JP2012182342A - 半導体基板のエキスパンド装置およびエキスパンド処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エキスパンド装置は、半導体基板1が中央に貼り付けられた弾性体のダイシングテープ3の外周縁部を固定するための環状のダイシングフレーム2を保持するダイシングフレーム保持部(4〜7)と、凸型円盤面11aによってダイシングテープ3側から半導体基板1を押圧してダイシングテープ3を引き伸ばすテープ拡張ステージ11と、凸型円盤面11aに対応する凹型円盤面12aが形成され、テープ拡張ステージ11によって引き伸ばされたダイシングテープ3を半導体基板1とともに凹型円盤面12aと凸型円盤面11aとの間に挟み込む押さえ治具12とから構成される。
【選択図】図1
Description
同図(A)に示すように、半導体基板1とダイシングフレーム2は、環状のダイシングフレーム2の中央部分に半導体基板1が位置するように、それぞれダイシングテープ3の上面に貼り付けられて固定されている。半導体基板1には、スクライビング処理、又はステルス・ダイシング処理によって、破線で示す劈開ラインが縦横に形成されている。ダイシングテープ3上の半導体基板1は、同図(B)に示すように、この状態でダイシングフレーム2を保持するダイシングフレーム保持台4に載せられ、保持カバー5で挟まれて固定される。ダイシングテープ3の周縁部分には、ダイシングフレーム2を上下方向から保持するためのOリング6,7が配置されている。
テープ拡張ステージ8が上昇してダイシングテープ3を押し上げたとき、拡張保持リング9とその上方から昇降するテープクランプリング10が嵌め込まれることで、ダイシングテープ3をテープ拡張ステージ8によって引き伸ばされた状態に保持できる。ダイシングテープ3を引き伸ばす際には、ダイシングフレーム2が滑って外れてしまわないよう、Oリング6,7によって保持される。すなわち、図6に示すようにテープ拡張ステージ8が上昇すると、ダイシングテープ3上の半導体基板1には、ダイシングテープ3をその外縁方向に引き伸ばすような引張力が加えられる。
(実施の形態1)
図1は、第1の実施の形態に係る球面エキスパンド装置を示す概念図であって、(A)はエキスパンド前における加工装置の断面構成、(B)はエキスパンド時におけるチップ状態を示している。
まず、図1(A)のようにスクライビング(又は、ステルス・ダイシング、以下、スクライビングと総称する)処理済の半導体基板1が設置される以前では、保持カバー5がたとえば図の上方へ移動していて、テープ拡張ステージ11および拡張保持リング9は図の下方へ移動している。この状態で、半導体基板1が貼り付けられたダイシングテープ3がダイシングフレーム保持台4上に搬送され、ダイシングフレーム2をダイシングフレーム保持台4に搭載した状態で保持カバー5により挟んで固定される。
図2は、第2の実施の形態に係る球面エキスパンド装置を示す概念図であって、(A)はエキスパンド前における加工装置の断面構成、(B)はエキスパンド時におけるチップ状態を示している。
つぎに、実施の形態2で説明したダンピング機構付きの球面エキスパンド装置を例にとって、挟み込み式の球面エキスパンド装置によるブレーキング兼エキスパンド処理の手順について説明する。
図3(A)には、ブレーキング処理前の準備工程を示している。スクライビング処理済の半導体基板1は、ダイシングフレーム2とダイシングテープ3によって固定された状態で、その上面を覆うように保護フィルム15を貼り付ける。この保護フィルム15は、テープ拡張ステージ11と押さえ治具13とで半導体基板1を挟み込む際に、半導体基板1の表面に塵などが付着したまま挟み込むことによって、その表面に傷が付くことを防止するためのものである。
ここでは、テープクランプリング10は図4(E)に示すように押さえ治具12の上方にあって昇降自在に設置され、テープ拡張ステージ11の外周に設けられた拡張保持リング9とともにテープクランプ部を構成している。最初に、拡張保持リング9にテープクランプリング10を填め込むことにより、エキスパンドされたダイシングテープ3を保持する。
2 ダイシングフレーム
3 ダイシングテープ
4 ダイシングフレーム保持台
5 保持カバー
6,7 Oリング
9 拡張保持リング
10 テープクランプリング
11 テープ拡張ステージ
12,13 押さえ治具
14 押さえ治具固定板
14a,14b ダンピング機構
15 保護フィルム
16 テープカッター
Claims (8)
- 劈開起点が加工された半導体基板を劈開してチップ分離を行う半導体基板のエキスパンド装置において、
前記半導体基板が中央に貼り付けられた弾性体のダイシングテープの外周縁部を固定するための環状のダイシングフレームを保持するダイシングフレーム保持部と、
凸型球面部が形成され、前記凸型球面部によって前記ダイシングテープ側から前記半導体基板を押圧して前記ダイシングテープを引き伸ばすテープ拡張ステージと、
前記凸型球面部に対応する凹型球面部が形成され、前記テープ拡張ステージによって引き伸ばされた前記ダイシングテープを前記半導体基板とともに前記凹型球面部と前記凸型球面部との間に挟み込む押さえ治具と、
を備えたことを特徴とする半導体基板のエキスパンド装置。 - 前記押さえ治具は、前記テープ拡張ステージが前記半導体基板を押圧する際の荷重を検知することによって、前記半導体基板に対する前記凹型球面部から印加される加圧量を調節するダンピング機構を備えたことを特徴とする請求項1記載の半導体基板のエキスパンド装置。
- 前記テープ拡張ステージは、前記ダイシングテープの外周縁部を固定した状態で保持する前記ダイシングフレーム保持部に対して、前記ダイシングテープの中央部分を押圧する方向および前記ダイシングテープから離れる方向に駆動する駆動機構を備えたことを特徴とする請求項1記載の半導体基板のエキスパンド装置。
- 前記テープ拡張ステージは、前記半導体基板と前記ダイシングフレームの間で前記ダイシングテープを挟持することにより、前記ダイシングテープが前記テープ拡張ステージによって引き伸ばされた状態を保持するテープクランプ部を備えたことを特徴とする請求項1記載の半導体基板のエキスパンド装置。
- 前記テープ拡張ステージには、前記ダイシングテープに接触する前記凸型球面部が、前記半導体基板に対応する大きさの円盤面として構成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体基板のエキスパンド装置。
- 前記ダイシングフレーム保持部は、前記ダイシングフレームを載せるダイシングフレーム保持台と、前記ダイシングフレーム保持台上で前記ダイシングフレームを挟持する保持カバーとから構成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体基板のエキスパンド装置。
- 劈開起点が加工された半導体基板を劈開してチップ分離を行うエキスパンド処理方法において、
前記半導体基板が中央に貼り付けられた弾性体のダイシングテープを、その外周縁部で固定する工程と、
前記半導体基板を前記ダイシングテープ側から凸型球面部により押圧するとともに前記凸型球面部とそれに対応する凹型球面部によって挟み込んだ状態で前記半導体基板を劈開する工程と、
前記半導体基板が前記ダイシングテープ上で劈開された状態で前記凹型球面部を除去し、前記凸型球面部により前記ダイシングテープをさらに押圧することによりチップ分離を行う工程と、
を備えたことを特徴とするエキスパンド処理方法。 - 前記ダイシングテープの中央に貼り付けられた前記半導体基板には、その上面を覆うように保護フィルムを貼り付けるようにしたことを特徴とする請求項7記載のエキスパンド処理方法。
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