JP2012167201A - エアゾール用の一液型ウレタンプレポリマー塗料 - Google Patents

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康志 小倉
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Abstract

【課題】貯蔵安定性に優れたエアゾール用の一液型ウレタンプレポリマー塗料を提供すること。
【解決手段】エアゾール容器に充填して使用される一液型ウレタンプレポリマー塗料であって、該ウレタンプレポリマーは下記式で求めるイソシアネート%が1〜8質量%であって、該塗料は、更に、該プレポリマー中のNCO基の硬化反応を生じない有機溶剤を、該プレポリマーの総質量に対して、質量比で200〜800%含有し、ジメチルエーテルを、該プレポリマーと有機溶剤との総体積に対して、体積比で30〜80%含有し、脱水材を、該プレポリマーと有機溶剤とジメチルエーテルとの総質量に対して、質量比で1〜20%含有する。
【選択図】なし

Description

本発明は、エアゾール用の一液型ウレタンプレポリマー塗料に関するものである。
ウレタンは、耐久性・耐候性等、塗膜としての各種特性に優れているため、金属コーティングの他、木工用、コンクリート、モルタル、スレート、電子回路基板等の塗膜として、広範に用いられている。
ウレタン塗膜は、プレポリマー(モノマーの縮合反応を途中で止めた中間生成物)であるポリウレタンを含有する溶剤を吹付塗膜後、ポリウレタン中に存在するNCO基が空気中の水分と反応して硬化することにより形成される。
ウレタン塗膜の施工技術として、主剤と硬化剤からなる二液型ポリウレタンを、射出時に混合して噴射させるエアレスタイプの現場施工が従来から広く行われている。このような施工方法は、広範な壁面等への塗膜の際には、特に能率的で便利であるという利点を有するが、一方、吹付設備が大型化し、施工作業にも手間がかかるという欠点があった。
これに対し、特許文献1には、湿気硬化型ウレタン樹脂をエアゾール化してスプレー缶に充填する一液型のエアゾールスプレー用塗料の技術が開示されている。当該技術によれば、専門家の手を借りることなく、日常的な簡易補修を簡便迅速に行うことができる。
しかし、特許文献1のエアゾールスプレー用塗料をはじめ、従来のエアゾールスプレー用塗料は貯蔵安定性に欠け、スプレー缶内で塗料が短期間に硬化して使用不可能となるため、未だ実用性には欠けるという問題があった。
特開2009−7578号公報
本発明の目的は前記の問題を解決し、耐久性・耐候性等、塗膜としての各種特性に優れるウレタン塗膜を簡便迅速に形成することができ、かつ、貯蔵安定性に優れたエアゾール用の一液型ウレタンプレポリマー塗料を提供することである。
上記課題を解決するためになされた本発明のエアゾール用の一液型ウレタンプレポリマー塗料は、水分との架橋反応により硬化するウレタンプレポリマーを含有し、エアゾール容器に充填して使用される一液型ウレタンプレポリマー塗料であって、該ウレタンプレポリマーは下記式で求めるイソシアネート%が1〜8質量%であって、該塗料は、更に、該プレポリマー中のNCO基の硬化反応を生じない有機溶剤を、該プレポリマーの総質量に対して、質量比で200〜800%含有し、噴射剤としてジメチルエーテルを、該プレポリマーと有機溶剤との総体積に対して、体積比で30〜80%含有し、脱水材を、該プレポリマーと有機溶剤とジメチルエーテルとの総質量に対して、質量比で1〜20%含有することを特徴とするものである。
イソシアネート%=((プレポリマー1分子中のNCO基の数×42)÷プレポリマー1分子の分子量))×100
請求項2記載の発明は、請求項1記載の一液型ウレタンプレポリマー塗料において、脱水材が、合成ゼオライトと粘度鉱物の焼成混合物、あるいは、アルミノケイ酸ナトリウムと粘度鉱物の焼成混合物の少なくとも何れかであることを特徴とするものである。
本発明に係るエアゾール用の一液型ウレタンプレポリマー塗料は、エアゾール容器に充填して使用される一液型ウレタンプレポリマー塗料において、イソシアネート%が1〜8質量%のウレタンプレポリマーを主原料とし、更に、有機溶剤を、該プレポリマーの総質量に対して、質量比で200〜800%含有し、噴射剤を、該プレポリマーと有機溶剤との総体積に対して、体積比で30〜80%含有し、脱水材を、該プレポリマーと有機溶剤とジメチルエーテルとの総質量に対して、質量比で1〜20%含有する構成により、エアゾール容器内で、ウレタンプレポリマーのNCO基が縮合反応を生じる現象を効果的に回避可能としている。これによりウレタンプレポリマーの硬化反応が長期的に抑制され、エアゾール容器内での充填状態における塗料の貯蔵安定性の実現を図っている。 更に当該構成によれば、耐久性・耐候性等、塗膜としての各種特性にも優れるウレタン塗膜を簡便迅速に形成することができる。
請求項2記載の発明によれば、脱水材として、合成ゼオライトと粘度鉱物の焼成混合物、あるいは、アルミノケイ酸ナトリウムと粘度鉱物の焼成混合物の少なくとも何れかを採用し、これらの脱水材は金属カチオンにより、極性分子である水分子を化学的に吸着する特性を有するため、スプレー缶内に混入した水分をきっかけにウレタンプレポリマーのNCO基が縮合反応する現象を効果的に抑制し、塗料が短期間に硬化して使用不可能となる問題を効果的に回避することができる。
以下に本発明の好ましい実施形態を示す。
本発明のエアゾール用ウレタンプレポリマー塗料は、イソシアネート%が1〜8質量%のウレタンプレポリマーに、有機溶剤と、噴射剤と、脱水材とを、所定の比率で混合したものをエアゾール容器に充填して使用するものであり、必要に応じて適量をスプレー塗布後、残りの塗料は、長期的に安定して該エアゾール容器内で貯蔵することができるものである。
本発明において、ウレタンプレポリマーのイソシアネート%とは、イソシアネート%=((プレポリマー1分子中のNCO基の数×42)÷プレポリマー1分子の分子量))×100で求めた値を意味する。
イソシアネート(−N=C=O という部分構造を持つ化合物)は、スプレー塗布後の塗布面において、空気中の水分と反応して短時間で硬化して、強靭なウレタン結合を有する塗膜を形成する。
本発明では、イソシアネート%が1〜8質量のウレタンプレポリマーを使用することにより、エアゾールの噴射による作業性を良好に確保するとともに、硬化後のウレタン塗膜の耐久性・耐候性も良好に確保している。
イソシアネート%が1質量%に満たない場合には、粘度が高くなりエアゾールの噴射が困難になる他、架橋反応の反応点が少なくなり緻密な架橋構造を形成できず、塗膜が柔らかくなるため、実用性を欠き好ましくない。一方、イソシアネート%が8質量%を超える場合には、反応性が高くなるため、空気中の水分と反応した際に、塗膜にCOが発生して、硬化後に気泡痕として残るため外観を損なう上、塗膜が脆くなり好ましくない。
有機溶剤は、ウレタンプレポリマー中のNCO基の硬化反応を生じないものであれば、特に限定されず、例えば、トルエン、キシレン、ミネラルスピリット等の炭化水素系溶剤;メチルイソブチルケトン等のケトン系溶剤;グリコール系溶剤のメチルエーテル、エチルエーテル、プロピルエーテル、ブチルエーテル等のアセテートやプロピオネートなどのグリコールエーテル系溶剤が挙げられる。これらは1種または2種以上を混合して使用でき、有機溶剤全体の引火点が好ましくは21℃以上になるように選択することが安全性の面から望ましい。これらのうち、特にエアゾール用塗料としての貯蔵安定性の確保の点からは、グリコールエーテル系溶剤が好適である。
上記有機溶剤の使用量は、ウレタンプレポリマーの総質量に対して、質量比で200〜800%とすることが好ましい。有機溶剤の使用量が、200質量%に満たない場合には、ウレタンプレポリマー塗料全体の粘度が高くなりエアゾールの噴射が困難になる他、塗膜のレベリング性が低下するため好ましくない。一方、800質量%を超える場合には、塗膜の厚みを十分に確保することができず、塗布基材の表面保護機能に欠ける他、外観も損なうため好ましくない。
噴射剤としては、公知のジメチルエーテル、LPガス等を単独又は混合して使用することができるが、特に塗料の溶解性、霧化性の点から、ジメチルエーテルが好適である。
上記噴射剤の使用量は、ウレタンプレポリマーと有機溶剤との総体積に対して、体積比で30〜80%とするのが好適である。30%に満たない場合には、噴射圧が小さくなりミストが細かくならず、均一な塗布ができないため好ましくない。一方、80%を超える場合には、塗料中の他の成分が減少するため好ましくない。
脱水材としては、合成ゼオライトと粘度鉱物の焼成混合物、あるいは、アルミノケイ酸ナトリウムと粘度鉱物の焼成混合物の少なくとも何れかを使用することが好ましい。これらの脱水材は金属カチオンにより、極性分子である水分子を化学的に吸着する特性を有するため、スプレー缶内に混入した水分をきっかけにウレタンプレポリマーのNCO基が縮合反応する現象を効果的に抑制し、塗料が短期間に硬化して使用不可能となる問題を効果的に回避することができる。
上記脱水材の使用量は、ウレタンプレポリマーとジメチルエーテルとの総質量に対して、質量比で1〜20%とするのが好適である。1質量%に満たない場合には、脱水効果が発揮できず好ましくない。一方、脱水効果は20質量%でほぼ飽和状態となるため、20質量%超える使用は好ましくない。
上記各成分をエアゾール容器に充填する際には水分が混入しないよう作業することが望ましい。水の混入量は約750PPM以下、好ましくは500PPM以下となるように制御することが望ましい。該水分混入の制御は、上述の脱水剤の配合以外に、塗料中の各使用原料を予め脱水処理するなどして行なえる。
上記の本発明のエアゾール用ウレタンプレポリマー塗料は、耐久性・耐候性に優れた強靭な塗膜を形成するため、木工用や、PVCフロアコーティング、金属コーティング、コンクリート・モルタル・スレート等のトップコートに好適に使用することができる。
また、上記の本発明のエアゾール用ウレタンプレポリマー塗料は、従来の二液型ポリウレタン塗料では必要であった二液混合前の計量配合が不要なうえ、エアゾール容器内での貯蔵安定性に優れるため、必要量を使用後、エアゾール容器内に残った使い残しの塗料を硬化させることなく繰り返し使用することができる。
以下、実施例・比較例により本発明を詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施例にのみ限定されるものではない。
以下の実施例・比較例において、有機溶剤はシンナーとしてキシレン/酢酸ノルマルブチル/メチルイソブチルケトン/ブチルセロソルブアセテートを質量比で30/30/30/10混合したものを使用した。脱水材としては、モレキュラーシーブ(ユニオン昭和株式会社製 4AXH−5 4×8 )を使用した。
モレキュラーシーブは、天然に産出するゼオライトの特異な吸着特性に着目した合成ゼオライトである。モレキュラーシーブは、合成結晶アルミノシリケートの含水金属塩からなり、この金属塩がもつ結晶水を加熱脱離除去すると、結晶水の取り除かれた跡に空洞が残り、この空洞の内壁に被吸着分子を吸着することにより脱水機能を奏するものである。これらの被吸着分子がこの空洞に入り込むためには、表面からつながっている均一な細孔を通過する必要があるが、モレキュラーシーブはこの細孔の孔が非常に均一であるため、分子レベルの篩の役目をし、これを通過し得る分子だけが、空洞の内壁に到達して吸着されることを特徴とする。なお、モレキュラーシーブは、結晶性ゼオライトで一般式は次の化学式で示され、下記の金属カチオンにより、極性分子である水分子を強力に化学吸着する特性を有する。
Figure 2012167201
本実施例において使用したモレキュラーシーブ(ユニオン昭和株式会社製 4AXH−5 4×8 )は、次の化学式で示さる。
Figure 2012167201
(実施例1)
イソシアネート%が1.7質量%のウレタンプレポリマー(ウレタン技研工業(株)製 セフコート208)と、該プレポリマーの総質量に対して質量比で400%のシンナーと、該プレポリマーと有機溶剤との総体積に対して、体積比で50%のジメチルエーテルと、更に、該プレポリマーと有機溶剤とジメチルエーテルとの総質量に対して、質量比で3.5%のモレキュラーシーブ(ユニオン昭和株式会社製 4AXH−5 4×8 )を添加したものを、エアゾール容器に充填して、エアゾール用の一液型ウレタンプレポリマー塗料を作成した。
(実施例2)
イソシアネート%が1.2質量%のウレタンプレポリマー(ウレタン技研工業(株)製 セフコート209)と、該プレポリマーの総質量に対して質量比で790%のシンナーと、該プレポリマーと有機溶剤との総体積に対して、体積比で32%のジメチルエーテルと、更に、該プレポリマーと有機溶剤とジメチルエーテルとの総質量に対して、質量比で7.8%のモレキュラーシーブ(ユニオン昭和株式会社製 4AXH−5 4×8 )を添加したものを、エアゾール容器に充填して、エアゾール用の一液型ウレタンプレポリマー塗料を作成した。
(実施例3)
イソシアネート%が7.9質量%のウレタンプレポリマーを作成し、該プレポリマーの総質量に対して質量比で210%のシンナーと、該プレポリマーと有機溶剤との総体積に対して、体積比で80%のジメチルエーテルと、更に、該プレポリマーと有機溶剤とジメチルエーテルとの総質量に対して、質量比で1.2%のモレキュラーシーブ(ユニオン昭和株式会社製 4AXH−5 4×8 )を添加したものを、エアゾール容器に充填して、エアゾール用の一液型ウレタンプレポリマー塗料を作成した。
実施例1、2、3ともにエアゾール中のウレタンプレポリマーは3ヶ月以上、貯蔵が安定であり、塗料の噴射状態が安定であり、均一な塗膜を形成可能であった。
(比較例1)
イソシアネート%が8.3質量%のウレタンプレポリマーを作成し、該プレポリマーの総質量に対して質量比で400%のシンナーと、該プレポリマーと有機溶剤との総体積に対して、体積比で40%のジメチルエーテルと、更に、該プレポリマーと有機溶剤とジメチルエーテルとの総質量に対して、質量比で3.5%のモレキュラーシーブ(ユニオン昭和株式会社製 4AXH−5 4×8 )を添加したものを、エアゾール容器に充填して、エアゾール用の一液型ウレタンプレポリマー塗料を作成した。
(比較例2)
イソシアネート%が1.7質量%のセフコート208と、該プレポリマーの総質量に対して質量比で180%のシンナーと、該プレポリマーと有機溶剤との総体積に対して、体積比で55%のジメチルエーテルと、更に、該プレポリマーと有機溶剤とジメチルエーテルとの総質量に対して、質量比で1.2%のモレキュラーシーブ(ユニオン昭和株式会社製 4AXH−5 4×8 )を添加したものを、エアゾール容器に充填して、エアゾール用の一液型ウレタンプレポリマー塗料を作成した。
(比較例3)
イソシアネート%が1.2質量%のセフコート209と、該プレポリマーの総質量に対して質量比で810%のシンナーと、該プレポリマーと有機溶剤との総体積に対して、体積比で35%のジメチルエーテルと、更に、該プレポリマーと有機溶剤とジメチルエーテルとの総質量に対して、質量比で2.5%のモレキュラーシーブ(ユニオン昭和株式会社製 4AXH−5 4×8 )を添加したものを、エアゾール容器に充填して、エアゾール用の一液型ウレタンプレポリマー塗料を作成した。
(比較例4)
イソシアネート%が0.8質量%のウレタンプレポリマーを作成し、該プレポリマーの総質量に対して質量比で500%のシンナーと、該プレポリマーと有機溶剤との総体積に対して、体積比で55%のジメチルエーテルと、更に、該プレポリマーと有機溶剤とジメチルエーテルとの総質量に対して、質量比で3.5%のモレキュラーシーブ(ユニオン昭和株式会社製 4AXH−5 4×8 )を添加したものを、エアゾール容器に充填して、エアゾール用の一液型ウレタンプレポリマー塗料を作成した。
(比較例5)
イソシアネート%が1.7質量%のセフコート208と、該プレポリマーの総質量に対して質量比で500%のシンナーと、該プレポリマーと有機溶剤との総体積に対して、体積比で25%のジメチルエーテルと、更に、該プレポリマーと有機溶剤とジメチルエーテルとの総質量に対して、質量比で2.5%のモレキュラーシーブ(ユニオン昭和株式会社製 4AXH−5 4×8 )を添加したものを、エアゾール容器に充填して、エアゾール用の一液型ウレタンプレポリマー塗料を作成した。
(比較例6)
イソシアネート%が1.7質量%のセフコート208と、該プレポリマーの総質量に対して質量比で450%のシンナーと、該プレポリマーと有機溶剤との総体積に対して、体積比で82%のジメチルエーテルと、更に、該プレポリマーと有機溶剤とジメチルエーテルとの総質量に対して、質量比で3.5%のモレキュラーシーブ(ユニオン昭和株式会社製 4AXH−5 4×8 )を添加したものを、エアゾール容器に充填して、エアゾール用の一液型ウレタンプレポリマー塗料を作成した。
(比較例7)
イソシアネート%が1.7質量%のセフコート208と、該プレポリマーの総質量に対して質量比で400%のシンナーと、該プレポリマーと有機溶剤との総体積に対して、体積比で50%のジメチルエーテルと、更に、該プレポリマーと有機溶剤とジメチルエーテルとの総質量に対して、質量比で0.8%のモレキュラーシーブ(ユニオン昭和株式会社製 4AXH−5 4×8 )を添加したものを、エアゾール容器に充填して、エアゾール用の一液型ウレタンプレポリマー塗料を作成した。
本発明では、ウレタンプレポリマーのイソシアネート%を、1〜8質量に規定している。これに対し、イソシアネート%が8質量%を超える比較例1においては、エアゾールから塗料を噴射したところ、塗膜に泡が発生し、外観不良が観察された。一方、イソシアネート%が1質量%に満たない比較例4においては、エアゾールから塗料を噴射した結果、粘度が高く噴射状態が不良であり、得られた塗膜は柔らかすぎて良好な塗料にはならなかった。
本発明では、有機溶剤の使用量を、ウレタンプレポリマーの総質量に対して、質量比で200〜800%に規定している。これに対し、有機溶剤の使用量がウレタンプレポリマーの総質量に対して、質量比で200質量%に満たない比較例2においては、エアゾールから塗料の噴射を試みたが粘度が高く噴射が不可能であった。一方、800質量%を超える比較例3においては、塗料を噴射したところ、塗膜の厚みが薄く外観不良の結果となった。
本発明では、噴射剤の使用量を、ウレタンプレポリマーと有機溶剤との総体積に対して、体積比で30〜80%に規定している。これに対し、噴射剤の使用量が、ウレタンプレポリマーと有機溶剤との総体積に対して、体積比で30%に満たない比較例5においては、エアゾールから塗料の噴射を試みたところ噴射圧が弱く、霧が細かくならないため塗膜の外観が不良であった。一方、体積比で80%を超える比較例6においては、エアゾールから塗料の噴射を試みたところ、実施例1〜3に比較して同じ膜厚を得るのに相当噴射時間が必要であった。
本発明では、脱水材の使用量を、ウレタンプレポリマーとジメチルエーテルとの総質量に対して、質量比で1〜20%に規定している。1質量%に満たない比較例7においては、エアゾールから塗料の噴射は良好であったが、保存安定性が悪く、2週間の経過でエアゾール缶内に白濁が見られるようになり、2か月の経過で白色の析出物が顕著になり、3か月の経過ではゲル化が観察された。ゲル化したエアゾールは噴射が不可能であった。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の一液型ウレタンプレポリマー塗料において、脱水材が、合成ゼオライトと粘土鉱物の焼成混合物、あるいは、アルミノケイ酸ナトリウムと粘土鉱物の焼成混合物の少なくとも何れかであることを特徴とするものである。
請求項2記載の発明によれば、脱水材として、合成ゼオライトと粘土鉱物の焼成混合物、あるいは、アルミノケイ酸ナトリウムと粘土鉱物の焼成混合物の少なくとも何れかを採用し、これらの脱水材は金属カチオンにより、極性分子である水分子を化学的に吸着する特性を有するため、スプレー缶内に混入した水分をきっかけにウレタンプレポリマーのNCO基が縮合反応する現象を効果的に抑制し、塗料が短期間に硬化して使用不可能となる問題を効果的に回避することができる。
脱水材としては、合成ゼオライトと粘土鉱物の焼成混合物、あるいは、アルミノケイ酸ナトリウムと粘土鉱物の焼成混合物の少なくとも何れかを使用することが好ましい。これらの脱水材は金属カチオンにより、極性分子である水分子を化学的に吸着する特性を有するため、スプレー缶内に混入した水分をきっかけにウレタンプレポリマーのNCO基が縮合反応する現象を効果的に抑制し、塗料が短期間に硬化して使用不可能となる問題を効果的に回避することができる。

Claims (2)

  1. 水分との架橋反応により硬化するウレタンプレポリマーを含有し、エアゾール容器に充填して使用される一液型ウレタンプレポリマー塗料であって、
    該ウレタンプレポリマーは下記式で求めるイソシアネート%が1〜8質量%であって、
    該塗料は、更に、
    該プレポリマー中のNCO基の硬化反応を生じない有機溶剤を、該プレポリマーの総質量に対して、質量比で200〜800%含有し、
    噴射剤としてジメチルエーテルを、該プレポリマーと有機溶剤との総体積に対して、体積比で30〜80%含有し、
    脱水材を、該プレポリマーと有機溶剤とジメチルエーテルとの総質量に対して、質量比で1〜20%含有することを特徴とするエアゾール用の一液型ウレタンプレポリマー塗料。
    イソシアネート%=((プレポリマー1分子中のNCO基の数×42)÷プレポリマー1分子の分子量))×100
  2. 脱水材が、合成ゼオライトと粘度鉱物の焼成混合物、あるいは、アルミノケイ酸ナトリウムと粘度鉱物の焼成混合物の少なくとも何れかであることを特徴とする請求項1記載のエアゾール用の一液型ウレタンプレポリマー塗料。
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