JP2012196909A - 印刷方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】重なる複数のノズル列のノズルが画像を形成する領域において描画品質を低下させないこと。
【解決手段】媒体に対してノズル列に沿う方向と交差する交差方向に相対移動する第1ノズル列から所定の化合物が含まれるインクを噴射するステップと、前記ノズル列に沿う方向について端部が前記第1ノズル列の端部と重なる第2ノズル列から、前記媒体に対して前記交差方向に相対移動して前記インクを噴射するステップと、を含む印刷方法において、前記ノズル列に沿う方向に一部重なるノズル列のノズル同士が分担して共通のドットラインを形成する際に、前記一部重なる範囲において単位面積当たりに噴射するインクの量が、前記一部重ならない範囲において単位面積当たりに噴射するインクの量よりも多い、印刷方法。
【選択図】図6

Description

本発明は、印刷方法に関する。
光硬化型インクジェットプリンターの市場が拡大している。インクジェットプリンターが水系や有機系の溶媒のインクを噴射する場合にはメディアが溶媒を吸収する必要があるが、光硬化型インクジェットプリンターは、メディアが溶媒を吸収しなくてもよいという利点がある。このため、さまざまな素材のメディアに適応することができる。
光硬化型インクジェットプリンターは、ラージサイズの看板、垂れ幕、屋内外展示広告物、自動車用ステッカー、懸垂幕、及び、内装材などの大型メディアが適用分野の一つである。そのため、印刷スピードを向上させるためヘッドも大型化する必要がある。大型化する方法として、複数のヘッドを組み合わせてキャリッジを構成する方法がある。しかしながら、隣接するノズル列の端部同士を並べるように配置すると、組み付け精度から、隣接するノズル列の端部間の距離のばらつきが、ノズルの間の距離のばらつきより大きくなるため、印刷品質に問題を生じることとなる。
そこで、隣接するノズル列の端部同士が重なるように配置することが提案されている。これによれば、ノズル同士が一部重なる領域(以下、重複領域ともいう)において単位面積当たりに噴射するインクの量を、非重複領域において単位面積当たりに噴射するインクの量と同じになるように噴射を制御することもできる。また、このように隣接するノズル列の端部同士が一部重なるように配置されることで、重複領域におけるノズル同士でインクの吐出量を補正することができる。
特許文献1には、第1ノズル列の端部と第2ノズル列の端部同士が重なるように配置されることが示されている。特許文献2には、インクの吐出量を補正する補正手段が示されている。
特開2009−226904号公報 特開2010−188632号公報
光硬化型インクジェットプリンターで用いられる光硬化型インクは、光(紫外線)によって硬化する性質をもつ。そのため、光硬化型インクジェットプリンターが待機状態の際、ノズルに残存した光硬化型インクは環境光によって変化する。その変化した光硬化型インクがノズルに付着し異物となることがある。
このようにノズル付近に異物が固着すると、噴射されたインクが飛行曲がりを生じ、所望の位置にインクが着弾しないことがある。所望の位置にインクが着弾しないと、インクが重複して着弾する画素が生ずる一方、インクが着弾しない画素も生ずるようになる。このような領域では濃度が低くなり、描画品質を低下させる。特に、重なる二つのノズル列が画像を形成する領域において、一方のノズル列が適切にインクを噴射させ、他方のノズル列に飛行曲がりが生ずる場合などには、この傾向が顕著に表れる。
また、重なる複数のノズル列が画像を形成する領域では、搬送時における媒体の蛇行の影響が加わることから、インクが着弾しない画素が生じてしまう確率がより増加することも考えられる。よって、重なる複数のノズル列のノズルが画像を形成する領域において、描画品質を低下させないことが望まれる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、重なる複数のノズル列のノズルが画像を形成する領域において、描画品質を低下させないことを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、
媒体に対してノズル列に沿う方向と交差する交差方向に相対移動する第1ノズル列から下記式で表される化合物が含まれるインクを噴射するステップと、
前記ノズル列に沿う方向について端部が前記第1ノズル列の端部と重なる第2ノズル列から、前記媒体に対して前記交差方向に相対移動して前記インクを噴射するステップと、
を含む印刷方法において、
前記ノズル列に沿う方向に一部重なるノズル列のノズル同士が分担して共通のドットラインを形成する際に、前記一部重なる範囲において単位面積当たりに噴射するインクの量が、前記一部重ならない範囲において単位面積当たりに噴射するインクの量よりも多い、印刷方法である。
Figure 2012196909
これにより、ノズルに存在する光硬化型インクが環境光によって変化したとしても、ノズルに付着し異物となることが低減されるため、第1ノズル列の端部と第2ノズル列の端部同士が重なる部分の描画品質の低下を抑制することができる。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
実施例におけるプリンター1の概略側面図である。 実施例におけるプリンター1の概略上面図である。 実施例におけるプリンター1のブロック図である。 図4Aは、ヘッドユニット41に設けられたヘッド411A、411Bの配列を示す図であり、図4Bは、ヘッド411A、411Bの下面のノズル配列を示す図である。 仮硬化ユニット80におけるLEDアセンブリユニット81の説明図である。 実施例における重複領域のインク量の説明図である。 ドットが形成される画素を説明する図である。 他の実施例における重複領域のインク量の説明図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
媒体に対してノズル列に沿う方向と交差する交差方向に相対移動する第1ノズル列から下記式で表される化合物が含まれるインクを噴射するステップと、
前記ノズル列に沿う方向について端部が前記第1ノズル列の端部と重なる第2ノズル列から、前記媒体に対して前記交差方向に相対移動して前記インクを噴射するステップと、
を含む印刷方法において、
前記ノズル列に沿う方向に一部重なるノズル列のノズル同士が分担して共通のドットラインを形成する際に、前記一部重なる範囲において単位面積当たりに噴射するインクの量が、前記一部重ならない範囲において単位面積当たりに噴射するインクの量よりも多い、印刷方法。
Figure 2012196909
複数のノズル列が重なる範囲におけるノズルからインクを噴射して印刷を行った場合、搬送時における媒体の蛇行の影響もありインクが適切な位置に着弾せず、ノズル列が重ならない範囲に比してインクが着弾しない画素の割合が多くなる場合がある。しかしながら、上述のような印刷装置によれば、複数のノズル列が重なる範囲のインクの噴射量を予め増やしてあるので、インクが着弾しない画素も埋めることができるようになる。そして、描画品質の低下を抑制することができる。さらに、ノズルに存在する光硬化型インクが環境光によって変化したとしても、ノズルに付着し異物となることが低減されるため、第1ノズル列の端部と第2ノズル列の端部同士が重なる部分の描画品質の低下を抑制することができる。
また、前記インクは紫外線硬化型のインクであり、紫外線を照射して前記インクを硬化させる紫外線照射装置を備えることが望ましい。
このような場合であっても、ノズルに存在する光硬化型インクが環境光によって変化したとしても、ノズルに付着し異物となることが低減されるため、第1ノズル列の端部と第2ノズル列の端部同士が重なる部分の描画品質の低下を抑制することができる。
また、前記一部重なる範囲における単位面積当たりに噴射するインクの量は、前記一部重ならない範囲における単位面積当たりに噴射するインクの量よりも一律に増やされることが望ましい。
このようにすることによって、一部重なる範囲における単位面積当たりに噴射するインク量を増やして、描画品質の低下を抑制することができる。
また、前記共通のドットラインの形成において、前記一部重なるノズル列のノズル同士の前記インクの噴射量は均等に分担されることが望ましい。
このようにすることによって、インクの噴射を第1ノズル列と第2ノズル列とに分散させることができる。
また、前記一部重なる範囲に対応する画像の部分について、1よりも大きな値を乗ずることにより得られた階調値に基づいて前記インクの噴射量を決定することが望ましい。
このようにすることによって、一部重なる範囲のインクの噴射量を適切に増やすことができる。
また、前記一部重なる範囲において噴射するインク滴のサイズを、前記一部重ならない範囲において噴射するインク滴サイズよりも大きくすることにより、前記一部重なる範囲における単位面積当たりに噴射する流体の量が多くされることとしてもよい。
このようにすることによって、単位面積当たりに噴射するインク量を適切に増やすことができる。
また、前記一部重なる範囲において噴射するインク滴の数を、前記一部重複重ならない範囲において噴射するインク滴の数よりも多くすることにより、前記一部重なる範囲における単位面積当たりに噴射するインクの量が多くされることが望ましい。
このようにすることによっても、単位面積当たりに噴射するインク量を適切に増やすことができる。
また、前記第1ノズル列と前記第2ノズル列とは、前記第1方向について離間して配置されることが望ましい。
このように、媒体の蛇行の影響が大きく現れるような構成で、ノズル列が重ならない範囲に比してインクが着弾しない画素の割合が多くなる場合であっても、上述のような印刷装置によれば、複数のノズル列が重なる範囲のインクの噴射量を予め増やしてあるので、適切にインクが画素を埋めることができるようになる。そして、描画品質の低下を抑制することができる。
===実施例===
[1]プリンター1の構成
実施例におけるプリンター1は、4色のカラーインク(イエローインクY、マゼンタインクM、シアンインクC、ブラックインクK)を噴射可能である。実施例で使用されるこれらのインクは、光硬化型インク(紫外線硬化型インク)である。
図1は、実施例におけるプリンター1の概略側面図である。図2は、実施例におけるプリンター1の概略上面図である。図3は、実施例におけるプリンター1のブロック図である。以下、これらの図を参照しつつ、プリンター1の構成について説明を行う。
図3には、プリンター1とコンピューター110が示されている。プリンター1は、用紙搬送ユニット10とヘッドユニット40と検出器群50とコントローラー60と駆動信号生成回路70と仮硬化ユニット80と本硬化ユニット90を備える。
用紙搬送ユニット10は、搬送ローラー11A、第1押さえローラー11B、排紙ローラー12A、及び、第2押さえローラー12Bを含む。搬送ローラー11A及び排紙ローラー12Aは不図示のモーターに接続されており、モーターの回転はコントローラー60によって制御される。そして、搬送ローラー11Aと第1押さえローラー11Bに挟み込まれることで、媒体は搬送方向に搬送される。また、排紙ローラー12Aと第2押さえローラー12Bに挟み込まれることで、媒体は搬送方向に搬送され排紙される。
ヘッドユニット40は、イエローヘッドユニット41−1、マゼンタヘッドユニット41−2、シアンヘッドユニット41−3、ブラックヘッドユニット41−4を含む。また、これらヘッドユニットの構成については後述する。
検出器群50は、プリンター1の各部の情報を検出してコントローラー60に送る様々な検出器をあらわす。
コントローラー60は、プリンター1の制御を行うための制御ユニットである。コントローラー60は、CPU61と、メモリー62と、インターフェース部63とを有する。CPU61は、プリンター全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリー62は、CPU61のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものであり、RAM、EEPROM等の記憶素子を有する。CPU61は、メモリー62に格納されているプログラムに従って、各ユニットを制御する。インターフェース部63は、外部装置であるコンピューター110とプリンター1との間でデータの送受信を行う。
駆動信号生成回路70は、後述するヘッドに含まれるピエゾ素子などの駆動素子に印加してインク滴を吐出させるための駆動信号を生成する。駆動信号生成回路70は、不図示のDACを含む。そして、コントローラー60から送られた駆動信号の波形に関するデジタルデータに基づいて、アナログの電圧信号を生成する。また、駆動信号生成回路70は不図示の増幅回路も含んでおり、生成された電圧信号について電力増幅を行い、駆動信号を生成する。
仮硬化ユニット80は、媒体に着弾した紫外線硬化型のインクに対して紫外線を照射して着弾したインクを仮硬化(以下、「仮硬化」のことを「ピニング」と呼ぶことがある)させる。すなわち、媒体に着弾したインク表面の粘度を高め、インクの移動を抑制する。このように、着弾したインクの表面の粘度を高めることによって、さらにそのインクの近傍に別のインクが着弾した場合であっても、インク同士を移動しにくくすることができる。すなわち、インク同士の一体化を抑制することができる。
仮硬化ユニット80は、4セットのLEDアセンブリユニット81−1〜81−4を含む。これらLEDアセンブリユニット81−1〜81−4は、媒体Mの搬送方向上流側において噴射されたインクを仮硬化させる。LEDアセンブリユニット81の構成については後述する。
本硬化ユニット90は、本硬化用光源ユニット91を含む。本硬化用光源ユニット91は、図2に示されるように搬送方向において最下流に配置される。そして、媒体Mに紫外線を含む光を照射し、媒体Mに着弾した各インクを本硬化させる。本硬化では、実施例における本硬化用光源ユニット91の光源にはメタルハライドランプが使用される。
<ノズル配置について>
図4Aは、ヘッドユニット41に設けられたヘッド411A、411Bの配列を示す図であり、図4Bは、ヘッド411A、411Bの下面のノズル配列を示す図である。実施例のプリンター1では、図4Aに示すように、搬送方向と交差する紙幅方向に複数のヘッド411A、411Bを並べて配置し、各ヘッド411A、411Bの端部を重複させて配置している。また、紙幅方向に隣り合うヘッド411A,411Bを搬送方向にずらして配置している(千鳥状に配置している)。紙幅方向に隣り合うヘッド411A,411Bのうち、搬送方向下流側のヘッド411Aを「下流側ヘッド411A」と呼び、搬送方向上流側のヘッド411Bを「上流側ヘッド411B」と呼ぶ。また、紙幅方向に隣り合うヘッド411A,411Bを合わせて「隣接ヘッド」と呼ぶ。
図4Bでは、ヘッドの上部から透過的にノズルを見ている。図4Bに示すように、各ヘッド411A、411Bの下面には、ブラックインクを噴射するブラックノズル列Kが形成されている。各ノズル列は358個のノズル(#1〜#358)から構成されている。また、各ノズル列のノズルは紙幅方向に一定の間隔(例えば720dpi)で並んでいる。なお、各ノズル列に属するノズルに対して、紙幅方向の左側から順に小さい番号を付す(#1〜#358)。
そして、紙幅方向に並ぶヘッド411A,411Bは、各ヘッドのノズル列の端部の8個のノズルを重複させて配置している。具体的には、下流側ヘッド411Aのノズル列の左側端部の8個のノズル(#1〜#8)と上流側ヘッド411Bのノズル列の右側端部の8個のノズル(#351〜#358)を重複させ、下流側ヘッド411Aのノズル列の右側端部の8個のノズル(#351〜#358)と上流側ヘッド411Bのノズル列の左側端部の8個のノズル(#1〜#8)を重複させている。図示するように、隣接ヘッド411A,411Bにおいて、ノズルが重複している部分を「重複領域」と呼ぶ。また、重複領域に属するノズル(#1〜#8,#351〜#358)を「重複ノズル」と呼ぶ。
また、紙幅方向に並ぶヘッド411A,411Bの端部にて重複しているノズルの紙幅方向の位置は一致している。即ち、下流側ヘッド411Aの端部ノズルの紙幅方向の位置と、それに対応する上流側ヘッド411Bの端部ノズルの紙幅方向の位置が等しい。例えば、下流側ヘッド411Aの最も左端のノズル#1と上流側ヘッド411Bの右から8番目のノズル#351との紙幅方向の位置は等しく、下流側ヘッド411Aの左から8番目のノズル#8と上流側ヘッド411Bの最も右端のノズル#358との紙幅方向の位置は等しい。また、下流側ヘッド411Aの最も右端のノズル#358と上流側ヘッド411Bの左から8番目のノズル#8との紙幅方向の位置は等しく、下流側ヘッド411Aの右から8番目のノズル#351と上流側ヘッド411Bの最も左端のノズル#1との紙幅方向の位置は等しい。
このように各色のヘッドユニット41において複数のヘッド411A、411Bを配置することで、紙幅方向の全域に亘ってノズルを等間隔(720dpi)に並ばせることができる。その結果、等間隔(720dpi)にドットが並んだドット列を紙幅長さに亘って形成することができる。
<照射装置について>
図5は、仮硬化ユニット80におけるLEDアセンブリユニット81の説明図である。仮硬化ユニット80は、4セットのLEDアセンブリユニット81−1〜81−4を含む。これら4つのLEDアセンブリユニット81は、共通の構成のものが用いられ、製造コストが削減されている。LEDアセンブリユニット81は、複数のLED831により構成される。これにより、印刷される媒体の幅よりも幅広の照射領域を提供する。
本硬化用光源ユニット91もLEDアセンブリユニット81と同様にLEDが複数並べられることにより構成されている。但し、インクを本硬化させるために、LEDの個数が仮硬化ユニット80のものより増やされている。
尚、本硬化用光源ユニット91では、本硬化させるために、仮硬化ユニット80とは異なる波長の光を照射することとしてもよいし、その強度を強めることとしてもよい。
図6は、実施例における重複領域のインク量の説明図である。ここでは、重複領域におけるインク量を非重複領域におけるインク量よりも一律に増やすこととしている。例えば、媒体の全面に濃度100%のベタ印刷を行う際、非重複領域では100%のデューティで印刷を行うのに対し、重複領域では100%を超えるデューティで印刷を行う。ここで、デューティとは、画素に対するインクの打ち込み量である。ここでは、デューティが100%のときにおいて、全ての画素が単色のインクで埋め尽くされる量となっている。本実施形態におけるプリンター1では、各ノズルにおいてインクを噴射できる最高量は、デューティが100%のときである。重複領域ではノズル列が重複するため100%を超えるデューティでの印刷を行うことができる。このように、重複領域の単位面積当たりに噴射されるインク量は、非重複領域の単位面積当たりに噴射されるインク量より一律に増やされている。
図7は、ドットが形成される画素を説明する図である。図には、上流側ヘッド411Bのノズル列と下流側ヘッド411Aとが示されている。また、これらのノズルの下には、ドットが形成される画素がセル状に示されている。図において、各ノズルに付されたハッチングの方向と、そのノズルがドットの形成を受け持つ画素のハッチングの方向とを一致させてある。図に示されるように、重複領域では2つのノズル列が分担してドットの形成を行うことになる。
重複領域において、上流側ヘッド411Bのノズルと下流側ヘッド411Aとの両方でインクを噴射する画素が存在する。このような画素は、図において、右上がりのハッチングと左上がりのハッチングとの両方のハッチングが施されている。このようにすることで、重複領域の単位面積当たりに噴射されるインク量を非重複領域の単位面積当たりに噴射されるインク量よりも増やすことができる。
また、重複領域の単位面積当たりに噴射されるインク量を増やす手法はこれに限られない。例えば、重複領域において噴射するインク滴のサイズを非重複領域において噴射するインク滴のサイズよりも大きくすることによっても、重複領域の単位面積当たりに噴射されるインク量を増やすことができる。
このように、重複領域におけるインク量を非重複領域におけるインク量よりも多くするためには、印刷する画像の階調値のデータについて、重複領域において一律に「1」を超える値を乗ずることで実現することができる。たとえば、重複領域におけるインク量を非重複領域のインク量よりも5%増やす場合、重複領域のノズルが形成する部分に対応する各画素の階調値に対して1.05を乗じた階調値を求める。そして、このように補正された階調値に対して、形成するドットサイズの振り分け処理、ディザ処理、及び、形成するドットの第1ノズル列と第2ノズル列への振り分け処理等を施す。このようにすることによって、重複領域に噴射されるインク量を増やすことができる。
図8は、他の実施例における重複領域のインク量の説明図である。前述の図6に示す重複領域のインク量は、一定量を重複領域の全ノズルが増やすことにより実現されていた。図8では、非重複領域のノズルに近いノズルほどインクの噴射量は大きく、ノズル列の端部に近づくほどその噴射量は小さくなるように設定されている。
このようにすることで、重複領域のインク量を増やし、重複領域の濃度を高めて印刷を行うことができる。また、実施例では、インク周辺でのインクの固化を抑制して飛行曲がりを生じにくくし、さらに画質の劣化を抑制するべく、以下のようなインクを使用することとしている。
[2]放射線硬化型インク組成物の調製
[2.1]実施例1〜8のインク組成
実施例1〜8におけるインクは以下の物質を含有する。含有する質量%については、後述する表に示す。
・アミノアクリレート
・テトラエチレングリコールジアクリレート
・ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド
・2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイド
・ジエチルチオキサントン
・下記式(化1)で表される化合物
Figure 2012196909
[2.2]比較例1のインク組成
比較例1におけるインクは以下の物質を含有する。含有する質量%については、後述する表に示す。
・アミノアクリレート
・テトラエチレングリコールジアクリレート
・ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド
・2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイド
・ジエチルチオキサントン
・アクリル酸2−(2−ビニロキシエトキシ)エチル(CAS:86273−46−3)(日本触媒社製)
[2.3]比較例2のインク組成
比較例1におけるインクは以下の物質を含有する。含有する質量%については、後述する表に示す。
・アミノアクリレート
・テトラエチレングリコールジアクリレート
・ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド
・2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイド
・ジエチルチオキサントン
・メタクリル酸2−(2−ビニロキシエトキシ)エチル(CAS:76392−22−8)(日本触媒社製)
Figure 2012196909
[3]液滴噴射の安定性評価(噴射安定性評価)
前記各実施例および比較例の光硬化型インクを用いて、下記に示すような試験による評価を行った。
[3.1]着弾位置精度評価
チャンバー(サーマルチャンバー)内に設置したプリンター1および前記各実施例および比較例の光硬化型インクセットを用意し、ピエゾ素子の駆動波形を最適化した状態で、25℃、55%RHの環境下で、各色のインクについて、ヘッドの各ノズルから、2000000発(2000000滴)の液滴の連続噴射を行った。その後、プリンター1の運転を停止し、プリンター1の流路に各インクが充填された状態で、25℃、55%RHの環境下に、120時間放置した。
その後、ヘッドの各ノズルから、25℃、55%RHの環境下で、3000000発(3000000滴)の液滴の連続噴射を行った。上記120時間放置した後の、ヘッドの中央部付近の指定したノズルから吐出された3000000発の液滴について、着弾した各液滴の中心位置の中心狙い位置からのズレ量dの平均値を求め、以下の5段階の基準に従い、評価した。この値が小さいほど飛行曲がりの発生が効果的に防止されていると言える。
A:ズレ量dの平均値が0.09μm未満。
B:ズレ量dの平均値が0.09μm以上0.15μm未満。
C:ズレ量dの平均値が0.15μm以上0.18μm未満。
D:ズレ量dの平均値が0.18μm以上0.22μm未満。
E:ズレ量dの平均値が0.22μm以上。
[3.2]液滴噴射量の安定性評価
上記[3.1]の評価に用いたプリンター1について、上記3000000発(3000000滴)の液滴の連続噴射の後、再びプリンター1の運転を停止し、プリンター1の流路に各インクが充填された状態で、25℃、55%RHの環境下に、60時間放置した。
その後、ヘッドの各ノズルから、25℃、55%RHの環境下で、1500000発(1500000滴)の液滴の連続噴射を行った。ヘッドの左右両端の指定の2つのノズルについて、噴射された液滴の総重量を求め、上記2つのノズルから噴射された液滴の平均噴射量の差の絶対値ΔW[ng]を求めた。このΔWの、液滴の目標噴射量WT[ng]に対する比率(ΔW/WT)を求め、以下の5段階の基準に従い、評価した。ΔW/WTの値が小さいほど、液滴噴射量の安定性に優れていると言える。
A:ΔW/WTの値が、0.090未満。
B:ΔW/WTの値が、0.090以上0.320未満。
C:ΔW/WTの値が、0.320以上0.620未満。
D:ΔW/WTの値が、0.620以上0.840未満。
E:ΔW/WTの値が、0.840以上。
[3.3]間欠印字性能評価
上記[3.2]の評価に用いたプリンター1について、上記1500000発(1500000滴)の液滴の連続噴射の後、再びプリンター1の運転を停止し、プリンター1の流路に各インクが充填された状態で、25℃、55%RHの環境下に、60時間放置した。
その後、ヘッドの各ノズルから、25℃、55%RHの環境下で、200000発(200000滴)の液滴の連続噴射を行い、その後、180秒間、液滴の噴射を中断した(1シーケンス目)。その後、同様に、液滴の連続噴射、および、滴々の噴射の中断の操作を繰り返し行った。ヘッドの中央部付近の指定したノズルについて、1シーケンス目に吐出された液滴の平均重量W1[ng]と、30シーケンス目に吐出された液滴の平均重量W30[ng]とを求めた。そして、W1とW30との差の絶対値の、液滴の目標噴射量WT[ng]に対する比率(|W1−W30|/WT)を求め、以下の5段階の基準に従い、評価した。|W1−W30|/WTの値が小さいほど、間欠印字性能(液滴噴射量の安定性)に優れていると言える。
A:|W1−W30|/WTの値が、0.060未満。
B:|W1−W30|/WTの値が、0.060以上0.150未満。
C:|W1−W30|/WTの値が、0.150以上0.470未満。
D:|W1−W30|/WTの値が、0.470以上0.730未満。
E:|W1−W30|/WTの値が、0.730以上。
[3.4]連続噴射試験
上記[3.3]の評価に用いたプリンター1について、上記30シーケンス目の液滴噴射の後、再びプリンター1の運転を停止し、プリンター1の流路に各インクが充填された状態で、25℃、55%RHの環境下に、60時間放置した。
その後、ヘッドの各ノズルから、25℃、55%RHの環境下で、プリンター1を200時間、連続で運転させることにより、光硬化型インクセットを構成する各インクの噴射を行った。
連続運転後における、ヘッドを構成するノズルの目詰まりの発生率([(目詰まりノズル数)/(全ノズル数)]×100)を求め、ノズルの目詰まりが発生しているものについては、可塑材料で構成されたクリーニング部材により、目詰まりの解消が可能であるか否かを調べた。その結果を、以下の5段階の基準に従い、評価した。
A:ノズルの目詰まりの発生がない。
B:ノズルの目詰まりの発生率が0.7%未満(ただし、ゼロを除く)であり、かつ、クリーニングによる目詰まりの解消が可能。
C:ノズルの目詰まりの発生率が0.7%以上1.2%未満であり、かつ、クリーニングによる目詰まりの解消が可能。
D:ノズルの目詰まりの発生率が1.2%以上1.5%未満であり、かつ、クリーニングによる目詰まりの解消が可能。
E:ノズルの目詰まりの発生率が1.5%以上、または、クリーニングによる目詰まりの解消が不可能。
なお、上記の評価は、実施例および比較例について、同様の条件で行った。
[4]印刷物の製造
上記[3.4]の評価に用いたプリンター1について、上記200時間の連続運転の後、再びプリンター1の運転を停止し、プリンター1の流路に各インクが充填された状態で、25℃、55%RHの環境下に、60時間放置した。
その後、ポリエチレンテレフタレート(PET)で構成された基材上に、所定のパターンで、光硬化型インクを噴射した。
その後、365nm、380nm、395nmの波長に極大値を有するスペクトルの紫外線を照射を、照射強度180mW/cm2を20秒間照射し、基材上の光硬化型インクを硬化させ、印刷物としてのインテリアパネルを得た。
上記のような方法を用いて、実施例および比較例の光硬化型インク(光硬化型インクセット)を用いて、それぞれ、10個の印刷物を製造した。
[5]印刷物の評価
上記のようにして得られた各印刷物について、以下のような評価を行った。
[5.1.1]印刷物の外観評価
前記実施例および比較例で製造した各印刷物を目視により観察し、色むら、濃度むらの発生状況について判断し、以下の7段階の基準に従い、評価した。
A:極めて優れた外観を有している。
B:非常に優れた外観を有している。
C:優れた外観を有している。
D:良好な外観を有している。
E:外観がやや不良。
F:外観が不良。
G:外観が極めて不良。
[5.1.2]印刷物の外観評価(第1ノズル列の端部と第2ノズル列の端部同士が重なる部分に係る)
前記実施例および比較例で製造した各印刷物を目視により観察し、色むら、濃度むらの発生状況について判断し、以下の7段階の基準に従い、評価した。
A:極めて優れた外観を有している。
B:非常に優れた外観を有している。
C:優れた外観を有している。
D:良好な外観を有している。
E:外観がやや不良。
F:外観が不良。
G:外観が極めて不良。
[5.2]個体間での特性差
前記実施例および比較例について、それぞれ10個の印刷物を目視により観察し、外観(審美性)の均一性を以下の4段階の基準に従い、評価した。
A:外観の均一性が非常に優れている。
B:外観の均一性に優れている。
C:外観の均一性がやや劣っている。
D:外観の均一性に劣っている。
これらの結果を表2に示す。
Figure 2012196909
このように、実施例1〜8のインク組成であると、各評価において比較例1及び比較例2に比して良好な結果が得られている。特に、実施例1の組成のインクを用いた場合、全ての評価が「A」であり、最も良好な結果が得られた。
比較例のインクは低エネルギーの紫外線でも硬化しやすいため、自然光によってノズル周辺のインクが固化しやすい。このようなインクの固化は、液滴噴射の安定性評価において悪影響を与える。また、ノズル周辺でインクが固化すると、噴射後に飛行曲がりが生じ着弾位置精度が悪化し、特に、ノズル列の重複領域において白スジを発生させるなど、濃度むらを発生させやすい。
一方、実施例1〜8のインクは、上記(化1)で表される化合物を含むため低エネルギーの紫外線では硬化しにくい。よって、自然光によってノズル周辺のインクが固化しにくい。その結果、液滴噴射の安定性評価において良好な評価が得られたものと考えられる。
このように、実施例1〜8のインクを用いることで液滴の噴射特性が良好となるので、ノズル列の重複領域における画像品質を良好に保つことができる。さらに、仮に自然光における紫外線によりノズル周辺のインクの固化が発生した場合であっても、実施例のプリンター1であれば、ノズル列の重複領域における濃度低下を抑制して、画像品質の低下を抑制することができる。
===その他の実施の形態===
上記の各実施形態は、主としてインクジェットプリンターを有する印刷システムについて記載されているが、濃度むら補正方法等の開示が含まれている。また、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
<プリンターについて>
前述の実施形態では、紙幅長さに亘って複数のヘッドを並べ、固定されたヘッドの下を用紙が搬送されることによって画像を形成するプリンター(所謂ラインヘッドプリンター)を例に挙げているが、これに限らない。例えば、複数のヘッドの各ノズル列の端部が重複するように、複数のヘッドをノズル列方向に並べる。そして、その複数のヘッドを用紙に対してノズル列方向と交差する方向に移動しながら画像を形成する動作と、複数のヘッドに対して用紙をノズル列方向に搬送する動作と、を交互に繰り返すプリンター(所謂シリアル式のプリンター)であってもよい。このようなプリンターを採用する場合であっても、各ヘッドが重複する領域について、前述の実施例と同様に、重複しない領域よりも沿うインク量を増やすように印刷を行うことができる。
<印刷装置について>
前述の実施形態では、印刷装置としてインクジェットプリンターを例示していたが、これに限らない。印刷装置であれば、プリンターではなく、様々な工業用印刷装置に適用可能である。例えば、布地に模様をつけるための捺染装置、カラーフィルター製造装置や有機ELディスプレイ等のディスプレイ製造装置、チップへDNAを溶かした溶液を塗布してDNAチップを製造するDNAチップ製造装置等であっても、本件発明を適用することができる。
また、流体の噴射方式は、駆動素子(ピエゾ素子)に電圧をかけて、インク室を膨張・収縮させることにより流体を噴射するピエゾ方式でもよいし、発熱素子を用いてノズル内に気泡を発生させ、その気泡によって液体を噴射させるサーマル方式でもよい。また、流体はインクなどの液体に限らず、粉体などでもよい。
1 プリンター、
10 用紙搬送ユニット、
11A 搬送ローラー、11B 第1抑えローラー、
12A 排紙ローラー、12B 第2抑えローラー、
40 ヘッドユニット、
50 検出器群、
60 コントローラー、
61 CPU、62 メモリー、63 インターフェース部、
70 駆動信号生成回路、
80 仮硬化ユニット80、
90 本硬化ユニット、
91 本硬化用光源ユニット、
M 媒体

Claims (8)

  1. 媒体に対してノズル列に沿う方向と交差する交差方向に相対移動する第1ノズル列から下記式で表される化合物が含まれるインクを噴射するステップと、
    前記ノズル列に沿う方向について端部が前記第1ノズル列の端部と重なる第2ノズル列から、前記媒体に対して前記交差方向に相対移動して前記インクを噴射するステップと、
    を含む印刷方法において、
    前記ノズル列に沿う方向に一部重なるノズル列のノズル同士が分担して共通のドットラインを形成する際に、前記一部重なる範囲において単位面積当たりに噴射するインクの量が、前記一部重ならない範囲において単位面積当たりに噴射するインクの量よりも多い、印刷方法。
    Figure 2012196909
  2. 前記インクは紫外線硬化型のインクであり、
    紫外線を照射して前記インクを硬化させる紫外線照射装置を備える、請求項1に記載の印刷方法。
  3. 前記一部重なる範囲における単位面積当たりに噴射するインクの量は、前記一部重ならない範囲における単位面積当たりに噴射するインクの量よりも一律に増やされる、請求項1又は2に記載の印刷方法。
  4. 前記共通のドットラインの形成において、前記一部重なるノズル列のノズル同士の前記インクの噴射量は均等に分担される、請求項1〜3のいずれかに記載の印刷方法。
  5. 前記一部重なる範囲に対応する画像の部分について、1よりも大きな値を乗ずることにより得られた階調値に基づいて前記インクの噴射量を決定する、請求項1〜4のいずれかに記載の印刷方法。
  6. 前記一部重なる範囲において噴射するインク滴のサイズを、前記一部重ならない範囲において噴射するインク滴サイズよりも大きくすることにより、前記一部重なる範囲における単位面積当たりに噴射する流体の量が多くされる、請求項1〜5のいずれかに記載の印刷方法。
  7. 前記一部重なる範囲において噴射するインク滴の数を、前記一部重複重ならない範囲において噴射するインク滴の数よりも多くすることにより、前記一部重なる範囲における単位面積当たりに噴射するインクの量が多くされる、請求項1〜6のいずれかに記載の印刷方法。
  8. 前記第1ノズル列と前記第2ノズル列とは、前記交差方向について離間して配置される、請求項1〜7のいずれかに記載の印刷方法。
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