JP2007229956A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示言語を容易に切り替えることを可能とする画像形成装置を提供する。
【解決手段】プリンタ13は、操作パネル11、プリンタコントローラ14、プリンタエンジン12から構成されている。プリンタコントローラ14は、ホストI/F2、プログラムROM3、フォントROM4、パネルI/F5、CPU6、RAM7、NV−RAM8、エンジンI/F9、オプションRAM10から構成される。ユーザモードの表示言語の切り替えを実施した時に、サービスモードでも参照可能な記憶領域に切り替え情報を記憶し、後にサービスモードに切り換わった時に、サービスモードで同情報を参照し、サービスモードでの表示言語の切り替えを可能とする。
【選択図】図3
【解決手段】プリンタ13は、操作パネル11、プリンタコントローラ14、プリンタエンジン12から構成されている。プリンタコントローラ14は、ホストI/F2、プログラムROM3、フォントROM4、パネルI/F5、CPU6、RAM7、NV−RAM8、エンジンI/F9、オプションRAM10から構成される。ユーザモードの表示言語の切り替えを実施した時に、サービスモードでも参照可能な記憶領域に切り替え情報を記憶し、後にサービスモードに切り換わった時に、サービスモードで同情報を参照し、サービスモードでの表示言語の切り替えを可能とする。
【選択図】図3
Description
本発明は、画像形成装置に関し、特に表示言語切り替えを行う画像形成装置に関する。
例えば、日本人が使用する日本人向けの機器が外国で使用される等、その機器の仕向け地以外の国で使用するような場合が従来から多々ある。機器によっては通常ユーザが使用する機器の状態(以後ユーザモードと称す)においては、操作パネルの表示言語を例えば英語などに切り替えることが可能な機器が製品化されている。例えば、ユーザが表示言語を切り替え、又は戻す時に便利なように、言語の国名を英語に統一する、若しくはキー操作ですべての言語に切り替え可能にする技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、複合機においてプリンタ、FAX等、アプリ毎に表示言語の切り替えの有効/無効の設定を可能とし、有効なアプリのみ言語の切り替えを可能とする技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−254775号公報
特開2002−120444号公報
しかしながら、上記のように、その機器の仕向け地以外の国で使用するような場合に、機器が故障した時には、問題が生じる。上記どの技術も、ユーザが機器を使用する上での言語切り替えの利便性を高めることに限定されており、サービスマンが修理などのために必要な情報を得るためのモード(以後サービスモードと称す)の言語切り替えを可能とすることは出来なかった。このため、現地のサービスマンでは操作パネルなどに表示される言語を理解することが出来ず、修理が困難であった。また、修理が困難なため、日本等生産国へ機器を送り返して修理するといった方法を取るしかなく、費用、手間等の負担が大きかった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、表示言語を容易に切り替えることを可能とすることで、その機器の仕向け地位外の国に設置し使用している場合に機械が故障しても、設置国にて修理対応可能とすることを目的としている。
請求項1記載の発明は、操作指示を行う操作手段と、前記操作手段に設けられ、操作処理内容を表示する表示手段と、前記表示手段に表示される、操作処理目的に応じて異なる1以上の動作モードと、前記動作モードを切り替える動作モード切り替え手段と、前記動作モードにて動作中に、前記表示手段に表示される言語を選択切り替える第1の言語切り替え手段と、前記第1の言語切り替え手段に応じて、他の動作モードにて表示される言語も同じ言語に切り替える第2の言語切り替え手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の装置において、前記異なる1以上の動作モードは、画像形成処理等通常の操作を可能とするユーザモードと、画像形成装置の修理等、通常では設定変更できない部分を変更操作可能とするサービスモードと、の二つの動作モードであることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の装置において、特定の操作によりロック解除し、サービスモードでの操作を可能とする操作制限手段を備えることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の装置において、前記サービスモードにて動作中に、所定の操作により表示される言語を切り替える第3の言語切り替え手段を備える。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の装置において、前記第3の言語切り替え手段に応じ、前記ユーザモードにて表示される言語もサービスモードと同じ言語に切り替える第4の言語切り替え手段を備えることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項4記載の装置において、前記第3の言語切り替え手段により、前記サービスモードにおける表示言語が切り替えられた場合でも、前記ユーザモードにて動作中に表示される言語は変更されないことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項2から6のいずれか1項に記載の装置において、前記サービスモード専用の設定一覧などを記述したシートを出力する出力手段と、前記サービスモードで表示されている言語に従って、前記シートに記述される言語を同言語に切り替えて出力する出力言語切り替え手段と、を備えることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項2から7のいずれか1項に記載の装置において、前記ユーザモードで選択されている表示言語を優先表示言語として記憶する優先表示言語記憶手段と、前記サービスモードにて表示される言語を、前記優先表示言語以外の言語に切り替えられても、一旦電源をOFFし、再度ONにした場合に、前記記憶されている優先表示言語に戻して表示する第1の優先表示手段と、を備えることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項2から8のいずれか1項に記載の装置において、前記ユーザモードで選択されている表示言語を優先表示言語として記憶する優先表示言語記憶手段と、前記サービスモードにて表示される言語を、前記優先表示言語以外の言語に切り替えられても、所定の時間経過後に優先表示言語に戻して表示する第2の優先表示手段と、を備えることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項2から9のいずれか1項に記載の装置において、前記ユーザモードで選択されている表示言語を優先表示言語として記憶する優先表示言語記憶手段と、前記優先表示言語に戻す特定のスイッチを設け、前記サービスモードにて、表示される言語を前記優先表示言語以外の言語に切り替えていた場合、前記スイッチの操作により優先表示言語に戻る第3の優先表示手段と、を備えることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項6から10のいずれか1項に記載の装置において、前記各優先表示手段は、選択可能であることを特徴とする。
本発明によれば、機器の仕向け地以外の国に設置し、使用中に機器が故障した場合でも、表示言語を切り替えられるため、設置している国において修理可能となる。
以下に、本発明の実施形態に係る画像形成装置を、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の一つであるレーザープリンタ13の基本的構成ブロック図である。プリンタ13は、操作パネル11、プリンタコントローラ14、プリンタエンジン12から構成されている。なお、ホストPC1はプリンタ13の構成ではないが、本実施形態の説明で用いるため、プリンタ13の外部に示されている。
プリンタコントローラ14は、その時設定されている制御モード及びホストPC1からの制御コードに従ってホストPC1からの印字データをビデオデータに変換してプリンタエンジン12へ出力する制御機構の総称である。ホストI/F2、プログラムROM3、フォントROM4、パネルI/F5、CPU6、RAM7、NV−RAM8、エンジンI/F9、オプションRAM10から構成される。
ホストI/F2は、ホストPC1からプリンタへの制御信号およびデータ、及びプリンタからホストへのステータス信号のインターフェースである。CPU6は、プログラムROM3に従ってホストからのデータ(印字データ,制御データ)を処理する。RAM7は、CPU6が処理する時のワークメモリ、ホストからのデータをページ単位に管理して一時記憶するバッファ、及びバッファに記憶されたデータを実際の印字パターンに変換し、ビデオデータを記憶するビットマップメモリ等に使われる。NV−RAM8は、電源を切っても保持したいデータを格納しておく為の不揮発性RAMである。プログラムROM3は、コントローラ14内でのデータの処理、管理や、周辺モジュールを制御する為のプログラムが格納されている。フォントROM4は、印字に使用されるさまざまな種類のフォントを有する。
エンジンI/F9は、コントローラからプリンタエンジン12への制御信号やビデオ信号、及びプリンタからコントローラへのステータス信号のインターフェースである。プリンタエンジン12は、コントローラ14からのビデオ信号および制御信号により感光体上に静電潜像を作り、現像し、また給紙部より転写紙を給紙し、転写及び定着し、画像を形成する。操作パネル11は、プリンタ13の状態を示す表示部、及びプリンタ13のモード、フォント等を切り替えるスイッチ部からなる。パネルI/F5は、コントローラ14と操作パネル11とのインターフェースである。
次に図1を用いて画像形成装置の基本的なデータ処理の概要を説明する。ホストI/F2を通してホストPC1から送られてきたデータは、CPU6がプログラムROM3上のデータ解析プログラムにしたがって解析し、印字データおよび印字制御データ(SP,CR,LF,HT,VT,…等)とその他に分けられる。印字データおよび印字制御データは、RAM7上の受信バッファに一旦記憶される。一旦記憶された受信データは、プログラムROM3上の制御プログラムが一つづつ取り出して、その処理を行う。例えば、取り出したデータが文字コードであれば、印字位置、印字サイズ、文字コード、フォント情報等を備えた中間コードを作成し、RAM7上に設けられた中間バッファに収納する。制御コードや、エスケープシーケンス等のコマンドであった場合、それらに予め定義された処理を行う。
例えば、印字位置の指定であったら、次に来た文字コードの位置を指定された位置にする、フォントの変更であった場合は、次に来た文字コードのフォント情報を指定されたフォントにする、といった具合に処理を行う。このように、ホストPC1からのプリント命令の処理を行うか、または処理を行ったデータが1ページ分を超えたら、次に中間バッファに貯えられた中間コードを、制御プログラムにしたがって、ビデオデータに変換する処理を行う。変換が終了したら、コントローラ14はエンジンI/F9を通してプリンタエンジン12にプリントスタートの命令を出し、それに同期してビデオデータを転送する。以上のような一連の流れで、ホストPC1からの印字データがプリンタエンジンを介して印字される。
以下に、本発明の実施形態に係る表示言語切り替えについて説明する。まず、基本的な各モード(ユーザモード、サービスモード)と表示言語の関係について図2を用いて説明する。図2は、通常ユーザが使用する装置の状態に関する情報を得るモード(ユーザモード)と、サービスマン等が修理などのために必要な情報を得るためのモード(サービスモード)プログラムと、その周辺モジュールを示す機能ブロック図である。
通常電源をONにして画像形成装置を起動させると、ユーザモードプログラム(UP)18が起動し、ホストPC1等からの入力データに対して画像処理を施し、画像出力を実施する事が可能な状態となる。この状態で、パネル操作部16からユーザが実施可能な各種動作モードの設定変更操作を行うことが可能である。動作モードを変更した内容は、不揮発性メモリの一つであるユーザモードNV−RAM20や、サービスモードNV−RAM21に保存される。以後はNV−RAM20、21に保存された内容に従って、ユーザモードプログラムの動作モードが確定する。なお、ユーザモードプログラム18では、UP文字列データ群23として、日本語の他、英国語、米国語、フランス語等があり、希望により表示言語を変更することが出来る。
一方、ユーザモードが起動した状態から、パネル制御部16などからサービスマンのみ可能な操作によりサービスモードに切り替えることが可能である。同切り替えによって、サービスモードプログラム(SP)19が起動する。また別の手段として、電源起動時にパネル制御部1などからサービスマンのみ可能な操作によりユーザモードで起動せずにサービスモードで起動させることも可能である。この方法は、故障などによりユーザモードが正常に起動せず、ユーザモードからサービスモードに切り替えることが不可能な場合などに有効な手段である。サービスモードでもパネル操作部16などから各種動作モードの設定変更を行うことが可能であり、動作モードを変更した内容は、サービスモードNV−RAM21に保存される。以後は、同NV−RAMに保存された内容に従ってサービスプログラムの動作モードが確定する。なお、SP文字列データ24には、日本語しかなく、装置の設置国で修理が出来ないといった問題が生じる。
そこで、本発明に係る各実施形態では、サービスモードにおいて表示言語を切り替えることを可能とした。以下、図を用いて詳述する。図3は、本実施形態に係る各モードプログラムに関する構成ブロック図である。従来は、ユーザプログラムで動作中に表示言語を切り替える事が可能なように、ユーザプログラム用の文字列データを各国語分用意されている(UP文字列データ群23)。一方で、サービスモード用の文字列データは仕向け地用の文字列データしか用意されていない(図2、SP文字列データ24)。例えば、日本国内向けの機器においては日本語のみ、諸外国向けは英語のみといった状況である。そこで、サービスモードで使用する文字列データを各国語分用意し(図3、SP文字列データ群26)、サービスモードプログラム19に組み込む。各国語の文字列を切り替える仕組みはユーザモードで実施している方法と同様である。
次にサービスモードにおいて、表示言語を切り替える手段について説明する。ユーザモードで動作中の操作パネル11から表示言語を切り替える手段は現状の機器でも実施しているが、例えば、現状の操作方法と同じ手段でユーザモードの表示言語の切り替えを実施した時に、サービスモードでも参照可能な記憶領域に切り替え情報を記憶し、後にサービスモードに切り換わった時に、サービスモードで同情報を参照することが可能であれば、サービスモードでの表示言語の切り替えは可能である。
ユーザモードで動作中に動作モードの設定変更を行った場合には、サービスモードで参照している不揮発性メモリの一つであるサービスモードNV−RAM21に設定値を保存し、また起動時などに参照することのと同様な手段で、ユーザモードにおける表示言語を同領域に保存、及び参照することは可能である。
ここでは、サービスモードNV−RAM21上に表示言語保存領域27を設けている(図3参照)。ユーザモードで表示言語の設定変更を行った場合には、表示言語保存領域27の設定値(保存値)を書き換えることにより表示言語を切り替える。例えば、初期値は設定値1(図3、SP文字列データ群26の1.日本語文字列)、つまり日本語設定とし、電源起動時にユーザプログラムは同領域を参照し日本語表示で起動する。この状態でサービスモードに切り替えると、サービスモード起動時に、やはり同領域を参照し日本語表示でサービスモードが起動する。ユーザモードで言語を例えばフランス語に切り替えた場合には表示言語保存領域27の値を4(フランス語)に書き換える(図3参照)。この状態でサービスモードに切り替えた場合にはサービスモード起動時に、やはり同領域(表示言語保存領域27)を参照しフランス語でサービスモードが起動する。他の言語に関しても同様な手段で切り替えが可能である。
ここで、サービスモードの表示言語を切り替える必要が生じるということは、装置に何らかの異常、または故障が発生した時が想定されるが、そのような状態の装置においては、ユーザモードが正常に起動しない可能性がある。正常に起動しない場合、パネル操作が正常に動作しない可能性もあり、上記実施形態では、サービスモードの表示言語を切り替えることも出来なくなってしまう。しかし、ユーザモードが正常に起動しない場合でも、サービスモードが動作する可能性はあり、また、現在の製品においてもサービスマンの特殊な操作により電源起動時にサービスモードで立ち上げる機能も持っているため、同手段によりユーザモードでは正常に起動しない場合でもサービスモードで起動させることが可能なケースは少なくない。従って、サービスモードにおいて表示言語を切り替えることが可能になれば上記課題も解消する場合が多くなる。そこで、次に上記課題を解消する本発明の他の実施形態に係る表示言語切り替え手段について図4を用いて説明する。
図4は、本実施形態に係る表示言語切り替え手段を示す構成ブロック図である。サービスモードの諸操作で様々な動作モードの設定変更を行っているように、パネル表示部17等に、同様な手段で表示言語の切り替え項目を追加することが考え得る。同項目により、サービスモードの表示言語の設定変更が指示された場合、図4のサービスモードNV−RAM21に設けられた表示言語保存領域27の設定値を書き換えれば良い。例えば、サービスモードの表示言語切り替え操作により、英国語に切り替え指示された場合、同領域27の設定値を2に書き換える。この状態では、サービスモードプログラム19同領域27を参照し英国語で起動する。
上記実施形態では、サービスモードでの表示言語の切り替え方法に関して説明したが、ユーザモードでの表示言語の切り替えが出来ない状態では、例えば、電源起動時にユーザモードにて何らかのメッセージが表示されていてもサービスマンにはそのメッセージが理解できず、表示言語の切り替えも出来ないといった状況に陥る可能性もある。そこで、サービスモードで表示言語を切り替えることにより、ユーザモードの表示言語も切り替えることが可能となれば、ユーザモードで表示されたメッセージもサービスマンによって確認することが可能となる。
以下本発明の実施形態について図5を用いて説明する。ここではユーザプログラム18の動作に着目する。図5は、本実施形態に係る表示言語切り替え手段の構成ブロック図である。サービスモードにおける表示言語の切り替えによって書き換えられるサービスモードNV−RAM21に設けられた表示言語保存領域21の設定値を、ユーザモードプログラム18の方でも参照し表示言語を決定することで、ユーザモードでの表示言語もサービスモードでの切り替えに従って切り替えることが可能となる。例えば、サービスモードの表示言語切り替え操作により、英国語に切り替え指示された場合、上記図4を用いて説明した実施形態により、同領域27の設定値は2に書き換えられる。その状態でユーザモードでの起動を試みると、ユーザモードプログラム18は同領域27を参照し英国語表示で起動処理が実施され、エラーの発生により正常に起動できなかった場合にもその原因を示す表示などは英国語で表示されるようになる。
故障の修理のため、サービスマンがサービスモードの表示言語の切り替えを実施したとして、修理時にはユーザモードの言語も切り換わる方が便利であるが、修理が終了した場合は、少なくともユーザモードは元の表示言語に戻す必要がある。しかし、サービスモードに関しては、ユーザは使用しないモードであるため、切り替えられた表示言語のままであっても問題はない。また、次の修理、点検などを行う場合に、ユーザモードの表示は切り替える必要がなく、サービスモードの表示言語だけ切り替えが必要なケースも十分発生し得る。そのような場合では、サービスモードの表示言語のみが切り替えられたまま状態が保持されていれば、次に修理、点検を行うときには、作業開始時に表示言語の切り替えを実施し、終了後に表示言語を戻すといった操作を繰り返す必要がなくなる。そこで、以下に本発明の他の実施形態に係るユーザモード、サービスモードどちらか一方で表示言語切り替えを実施した場合に、他方の表示言語は切り換わらない表示言語切り替え手段について説明する。
図6は、本実施形態に係る表示言語切り替え手段の構成ブロック図である。ここでは、ユーザモードプログラム18の不揮発性の記憶領域であるユーザモードNV−RAM20上に、UP表示言語保存領域25を設けており、ユーザモードプログラム18の表示言語の設定値を保存する。ユーザモードの表示言語の切り替えが指示された場合、ユーザモードNV−RAM20上のUP表示言語保存領域25の方に設定値を書き込むように処理を変更することとなる。ユーザモードプログラム18動作中の場合は、サービスモードNV−RAM21上の記憶領域から表示言語の設定値を読み出す実施形態を上述したが、ここではユーザモードNV−RAM20上に設けられたUP表示言語保存領域25から設定値を読み出す。
一方サービスモードでの表示言語の切り替えは、サービスモードNV−RAM21に設けられた表示言語保存領域27の設定値を書き換えにより行う。サービスモード動作時には、同領域27の設定値を参照して表示言語を設定する。例えば、初期状態ではユーザモードNV−RAM20上のUP表示言語保存領域25、及びサービスモードNV−RAM21に設けられた表示言語保存領域27はどちらも日本語である「1」が書き込まれた状態にあるとする。この状態では、ユーザモード、サービスモード共に日本語の表示がされる。この状態から、サービスモードにて表示言語をドイツ語(「5」)に切り替えた場合、サービスモードNV−RAM21に設けられた表示言語保存領域27の設定値には5が書き込まれるが、ユーザモードNV−RAM20上のUP表示言語保存領域25は日本語である「1」が書き込まれた状態で保持される。これにより、ユーザモードで起動した場合は日本語で表示され、サービスモードで起動した場合はドイツ語で表示がされる。
次に、サービスマンが修理、点検する場合に参考にするのは、画面の表示のみでなく、サービスモードでのみ出力可能な設定値、調整値などの一覧が記述されたレポートやエラー履歴などの一覧であることも考え得る。従来は、サービスモードでレポート類の出力を指示されると、サービスモードプログラム19の処理に従って、サービスモードNV−RAM21に保存された必要な情報を集めて、同情報をサービスモード文字列として用意されているSP文字列データ24(図2)を使用してレポートを作成し出力していた。図2の例では、日本語で作成出力される。
そこで、以下に本発明の実施形態に係る出力言語切り替え手段について図3を用いて説明する。サービスモードでレポート類の出力を指示されると、サービスモードプログラム19の処理に従って、サービスモードNV−RAM21に保存された必要な情報を集めるが、表示言語は、サービスモードNV−RAM21に設けられた表示言語保存領域27の設定値を参照して確定する。同設定値に従って、サービスモード文字列として用意されているSP文字列データ群26の中から該当する文字列データを選択し、同文字列データを使用してレポートを作成し出力する。例えば、サービスモードの表示言語が米国語であった場合、サービスモードNV−RAM21に設けられた表示言語保存領域の設定値は「3」となっている。その状態でレポートの出力指示が来た場合は、SP文字列データ群26の中から「3.米国語文字列」のデータを選択しレポートを作成し出力する。これにより、サービスモードでの表示言語に連動して同レポート類の出力言語も切り換わることが可能となる。
次に、サービスモードにおいて表示言語の切り替えを実施し、ユーザモードの表示言語も切り換わった状態となったときに、例えば、サービスマンが表示言語を戻すことを忘れそのまま帰ってしまった場合等、ユーザモードの表示言語がユーザには理解できない言語のままとなってしまう事態が発生する可能性がある。そこで、以下のような実施形態が考え得る。
図7は、本発明に係る実施形態の構成ブロック図である。ユーザモードプログラム18から表示言語切り替えを実施した場合は、サービスモードNV−RAM21上の表示言語保存領域27の設定値書き換えを行う。同領域27に保存された設定値に該当する表示言語が、優先表示言語となる。次に同設定値をRAM22上にも設けられたRAM表示言語保存領域28にコピーする。ここでは、ユーザモードプログラム18動作時、サービスモードプログラム19動作時のいずれの場合も、NV−RAM20、21上の言語保存領域を参照せずに、RAM表示言語保存領域28を参照して、表示言語を確定する。
次にサービスモードで表示言語の切り替えの操作を行なわれたときは、サービスモードNV−RAM21上の言語保存領域の設定値は書き換えずに、RAM22上に設けられたRAM表示言語保存領域28の設定値を書き換える。この時点で、サービスモードNV−RAM21上の言語保存領域27の設定値は、引き続き優先表示言語が保持されており、RAM表示言語保存領域にはサービスモードで切り替え指示された表示言語が保持されている。実際の表示の方は、前述の通り、RAM表示言語保存領域28の設定値を参照して表示されるため、サービスモードで切り替え指示された表示言語が表示される。
次に、電源起動時の処理について説明する。電源起動時に動作する初期化プログラムに、サービスモードNV−RAM21上の言語保存領域27の設定値をRAM22上に設けられたRAM表示言語保存領域28にコピーする処理を追加する。
以上の構成の他、新たな処理を加えた実施形態を以下に説明する。まず、電源再起動の前に装置が操作されずに暫く放置された時点で自動的に優先表示言語に戻る実施形態を図8、9、10を用いて説明する。本実施形態では、時間をカウントするためのカウンタCtをRAM22上に設ける。この初期値Nはタイムアウトする時間に応じて適切な値を検討し、例えばユーザモードプログラム18のデータ部等に所持することが考え得る。図8は本実施形態に係る電源起動時の処理に関するフローチャートである。電源が起動し(ステップS21)、初期化プログラムが起動すると(ステップS22)、サービスモードNV−RAM21上の言語保存領域の設定値をRAM22上にも設けられたRAM表示言語保存領域28にコピーする(ステップS23)。その後は他の初期化処理が実施される(ステップS24)。従って、起動時は優先表示言語で表示される。
図9は、サービスモードにてパネル操作が行なわれた時のフローチャートである。サービスモードでパネルの操作が行なわれると(ステップS1)、割り込みプログラムが起動するが(ステップS2)、その割り込み処理中で、CtをN(初期値)で初期化する(ステップS3)。図10はサービスモード動作中におけるタイマー割り込み処理のフローチャートである。タイマー割り込みが発生する度に(ステップS11)、カウンタCtの値を−1する(ステップS12)。従って、タイマー割り込みの間隔と、初期値Nの大きさの関係でCtが0になるまでの時間が確定される。次にCtが0になっていないかチェックし(ステップS13)、0となったら(ステップS13/Yes)サービスモードNV−RAM21上の言語保存領域27の設定値をRAM22上にも設けられたRAM表示言語保存領域28にコピーする(ステップS14)。以上により、サービスモードにて何らかのパネル操作が行なわれる度に、カウンタCtはNに初期化され、所定の時間パネル操作をしないとカウンタCtが0となりRAM表示言語保存領域28の設定値が優先表示言語に初期化される。この時点で、表示言語は優先表示言語での表示に戻る。
また、サービスマンが表示言語を変更し、作業終了後に優先表示言語に戻す際に、電源を落とさずに、しかも簡単に、間違えることなく優先表示言語に戻すことが可能な実施形態も考え得る。新たなスイッチを設け、同スイッチが操作されたときに、他の一般的なスイッチと同様に、割り込みプログラムを起動させる。同割り込みプログラムでは、サービスモードNV−RAM21上の言語保存領域27の設定値をRAM22上にも設けられたRAM表示言語保存領域28にコピーする。これにより、電源を落とさずに、表示言語を優先表示言語での表示に戻すことが可能となる。
以上、本発明を好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
1 ホストPC
2 ホストI/F
3 プログラムROM
4 フォントROM
5 パネルI/F
6 CPU
7 RAM
8 NV−RAM
9 エンジンI/F
10 オプションRAM
11 操作パネル
12 プリンタエンジン
13 レーザープリンタ
14 プリンタコントローラ
16 パネル制御部
17 パネル表示部
18 ユーザモードプログラム(UP)
19 サービスモードプログラム(SP)
20 ユーザモードNV−RAM
21 サービスモードNV−RAM
23 UP文字列データ群
24 SP文字列データ
25 UP表示言語保存領域
26 SP文字列データ群
27 表示言語保存領域
28 RAM表示言語保存領域
2 ホストI/F
3 プログラムROM
4 フォントROM
5 パネルI/F
6 CPU
7 RAM
8 NV−RAM
9 エンジンI/F
10 オプションRAM
11 操作パネル
12 プリンタエンジン
13 レーザープリンタ
14 プリンタコントローラ
16 パネル制御部
17 パネル表示部
18 ユーザモードプログラム(UP)
19 サービスモードプログラム(SP)
20 ユーザモードNV−RAM
21 サービスモードNV−RAM
23 UP文字列データ群
24 SP文字列データ
25 UP表示言語保存領域
26 SP文字列データ群
27 表示言語保存領域
28 RAM表示言語保存領域
Claims (11)
- 操作指示を行う操作手段と、
前記操作手段に設けられ、操作処理内容を表示する表示手段と、
前記表示手段に表示される、操作処理目的に応じて異なる1以上の動作モードと、
前記動作モードを切り替える動作モード切り替え手段と、
前記動作モードにて動作中に、前記表示手段に表示される言語を選択切り替える第1の言語切り替え手段と、
前記第1の言語切り替え手段に応じて、他の動作モードにて表示される言語も同じ言語に切り替える第2の言語切り替え手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記異なる1以上の動作モードは、画像形成処理等通常の操作を可能とするユーザモードと、画像形成装置の修理等、通常では設定変更できない部分を変更操作可能とするサービスモードと、の二つの動作モードであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 特定の操作によりロック解除し、サービスモードでの操作を可能とする操作制限手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記サービスモードにて動作中に、所定の操作により表示される言語を切り替える第3の言語切り替え手段を備える請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記第3の言語切り替え手段に応じ、前記ユーザモードにて表示される言語もサービスモードと同じ言語に切り替える第4の言語切り替え手段を備えることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
- 前記第3の言語切り替え手段により、前記サービスモードにおける表示言語が切り替えられた場合でも、前記ユーザモードにて動作中に表示される言語は変更されないことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
- 前記サービスモード専用の設定一覧などを記述したシートを出力する出力手段と、
前記サービスモードで表示されている言語に従って、前記シートに記述される言語を同言語に切り替えて出力する出力言語切り替え手段と、を備えることを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記ユーザモードで選択されている表示言語を優先表示言語として記憶する優先表示言語記憶手段と、
前記サービスモードにて表示される言語を、前記優先表示言語以外の言語に切り替えられても、一旦電源をOFFし、再度ONにした場合に、前記記憶されている優先表示言語に戻して表示する第1の優先表示手段と、を備えることを特徴とする請求項2から7のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記ユーザモードで選択されている表示言語を優先表示言語として記憶する優先表示言語記憶手段と、
前記サービスモードにて表示される言語を、前記優先表示言語以外の言語に切り替えられても、所定の時間経過後に優先表示言語に戻して表示する第2の優先表示手段と、を備えることを特徴とする請求項2から8のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記ユーザモードで選択されている表示言語を優先表示言語として記憶する優先表示言語記憶手段と、
前記優先表示言語に戻す特定のスイッチを設け、前記サービスモードにて、表示される言語を前記優先表示言語以外の言語に切り替えていた場合、前記スイッチの操作により優先表示言語に戻る第3の優先表示手段と、を備えることを特徴とする請求項2から9のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記各優先表示手段は、選択可能であることを特徴とする請求項6から10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
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JP2006051078A JP2007229956A (ja) | 2006-02-27 | 2006-02-27 | 画像形成装置 |
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JP2006051078A JP2007229956A (ja) | 2006-02-27 | 2006-02-27 | 画像形成装置 |
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Family Applications (1)
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JP2006051078A Withdrawn JP2007229956A (ja) | 2006-02-27 | 2006-02-27 | 画像形成装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2006
- 2006-02-27 JP JP2006051078A patent/JP2007229956A/ja not_active Withdrawn
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