JP2012166229A5 - - Google Patents
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本発明は、転がり軸受の内輪を形成するための内輪粗形材と外輪を形成するための外輪粗形材とを、単一の素材を鍛造することにより製造する転がり軸受の軌道輪用粗形材の製造方法であって、円柱状の前記素材を据え込み成形して円板部材を得る据え込み工程と、前記円板部材を加圧して、中央部と、その径方向外側に連続する外側部とを形成すると共に、当該外側部から前記中央部へと徐々に薄肉とさせるテーパ面を形成する予備成形工程と、前記中央部の中心側をパンチによって打ち抜いて、前記内輪粗形材の内径よりも小さい直径を有する下穴を形成する穴開け工程と、前記中央部を雄型によって前方押し出しすることで、当該雄型の先端部によって前記下穴を拡径しながら拡径した穴を内周とする内筒部を成形すると共に、当該雄型と雌型との間で前記外側部を後方押し出しすることで、前記内筒部よりも径が大きい外筒部を、前記内筒部と一体として成形する本成形工程と、前記内筒部と前記外筒部とを分離して前記内輪粗形材と前記外輪粗形材とを得る分離工程とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、穴開け工程において、円板部材の中央部の中心側をパンチによって打ち抜いて、(分離工程により得られる)内輪粗形材の内径よりも小さい直径を有する下穴を形成し、本成形工程において、前記中央部を雄型によって前方押し出しすることで、当該雄型の先端部によって前記下穴を拡径しながら拡径した穴を内周とする内筒部を成形する。このため、穴開け工程では、内輪粗形材の内径よりも小さい直径を有する下穴を形成すればよいので、抜きカスを小さくすることができ、材料の歩留まり率を高めることができる。
また、前記予備成形工程では、前記外側部から前記中央部へと徐々に薄肉とさせるテーパ面を形成している。
この場合、予備成形工程により、円板部材の外側部から中央部へと徐々に薄肉とさせるテーパ面が成形されるため、その後の、本成形工程において、この中央部を雄型によって前方押し出しして、下穴を拡径しながら内筒部を成形する際に、当該中央部の前方への流動が行われやすくなる。この結果、中央部によって外側部が径方向内側に大きく引っ張られる(起き上がる)のを緩和することが可能となり、外筒部の成形も行いやすくなる。
この場合、予備成形工程により、円板部材の外側部から中央部へと徐々に薄肉とさせるテーパ面が成形されるため、その後の、本成形工程において、この中央部を雄型によって前方押し出しして、下穴を拡径しながら内筒部を成形する際に、当該中央部の前方への流動が行われやすくなる。この結果、中央部によって外側部が径方向内側に大きく引っ張られる(起き上がる)のを緩和することが可能となり、外筒部の成形も行いやすくなる。
〔1.据え込み工程〕
据え込み装置(図示せず)により、円柱状の素材(図示せず)を据え込み成形して(軸方向両側から押圧して)、所定寸法の外径D1を有する円板部材10を成形する(図2(A))。この外径D1は、当該円板部材10から製造される外輪粗形材22(図2(E))の外径D4よりも僅かに小さい。
据え込み装置(図示せず)により、円柱状の素材(図示せず)を据え込み成形して(軸方向両側から押圧して)、所定寸法の外径D1を有する円板部材10を成形する(図2(A))。この外径D1は、当該円板部材10から製造される外輪粗形材22(図2(E))の外径D4よりも僅かに小さい。
〔2.予備成形工程〕
プレスにより、前記円板部材10を軸方向に圧縮して、図2(B)に示す、円板状の第1成形品11とする。この第1成形品11は、前記円板部材10を軸方向両側から押圧するパンチ及びカウンタパンチ(図示せず)と、円板部材10を外周から囲む内周面を有するダイス(図示せず)とによって成形される。
プレスにより、前記円板部材10を軸方向に圧縮して、図2(B)に示す、円板状の第1成形品11とする。この第1成形品11は、前記円板部材10を軸方向両側から押圧するパンチ及びカウンタパンチ(図示せず)と、円板部材10を外周から囲む内周面を有するダイス(図示せず)とによって成形される。
Claims (2)
- 転がり軸受の内輪を形成するための内輪粗形材と外輪を形成するための外輪粗形材とを、単一の素材を鍛造することにより製造する転がり軸受の軌道輪用粗形材の製造方法であって、
円柱状の前記素材を据え込み成形して円板部材を得る据え込み工程と、
前記円板部材を加圧して、中央部と、その径方向外側に連続する外側部とを形成すると共に、当該外側部から前記中央部へと徐々に薄肉とさせるテーパ面を形成する予備成形工程と、
前記中央部の中心側をパンチによって打ち抜いて、前記内輪粗形材の内径よりも小さい直径を有する下穴を形成する穴開け工程と、
前記中央部を雄型によって前方押し出しすることで、当該雄型の先端部によって前記下穴を拡径しながら拡径した穴を内周とする内筒部を成形すると共に、当該雄型と雌型との間で前記外側部を後方押し出しすることで、前記内筒部よりも径が大きい外筒部を、前記内筒部と一体として成形する本成形工程と、
前記内筒部と前記外筒部とを分離して前記内輪粗形材と前記外輪粗形材とを得る分離工程と、
を含むことを特徴とする転がり軸受の軌道輪用粗形材の製造方法。 - 前記予備成形工程では、前記後方押し出しの方向に突出している突出部を外周縁に有する前記外側部を形成し、前記突出部の径方向幅寸法を、前記後方押し出しするための前記雄型と前記雌型との間の環状空間の径方向隙間寸法よりも小さくなる形状に成形する請求項1に記載の転がり軸受の軌道輪用粗形材の製造方法。
Priority Applications (1)
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JP2011028587A JP5803127B2 (ja) | 2011-02-14 | 2011-02-14 | 転がり軸受の軌道輪用粗形材の製造方法 |
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JP2011028587A JP5803127B2 (ja) | 2011-02-14 | 2011-02-14 | 転がり軸受の軌道輪用粗形材の製造方法 |
Publications (3)
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JP2012166229A JP2012166229A (ja) | 2012-09-06 |
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JP5803127B2 JP5803127B2 (ja) | 2015-11-04 |
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JP2011028587A Active JP5803127B2 (ja) | 2011-02-14 | 2011-02-14 | 転がり軸受の軌道輪用粗形材の製造方法 |
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