JP2012187264A - Ptpカセット - Google Patents

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Abstract

【課題】排出口13での二枚通過を許容しつつも不所望な二枚落ちは防止する。
【解決手段】PTP包装剤8(薬剤)を各々は横にしたうえで縦に積み重ねて整列収納させた状態で保持する箱体11(整列収納部)と、最下のPTP包装剤8に箱体11の内底で可動部材19を接触させて前進させる順次排出機構16〜19とを備えていて、PTP包装剤8を下から順に横送りして箱体11の排出口13から前方へ排出するPTPカセットの基本部10に対し、拡張部20を装着してPTPカセット10+20にすることにより、PTP包装剤8が複数枚重なって排出口13から前方に出てきたときにはその複数枚のPTP包装剤8b,8cを上下に分ける仕分部材24を排出口13の前方に設け、PTP包装剤のうち仕分部材24の上に分けられて来たもの8cを一旦留め置いてから放出する上側落下遅延部材25を仕分部材24の上方に設ける。
【選択図】 図1

Description

この発明は、PTP包装した薬剤(PTP包装剤)またはそれと等価な薬剤(PTP包装剤等)を整列収納して順次排出するPTPカセットに関し、詳しくは、PTP包装剤等を積み重ねて多数保持するとともに下から順に長手方向へ横送りして排出するPTPカセットに関する。
片面が平坦で他面に薬剤を閉じ込めたポケット(突起部)が縦横に形成されているPTP包装剤を対象として、それぞれを横向きの姿勢にしたうえで積み重ねて多数保持するとともに下から順に長手方向へ横送りして順次排出するようになったPTPカセットが、幾つか開発されている(例えば特許文献1〜14参照)。
何れのPTPカセットも、収納空間を画する箱状の整列収納部と、その下に固定の又は着脱式の順次排出機構とを備えており、そのうち整列収納部は、PTP包装剤等を各々は横にしたうえで内底(収納空間底)の部材の上に載せて縦に積み重ねて整列収納させた状態で保持するようになっており、順次排出機構は、整列収納部に保持されているPTP包装剤等を下から順に横送りして前方へ排出するようになっている。
整列収納部は、何れのカセットでも構成が似ており、整列状態維持のため内底の上の収納空間が前板と両側板で囲まれているが、PTP包装剤等の補充のため、上面が解放されている。また、必須ではないが、補充作業容易化のため後背面まで解放されたり、整列状態安定化のため収納空間の内底部材が少し前下がりに傾けられたりしている。さらに、横送り排出のため、前板のうち内底の前端のところが切り欠かれて、排出口が形成されており、排出確認のため排出口の下方には排出センサが置かれている。
順次排出機構は、PTP包装剤等のうち最下のものに接触作用する可動部材と、この可動部材を運動させて最下のPTP包装剤等を前送りさせる駆動機構とを備えている点は、何れのカセットにも共通しているが、可動部材がPTP包装剤の平坦面に摩擦作用する回転輪であって駆動機構がその回転輪を収納空間の内底で自転させる回転駆動機構になっている平坦面摩擦タイプと(特許文献1〜2参照)、可動部材がPTP包装剤の後端に当接作用する引掛部材や押出部材であって駆動機構がその可動部材を内底部材に沿って前送りする機構になっている後端当接タイプと(特許文献3〜10参照)、可動部材がPTP包装剤の突起部に当接作用して前送りする突起部当接タイプとがある(特許文献11〜13参照)。さらに、平坦面摩擦タイプには、前後の回転輪を独立駆動にしたうえで個々に最適なタイミングで回転させるよう制御を改良したタイプもある(特許文献14参照)。
特開平10−75989号公報(図3) 特開2008−301870号公報 特開2009−131560号公報 特開2009−165675号公報 特開2009−297466号公報 特開2010−017372号公報 特願2010−037980号 特願2010−037993号 特願2010−198721号 特願2010−214620号 特願2010−214621号 特願2010−225280号 特願2010−249381号 特願2011−006486号
このような従来のPTPカセットでは、PTP包装剤等を必要な枚数だけ正確に排出するために、シート単位で一枚ずつ排出することを必要枚数の回数だけ繰り返すようになっているので、平らで硬めのシートはもとより曲りやすいシートや柔らかいシートでも排出することができるよう改良するとともに、二枚落ちを防止することができるようにも改良している。それら種々の改良のうち、後者の二枚落ち防止機能の強化策は、これまでのところ、整列収納部の排出口から最下のPTP包装剤等だけが単独で排出されるようにすることが主眼であり、下から二枚目やそれより上のPTP包装剤等を排出口より完全に後方にとどめておくか、例えシート先端が排出口から出たとしても排出口の近くで押し止める等のことでシートの大半を整列収納部の中にとどめておくようになっていた。
しかしながら、そのように排出口で二枚通過を阻止することにより二枚落ちを未然に防止する二枚落ち防止策では、機能発揮時の態様によっては、例えば一部のPTP包装剤等が裏返しになっていたような場合、自動排出動作を一時中断して、排出を阻止されたPTP包装剤等を裏返して積重薬剤を整列し直すといった人手介助を待ち、その後に自動排出動作を再開しなければならない。また、二枚落ち防止機能強化用部材の追加や調整に係る材工費の増加といった負担増加も無視できなくなってきている。
そこで、排出口での二枚通過を許容しつつも不所望な二枚落ちは防止しうるPTPカセットを実現することが、技術的な課題となる。
本発明のPTPカセットは(解決手段1)、このような課題を解決するために創案されたものであり、PTP包装の薬剤またはそれと等価な薬剤を各々は横にしたうえで縦に積み重ねて整列収納させた状態で保持する整列収納部と、前記薬剤のうち最下のものに前記整列収納部の内底で可動部材を接触させて前進させる順次排出機構とを備えていて、前記薬剤を下から順に横送りして前記整列収納部の排出口から前方へ排出するPTPカセットにおいて、前記薬剤が複数枚重なって前記排出口から前方に出てきたときにはその複数枚の薬剤を上下に分ける仕分部材を前記排出口の前方に設けたことを特徴とする。
また、本発明のPTPカセットは(解決手段2)、上記解決手段1のPTPカセットであって、前記仕分部材の上方に設けられて前記薬剤のうち前記仕分部材の上に分けられて来たものを一旦留め置いてから放出する上側落下遅延部材と、前記仕分部材の下方に設けられて前記薬剤のうち前記仕分部材の下に分けられて来たものを一旦留め置いてから放出する下側遅延落下部材とのうち、何れか一方または双方を備えたことを特徴とする。
さらに、本発明のPTPカセットは(解決手段3)、上記解決手段1,2のPTPカセットであって、前記仕分部材が、前記整列収納部と前記順次排出機構との何れか一方または双方に対して着脱しうるようになっていることを特徴とする。
また、本発明のPTPカセットは(解決手段4)、上記解決手段1〜3のPTPカセットであって、前記薬剤のうち前記排出口から前方に出てきて前記仕分部材の下側を通過する薬剤を検出する下側検出部材と、前記薬剤のうち前記排出口から前方に出てきて前記仕分部材の上側を通過する薬剤を検出する上側検出部材とを備え、前記下側検出部材に基づく薬剤排出の検出結果と前記上側検出部材に基づく薬剤排出の検出結果とが共に薬剤排出の有ったことを示しているときには前記順次排出機構に前送り動作を完遂させるが、前記下側検出部材に基づく薬剤排出の検出結果と前記上側検出部材に基づく薬剤排出の検出結果とのうち何れか一方または双方が薬剤排出の有ったことを示さないときには前記順次排出機構に前送り動作を停止させるとともに発報などの異常時処理を行うようになっていることを特徴とする。
このような本発明のPTPカセットにあっては(解決手段1)、逐次排出対象の薬剤すなわちPTP包装剤等が一枚ずつ排出口から前方に出てきたときには、従来通り、何の不都合もなく、薬剤逐次排出が遂行される。また、二枚のPTP包装剤等が重なったまま一緒に排出口から前方に出てきたときには、それら複数枚のPTP包装剤等が仕分部材によって上下に分けられるので、例えばそれぞれのPTP包装剤等を個別の落下経路に導いたり落下タイミングをずらす等のことで簡便に逐次排出そのもの又は同等に正確な排出枚数管理を行うことができる。そのため、排出口のところで厳しく二枚落ちを防止する必要がなく、さらにはPTP包装剤等を積み重ねて整列収納部の収納空間に整列収納させるときにPTP包装剤等の表裏の上下を揃える必要すらなくなるので、安価かつ便利になる。
したがって、この発明によれば、排出口での二枚通過を許容しつつも不所望な二枚落ちは防止しうるPTPカセットを実現することができる。
また、本発明のPTPカセットにあっては(解決手段2)、二枚のPTP包装剤等が重なったまま一緒に排出口から前方に出てきたときには、それら複数枚のPTP包装剤等が仕分部材によって上下に分けられた後、少なくとも何れかのPTP包装剤等については落下遅延部材によって落下タイミングを遅らせることができることから、そうすることで上下のPTP包装剤等の落下タイミングがずれるので、簡便に二枚落ちが回避される。
したがって、この発明によれば、排出口での二枚通過を許容しつつも不所望な二枚落ちを防止して逐次排出を維持するPTPカセットを実現することができる。
さらに、本発明のPTPカセットにあっては(解決手段3)、新たに導入された仕分部材が着脱式になっているので、必要な時だけ装備して原価を抑制することができるうえ、既存のPTPカセットへの追加装備も僅かな改造で容易かつ迅速に行うことができる。
また、本発明のPTPカセットは(解決手段4)、PTPカセットに補充されるPTP包装剤等が、突起部形成面を向かい合わせにした二枚でシート対をなしており、そのようなシート対を複数・多数積み重ねた状態で供給され、そのような積み重ね状態を維持したまま人手でカセットの整列収納部に収納される、ということを前提としている。
そして、PTP包装剤等が正しく且つきちんと整列収納されていれば、順次排出機構によって前送りされたPTP包装剤等が必ず一対ずつ排出口から出て来て仕分部材の上下に一枚ずつ分かれるので、自動排出処理が継続される。
これに対し、PTP包装剤等の整列収納状態について表裏の向きが違っていたり姿勢が大きく乱れていたりすると、薬剤排出状態が異常になって、順次排出機構によって前送りされたPTP包装剤等が排出口から全く出て来なかったり仕分部材の上下の片方にしか出て来なかったりするので、順次排出機構の前送り動作の停止にてPTP包装剤等の損壊等が防止されるとともに、発報などの異常時処理にて人手介助が促される。
このようにPTP包装剤等の供給態様に対応した仕分部材と検出手段を排出機構に付加したことにより、整列収納作業の容易化を図りつつも作業容易化によって増加の警戒される整列収納の乱れ等の不具合を早期かつ的確に発見して対処を促すことができる。
本発明の実施例1について、PTPカセットの構造を示し、(a)が空の基本部の斜視図、(b)がPTP包装剤を積み重ねて整列収納した基本部に拡張部を装着したPTPカセットの斜視図、(c)が空のPTPカセットの要部の縦断面図である。 PTP包装剤排出時の動作を示し、(a)〜(c)何れもPTPカセットの要部の縦断面図である。 PTP包装剤排出時の動作を示し、(a)〜(c)何れもPTPカセットの要部の縦断面図である。 PTP包装剤排出時の動作を示し、(a)〜(c)何れもPTPカセットの要部の縦断面図である。 本発明の実施例2について、PTPカセットの構造と動作を示し、(a)〜(b)何れもPTPカセットの要部の縦断面図である。
このような本発明のPTPカセットについて、これを実施するための具体的な形態を、以下の実施例1〜2により説明する。
図1〜4に示した実施例1は、上述した解決手段1〜3(出願当初の請求項1〜3)を具現化したものであり、図5に示した実施例2は、上述した解決手段4(出願当初の請求項4)を具現化したものである。
なお、それらの図示に際しては、簡明化等のため、ボルト等の締結具や,ヒンジ等の連結具,モータドライバ等の電気回路,コントローラ等の電子回路などは図示を割愛し、発明の説明に必要なものや関連するものを中心に図示した。
本発明のPTPカセットの実施例1について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図1は、(a)が空の基本部10の斜視図、(b)がPTP包装剤8を積み重ねて整列収納した基本部10に拡張部20を装着したPTPカセット10+20の斜視図、(c)が空のPTPカセット10+20の要部の縦断面図である。
このPTPカセット10+20は、単体でもPTP包装剤8(薬剤)を逐次排出しうる基本部10に(図1(a)参照)、着脱式の拡張部20を装着したものである(図1(b),(c)参照)。そのうち基本部10は、既述した従来のPTPカセットそのもの又はそれを改良したものであり、下側の順次排出機構16〜19と、それの上に装着される着脱式の箱体11(整列収納部)とを具えている。
拡張部20は、順次排出機構16〜19に対して図示しない例えばフックやネジ等の係合部材にて取り付けられ、更に必要であれば適宜なロック部材等にて固定されて、箱体11の前面のうち下端部分に形成されている排出口13の前方に位置している。
先ずPTPカセット10+20の基本部10を説明する。ここで図示したのは後端当接タイプであるが(特許文献5参照)、同タイプの別構成でも良く(特許文献3〜10参照)、平坦面摩擦タイプや(特許文献1,2,14参照),突起部当接タイプ(特許文献11〜13参照)など、他のタイプのものでも良く、公知になっているものも多いので、ここでは概要構成を述べる。
背景技術欄で述べたが、基本部10は、PTP包装剤8を各々は横にしたうえで縦に積み重ねて整列収納させた状態で保持する箱体11(整列収納部)と、その中のPTP包装剤8を下から順に横送りして前方へ排出する順次排出機構16〜19とを具えている。
箱体11は(図1(a)参照)、整列収納のため鉛直な前面板と左右の鉛直な側板と水平な外底板とを具えているが、補充容易化のため上面と後背面は解放されている。箱体11の前面には、補充時の薬品確認やバーコード入力作業が容易かつ的確に行えるよう、例えばPTP包装剤8の品名や識別コードを印刷したラベル12が貼り付けられている。箱体11の前面の下部には、PTP包装剤8が順次排出されるときに通過する排出口13が開口形成されており、排出口13の上側部分には横幅全域に亘って列設された髭状の可撓性留具14が垂れ下がっており、可撓性留具14の先端・下端の近くに前端を位置させた一対の内底板15,15(内底部材)が左右に分かれて並置されている。
この内底板対15,15は両者の間を開けて箱体11の前後に亘って延びており、それぞれ左右の側板の内側に取り付けられて、前下がり状態・後上がり状態を維持するので、PTP包装剤8が内底板15の上面に載せられて積み重ね収納されると、そのPTP包装剤8が自重の分力によって前方へ僅かに付勢されて箱体11の前板に前端を当接させた状態を採ることにより整列収納時の姿勢が安定するようになっている。また、最下のPTP包装剤8やその直ぐ上のPTP包装剤8は、その前端が排出口13のところで可撓性留具14に当接することで、勝手には滑り出ないようになっている。
順次排出機構16〜19は、無端ベルト16と排出センサ17と電動モータ18と引掛部材19とを具えたものであり、箱体11の外底板の上に設けられている。
無端ベルト16は、両端をローラで支持されて前後に延びており、平面視ではほぼ全体が内底板対15,15の間に位置し、側面視では上辺部分が内底板15より僅かに低いところに位置する状態で、内底板15に沿って傾斜しており、電動モータ18の駆動によって上側を前進させることで、引掛部材19を内底板15に沿って前送りする送り機構となっている。電動モータ18は、図示しない制御回路の動作制御に従って、PTP包装剤8を一枚だけ排出するときには間欠動作し、PTP包装剤8を複数枚続けて順次排出するときには連続動作するようになっている。
引掛部材19は、箱体11の内底で最下のPTP包装剤8に接触してそのPTP包装剤8を前進させる可動部材の一例であり、PTP包装剤8を傷つけないよう且つ十分な可撓性を発揮するよう例えばエンジニアリングプラスチックから作られていて、作用部が無負荷状態では無端ベルト16から離れているがPTP包装剤8との干渉時には反力によって無端ベルト16側へ寄るものとなっており、無端ベルト16に一個しか装着されていなくても良いが、順次排出を間断なく行うには複数個(図示の例では2個)が装着される。そして、電動モータ18が作動すると、無端ベルト16が循環し、それに伴って、引掛部材19が内底板対15,15の間から斜め後方へ作用部や先端部を突き上げながら前進するとともに、前進を終えた引掛部材19が内底板15及び無端ベルト16の下を通って後方へ戻るようになっている。
排出センサ17は、例えば反射式の光学センサからなり、この例では排出口13や無端ベルト16の前端の斜め下方で箱体11の外底板の上面に設けられて、検出方向を上に向けている。そして、上方にPTP包装剤8が有って反射光が検出されるか或いは上方にPTP包装剤8が無くて反射光が検出されないかに応じてオンオフ信号を出力するようになっている。そして、この信号に基づいて図示しない上述の制御回路が、最下のPTP包装剤8が前方へ横送りされて排出口13から出てくると、その最下のPTP包装剤8の排出開始を検知し、そのPTP包装剤8が排出口13から抜け落ちて上方から前方へ去ると、排出完了を検知するようになっている。
なお、この制御回路は、基本部10に拡張部20が装着され、それに随伴したコネクタ嵌合等によって給電線や信号線が接続されると、拡張部20の制御も行うようになっているが、それについては以下の拡張部20の説明において述べる。
拡張部20は(図1(b),(c)参照)、順次排出機構16〜19に着脱するための図示しない係合部材を具備した板枠21と、左右両端を板枠21に固着された水平な支持梁22と、支持梁22の上面に装着されて排出口13の前方に位置する留置センサ23と、支持梁22の中央に装着されて排出口13の前方に位置する仕分部材24と、仕分部材24の上方に設けられた回転輪を主体とする上側落下遅延部材25と、上側落下遅延部材25の回転駆動を行う電動モータ26とを具えたものである。
仕分部材24は、PTP包装剤8が複数枚重なって排出口13から前方に出てきたときにはその複数枚のPTP包装剤8を上下に分けるために、後端が少なくとも縦断面においては鋭角な楔状になっていて、その鋭角な後端を排出口13に向けている。図示した仕分部材24は、固定式のものであるが、PTP包装剤8の厚さ等に応じて仕分け位置すなわち仕分部材24の後端の高さを調整する可動式の場合、仕分部材24の支持部に上下移動可能あるいは後端揺動可能なものを採用すれば良い。仕分部材24の左右幅はPTP包装剤8の突起部との干渉を避けるために、PTP包装剤8における突起部の列間の空隙より狭くなっている。図示した仕分部材24は中央の一個だけであるが、突起部の左右両外や他の列間があればそれに対応した所などに仕分部材24を複数配設しても良い。
上側落下遅延部材25は、排出口13から前方に排出されたPTP包装剤8のうち仕分部材24の上に分けられて来たものを回転運動にて更に前送りするために、摩擦係数の比較的大きな軟質プラスチック等で作られた又はそのような部材を外周面に装着された回転輪からなるものであるが、制御回路の動作制御に従って、PTP包装剤8を止めることなく前方へ送り出して放出してしまうまで回転し続ける動作と、PTP包装剤8が仕分部材24の上に乗り移った時点で回転を止めることでPTP包装剤8を仕分部材24の上に一旦留め置きその後で必要が生じてから回転を再開してPTP包装剤8を前方へ送り出して放出する動作とを、選択的に行うようになっている。
留置センサ23は、上述した排出センサ17と同様に例えば反射式の光学センサからなり、排出口13から前方へ排出されたPTP包装剤8を検出する第2の排出センサであるが、上述した排出センサ17が仕分部材24の下に分かれて来たPTP包装剤8の検出を担当するのに対し、仕分部材24の上に分かれて来たPTP包装剤8を検出するためのものであり、仕分部材24の上にPTP包装剤8が有って反射光が検出されるか或いは仕分部材24の上にPTP包装剤8が無くて反射光が検出されないかに応じてオンオフ信号を出力するようになっている。
そして、この信号に基づいて上述の制御回路が上側落下遅延部材25の回転制御を行うことで、仕分部材24の上のPTP包装剤8が即時放出か或いは一時留置後の放出か何れかの態様で前方へ放出されるようになっている。このPTPカセット10+20では、落下遅延部材が上側落下遅延部材25だけで仕分部材24の下側には無いので、逐次排出モード時に仕分部材24の上下両方にPTP包装剤8が排出されて来たときには下側のPTP包装剤8を即時放出し上側のPTP包装剤8を一時留置後放出するようになっている。仕分部材24の上下いずれか一方だけにPTP包装剤8が排出されて来たときや、逐次排出モード時には、即時放出だけ行うようになっている。
このような実施例1のPTPカセット10+20について、その使用態様及び動作を、図面を引用して説明する。
図2(a)〜(c)は、何れも、カセット要部の縦断面図であり、PTP包装剤8aが一枚だけ排出されたときの動作を示している。
また、図3(a)〜(c)及び図4(a)〜(c)は、何れも、カセット要部の縦断面図であり、PTP包装剤8b,8cが二枚一緒に排出されたときの動作を示している。
PTPカセット10+20が空の場合は手作業でPTP包装剤8を解放上面や解放背面から補充する。そのとき、各々のPTP包装剤8を横にしたうえで、この新しいカセットでは後で詳述するように必須ではないが取りあえず従来のように多数のPTP包装剤8の表裏を同じ向きに揃えることとし、ポケット側(薬剤収納用突部形成側)を上にして、それらを内底板15の上面に積み上げることで、箱体11内にPTP包装剤8を収納する。それから、収納したPTP包装剤8の後端を指等で軽く押して、PTP包装剤8の列を整える(図2(a)参照)。
こうして、上下に積み重ねて整列収納されたPTP包装剤8は前端を箱体11の前板か可撓性留具14に当てて位置が決まり、その順次排出の準備が整う。とはいえ、最下のPTP包装剤8aやその直ぐ上のPTP包装剤8はポケット側を上にしているが、一部のPTP包装剤8cは、ポケット側を下にして表裏面が上下反転状態になっており、しかもその突起部が直下のPTP包装剤8bの突起部同士の間隙に嵌り込んで、二枚のPTP包装剤8b,8cの突起部が交互に並んで前後一列になっている。そのため、二枚のPTP包装剤8b,8cが一枚分の厚みのところにすっぽり収まっており、、既述した従来のPTPカセットやその改良品では二枚落ちを防止するのが最も難しい状態となっている。
この状態で、PTP包装剤8を一つずつ排出させるときには、図示しない制御回路に排出の指令や指示を与えて、PTPカセット10+20に排出動作を行わせる。具体的には、制御回路が、排出センサ17及び留置センサ23の反射光不検出を確認しつつ、電動モータ18及び電動モータ26を作動させる。そうすると、無端ベルト16が循環し、それに随伴して引掛部材19が巡回移動し、後方で上向きになった又はなっていた引掛部材19が後方から前方へ進行し、それに後端を引っ掛けられて、最下のPTP包装剤8aが前進し、その前半部が排出口13から前方へ出始める(図2(b)参照)。
そのとき、最下のPTP包装剤8aのシート位置が仕分部材24の後端位置より下になっているので、PTP包装剤8aは仕分部材24の下へ潜り込むように前進する。また、最下のPTP包装剤8aより直ぐ上に位置している下から二番目やそれより上のPTP包装剤8は、シート前端やシート上面の突起部が箱体11に前板や可撓性留具14に当接して前進を阻まれるので、排出口13から前方へ送り出されて落下するのは、PTP包装剤8aの一枚だけである(図2(c)参照)。
そして、最下のPTP包装剤8aが排出口13から前方へ排出されると、その排出中のPTP包装剤8aからの反射光が排出センサ17によって検出されるとともに、留置センサ23にはPTP包装剤8が検出されないことから、その検出結果に応じて適宜なタイミングで電動モータ18,26の作動が停止されるので、無端ベルト16の循環動作も引掛部材19の巡回移動も止まる。それと並行して、最下PTP包装剤8aの抜けた内底板15上では、次のPTP包装剤8が最下のPTP包装剤8となる。こうして、このPTPカセット10+20にあっては、PTP包装剤8が従来通り表裏を揃えて整列収納されていれば、従来とほぼ同様にしてPTP包装剤8を一枚ずつ排出することができる。
そのような逐次排出を繰り返しているうち、やがて、突起部が交互に嵌り込んでピッタリ重なった二枚のPTP包装剤8b,8cが、箱体11の内底に降りて来る(図3(a)参照)。この場合、最下になったPTP包装剤8bと下から二番目になったPTP包装剤8cとを合わせた厚さがPTP包装剤一枚分しかないうえ、PTP包装剤8b,8cが突起部で強く係合しているため、最下のPTP包装剤8bが前送りされて排出口13から前方へ出始めると(図3(b)参照)、その最下のPTP包装剤8bと一緒に、下から二番目のPTP包装剤8cも、排出口13から前方へ出始める。
その際、最下のPTP包装剤8bのシートが突起部の下側に位置しているので、そのPTP包装剤8bのシート先端が仕分部材24の後端の下方へ向かうのに対し、下から二番目のPTP包装剤8cのシートは突起部の上側に位置しているので、そのPTP包装剤8cのシート先端は仕分部材24の後端の上方へ向かう。そのため、両PTP包装剤8b,8cが更に前送りされると(図3(c)参照)、最下のPTP包装剤8bは仕分部材24の下に分けられ、下から二番目のPTP包装剤8cは仕分部材24の上に分けられる。両PTP包装剤8b,8cが排出口13から前方へ完全に送り出されるまで、引掛部材19によるPTP包装剤8bの前送りが継続されるとともに、それに随伴する前送りと上側落下遅延部材25による前送りもPTP包装剤8cに対して継続される。
そして、両PTP包装剤8b,8cが排出口13を完全に通過して前方へ送り出される(図4(a)参照)、仕分部材24の下に分かれて来たPTP包装剤8bからの反射光が排出センサ17によって検出されるとともに、仕分部材24の上に分かれて来たPTP包装剤8cからの反射光が留置センサ23によって検出され、その検出結果に応じて適宜なタイミングで電動モータ18,26の作動が停止される。すると(図4(b)参照)、最下だったPTP包装剤8bは下方へ落下放出されるが、下から二番目だったPTP包装剤8cは仕分部材24の上に留め置かれる。また、最下と二番目だったPTP包装剤8b,8cの抜けた内底板15上では、次のPTP包装剤8が最下のPTP包装剤8となる。
それから、次のPTP包装剤8の排出指示が制御回路に届くと、上側落下遅延部材25が動作して、仕分部材24の上に一時留置されていたPTP包装剤8cが落下放出される(図4(c)参照)。仕分部材24の上にPTP包装剤8がある間は、引掛部材19による箱体11の内底からの前送りは抑制される。
こうして、このPTPカセット10+20にあっては、PTP包装剤8が表裏反転状態で基本部10の箱体11に収納されていて、箱体11の排出口13から同時に二枚排出されたときでも、その二枚のPTP包装剤8が拡張部20によって上下に分けられ更に片方の落下放出が遅延させられるので、不都合なくPTP包装剤8が一枚ずつ排出される。
なお、詳細な説明や図示は割愛したが、上述の説明から明らかなように、複数枚のPTP包装剤8を纏めて排出する場合は、上側落下遅延部材25による仕分部材24上でのPTP包装剤8の一時留置を省くだけで、迅速に処理することができる。
また、やはり詳細な説明や図示は割愛したが、上述の説明から明らかなように、PTP包装剤8を各々は横にしたうえで縦に積み重ねて箱体11に整列収納させる際、各PTP包装剤8のシート表裏面の向きを総て同じ向きに揃えるか、総て交互に反転させるか、それらを混在させるか、任意に選択できるため、整列収納作業は気楽に行える。
本発明のPTPカセットの実施例2について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図5(a)は、PTPカセット10+20の要部の縦断面図である。
この実施例2のPTPカセット10+20が上述した実施例1のものと相違するのは、制御回路に排出口二枚通過チェック機能が追加された点である。
この排出口二枚通過チェック機能は、PTPカセットの箱体11の収納空間に補充されるPTP包装剤8が、突起部形成面(ポケット側)を向かい合わせにした二枚のPTP包装剤8bとPTP包装剤8cとで一つのシート対8b,8cをなしており、そのようなシート対8b,8cを各々は横にしたうえで複数対・多数対を縦に積み重ねた状態で製薬メーカ等から供給され、そのような積み重ね状態を維持・踏襲したまま補充時に人手でPTPカセットの箱体11の収納空間に収納される、ということを前提としているので、制御回路の動作モード設定などによって選択的に実行させられるようになっている。
上述した実施例1のものと同様に、このPTPカセット10+20も、排出口13より前方であって排出口13及び仕分部材の位置より低い所には排出センサ17が設けられていて、箱体11の収納空間に整列収納されたPTP包装剤8のうち排出口13から前方に出てきて仕分部材24の下側を通過するPTP包装剤8を検出する下側検出部材として排出センサ17が機能するようになっている。
また、排出口13より前方であって排出口13及び仕分部材24の位置より高い所には留置センサ23が設けられていて、箱体11の収納空間に整列収納されたPTP包装剤8のうち排出口13から前方に出てきて仕分部材24の上側を通過するPTP包装剤8を検出する上側検出部材として留置センサ23が機能するようになっている。
さらに、制御回路は、一枚の又は一対のPTP包装剤8を排出させる前送り動作を順次排出機構16〜19に開始させる度に、排出センサ17の検出結果と留置センサ23の検出結果を入力して、排出センサ17の検出結果に基づいて仕分部材24の下側を通過するPTP包装剤8の排出が有ったか無かったかの判定を行うとともに、留置センサ23の検出結果に基づいて仕分部材24の上側を通過するPTP包装剤8の排出が有ったか無かったかの判定も行うようになっている。これも上述したのと同様である。
そして、排出口二枚通過チェック機能がオンに設定されていると、排出センサ17に基づくPTP包装剤8の排出検出結果と留置センサ23に基づくPTP包装剤8の排出検出結果とが共にPTP包装剤8の排出の有ったことを示しているときには、順次排出機構16〜19に前送り動作を完遂させるが、それ以外の場合すなわち排出センサ17に基づくPTP包装剤8の排出検出結果と留置センサ23に基づくPTP包装剤8の排出検出結果とのうち何れか一方または双方がPTP包装剤8の排出の有ったことを示さないときには、順次排出機構16〜19に前送り動作を即刻停止させるとともに、発報などの異常時処理を行うようになっている。なお、排出口二枚通過チェック機能がオフに設定されているときには、前送り動作の即時停止や異常時処理を行わないようになっている。
このような実施例2のPTPカセットについて、その使用態様及び動作を、図面を引用して説明する。図5(a),(b)は何れもPTPカセット10+20の要部の縦断面図であり、そのうち(a)はシート対8b,8cを箱体11に整列収納したところを示し、(b)はシート対8b,8cが二枚一緒に排出されたときの動作を示している。
排出口二枚通過チェック機能がオフになっている場合の使い方や動作は実施例1の動作説明で上述したのと同様なので、繰り返しとなる説明は割愛して、ここでは排出口二枚通過チェック機能がオンになっている場合を述べる。
この機能を用いるのは、突起部形成面(ポケット側)を向かい合わせにしたPTP包装剤8bとPTP包装剤8cとのシート対8b,8cを積み重ねた状態でPTP包装剤8が供給され補充時に人出で箱体11に積み重ね収納される場合である(図5(a)参照)。
そのような整列収納を行うときには、各シート対を下から上へ並べて収納する。そのため、PTP包装剤8を一枚置きに裏返すといった煩雑な作業が不要なので、作業が容易になる。そして、剤種やシート状態などを確認しながら、さらにはシートの絡み等を解消して横送りの円滑化に役立ついわゆる凹凸サバキ作業なども行って、的確にPTP包装剤8を箱体11に整列収納しておけば、後の自動排出動作では、PTP包装剤8が、対をなす二枚ずつの単位で排出口13から排出されて仕分部材24の上下に分かれ(図5(b)参照)、必要に応じて一枚ずつか二枚一緒にカセット外へ落下する。
これに対し、作業容易化に伴う気の緩み等に起因して整列作業が雑になったりすると、例えば、シート対8b,8cを単位にしてPTP包装剤8を積み重ねることが守られなかったり、PTP包装剤8の曲がりやソリが酷かったり、PTP包装剤8に過大な折れや凹凸噛合があったり、サバキ作業が不良であったりすると、PTP包装剤8が排出口13から前方へ排出されなかったり例え排出されても一枚だけだったりする。そして、そのことが排出センサ17と留置センサ23の検出結果に基づいて制御回路によって検知されると、順次排出機構16〜19の動作が直ちに止まるとともに、人手の介助を促すために発報などの異常処理が行われる。なお、異常処理の具体例としては、ブザー等で警報音を発することやディスプレイにメッセージを表示することが一般的であるが、それに加えて又はそれに代えて、上位装置に通信等で通知したり、データロガー等に記録するも良い。その際、補充作業者名なども一緒に表示や記録されるようにするのも良い。
このように人手による整列収納時の作業量を減らす一方で整列状態の自動チェック事項を増やすことにより、補充作業の容易化と作業時間の短縮が進むとともに、作業にミスがあったときには比較的軽度なミスであっても的確に検知されることから、作業者が気を抜くことなくPTP包装剤の状態確認に注力するようになるので、作業負担の軽減と作業ミスの低減とを両立させることができる。
さらには、PTP包装剤の状態確認に注意が注がれることに伴って、剤種や有効期限についても的確に確認がなされることになる、という波及効果も期待することができる。
[その他]
上記実施例では、仕分部材24や上側落下遅延部材25を具備した拡張部20が、順次排出機構16〜19に対して着脱されるようになっていたが、拡張部20は、順次排出機構16〜19でなく箱体11に対して着脱されるようにしても良く、箱体11と順次排出機構16〜19との双方に対して着脱されるようにしても良い。
また、上記実施例では、仕分部材24の上下に分かれたPTP包装剤8を一旦留め置いてから放出する落下遅延部材として、上側落下遅延部材25だけが設けられていたが、それに代えて又はそれに加えて、仕分部材24の下に分けられて来たPTP包装剤8を一旦留め置いてから放出する下側遅延落下部材を仕分部材24の下方に設けても良い。
本発明のPTPカセットは、PTP包装した薬剤の他、それと等価な薬剤たとえばシート状包装やカード状包装の薬剤などにも、適用することができる。
また、本発明のPTPカセットは、単体で使用できる他、薬剤払出装置の一部や全部に組み込んでも良い(例えば特許文献3〜6参照)。
さらに、仕分部材や落下遅延部材の複数化・多段化により、排出口では三枚以上の多数枚通過を許容しつつも不所望な二枚落ちは防止しうるPTPカセットも実現できる。
8,8a,8b,8c…PTP包装剤(薬剤)、
10…基本部(PTPカセット)、
11…箱体(整列収納部)、
12…ラベル、13…排出口、14…可撓性留具、15…内底板(内底部材)、
16…無端ベルト(送り機構)、17…排出センサ(下側検出部材)、
18…電動モータ、19…引掛部材(可動部材)、
20…拡張部(PTPカセット)、
21…板枠、22…支持梁、23…留置センサ(上側検出部材)、
24…仕分部材、25…上側落下遅延部材、26…電動モータ

Claims (4)

  1. PTP包装の薬剤またはそれと等価な薬剤を各々は横にしたうえで縦に積み重ねて整列収納させた状態で保持する整列収納部と、前記薬剤のうち最下のものに前記整列収納部の内底で可動部材を接触させて前進させる順次排出機構とを備えていて、前記薬剤を下から順に横送りして前記整列収納部の排出口から前方へ排出するPTPカセットにおいて、前記薬剤が複数枚重なって前記排出口から前方に出てきたときにはその複数枚の薬剤を上下に分ける仕分部材を前記排出口の前方に設けたことを特徴とするPTPカセット。
  2. 前記仕分部材の上方に設けられて前記薬剤のうち前記仕分部材の上に分けられて来たものを一旦留め置いてから放出する上側落下遅延部材と、前記仕分部材の下方に設けられて前記薬剤のうち前記仕分部材の下に分けられて来たものを一旦留め置いてから放出する下側遅延落下部材とのうち、何れか一方または双方を備えたことを特徴とする請求項1記載のPTPカセット。
  3. 前記仕分部材が、前記整列収納部と前記順次排出機構との何れか一方または双方に対して着脱しうるようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載されたPTPカセット。
  4. 前記薬剤のうち前記排出口から前方に出てきて前記仕分部材の下側を通過する薬剤を検出する下側検出部材と、前記薬剤のうち前記排出口から前方に出てきて前記仕分部材の上側を通過する薬剤を検出する上側検出部材とを備え、前記下側検出部材に基づく薬剤排出の検出結果と前記上側検出部材に基づく薬剤排出の検出結果とが共に薬剤排出の有ったことを示しているときには前記順次排出機構に前送り動作を完遂させるが、前記下側検出部材に基づく薬剤排出の検出結果と前記上側検出部材に基づく薬剤排出の検出結果とのうち何れか一方または双方が薬剤排出の有ったことを示さないときには前記順次排出機構に前送り動作を停止させるとともに発報などの異常時処理を行うようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載されたPTPカセット。
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