JP5033467B2 - プリンタ及びプリンタにおけるファームウェア更新方法 - Google Patents

プリンタ及びプリンタにおけるファームウェア更新方法 Download PDF

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本発明は、ファームウェアを保持し当該ファームウェアに従って処理を実行するプリンタ等に関し、特に、ファームウェア更新中の状態を従来よりも適切かつ利便性の高いものとすることのできるプリンタ等に関する。
一般に、プリンタには各種ファームウェアが備えられ、それらファームウェアに従った処理が適宜実行される。例えば、コントローラ部とエンジン部からなるプリンタにおいては、コントローラ部とエンジン部のメカコン(メカニカルコントローラ)にそれぞれファームウェアが備えられる。この場合、コントローラ部では、印刷実行時のデータ処理や操作パネルの制御など各種の処理動作が当該ファームウェアに従って実行される。また、メカコンによるエンジン部の各部位の動作制御も当該ファームウェアに従って実行される。
このようなプリンタに備えられるファームウェアについては、その処理内容の変更等がなされる場合があり、その際には、適宜ファームウェアの更新処理が実行される。例えば、プリンタの表示パネルに各消耗品の状況を表示する機能が備えられている場合に、その状況を表示する消耗品の種類を増やす場合などには、ファームウェアの更新がなされる。
かかるファームウェアの更新作業は、従来、主にメンテナンスマンによって行なわれており、作業の際には、プリンタの機側において、プリンタをファームウェア更新用の特殊な動作モードへ移行させた後に作業を行なっていた。そして、このファームウェア更新用モードは、従来、プリンタが概ね全停となる状態のモードであり、このモードでは、印刷が実行できないほか、メカコンとの通信もできない状態であった。
なお、下記特許文献1には、ファームウェア更新モードなど特殊なモードでの動作を開始させるためのスイッチをその筐体に備える必要のないプリンタについて記載されている。
特開2005−66985号公報
しかしながら、上述した従来のファームウェア更新用モードでは、メカコンとの通信が不可となるため、エンジン部の各部におけるステータス情報、例えば、レーザープリンタにおいてはトナー残量や感光体の累計印刷枚数などの情報、を取得できない状態となる。そして、最近のプリンタでは、ホスト装置からプリンタの状況を確認できるステータスモニタの機能により、随時、ホスト装置から上記ステータス情報の提供要求がなされる場合がある。また、プリンタのコントローラ部にも随時上記ステータス情報を取得しに行くモジュールが存在するものもある。
このような場合に、上記ファームウェア更新用モードにおいて上記ステータス情報の提供要求や取得がなされると、その情報の取得ができないので、エラー処理をするか又はサービス提供ができないこととなり好ましくない。
そこで、本発明の目的は、ファームウェアを保持し当該ファームウェアに従って処理を実行するプリンタであって、ファームウェア更新中の状態を従来よりも適切かつ利便性の高いものとすることのできるプリンタ、等を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、印刷ジョブを受信して印刷指示を出力するコントローラと、前記印刷指示に従って印刷を実行するエンジンと、印刷を制御するファームウェアと、を備え、前記コントローラは、前記ファームウェアを更新するためのデータであるか否かを示す識別情報を含み、前記印刷ジョブと同形式のファームウェア更新ジョブを受信した場合、前記識別情報が前記ファームウェアを更新するためのデータであることを示す場合に、前記エンジンに係るステータス情報を前記エンジンから前記コントローラに記憶し、前記ファームウェアの更新処理を実行し、前記更新処理を実行中に前記エンジンにかかわるステータス情報の提供要求を受信した場合、前記エンジンから取得して前記コントローラに記憶している前記ステータス情報を送信することである。
更に、上記の発明において、好ましい態様は、前記ファームウェア更新ジョブは、前記識別情報をヘッダー部に含み、前記識別情報の後に、前記ファームウェアの全てを更新するための更新データを含む、ことを特徴とする。
更にまた、上記の発明において、好ましい態様は、前記コントローラは、前記エンジンにかかわる全ての前記ステータス情報を記憶した場合、そのことを示す所定のフラグを有効にする、ことを特徴とする。
上記の目的を達成するために、本発明の別の側面は、印刷ジョブを受信して印刷指示を出力するコントローラと、前記印刷指示に従って印刷を実行するエンジンと、印刷を制御するファームウェアと、を備えるプリンタにおけるファームウェア更新方法であって、前記コントローラが、前記ファームウェアを更新するためのデータであるか否かを示す識別情報を含み、前記印刷ジョブと同形式のファームウェア更新ジョブを受信した場合、前記識別情報が前記ファームウェアを更新するためのデータであることを示す場合に、前記エンジンに係るステータス情報を前記エンジンから前記コントローラに記憶し、前記ファームウェアの更新処理を実行する工程と、前記コントローラが、前記更新処理を実行中に前記エンジンにかかわるステータス情報の提供要求を受信した場合、前記エンジンから取得して前記コントローラに記憶している前記ステータス情報を送信する工程と、を備えることである。
本発明の更なる目的及び、特徴は、以下に説明する発明の実施の形態から明らかになる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、図において、同一又は類似のものには同一の参照番号又は参照記号を付して説明する。
図1は、本発明を適用したプリンタの実施の形態例にかかる構成図である。図1に示すプリンタ2が本発明を適用したプリンタであり、保持するファームウェアの更新要求を受け取ると、印刷は不可とするがステータス情報の提供は可能なファームウェア更新モードへ移行して要求されたファームウェアの更新を実行し、ファームウェア更新中の状態を従来よりも適切かつ利便性の高いものとしようとするものである。
図1に示すホストコンピュータ1は、プリンタ2に対して印刷要求を行なうホスト装置であり、印刷要求時には、ユーザ操作等に基づいて画像データと制御コマンドを含む印刷データをプリンタ2に送信する。また、ホストコンピュータ1には、ファームウェア更新ユーティリティ3が備えられ、プリンタ2が備えるファームウェアの更新をホストコンピュータ1側から行なう場合に機能する。具体的には、ユーザ操作に基づいて所定フォーマットの更新データを一つのジョブとしてプリンタ2に送信して更新要求を行なう処理を実行する。なお、ホストコンピュータ1は、所謂パーソナルコンピュータなどで構成することができ、ファームウェア更新ユーティリティ3は、上記更新要求処理を実行させるプログラムと、当該プログラムに従って処理を実行するホストコンピュータ1の制御装置(図示せず)等によって構成することができる。なお、図示していないが、ホストコンピュータ1には、上記印刷要求の処理を実行するプリンタドライバやファームウェア更新以外の機能を有する各種ユーティリティが備えられる。
次に、プリンタ2は、図1に示すように、コントローラ4、エンジン5、及び操作パネル6などで構成される、いわゆるレーザープリンタである。
コントローラ4は、前記ホストコンピュータ1からの印刷要求を受けてエンジン5に印刷指示を出す処理、操作パネル6の制御処理などを司り、図1に示すように、I/F41、CPU42、NVRAM43、RAM44、及びエンジンI/F45を備える。
I/F41は、ホストコンピュータ1から送信される前記印刷データや更新データを受信する部分である。
NVRAM43は、不揮発性メモリであり、コントローラ4が行う制御のための各種ファームウェアを記憶し、前述したファームウェア更新要求を受けた際には、ここに格納されるファームウェアについても更新処理が行なわれる。なお、ここではNVRAMを用いたが、データの書き換えが可能であり、プリンタ2の電源がOFFにされた際にもデータが消えずに残るタイプのメモリであれば、他のメモリを用いても良い。
RAM44は、受信した印刷データ等を格納するメモリであり、エンジン5で印刷処理が行われる各ページの画像データは、ここからエンジンI/F45に引き渡される。
CPU42は、コントローラ4において行われる各種処理を制御する部分であるが、特に、受信した印刷データに含まれる画像データをRAM44に格納する処理、前記印刷データに含まれる制御コマンドを解釈してメカコン51に対して適切な印刷処理を指示する処理、及び、ユーザとのインターフェースを形成する操作パネル6を制御する処理等を司る。本プリンタ2では、CPU42が行なう、前記ファームウェアの更新要求を受けた際の処理等に特徴があり、その具体的な内容については後述する。なお、CPU42が実行する処理は、主に前記NVRAM43に記憶されたプログラムに従って行われるものである。
次に、エンジンI/F45は、エンジン5で印刷を実行する際に、所定のタイミングで前述したRAM44に格納されている画像データを読み出し、それらに所定の処理を施した後にエンジン6側に引き渡す、コントローラ5とエンジン6側とのインターフェースを司る部分である。なお、このエンジンI/F45には、図示していないが、データを一時的に格納するメモリ、解凍部、スクリーン処理部等が備えられ、RAM44から読み出した画像データに対して、圧縮されたデータの解凍、ドットのデータへ変換するスクリーン処理などがなされる。また、エンジンI/F45は、具体的には、ASICで構成されている。
次に、エンジン5は、前記コントローラ4の印刷指示に従って印刷媒体への印刷処理を実行する部分であり、図1に示すように、メカコン51(メカニカルコントローラ)と印刷機構52から構成される。
メカコン51は、印刷機構52の動作等を制御するエンジン制御部であり、図1に示すように、CPU511、NVRAM512、RAM513等を備えている。NVRAM512は、不揮発性メモリであり、メカコン51が行う制御のための各種ファームウェアを記憶し、前述したファームウェア更新要求を受けた際には、ここに格納されるファームウェアについて更新処理が行なわれる。なお、ここではNVRAMを用いたが、データの書き換えが可能であり、プリンタ2の電源がOFFにされた際にもデータが消えずに残るタイプのメモリであれば、他のメモリを用いても良い。RAM513は、一時的に記憶すべき各種データを保持するメモリであり、エンジン5の各部位の状態を示すステータス情報をここに保持することができる。このステータス情報としては、例えば、印刷機構52に装着されるトナーカートリッジのトナー残量や、印刷機構52が有する感光体の累計印刷枚数などの情報が保持される。
CPU511は、メカコン51において行われる各種処理を制御する部分であり、印刷実行時の印刷機構52各部の動作制御や印刷機構52におけるエラー検出などを実行する。また、コントローラ4から前記ステータス情報の提供要求があった際には、RAM513の保持するステータス情報を読み出して、または、印刷機構52の各部にアクセスしステータス情報を取得して、その情報をコントローラ4に返答する。なお、CPU511が実行する処理は、主に前記NVRAM512に記憶されたプログラムに従って行われるものである。
次に、印刷機構52は、図示していないが、感光体ドラム、帯電ユニット、露光ユニット、現像装置、転写ユニット等で構成される。印刷実行時には、帯電ユニットにより感光体ドラムを帯電し、露光ユニットが内蔵するレーザーやLEDアレイなどの光源からのビームを帯電された感光体ドラムに照射して静電気による潜像を形成する。その後、現像材(トナー)を収容するトナーカートリッジを備える現像装置により、潜像が現像材による像に現像され、転写ユニットによって現像されたトナー像が紙などの印刷媒体に転写され、定着ユニットにより定着されて、プリンタ2外に排出される。
次に、操作パネル6は、ユーザがプリンタ2を操作するための部分であり、表示パネルや操作ボタン等で構成される。表示パネルには、操作メニュー、エラーメッセージ、ステータス情報等の表示がなされる。
以上説明したような構成を有する本実施の形態例に係るプリンタ2では、前述したファームウェアの更新処理等に特徴があり、以下、これらの内容について具体的に説明する。
図2は、ファームウェア更新処理の手順を例示したフローチャートである。図2に示した処理は、コントローラ4のCPU42が行なうものであり、以下、図2に基づいて処理内容を説明する。
まず、プリンタ2が備えるファームウェアを更新する場合には、ユーザ又はメンテナンスマンが、前述したホストコンピュータ1に備えられるファームウェア更新ユーティリティ3を用いて更新要求を行なう。具体的には、ファームウェア更新ユーティリティ3に対して、プリンタ2が備えるファームウェアの現行のバージョンと更新後のバージョンを指定することにより、それに適した更新データが準備され、その更新データが一つのジョブとしてファームウェア更新ユーティリティ3からプリンタ2に送信される。
この更新データは、印刷要求を行う際の印刷データによるジョブと同形式をしており、そのヘッダー部にファームウェアの更新データであることを識別することができる情報が含まれており、その後に実際の更新内容に係るデータを含んでいる。なお、この更新データが送信される際、プリンタ2は、通常モードであるものとする。通常モードとは、ホストコンピュータ1等から印刷要求を受けた際に、その要求に従って印刷を実行する動作モードのことである。
このようにして更新データによるファームウェア更新ジョブが送信されて、プリンタ2で受信されると、CPU42は、通常の印刷ジョブの場合と同様にそのヘッダー部の情報を解釈し、上述の通り、当該ジョブがファームウェアの更新であることを識別することができる情報が含まれるので、ファームウェア更新ジョブを受信したと判断する(ステップS1のYes)。そして、受信した更新データをRAM44に格納する。
次に、CPU42は、プリンタ2を印刷不可状態(オフライン)へ移行させる(ステップS2)。すなわち、ホストコンピュータ1から印刷ジョブが送信されるなど、プリンタ2に対して印刷要求がなされた場合に、その要求を受け付けない状態とする。
その後、CPU42は、エンジン5の全てのステータス情報を取得して、RAM44に記憶する(ステップS3)。具体的には、メカコン51に上記ステータス情報の返答を要求し、それに応じてメカコン51が返答するステータス情報を取得して記憶する。メカコン51から返答される情報は、前述に通り、CPU511が、RAM513に保持されているステータス情報を読み出したもの、または、印刷機構52の各部にアクセスして取得したものである。
次に、CPU42は、全ステータス記憶済フラグなるものをONにする(ステップS4)。この全ステータス記憶済フラグは、上記ステップS3における全ステータス情報の記憶がなされたか否かを示すものであり、当該ファームウェア更新処理のプログラム中などに設けられる。
次に、CPU42は、要求されたファームウェアの更新を行なうために、メカコン51との通常通信を停止し、プリンタ2をファームウェア更新モードへ移行させる(ステップS5)。このファームウェア更新モードでは、前述した印刷不可状態であり、メカコン51との通常の通信が停止された状態であるが、前記記憶したステータス情報によりステータス情報の提供要求に対しては情報提供が可能な状態となる。このファームウェア更新モードでの動作状態が、本プリンタ2の大きな特徴であり、従来装置と異なり、本プリンタ2では、ファームウェア更新モードにおいても、ホストコンピュータ1のステータスモニタ等の機能にステータス情報を提供することができる。なお、メカコン51との通常通信とは、通常モード時になされる通信のことであり、ファームウェア更新モードでは、メカコン51のファームウェア更新のためにメカコン51との通信がなされる。
このようにファームウェア更新モードに移行すると、CPU42は、前記受信した更新データに基づいて各ファームウェアの更新を実行する(ステップS6)。NVRAM43に格納されるコントローラ4用のファームウェアについては、CPU42が新しい内容に書き換える処理を実行し、NVRAM512に格納されるメカコン51用のファームウェアについては、CPU511に対応する更新データを送信して書き換える処理を実行させる。なお、ファームウェアの書き換えに用いられる、ホストコンピュータ1から送信される更新データには、更新される部分だけではなく、ファームウェアの全体が含まれていることが好ましく、この場合には、上記書き換えは、単にファームウェアを置き換える処理で行なうことができる。
そして、コントローラ4側のファームウェア更新が終了し、また、メカコン51側からメカコン51のファームウェア更新が終了した旨の通知を受けて、ファームウェアの更新が完了すると、CPU42は、プリンタ2のリブートを行なう(ステップS7)。具体的には、プリンタ2の電源が投入された際と同じ動作を実行させる。この過程で、前述した全ステータス記憶済フラグはOFFとされる。このリブートが実行されると、プリンタ2は通常モードとなり、更新されたファームウェアに基づく印刷処理等の通常の処理が可能な状態となる。
以上のようにして、本プリンタ2におけるファームウェアの更新処理が実行される。
次に、本実施の形態例においてメカコン51への通信要求がなされた場合の処理について説明する。図3は、メカコン51との通信要求があった場合の処理内容を例示したフローチャートである。なお、図3に示した処理は、コントローラ4のCPU42が行なうものである。
メカコン51との通信要求を受信すると、CPU42は、まず、前述した全ステータス記憶済フラグがONになっているか否かをチェックする(ステップS11)。その結果、全ステータス記憶済フラグがONになっていれば(ステップS11のYes)、CPU42は、当該通信要求がステータス情報の問合せによるものであるか否かをチェックする(ステップS12)。すなわち、全ステータス記憶済フラグがONになっている場合は、プリンタ2が前述したファームウェア更新モードになっているので、このようなメカコン51との通常通信を受け付けないが、ステータス情報の問合せについては対応が可能であるので、このようなチェックを行う。
当該チェックの結果、例えば、ホストコンピュータ1のステータスモニタ機能からのステータス情報の提供要求であった場合など、ステータス情報の問合せである場合には(ステップS12のYes)、CPU42は、前述したステップS3において記憶したステータス情報の中から問い合わせのあったステータス情報を読み出して(ステップS13)、その値を問合せのあったステータスの値として返答する(ステップS14)。
一方、通信要求が、印刷実行やメカコン51に対する設定要求によるものである場合など、ステータス情報の問合せでない場合には(ステップS12のNo)、CPU42は、当該要求に対して何も実行せず(ステップS15)、正常終了を返答する(ステップS16)。
また、前記ステップS11において、全ステータス記憶済フラグがOFFになっていれば(ステップS11のNo)、プリンタ2が通常モードであるので、メカコン51との通信を実行し(ステップS17)、当該通信結果に基づいて返答する(ステップS18)。例えば、当該通信要求がステータス情報の問い合わせによるのもであった場合には、メカコン51との通信実行によりメカコン51からステータス情報を取得し、その取得した情報を返答する。
このようにして、いずれの場合にも通信要求に対して返答がなされ、当該通信要求があった場合の処理が終了する。
以上説明したように、本実施の形態例に係るプリンタ2では、ファームウェア更新要求を受けた際に、印刷は不可とするが、ステータス情報の問合せに対しては情報提供が可能な状態のファームウェア更新モードに移行して、要求された更新処理を実行する。従って、ファームウェア更新中にステータス情報の問合せがあった場合にも、問合せられたステータス情報を提供可能であり、従来よりも、ファームウェア更新モードの状態を利便性の高いものとすることができる。例えば、ファームウェア更新中に、ホストコンピュータ1のステータスモニタ機能から情報提供要求があった場合にもそれに答えることができる。
また、本プリンタ2では、上記ステータス情報の提供を可能とするために、ファームウェア更新要求を受けた際に、メカコン51から全ステータス情報を取得してメモリに記憶しておく。これにより、ファームウェア更新モードに移行する直前の新しいステータス情報を提供することが可能である。
なお、上記実施の形態例においては、ファームウェアの更新要求がホストコンピュータ1からのジョブとして行われたが、プリンタ2に対する所定の操作によってファームウェアの更新要求がなされた場合においても、本発明を適用することができる。
また、上記実施の形態例においては、プリンタ2がレーザープリンタであったが、他の印刷方式のプリンタにおいても本発明を適用することができる。
本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
本発明を適用したプリンタの実施の形態例にかかる構成図である。 ファームウェア更新処理の手順を例示したフローチャートである。 メカコン51との通信要求があった場合の処理内容を例示したフローチャートである。
符号の説明
1 ホストコンピュータ、 2 プリンタ、 3 ファームウェア更新ユーティリティ、 4 コントローラ、 5 エンジン、 6 操作パネル、 41 I/F、 42 CPU、 43 NVRAM、 44 RAM、 45 エンジンI/F、 51 メカコン 、 52 印刷機構、 511 CPU、 512 NVRAM、 513 RAM

Claims (4)

  1. 印刷ジョブを受信して印刷指示を出力するコントローラと、
    前記印刷指示に従って印刷を実行するエンジンと、
    印刷を制御するファームウェアと、を備え、
    前記コントローラは、前記ファームウェアを更新するためのデータであるか否かを示す識別情報を含み、前記印刷ジョブと同形式のファームウェア更新ジョブを受信した場合、前記識別情報が前記ファームウェアを更新するためのデータであることを示す場合に、前記エンジンに係るステータス情報を前記エンジンから前記コントローラに記憶し、前記ファームウェアの更新処理を実行し、前記更新処理を実行中に前記エンジンにかかわるステータス情報の提供要求を受信した場合、前記エンジンから取得して前記コントローラに記憶している前記ステータス情報を送信することを特徴とするプリンタ。
  2. 請求項1において、
    前記ファームウェア更新ジョブは、前記識別情報をヘッダー部に含み、
    前記識別情報の後に、前記ファームウェアの全てを更新するための更新データを含むことを特徴とするプリンタ。
  3. 請求項1乃至2のいずれかに記載のプリンタにおいて、
    前記コントローラは、前記エンジンにかかわる全ての前記ステータス情報を記憶した場合、そのことを示す所定のフラグを有効にすることを特徴とするプリンタ。
  4. 印刷ジョブを受信して印刷指示を出力するコントローラと、
    前記印刷指示に従って印刷を実行するエンジンと、
    印刷を制御するファームウェアと、を備えるプリンタにおけるファームウェア更新方法であって、
    前記コントローラが、前記ファームウェアを更新するためのデータであるか否かを示す識別情報を含み、前記印刷ジョブと同形式のファームウェア更新ジョブを受信した場合、前記識別情報が前記ファームウェアを更新するためのデータであることを示す場合に、前記エンジンに係るステータス情報を前記エンジンから前記コントローラに記憶し、前記ファームウェアの更新処理を実行する工程と、
    前記コントローラが、前記更新処理を実行中に前記エンジンにかかわるステータス情報の提供要求を受信した場合、前記エンジンから取得して前記コントローラに記憶している前記ステータス情報を送信する工程と、を備えることを特徴とするファームウェア更新方法。
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