JP5591136B2 - 異形金属リングの製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、外周形状が周方向に凹凸形状をなす異形金属リングを製造する方法に関する。
この種の異形金属リングの代表的なものとして、従来、可変ノズルベーン付きターボチャージャに用いられている、ノズルベーン回動用のユニゾンリングが知られている。
例えば下記特許文献1,特許文献2,特許文献3にこのユニゾンリングを含むノズルベーン装置が開示されている。
ターボチャージャでは、エンジンの排気によりタービンホイールを回転させることで、共通のシャフトにて一体に繋がったコンプレッサホイールを回転させ、そしてコンプレッサホイールの回転により空気を圧縮して、エンジンに吸入空気として供給する。
可変ノズルベーンは、タービンハウジングにおける上記タービンホイールへの排気の供給口に配置され、羽根の向きを変えることでタービンホイールに向けての排気の流路面積を変化させ、エンジンの回転数に応じてタービンホイールへの排気の供給量を調節する。
ユニゾンリングは、駆動アームによる駆動にて回転させられ、上記のノズルベーンを共に回動、即ち開閉動作させるリング部材である。
図13はその具体例を示している。
図に示すユニゾンリング10の場合、外周形状が、周方向に沿って凸形状部12と凹形状部14とを複数有する凹凸形状をなしている。
また内周形状が、周方向に沿って凸形状部12の内側に位置する凹形状部16を複数有する凹凸形状をなしている。
内周側には、更に、周方向所定個所において径方向内方に突出する凸形状部18が設けられており、そしてこの凸形状部18と同一の周方向位置において、外周側には凹形状部14とは異なった形状の凹形状部20が設けられている。
ここで内周側の凹形状部16は、ノズルベーンにおける各羽根との係合用の部分であり、また凸形状部18は、駆動アームとの連結用の部分である。
駆動アームにてユニゾンリング10が中心周りに回転すると、凹形状部16にてこれと係合状態にあるノズルベーンの各羽根が軸周りに回転し、排気流路の開度を増減変化させる。
このユニゾンリング10は、例えば外径がφ133mm程度,内径がφ108mm程度,厚みtが9mm程度のもので、従来にあっては、これを次にようにして製造していた。
即ち、図14に示しているように先ずシート状の金属板材200に対してプレス打抜加工を施し、外周形状が所望形状をなす中間リング品10Aとなし、次に内周面に対し切削加工(内径加工)を施して凹形状部16を形成し、ユニゾンリング10となしていた。
但し厳密にはその後において熱処理等を施して最終製品とする。
しかしながらこの製造方法の場合、プレス打抜加工の際、材料の多くの部分が打抜屑となって、打抜歩留りが18%と低く、またこれに続く内径加工の加工歩留りも69%程度で、全体の歩留りが12%程度と低く、このためユニゾンリングの製造コストが高くなる問題が生じていた。
この製造方法ではまた、ユニゾンリング10の1つ1つをプレス打抜加工にて得ることとなるため、製造の工数も多く、このこともまたユニゾンリングの製造コストを高める要因となっていた。
以上ユニゾンリングを代表例として説明したが、同様の問題は歯車その他の異形金属リング、即ち外周形状が周方向に凹凸形状をなす異形金属リングを製造するに際して同様に生じる問題である。
特開2002−47941号公報 特開2005−207373号公報 実開平3−92502号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、ユニゾンリングその他の異形金属リングを安価に生産性高く製造することのできる異形金属リングの製造方法を提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1は、外周形状が周方向に凹凸形状をなす異形金属リングを製造する方法であって、金属の棒材から得た押出用素材に、2段階の押出加工を施し、第1段目では後方押出加工を行い、その後第2段目の前方押出加工を行って、外周形状が周方向に凹凸形状をなす異形金属パイプを得、しかる後に該異形金属パイプを軸直角方向の切断面で所定幅に切断することによって前記異形金属リングを得ることを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記異形金属リングが、可変ノズルベーン付きターボチャージャにおけるノズルベーン回動用のユニゾンリングであることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項1,2の何れかにおいて、前記第1段目において行う後方押出加工において、前記押出用素材の内周側に凸形状部を形成し、該内周側の凸形状部が位置している部分の外周側に、減面率調整用の凸形状部を形成し、前記第2段目において行う前方押出加工において、該押出用素材の外周側に形成した減面率調整用の凸形状部を圧縮により消失させることを特徴とする。
請求項4のものは、請求項1〜3の何れかにおいて、前記第1段目において行う後方押出加工において、前記押出用素材を底部付きの円筒カップ形状の成形品とし、該成形品に対して前記第2段目の前方押出加工を行うことを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように本発明は、金属の棒材から得た押出用素材に押出加工を施して、外周形状が周方向に凹凸形状をなす異形金属パイプを得た後、その異形金属パイプを軸直角方向の切断面で所定幅に切断することで、異形金属リングを得るようになしたものである。
かかる本発明の製造方法によれば、従来の製造方法に比べて歩留りを大幅に高めることができ、また所要工数も少なくし得て、異形金属リング製造のためのコストを大きく削減することができる。
尚本発明において、上記棒材としては断面丸形状のもの且つ中実構造のものを用いることが望ましい。
また押出加工を2段階に分けて行い、そして第1段目では後方押出加工を行い、その後前方押出加工を行って異形金属パイプを得るようになすことができる。
また異形金属リングが内周形状においても周方向に凹凸形状をなしている場合には、押出加工時にその内周の凹凸加工も同時に行うことも可能であるが、押出加工では内周の凹凸形状は加工せず、異形金属パイプを軸直角方向の切断面で所定幅に切断して得たリングを中間製品として、その中間製品に対し、更に機械加工によって内周側の加工を行い、以て内周側を凹凸形状とするようになしても良い。
本発明は、外周形状が周方向に凹凸形状をなす様々な異形金属リングを製造するに際して適用することが可能であるが、特に、可変ノズルベーン付きターボチャージャにおけるノズルベーン回動用のユニゾンリングの製造に適用して好適である(請求項2)。
本発明はまた、第1段目において行う後方押出加工において、押出用素材の内周側に凸形状部を形成し、内周側の凸形状部が位置している部分の外周側に、減面率調整用の凸形状部を形成し、第2段目において行う前方押出加工において、押出用素材の外周側に形成した減面率調整用の凸形状部を圧縮により消失させるようになすことができる(請求項3)。
本発明はまた、第1段目において行う後方押出加工において、押出用素材を底部付きの円筒カップ形状の成形品とし、その成形品に対して第2段目の前方押出加工を行うことができる(請求項4)。
本発明の適用対象のユニゾンリングの一例を示した図である。 本発明の製造方法において中間成形品として得られる異形金属パイプの図である。 図2の異形金属パイプの横断面を拡大して示した図である。 図1のユニゾンリングを製造する本実施形態の製造方法の各工程を示した図である。 同実施形態における後方押出加工で使用する型の構成説明図である。 同実施形態における後方押出加工の作用説明図である。 同実施形態における後方押出加工にて得られる成形品の図である。 本実施形態における前方押出加工前後の成形品の形状変化を示した図である。 同実施形態における前方押出加工で使用する型の構成説明図である。 同実施形態における前方押出加工の作用説明図である。 図9の型の要部を示した図である。 図2の成形品のフランジ部を除去した成形品の図である。 従来のユニゾンリングの一例を示した図である。 従来のユニゾンリングの製造方法を示した図である。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて以下に詳しく説明する。
図1はユニゾンリング10を表しており、図示のようにこのユニゾンリング10は、円形リング体の外周面と内周面とに、周方向に沿って凹凸を付けた形態の異形リング形状をなしている。
詳しくは、このユニゾンリング10は外周形状が、略台形状の凸形状部12を24°ごとの一定間隔で複数(ここでは15個)有するとともに、それら凸形状部12と12との間に略逆台形状の凹形状部14を有する形状をなしており、また内周形状が、凸形状部12の位置においてU字状の凹形状部16を複数(ここでは15個)有する形状をなしている。
但し外周面の図1(A)中上端の位置には、略逆台形状の凹形状部14とは形状の異なった、U字状の凹形状部20が設けられている。
また内周面の図1(A)中上端の位置には、凹形状部20の位置において下向きに即ち径方向内方に突出する、凸形状部18が設けられている。
ここで凸形状部18は略U字状をなしている。
本実施形態において、このユニゾンリング10は、図2及び図3に示す異形金属パイプ32を軸直角方向に切断した後、内径加工(及び凹形状部20Aの加工を含む外径加工)を施すことによって得られる。
尚異形金属パイプ32は、軸方向一端に径方向外向きに張り出したフランジ部34を有しているが、実際には異形金属パイプ32に対しフランジ部34を除去する加工を行った後に、これを軸直角方向に切断し、その後内径側の凹形状部16の加工と内周面全体の切削仕上げ加工を含む内径加工、及び外周面全体の切削仕上げ加工を含む外径加工を行うことでユニゾンリング10が得られる。
この異形金属パイプ32の横断面形状の寸法、詳しくは凸形状部12から12までの寸法a=φ133mm、凹形状部14から14までの寸法b=φ122mm,内形c=108.1mmである。
また中心Oから凸形状部18までの寸法d=47.9mmであり、中心Oから凹形状部20までの寸法e=61.7mmである。
本実施形態において、ユニゾンリング10は次のようにしてこれを製造する。
先ず、図4に示しているように金属(ここではオーステナイトステンレス鋼であるJIS SUS310S)の断面円形の長尺材36に対して切断具38により軸直角方向に切断加工を行い、所定サイズの中実の丸棒40を、第1段目の前工程の後方押出加工の押出用素材として用意する。
ここでは丸棒40のサイズは外径φ160mm×高さ125mmLである。
以上のようにして丸棒40を得たら、次に押出加工を行う。
ここでは押出加工として先ず後方押出加工を行い、しかる後前方押出加工を行う。
図7は後方押出しにて得られる成形品50の形状を、また図8は同じ成形品50の要部を後の前方押出しによる成形品(具体的には図2の異形金属パイプ32)の要部形状と比較して示している。
図において、204は後方押出加工による成形品50の外形線を表しており、図示のように後方押出しによる成形品50は、図2の異形金属パイプ32、つまりユニゾンリング10における内周側の凸形状部18を予め備えている。
また周方向においてこの凸形状部18が位置している部分の外周側に、減面率調節用の凸形状部56が成形されている。
ここで減面率調節用の外周側の凸形状部56は、全体として略台形状をなしており、内周側の凸形状部18を含む分画域A-n,A-1にまたがって、即ち分画線B-nからB-1にかけて形成されている。
外周側の凸形状部56は、後述の前方押出成形の際に減面率を調節するために設けられているもので、ここでは分画域A-1における面積S1a,S1b,S1c,S1dを加えた全体の面積が、後の前方押出加工によって面積S1a,S1bに減面されたときの減面率が、隣接する分画域A-2における面積S2b,S2cを加えた合計の面積が前方押出加工によってS2bに減面されたときの減面率と等しくなるように、外周側の凸形状部56の形状が定められている。
ここでは分画域A-2における減面率66%に対し、分画域A-1における減面率が66%となるように、凸形状部56の形状が定められている。
尚、分画域A-2,A-3・・・A-(n-1)までの各分画域における減面率も全て66%で同等である。
分画域A-nにおける減面率は、隣接する分画域A-1における減面率と同じ66%である。
尚、外周側の凸形状部56はあくまで前方押出加工の際の減面率調節用のものであり、従ってこの凸形状部56は、後続の前方押出成形により圧縮され消失する。
図5,図6は、後方押出加工の方法を具体的に示している。
図5において、42はポンチ,46はダイスで、58は押出成形された成形品50(図7参照)を突き出すエジェクタである。
尚成形品50は、次の2段目の前方押出加工の押出用素材となる。
ポンチ42には、図2の異形金属パイプ32、つまり図1のユニゾンリング10の凸形状部18を成形するための、凸形状部18に対応した凹型部44が備えられている。
更にダイス46には、成形品50に対して図7(A)の凸形状部56を付与するための凹型部60が備えられている。
この後方押出加工では、図6(A)に示しているようにポンチ42を図中上方に後退させた状態で、ダイス46の内部に上記の丸棒40をセットし、続いてポンチ42を図中下方に押し込んで丸棒40を押圧する。
するとポンチ42にて押圧された丸棒40は、図6(B)に示しているように塑性変形を起して、ポンチ42の外周面とダイス46の内周面とに接触しながら、それらポンチ42とダイス46との間の環状空間48内を上向きに(後方に)這い上がり、底部52付きの円筒カップ状の成形品50に成形される。
以上のようにして成形品50を成形したら、ダイス46内の成形品50をエジェクタ58によって突き上げ、ダイス46から離脱させる。
ここにおいて図4及び図7の底部52付きの円筒カップ状の成形品50が得られる。
図7は、このようにして得られた有底の円筒カップ状の成形品50の具体的形状を表したものである。
図において52は底部を、54は円筒状の周壁部を表している。
また18は、周壁部54の内周側に形成された凸形状部を示しており、更に56は、凸形状部18と同じ周方向位置において、周壁部54の外周側に形成された凸形状部を表している。
尚この後方押出加工によって得た成形品50は、例えば外径がφ160mm×内径φ108mmで、高さが215mmLの寸法である。
尚、底部52の厚みは10mmである。
以上の後方押出加工は、例えば次のような条件の下で行う。
即ち、丸棒40の炉出し温度を1177〜1233℃とし、押出加工(鍛造)前の温度を1087〜1112℃とし、押出加工後の温度を936〜1025℃の温度とし、また鍛圧を約950tとして鍛造即ち後方押出加工を行う。
以上のような後方押出加工を終えたら、次に2段目の後工程の押出加工として前方押出加工を行う。
図9及び図10はその具体的な内容を示している。
これらの図において、62はポンチで、図1の凸形状部18に対応した凹型部44が備えられている。
64はダイスで、後述のランド部68よりも上側の内面66には、図7の凸形状部56に対応した形状の凹型部60が備えられている。
ランド部68は、押出用素材としての成形品50を軸方向に通過させる際に、これを径方向内方に絞って、成形品(前方押出加工後の成形品である図2及び図4の異形金属パイプ32)の外周面に凹凸形状を付与し成形する部分で、ダイス64の内面66から径方向内方に全周に亘り突出せしめられている。
その内周側の部分には、図11に示すように、図1のユニゾンリング10における凸形状部12(厳密には図3の異形金属パイプ32における対応する凸形状部12)を成形するための、対応した形状の凹型部28と、凸形状部12と12との間の凹形状部14を成形するための(厳密には図3の異形金属パイプ32における凹形状部14を成形するための)、対応した形状の凸型部30とを周方向に交互に備え、更に図1における凹形状部20に対応した凸型部(図示省略)を備えている。
このランド部68は、その上面詳しくは材料の流れの上流側の面がテーパ面26とされている。
この2段目の後工程の押出加工である前方押出加工では、図9に示しているように、ポンチ62をダイス64から図中上向きに後退させた状態の下で、ダイス64の内部に、1段目の後方押出加工にて成形したカップ状の成形品50を、図10(A)に示すようにセットし、その状態でポンチ62を図中下方に押し込んで行く。
するとダイス64内にセットされていたカップ状の成形品50が、ポンチ62とともに図中下向きに押し出され、そしてランド部68を通過することで、そこで成形品50がポンチ62とランド部68との間でしごかれ、図2に示す横断面形状のフランジ部34付きの異形金属パイプ32が得られる(図4参照)。
図に示しているように、前方押出成形後の成形品としての異形金属パイプ32では、図7,図8における成形品50の外周側の凸形状部56が消失している。
この凸形状部56の消失は、成形品50がランド部68を通過することで生じる。
尚、フランジ部34については、この後の工程の外削加工によって除去せしめられ、ここにおいて図2及び図4の異形金属パイプ32が、図12及び図4に示す異形金属パイプ32となる。
この実施形態において、2段目の前方押出加工の条件は、例えば押出加工(鍛造)前温度を896〜1008℃とし、押出加工後の温度を832〜905℃とし、鍛圧を約1400tとして行うことができる。
この実施形態では、図11(A)に示しているようにランド部68の上面のテーパ面26には、ランド部68の外周端から上記の凹型部28の上端28aに到る溝67が付加してあり、図11(B)に示しているようにこの溝67の付加によって、凹型部28の上端28aの位置が、凸型部30の上端30aと同じ軸方向の高さに位置させてある。
また溝67は、その溝幅が外周端で最も広く、内周端に向うにつれて溝幅が漸次狭小化するものとなしてある。
ここで溝67の溝幅Wは、互いに隣接する溝67と67との間の部分が、ランド部68の外周端から同じ幅で凸型部30の上端(内周端)30aに到るように寸法が定められている。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示である。
例えば本発明は上記のユニゾンリング以外の他の様々な異形金属リングを製造するに際して適用可能である等、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた態様で実施可能である。
10 ユニゾンリング
32 異形金属パイプ
40 丸棒
50 成形品
64 ダイス
68 ランド部

Claims (4)

  1. 外周形状が周方向に凹凸形状をなす異形金属リングを製造する方法であって、
    金属の棒材から得た押出用素材に、2段階の押出加工を施し、第1段目では後方押出加工を行い、その後第2段目の前方押出加工を行って、外周形状が周方向に凹凸形状をなす異形金属パイプを得、しかる後に該異形金属パイプを軸直角方向の切断面で所定幅に切断することによって前記異形金属リングを得ることを特徴とする異形金属リングの製造方法。
  2. 請求項1において、前記異形金属リングが、可変ノズルベーン付きターボチャージャにおけるノズルベーン回動用のユニゾンリングであることを特徴とする異形金属リングの製造方法。
  3. 前記第1段目において行う後方押出加工において、前記押出用素材の内周側に凸形状部を形成し、該内周側の凸形状部が位置している部分の外周側に、減面率調整用の凸形状部を形成し、前記第2段目において行う前方押出加工において、該押出用素材の外周側に形成した減面率調整用の凸形状部を圧縮により消失させることを特徴とする請求項1,2の何れかに記載の異形金属リングの製造方法。
  4. 前記第1段目において行う後方押出加工において、前記押出用素材を底部付きの円筒カップ形状の成形品とし、該成形品に対して前記第2段目の前方押出加工を行うことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の異形金属リングの製造方法。
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