JP2012175790A - 固定部材 - Google Patents
固定部材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012175790A JP2012175790A JP2011034838A JP2011034838A JP2012175790A JP 2012175790 A JP2012175790 A JP 2012175790A JP 2011034838 A JP2011034838 A JP 2011034838A JP 2011034838 A JP2011034838 A JP 2011034838A JP 2012175790 A JP2012175790 A JP 2012175790A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixing
- fixing member
- arc surface
- contact
- portions
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
Abstract
【解決手段】固定部材11は、円弧面19に対して周方向に沿った複数の第1接触部20で接触する第1部材12と、第1部材12に連結され、円弧面19の接線21に対して平行な線22に沿った支持部23で固定対象物を支持し、かつ、第1接触部に対して円弧面19の母線24に沿ってずれた位置に設けられて円弧面19に接触する第2接触部25を有する第2部材13と、第1接触部20および支持部23の間に介装された第3部材14と、を設けた。
【選択図】図1
Description
図1(A)は本発明に係る第1実施形態の固定部材の柱側から見た場合の斜視図であり、(B)は第1実施形態の固定部材の固定対象物側から見た場合の斜視図、図2は凸部の形状を変えた変形例に係る固定部材の斜視図である。
第1実施形態に係る固定部材11は、第1部材12と、第2部材13と、第3部材14と、に大別して構成される。固定部材11は、板金により、これら第1部材12、第2部材13、第3部材14を一つの素板から一体に形成してもよく、また、いずれかを別部材で製作した後、溶接等によって一体に固定してもよい。固定部材11は、柱15(図3参照)の側面16に固定された状態で、固定対象物17(図4参照)である箱体18が固定されるものである。つまり、柱15に箱体18を固定するための固定金具である。
第2部材13は、第1部材12に連結され、円弧面19の接線21に対して平行な線22に沿った複数の支持部23で箱体18を支持する。第1実施形態で支持部23は二つである。また、第2部材13は、第1接触部同士の間において円弧面19の母線24に沿ってずれた位置に設けられて円弧面19に接触する第2接触部25を有する。
具体的には、第3部材14とは、切込部27における第1接触部20となる箇所と、第2部材13との間の領域である。
また、第2部材13は、第1部材12に対して交差するように連結された第2の板部材29により形成されている。すなわち、第1の板部材28の長手方向側部30aと第2の板部材29の長手方向側部30bとを連結することにより第3部材14である補強部26が設けられている。
なお、2点で接触する切込部27の形状としては、後述のC字形状、V字形状、コ字形状が挙げられる。
なお、後述するように、固定部材11は、箱体18が固定される前に、柱15に固定される。箱体18は、一体となる固定部材11が円弧面19に接していることで、第1部材12の円弧面19の周方向に沿った二つの第1接触部20と、突出部35に設けられた一つの固定ビス37との3点で円弧面19に支持されることになる。
なお、凸部38は、第2部材13の面方向に第2部材13から突出するもの(図例のもの)、図2に示すように、第2部材13の厚み方向で第2部材13から突出するもののいずれであってもよい。
図3(A)は本発明に係る固定部材11が取り付けられた柱15の斜視図であり、(B)は固定部材11の取付部分の拡大図、図4は仮固定金具40によって固定部材11に仮固定された固定対象物17の斜視図である。
上記した固定部材11を用いて柱15に箱体18を固定するには、図3(A)に示すように、柱15の中程に二つの固定部材11を上下に取り付ける。柱15の所定位置には予め固定部材11の取付位置に、固定ビス37の螺合する図示しない雌ねじが形成されている。
これにより、固定部材11は、柱15の円弧面19に対して二つの第1接触部20と、固定ビス37との合計3点で接触し、かつ、これらの3点が2等辺三角形の頂点位置に配置されるため、安定的に固定される。
仮固定金具40は、固定部材11への係止状態で、一対の雌ねじ部32と、図5に示した箱体18に形成される一対の箱体貫通孔45とが一致するよう配置されている。箱体貫通孔45には箱体18の内部から箱体貫通ビス33が挿通され、挿通された箱体貫通ビス33が固定部材11の第2部材13に設けられた雌ねじ部32に螺合されることで、箱体18が固定部材11に固定される。これにより、図6に示すように、箱体18は、上下が固定部材11を介して柱15に固定されることとなる。
このように、固定部材11では、円弧面19に接する第1部材12と、この第1部材12に連結された第2部材13における箱体18を支持するための支持部23との間が、第3部材14によって接続される。これにより、第1部材12と支持部23とが空間で分断されない連続した一体の構造となっている。
なお、図例では、突出部35と円弧面19との間に形成される隙間41を大きく誇張して描いているが、実際には円弧面19と突出部35の間には僅かな隙間しか形成されない。従って、突出部35の挿通孔36に挿通された固定ビス37が柱15に螺合して固定されれば、突出部35は円弧面19に接触した状態で固定される。
図8は切込部48がコ字形状となった第2実施形態に係る固定部材46の平面図である。
なお、以下の各実施形態において、図1〜図7に示した部材および部位と同一の部材および部位には同一の符号を付し重複する説明は省略するものとする。
この固定部材46によれば、切込部48を安価に板金加工できるコ字形状とし、第1部材47の円弧面19の周方向に沿った二つの対向角部49と、突出部35との3点で円弧面19に支持できる。
第3部材14は、第1接触部20となる対向角部49と、第2部材13との間の領域である。
図9は切込部52がV字形状となった第3実施形態に係る固定部材50の平面図である。
この実施形態に係る固定部材50は、第1部材51の切込部52がV字形状に形成されている。すなわち、第1部材51とは、切込部52によるV字形状の内面であり、切込部52は、V字形の二つの対向辺部53の2点が二つの第1接触部20となる。固定部材50は、切込部52がV字形状であるので、円形状に比べて金型が安価となる。
この固定部材50によれば、切込部52を安価に板金加工できるV字形状とし、第1部材51の二つの対向辺部53の第1接触部20と、突出部35との3点で円弧面19に支持できる。
第3部材14は、第1接触部20となる対向角部49と、第2部材13との間の領域である。
図10(A)はブロック54で形成された第4実施形態の固定部材55を柱側から見た場合の斜視図であり、(B)は第4実施形態の固定部材55を固定対象物側から見た場合の斜視図である。
この実施形態に係る固定部材55は、直方体状のブロック54の長手方向の一側面が円弧状の切込部56に形成される。すなわち、第1接触部20とは、切込部56における任意の複数箇所である。ブロック54は、金属や合成樹脂材からなる。この切込部56の曲率半径は円弧面19の曲率半径よりも小さく設定される。切込部56の中央部分には切込部56のブロック背面部58に貫通する挿通孔36が設けられる。ブロック背面部58には、挿通孔36を挟む両側に雌ねじ部32が設けられている。
この固定部材55によれば、切込部56の二つの第1接触部20と、挿通孔36に挿通された固定ビス37との3点で円弧面19に支持できることに加え、中実のブロック54によって形成されることで、変形を極めて生じ難くできる。また、腐食や経年劣化による強度低下が生じ難く、耐久性を向上できる。
図11は第3部材64が補強部材59として設けられた第5実施形態の斜視図、図12は第5実施形態の作用を説明する平面図である。
この実施形態に係る固定部材60は、第1部材61が短冊板62を円弧状に曲げることで形成されており、第1部材61の曲率半径は円弧面19の曲率半径よりも小さく設定される。第1部材61の中央部分には挿通孔36が設けられる。第1部材61には挿通孔36の両側を、背面側へ切り起こし加工した一対の第2部材63が設けられている。それぞれの第2部材63には支持部23である雌ねじ部32が設けられている。第1部材61の両端側は背面側に補強部材59として折り曲げられ、第3部材64となる。この第3部材64は、第2部材63の切り起こし先端側と係合構造、溶着、接着等によって固定されている。
この固定部材60によれば、第1部材61の二つの第1接触部20と、挿通孔36に挿通された固定ビス37との3点で円弧面19に支持できることに加え、一枚の素板から第1部材61、第2部材63、第3部材64を形成でき、製造コストを安価にできる。
12 第1部材
13 第2部材
14 第3部材
17 固定対象物
19 円弧面
20 第1接触部
21 接線
23 支持部
24 母線
25 第2接触部
27 切込部
28 第1の板部材
29 第2の板部材
30a 第1の板部材の長手方向側部
30b 第2の板部材の長手方向側部
31 第2部材の長手方向両端部
32 雌ねじ部
34 第2部材の長手方向中央部
35 突出部
36 挿通孔
37 固定ビス
38 凸部
Claims (6)
- 円弧面に対して周方向に沿った第1接触部で接触する第1部材と、
前記第1部材に連結され、前記円弧面の接線に対して平行な線に沿った複数の支持部で固定対象物を支持し、かつ、前記第1接触部に対して前記円弧面の母線に沿ってずれた位置に設けられて前記円弧面に接触する第2接触部を有する第2部材と、
前記第1接触部および前記支持部の間に介装された第3部材と、を具備する固定部材。 - 請求項1に記載の固定部材であって、
前記円弧面に対応した切込部が設けられた第1の板部材により前記第1部材が形成され、
前記第1部材に対して交差するように連結された第2の板部材により第2部材が形成され、
前記第1の板部材の長手方向側部と前記第2の板部材の長手方向側部とを連結することにより前記第3部材が設けられている固定部材。 - 請求項2に記載の固定部材であって、
前記切込部が前記円弧面に対して該円弧面の周方向に沿った2点で接触する固定部材。 - 請求項3に記載の固定部材であって、
前記切込部がC字形状であり、かつ、前記切込部の曲率半径が前記円弧面の曲率半径よりも小さい固定部材。 - 請求項2ないし請求項4のうちのいずれか1項に記載の固定部材であって、
それぞれの前記支持部が、前記第2部材の長手方向両端部に設けられた雌ねじ部であり、
前記第2接触部が、前記第2部材の長手方向中央部に設けられて前記円弧面に接触可能な突出部と、該突出部に設けられて前記円弧面に螺合される固定ビスを挿通可能な挿通孔と、を有する固定部材。 - 請求項2ないし請求項5のうちのいずれか1項に記載の固定部材であって、
前記第2部材の長手方向両端部に凸部が設けられた固定部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011034838A JP5775998B2 (ja) | 2011-02-21 | 2011-02-21 | 固定部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011034838A JP5775998B2 (ja) | 2011-02-21 | 2011-02-21 | 固定部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012175790A true JP2012175790A (ja) | 2012-09-10 |
JP5775998B2 JP5775998B2 (ja) | 2015-09-09 |
Family
ID=46978160
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011034838A Active JP5775998B2 (ja) | 2011-02-21 | 2011-02-21 | 固定部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5775998B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160004279U (ko) * | 2015-06-04 | 2016-12-14 | 삼성에스디에스 주식회사 | 고정용 장치 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4212036Y1 (ja) * | 1964-05-12 | 1967-07-06 | ||
JPH05207629A (ja) * | 1992-01-23 | 1993-08-13 | Mitsubishi Electric Corp | 柱取付用外筐の装柱金具構造 |
JPH0974625A (ja) * | 1995-08-31 | 1997-03-18 | Matsushita Electric Works Ltd | 箱体取付装置 |
JPH11218108A (ja) * | 1998-01-30 | 1999-08-10 | Nitto Electric Works Ltd | ポール用取付金具 |
JP2006083998A (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-30 | Nitto Electric Works Ltd | ポール用取付金具 |
-
2011
- 2011-02-21 JP JP2011034838A patent/JP5775998B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4212036Y1 (ja) * | 1964-05-12 | 1967-07-06 | ||
JPH05207629A (ja) * | 1992-01-23 | 1993-08-13 | Mitsubishi Electric Corp | 柱取付用外筐の装柱金具構造 |
JPH0974625A (ja) * | 1995-08-31 | 1997-03-18 | Matsushita Electric Works Ltd | 箱体取付装置 |
JPH11218108A (ja) * | 1998-01-30 | 1999-08-10 | Nitto Electric Works Ltd | ポール用取付金具 |
JP2006083998A (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-30 | Nitto Electric Works Ltd | ポール用取付金具 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160004279U (ko) * | 2015-06-04 | 2016-12-14 | 삼성에스디에스 주식회사 | 고정용 장치 |
KR200483337Y1 (ko) * | 2015-06-04 | 2017-04-28 | 삼성에스디에스 주식회사 | 고정용 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5775998B2 (ja) | 2015-09-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5876096B2 (ja) | ケーブル用クリップ | |
EP2882057A1 (en) | Grommet | |
JP2007244037A (ja) | 取付具 | |
JP5858024B2 (ja) | 同軸コネクタプラグ | |
JPWO2014024573A1 (ja) | 同軸コネクタ | |
JP5775998B2 (ja) | 固定部材 | |
JP2012110194A (ja) | 金属クリップ付樹脂製配線クランプ | |
JP4880514B2 (ja) | 係止装置 | |
CN204801684U (zh) | 卡扣 | |
JP2007234587A (ja) | 端末コネクタ受け治具、端末コネクタの固定方法及びワイヤハーネス組み立て方法 | |
JP2012165514A (ja) | フラット電線用の折曲げ状態保持具、フラットワイヤーハーネスの製造方法及びフラットワイヤーハーネス | |
JP2012129077A (ja) | コネクタ | |
JP2010256506A (ja) | 表示装置 | |
JP2015033314A (ja) | 結束バンドの取付構造 | |
JP2013141847A (ja) | 結束バンド取付構造、及び、結束バンドの取付方法 | |
JP2018164026A (ja) | 液晶表示板の実装構体 | |
JP2013143883A (ja) | 電線用固定部材の係止構造 | |
JP2013099153A (ja) | 経路維持部材付コルゲートチューブおよびワイヤーハーネス | |
JP2010233295A (ja) | ワイヤハーネス用クランプ | |
JP5290710B2 (ja) | 筒状抵抗器取付具および筒状抵抗器取付方法 | |
JP6037902B2 (ja) | 時計部品組立体、ムーブメント及び時計 | |
JP2011199997A (ja) | Icタグの固定具 | |
JP2013215033A (ja) | バンド部品及びワイヤーハーネス | |
JP2011249221A (ja) | コネクタの取付構造 | |
JP5944855B2 (ja) | 配管吊りバンド機構 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131113 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20131225 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140715 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140930 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20141008 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141126 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20150119 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150203 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150302 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5775998 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |