JP2012165243A - 撮像装置および撮像方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】撮像素子と、前記撮像素子から撮像画像を連続して複数取得する画像取得手段と、当該撮像装置の姿勢情報を取得する姿勢検出手段と、前記姿勢検出手段により取得した姿勢情報を蓄積する姿勢情報蓄積手段と、消費電力を抑えた省電力モードへの遷移および省電力モードの解除を行う省電力モード設定手段と、を備え、前記省電力モード設定手段は、前記姿勢情報蓄積手段に蓄積された姿勢情報を参照して、省電力モードへの遷移および省電力モードの解除の判断を行うこと、を特徴とする。
【選択図】図5
Description
そして、撮像装置ではこれらの表示装置に撮像対象物(被写体)の画像やメモリ(記録媒体)に記録されている記録画像を表示させてユーザに視覚させている。
これにより、ユーザが使用していない間は撮像装置の電源を落とすことで、無駄な電力消費を抑えている。
しかしながら、オートパワーオフ機能により撮像装置の電源が切れた後に撮像を行う際、再度撮像装置の電源を入れ直して撮像の設定を行う必要があるため、あまり頻繁にオートパワーオフ機能が動作してしまうと撮像のタイミングを逃してしまう可能性がある。
LCDやビューファインダーは消費電力が大きいため、上記節電機能により、無駄なバッテリ消費を少なくすることができる。
このとき、姿勢情報取得間隔を短くした場合、姿勢変化に対する応答速度が速く、撮像装置の姿勢変化の有無に対してすぐに反応できる反面、姿勢変化に対して反応過剰となり節電状態と通常状態を繰り返すような動作を発生させてしまい、LCDやビューファインダーの表示が見づらくなってしまう。また、ゆっくりとした姿勢変化と姿勢検出装置からの出力ノイズの区別がつけづらく、誤って節電の判断を行ってしまう可能性がある。
他方、姿勢情報取得間隔を長くした場合、直前の取得データとの差分量が大きくなるため、姿勢変化とセンサからの出力ノイズとの区別はつけやすくなり、また、動き判定の間隔も長くなるので節電状態と通常状態を交互に繰り返す現象は発生しづらくなる。しかしながら、撮像装置の姿勢の急激な変化があった際にすぐに節電状態から復帰してほしいにもかかわらず、節電状態からの復帰が遅れてしまい、ユーザは表示画面が見づらい節電状態で操作を行わなければならないという問題が発生する。
上記示したように、いずれの場合にしてもユーザに不利益をもたらしてしまう。
しかしながら、具体的な姿勢変化の検出方法の記載がなく、撮像装置の操作性を充分に良好とすることは未だ為し得ていない。また、計時手段を複数有するため、コストアップを招来するという問題が生じる。
(1):撮像素子と、前記撮像素子から撮像画像を連続して複数取得する画像取得手段と、当該撮像装置の姿勢情報を取得する姿勢検出手段と、前記姿勢検出手段により取得した姿勢情報を蓄積する姿勢情報蓄積手段と、消費電力を抑えた省電力モードへの遷移および省電力モードの解除を行う省電力モード設定手段と、を備え、前記省電力モード設定手段は、前記姿勢情報蓄積手段に蓄積された姿勢情報を参照して、省電力モードへの遷移および省電力モードの解除の判断を行うこと、を特徴とする撮像装置である。
(2):前記省電力モードへの遷移および省電力モードの解除の判断を行う際に参照する姿勢情報は、前記姿勢情報蓄積手段に蓄積された姿勢情報の最大値と最小値の差分であることを特徴とする上記(1)に記載の撮像装置である。
(3):前記撮像素子から取得した撮像画像を表示する表示手段と、前記表示手段の表示輝度を変更する表示輝度変更手段と、を備え、前記表示輝度変更手段は、前記省電力モードに遷移された場合または前記省電力モードが解除された場合に前記表示手段の表示輝度を変更することを特徴とする上記(1)または(2)に記載の撮像装置である。
(4):前記画像取得手段により前記撮像素子から撮像画像を取得する間隔を変更する画像取得間隔変更手段を備え、前記画像取得間隔変更手段は、前記省電力モードに遷移された場合または前記省電力モードが解除された場合前記間隔を変更することを特徴とする上記(1)または(2)に記載の撮像装置である。
(5):撮像素子から画像取得手段により撮像画像を連続して複数取得する画像取得工程と、当該撮像方法における姿勢情報を取得する姿勢検出工程と、前記姿勢検出工程により取得した姿勢情報を蓄積する姿勢情報蓄積工程と、消費電力を抑えた省電力モードへの遷移および省電力モードの解除を行う省電力モード設定工程と、を備え、前記省電力モード設定工程は、前記姿勢情報蓄積工程で蓄積された姿勢情報を参照して、省電力モードへの遷移および省電力モードの解除の判断を行うこと、を特徴とする撮像方法である。
(6):前記省電力モードへの遷移および省電力モードの解除の判断を行う際に参照する姿勢情報は、前記姿勢情報蓄積工程で蓄積された姿勢情報の最大値と最小値の差分であることを特徴とする上記(5)に記載の撮像方法である。
(7):前記撮像素子から取得した撮像画像を表示手段に表示する表示工程と、前記表示手段の表示輝度を変更する表示輝度変更工程と、を備え、前記表示輝度変更工程は、前記省電力モードに遷移された場合または前記省電力モードが解除された場合に前記表示手段の表示輝度を変更することを特徴とする上記(5)または(6)に記載の撮像方法である。
(8):前記画像取得手段により前記撮像素子から撮像画像を取得する間隔を変更する画像取得間隔変更工程を備え、前記画像取得間隔変更工程は、前記省電力モードに遷移された場合または前記省電力モードが解除された場合に前記間隔を変更することを特徴とする上記(5)または(6)に記載の撮像方法である。
(9):上記(5)乃至(8)のいずれか1項に記載の撮像方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラムである。
動き検出判断は、上記バッファの最大データと最小データの差分を用いて判断を行い、差分量が閾値以上であれば動きがあったと判断し、差分量が閾値未満であれば動きがなかったと判断を行う。
また、撮像装置は節電状態に遷移するための計時手段を有する必要がないため低コストを実現できる。また、計時手段の個数が限られている場合はその資源を別の機能に使用することができる。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は以下の説明において本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1、図2及び図3は、本発明に係る撮像装置の一実施の形態としてのデジタルスチルカメラの構成を示す概略図であり、図1が正面概略図、図2が上面概略図、図3が背面概略図である。
図1に示すように、デジタルカメラ上面にはユーザのレリーズを受け付けるレリーズシャッター(SW1)と、ユーザによるモード切替を可能とするモードダイアル(SW2)とが配置されている。また、サブLCD(1)が設けられ、後述するSUB−CPU(109)により制御される。
デジタルカメラ正面には鏡胴ユニット(7)、リモコン受光部(6)、CPUブロック(104−3)により制御される測距ユニット(5)、光学ファインダ(4)、ストロボ回路(114)を介してCPUブロック(104−3)により制御されるストロボ発光部(3)が設けられ、また側面にはSDカード/電池蓋(2)が設けられてなる。
デジタルカメラ背面には、LCDモニタ(10)、光学ファインダ(4)、AF LED(8)、ストロボLED(9)が設けられ、ユーザからの操作を受け付ける各種スイッチ(SW3〜SW13)が設けられている。
図4は、図1、図2及び図3で示すデジタルスチルカメラのシステム構成の概要を示すブロック図である。
鏡胴ユニット7は、被写体の光学画像を取り込むズームレンズ7−1a、ズーム駆動モータ7−1bからなるズーム光学系7−1、フォーカスレンズ7−2a、フォーカス駆動モータ7−2bからなるフォーカス光学系7−2、絞り7−3a、絞りモータ7−3bからなる絞りユニット7−3、メカシャッタ7−4a、メカシャッタモータ7−4bからなるメカシャッタユニット7−4、各モータを駆動するモータドライバ7−5を有する。そして、モータドライバ7−5は、リモコン受光部6からの入力や操作部KeyユニットSW1〜SW13の操作入力に基づく、後述するディジタルスチルカメラプロセッサ104内にあるCPUブロック104−3からの駆動指令により駆動制御される。
図5は本発明の第1の実施形態における節電判断の処理手順を表すフローチャート図、図6は本発明の第1の実施形態における姿勢情報取得の際の処理手順を示すフローチャート図である。
姿勢情報蓄積バッファは有限であり、任意の個数分、姿勢情報データの蓄積を行うことができる。姿勢情報データの蓄積を行う際、姿勢情報蓄積バッファが過去のデータ(既に取得した姿勢情報のデータ)でいっぱいだった場合、姿勢情報蓄積バッファ内の一番初めに取得した姿勢情報データの削除を行い、新規姿勢情報データを姿勢情報蓄積バッファに追加する。
算出した差分量が節電を行うための閾値(該閾値までは節電を行う)以上であるか否かを判断し(Step1−4)、閾値以上ではないと判断した場合、CPU104−3は節電を行うと判断し、現在カメラが節電状態(省電力モード)かどうかの判断を行う(Step1−5)。カメラが節電状態でなかった場合、CPU104−3はカメラを省電力モード設定手段により節電状態に設定し、表示輝度変更手段によりLCDモニタ10の表示輝度を通常使用時よりも落として暗く表示させ(Step1−6)、節電判断を終了する(Step1−9)。一方、カメラが節電状態であった場合、そのままLCDモニタ10の表示輝度を通常時よりも落として暗く表示させたままとし、節電判断を終了する(Step1−9)。
算出した差分量が節電を行うための閾値以上であると判断した場合、CPU104−3は節電を行わないと判断し、現在カメラが節電状態かどうかの判断を行う(Step1−7)。カメラが節電状態であった場合、CPU104−3は省電力モード設定手段によりカメラの節電状態を解除し、表示輝度変更手段によりLCDモニタ10の表示輝度を通常使用時と同量として明るく表示させ(Step1−8)、節電判断を終了する(Step1−9)。一方、カメラが節電状態でなかった場合、そのままLCDモニタ10の表示輝度を通常使用時と同量として明るく表示させたままとし、節電判断を終了する(Step1−9)。
図7は本発明の第2の実施形態における節電判断の処理手順を表すフローチャート図である。
姿勢情報蓄積バッファ内へのデータの蓄積が完了したら、CPU104−3は姿勢情報蓄積バッファ内のデータの最大値と最小値の差分量の算出を行う(Step2−3)。
算出した差分量が節電を行うための閾値(該閾値までは節電を行う)以上であるか否かを判断し(Step2−4)、閾値以上ではないと判断した場合、CPU104−3は節電を行うと判断し、現在カメラが節電状態(省電力モード)かどうかの判断を行う(Step2−5)。カメラが節電状態でなかった場合、CPU104−3はカメラを省電力モード設定手段により節電状態に設定し、画像取得間隔変更手段によりモニタリングのフレームレートを通常使用時よりも落として(Step2−6)、節電判断を終了する(Step2−9)。一方、カメラが節電状態でなかった場合、そのままモニタリングのフレームレートを通常使用時と同量のままとし、節電判断を終了する(Step2−9)。
尚、以上説明した本発明にかかる撮像装置における各実施形態において、フローチャートに示す処理をCPUが実行するためのプログラムは、本発明によるプログラムを構成する。また、このプログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体としては、半導体記憶部や光学的及び/又は磁気的な記憶部等を用いることができる。
2 SDカード/電池蓋
3 ストロボ発光部
4 光学ファインダ
5 測距ユニット
6 リモコン受光部
7 鏡筒ユニット
8 AF LED
9 ストロボLED
10 LCDモニタ
Claims (9)
- 撮像素子と、
前記撮像素子から撮像画像を連続して複数取得する画像取得手段と、
当該撮像装置の姿勢情報を取得する姿勢検出手段と、
前記姿勢検出手段により取得した姿勢情報を蓄積する姿勢情報蓄積手段と、
消費電力を抑えた省電力モードへの遷移および省電力モードの解除を行う省電力モード設定手段と、
を備え、
前記省電力モード設定手段は、前記姿勢情報蓄積手段に蓄積された姿勢情報を参照して、省電力モードへの遷移および省電力モードの解除の判断を行うこと、
を特徴とする撮像装置。 - 前記省電力モードへの遷移および省電力モードの解除の判断を行う際に参照する姿勢情報は、前記姿勢情報蓄積手段に蓄積された姿勢情報の最大値と最小値の差分であること
を特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記撮像素子から取得した撮像画像を表示する表示手段と、
前記表示手段の表示輝度を変更する表示輝度変更手段と、
を備え、
前記表示輝度変更手段は、前記省電力モードに遷移された場合または前記省電力モードが解除された場合に前記表示手段の表示輝度を変更すること
を特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。 - 前記画像取得手段により前記撮像素子から撮像画像を取得する間隔を変更する画像取得間隔変更手段を備え、
前記画像取得間隔変更手段は、前記省電力モードに遷移された場合または前記省電力モードが解除された場合前記間隔を変更すること
を特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。 - 撮像素子から画像取得手段により撮像画像を連続して複数取得する画像取得工程と、
当該撮像方法における姿勢情報を取得する姿勢検出工程と、
前記姿勢検出工程により取得した姿勢情報を蓄積する姿勢情報蓄積工程と、
消費電力を抑えた省電力モードへの遷移および省電力モードの解除を行う省電力モード設定工程と、
を備え、
前記省電力モード設定工程は、前記姿勢情報蓄積工程で蓄積された姿勢情報を参照して、省電力モードへの遷移および省電力モードの解除の判断を行うこと、
を特徴とする撮像方法。 - 前記省電力モードへの遷移および省電力モードの解除の判断を行う際に参照する姿勢情報は、前記姿勢情報蓄積工程で蓄積された姿勢情報の最大値と最小値の差分であること
を特徴とする請求項5に記載の撮像方法。 - 前記撮像素子から取得した撮像画像を表示手段に表示する表示工程と、
前記表示手段の表示輝度を変更する表示輝度変更工程と、
を備え、
前記表示輝度変更工程は、前記省電力モードに遷移された場合または前記省電力モードが解除された場合に前記表示手段の表示輝度を変更すること
を特徴とする請求項5または6に記載の撮像方法。 - 前記画像取得手段により前記撮像素子から撮像画像を取得する間隔を変更する画像取得間隔変更工程を備え、
前記画像取得間隔変更工程は、前記省電力モードに遷移された場合または前記省電力モードが解除された場合に前記間隔を変更すること
を特徴とする請求項5または6に記載の撮像方法。 - 請求項5乃至8のいずれか1項に記載の撮像方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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