JP2009089371A - 画像記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作性のより一層の向上とより一層の電池の長寿命化との両立を図ることのできる画像記録装置を提供する。
【解決手段】本発明の画像記録装置は、画像記録に用いる回路を有する装置本体と、前記回路により得られた画像を表示する表示部10と、装置本体の振動を検出して検出信号を出力する振動検出手段2Zと、振動検出手段2Zの検出信号の状態量に基づき装置本体の操作状況を判断して制御対象をアップダウン制御する制御回路1043とを備えている。
【選択図】図22
【解決手段】本発明の画像記録装置は、画像記録に用いる回路を有する装置本体と、前記回路により得られた画像を表示する表示部10と、装置本体の振動を検出して検出信号を出力する振動検出手段2Zと、振動検出手段2Zの検出信号の状態量に基づき装置本体の操作状況を判断して制御対象をアップダウン制御する制御回路1043とを備えている。
【選択図】図22
Description
本発明は、操作性を犠牲にすることなく使用状況に応じて消費電力を適宜変更して、操作性と電池の長寿命化との両立を図ることができる画像記録装置に関する。
一般的に、画像記録装置としてのデジタルカメラの技術分野においては、モニター等の表示手段の輝度が高いと消費電力が多くなって電池が短寿命化し、モニター等の表示手段の輝度が低いと消費電力が少なくなって電池の長寿命化を図ることができることは周知の事実である。
また、デジタルカメラの技術分野においては、表示手段に表示する画像のフレームレートを高くすると消費電力が多くなって電池が短寿命化し、表示手段に表示する画像のフレームレートを低くすると消費電力が少なくなって電池の長寿命化を図ることができることも周知である。
更に、デジタルカメラの技術分野においては、クロック信号の周波数を高くすると高速動作となって消費電力が多くなって電池が短寿命化し、クロック信号の周波数を低くすると低速動作となって消費電力が少なくなって電池の長寿命化を図ることができることも周知である。
従って、高輝度と電池の長寿命化、高フレームレートと電池の長寿命化、高速動作と電池の長寿命化とは相反関係にあり、いずれか一方を活かせばいずれか他方が犠牲となる。
つまり、視認性の向上という意味でのデジタルカメラの操作性の向上を図るために表示手段の輝度を高くすると、電池が短寿命化するおそれがある。また、画像の取り込み速度の向上、視認性の向上という意味でのデジタルカメラの操作性の向上を図るために画像のフレームレートを高くした場合にも、電池が短寿命化するおそれがある。
更に、画像処理速度や制御速度を速くして、ちらつきの少ない画像を提供するという意味、レスポンス性能を向上させるという意味でのクロック信号の周波数を高くした場合にも、電池が短寿命化するおそれがある。
このような電池の短寿命化を回避する方策として、例えば、オートパワーオフ機能を有するデジタルカメラが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このデジタルカメラでは、傾斜センサからなる姿勢検出手段を用いてカメラが横に構えられているか、縦に構えられているかを判断すると共に、省電力タイマーの計時を開始させ、所定時間以上、カメラが操作されなかったときに、電源をオフする構成となっている。
また、従来から、振動検出手段を有する画像記録装置が知られている。例えば、手ぶれ補正機能を有する撮像装置では、振動検出手段としてジャイロセンサを備える構成のものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−86651号公報
特開2007−129700号公報
ところで、その特開2006−86651号公報に開示のオートパワーオフ機能を有するデジタルカメラでは、所定時間の経過後には電源がオフされるが、所定時間の間は電源がオフされず、電力を消耗するという不都合がある。
また、電源がオフされてから電源オンに復帰させるためには、デジタルカメラの何らかのキー操作が必要であり、操作性の観点から好ましくはないという不都合がある。
更に、姿勢検出センサによる姿勢変化の検出結果、振動検出手段による振動検出結果に基づいて電源がオフされてから電源オンの状態に自動復帰する構成のもの知られているが、自動復帰後、再び、オートパワー機能が作動するので、所定期間電力が消費されるという不都合がある。
画像記録装置においては、操作性の向上と電池の長寿命化との両立を図ることは、解決すべき重要な課題であり、その特開2006−86651号公報に開示のオートパワーオフ機能を有するデジタルカメラでは、操作性の向上を図るといっても電源オフから電源オンに自動復帰するまでには所用の時間がかかって必ずしも操作性が良いとはいえない。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、その目的とするところは、操作性のより一層の向上とより一層の電池の長寿命化との両立を図ることのできる画像記録装置を提供することにある。
請求項1に記載の画像記録装置は、画像記録に用いる回路を有する装置本体と、前記回路により得られた画像を表示する表示部と、前記装置本体の振動を検出して検出信号を出力する振動検出手段と、前記振動検出手段の検出信号の状態量に基づき前記装置本体の操作状況を判断して制御対象をアップダウン制御する制御回路とを備えていることを特徴とする。
請求項2に記載の画像記録装置は、前記制御対象が表示部の輝度であり、前記制御回路は、前記振動検出手段から出力される検出信号の状態量が所定時間変化しない場合に前記表示部の輝度をダウン方向に制御することを特徴とする。
請求項3に記載の画像記録装置は、前記制御対象が表示部の輝度であり、前記制御回路は、前記振動検出手段から出力される検出信号の周期に基づき前記表示部の輝度をアップダウン制御することを特徴とする。
請求項4に記載の画像記録装置は、前記制御対象が表示部の輝度であり、前記制御回路は、前記振動検出手段から出力される検出信号の振幅が小さすぎるか又は大きすぎる場合にダウン方向に輝度を制御し、検出信号の振幅が所定範囲内にあるときにアップ方向に輝度を制御することを特徴とする。
請求項5に記載の画像記録装置は、前記制御対象が表示部の輝度であり、前記制御回路は、前記振動検出手段から出力される検出信号の変化率に基づき前記表示部の輝度をアップダウン制御することを特徴とする。
請求項6に記載の画像記録装置は、前記制御対象が表示部の輝度であり、前記制御回路は、前記装置本体がモニタリング作動中に前記表示部の輝度をダウン方向に制御することを特徴とする。
請求項7に記載の画像記録装置は、前記制御対象が表示部の輝度であり、前記制御回路は、前記操作状況が高速動作を必要とする動作のときには前記表示部の輝度をアップ方向にあらかじめ設定し、前記操作状況が高速動作を必要としない動作のときには前記表示部の輝度をダウン方向にあらかじめ設定し、前記振動検出手段による検出を禁止することを特徴とする。
請求項8に記載の画像記録装置は、前記制御対象がフレームレートであり、前記制御回路は、前記振動検出手段から出力される検出信号の状態量が所定時間変化しない場合に前記フレームレートをダウン方向に制御することを特徴とする。
請求項9に記載の画像記録装置は、前記制御対象がフレームレートであり、前記制御回路は、前記振動検出手段から出力される検出信号の周期に基づき前記フレームレートをアップダウン制御することを特徴とする。
請求項10に記載の画像記録装置は、前記制御対象がフレームレートであり、前記制御回路は、前記振動検出手段から出力される検出信号の振幅が小さすぎるか大きすぎる場合にダウン方向にフレームレートを制御し、検出信号の振幅が所定範囲内にあるときにアップ方向にフレームレートを制御することを特徴とする。
請求項11に記載の画像記録装置は、前記制御対象がフレームレートであり、前記制御回路は、前記振動検出手段から出力される検出信号の変化率に基づき前記フレームレートをアップダウン制御することを特徴とする。
請求項12に記載の画像記録装置は、前記制御対象がフレームレートであり、前記制御回路は、前記装置本体がモニタリング作動中に前記フレームレートをダウン方向に制御することを特徴とする。
請求項13に記載の画像記録装置は、前記制御対象がフレームレートであり、前記制御回路は、前記操作状況が高速動作を必要とする動作のときには前記フレームレートをアップ方向にあらかじめ設定し、前記操作状況が高速動作を必要としない動作のときには前記フレームレートをダウン方向にあらかじめ設定し、前記振動検出手段による検出を禁止することを特徴とする。
請求項14に記載の画像記録装置は、画像記録に用いる回路を有する装置本体と、前記回路を駆動制御するクロック信号を発生するクロック信号発生回路と、前記装置本体の振動を検出して検出信号を出力する振動検出手段と、前記振動検出手段の検出信号の状態量に基づき前記装置本体の操作状況を判断して制御対象としてのクロック信号をアップダウン制御する制御回路とを備えていることを特徴とする。
請求項15に記載の画像記録装置は、前記制御対象がクロック周波数であり、前記制御回路は、前記振動検出手段から出力される検出信号が所定時間変化しない場合に前記クロック周波数をダウン方向に制御することを特徴とする。
請求項15に記載の画像記録装置は、前記制御対象がクロック周波数であり、前記制御回路は、前記振動検出手段から出力される検出信号が所定時間変化しない場合に前記クロック周波数をダウン方向に制御することを特徴とする。
請求項16に記載の画像記録装置は、前記制御対象がクロック周波数であり、前記制御回路は、前記振動検出手段から出力される検出信号の周期に基づき前記クロック周波数をアップダウン制御することを特徴とする。
請求項17に記載の画像記録装置は、前記制御対象がクロック周波数であり、前記制御回路は、前記振動検出手段から出力される検出信号の振幅が小さすぎるか大きすぎる場合にダウン方向にクロック周波数を制御し、検出信号の振幅が所定範囲内にあるときにアップ方向にクロック周波数を制御することを特徴とする。
請求項18に記載の画像記録装置は、前記制御対象がクロック周波数であり、前記制御回路は、前記振動検出手段から出力される検出信号の変化率に基づき前記クロック周波数をアップダウン制御することを特徴とする。
請求項19に記載の画像記録装置は、前記制御対象がクロック周波数であり、前記制御回路は、前記装置本体がモニタリング作動中に前記クロック周波数をダウン方向に設定することを特徴とする。
請求項20に記載の画像記録装置は、前記制御対象がクロック周波数であり、前記制御回路は、前記操作状況が高速動作を必要とする動作のときには前記クロック周波数をアップ方向にあらかじめ設定し、前記操作状況が高速動作を必要としない動作のときには前記クロック周波数をダウン方向にあらかじめ設定し、前記振動検出手段による検出を禁止することを特徴とする。
請求項21に記載の画像記録装置は、前記クロック信号発生回路が複数個あることを特徴とする。
請求項22に記載の画像記録装置は、前記振動検出手段が手ぶれを検出するのに用いるジャイロセンサであることを特徴とする。
請求項23に記載の画像記録装置は、前記振動検出手段が前記装置本体の姿勢の検出に用いる姿勢検出センサであることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、例えば、状態量が所定値未満の場合には、ユーザが使用していないと考えられるため、操作性を低下させると共に電力消費量を減少させる。また、例えば、状態量が所定値以上の場合には、操作性を向上させると共に電力消費量を増加させる。
これにより、操作性を犠牲にすることなく使用状況に応じて消費電力を適宜柔軟に変更して操作性と電池の長寿命化との両立を図ることができる画像記録装置を提供することができる。また、電池の寿命を長くすることができるので環境負荷を低減できる。
請求項2に記載の発明によれば、視認性を犠牲にすることなく使用状況に応じて消費電力を適宜柔軟に変更して電池の長寿命化に貢献することができる画像記録装置を提供することができる。また、ユーザーの使用状況を一定時間確認してから低輝度方向に制御しているので、かつ、使用していなくとも電源を完全にオフするのではないので、高輝度方向に制御する場合にも表示部を構成するデバイスの応答遅延を回避でき、操作状況に対して柔軟に対応できる。
請求項3に記載の発明によれば、検出信号の周期を解析することによりきめ細かい操作状況判断ができる。例えば、周期が短い場合に手ぶれ振動であって、操作中であると判断し、表示部に表示される画像の輝度を高輝度方向に制御して、視認性の向上を図り、検出信号の振動周期が長い場合には、非操作中又は非使用中であると判断して、表示部に表示される画像の輝度を低輝度方向に制御して、省電力化を図ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、検出信号の振幅を解析することによりきめ細かい操作状況判断ができる。例えば、検出信号の振幅が所定範囲内の場合には使用中であると判断して表示部の輝度を高輝度方向に制御して、視認性の向上を図り、検出信号の振幅が小さすぎるか大きすぎる場合には、非操作中又は非使用中であると判断して、表示部に表示される画像の輝度を低輝度方向に制御して、省電力化を図ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、検出信号の変化率を解析することによりきめ細かい操作状況判断ができる。例えば、検出信号の変化率が大きい場合には使用中であると判断して表示部の輝度を高輝度方向に制御して、視認性の向上を図り、検出信号の変化率が小さい場合には、非操作中又は非使用中であると判断して、表示部に表示される画像の輝度を低輝度方向に制御して、省電力化を図ることができる。
請求項6に記載の発明によれば、使用中であっても操作状況から考えてユーザーが画像を緻密に確認する必要があるとは考えられないときに、表示部の輝度を低輝度方向に制御して省電力化を図ることができる。
請求項7に記載の発明によれば、例えば、静止画再生動作、音声再生動作、メニュー表示、日付表示、セットアップ表示、セルフタイマー動作、ストロボ充電動作、ストロボ発光動作、ズーム動作、ロング秒時撮影の露光動作、インターバル撮影時のインターバル動作、音声モード動作時等の高速動作の必要がないときには、表示部の輝度を低輝度方向に制御し、静止画撮影動作、動画撮影動作、フォーカス動作、動画再生動作、装置本体とパーソナルコンピュータとの間でのデータ通信動作、連写動作、起動動作等の高速動作が必要な時には、表示部の輝度を高輝度方向に制御できる。
また、例えば、強制的に輝度を減少方向に設定したときには、表示部の輝度を検出信号の状態量にかかわらず低輝度方向に制御すること、ハイパーフォーマンスモードに設定したときには表示部の輝度を検出信号の状態量にかかわらず高輝度方向に制御することもできる。
振動検出手段として姿勢検出手段を用いる場合、特に表示部の視認性を必要としない場合には、姿勢検出手段の姿勢信号により画像記録装置が正立状態(撮像状態)にあると判断された時、表示部の輝度を低輝度方向に制御でき、逆に、表示部の視認性を良くしたい場合には、表示部の輝度を高輝度方向に制御できる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様に、操作性を犠牲にすることなく使用状況に応じて消費電力を適宜柔軟に変更して電池の長寿命化に貢献することができる画像記録装置を提供することができる。また、電池の寿命を長くすることができるので環境負荷を低減できる。
特に、この請求項8に記載の発明によれば、ユーザーの使用状況を一定時間確認してから、フレームレートを増減制御するか否かを決定するので、各回路を構成する素子(デバイス)の応答速度に対処可能で、画像記録装置の動作が安定する。
請求項9に記載の発明によれば、検出信号の周期を解析することによりきめ細かい操作状況判断ができる。例えば、検出信号の周期が短い場合に手ぶれ振動であって、操作中であると判断して、表示部に表示される画像のフレームレートを高フレームレート方向に制御して、視認性の向上を図り、検出信号の周期が長い場合には、非操作中又は非使用中であると判断して、表示部に表示される画像のフレームレートを低フレームレート方向に制御して、省電力化を図ることができる。
請求項10に記載の発明によれば、検出信号の振幅を解析することによりきめ細かい操作状況判断ができる。例えば、振幅が小さい場合に手ぶれ振動であって、操作中であると判断して、表示部に表示される画像のフレームレートを高フレームレート方向に制御して、視認性の向上を図り、検出信号の振幅が小さすぎるか大きすぎる場合には、非操作中又は非使用中であると判断して、表示部に表示される画像のフレームレートを低フレームレート方向に制御して、省電力化を図ることができる。
請求項11に記載の発明によれば、検出信号の変化率を解析することによりきめ細かい操作状況判断ができる。例えば、検出信号の変化率が大きい場合には操作中であると判断して、表示部に表示される画像のフレームレートを高フレームレート方向に制御して、視認性の向上を図り、検出信号の変化率が小さい場合には、非操作中又は非使用中であると判断して、表示部に表示される画像のフレームレートを低フレームレート方向に制御して、省電力化を図ることができる。
請求項12に記載の発明によれば、使用中であっても操作状況から考えてユーザーが画像を緻密に確認する必要があるとは考えられないときに、フレームレートを低フレームレート方向に制御して省電力化を図ることができる。
請求項13に記載の発明によれば、例えば、静止画再生動作、音声再生動作、メニュー表示、日付表示、セットアップ表示、セルフタイマー動作、ストロボ充電動作、ストロボ発光動作、ズーム動作、ロング秒時撮影の露光動作、インターバル撮影時のインターバル動作、音声モード動作時等の高速動作の必要がないときには、検出信号の振幅が大きくても表示部に表示される画像のフレームレートを低フレームレート方向に制御し、静止画撮影動作、動画撮影動作、フォーカス動作、動画再生動作、画像記録装置とパーソナルコンピュータとの間でのデータ通信動作、連写動作、起動動作等の高速動作が必要な時には、検出信号の振幅が小さくても、表示部に表示される画像のフレームレートを高フレームレート方向に制御できる。
また、例えば、強制的にフレームレートを減少方向に設定したときには、画像のフレームレートを検出信号の振幅の大きさにかかわらず低フレームレート方向に制御すること、ハイパーフォーマンスモードに設定したときに画像のフレームレートを検出信号の振幅の大きさにかかわらず高フレームレート方向に制御することもできる。
振動手段が姿勢検出手段の場合、特に表示部の視認性を必要としない場合には、姿勢検出手段の姿勢信号により画像記録装置が正立状態(撮像状態)にあると判断された時、画像のフレームレートを低フレームレート方向に制御でき、逆に、表示部の視認性を良くしたい場合には、画像のフレームレートを高フレームレート方向に制御できる。
請求項14に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏する。特に、クロック周波数をアップダウン制御する構成であるので、操作状況に応じて処理速度の最適化を図ることができる。
請求項15に記載の発明によれば、ユーザーの使用状況を確認してからクロック周波数を低周波数方向に制御しているので、かつ、使用していなくとも電源を完全にオフするのではないので、高周波数方向に制御する場合にも各回路を構成するデバイスの応答遅延を回避でき、操作状況に対して柔軟に対応できる。
請求項15に記載の発明によれば、ユーザーの使用状況を確認してからクロック周波数を低周波数方向に制御しているので、かつ、使用していなくとも電源を完全にオフするのではないので、高周波数方向に制御する場合にも各回路を構成するデバイスの応答遅延を回避でき、操作状況に対して柔軟に対応できる。
例えば、使用中に、クロック周波数を高クロック周波数方向に制御すれば、高速動作を行わせることができ、画像処理速度や制御速度が速くなって、レスポンスの良好な画像記録装置を提供することができ、ひいては、ユーザーインタフェースの向上につながる。
すなわち、高画素を有する表示部、動画再生表示の場合でも、フレームレートを高くすることが可能になるので、表示部に表示された画像のちらつきを低減できる。
請求項16に記載の発明によれば、検出信号の周期を解析することによりきめ細かい操作状況判断ができる。例えば、検出信号の周期が短い場合に手ぶれ振動であって、操作中であると判断して、クロック周波数を高周波数方向に制御して、視認性の向上を図り、検出信号の周期が長い場合には、非操作中又は非使用中であると判断して、クロック周波数を低周波数方向に制御して、省電力化を図ることができる。
請求項17に記載の発明によれば、検出信号の振幅を解析することによりきめ細かい操作状況判断ができる。例えば、検出信号の振幅が小さい場合に手ぶれ振動であって、操作中であると判断して、クロック周波数を高周波数方向に制御して、視認性の向上を図り、検出信号の振幅が小さすぎるか大きすぎる場合には、非操作中又は非使用中であると判断して、表示部に表示される画像のクロック周波数を低周波数方向に制御して、省電力化を図ることができる。
請求項18に記載の発明によれば、検出信号の変化率を解析することによりきめ細かい操作状況判断ができる。例えば、検出信号の変化率が大きい場合に手ぶれ振動であって、操作中であると判断して、クロック周波数を高周波数方向に制御して、視認性の向上を図り、検出信号の変化率が小さい場合には、非操作中又は非使用中であると判断して、クロック周波数を低周波数方向に制御して、省電力化を図ることができる。
請求項19に記載の発明によれば、使用中であっても操作状況から考えてユーザーが画像を緻密に確認する必要があるとは考えられないときに、クロック周波数を低周波数方向に制御して省電力化を図ることができる。
請求項20に記載の発明によれば、例えば、静止画再生動作、音声再生動作、メニュー表示、日付表示、セットアップ表示、セルフタイマー動作、ストロボ充電動作、ストロボ発光動作、ズーム動作、ロング秒時撮影の露光動作、インターバル撮影時のインターバル動作、音声モード動作時等の高速動作の必要がないときには、検出信号の振幅が大きくてもクロック周波数を低周波数方向に制御し、静止画撮影動作、動画撮影動作、フォーカス動作、動画再生動作、画像記録装置とパーソナルコンピュータとの間でのデータ通信動作、連写動作、起動動作等の高速動作が必要な時には、検出信号の振幅が小さくても、クロック周波数を高周波数方向に制御できる。
また、例えば、強制的にクロック周波数を減少方向に設定したときには、クロック周波数を検出信号の振幅の大きさにかかわらず低周波数方向に制御すること、ハイパーフォーマンスモードに設定したときにクロック周波数を検出信号の振幅の大きさにかかわらず高周波数方向に制御することもできる。
振動手段が姿勢検出手段の場合、特に表示部の視認性を必要としない場合には、姿勢検出手段の姿勢信号により画像記録装置が正立状態(撮像状態)にあると判断された時、クロック周波数を低周波数方向に制御でき、逆に、表示部の視認性を良くしたい場合には、クロック周波数を高周波数方向に制御できる。
請求項21に記載の発明によれば、クロック周波数を細部の回路に渡って変更できるので、消費電力をより一層低減できる。
請求項22、請求項23に記載の発明によれば、手ぶれ補正又は姿勢検出に用いるセンサを用いて消費電力制御を行う構成であるので、コストパフォーマンスを増加することなく電池の長寿命化と操作性との両立を図ることができる。
以下に、本発明に係わる画像記録装置の発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
以下に、本発明に係わる画像記録装置の一例としての手ぶれ補正機能付きデジタルカメラを図面を参照しつつ説明する。
(デジタルカメラの一般的構成)
図1は本発明に係わる画像記録装置(撮像装置)としてのデジタルカメラ(以下、カメラという)の一例を示す正面図、図2はその背面図、図3はその上面図、図4はそのデジタルカメラの内部のシステム構成の概要を示すブロック回路図である。
図1は本発明に係わる画像記録装置(撮像装置)としてのデジタルカメラ(以下、カメラという)の一例を示す正面図、図2はその背面図、図3はその上面図、図4はそのデジタルカメラの内部のシステム構成の概要を示すブロック回路図である。
図1において、カメラ本体の上面には、レリーズスイッチ(レリーズシャッター)SW1、モードダイアルSW2、図3に示すサブ液晶ディスプレイ(サブLCD又は表示部ともいう)1が配設されている。
カメラ本体(装置本体)の正面には、撮影レンズを含む鏡胴ユニット7、光学ファインダ4、ストロボ発光部3、測距ユニット5、リモートコントロール受光部6が設けられている。
カメラの背面には、図2に示すように電源スイッチSW13、LCDモニタ(表示部ともいう)10、AFLED8、ストロボLED9、光学ファインダ4、広角方向ズームスイッチSW3、望遠方向ズームスイッチSW4、セルフタイマの設定・削除スイッチSW5、メニュースイッチSW6、上移動・ストロボセットスイッチSW7、右移動スイッチSW8、ディスプレイスイッチSW9、下移動・マクロスイッチSW10、左移動・画像確認スイッチSW11、OKスイッチSW12、手ぶれ補正スイッチSW14等のキースイッチが設けられている。カメラ本体の側面にはメモリカード/電池装填室の蓋2が設けられている。
次にカメラの内部のシステム構成を説明する。
図4において、104はデジタルスチルカメラプロセッサ(以下、プロセッサともいう)である。
プロセッサ104は、A/D変換器10411、CCD1信号処理ブロック1041、CCD2信号処理ブロック1042、CPUブロック1043、ローカルSRAM1044、USBブロック1045、シリアルブロック1046、JPEG・CODECブロック(JPEG圧縮・伸長を行うブロック)1047、RESIZEブロック(画像データのサイズを補間処理により拡大・縮小するブロック)1048、TV信号表示ブロック(画像データを液晶モニタ・TV等の表示機器に表示させるためのビデオ信号に変換するブロック)1049、メモリカードコントローラブロック(撮影画像データを記録するメモリカードの制御を行うブロック)10410を有している。これらの各ブロックは相互にバスラインで接続されている。CCD1信号処理ブロック1041、CCD2信号処理ブロック1042は画像処理手段(DSP)の一部を構成している。CPUブロック1043は後述する制御手段(後述する制御回路)として機能する。
プロセッサ104の外部にはRAW−RGB画像データ(ホワイトバランス設定、γ設定が行われた状態の画像データ)、YUV画像データ(輝度データ、色差データ変換が行われた状態の画像データ)、JPEG画像データ(JPEG圧縮された状態の画像データ)を保存するSDRAM103が配置され、SDRAM103はプロセッサ104にメモリコントローラ(図示を略す)、バスラインを介して接続されている。
プロセッサ104の外部には、更に、記憶手段(RAM107)、内蔵メモリ(メモリカードスロットルにメモリカードが装着されていない場合でも撮影画像データを記憶するためのメモリ)120、制御プログラム、パラメータなどが格納されたROM108が設けられ、これらもバスラインによってプロセッサ104に接続されている。
ROM108に格納されている制御プログラムは、カメラの電源スイッチSW13をオンすると、プロセッサ104のメインメモリ(図示を略す)にロードされ、プロセッサ104は制御プログラムに従って各部の動作制御を行うと共に、制御データ、パラメータ等をRAM107等に一時的に保存させる。
鏡胴ユニット7は、レンズ系としてのズームレンズ71aを有するズーム光学系71、レンズ系としてのフォーカスレンズ72aを有するフォーカス光学系72、絞り73aを有する絞りユニット73、メカニカルシャッター74aを有するメカニカルシャッターユニット74からなるレンズ鏡筒を備えている。
ズーム光学系71、フォーカス光学系72、絞りユニット73、メカニカルシャッターユニット74は、ズームモータ71b、フォーカスモータ72b、絞りモータ73b、メカニカルシャッターモータ74bによってそれぞれ駆動されるようになっている。
これらの各モータはモータドライバ75によって駆動され、モータドライバ75はプロセッサ104のCPUブロック1043によって制御される。
鏡胴ユニット7の各レンズ系によりCCD101に被写体像が結像され、CCD101は被写体像を画像信号に変換してF/E−IC102に画像信号を出力する。F/E−IC102は画像ノイズ除去用のため相関二重サンプリングを行うCDS1021、利得調整用のAGC1022、アナログデジタル変換を行うA/D変換部1023から構成されている。すなわち、F/E−IC102は画像信号に所定の処理を施し、アナログ画像信号をデジタル信号に変換してプロセッサ104のCCD1信号処理ブロック1041に向けてデジタル信号を出力する。
これらの信号制御処理は、プロセッサ104のCCD1信号処理ブロック1041から出力される垂直同期信号VD・水平同期信号HDによりTG1024を介して行われる。
そのTG1024は垂直同期信号VD・水平同期信号HDに基づき駆動タイミング信号を生成する。
そのTG1024は垂直同期信号VD・水平同期信号HDに基づき駆動タイミング信号を生成する。
プロセッサ104のCPUブロック1043は、音声記録回路1151による音声記録動作を制御するようになっている。音声記録回路1151はマイクロフォン1153で変換された音声記録信号のマイクロフォンアンプリファイア1152による増幅信号を指令に応じて記録する。CPUブロック1043は、音声再生回路1161の動作も制御する。音声再生回路1161は、指令により適宜メモリに記憶されている音声信号を再生してオーディオアンプリファイア1162に出力し、スピーカ1163から音声を出力させるように構成されている。
CPUブロック1043は、更に、ストロボ回路114を制御することによってストロボ発光器3から照明光を発光させる。これに加えて、CPUブロック1043は、測距ユニット5も制御する。
CPUブロック1043は、プロセッサ104のサブCPU109に接続され、サブCPU109はLCDドライバ111を介してサブLCD1による表示制御を行う。サブCPU109は、更に、AFLED8、ストロボLED9、リモートコントロール受光部6、操作スイッチSW1〜SW14からなる操作キーユニット、ブザー113に接続されている。
USBブロック1045はUSBコネクタ122に接続され、シリアルブロック1046はシリアルドライバ回路1231を介してRS−232Cコネクタ1232に接続されている。TV信号表示ブロック1049は、LCDドライバ117を介してLCDモニタ10に接続されると共に、ビデオアンプリファイア(TV信号表示ブロック1049から出力されたビデオ信号を75Ωインピーダンスに変換するためのアンプリファイア)118を介してビデオジャック(カメラをTV等の外部表示機器に接続するためのジャック)119に接続されている。メモリカードコントローラブロック10410はメモリカードスロット121のカード接点との接点に接続されている。
LCDドライバ117はLCDモニタ10を駆動すると共に、TV信号表示ブロック1049から出力されたビデオ信号をLCDモニタ10に表示させる信号に変換する役割を果たす。LCDモニタ10は撮影前の被写体の状態監視、撮影画像確認及びメモリカード又は内蔵メモリ120に記録された画像データ表示のために用いられる。
デジタルカメラの本体には、鏡胴ユニット7の一部を構成する固定筒(後述する)が設けられている。固定筒にはCCDステージ1251がX−Y方向に移動可能に設けられている。CCD101は手ぶれ補正機構の一部を構成するCCDステージ1251に搭載され、CCDステージ1251の詳細なメカニカルな構造については後述する。
CCDステージ1251はアクチュエータ1255によって駆動され、アクチュエータ1255はドライバー1254によって駆動制御される。ドライバー1254はコイルドライブMD1とコイルドライブMD2とから構成されている。ドライバー1254はアナログデジタル変換器IC1に接続され、アナログデジタル変換器IC1はCPUブロック1043に接続され、アナログデジタル変換器IC1にはCPUブロック1043から制御データが入力される。
固定筒には手ぶれ補正スイッチSW14がオフ、電源スイッチSW13がオフのときにCCDステージ1251を中央位置に保持する基準位置強制保持機構1263が設けられている。基準位置強制保持機構1263はアクチュエータとしてのステッピングモータSTM1により制御され、ステッピングモータSTM1はドライバー1261によって駆動される。ドライバー1261にはROM108から制御データが入力される。
CCDステージ1251には位置検出素子1252が取り付けられている。位置検出素子1252の検出出力はオペレーショナルアンプリファイア1253に入力され、増幅されてA/D変換器10411に入力される。カメラ本体にはジャイロセンサ1240がピッチ方向とヨー方向との回転を検出可能に設けられ、ジャイロセンサ1240の検出出力はハイパスフィルタ1241を通過した後、ローパスフィルター兼用のアンプリファイア1242を介してA/D変換器10411に入力される。
次に、本発明に係わるカメラの一般的な動作概要を説明する。
モードダイアルSW2を撮影モードに設定して電源スイッチSW13を押すと、カメラが撮影モードで起動される。また、モードダイアルSW2を再生モードに設定して電源スイッチSW13を押すと、カメラが再生モードで起動される。プロセッサ104はモードダイアルSW2のスイッチの状態が撮影モードであるか、再生モードであるかを判断する(図5のS.1)。
また、プロセッサ104はモータドライバ75を制御し、鏡胴ユニット7のレンズ鏡筒を撮影可能な位置に移動させる。更に、プロセッサ104はCCD101、F/E−IC102、LCDモニタ10等の各回路に電源を投入して動作を開始させる。各回路の電源が投入されると、ファインダーモードの動作が開始される。
ファインダーモードでは、各レンズ系を通して撮像素子(CCD101)に入射した光が光電変換されて、R、G、Bのアナログ信号としてCDS回路1021、A/D変換器1023に送信される。A/D変換器1023はアナログ信号をデジタル変換し、デジタル信号はデジタル信号処理IC(SDRAM103)内のYUV変換部でYUV画像データに変換され、図示を略すメモリコントローラによってフレームメモリに書き込まれる。
YUV信号はメモリコントローラによって読み出され、TV信号表示ブロック1049を介してTV(図示を略す)やLCDモニタ10へ送信され、これにより撮影画像の表示が行われる。この処理は1/30秒間隔で行われ、1/30秒ごとに更新されるファインダーモードの表示となる。すなわち、モニタリング処理が実行される(図5のS.2)。
ついで、モードダイアルSW2の設定変更が行われたか否かを判断する(図5のS.3)。モードダイアルSW2の設定がそのままの場合には、レリーズスイッチSW1を操作することにより撮影処理が実行される(図5のS.4)。
ついで、モードダイアルSW2の設定変更が行われたか否かを判断する(図5のS.3)。モードダイアルSW2の設定がそのままの場合には、レリーズスイッチSW1を操作することにより撮影処理が実行される(図5のS.4)。
再生モードでは、プロセッサ104は撮影済み画像をLCDモニタ10に表示させる(図5のS.5)。ついで、プロセッサ104はモードダイアルSW2の設定が変更されたか否かを判断し(図5のS.6)、プロセッサ104はモードダイアルSW2の設定が変更された場合にはS.1へ移行し、そのままの場合にはS.5を繰り返す。
(手ぶれ補正の原理)
図6は手ぶれ補正の原理を説明するための説明図であって、(a)はデジタルカメラが実線で示す手ぶれのない状態から破線で示すように傾いた状態を示し、(b)はカメラ本体の撮影レンズとCCD101の撮像面との関係を示す部分拡大図である。
(手ぶれ補正の原理)
図6は手ぶれ補正の原理を説明するための説明図であって、(a)はデジタルカメラが実線で示す手ぶれのない状態から破線で示すように傾いた状態を示し、(b)はカメラ本体の撮影レンズとCCD101の撮像面との関係を示す部分拡大図である。
手ぶれによるカメラの移動がない状態のとき、CCD101の撮像面が位置P1、すなわち、中央位置にあるとき、被写体の像が図6(b)に実線で示す撮像面の位置P1の基準位置(ここでは、原点位置O)に投影されていたとする。ここで、手ぶれによりカメラがθ(θx、θy)方向に傾いたとする。すると、撮像面は図6(b)に破線で示す撮像面の位置P2に移動し、被写体の像はO’に移動する。そこで、破線で示す撮像面の位置P2が実線で示す撮像面の位置P1と重なるように、X方向にdx、Y方向にdyだけ撮像面を平行移動させることにより、被写体の像は元の基準位置(原点位置O)に戻ることになる。
(手ぶれ補正機構のメカニカルな構成)
図7は固定筒の正面図、図8は固定筒の縦断面図、図9は固定筒の背面図である。図7〜図9において、10は固定筒である。固定筒10は箱形形状を呈し、内側がレンズ鏡筒受入用の収納空間とされている。固定筒10の背面には全体的に略矩形状を呈する板状のベース部材11が取り付けられている。固定筒10の内周壁には、ここではレンズ鏡筒を繰り出し・繰り入れるためのヘリコイド12が形成されている。固定筒10は少なくとも2つの角部が切り欠かれ、一方の角部10aは後述するステッピングモータSTMの取り付け部とされ、他方の角部10bはフレキシブルプリント基板20の折り曲げ箇所とされている。
(手ぶれ補正機構のメカニカルな構成)
図7は固定筒の正面図、図8は固定筒の縦断面図、図9は固定筒の背面図である。図7〜図9において、10は固定筒である。固定筒10は箱形形状を呈し、内側がレンズ鏡筒受入用の収納空間とされている。固定筒10の背面には全体的に略矩形状を呈する板状のベース部材11が取り付けられている。固定筒10の内周壁には、ここではレンズ鏡筒を繰り出し・繰り入れるためのヘリコイド12が形成されている。固定筒10は少なくとも2つの角部が切り欠かれ、一方の角部10aは後述するステッピングモータSTMの取り付け部とされ、他方の角部10bはフレキシブルプリント基板20の折り曲げ箇所とされている。
CCDステージ1251はベース部材11に設けられている。CCDステージ1251は図10に分解して示すように環枠形状のX方向ステージ13と、矩形状のY方向ステージ14と、載置ステージ15とから大略構成されている。
X方向ステージ13はベース部材11に固定されている。X方向ステージ13にはX方向に延びる一対のガイド軸13a、13bがY方向に間隔を開けて設けられている。X方向ステージ13には直方体形状の4個の永久磁石16a〜16dが配置されている。4個の永久磁石16a〜16dは二個一対とされ、一対の永久磁石16a、16bはX−Y平面内でY方向に間隔を開けて平行に配置されている。この実施例では、一対のガイド軸13a、13bが一対の永久磁石16a、16bを貫通する構成とされているが、これに限るものではなく一対のガイド軸13a、13bに併設して設けられていても良い。一対の永久磁石16c、16dはX−Y平面内でX方向に間隔を開けて配置されている。
Y方向ステージ14はY方向に延びる一対のガイド軸14a、14bがX方向に間隔を開けて設けられている。Y方向ステージ14にはX方向に間隔を開けて対向する二個一対の被支承部17a、17a’、17b、17b’がY方向に間隔を開けて形成されている。各一対の被支承部(17a、17a’)、(17b、17b’)はX方向ステージ13の一対のガイド軸13a、13bにそれぞれ可動可能に支承され、これによりY方向ステージ14がX方向に可動可能とされている。
CCD101は載置ステージ15に固定されている。載置ステージ15はX方向に張り出した一対のコイル取り付け板部15a、15bとY方向に張り出した一対のコイル取付板部15c、15dとを有する。CCD101は載置ステージ15の略中央に固定されている。載置ステージ15にはCCD101の撮像面と同じ側にY方向に間隔を開けて対向する二個一対の被支承部(符号を略す)がX方向に間隔を開けて形成され、各一対の被支承部はY方向ステージ14の一対のガイド軸14a、14bに可動可能に支承され、これにより載置ステージ15は全体としてX−Y方向に可動可能とされている。
CCD101には撮像面と反対側の面に保護板19が貼り付けられている。保護板19には中央にテーパ形状の凹所19aが形成されている。凹所19aの機能については後述する。
一対のコイル取り付け板部15a、15bにはそれぞれ偏平かつ渦巻き状のコイル体COL1、COL1’が貼り付けられている。コイル体COL1、COL1’は直列接続されている。一対の取付板部15c、15dにはそれぞれ偏平かつ渦巻き状のコイル体COL2、COL2’が貼り付けられている。コイル体COL2、COL2’も同様に直列接続されている。
各コイル体COL1、COL1’はそれぞれ各永久磁石16c、16dに臨まされている。各コイル体COL2、COL2’はそれぞれ永久磁石16a、16bに臨まされている。一対のコイル体COL1、COL1’は、撮影光軸と直交するX方向(例えば、ピッチ方向)にCCD101を可動させるのに用いられ、一対のコイル体COL2、COL2’は撮影光軸とX方向との双方に直交するY方向(例えば、ヨー方向)にCCD101を可動させるのに用いられる。
コイル体COL1、COL1’には、図9に示すように、各コイル体COL1、COL1’をX方向に横断する方向に磁性材料からなる吸着棒35が設けられている。
ここでは、位置検出素子1252にはホール素子が用いられ、一対のコイル取付板部15a、15bの一方のコイル取付板部15bには位置検出素子1252としてのホール素子1252aが設けられ、同様に一対のコイル取付板部15c、15dの一方のコイル取付板部15dにはホール素子1252bが設けられている。
CCD101はフレキシブルプリント基板20を介してF/E−IC102に電気的に接続され(図11参照)、ホール素子1252a、1252bはフレキシブルプリント基板20を介してオペレーショナルアンプリファイア1253に電気的に接続され、各コイル体COL1、COL1’、COL2、COL2’はコイルドライバ1254に電気的に接続されている。
基準位置強制保持機構1263は、図11、図12に拡大して示すように、ステッピングモータSTM1を有する。ステッピングモータSTM1の駆動制御については後述することにし、基準位置強制保持機構1263のメカニカルな構成を先に詳細に説明する。
ステッピングモータSTM1は図7、図11に示すように固定筒10の角部10aに設けられている。ステッピングモータSTM1の出力軸20には出力ギヤ21が設けられている。固定筒10の角部10aには回転運動を直線運動に変換する変換機構22が設けられている。
変換機構22は回転伝達ギヤ23と往復動シャフト24と付勢コイルスプリング25と強制押さえ板26とバネ受け部材27とから大略構成されている。固定筒10の角部10aにはZ軸方向に間隔を開けて一対の支承部28、29が形成されている。支承部28はモータ取付板から構成されている。往復動シャフト24は支承部29とモータ取付板28との間に掛け渡されて支承されている。回転伝達ギヤ23は一対の支承部28、29の間に位置して、往復動シャフト24に回転可能に支承されると共に、出力ギヤ21に噛合されている。
往復動シャフト24の一端側の部分は支承部29を貫通してベース部材11の背面側に臨んでいる。付勢コイルスプリング25はバネ受け部材27と支承部29との間に設けられ、往復動シャフト24は付勢コイルスプリング25により支承部28に向けて付勢されている。往復動シャフト24には回転伝達ギヤ23の軸穴端面と係合する段差部24aを有する。
回転伝達ギヤ23には一方の端面部に図13(a)〜図13(e)に示すようにカム溝31が形成されている。カム溝31は回転伝達ギヤ23の周回り方向に延び、谷底平坦部31aと頂上平坦部31bと谷底平坦部31aから頂上平坦部31bに向かって連続的に傾斜する傾斜面部31cとから構成されている。谷底平坦部31aと頂上平坦部31bとの間は後述するカムピンが回転方向から衝合する衝合壁としての絶壁31dとなっている。
支承部28にはカムピン32が固定され、カムピン32の先端はカム溝31に摺接されている。絶壁31dから傾斜面部31cの傾斜開始位置31eまでの谷底平坦部31aの回転方向の長さはステッピングモータSTM1の回転制御信号に換算して2パルス分に相当する。
傾斜面部の傾斜開始位置31eから頂上平坦部31bに通じる傾斜終端位置31fまでの傾斜面部31cの回転方向長さはステッピングモータSTM1の回転制御信号に換算して30パルス分に相当する。
傾斜終端位置31fから絶壁31dまでの間の頂上平坦部31bの回転方向長さはステッピングモータSTM1の回転制御信号に換算して3パルス分に相当し、ステッピングモータSTM1の35パルス分が回転伝達ギヤ23の1回転に対応し、回転伝達ギヤ23の一回転により往復動シャフト24がZ軸方向に一往復される。
図12に示すように強制押さえ板26はベース部材11の背面側に設けられている。強制押さえ板26は図9に示すようにCCD101の中心に向かって長く延びる構成とされ、強制押さえ板26の基端部26aは往復動シャフト24の一端部に固定されている。強制押さえ板26の自由端部26bにはテーパ形状の押さえピン33が固定されている。強制押さえ板26の延びる方向途中にはガイド軸26cが突出形成されている。
ベース部材11には位置決め突起11a、11bとコイル取り付け突起11cと係合突起11dとが形成されている。コイル取り付け突起11cにはネジリコイルバネ34の巻回部34aが取り付けられ、ネジリコイルバネ34の一端部34bは係合突起11dに係合され、ネジリコイルバネ34の他端部34cはガイド軸26cに係合されている。ベース部材11にはガイド軸26cをガイドするガイド穴(図示を略す)が形成されている。
強制押さえ板26はネジリコイルバネ34によって位置決め突起11aに当接されつつ往復動シャフト24の往復動に伴ってベース部材11に対して離反接近する方向(Z軸方向)に往復動される。ガイド軸26cは強制押さえ板26の往復動を安定した姿勢で行わせる役割を果たす。
押さえピン(嵌合突起)33は図10に示す凹所(嵌合穴)19aと嵌合することにより載置ステージ15を機械的に基準位置(原点位置O)に保持させる役割を果たし、図14(a)に拡大して示すように押さえピン33の周壁33aと保護板19の凹所周壁19bとが密接に嵌合した状態がカムピン32のホールド待機位置に相当し、図14(b)に拡大して示すように押さえピン33の周壁33aと保護板19の凹所周壁19bとが最大離間した状態がカムピン32のリリース待機位置に対応し、カムピン32のホールド待機位置は載置ステージ15の強制基準位置でもある。
保護板19の凹所周壁19bがテーパ形状とされているので、カムピン33と凹所19aとにずれ生じていてもホールド待機位置に保持される。
(手ぶれ補正機構の保持制御回路)
ステッピングモータSTM1は図15に示す保持制御回路によって制御される。ステッピングモータSTM1は、二相制御構成とされ、第1コイルSTMC’の各端末は出力線40a、40a’を介してモータドライバMD3に接続されている。第2コイルSTMC”の各端末は出力線40b、40b’を介してモータドライバMD3に接続されている。
出力線40aには電流制限用抵抗R18が介在され、出力線40bには電流制限用抵抗R19が介在されている。出力線40aと出力線40a’との間にはコンデンサC7が介在され、出力線40bと出力線40b’との間にはコンデンサC8が介在されている。
(手ぶれ補正機構の保持制御回路)
ステッピングモータSTM1は図15に示す保持制御回路によって制御される。ステッピングモータSTM1は、二相制御構成とされ、第1コイルSTMC’の各端末は出力線40a、40a’を介してモータドライバMD3に接続されている。第2コイルSTMC”の各端末は出力線40b、40b’を介してモータドライバMD3に接続されている。
出力線40aには電流制限用抵抗R18が介在され、出力線40bには電流制限用抵抗R19が介在されている。出力線40aと出力線40a’との間にはコンデンサC7が介在され、出力線40bと出力線40b’との間にはコンデンサC8が介在されている。
モータドライバMD3にはプロセッサ104のポートIN1、IN2から保持制御信号が入力されると共に、プロセッサ104のポートENAにはイネーブル信号が入力され、モータドライブMD3は保持制御信号、イネーブル信号に基づいてステッピングモータSTM1への通電制御を行っている。
(保持制御回路の動作)
図16は保持制御回路の動作を説明するためのフローチャートであり、リセット処理と、リリース処理と、保持処理との三段階の処理動作からなっている。
(保持制御回路の動作)
図16は保持制御回路の動作を説明するためのフローチャートであり、リセット処理と、リリース処理と、保持処理との三段階の処理動作からなっている。
デジタルカメラの電源スイッチSW13をオンすると、プロセッサ104の制御により、リセット処理がまず最初に実行される(S.1)。このリセット処理では、プロセッサ104の制御により、200pps(パルスパーセカンド)の緩やかな速度でステッピングモータSTM1が反時計方向に2パルス分回転駆動される。ついで、1000pps(パルスパーセカンド)の早い速度でステッピングモータSTM1が反時計方向に33パルス分回転駆動される。そして、最後に、200pps(パルスパーセカンド)の緩やかな速度でステッピングモータSTM1が時計方向に2パルス分回転駆動される。
カムピン32がカム溝31の回転方向いずれの位置にあっても、反時計方向に35パルス分ほどステッピングモータSTM1を回転させることによりカムピン32がカム溝31の絶壁31dに物理的に当接する。
この当接位置から時計方向にステッピングモータSTM1を2パルス分駆動させると、カムピン32がカム溝31の傾斜開始位置31eにセットされる(図13(c)参照)。
カムピン32がカム溝31の傾斜開始位置31eにセットされた状態がリセット位置であり、CCD101が基準位置(原点位置O)に強制保持されている状態に対応している。
基準位置(原点位置O)は載置ステージ15の可動範囲の中央位置でもある。電源オンからリセット完了までの所要時間は約73msec(ミリセカンド)である。
カムピン32がカム溝31の傾斜開始位置31eにセットされた状態がリセット位置であり、CCD101が基準位置(原点位置O)に強制保持されている状態に対応している。
基準位置(原点位置O)は載置ステージ15の可動範囲の中央位置でもある。電源オンからリセット完了までの所要時間は約73msec(ミリセカンド)である。
この手ぶれ補正機構では、ここでは、手ぶれ補正スイッチSW14をオンすることにより手ぶれ補正を実行し、手ぶれ補正スイッチSW14をオフ又は撮影が完了すると同時に手ぶれ補正実行を解除する構成となっている。
手ぶれ補正スイッチSW14がオンされると、プロセッサ104の制御によりリリース処理が実行される(S.2)。このリリース処理では、まず、200pps(パルスパーセカンド)の緩やかな速度でステッピングモータSTM1が時計方向に2パルス分回転駆動され、ついで、1000pps(パルスパーセカンド)の早い回転速度で時計方向に28パルス分回転駆動され、その後、ステッピングモータSTM1への通電が25msec(ミリセカンド)保持される。ついで、モータドライブMD1によりステッピングモータSTM1への通電が停止される。
このリリース処理により、カムピン32はカム溝31の傾斜終端位置31fに位置される(図13(d)参照)。この傾斜開始位置31eから傾斜終端位置31fまでへの所要時間は約63msec(ミリセカンド)である。すなわち、カムピン32がホールド待機位置からリリース待機位置に移動するのに要する所要時間は約63msec(ミリセカンド)である。このリリース待機位置で、手ぶれ補正制御が実行される。
ついで、手ぶれ補正スイッチSW14がオフ又は撮影が実行されると、プロセッサ104は保持処理を実行する(S.3)。この保持処理では、プロセッサ104の制御により、200pps(パルスパーセカンド)の緩やかな速度でステッピングモータSTM1が時計方向に2パルス分回転駆動され、その後、1000pps(パルスパーセカンド)の早い速度で時計方向に3パルス分回転駆動される。これにより、カムピン32はカム溝31の頂上平坦部31bを通過して谷底平坦部31aに降下し、谷底平坦部31aに当接する。
その後、ステッピングモータSTM1への通電が25msec(ミリセカンド)保持される。
その後、ステッピングモータSTM1への通電が25msec(ミリセカンド)保持される。
ついで、モータドライブMD1はステッピングモータSTM1への通電を停止する。これにより、カムピン32はカム溝31の傾斜開始位置31eにセットされ、CCD101の中央位置が保持される。電源オン中は、いったんリセット処理が実行された場合、このリリース処理と保持待機処理とが実行される。なお、リリース待機位置から保持待機位置へ移動するのに要する時間は、約38msec(ミリセカンド)である。
この手ぶれ補正機構によれば、強制押さえ板26に形成した押圧ピン33により強制的にCCD101の載置ステージ15を中央位置に保持する構成であるので、載置ステージ15の基準位置(原点位置O)への保持を持続させるための通電制御が不要となり、手ぶれ補正機構を動作させた場合でも電力消耗の低減を図ることができる。
(手ぶれ検出回路の回路構成)
図17は手ぶれ検出回路の回路構成を示す図である。手ぶれ検出回路はピッチ方向の回転を検出するピッチ方向回転検出部と、ヨー方向の回転を検出するヨー方向回転検出部とから構成されている。
(手ぶれ検出回路の回路構成)
図17は手ぶれ検出回路の回路構成を示す図である。手ぶれ検出回路はピッチ方向の回転を検出するピッチ方向回転検出部と、ヨー方向の回転を検出するヨー方向回転検出部とから構成されている。
ピッチ方向回転検出部は、例えば圧電振動ジャイロセンサS1Bを有し、圧電振動ジャイロセンサS1Bの第1端子はコンデンサC13を介してアースされている。圧電振動ジャイロセンサS1Bの第2端子は接続線42の途中に設けられたコンデンサC10を介してオペレーショナルアンプリファイアOP3の+端子に接続されている。圧電振動ジャイロセンサS1Bの第3端子は接続線43の途中に設けられた抵抗R23を介してオペレーショナルアンプリファイアOP3の−端子に接続されている。
圧電振動ジャイロセンサS1Bの第4端子は、アースに接続されると共にコンデンサC11を介して接続線43に接続されている。オペレーショナルアンプリファイアOP3の+端子は抵抗R20を介して接続線43に接続されている。接続線42と接続線43との間には抵抗R20と並列に、抵抗R21と切り替えスイッチASW1とからなる直列体が接続されている。
オペレーショナルアンプリファイアOP3の出力端子はコンデンサC12を介してオペレーショナルアンプリファイアOP3の−端子に接続されている。コンデンサC12にはこれと並列に抵抗R22が接続されている。コンデンサC10と抵抗R20とはハイパスフィルターHPF1を構成し、コンデンサC12と抵抗R22とはローパスフィルターLPF1を構成している。オペレーショナルアンプリファイアOP3は抵抗R23と抵抗R22とによって圧電振動ジャイロセンサS1Bの出力を増幅して、オペレーショナルアンプリファイアOP3の出力端子からピッチ方向検出信号OUT1を出力する。
ヨー方向回転検出部は、圧電振動ジャイロセンサS2Aを有し、圧電振動ジャイロセンサS2Aの第1端子はコンデンサC17を介してアースされている。圧電振動ジャイロセンサS2Aの第2端子は接続線44の途中に設けられたコンデンサC14を介してオペレーショナルアンプリファイアOP4の+端子に接続されている。圧電振動ジャイロセンサS2Aの第3端子は接続線45の途中に設けられた抵抗R26を介してオペレーショナルアンプリファイアOP4の−端子に接続されている。圧電振動ジャイロセンサS2Aの第4端子はアースに接続されると共にコンデンサC15を介して接続線45に接続されている。
オペレーショナルアンプリファイアOP4の+端子は抵抗R24を介して接続線45に接続されている。接続線44と接続線45との間には抵抗R24と並列に、抵抗R25と切り替えスイッチASW2とからなる直列体が接続されている。オペレーショナルアンプリファイアOP4の出力端子はコンデンサC16を介してオペレーショナルアンプリファイアOP4の−端子に接続されている。コンデンサC16にはこれと並列に抵抗R27が接続されている。コンデンサC14と抵抗R24とはハイパスフィルターHPF2を構成し、コンデンサC16と抵抗R27とはローパスフィルターLPF2を構成している。オペレーショナルアンプリファイアOP4は抵抗R26と抵抗R27とによって圧電振動ジャイロセンサS2Aの出力を増幅して、オペレーショナルアンプリファイアOP4の出力端子からヨー方向検出信号OUT2を出力する。
ハイパスフィルタ−HPF2は、画像の揺れ動きを防止するため、直流成分を除去する機能を有し、ローパスフィルターLPF2は、画像品質の向上を図るため、ノイズ信号を除去する機能を有する。
切り替えスイッチASW1、ASW2には信号線46を介して切り替え制御信号SWC1が入力される。切り替えスイッチASW1、ASW2はハイパスフィルターHPF1、HPF2の応答速度を早くするためにコンデンサーC11、C15の充電を早める機能を有し、プロセッサ104は電源オン後一定時間切り替え制御信号SWC1を切り替えスイッチASW1、ASW2に出力し、これにより、切り替えスイッチASW1、ASW2が一定時間オンされる。ジャイロセンサS1B、S2Aの検出出力OUT1、OUT2はT秒ごとにA/D変換器10411に読み込まれる。ここで、
ωyaw(t)…YAW方向の瞬間角速度
ωpitch(t)…PITCH方向の瞬間角速度
θyaw(t)…YAW方向の変化角度
θpitch(t)…PITCH方向の変化角度
Dyaw(t)…YAW方向の回転に対応して像がX方向に移動する量
Dpitch(t)…PITCH方向の回転に対応して像がY方向に移動する量とすると、
θyaw(t)=Σωyaw(i)・T
θpitch(t)=Σωpitch(i)・T
の関係式により、θyaw(t)、θpitch(t)が求まる。
ωyaw(t)…YAW方向の瞬間角速度
ωpitch(t)…PITCH方向の瞬間角速度
θyaw(t)…YAW方向の変化角度
θpitch(t)…PITCH方向の変化角度
Dyaw(t)…YAW方向の回転に対応して像がX方向に移動する量
Dpitch(t)…PITCH方向の回転に対応して像がY方向に移動する量とすると、
θyaw(t)=Σωyaw(i)・T
θpitch(t)=Σωpitch(i)・T
の関係式により、θyaw(t)、θpitch(t)が求まる。
ただし、iは0からtまでの値である。
また、ズームポイントzp、フォーカスポイントfpとから焦点距離fが決定され、YAW方向の回転に対応して像が移動する量Dyaw(t)、PITCH方向の回転に対応して像が移動する量Dpitch(t)とYAW方向の変化角度θyaw(t)、PITCH方向の変化角度θpitch(t)との間には、
Dyaw(t)=f*tan(θyaw(t)) …(i)
Dpitch(t)=f*tan(θpitch(t))…(ii)
すなわち、YAW方向の回転に対応して像がX方向に移動する量Dyaw(t)、PITCH方向の回転に対応して像がY方向に移動する量Dpitch(t)がCCD101をX−Y方向に移動させるべき量(目標情報としての目標値)に対応する。
Dyaw(t)=f*tan(θyaw(t)) …(i)
Dpitch(t)=f*tan(θpitch(t))…(ii)
すなわち、YAW方向の回転に対応して像がX方向に移動する量Dyaw(t)、PITCH方向の回転に対応して像がY方向に移動する量Dpitch(t)がCCD101をX−Y方向に移動させるべき量(目標情報としての目標値)に対応する。
手ぶれによりYAW方向の回転変位とPITCH方向の回転変位とがあるときには、CCDの目標情報としての目標値を上記(i)、(ii)式によって算出し、一般的に、位置検出素子1252により検出された実際のCCD101のX−Y方向の検出情報としての検出値と目標値との差分が小さくなるように(ここでは、差分がゼロとなるように)、載置ステージ15を駆動する。この制御はT秒間隔で行われる。
なお、ジャイロセンサS1B、S2Aの検出出力が「0」のときは、カメラ本体の並進運動変位Xdに追従してCCD101が並進変位されるように、載置ステージ15が制御される。
(手ぶれ補正制御回路)
図18は手ぶれ補正制御回路の一例を示すブロック図である。この手ぶれ補正制御回路は、フィードバック回路50と設定回路51とから概略構成されている。
(手ぶれ補正制御回路)
図18は手ぶれ補正制御回路の一例を示すブロック図である。この手ぶれ補正制御回路は、フィードバック回路50と設定回路51とから概略構成されている。
ホール素子H1、H2は設定回路51の一部を構成している。ホール素子(1252a)H1には所定入力電圧又は所定入力電流が与えられている。ホール素子H1の一端子Vh−は抵抗R2を介してオペレーショナルアンプリファイアOP1の−端子に接続されている。ホール素子H1の他端子Vh+は抵抗R3を介してオペレーショナルアンプリファイアOP1の+端子に接続されている。
オペレーショナルアンプリファイアOP1の出力端子は抵抗R5を介してプロセッサ104の入力ポートL1に接続されている。オペレーショナルアンプリファイアOP1の出力端子は抵抗R1を介してオペレーショナルアンプリファイアOP1の−端子に接続されている。また、抵抗R5と入力ポートL1との接続点はコンデンサC1を介してアースされている。
ホール素子(1252b)H2には所定入力電圧又は所定入力電流が与えられている。ホール素子H2の一端子Vh2−は抵抗R7を介してオペレーショナルアンプリファイアOP2の−端子に接続されている。ホール素子H2の他端子Vh2+は抵抗R8を介してオペレーショナルアンプリファイアOP2の+端子に接続されている。
オペレーショナルアンプリファイアOP2の出力端子は抵抗R9を介してプロセッサ104の入力ポートL2に接続されている。オペレーショナルアンプリファイアOP2の出力端子は抵抗R6を介してオペレーショナルアンプリファイアOP2の−端子に接続されている。また、抵抗R9と入力ポートL2との接続点はコンデンサC2を介してアースされている。
プロセッサ104の出力ポートL3は設定回路51の一部を構成するD/A変換回路IC2に接続され、プロセッサ104の出力ポートL4、L6はD/A変換回路IC2とD/A変換回路IC1とに接続されている。プロセッサ104の出力ポートL5はD/A変換回路IC1に接続されている。
D/A変換回路IC2には2本の出力線61、62が接続され、一方の出力線61は抵抗R4を介してオペレーショナルアンプリファイアOP1の+端子に入力されている。他方の出力線62は抵抗R10を介してオペレーショナルアンプリファイアOP2の+端子に入力されている。
D/A変換回路IC2には出力ポートL3からのチップセレクタ信号DI、出力ポートL4からクロック信号SCLK、出力ポートL6から補正用デジタルデータDINがそれぞれ入力され、D/A変換回路IC2は撮像素子としてのCCD101が基準位置にあることを示す基準位置情報としての補正用デジタルデータをデジタルアナログ変換する機能を有する。
D/A変換回路IC1はフィードバック回路50の一部を構成している。D/A変換回路IC1には1本の共通線63と2本の出力線64、65とが接続されている。共通線63は、抵抗R12、R11を介して電源Vccと、抵抗R13を介してアースと、コイルドライブ回路MD1と、コイルドライブ回路MD2とにそれぞれ接続されている。出力線64は抵抗R14を介してコイルドライブ回路MD1の入力端子L7に接続されている。
出力線65は抵抗R15を介してコイルドライブ回路MD2の入力端子L8に接続されている。
出力線65は抵抗R15を介してコイルドライブ回路MD2の入力端子L8に接続されている。
抵抗R14と入力端子L7との接続点はコンデンサC3を介してコイルドライブ回路MD1のアース端子ER1に接続されている。抵抗R15と入力端子L8との接続点はコンデンサC4を介してコイルドライブ回路MD2のアース端子ER2に接続されている。コイルドライブ回路MD1、MD2には、プロセッサ104からのコントロール信号CONT1が共に入力される。コイルドライブ回路MD1の出力端子には抵抗R16を介してコイルCOL1”(コイル体COL1とコイル体COL1’との直列接続体をいう)が接続され、抵抗R16とコイルCOL1”との直列体に平行にコンデンサC5が接続されている。コイルドライブ回路MD2の出力端子には抵抗R17を介してコイルCOL2”(コイル体COL2とコイル体COL2’との直列接続体をいう)が接続され、抵抗R17とコイルCOL2”との直列体に平行にコンデンサC6が接続されている。コイルCOL1”は載置ステージ15をピッチ方向に可動させ、コイルCOL2”は載置ステージ15をヨー方向に駆動させるのに用いられる。なお、コイル体COL1は載置ステージ15の一方の部分をピッチ方向に可動させるのに用いられ、コイル体COL1’は載置ステージ15の他方の部分をピッチ方向に可動させるのに用いられる。また、コイル体COL2は載置ステージ15の一方の部分をヨー方向に可動させるのに用いられ、コイル体COL2’は載置ステージ15の他方の部分をヨー方向に可動させるのに用いられる。
ここで、各ホール素子H1、H2に所定入力電圧又は所定入力電流を与え、ジャイロセンサS1B、S2Aの検出出力が0でかつCCD101が可動範囲の基準位置(原点位置O)に存在するときのホール素子H1、H2の検出出力電圧値をVh1、Vh2とする。
その際のプロセッサ104の各入力ポートL1、L2のアナログ出力電圧値をV1ADin、V2ADinとする。この出力電圧値V1ADin、V2ADinを実際に測定する。
その際のプロセッサ104の各入力ポートL1、L2のアナログ出力電圧値をV1ADin、V2ADinとする。この出力電圧値V1ADin、V2ADinを実際に測定する。
出力電圧値(実測値)V1ADin、V2ADinは、マグネット(永久磁石)16a〜16dとホール素子H1、H2とのメカニカルな位置関係に関する組み立て誤差要因、載置ステージ15に対するホール素子H1、H2の取り付け位置とコイルCOL1”、COL2”の取り付け位置との組み立て誤差要因等に基づいてばらついている。また、ホール素子H1、H2それ自体の特性によってもばらついている。
従って、何らの補正も行わないものとすると、ホール素子H1、H2の基準位置(原点位置O)に対応する検出値が各カメラ毎にばらつくことになり、精確な手ぶれ補正を行うことができないことになる。
そこで、補正前の出力電圧値V1ADin、V2ADinが補正後に一定電圧値(設定基準電圧値)となるようにデジタルアナログ変換器IC2から各オペレーショナルアンプリファイアOP1、OP2に入力される補正電圧Vr1’、Vr2’を設定する。すなわち、CCD101が基準位置(原点位置O)に存在し、CCD101の非制御時(コイル体COL1”、COL2”への非通電時)の出力電圧値(検出値)V1ADin、V2ADinのばらつきを補正するために、補正電圧Vr1’、Vr2’を設定する。
ここでは、オペレーショナルアンプリファイアOP1、OP2の動作可能範囲電圧の略中心の値1.7ボルトが設定基準電圧値になるように設定する。この設定ために、プロセッサ104は以下に説明する演算を行う。
ここでは、説明の便宜のため、R2=R3=R7=R8、R1=R4=R10=R6と仮定するが、これに限るものではない。
各抵抗をR2=R3=R7=R8、R1=R4=R10=R6と仮定した条件のもとでは、
V1ADin=R1/R2*((Vh1+)−(Vh1−))+Vr1’
V2ADin=R1/R2*((Vh2+)−(Vh2−))+Vr2’
の関係式が成立する。
V1ADin=R1/R2*((Vh1+)−(Vh1−))+Vr1’
V2ADin=R1/R2*((Vh2+)−(Vh2−))+Vr2’
の関係式が成立する。
プロセッサ104は、この関係式に基づいて、補正電圧値Vr1’、Vr2’を演算により求める。これにより、CCD101の基準位置(原点位置O)におけるホール素子H1、H2の検出値がマグネット(永久磁石)16a〜16dとホール素子H1、H2とのメカニカルな位置関係に関する組み立て誤差要因、載置ステージ15に対するホール素子H1、H2の取り付け位置とコイルCOL1”、COL2”の取り付け位置との組み立て誤差要因等に基づいてばらついてもジャイロセンサで検出した補正量に応じたCCD101の移動が可能となる。
プロセッサ104は、D/A変換回路IC2と共に、ホール素子H1、H2の検出値のばらつきいかんにかかわらず検出値を設定基準電圧値に設定するための補正値(撮像素子が基準位置にあることを示す基準位置情報)を算出する機能とその補正値を記憶手段としての例えばRAM107に記憶させる機能とを有する。
この初期設定は、図19のフローチャートに示すように、カメラの組み立て工場における最終検査である出荷時に設定する(S.1〜S.3参照)。
すなわち、補正制御の初期設定(S.1)においては、各カメラ毎にホール素子H1、H2の補正電圧値Vr1’、Vr2’を設定する(S.2)。これにより、補正電圧の設定が完了する(S.3)。
手ぶれ補正の実際の制御は、図20のフローチャートに示すように、プロセッサ104が手ぶれ検出回路の検出出力OUT1、OUT2に基づき演算により得られた制御目標値Aを読み込み(S.11)、ついで、ホール素子H1、H2により得られた検出情報としての実際の位置対応電圧値(位置データーB)V1ADin、V2ADinをプロセッサ104が読み込み(S.12)、これらによりプロセッサ104が制御目標値Aと位置対応電圧値V1ADin、V2ADinとの差Cを演算する(S.13)。
プロセッサ104は差分出力に基づいてデジタルアナログ変換回路IC1へ制御データを出力する。デジタルアナログ変換回路IC1は制御データに対応する制御電圧Vdac1、Vdac2を出力する(S.14)。制御電圧Vdac1、Vdac2はコイルドライブ回路MD1、MD2に入力される。コイルドライブ回路MD1、MD2は各コイルCOL1”、COL2”にそれぞれ駆動電圧Vout1、Vout2を出力する。すなわち、フィードバック回路50は、位置検出手段が出力する検出情報に基づいて撮像素子としてのCCD101を駆動する駆動回路としての機能を果たす。
ここで、駆動電圧Vout1、Vout2は、分圧電圧をVrとして、
Vout1=(Vdac1−Vr)*K
Vout2=(Vdac2−Vr)*K
により設定される。
Vout1=(Vdac1−Vr)*K
Vout2=(Vdac2−Vr)*K
により設定される。
なお、符号Kは分圧電圧Vrに基づく比例定数である。
CCD101はマグネット16a〜16dとコイルCOL1”、COL2”との磁界により吸引反発されて可動され、駆動電圧Vout1、Vout2が「正電圧」か「負電圧」であるか否かによって、可動方向が制御される。これにより、ホール素子H1、H2の検出値が変化する。検出値の変化に対応して位置対応電圧値V1ADin、V2ADinが変化し、位置対応電圧値がプロセッサ104にフィードバックされるため、手ぶれ検出回路の検出値により目標値が変化した場合でも、CCD101を迅速に目標位置に追従移動させることができる(S.15)。そして、撮影が完了すると制御が終了する(S.16)。
(手ぶれ補正機構オンによる撮影の詳細)
図21に示すように、手ぶれ補正スイッチSW14をオンすると(S.1)、ジャイロセンサS1B、S2Aの電源がオンされる(S.2)。レリーズスイッチSW1を押下して第1段押し下げが完了すると(S.3)、オートフォーカス動作(合焦動作)が開始される(S.4)。と同時に、載置ステージ15のメカニカルな強制固定が解除され、コイルCOL1”、COL2”への通電によるCCD中央保持制御が開始される(S.4)。
(手ぶれ補正機構オンによる撮影の詳細)
図21に示すように、手ぶれ補正スイッチSW14をオンすると(S.1)、ジャイロセンサS1B、S2Aの電源がオンされる(S.2)。レリーズスイッチSW1を押下して第1段押し下げが完了すると(S.3)、オートフォーカス動作(合焦動作)が開始される(S.4)。と同時に、載置ステージ15のメカニカルな強制固定が解除され、コイルCOL1”、COL2”への通電によるCCD中央保持制御が開始される(S.4)。
すなわち、レリーズスイッチSW1の第1段押し下の場合に、基準位置強制保持機構1263の押さえピン33と凹所19aとの嵌合による載置ステージ15の機械的な基準位置強制保持が解除された状態で、載置ステージ15が基準位置(原点位置O)に持続して居続けるように、ホール素子H1、H2と永久磁石(マグネット)16a〜16dとコイルCOL1”、COL2”とを用いて制御する。これにより、載置ステージ15の移動可能範囲を最も大きくとることができる。
従って、レリーズスイッチSW2の第2段押し下げの場合に、より一層確実に手ぶれによる像の劣化を解消できる。
次に、カメラ振動によるモニターリング処理が開始される(S.5)。プロセッサ104はレリーズスイッチSW1の第1段押し下げが続行されているか否かを判断し(S.6)、レリーズスイッチSW1の第1段押し下げが継続されている場合には、レリーズスイッチSW1の第2段押し下げが実行されたか否かを判断する(S.7)。レリーズスイッチSW1の第1段押し下げが解除された場合には、ステップS.3に戻り、レリーズスイッチSW1の第2段押し下げがされていない場合にはステップS.6に戻る。
レリーズスイッチSW1の第2段押し下げが完了した場合には、CCD101が像の移動方向に追従を開始し(S.8)、ついで露光が行われ(S.9)、露光の終了(S.10)と共にCCD101の追従が停止され(S.11)、載置ステージ15がコイルCOL1”、COL2”への通電制御により基準位置(原点位置O)に復帰され(S.11)、載置ステージ15が基準位置(原点位置O)に復帰したか否かが判断され(S.12)、CCDメカニカルに基準位置(原点位置O)に強制固定される(S.13)。
以上説明した構成は、特開2007−129700号公報に開示されている。
(本発明の特徴とする発明の実施の形態)
図22は本発明に係わる装置本体としての画像記録装置の回路をブロック図であり、図4に示す構成要素をブロック化すると共に、本発明に係わる構成要素を追加して再度表現したものである。その図22において、図4と同一構成要素には、大略同一符号が付されている。
(本発明の特徴とする発明の実施の形態)
図22は本発明に係わる装置本体としての画像記録装置の回路をブロック図であり、図4に示す構成要素をブロック化すると共に、本発明に係わる構成要素を追加して再度表現したものである。その図22において、図4と同一構成要素には、大略同一符号が付されている。
ここでは、電源2Xには、一次電池としてアルカリ電池、オキライド電池、リチウム電池が用いられ、充電式二次電池として、ニッケル水素電池又はリチウム電池が用いられ、電源には必要に応じてACアダプターが備えられる。
装置本体は、電源生成手段(DC/DCコンバータ)2Y、鏡胴ユニット7、制御手段(CPU)1043、画像処理手段(DSP)、記憶手段(メモリー(RAM107))、表示部1、10(LCD、有機EL、LED等)、測光手段(フォトダイオード等)、温度測定手段(温度センサ)、キー入力手段(キースイッチ)、撮像手段(CCD101、TG、CDS、ADC等)、振動検出手段2Z(角速度センサ(ジャイロ)、加速度センサ)、手ぶれ検出手段(角速度センサ(ジャイロセンサ)、加速度センサ)、手ぶれ補正手段(サーボモータ等)、クロック発生回路(PLL、クロックジェネレータ等)3Xからなっている。
クロック発生回路3Xは、例えば、発振器4Xと逓倍手段4Yと分周手段4Zとから構成されている。撮像手段は、例えば、図23に示すように、CCD101等の撮像素子とTG、CDS、ADC等の駆動回路101Xとからなる構成とすることができる。各回路には、クロック信号発生回路からのクロック信号が入力される。
表示部1,10には、バックライト照明機構を備えたLCD、有機EL、LED等が用いられる。この表示部1、10には撮像された画像が表示される。振動検出手段2Zは、ピッチ方向の回転とヨー方向の回転とを捕捉できるように配置されている。
ここでは、制御手段(CPU)には振動検出手段2Zからの検出信号DOSが入力されている。この制御手段(CPU)は、ここでは、振動検出手段2Zの検出信号DOSに基づき装置本体の操作状況を判断して電力消費量を通常モードとこの通常モードのときに消費される電力よりも電力消費が少ない省電力モードとの間で消費電力制御を行う制御回路として機能する。
以下、本発明に係わる画像記録装置の各実施例をフローチャート及び検出信号図を参照しながら説明する。
(実施例1)
この実施例1では、図24に示すように、電源がオンされて、表示部1、10の輝度が所定の初期の輝度に設定されているものとする(S.1)。この状態で、振動検出手段2Zが装置本体の振動を検出すると(S.2)、検出信号DOSが制御手段(CPU)に入力される。制御手段(CPU)は、検出信号DOSの状態量が第2所定値SL2を超えているか否かを判断する(S.3)。制御手段(CPU)は、検出信号DOSの状態量が第2所定値SL2未満のときには、S.4に移行する。ついで、S.4において、状態量が第1所定値SL1未満であるか否かを判断する。なお、第1所定値SL1は第2所定値SL2よりも小さな値に設定されている。
S.4において、状態量が第1所定値SL1未満のときには、制御手段(CPU)は表示部1、10のバックライトの照明光量を少なくするために所定量輝度をダウンさせる(S.5)。ついで、制御手段(CPU)はS.2に戻って、S.2以降の処理を行う。S.2〜S.5の処理が一定時間毎に繰り返されることにより、図25に示すように、表示部1、10の輝度が初期の所定輝度から所定量づつリニアーにダウンされる。
S.4において、状態量が第1所定値SL1を超えているときには、S.5の処理を行わずにS.2に戻り、S.2〜S.4の処理が繰り返されることにより、表示部1、10の輝度が一定に保持される。
(実施例1)
この実施例1では、図24に示すように、電源がオンされて、表示部1、10の輝度が所定の初期の輝度に設定されているものとする(S.1)。この状態で、振動検出手段2Zが装置本体の振動を検出すると(S.2)、検出信号DOSが制御手段(CPU)に入力される。制御手段(CPU)は、検出信号DOSの状態量が第2所定値SL2を超えているか否かを判断する(S.3)。制御手段(CPU)は、検出信号DOSの状態量が第2所定値SL2未満のときには、S.4に移行する。ついで、S.4において、状態量が第1所定値SL1未満であるか否かを判断する。なお、第1所定値SL1は第2所定値SL2よりも小さな値に設定されている。
S.4において、状態量が第1所定値SL1未満のときには、制御手段(CPU)は表示部1、10のバックライトの照明光量を少なくするために所定量輝度をダウンさせる(S.5)。ついで、制御手段(CPU)はS.2に戻って、S.2以降の処理を行う。S.2〜S.5の処理が一定時間毎に繰り返されることにより、図25に示すように、表示部1、10の輝度が初期の所定輝度から所定量づつリニアーにダウンされる。
S.4において、状態量が第1所定値SL1を超えているときには、S.5の処理を行わずにS.2に戻り、S.2〜S.4の処理が繰り返されることにより、表示部1、10の輝度が一定に保持される。
一方、制御手段(CPU)は、検出信号DOSの状態量が第2所定値SL2を超えているときには、S.6に移行して、バックライトの照明光量を多くするために、所定量輝度をアップさせる。ついで、制御手段(CPU)は、S.2に戻る。S.2、S.3、S.6の処理が一定時間毎に繰り返されることにより、図25に示すように、表示部1、10の輝度が初期の所定輝度から一定量ずつリニアーにアップされる。
すなわち、電力が、カメラの使用状況に応じて、標準パワー状態から徐々にリアルタイムにローパワー方向又はハイパワー方向に状態遷移する。
また、この実施例1では、第1所定値SL1と第2所定値SL2との間に状態量としての振動量がある場合、操作状況が安定していると考えられるので、輝度が一定に保持される。
また、この実施例1では、第1所定値SL1と第2所定値SL2との間に状態量としての振動量がある場合、操作状況が安定していると考えられるので、輝度が一定に保持される。
検出信号DOSの状態量としては、図26に示す検出信号DOSの振幅AP、図27に示す検出信号DOSの周期TW、図28に示す検出信号の変化率ΔX、ΔYであっても良い。また、所定値SL1、SL2としては、振幅値、周期幅、変化量を適宜設定できる。
例えば、検出信号DOSの振幅APが小さい場合には、ユーザーが使用していないと考えられ、検出信号DOSの振幅APが大きい場合には、ユーザーが使用していると考えられる。
また、周期TWが短い場合には手ぶれ振動であって、操作中であると判断し、表示部1、10に表示される画像の輝度を高輝度方向に徐々に移行させて、視認性の向上を図り、検出信号DOSの周期TWが長い場合には、非操作中又は非使用中であると判断して、表示部1、10に表示される画像の輝度を低輝度方向に徐々に移行させて、省電力化を図ることができる。
また、例えば、検出信号DOSの変化率ΔX、ΔYが大きい場合には、使用中であると判断して表示部1、10の画像の輝度を高輝度方向に徐々に移行させて、視認性の向上を図り、検出信号DOSの変化率ΔX、ΔYが小さい場合には、非操作中又は非使用中であると判断して、表示部1、10に表示される画像の輝度を低輝度方向に徐々に移行させて、省電力化を図ることができる。
更に、検出信号DOSの振幅AP、周期TW、変化率ΔX、ΔYを解析することによりきめ細かい操作状況判断ができる。
従って、ユーザの使用状況に応じて消費電力を変更でき、視認性を犠牲にすることなく使用状況に応じて消費電力を適宜柔軟に変更して電池の長寿命化に貢献することができる画像記録装置を提供することができる。
また、段階的に輝度を増加・減少させるものであり、使用していなくとも電源を完全にオフする構成ではないので、表示部1、10を構成するデバイスの応答遅延を回避でき、操作状況に対して柔軟に対応できる。
振動検出手段2Zとして姿勢検出センサを用いた場合には、姿勢検出センサの検出信号が正立状態を意味する信号か否かを判断し、姿勢検出センサの検出信号が正立状態を意味する信号でない場合には、ユーザが不使用中であると判断して表示部1、10の輝度を段階的に低くすれば良い。また、表示部1、10に有機EL素子を用いる場合には、有機EL素子への通電電力を制御する。
この実施例1では、検出信号DOSの状態量に基づき、制御手段(CPU)が表示部1、10の輝度をリニアーにかつリアルタイムにアップダウンさせることにより制御を行う構成としたが、図29に示すように、制御手段(CPU)が操作状況を判断して画像のフレームレートを一定量ずつリニアーにかつリアルタイムにアップダウンさせることにより制御を行う構成としても良い。
すなわち、図29に示すように、画像のフレームレートが所定の初期のフレームレートに設定されているステップS.1’の状態で、振動検出手段2Zが装置本体の振動を検出すると(S.2’)、検出信号DOSが制御手段(CPU)に入力される。制御手段(CPU)は、検出信号DOSの状態量が第2所定値SL2を超えているか否かを判断する(S.3’)。制御手段(CPU)は、検出信号DOSの状態量が第2所定値SL2未満のときには、S.4’に移行する。ついで、S.4’において、状態量が第1所定値SL1未満であるか否かを判断する。
S.4’において、状態量が第1所定値SL1未満のときには、制御手段(CPU)は、表示部1、10の画像のフレームレートを小さくするために、フレームレートを所定量ダウンさせる(S.5’)。ついで、制御手段(CPU)はS.2’に戻って、S.2’以降の処理を行う。S.2’〜S.5’の処理が一定時間毎に繰り返されることにより、図25に示すように、フレームレートが設定された初期のフレームレートから所定量づつリニアーにダウンされる。
S.4’において、状態量が第1所定値SL1を超えているときには、S.5’の処理を行わずにS.2’に戻り、S.2’〜S.4’の処理が繰り返されることにより、フレームレートが一定に保持される。
S.4’において、状態量が第1所定値SL1未満のときには、制御手段(CPU)は、表示部1、10の画像のフレームレートを小さくするために、フレームレートを所定量ダウンさせる(S.5’)。ついで、制御手段(CPU)はS.2’に戻って、S.2’以降の処理を行う。S.2’〜S.5’の処理が一定時間毎に繰り返されることにより、図25に示すように、フレームレートが設定された初期のフレームレートから所定量づつリニアーにダウンされる。
S.4’において、状態量が第1所定値SL1を超えているときには、S.5’の処理を行わずにS.2’に戻り、S.2’〜S.4’の処理が繰り返されることにより、フレームレートが一定に保持される。
一方、制御手段(CPU)は、検出信号DOSの状態量が第2所定値SL2を超えているときには、S.6’に移行して、表示部1、10の画像のフレームレートを大きくするために、所定量フレームレートをアップさせる。ついで、制御手段(CPU)は、S.2’に戻る。S.2’、S.3’、S.6’の処理が一定時間毎に繰り返されることにより、図25に示すように、フレームレートが所定量から一定量ずつリニアーにアップされる。
この例では、第1所定値SL1と第2所定値SL2との間に状態量としての振動量がある場合、操作状況が安定していると考えられるので、フレームレートが一定に保持される。
この例では、第1所定値SL1と第2所定値SL2との間に状態量としての振動量がある場合、操作状況が安定していると考えられるので、フレームレートが一定に保持される。
この場合にも、操作性を犠牲にすることなく使用状況に応じて消費電力を適宜柔軟に変更して電池の長寿命化に貢献することができる画像記録装置を提供することができる。また、電池の寿命を長くすることができるので環境負荷を低減できる。
更に、図30に示すように、制御手段(CPU)が操作状況を判断してクロック周波数を一定量ずつリニアーにかつリアルタイムにアップダウンさせることにより消費電力制御を行う構成としても良い。
すなわち、図30に示すように、クロック信号が所定の周波数に設定されているステップS.1”の状態で、振動検出手段2Zが装置本体の振動を検出すると(S.2”)、検出信号DOSが制御手段(CPU)に入力される。制御手段(CPU)は、検出信号DOSの状態量が第2所定値SL2を超えているか否かを判断する(S.3”)。制御手段(CPU)は、検出信号DOSの状態量が第2所定値SL2未満のときには、S.4”に移行する。ついで、S.4”において、状態量が第1所定値SL1未満であるか否かを判断する。
S.4”において、状態量が第1所定値SL1未満のときには、制御手段(CPU)は、クロック周波数を小さくするために、クロック信号の周波数を所定量ダウンさせる(S.5”)。ついで、制御手段(CPU)はS.2”に戻って、S.2”以降の処理を行う。S.2”〜S.5”の処理が一定時間毎に繰り返されることにより、図25に示すように、クロック信号の周波数が設定された初期の周波数から所定量づつリニアーにダウンされる。
S.4”において、状態量が第1所定値SL1を超えているときには、S.5”の処理を行わずにS.2”に戻り、S.2”〜S.4”の処理が繰り返されることにより、クロック信号の周波数が一定に保持される。
S.4”において、状態量が第1所定値SL1未満のときには、制御手段(CPU)は、クロック周波数を小さくするために、クロック信号の周波数を所定量ダウンさせる(S.5”)。ついで、制御手段(CPU)はS.2”に戻って、S.2”以降の処理を行う。S.2”〜S.5”の処理が一定時間毎に繰り返されることにより、図25に示すように、クロック信号の周波数が設定された初期の周波数から所定量づつリニアーにダウンされる。
S.4”において、状態量が第1所定値SL1を超えているときには、S.5”の処理を行わずにS.2”に戻り、S.2”〜S.4”の処理が繰り返されることにより、クロック信号の周波数が一定に保持される。
一方、制御手段(CPU)は、検出信号DOSの状態量が第2所定値SL2を超えているときには、クロック周波数をアップさせるためにS.6”に移行して、クロック信号の周波数をアップさせる。ついで、制御手段(CPU)は、S.2”に戻る。S.2”、S.3”、S.6”の処理が一定時間毎に繰り返されることにより、図25に示すように、クロック信号の周波数が設定された初期の周波数から一定量ずつリニアーにアップされる。
この実施例1の変形例1では、第1所定値SL1と第2所定値SL2との間に状態量としての振動量がある場合、操作状況が安定していると考えられるので、クロック信号の周波数が一定に保持される。
この実施例1の変形例1では、第1所定値SL1と第2所定値SL2との間に状態量としての振動量がある場合、操作状況が安定していると考えられるので、クロック信号の周波数が一定に保持される。
この場合にも、操作性を犠牲にすることなく使用状況に応じて消費電力を適宜柔軟に変更して電池の長寿命化に貢献することができる画像記録装置を提供することができる。また、電池の寿命を長くすることができるので環境負荷を低減できる。
(実施例2)
この実施例2でも、図31に示すように、電源がオンされて、表示部1、10の輝度が所定の初期の輝度に設定されているものとして説明する(S.11)。この状態で、振動検出手段2Zが装置本体の振動を検出すると(S.12)、検出信号DOSが制御手段(CPU)に入力される。ついで、制御手段(CPU)は、検出信号DOSの状態量を判断する(S.13)。制御手段(CPU)は、検出信号DOSの状態量が第1所定値SL1を超えかつ第2所定値SL2以下のときには、表示部1、10のバックライトの照明光量を大きくするために、所定量輝度をアップさせる(S.14)。
ついで、制御手段(CPU)は、S.12に戻って、S.12以降の処理を行う。S.12〜S.14の処理が一定時間毎に繰り返し行われることにより、図25に示すように、表示部1、10の輝度がリニアーにアップされる。
(実施例2)
この実施例2でも、図31に示すように、電源がオンされて、表示部1、10の輝度が所定の初期の輝度に設定されているものとして説明する(S.11)。この状態で、振動検出手段2Zが装置本体の振動を検出すると(S.12)、検出信号DOSが制御手段(CPU)に入力される。ついで、制御手段(CPU)は、検出信号DOSの状態量を判断する(S.13)。制御手段(CPU)は、検出信号DOSの状態量が第1所定値SL1を超えかつ第2所定値SL2以下のときには、表示部1、10のバックライトの照明光量を大きくするために、所定量輝度をアップさせる(S.14)。
ついで、制御手段(CPU)は、S.12に戻って、S.12以降の処理を行う。S.12〜S.14の処理が一定時間毎に繰り返し行われることにより、図25に示すように、表示部1、10の輝度がリニアーにアップされる。
一方、制御手段(CPU)は、検出信号DOSの状態量が第1所定値SL1以下又は第2所定値SL2を超えているときには、表示部1、10のバックライトの照明光量を小さくするために、所定量輝度をダウンさせる(S.15)。
ついで、制御手段(CPU)は、S.12に戻って、S.12以降の処理を行う。このS.12、S.13、S.15の処理が一定時間繰り返されることにより、図25に示すように、表示部1、10の輝度がリニアーにダウンされる。
検出信号DOSの状態量が第1所定値SL1を超えかつ第2所定値SL2以下のときには、ユーザが使用していると考えられ、検出信号DOSの状態量が第1所定値SL1以下又は第2所定値SL2を超えているときには、状態量が小さすぎたり、大きすぎたりするので、装置本体の使用中の振動ではなく、装置本体を携帯していないか又は画像記録装置を持ち運ぶ際の振動と考えられる。
従って、この実施例2によれば、この場合でも、ユーザの使用状況に応じて消費電力を変更でき、視認性を犠牲にすることなく使用状況に応じてより一層消費電力を適宜柔軟に変更して電池の長寿命化に貢献することができる。ここで、検出信号の状態量としては、実施例1と同様に、検出信号の振幅AP、検出信号の周期TW、検出信号の変化率ΔX、ΔYを用いることができる。
この実施例2では、検出信号DOSの状態量に基づき、制御手段(CPU)が表示部1、10の輝度をリニアーにかつリアルタイムにアップダウンさせることにより制御を行う構成としたが、図32に示すように、制御手段(CPU)が操作状況を判断して画像のフレームレートを一定量ずつリニアーにかつリアルタイムにアップダウンさせることにより制御を行う構成としても良い。
すなわち、図32に示すように、電源がオンされて、フレームレートが所定の初期のフレームレートに設定されているステップS.11’の状態で、振動検出手段2Zが装置本体の振動を検出すると(S.12’)、検出信号DOSが制御手段(CPU)に入力される。ついで、制御手段(CPU)は、検出信号DOSの状態量を判断する(S.13’)。制御手段(CPU)は、検出信号DOSの状態量が第1所定値SL1を超えかつ第2所定値SL2以下のときには、表示部1、10の画像のフレームレートを大きくするために、所定量フレームレートをアップさせる(S.14’)。
ついで、制御手段(CPU)は、S.12’に戻って、S.12’以降の処理を行う。S.12’〜S.14’の処理が一定時間毎に繰り返し行われることにより、図25に示すように、フレームレートがリニアーにアップされる。
ついで、制御手段(CPU)は、S.12’に戻って、S.12’以降の処理を行う。S.12’〜S.14’の処理が一定時間毎に繰り返し行われることにより、図25に示すように、フレームレートがリニアーにアップされる。
一方、制御手段(CPU)は、検出信号DOSの状態量が第1所定値SL1以下又は第2所定値SL2を超えているときには、表示部1、10の画像のフレームレートを小さくするために、フレームレートを所定量ダウンさせる(S.15’)。
ついで、制御手段(CPU)は、S.12’に戻って、S.12’以降の処理を行う。このS.12’、S.13’、S.15’の処理が一定時間繰り返されることにより、図25に示すように、フレームレートがリニアーにダウンされる。
また、図33に示すように、制御手段(CPU)が操作状況を判断してクロック周波数を一定量ずつリニアーにかつリアルタイムにアップダウンさせることにより電力制御を行う構成としても良い。
すなわち、図33に示すように、電源がオンされて、クロック信号の周波数が所定の初期の周波数に設定されているステップS.11”の状態で、振動検出手段2Zが装置本体の振動を検出すると(S.12”)、検出信号DOSが制御手段(CPU)に入力される。ついで、制御手段(CPU)は、検出信号DOSの状態量を判断する(S.13”)。制御手段(CPU)は、検出信号DOSの状態量が第1所定値SL1を超えかつ第2所定値SL2以下のときには、クロック信号の周波数を大きくするために、初期に所定の値に設定された周波数を所定量アップさせる(S.14”)。
ついで、制御手段(CPU)は、S.12”に戻って、S.12”以降の処理を行う。S.12”〜S.14”の処理が一定時間毎に繰り返し行われることにより、図25に示すように、クロック信号の周波数がリニアーにアップされる。
ついで、制御手段(CPU)は、S.12”に戻って、S.12”以降の処理を行う。S.12”〜S.14”の処理が一定時間毎に繰り返し行われることにより、図25に示すように、クロック信号の周波数がリニアーにアップされる。
一方、制御手段(CPU)は、検出信号DOSの状態量が第1所定値SL1以下又は第2所定値SL2を超えているときには、クロック信号の周波数を小さくするために、周波数を所定量ダウンさせる(S.15”)。
ついで、制御手段(CPU)は、S.12”に戻って、S.12”以降の処理を行う。このS.12”、S.13”、S.15”の処理が一定時間繰り返されることにより、図25に示すように、クロック信号の周波数ががリニアーにダウンされる。
(実施例3)
この実施例3でも、図34に示すように、電源がオンされて、表示部1、10の輝度が所定の初期の輝度に設定されているものとする(S.21)。また、制御手段(CPU)は所定時間経過タイマーをリセットしているものとする(S.22)。この状態で、振動検出手段2Zが装置本体の振動を検出すると(S.23)、検出信号DOSが制御手段(CPU)に入力される。ついで、制御手段は、検出信号DOSの状態量が第2所定値SL2を超えているか否かを判断する(S.24)。制御手段(CPU)は、検出信号DOSの状態量が第2所定値SL2を超えているときには、経過時間tをカウントし(S.25)、経過時間tが所定値TLを超えているか否かを判断する(S.26)。
(実施例3)
この実施例3でも、図34に示すように、電源がオンされて、表示部1、10の輝度が所定の初期の輝度に設定されているものとする(S.21)。また、制御手段(CPU)は所定時間経過タイマーをリセットしているものとする(S.22)。この状態で、振動検出手段2Zが装置本体の振動を検出すると(S.23)、検出信号DOSが制御手段(CPU)に入力される。ついで、制御手段は、検出信号DOSの状態量が第2所定値SL2を超えているか否かを判断する(S.24)。制御手段(CPU)は、検出信号DOSの状態量が第2所定値SL2を超えているときには、経過時間tをカウントし(S.25)、経過時間tが所定値TLを超えているか否かを判断する(S.26)。
経過時間tが所定値TLを超えていないときには、S.24に戻って、再度、検出信号DOSの状態量が第2所定値SL2を超えているか否かを判断する(S.26)。
検出信号DOSの状態量が第2所定値SL2を超えているときには、S.24〜S.26の処理を繰り返し、S.26において、経過時間tが所定値TLを超えると、S.27に移行して、表示部1、10のバックライトの照明光量を大きくするために、表示部1、10の輝度を所定量アップさせる。
ついで、制御手段(CPU)は、S.22に戻って、S.22以降の処理を行う。S.22〜S.27の処理が一定時間毎に繰り返されることにより、図25に示すように、表示部1、10の輝度がリニアーにアップされる。
制御手段(CPU)は、検出信号DOSの状態量が第2所定値SL2未満のときには、S.28に移行して、状態量が第1所定値SL1未満であるか否かを判断する。制御手段(CPU)は、状態量が第1所定値SL1未満のときには、経過時間tをカウントする(S.29)。ついで、制御手段(CPU)は、経過時間tが所定値TLを超えているか否かを判断し(S.30)、経過時間tが所定値TLを超えていないときにはS.28に戻り、再度、状態量が第1所定値SL1未満であるか否かを判断する。状態量が第1所定値SL1未満のときには、S.28〜S.30の処理を繰り返し、S.30において、経過時間tが所定値TLを超えると、S.31に移行して、表示部1、10のバックライトの照明光量を小さくするために、所定量輝度をダウンさせる。
ついで、制御手段(CPU)は、S.22に戻り、S.22〜S.24、S.28〜S.31の処理が一定時間毎に繰り返されることにより、図25に示すように、表示部1、10の輝度がリニアーにダウンされる。
また、状態量が第1所定値SL1と第2所定値SL2との間にあるときには、S.22〜S.24、S.28の処理が実行され、輝度が一定に保持される。
この実施例によれば、振動量の大きさが一定時間継続して所定量を超えている場合に輝度を増大させ、振動量の大きさが一定時間継続して所定量未満である場合に輝度を減少させることにしたので、使用中、不使用中を確実に判断でき、また、振動量の大きさが一定時間継続していないときには、輝度が一定に保持されることになるので、使用中の輝度の安定化を図ることができる。
この実施例3によれば、ユーザの使用状況を確認してから、一定量ずつ輝度をリニアーにかつリアルタイムにアップダウンさせるか否かを判断するので、各回路を構成する素子の応答速度に対処可能で、画像記録装置の動作が安定する。
この実施例3でも、検出信号DOSの状態量としては、実施例1と同様に、検出信号DOSの振幅AP、検出信号の周期TW、検出信号の変化率ΔX、ΔYを用いることができる。
この実施例3では、検出信号DOSの状態量に基づき、制御手段(CPU)が表示部1、10の輝度をリニアーにかつリアルタイムアップダウンさせることにより電力制御を行う構成としたが、図35に示すように、制御手段(CPU)が操作状況を判断して画像のフレームレートを一定量ずつリニアーにかつリアルタイムにアップダウンさせることにより電力制御を行う構成としても良い。
すなわち、図35に示すように、電源がオンされて、フレームレートが所定の初期のフレームレートに設定され(ステップS.21’)、制御手段(CPU)が所定時間経過タイマーをリセットしているステップS.22’の状態で、振動検出手段2Zが装置本体の振動を検出すると(S.23’)、検出信号DOSが制御手段(CPU)に入力される。ついで、制御手段は、検出信号DOSの状態量が第2所定値SL2を超えているか否かを判断する(S.24’)。制御手段(CPU)は、検出信号DOSの状態量が第2所定値SL2を超えているときには、経過時間tをカウントし(S.25’)、経過時間tが所定値TLを超えているか否かを判断する(S.26’)。
経過時間tが所定値TLを超えていないときには、S.24’に戻って、再度、検出信号DOSの状態量が第2所定値SL2を超えているか否かを判断する。
検出信号DOSの状態量が第2所定値SL2を超えているときには、S.24’〜S.26’の処理を繰り返し、S.26’において、経過時間tが所定値TLを超えると、S.27’に移行して、表示部1、10の画像のフレームレートを大きくするために、フレームレートを所定量アップさせる。
ついで、制御手段(CPU)は、S.22’に戻って、S.22’以降の処理を行う。S.22’〜S.27’の処理が一定時間毎に繰り返されることにより、図25に示すように、フレームレートが所定量毎にリニアーにアップされる。
制御手段(CPU)は、検出信号DOSの状態量が第2所定値SL2未満のときには、S.28’に移行して、状態量が第1所定値SL1未満であるか否かを判断する。制御手段(CPU)は、状態量が第1所定値SL1未満のときには、経過時間tをカウントする(S.29’)。ついで、制御手段(CPU)は、経過時間tが所定値TLを超えているか否かを判断し(S.30’)、経過時間tが所定値TLを超えていないときにはS.28’に戻り、再度、状態量が第1所定値SL1未満であるか否かを判断する。状態量が第1所定値SL1未満のときには、S.28’〜S.30’の処理を繰り返し、S.30’において、経過時間tが所定値TLを超えると、S.31’に移行して、表示部1、10の画像のフレームレートを小さくするために、所定量フレームレートをダウンさせる。
ついで、制御手段(CPU)は、S.22’に戻り、S.22’〜S.24’、S.28’〜S.31’の処理が一定時間毎に繰り返されることにより、図25に示すように、フレームレートが所定量毎リニアーにダウンされる。
また、状態量が第1所定値SL1と第2所定値SL2との間にあるときには、S.22’〜S.24’、S.28’の処理が実行され、フレームレートが一定に保持される。
この実施例によれば、振動量の大きさが一定時間継続して所定量を超えている場合にフレームレートを増大させ、振動量の大きさが一定時間継続して所定量未満である場合にフレームレートを減少させることにしたので、使用中、不使用中を確実に判断でき、また、振動量の大きさが一定時間継続していないときには、フレームレートが一定に保持されることになるので、使用中の輝度の安定化を図ることができる。
また、状態量が第1所定値SL1と第2所定値SL2との間にあるときには、S.22’〜S.24’、S.28’の処理が実行され、フレームレートが一定に保持される。
この実施例によれば、振動量の大きさが一定時間継続して所定量を超えている場合にフレームレートを増大させ、振動量の大きさが一定時間継続して所定量未満である場合にフレームレートを減少させることにしたので、使用中、不使用中を確実に判断でき、また、振動量の大きさが一定時間継続していないときには、フレームレートが一定に保持されることになるので、使用中の輝度の安定化を図ることができる。
また、図36に示すように、制御手段(CPU)が操作状況を判断してクロック周波数を一定量ずつリニアーにかつリアルタイムにアップダウンさせることにより制御を行う構成としても良い。
すなわち、図36に示すように、電源がオンされて、クロック信号の周波数が所定の周波数に設定され(S.21”)、制御手段(CPU)が所定時間経過タイマーをリセットしているS.22”の状態で、振動検出手段2Zが装置本体の振動を検出すると(S.23”)、検出信号DOSが制御手段(CPU)に入力される。ついで、制御手段は、検出信号DOSの状態量が第2所定値SL2を超えているか否かを判断する(S.24”)。制御手段(CPU)は、検出信号DOSの状態量が第2所定値SL2を超えているときには、経過時間tをカウントし(S.25”)、経過時間tが所定値TLを超えているか否かを判断する(S.26”)。
経過時間tが所定値TLを超えていないときには、S.24”に戻って、再度、検出信号DOSの状態量が第2所定値SL2を超えているか否かを判断する。
検出信号DOSの状態量が第2所定値SL2を超えているときには、S.24”〜S.26”の処理を繰り返し、S.26’において、経過時間tが所定値TLを超えると、S.27”に移行して、クロック信号の周波数を大きくするために、クロック信号の周波数を所定量アップさせる。
ついで、制御手段(CPU)は、S.22”に戻って、S.22”以降の処理を行う。S.22”〜S.27”の処理が一定時間毎に繰り返されることにより、図25に示すように、クロック信号の周波数が所定量毎にリニアーにアップされる。
制御手段(CPU)は、検出信号DOSの状態量が第2所定値SL2未満のときには、S.28”に移行して、状態量が第1所定値SL1未満であるか否かを判断する。制御手段(CPU)は、状態量が第1所定値SL1未満のときには、経過時間tをカウントする(S.29”)。ついで、制御手段(CPU)は、経過時間tが所定値TLを超えているか否かを判断し(S.30”)、経過時間tが所定値TLを超えていないときにはS.28”に戻り、再度、状態量が第1所定値SL1未満であるか否かを判断する。状態量が第1所定値SL1未満のときには、S.28”〜S.30”の処理を繰り返し、S.30”において、経過時間tが所定値TLを超えると、S.31”に移行して、クロック信号の周波数をを小さくするために、クロック信号の周波数をダウンさせる。
ついで、制御手段(CPU)は、S.22”に戻り、S.22”〜S.24”、S.28”〜S.31”の処理が一定時間毎に繰り返されることにより、図25に示すように、クロック信号の周波数が所定量毎リニアーにダウンされる。
また、状態量が第1所定値SL1と第2所定値SL2との間にあるときには、S.22”〜S.24”、S.28”の処理が実行され、クロック信号の周波数が一定に保持される。
この実施例によれば、振動量の大きさが一定時間継続して所定量を超えている場合にクロック信号の周波数を増大させ、振動量の大きさが一定時間継続して所定量未満である場合にクロック信号の周波数を減少させることにしたので、使用中、不使用中を確実に判断でき、また、振動量の大きさが一定時間継続していないときには、クロック信号の周波数が一定に保持されることになるので、使用中のクロック信号の周波数の安定化を図ることができる。
また、状態量が第1所定値SL1と第2所定値SL2との間にあるときには、S.22”〜S.24”、S.28”の処理が実行され、クロック信号の周波数が一定に保持される。
この実施例によれば、振動量の大きさが一定時間継続して所定量を超えている場合にクロック信号の周波数を増大させ、振動量の大きさが一定時間継続して所定量未満である場合にクロック信号の周波数を減少させることにしたので、使用中、不使用中を確実に判断でき、また、振動量の大きさが一定時間継続していないときには、クロック信号の周波数が一定に保持されることになるので、使用中のクロック信号の周波数の安定化を図ることができる。
振動検出手段として姿勢検出センサを用いた場合には、姿勢検出センサの検出信号が正立状態を意味する信号か否かを判断し、姿勢検出センサの検出信号が正立状態を意味する信号でないことが一定時間継続した場合に、ユーザが不使用中であると判断して表示部1、10の輝度を低くすれば良い。
この他、以下に説明する変形例が考えられる。
(変形例1)
制御手段(CPU)は、装置本体がモニタリング作動中である場合には、低輝度方向に表示部の輝度を制御しても良い。
(変形例1)
制御手段(CPU)は、装置本体がモニタリング作動中である場合には、低輝度方向に表示部の輝度を制御しても良い。
この変形例1によれば、使用中であっても操作状況から考えてユーザーが画像を緻密に確認する必要があるとは考えられないときに、輝度が低くなる方向に制御して省電力化を図ることができる。また、制御手段(CPU)は、装置本体がモニタリング作動中である場合には、フレームレートが小さくなる方向に装置本体を制御しても良い。更に、制御手段(CPU)は、装置本体がモニタリング作動中である場合には、クロック周波数が小さくなる方向に装置本体を制御しても良い。
(変形例2)
制御手段(CPU)は、操作状況が高速動作を必要とする動作のときには高輝度方向にあらかじめ輝度を設定し、操作状況が高速動作を必要としない動作のときには低輝度方向にあらかじめ輝度を設定し、振動検出手段2Zによる検出を禁止しても良い。
(変形例2)
制御手段(CPU)は、操作状況が高速動作を必要とする動作のときには高輝度方向にあらかじめ輝度を設定し、操作状況が高速動作を必要としない動作のときには低輝度方向にあらかじめ輝度を設定し、振動検出手段2Zによる検出を禁止しても良い。
この変形例2によれば、例えば、静止画再生動作、音声再生動作、メニュー表示、日付表示、セットアップ表示、セルフタイマー動作、ストロボ充電動作、ストロボ発光動作、ズーム動作、ロング秒時撮影の露光動作(長時間露光撮影)、インターバル撮影時のインターバル動作、音声モード動作時等の高速動作の必要がないときには、検出信号の振幅が大きくても表示部の輝度を低く設定し、静止画撮影動作、動画撮影動作、フォーカス動作、動画再生動作、画像記録装置とパーソナルコンピュータとの間でのデータ通信動作、連写動作、起動動作等の高速動作が必要な時には、検出信号の振幅が小さくても、表示部の輝度を高輝度に設定できる。
また、例えば、強制的に輝度を減少方向に設定したときには、表示部1、10の輝度を検出信号DOSの振幅APの大きさにかかわらず低輝度方向に制御すること、ハイパーフォーマンスモードに設定したときには、表示部1、10の輝度を検出信号DOSの振幅APの大きさにかかわらず高輝度方向に制御することもできる。
振動検出手段2Zとして姿勢検出手段(姿勢検出センサ)を用いた場合、特に表示部1、10の視認性を必要としない場合には、姿勢検出手段の姿勢信号により装置本体が正立状態(撮像状態)にあると判断された時、表示部1、10の輝度を低輝度方向に制御でき、逆に、表示部1、10の視認性を良くしたい場合には、表示部1、10の輝度を高輝度方向に制御できる。
また、制御手段(CPU)は、操作状況が高速動作を必要とする動作のときには高フレームレート方向にフレームレートをあらかじめ設定し、操作状況が高速動作を必要としない動作のときには低フレームレート方向にフレームレートをあらかじめ設定し、振動検出手段2Zによる検出を禁止しても良い。
このように、強制的にフレームレートを減少方向に設定したときには、画像のフレームレートを検出信号DOSの振幅APの大きさにかかわらず低フレームレートに設定すること、ハイパーフォーマンスモードに設定したときには画像のフレームレートを検出信号DOSの振幅APの大きさにかかわらず高フレームレートに設定することもできる。
更に、制御手段(CPU)は、操作状況が高速動作を必要とする動作のときには高クロック周波数方向にクロック周波数をあらかじめ設定し、操作状況が高速動作を必要としない動作のときには低クロック周波数方向にクロック周波数をあらかじめ設定し、振動検出手段2Zによる検出を禁止しても良い。
(変形例3)
クロック信号発生回路3Xは、複数個あっても良い。クロック信号発生回路3Xを複数個設けることにすると、クロック信号の周波数を細部の回路に渡って変更できるので、消費電力をより一層低減できる。
(変形例3)
クロック信号発生回路3Xは、複数個あっても良い。クロック信号発生回路3Xを複数個設けることにすると、クロック信号の周波数を細部の回路に渡って変更できるので、消費電力をより一層低減できる。
なお、振動検出手段2Zとして、手ぶれ補正に用いるジャイロセンサ、姿勢検出に用いる姿勢検出センサを用いれば、消費電力制御に専用の振動検出手段2Zを用いる必要がないので、コストパフォーマンスを向上させることができる。
なお、姿勢検出センサは、LCDに画像を再生表示する際の縦横自動修正や撮影構図の自動修正に用いられる。
2Z…振動検出手段
10…表示部
1043…制御手段(制御回路)
10…表示部
1043…制御手段(制御回路)
Claims (23)
- 画像記録に用いる回路を有する装置本体と、前記回路により得られた画像を表示する表示部と、前記装置本体の振動を検出して検出信号を出力する振動検出手段と、前記振動検出手段の検出信号の状態量に基づき前記装置本体の操作状況を判断して制御対象をアップダウン制御する制御回路とを備えていることを特徴とする画像記録装置。
- 前記制御対象が表示部の輝度であり、前記制御回路は、前記振動検出手段から出力される検出信号の状態量が所定時間変化しない場合に前記表示部の輝度をダウン方向に制御することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- 前記制御対象が表示部の輝度であり、前記制御回路は、前記振動検出手段から出力される検出信号の周期に基づき前記表示部の輝度をアップダウン制御することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- 前記制御対象が表示部の輝度であり、前記制御回路は、前記振動検出手段から出力される検出信号の振幅が小さすぎるか又は大きすぎる場合にダウン方向に輝度を制御し、検出信号の振幅が所定範囲内にあるときにアップ方向に輝度を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- 前記制御対象が表示部の輝度であり、前記制御回路は、前記振動検出手段から出力される検出信号の変化率に基づき前記表示部の輝度をアップダウン制御することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- 前記制御対象が表示部の輝度であり、前記制御回路は、前記装置本体がモニタリング作動中に前記表示部の輝度をダウン方向に制御することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- 前記制御対象が表示部の輝度であり、前記制御回路は、前記操作状況が高速動作を必要とする動作のときには前記表示部の輝度をアップ方向にあらかじめ設定し、前記操作状況が高速動作を必要としない動作のときには前記表示部の輝度をダウン方向にあらかじめ設定し、前記振動検出手段による検出を禁止することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- 前記制御対象がフレームレートであり、前記制御回路は、前記振動検出手段から出力される検出信号の状態量が所定時間変化しない場合に前記フレームレートをダウン方向に制御することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- 前記制御対象がフレームレートであり、前記制御回路は、前記振動検出手段から出力される検出信号の周期に基づき前記フレームレートをアップダウン制御することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- 前記制御対象がフレームレートであり、前記制御回路は、前記振動検出手段から出力される検出信号の振幅が小さすぎるか大きすぎる場合にダウン方向にフレームレートを制御し、検出信号の振幅が所定範囲内にあるときにアップ方向にフレームレートを制御することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- 前記制御対象がフレームレートであり、前記制御回路は、前記振動検出手段から出力される検出信号の変化率に基づき前記フレームレートをアップダウン制御することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- 前記制御対象がフレームレートであり、前記制御回路は、前記装置本体がモニタリング作動中に前記フレームレートをダウン方向に制御することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- 前記制御対象がフレームレートであり、前記制御回路は、前記操作状況が高速動作を必要とする動作のときには前記フレームレートをアップ方向にあらかじめ設定し、前記操作状況が高速動作を必要としない動作のときには前記フレームレートをダウン方向にあらかじめ設定し、前記振動検出手段による検出を禁止することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- 画像記録に用いる回路を有する装置本体と、前記回路を駆動制御するクロック信号を発生するクロック信号発生回路と、前記装置本体の振動を検出して検出信号を出力する振動検出手段と、前記振動検出手段の検出信号の状態量に基づき前記装置本体の操作状況を判断して制御対象としてのクロック信号をアップダウン制御する制御回路とを備えていることを特徴とする画像記録装置。
- 前記制御対象がクロック周波数であり、前記制御回路は、前記振動検出手段から出力される検出信号が所定時間変化しない場合に前記クロック周波数をダウン方向に制御することを特徴とする請求項14に記載の画像記録装置。
- 前記制御対象がクロック周波数であり、前記制御回路は、前記振動検出手段から出力される検出信号の周期に基づき前記クロック周波数をアップダウン制御することを特徴とする請求項14に記載の画像記録装置。
- 前記制御対象がクロック周波数であり、前記制御回路は、前記振動検出手段から出力される検出信号の振幅が小さすぎるか大きすぎる場合にダウン方向にクロック周波数を制御し、検出信号の振幅が所定範囲内にあるときにアップ方向にクロック周波数を制御することを特徴とする請求項14に記載の画像記録装置。
- 前記制御対象がクロック周波数であり、前記制御回路は、前記振動検出手段から出力される検出信号の変化率に基づき前記クロック周波数をアップダウン制御することを特徴とする請求項14に記載の画像記録装置。
- 前記制御対象がクロック周波数であり、前記制御回路は、前記装置本体がモニタリング作動中に前記クロック周波数をダウン方向に設定することを特徴とする請求項14に記載の画像記録装置。
- 前記制御対象がクロック周波数であり、前記制御回路は、前記操作状況が高速動作を必要とする動作のときには前記クロック周波数をアップ方向にあらかじめ設定し、前記操作状況が高速動作を必要としない動作のときには前記クロック周波数をダウン方向にあらかじめ設定し、前記振動検出手段による検出を禁止することを特徴とする請求項14に記載の画像記録装置。
- 前記クロック信号発生回路が複数個あることを特徴とする請求項14に記載の画像記録装置。
- 前記振動検出手段が手ぶれを検出するのに用いるジャイロセンサであることを特徴とする請求項1ないし請求項20のいずれか1項に記載の画像記録装置。
- 前記振動検出手段が前記装置本体の姿勢の検出に用いる姿勢検出センサであることを特徴とする請求項1ないし請求項20のいずれか1項に記載の画像記録装置。
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JP2008221301A JP2009089371A (ja) | 2007-09-10 | 2008-08-29 | 画像記録装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013102429A (ja) * | 2011-11-07 | 2013-05-23 | Samsung Electronics Co Ltd | 携帯端末機の映像表示制御装置及び方法 |
JP2014027338A (ja) * | 2012-07-24 | 2014-02-06 | Canon Inc | 遠隔制御システム、外部機器及びプログラム |
US9215371B2 (en) | 2011-02-08 | 2015-12-15 | Ricoh Company, Ltd. | Imaging apparatus and imaging method |
-
2008
- 2008-08-29 JP JP2008221301A patent/JP2009089371A/ja active Pending
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