとする。UIコントローラ24は、現設定フィールドの選択肢コードとは異なる選択肢コードが複数存在する場合には、当該複数の選択肢コードのそれぞれに対応する上記の画像をいずれも候補スイッチとする。そしてUIコントローラ24は、対象モードに関するメニュースイッチの下方に並べて候補スイッチを配置する。UIコントローラ24は、候補スイッチは、他の表示オブジェクトの一部に重ねて表示させる。
図6は候補スイッチの表示をONとした状態の一例としてのモニタ画面Sc2を示す図である。図6は、図4に示すモニタ画面Sc1においてメニュースイッチSW1がタッチ操作されたことに応じて、モニタ画面Sc2に対して候補スイッチSW11,SW12の表示をONとした場合である。従って、図6において図4と同一の表示オブジェクトについては図4と同一の符号を付している。なお、図6には示していないが、モニタ画面Sc2においてメニュースイッチSW1はハイライト表示状態である。
かくして候補スイッチは、動作モードの選択肢に対応し、第2の表示オブジェクトに相当する。そして候補スイッチをタッチパネル20に表示させることによりUIコントローラ24は、第2の表示オブジェクトの表示デバイスとしてのタッチパネル20での表示を開始させる第3の表示制御手段として機能する。
なおUIコントローラ24は、タッチパネル20における表示を、モニタ画面Sc1からモニタ画面Sc2へと直接的に変更させてもよいが、モニタ画面Sc1からモニタ画面Sc2へと段階的に遷移させることによりアニメーション表示を行ってよい。例えばUIコントローラ24は、メニュースイッチSW1の下から、候補スイッチSW11,SW12が徐々に伸び出てくる如くタッチパネル20における表示を徐々に変化させる。
ところで、UIコントローラ24は、このモード変更処理とは別の処理によって、異常警報のための警報画像をモニタ画面に重ねて表示させることがある。
図7は警報画像を表示する状態の一例としてのモニタ画面Sc3を示す図である。図7は、図4に示すモニタ画面Sc1に重ねて警報画像AIを表示した場合である。従って、図7において図4と同一の表示オブジェクトについては図4と同一の符号を付している。
かくしてUIコントローラ24は、警報画像を表示デバイスとしてのタッチパネル20に表示させる第5の表示制御手段として機能する。
UIコントローラ24は、予め定められた領域に警報画像を表示する。モード変更処理によりUIコントローラ24が候補スイッチを表示する領域は、警報画像を表示する領域とは重ならないように予め定められる。
ステップSa5においてUIコントローラ24は、表示中の候補スイッチのいずれかが操作されたことが検知されたか否かを確認する。そしてUIコントローラ24は、当該検知がなされていないならばNOと判定し、ステップSa6へと進む。
ステップSa6においてUIコントローラ24は、ステップSa4で候補スイッチの表示をONとしてから予め定められた待機時間が経過するまでの間に候補スイッチの操作が行われない状態が継続したか否かを確認する。そしてUIコントローラ24は、待機時間がまだ経過していないならばNOと判定し、ステップSa5へと戻る。
かくしてUIコントローラ24はステップSa5及びステップSa6においては、候補スイッチが操作されるか、あるいは候補スイッチが操作されないまま待機時間が経過するのを待ち受ける。
さて、操縦者は、表示された候補スイッチのなかで、対象モードとして新たに設定しようとする選択肢に関するものにタッチするようにタッチパネル20の表示画面にタッチする。そうすると、そのことがタッチパネル20で検出される。当該検知に応じてUIコントローラ24は、ステップSa5にてYESと判定し、ステップSa7へと進む。
ステップSa7においてUIコントローラ24は、タッチ操作された候補スイッチに対応する選択肢を指定選択肢として判定する。具体的には、UIコントローラ24は、モニタ画面Sc2における候補スイッチSW11がタッチ操作されたならば、プロモードを指定選択肢として判定する。また、UIコントローラ24は、モニタ画面Sc2における候補スイッチSW12がタッチ操作されたならば、エコモードを指定選択肢として判定する。
ステップSa8においてUIコントローラ24は、メニュースイッチのハイライト表示をOFFし、さらに指定選択肢に関する候補スイッチのハイライト表示をONする。作業機コントローラは、具体的には、メニュースイッチを通常スイッチ画像に戻す。またUIコントローラ24は、指定選択肢に関する候補スイッチを、指定選択肢の選択肢情報に含まれた強調スイッチのファイル名で特定される強調スイッチ画像に変更する。
ステップSa9においてUIコントローラ24は、対象モードの設定を変更する。UIコントローラ24は、具体的には、モード管理テーブルの対象モードに関するデータレコードにおいて、現設定フィールドを指定選択肢の選択肢コードに書き換える。
かくしてUIコントローラ24は、候補スイッチに対するタッチ操作を選択操作として受け付け、この選択操作の対象となった候補スイッチに対応する選択肢を対象モードに設定する設定手段として機能する。
ステップSa10においてUIコントローラ24は、候補スイッチの表示をOFFし、かつ対象モードに関するメニュースイッチを変更する。UIコントローラ24は、具体的には、タッチパネル20で表示するモニタ画面を、候補スイッチを含まない画面とする。さらにUIコントローラ24は、モニタ画面を、対象モードに関する現設定フィールドに記述された選択肢コードとともに選択肢情報に含まれた通常スイッチのファイル名で特定される画像を対象モードに関するメニュースイッチとして含んだ画面とする。
かくしてUIコントローラ24は、第2の表示オブジェクトに相当する候補スイッチのうちの1つの選択操作に応じて、候補スイッチの表示を終了させる第4の表示制御手段として機能する。
そしてUIコントローラ24は、当該モード変更処理を終了する。
図8は対象モードの設定を変更した後の一例としてのモニタ画面Sc4を示す図である。図8は、図6に示すモニタ画面Sc2において候補スイッチSW11がタッチ操作されたことに応じて、パワーモードとしてプロモードを新たに設定した場合である。従って、図8において図4及び図6と同一の表示オブジェクトについては図4及び図6と同一の符号を付している。
なおUIコントローラ24は、タッチパネル20における表示を、モニタ画面Sc2からモニタ画面Sc4へと直接的に変更させてもよいが、モニタ画面Sc2からモニタ画面Sc4へと段階的に遷移させることによりアニメーション表示してもよい。例えばUIコントローラ24は、候補スイッチSW11をメニュースイッチSW1の上に重ねる状態でメニュースイッチSW1の位置までスライドさせることによって、候補スイッチSW11として用いていた画像をメニュースイッチSW1として置き換える。そしてUIコントローラ24は、候補スイッチSW12を、新たなメニュースイッチSW1の下に滑り込ませてゆき、その表示を終了する。
ところでUIコントローラ24は、操縦者がいずれの候補スイッチに対するタッチ操作も行わないまま待機時間が経過したならば、ステップSa6にてYESと判定し、ステップSa11へと進む。なお、UIコントローラ24は、対象モードに関するメニュースイッチに対するタッチ操作が行われたか否かの判断もステップSa6にて行い、当該タッチ操作がタッチパネル20で検知された場合には、ステップSa11へと進むようにしてもよい。
ステップSa11においてUIコントローラ24は、候補スイッチの表示をOFFし、かつメニュースイッチのハイライト表示をOFFする。つまりUIコントローラ24は、今回のモード変更処理を開始した際のモニタ画面に戻す。そしてUIコントローラ24は、当該モード変更処理を終了する。
以上のように建設機械100によれば、操縦者は、例えば図4に示すモニタ画面Sc1のような通常のモニタ画面におけるメニュースイッチSW1〜SW4により、各動作モードの現時点での設定状態を確認できる。また操縦者は、モニタ画面のメニュースイッチSW1〜SW4以外の各種の表示により、建設機械100の動作状態を確認できる。つまり、モニタ画面Sc1のような通常のモニタ画面は、建設機械100が、どのようなモードによって、どのような状態で動作しているかという、建設機械100の動作状況を表示している。
一方で建設機械100は、メニュースイッチSW1〜SW4のいずれかに対するタッチ操作が行われると、そのタッチ操作の対象となったメニュースイッチに並べて候補スイッチを表した、例えば図6に示すモニタ画面Sc2のような操作用のモニタ画面を表示する。つまり、当該操作用のモニタ画面は、建設機械100の動作モードを変更するための操縦者による操作のための表示を、建設機械100の動作状態を表示したままで行っている。
候補スイッチは、動作状態を示す表示オブジェクトに重ねられるが、これにより目視できなくなるのはモニタ画面に示される表示オブジェクトの一部のみである。しかも、候補スイッチの表示は、操縦者が選択肢を指定するための限られた期間のみである。
かくして建設機械100によれば、建設機械100の動作状況の表示と、動作モードの変更のための操縦者による操作のための表示とを、いずれもタッチパネル20で行いながらも、上記操作が行われる間にも操縦者が動作状況を確認可能とすることができる。
(第2の実施形態)
建設機械100が第2の実施形態において第1の実施形態と異なるのは、モード変更処理の内容である。そして構成は第1の実施形態と同様でよいので、ここではその説明を省略する。
第2の実施形態においても、建設機械100が通常の動作状態にあるときにUIコントローラ24は、予め定められたタイミング毎にモード変更処理を開始する。
図9はUIコントローラ24によるモード変更処理のフローチャートである。なお、この処理の手順は一例であり、同様な結果を得ることが可能であれば、各ステップの処理順序を適宜に入れ替えてもよいし、また他の処理が追加されてもよい。また、図9において図5に示される処理と同一の処理については同一の符号を付している。
UIコントローラ24は、ステップSa1〜ステップSa3について第1の実施形態と同様に処理した後、ステップSa21へと進む。
ステップSa21においてUIコントローラ24は、候補スイッチを表さない状態から表した状態へとモニタ画面を変化させるためのアニメーション表示を開始する。このアニメーション表示は、モニタ画面Sc1からモニタ画面Sc2へと遷移させることに関して第1の実施形態において説明したものである。
ステップSa22においてUIコントローラ24は、タッチ操作の対象となっているスイッチが変更されたか否かを確認する。そしてUIコントローラ24は、変更されていないならばNOと判定し、ステップSa23へと進む。
ステップSa23においてUIコントローラ24は、ステップSa21でアニメーション表示を開始してから予め定められた待機時間が経過するまでの間にタッチ操作がなされたままの状態が継続したか否かを確認する。そしてUIコントローラ24は、待機時間がまだ経過していないならばNOと判定し、ステップSa24へと進む。
ステップSa24においてUIコントローラ24は、タッチ操作が終了したか否かを確認する。そしてUIコントローラ24は、タッチ操作が終了していないならばNOと判定し、ステップSa22へと戻る。
かくしてUIコントローラ24は、ステップSa22〜ステップSa24において、タッチ操作の対象となっているスイッチが変更されるか、タッチ操作がなされたままの状態で待機時間が経過するか、あるいはタッチ操作が終了するのを待ち受ける。なお、この待ち受け状態の最中にアニメーション表示が完了する場合もある。
さて操縦者は、対象モードの設定を変更するためには、タッチパネル20のタッチ操作を継続したままで、選択しようとする候補スイッチをタッチ操作するようにタッチ位置を変更する。これによりタッチ操作の対象となるスイッチが変更された場合には、UIコントローラ24はステップSa22にてYESと判定し、ステップSa25へと進む。
ステップSa25においてUIコントローラ24は、変更前にタッチ操作されていたスイッチのハイライト表示をOFFとするとともに、変更後の新たにタッチ操作されたスイッチのハイライト表示をONとする。そしてUIコントローラ24は、こののち、ステップSa22〜ステップSa24の待ち受け状態に戻る。従って、操縦者が上述の様にタッチ位置を変えて行く中でタッチ操作の対象となるスイッチが変われば、そのスイッチがハイライト表示される。
UIコントローラ24は、タッチ操作が終了したならば、ステップSa24にてYESと判定し、ステップSa26へと進む。
なお、UIコントローラ24は、タッチパネル20に対するタッチ操作が継続されていても、そのタッチ位置が対象モードのメニュースイッチ及び候補スイッチではなければ、ステップSa24にてYESと判定する。この場合、操縦者がタッチ位置をメニュースイッチの位置から候補スイッチの位置まで変化させる過程で、メニュースイッチ及び候補スイッチではない領域を経由することは許容されない。
ただし、UIコントローラ24は、タッチ操作がタッチパネル20で検出されなくなったことに応じて、ステップSa24にてYESと判定してもよい。このようにすれば、操縦者がタッチ位置をメニュースイッチの位置から候補スイッチの位置まで変化させる過程で、メニュースイッチ及び候補スイッチではない領域を経由することを許容することとなる。
ステップSa26においてUIコントローラ24は、アニメーション表示を停止する。なお、アニメーション表示が既に完了している場合には、UIコントローラ24はここでは何も行わない。しかし、アニメーション処理が完了していない場合は、アニメーション処理の途中で候補スイッチの表示状態を固定する。ただしUIコントローラ24はここでは、アニメーション表示が完了していない場合は、完了するのを待ち受けるようにしてもよい。
図10はアニメーション処理が完了していない状態でタッチ操作が終了された場合における一例としてのモニタ画面Sc5を示す図である。図10は、図4に示すモニタ画面Sc1から図6に示すモニタ画面Sc2への遷移をアニメーション表示により行う途中でタッチ操作が終了された場合である。従って、図11において図4及び図6と同一の表示オブジェクトについては図4及び図6と同一の符号を付している。
ステップSa27においてUIコントローラ24は、タッチ操作が終了される直前のタッチ対象が候補スイッチであるか否かを確認する。そしてUIコントローラ24は、候補スイッチに対するタッチ操作が行われている状態からタッチ操作が終了されたのであるならばYESと判定し、ステップSa28へと進む。
さて操縦者は、選択しようとする候補スイッチまでタッチ位置を変更させたのち、タッチ操作を終了する。したがってUIコントローラ24は、このような操縦者の動作に応じては、ステップSa27からステップSa28へと進むこととなる。
ステップSa28においてUIコントローラ24は、タッチ操作が終了される直前のタッチ対象となっていた候補スイッチに対応する選択肢を指定選択肢として判定する。そしてUIコントローラ24はこののち、ステップSa9以降の処理を第1の実施形態と同様に実行する。
かくしてUIコントローラ24は、候補スイッチに対するタッチ操作を終了する操作を選択操作として受け付け、この選択操作の対象となった候補スイッチに対応する選択肢を対象モードに設定する設定手段として機能する。
一方、UIコントローラ24は、タッチ操作が終了される直前のタッチ対象が候補スイッチ以外であるならば、ステップSa27にてNOと判定し、ステップSa5へと進む。そしてUIコントローラ24は、ステップSa5以降の処理を第1の実施形態と同様に実行する。
なお、操縦者がタッチ操作を継続したままの状態で待機時間が経過したならば、UIコントローラ24はステップSa23にてYESと判定し、ステップSa29へと進む。
ステップSa29においてUIコントローラ24は、候補スイッチの表示をOFFし、かつハイライト表示となっているスイッチのハイライト表示をOFFする。つまりUIコントローラ24は、今回のモード変更処理を開始した際のモニタ画面に戻す。そしてUIコントローラ24は、当該モード変更処理を終了する。
ただし、ステップSa23及びステップSa29の処理は、行わなくてもよい。
かくして第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様な効果を得ることができる。
また第2の実施形態の建設機械100では、操縦者が、メニュースイッチSW1〜SW4のいずれかへのタッチ操作を開始すると、候補スイッチを表示するためのアニメーション表示が開始される。そして操縦者が、タッチ操作を継続したまま、候補スイッチをタッチ対象とするようにタッチ位置を変化させた上で、タッチ操作を終了すると、対象モードとして上記の候補スイッチに対応する選択肢が設定される。従って操縦者は、タッチパネル20の画面上で指をスライドさせる操作によって動作モードの設定を変更できる。
また第2の実施形態の建設機械100では、候補スイッチの表示を開始した後、候補スイッチに対するタッチ操作が行われない状態でタッチ操作が終了された場合には、そのまま候補スイッチの表示を継続する。そして候補スイッチに対するタッチ操作が改めてなされた場合に、そのタッチ操作の対象となった候補スイッチに対応する選択肢が対象モードとして設定される。従って、操縦者は、所望の候補スイッチへのタッチ操作を行う前に誤ってタッチ操作を終了してしまったとしても、既に表示されている候補スイッチへのタッチ操作により、その候補スイッチに対応する選択肢を指定でき、メニュースイッチへのタッチからやり直す必要がない。
以上、本発明の第1及び第2の実施形態等について説明したが、本発明はこれら実施形態等に限るものではない。
例えば、前述の各実施形態では、油圧ショベルタイプの建設機械100を例示しているが、各種クレーン車、ブルドーザ、あるいは路面清掃車などの様々なタイプの自走式の建設機械、さらには自走機能を持たない建設機械において同様に実施が可能である。
入力デバイスとしては、グラフィカルユーザインタフェースの入力部として用いることが可能なものであればよく、ジョイスティックなどの別のタイプのデバイスを用いてもよい。
このほか、本発明の趣旨を逸脱することなく種々の変形ができることは、もちろんである。
100…建設機械、1…下部走行体、1a…無限軌道(クローラ)、2…上部旋回体、2a…キャビン、2b…旋回機構、3…作業装置、3a…ブーム、3b…アーム、3c…アタッチメント、11…エンジン、12…ポンプユニット、13…操縦デバイス群、14…コントロールバルブ群、15…油圧アクチュエータ群、16…ソレノイドバルブ群、17…エンジンコントローラ、18…ポンプコントローラ、19…作業機コントローラ、20…タッチパネル、21…空調ユニット、22…センサ群、23…カメラ、24…ユーザインタフェースコントローラ(UIコントローラ)。

Claims (2)

  1. 建設機械であって、
    前記建設機械の動作状態の変更のために動作する動作ユニットと、
    表示デバイスと、
    前記表示器の表示画面上での操作を入力する入力デバイスと、
    前記建設機械の動作状態を表したモニタ画像を前記表示デバイスに表示させる第1の表示制御手段と、
    それぞれが複数の選択肢のうちの1つを設定可能な複数の動作モードのそれぞれに対応し、当該対応する動作モードの設定状態を表した複数の第1の表示オブジェクトを前記モニタ画像に重ねることなく、かつ、前記モニタ画像が前記表示デバイスに表示された状態で、前記表示デバイスに表示させる第2の表示制御手段と、
    前記第1の表示オブジェクトのうちの1つを選択する選択操作が前記入力デバイスにより検出されたことに応じて、当該選択操作の対象となった前記第1の表示オブジェクトに並べつつ前記表示デバイスに表示された前記モニタ画像の一部に重ねて、当該第1の表示オブジェクトに対応する前記動作モードの複数の選択肢の少なくとも一部にそれぞれ対応する第2の表示オブジェクトの前記表示デバイスでの表示を開始させるとともに、前記モニタ画像が前記表示デバイスに表示された状態で、前記第2の表示オブジェクトが、当該第1の表示オブジェクトの下から徐々に伸び出ることにより、前記第2の表示オブジェクトの前記表示デバイスでの表示を変化させる第3の表示制御手段と、
    前記第2の表示オブジェクトのうちの1つの選択操作が前記入力デバイスにより検出されたことに応じて、当該選択操作の対象となった前記第2の表示オブジェクトに対応する前記選択肢を、前記選択操作の対象となった前記第1の表示オブジェクトに対応する前記動作モードとして設定する設定手段と、
    前記建設機械を前記設定手段で決定された前記複数の動作モードに応じた動作状態とするように前記動作ユニットを制御する動作制御手段と、を具備した建設機械。
  2. 前記第2の表示オブジェクトのうちの1つの選択操作が前記入力デバイスにより検出されたことに応じて、前記第2の表示オブジェクトの前記表示デバイスでの表示を終了させることに加えて、
    前記第2の表示オブジェクトのうちの1つの選択操作が前記入力デバイスにより検出されず、かつ、一定の待機時間が経過したことに応じて、前記第2の表示オブジェクトの前記表示デバイスでの表示を終了させる第4の表示制御手段、をさらに備えた請求項1に記載の建設機械。
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