JP4707687B2 - 撮像装置および電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、光学像に基づいて画像データを生成する撮像素子に被写体光学像を結像させ
て被写体像を撮像する撮像装置に関し、特に、手ぶれ等による被写体光学像の移動に撮像
素子を追従させることにより、手ぶれ等が補正された被写体像を撮像する手ぶれ補正機能
を有するものに好適な撮像装置および前記撮像装置を含む電子機器に関する。
従来から、ディジタルカメラ等の撮像装置においては、いわゆる手ぶれ補正機構を備え
るものが知られている。この種の撮像装置では、例えば特許文献1に示されるように、本体のケースに一体的に取り付けられ、撮影光軸上でレンズ鏡筒を収容する固定筒の一端に載置ステージが設けられ、この載置ステージに、撮像素子としてのCCD(電荷結合素子)固体撮像素子が搭載されている。載置ステージは、案内ステージに保持されており、この案内ステージは、撮影光軸をZ軸方向とし、該Z軸に垂直なX−Y平面に沿って載置ステージを移動可能としている。案内ステージは、本体のケース内で撮影光軸に対して固定され、載置ステージは、案内ステージ上で永久磁石と、これに対峙して配置されるコイルとが形成する磁力により駆動される構造とされている。
このような従来の撮像装置では、本体のケース内に設けられた演算処理装置等を含む処
理回路が、本体に生じたX方向およびY方向の傾きを検出し、この検出出力に基づいて、
駆動用の前記コイルへの通電電流を変化させることにより、手ぶれによる被写体光学像の
移動にCCD固体撮像素子を追従移動させるべく制御している。このとき、CCD固体撮
像素子とそのCCD固体撮像素子を制御し且つそのCCD固体撮像素子からの出力信号を
処理する処理回路との間の接続には、柔軟に変形し得るフレキシブルプリント配線基板(
以下、「フレキシブルプリント配線基板」は、単に「フレキシブル基板」とも称する)を
使用して、CCD固体撮像素子の移動制御性能を劣化させないようにしている。すなわち
、CCD固体撮像素子が移動する際に、固定側の処理回路に基づいて発生する反力を、フ
レキシブル基板の可撓性を利用して吸収させることによって、CCD固体撮像素子の動作
が固定側に干渉され、制御が妨害されるのを防いでいる。
特開2004−274242号公報
しかしながら、従来の撮像装置において可動制御されるCCD固体撮像素子のような撮
像素子と処理回路との間を接続しているフレキシブル基板は、反力を吸収させるために、
全長を長くするため、フレキシブル基板自身のたるみ等で、周囲の部品と干渉し効果的に
反力を吸収出来ないという問題があった。特に、CCD固体撮像素子の周囲は、スペース
が少ないため、設計位置に確実にフレキシブル基板を配置しなくてはいけないという課題
があった。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、フレキシブル基板の位置を
調整して固定可能にする撮像装置およびそれを含む電子機器を提供することを第一の目的
としている。
また、CCD周辺はレンズ鏡胴と光軸直行方向に重なるため、光軸方向のスペースが少
なく、CCDが移動する際の反力を小さくするためにフレキシブル基板の可撓性を高める
とフレキシブル基板自身のたるみ等で、周囲の部品と干渉し、逆に反力を増大させてしま
うという問題があった。
さらに、CCD実装面に沿ってフレキシブル基板が延在していると、CCD周囲のスペ
ースが有効に使えず、装置を薄型化できないという課題があった。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、フレキシブル基板を確実に
固定して、スペース効率の良い位置に案内して薄型化を可能にする撮像装置およびそれを
含む電子機器を提供することを第二の目的としている。
さらにまた、従来の撮像装置において可動制御されるCCD固体撮像素子のような撮像素子と処理回路との間を接続しているフレキシブル基板は、このフレキシブル基板を固定側の処理回路に取り付けるときに、固定側の位置ばらつきに従って、CCD固体撮像素子の動作に影響が及ぶ問題があった。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、フレキシブル基板に位置調整可能な機構を持たせ、このフレキシブル基板を固定側の処理回路に取り付けるとき、あるいは、取り付ける前に機能させ、CCD固体撮像素子の動作が最適な状態を維持したまま、組み付けることが可能な撮像装置およびそれを含む電子機器を提供することを第三の目的としている。
本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、撮影レンズを備えたレンズ鏡胴と、本体ケース内で移動することが可能な撮像素子と、該撮像素子を移動可能にするように備えられた可動部と、前記撮像素子からの信号を処理する演算処理装置と、前記撮像素子と前記演算処理装置とが接続されるフレキシブル基板と、該フレキシブル基板の位置決めを行うフレキシブル基板位置決め部材を有し、前記フレキシブル基板は、前記可動部又は前記撮像素子に固定されてなり、前記フレキシブル基板位置決め部材は、前記フレキシブル基板に固定されてなり、前記可動部は、凸部または凹部のいずれか一方を有し、前記フレキシブル基板位置決め部材は、凸部または凹部の他方を有し、前記凸部と前記凹部とは、連結部を構成し、前記可動部と前記フレキシブル基板位置決め部材とは、前記連結部により連結していることで上記課題が解決されることを見出し本発明に至った。
即ち本発明の撮像装置は、具体的には以下の技術的手段、手法を特徴とする。
(1)撮影レンズを備えたレンズ鏡胴と、本体ケース内で移動することが可能な撮像素子と、該撮像素子を移動可能にするように備えられた可動部と、前記撮像素子からの信号を処理する演算処理装置と、前記撮像素子と前記演算処理装置とが接続されるフレキシブル基板と、該フレキシブル基板の位置決めを行うフレキシブル基板位置決め部材を有し、前記フレキシブル基板は、前記可動部又は前記撮像素子に固定されてなり、前記フレキシブル基板位置決め部材は、前記フレキシブル基板に固定されてなり、前記可動部は、凸部または凹部のいずれか一方を有し、前記フレキシブル基板位置決め部材は、凸部または凹部の他方を有し、前記凸部と前記凹部とは、連結部を構成し、前記可動部と前記フレキシブル基板位置決め部材とは、前記連結部により連結していることを特徴とする撮像装置である
上記(1)の構成によれば、フレキシブル基板位置決め部材により、フレキシブル基板を固定することで、フレキシブル基板自身のたるみを無くし周囲の部品との干渉を防ぐ事が可能となる。また、前記可動部は、凸部または凹部のいずれか一方を有し、前記フレキシブル基板位置決め部材は、凸部または凹部の他方を有し、前記凸部と前記凹部とは、連結部を構成し、前記可動部と前記フレキシブル基板位置決め部材とは、前記連結部により連結していることで、任意の位置および角度への調整範囲を大きく取ることが可能となっている。
(2)前記連結部は、遊びをもって連結され、且つ、該遊びの範囲内で任意の位置および角度に設定され、固定されていることを特徴とする上記(1)に記載の撮像装置である。
上記(2)の構成によれば、前記連結部は、遊びの範囲内で任意の位置および角度に設定され、固定されていることで、より一層周囲の部品との干渉を防ぐ事が可能となる。
(3)前記凸部は、円弧形状部分を有し、
前記凹部は、前記円弧形状部分に対して線接触していることを特徴とする上記(1)または(2)に記載の撮像装置である。
上記(3)の構成によれば、前記凸部は、円弧形状部分を有し、前記凹部は、前記円弧形状部分に対して線接触していることで、任意の角度への調整をより一層安定して行うことが可能となっている。
(4)前記フレキシブル基板位置決め部材は、前記レンズ鏡筒における前記撮像素子の取り付け面に沿って平行に当該レンズ鏡胴の外縁部にまで前記フレキシブル基板を案内することを特徴とする上記(1)乃至(3)のいずれか1項に記載の撮像装置である
上記(4)の構成によれば、フレキシブル基板位置決め部材でレンズ鏡筒における撮像素子の取り付け面に沿って平行に当該レンズ鏡胴の外縁付近まで前記フレキシブル基板を案内しているので、フレキシブル基板自身のたるみを無くし周囲の部品との干渉を防ぐとともに、厚み方向のスペースを有効に使えて装置の薄型化が可能となる。
(5)前記フレキシブル基板位置決め部材は、前記フレキシブル基板を前記撮影レンズの光軸平行になるように位置決めをする屈曲部をレンズ鏡胴の外縁部に備えたことを特徴とする上記(1)乃至(4)のいずれか1項に記載の撮像装置である
上記(5)の構成によれば、前記フレキシブル基板位置決め部材は、前記フレキシブル基板を前記撮影レンズの光軸平行になるように位置決めをする屈曲部をレンズ鏡胴の外縁部に備えたので、鏡胴の周囲の部品との干渉を防ぐ事が可能となる。
(6)前記フレキシブル基板は、前記屈曲部で位置決めされた部分から前記撮影レンズの光軸に直交する方向に延びる第1の可撓部と、該第1の可撓部と光軸方向に直交する方向に延びる第2の可撓部を備えたことを特徴とする上記(5)に記載の撮像装置である
上記(6)の構成によれば、フレキシブル基板は前記屈曲部で位置決めされた部分から前記撮影レンズの光軸に直交する方向に延びる第1の可撓部と、該第1の可撓部と光軸方向に直交する方向に延びる第2の可撓部を備えたので、撮像素子の面内の移動に対する反力を小さくすることができる。
(7)前記フレキシブル基板位置決め部材は、前記屈曲部および屈曲部近傍において幅がフレキシブル基板より狭く、前記第1の可撓部における前記第2の可撓部とは反対でフレキシブル基板を位置決めしていることを特徴とする上記(6)に記載の撮像装置である
上記(7)の構成によれば、前記フレキシブル基板位置決め部材は、前記屈曲部および屈曲部近傍において幅がフレキシブル基板より狭く、前記第1の可撓部が延びる方向における前記第2の可撓部とは反対でフレキシブル基板を位置決めしているので、第1の可撓部がより撓みやすく、撮像素子の移動時の反力をより小さくできる。
(8)前記フレキシブル基板位置決め部材と前記フレキシブル基板とは、接着剤もしくは両面テープで固定されていることを特徴とする上記(1)乃至(7)のいずれか1項に記載の撮像装置である
上記(8)の構成によれば、前記フレキシブル基板位置決め部材と前記フレキシブル基板とは、接着剤もしくは両面テープで固定されていることで、前記フレキシブル基板位置決め部材で定めた位置に、フレキシブル基板を確実にならわせることが可能となり、より一層周囲の部品との干渉を防ぐ事が可能となる。
(9)前記フレキシブル位置決め部材は、薄い板金で出来ていることを特徴とする上記(1)乃至(8)のいずれか1項に記載の撮像装置である
上記(9)の構成によれば、前記フレキシブル位置決め部材は、薄い板金で出来ていることで、少ないスペースの中でも確実に位置決め可能となり、より一層周囲の部品との干渉を防ぐ事が可能となる。
(10)前記撮像装置は、前記本体ケースに生じた手ぶれを検出することにより、手ぶれによる被写体像の移動に前記撮像素子を移動させて追従させる手ぶれ補正機構を有することを特徴とする上記(1)乃至(9)のいずれか1項に記載の撮像装置である
上記(10)の構成によれば、前記撮像装置は、前記本体ケースに生じた手ぶれを検出することにより、手ぶれによる被写体像の移動に前記撮像素子を移動させて追従させる手ぶれ補正機構を有することで、特に、撮像装置の手ぶれによる撮影を補償するために撮像素子を移動させる場合に処理回路側との間で生じる反力を効果的に吸収して適切な手ぶれ補正を実現することが出来る。
(11)前記フレキシブル基板における前記フレキシブル基板位置決め部材とは反対側に、前記撮影レンズの光軸をZ軸方向として、該Z軸方向に直交する平面をX−Y平面としたとき、X,Y,Zの全方向もしくは1方向以上に当該フレキシブル基板を位置調整する位置調整機構を備え、前記位置調整機構は、前記撮像装置本体の一部に設けられた固定部と、前記固定部に突設された凸部と、前記フレキシブル基板に形成されて前記凸部と嵌合可能な凹部とで構成されたことを特徴とする上記(1)に記載の撮像装置である
上記(11)の構成によれば、撮像素子の動作が最適な状態を維持したまま、組み付けることが可能となる。また、位置調整可能な方向を、X,Y,Zの全方向に拡大することで、より一層、撮像素子の動作が最適な状態を維持したまま、組み付けることが可能となる。さらに、位置調整機構を、固定部に突設された凸部と、フレキシブル基板に形成された凹部とで構成することで、単純な構成で、撮像素子の動作が最適な状態を維持したまま、組み付けることが可能となる。
(12)前記固定部は、前記フレキシブル基板が、理論的に正確な寸法値で決まる位置に対して、前記XもしくはY方向にずれて形成されていることを特徴とする上記(11)に記載の撮像装置である
上記(12)の構成によれば、前記固定部が、前記フレキシブル基板が理論的に正確な寸法値で決まる位置に対して、Xもしくは、Y方向にずれて形成されていることで、前記フレキシブル基板が、X、もしくはY方向に対して、位置調整可能なスペースを確保できる。
(13)前記凹部の内径は、前記凸部の外径に対して、前記凹部と前記凸部が相対移動可能に十分に大きいことを特徴とする上記(11)または(12)に記載の撮像装置である
上記(13)の構成によれば、前記凹部の大きさは、前記凸部の大きさに対して、十分に大きい形状になっていることで、位置調整可能なスペースを確保できる。
(14)前記凹部と前記凸部を嵌合させたとき、前記凹部は前記凸部に対して、前記X,Y,Zの全方向もしくは1方向以上に遊びを有しかつ非接触状態であることを特徴とする上記(11)または(12)に記載の撮像装置である
上記(14)の構成によれば、前記凹部と、前記凸部を組み付けると、前記凹部は、前記凸部に対して、X,Y,Zの全方向もしくは、1方向以上に、遊びを持ち非接触状態となっていることで、撮像素子の動作を最適な状態を維持することができる。
(15)前記凹部と前記凸部を嵌合させたとき、前記凹部は前記凸部に対して、X,Y,Zの全方向もしくは1方向以上に遊びを有しかつ非接触状態で前記位置調整機構を固定したことを特徴とする上記(11)または(12)に記載の撮像装置である
上記(15)の構成によれば、前記位置調整機構は、前記凹部と前記凸部とを、上記(14)で示した位置関係を維持したまま固定されてなることで、前記フレキシブル基板の処理回路と接続する側の端部を動かしても、撮像素子の動作が最適な状態を維持したまま、組み付けることが可能となる。
(16)前記位置調整機構の固定手段として、接着剤を用いたことを特徴とする上記(15)に記載の撮像装置である
上記(16)の構成によれば、前記固定手段として、接着剤を用いたことで、前記凸部と前記凹部の位置関係を保ったまま、固定することができる。
(17)前記凹部は、穴もしくはU字形の切欠きにより形成したことを特徴とする上記(11)乃至(16)のいずれか1項に記載の撮像装置である
上記(17)の構成によれば、前記凹部は、穴もしくはU字形の切欠きにより形成されていることで、前記位置調整可能な距離を、自由に設定することが可能となる。
(18)前記凸部は、ボスであることを特徴とする上記(11)乃至(17)のいずれか1項に記載の撮像装置である
上記(18)の構成によれば、前記凸部を、ボスにすることで、前記位置調整可能な距離を、自由に設定することが可能となり、かつ、新規部品を必要とせずに済む。
(19)前記撮像装置は、前記撮像装置本体に生じた手ぶれを検出し、この手ぶれの検出情報に基づいて、前記X−Y平面と前記Z軸との交点からの像の移動量を目標値として算出し、この目標値に基づいて手ぶれによる被写体の像の移動に前記撮像素子を追従移動させる手ぶれ補正機構を含むことを特徴とする上記(11)乃至(18)のいずれか1項に記載の撮像装置である
上記(19)の構成によれば、上記(11)〜(18)における撮像装置において、前記撮像装置は、前記撮像装置本体に生じた手ぶれを検出し、この手ぶれの検出情報に基づいて、前記X−Y平面と前記Z軸との交点からの像の移動量を目標値として算出し、この目標値に基づいて手ぶれによる被写体の像の移動に前記撮像素子を追従移動させる手ぶれ補正機構を含むことで、特に、撮像装置の手ぶれによる撮影を補償するために撮像素子を移動させる場合に撮像素子の動作が最適な状態を維持したまま適切な手ぶれ補正を実現することができる。
(20)前記手ぶれ補正機構は、前記撮像素子を搭載する載置ステージを有し、この載置ステージを前記X−Y平面に沿って移動させることにより、前記撮像素子を前記X−Y平面内で移動させることを特徴とする上記(19)に記載の撮像装置である
上記(20)の構成によれば、上記(19)の撮像装置において、前記手ぶれ補正機構は前記撮像素子を搭載する載置ステージを有し、この載置ステージを前記X−Y平面に沿って移動させて、前記撮像素子を前記X−Y平面内で移動させることにより、特に、撮像素子が載置ステージによって支持され、かつX−Y平面に沿って移動される場合に、効果的な撮像素子の駆動制御が可能となる。
また、本発明の電子機器は、上記撮像装置を有することを特徴とする。
上記撮像装置を有することで、特に、撮像装置を含む電子機器において、撮像素子の効
果的な駆動制御が可能となる。
本発明の撮像装置によれば、フレキシブル基板自身のたるみを無くし周囲の部品との干
渉を防ぐとともに、厚み方向のスペースを有効に使えて装置の薄型化が可能となる。
また、本発明の撮像装置によれば、撮像素子の移動時の反力を小さくすることや、装置
の調整範囲を大きく取ることが可能となる。
さらに、本発明の撮像装置によれば、特に、撮像装置の手ぶれによる撮影を補償するた
めに撮像素子を移動させる場合に、処理回路側との間で生じる反力を効果的に吸収して適
切な手ぶれ補正を実現することが出来る。
またさらに、本発明の撮像装置によれば、フレキシブル基板の位置調整機構を取り付けることで、撮像素子の動作が最適な状態を維持したまま、組み付けることが可能となる。
そして、本発明の電子機器によれば、撮像装置を含む電子機器において撮像素子の効果
的な駆動制御が可能となる。
以下、本発明の実施の形態に基づき、図面を参照して本発明に係る撮像装置を詳細に説
明する。
〔ディジタルカメラの一般的構成〕
図1〜図4は、本発明に係る撮像装置の実施の形態による手ぶれ補正機能を有するディ
ジタルカメラの構成を示している。図1は、ディジタルカメラの正面図、図2は、図1の
ディジタルカメラの背面図、図3は、図1のディジタルカメラの平面図、そして図4は、
図1のディジタルカメラのシステム構成の概要を模式的に示すブロック図である。
図1〜図3において、カメラボディの上面部分には、レリーズスイッチ(いわゆるシャ
ッタボタン)SW1、モードダイヤルSW2およびサブLCD(液晶ディスプレイ)1が
配設されている。
カメラボディの正面部分には、ストロボ発光部3、測距ユニット5およびリモコン(リ
モートコントローラ)受光部6が設けられている。光学ファインダ4は、対物面がこのカ
メラボディの正面部分に位置しており、鏡胴ユニット7も対物面を正面側に向けて設けら
れている。鏡胴ユニット7は、撮影レンズを内包している。
カメラボディの背面部分には、電源スイッチSW13、LCDモニタ10、AF(オー
トフォーカス)−LED(発光ダイオード)8、ストロボLED9、広角ズームスイッチ
SW3、望遠ズームスイッチSW4、セルフタイマスイッチSW5、メニュースイッチS
W6、上/ストロボスイッチSW7、右スイッチSW8、ディスプレイスイッチSW9、
下/マクロスイッチSW10、左/画像確認スイッチSW11、OKスイッチSW12お
よび手ぶれ補正スイッチSW14が設けられている。光学ファインダ4は、主要部分はカ
メラボディ内に収容されているが、その接眼面を背面部分に配置している。カメラボディ
の側面部分には、メモリカード/電池装填部の蓋2が設けられている。
これらの各部の一般的な機能および作用は良く知られているので、その詳細な説明は省
略することとし、次にカメラボディに収容されるディジタルカメラの内部の処理回路にお
けるシステム構成を説明する。
図4において、処理回路の演算処理装置としてのプロセッサ104は、ディジタルカメ
ラとしての各種の処理を行う。プロセッサ104は、A/D(アナログ/ディジタル)変
換器10411、第1のCCD信号処理ブロック1041、第2のCCD信号処理ブロッ
ク1042、CPU(中央処理ユニット)ブロック1043、ローカルSRAM(スタテ
ィックランダムアクセスメモリ)1044、USB(ユニバーサルシリアルバス)ブロッ
ク1045、シリアルブロック1046、JPEG−CODECブロック1047、リサ
イズブロック1048、TV信号表示ブロック1049およびメモリカードコントローラ
ブロック10410を有しており、これら各ブロックは、バスラインを介して相互に接続
されている。
プロセッサ104には、SDRAM(シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモ
リ)103がバスラインを介して接続されている。SDRAM103には、画像データに
ホワイトバランスやγ処理が施されただけのRGBの生データであるRAW−RGB画像
データ、YUVの輝度・色差データに変換されたYUV画像データおよびJPEG方式で
圧縮されたJPEG画像データ等の画像データが保存される。
プロセッサ104には、RAM(ランダムアクセスメモリ)107、内蔵メモリ120
およびROM(リードオンリメモリ)108がバスラインを介して接続されている。内蔵
メモリ120は、メモリカードスロット121にメモリカードMCが装着されていない場
合に撮影された画像データを格納するためのメモリであり、ROM108には、制御プロ
グラムおよびパラメータ等が書き込まれている。制御プログラムは、電源スイッチSW1
3がオンとされると、プロセッサ104のメインメモリ(RAM107、ローカルSRA
M1044であっても良いし、CPUブロック1043に内蔵されているメモリであって
も良い)にロードされ、プロセッサ104は、その制御プログラムに従って各部の動作を
制御する。この制御に伴って、制御データおよびパラメータ等が、RAM107等に一時
的に保存される。
鏡胴ユニット7は、ズームレンズ71aを備えるズーム光学系71、フォーカスレンズ
72aを備えるフォーカス光学系72、絞り73aを備える絞りユニット73およびメカ
ニカルシャッタ74aを備えるメカニカルシャッタユニット74を収容するレンズ鏡筒を
有している。
ズーム光学系71、フォーカス光学系72、絞りユニット73およびメカニカルシャッ
タユニット74は、ズームモータ71b、フォーカスモータ72b、絞りモータ73bお
よびメカニカルシャッタモータ74bによってそれぞれ駆動される。これら各モータは、
モータドライバ75によって駆動され、このモータドライバ75は、プロセッサ104の
CPUブロック1043によって制御される。
鏡胴ユニット7の各レンズ系によりCCD固体撮像素子101に被写体像が結像され、
CCD固体撮像素子101は、被写体像を画像信号に変換してF/E−IC(フロントエ
ンド集積回路)102に画像信号を出力する。F/E−IC102は、画像ノイズの除去
のために相関二重サンプリングを行うCDS(相関二重サンプリング)1021、自動利
得制御のためのAGC(自動利得制御)1022およびアナログ−ディジタル変換を行う
A/D変換部1023を有して構成されている。すなわち、F/E−IC102は、画像
信号に所定の処理を施し、アナログ画像信号をディジタル画像データに変換してプロセッ
サ104の第1のCCD信号処理ブロック1041に供給する。これらの信号制御処理は
、プロセッサ104の第1のCCD信号処理ブロック1041から出力される垂直同期信
号VD・水平同期信号HDによりTG(タイミングジェネレータ)1024を介して行わ
れる。TG1024は、垂直同期信号VD・水平同期信号HDに基づいて駆動タイミング
信号を生成する。
第1のCCD信号処理ブロック1041は、CCD固体撮像素子101からF/E−I
C102を経由して入力されたディジタル画像データに対するホワイトバランス調整設定
やガンマ調整設定を行うとともに、VD信号およびHD信号を出力する。第2のCCD信
号処理ブロック1042は、フィルタリング処理により輝度データ・色差データへの変換
を行う。CPUブロック1043は、リモコン受光部6や操作部SW1〜SW14から入
力される信号に基づき、ROM108に格納された制御プログラムに従って、モータドラ
イバ75やCCD固体撮像素子101等のような当該ディジタルカメラの各部の動作を制
御する。ローカルSRAM1044は、CPUブロック1043の制御に必要なデータ等
を一時的に保存する。USBブロック1045は、PC等の外部機器とUSBインタフェ
ースを用いた通信をするための処理を行う。シリアルブロック1046は、PC等の外部
機器とシリアル通信を行うための処理を行う。JPEG−CODECブロック1047は
、JPEG方式による圧縮・伸張を行う。リサイズブロック1048は、補間処理等を用
いて画像データのサイズを拡大/縮小する処理を行う。TV信号表示ブロック1049は
、画像データをLCDモニタ10やTV等の外部表示機器に表示するために画像データを
変換してビデオ信号を生成する処理を行う。メモリカードコントローラブロック1041
0は、撮影された画像データを記録するメモリカードMCの制御を行うプロセッサ104
のCPUブロック1043は、音声記録回路1151による音声記録動作をも制御する。
音声記録回路1151は、指令に応じて動作し、マイク(マイクロフォン)1153で検
出され電気信号に変換され、さらにマイクアンプ(マイクロフォン増幅器)1152で増
幅された音声信号を記録する。CPUブロック1043は、音声再生回路1161の動作
をも制御する。音声再生回路1161は、指令に応じて動作し、適宜メモリに記憶されて
いる音声信号をオーディオアンプ1162で増幅して、スピーカ1163から再生させる
。CPUブロック1043は、さらに、ストロボ回路114を制御してストロボ発光部3
から照明光を発光させる。また、CPUブロック1043は、測距ユニット5も制御して
被写体距離を測距させる。
CPUブロック1043は、サブCPU109にも接続され、サブCPU109は、L
CDドライバ111を介してサブLCD1による表示を制御する。サブCPU109は、
さらに、AF−LED8、ストロボLED9、リモコン受光部6、各種操作スイッチSW
1〜SW14を含む操作部およびブザー113に接続されている。
USBブロック1045は、USBコネクタ122に接続され、シリアルブロック10
46は、シリアルドライバ1231を介してRS−232Cコネクタ1232に接続され
ている。TV信号表示ブロック1049は、LCDドライバ117を介してLCDモニタ
10に接続されるとともに、TV信号表示ブロック1049から出力されたビデオ信号を
、例えば75Ωインピーダンスのビデオ出力に変換するためのビデオアンプ118を介し
てカメラをTVなどの外部表示機器に接続するためのビデオジャック119に接続されて
いる。メモリカードコントローラブロック10410は、メモリカードスロット121に
接続されていて、このメモリカードスロット121に装着されたメモリカードMCの読み
書きを制御する。
LCDドライバ117は、TV信号表示ブロック1049から出力されたビデオ信号を
LCDモニタ10に表示させる信号に変換してLCDモニタ10を駆動し表示を行わせる
。LCDモニタ10は、撮影前の被写体の状態監視、撮影画像の確認およびメモリカード
または内蔵メモリ120に記録された画像データの表示等に用いられる。
ディジタルカメラには、鏡胴ユニット7の一部を構成する固定筒(詳細は後述する)が
設けられている。この固定筒には、CCDステージ1251がX−Y方向に移動可能に設
けられている。CCD固体撮像素子101は、手ぶれ補正機構を構成するCCDステージ
1251に搭載されており、CCDステージ1251の詳細な機械的構造については、後
述する。
CCDステージ1251は、アクチュエータ1255によって駆動され、アクチュエー
タ1255は、ドライバ1254によって駆動制御される。そのドライバ1254は、コ
イルドライブMD1とコイルドライブMD2とから構成されている。そのドライバ125
4は、A/D(アナログ−ディジタル)変換器IC1に接続され、A/D変換器IC1は
、ROM108に接続されていて、ROM108からA/D変換器IC1に制御データが
供給される。
固定筒には、手ぶれ補正スイッチSW14がオフ、電源スイッチSW13がオフのとき
にCCDステージ1251を中央位置に保持する原点位置強制保持機構1263が設けら
れている。この原点位置強制保持機構1263は、アクチュエータとしてのステッピング
モータSTM1により制御され、ステッピングモータSTM1は、ドライバ1261によ
って駆動される。ドライバ1261にも、ROM108から制御データが入力される。
CCDステージ1251には、位置検出素子1252が取り付けられている。この位置
検出素子1252の検出出力は、アンプ1253に入力され、増幅されてA/D変換器1
0411に入力される。カメラボディ側には、ジャイロセンサ1241が設けられてX方
向とY方向との回転を検出可能としており、ジャイロセンサ1241の検出出力は、ロー
パスフィルタ機能を含むLPFアンプ1242を介してA/D変換器10411に入力さ
れる。
次に、図5を参照して、この実施の形態に係るディジタルカメラの一般的な動作の概要
を説明する。
モードダイヤルSW2を撮影モードに設定すると、カメラが撮影モードで起動される。
また、モードダイヤルSW2を再生モードに設定すると、カメラが再生モードで起動され
る。プロセッサ104は、モードダイヤルSW2のスイッチの状態が撮影モードであるか
、再生モードであるかを判断する(ステップS1)。
また、プロセッサ104は、モータドライバ75を制御し、鏡胴ユニット7のレンズ鏡
筒を撮影可能な位置に移動させる。さらに、プロセッサ104は、CCD固体撮像素子1
01、F/E−IC102およびLCDモニタ10等の各回路に電源を投入して動作を開
始させる。各回路の電源が投入されると、撮影モードの動作が開始される。
撮影モードでは、各レンズ系を通して撮像素子としてのCCD固体撮像素子101に入
射した光が光電変換されて、R(赤)、G(緑)およびB(青)のアナログ信号としてC
DS回路1021およびA/D変換器1023に送出される。A/D変換器1023は、
入力されたアナログ信号をディジタル信号に変換し、そのディジタル信号は、プロセッサ
104内の第2のCCD信号処理ブロック1042のYUV(輝度・色差信号)変換機能
によってYUVデータに変換され、フレームメモリとしてのSDRAM103に書き込ま
れる。
このYUV信号は、プロセッサ104のCPUブロック1043によって読み出され、
TV信号表示ブロック1049を介して外部のTVやLCDモニタ10へ送出され、撮像
画像の表示が行われる。この処理は、1/30秒間隔で行われ、1/30秒毎に更新され
る撮影モードにおける電子ファインダ表示となる。すなわち、モニタリング処理が実行さ
れる(ステップS2)。次に、モードダイヤルSW2の設定変更が行われたか否かを判断
し(ステップS3)、モードダイヤルSW2の設定がそのままの場合には、レリーズスイ
ッチSW1の操作に基づいて撮影処理が実行される(ステップS4)。
再生モードでは、プロセッサ104は、撮影済み画像をLCDモニタ10に表示させる
(ステップS5)。そして、プロセッサ104は、モードダイヤルSW2の設定が変更さ
れたか否かを判断し(ステップS6)、モードダイヤルSW2の設定が変更された場合に
は、ステップS1へ移行し、モードダイヤルSW2の設定がそのまま変更されていない場
合には、ステップS5を繰り返す。
〔手ぶれ補正の原理〕
図6は、手ぶれ補正の原理を説明するための説明図であって、(a)はディジタルカメ
ラが実線で示す手ぶれのない状態から破線で示すように傾いた状態を示し、(b)はその
ディジタルカメラの撮影レンズとCCD固体撮像素子101の撮像面との関係を示す部分
拡大図である。
カメラの手ぶれがない状態のとき、CCD固体撮像素子101の撮像面が位置P1、す
なわち、中央位置にあるとき、被写体の像が原点Oに投影されていたとする。ここで、手
ぶれによりカメラがθ(θx、θy)方向に傾いたとする。そうすると、撮像面は、P2の
位置に移動し、被写体の像はO′に移動する。そこで、撮像面の位置がP1となるように
、X方向にdx、Y方向にdyだけ撮像面を平行移動させることにより、被写体の像は元
の原点位置Oに戻ることになる。
〔手ぶれ補正機構の機械的な構成〕
図7は、固定筒の正面図、図8は、固定筒の縦断面図、図9は、固定筒の背面図である
。これら図7〜図9において、固定筒10は、箱形形状を呈し、その内側がレンズ鏡筒受
入用の収納空間とされている。固定筒10は、カメラボディ内に固定されて設けられ、撮
影光軸との位置関係が一定となるように設定されている。固定筒10の背面には、全体的
にほぼ矩形状を呈する板状のベース部材11が取り付けられている。その固定筒10の内
周壁には、ここではレンズ鏡筒を繰り出し/繰り入れるためのヘリコイド12が形成され
ている。固定筒10は、少なくとも2つの角部が切り欠かれ、一方の角部10aは後述す
るステッピングモータSTM1の取り付け部とされ、他方の角部10bは後述するフレキ
シブル基板200の折り曲げ箇所とされている。
CCDステージ1251は、ベース部材11に設けられている。このCCDステージ1
251は、図10に分解して示すように、おおむね、環枠形状のX方向ステージ13と、
矩形状のY方向ステージ14と、載置ステージ15とを有して構成されている。
X方向ステージ13は、ベース部材11に固定されている。このX方向ステージ13に
は、X方向に延びる一対のガイド軸13a、13bがY方向に間隔を開けて設けられてい
る。X方向ステージ13には、直方体形状の4個の永久磁石16a〜16dが配置されて
いる。この4個の永久磁石16a〜16dは、二個一対とされ、一対の永久磁石16a、
16bは、X−Y平面内でY方向に間隔を開けて平行に配置されている。この実施の形態
では、一対のガイド軸13a、13bが一対の永久磁石16a、16bを貫通する構成と
されているが、これに限定するものではなく一対のガイド軸13a、13bに並設して設
けられていても良い。一対の永久磁石16c、16dは、X−Y平面内でX方向に間隔を
開けて配置されている。
Y方向ステージ14は、Y方向に延びる一対のガイド軸14a、14bがX方向に間隔
を開けて設けられている。そのY方向ステージ14には、X方向に間隔を開けて対向する
二個一対の被支承部17a、17a′、17b、17b′がY方向に間隔を開けて形成さ
れている。各一対の被支承部(17a、17a′)、(17b、17b′)は、X方向ス
テージ13の一対のガイド軸13a、13bにそれぞれ可動可能に支承され、これにより
Y方向ステージ14がX方向に可動可能とされている。
CCD固体撮像素子101は、載置ステージ15に固定されている。載置ステージ15
は、X方向に張り出した一対のコイル取り付け板部15a、15bとY方向に張り出した
一対のコイル取り付け板部15c、15dとを有する。CCD固体撮像素子101は、そ
の載置ステージ15の中央に固定されている。載置ステージ15には、CCD固体撮像素
子101の撮像面と同じ側にY方向に間隔を開けて対向する二個一対の被支承部がX方向
に間隔を開けて形成され、各一対の被支承部は、Y方向ステージ14の一対のガイド軸1
4a、14bに可動可能に支承され、これにより載置ステージ15は、全体としてX−Y
方向に可動可能とされている。このため、X方向ステージ13およびY方向ステージ14
は、載置ステージ15をX−Y平面に沿って移動可能に保持し、案内ステージとして機能
する。また、X方向ステージ13は、固定筒10のベース部材11に設けられていること
から、本体ケース内で撮影光軸に対して固定されている。
CCD固体撮像素子101には、撮像面と反対側の面に保護板19が貼設されている。
保護板19には、その中央にテーパ形状の凹所19aが形成されている。この凹所19a
の機能については後述する。
一対のコイル取り付け板部15a、15bには、それぞれ偏平で且つ渦巻き状のコイル
部材COL1、COL1′が貼り付けられている。コイル部材COL1、COL1′は、
直列接続されている。一対の取り付け板部15c、15dには、それぞれ偏平で且つ渦巻
き状のコイル部材COL2、COL2′が貼り付けられている。コイル部材COL2、C
OL2′も同様に直列接続されている。
各コイル部材COL1、COL1′は、それぞれ各永久磁石16c、16dに対峙して
配置されている。各コイル部材COL2、COL2′は、それぞれ永久磁石16a、16
bに対峙して配置されている。一対のコイル部材COL1、COL1′は、X方向にCC
D固体撮像素子101を可動させるのに用いられ、一対のコイル部材COL2、COL2
′は、Y方向にCCD固体撮像素子101を可動させるのに用いられる。このため、この
実施の形態では、一対のコイル部材COL1、COL1′は、第1コイルとして機能し、
各永久磁石16c、16dは、第1永久磁石として機能し、一対のコイル部材COL2、
COL2′は、第2コイルとして機能し、各永久磁石16c、16dは、第2永久磁石と
して機能している。
コイル部材COL1、COL1′には、図9に示すように、各コイル部材COL1、C
OL1′をX方向に横断する方向に磁性材料からなる吸着棒35が設けられている。この
ため、各吸着棒35は、各コイル部材COL1、COL1′に対峙する各永久磁石16c
、16dにZ軸方向で対向し、X軸方向に沿ってCCD固体撮像素子101(撮像素子)
を介在させて対をなしている。この実施の形態では、各吸着棒35は、各コイル部材CO
L1、COL1′のほぼ中央を横断するように設けられている。
ここでは、位置検出素子1252にはホール素子が用いられ、一対のコイル取り付け板
部15a、15bの一方のコイル取り付け板部15bには、位置検出素子1252として
のホール素子1252aが設けられ、同様に一対のコイル取り付け板部15c、15dの
一方のコイル取り付け板部15dには、ホール素子1252bが設けられている。
そのCCD固体撮像素子101は、フレキシブル基板200を介してF/EIC102
(図4)に電気的に接続され、そのホール素子1252a、1252bは、フレキシブル
基板200を介してオペアンプ(オペレーショナルアンプ:演算増幅器)1253に電気
的に接続され、各コイル部材COL1、COL1′、COL2、COL2′は、コイルド
ライバ1254(図4)に電気的に接続されている。
原点位置強制保持機構1263(図4)は、図11および図12に拡大して示すように
、ステッピングモータSTM1を有する。このステッピングモータSTM1の駆動制御に
ついては、後述することとし、原点位置強制保持機構1263の機械的な構成を先行して
詳細に説明する。
ステッピングモータSTM1は、図7および図11に示すように固定筒10の角部10
aに設けられている。そのステッピングモータSTM1の出力軸20には、出力ギヤ21
が設けられている。固定筒10の角部10aには、回転運動を直線運動に変換する変換機
構22が設けられている。
この変換機構22は、回転伝達ギヤ23と往復動シャフト24と付勢コイルスプリング
25と強制押さえ板26とバネ受け部材27とから大略構成されている。固定筒10の角
部10aには、Z軸方向に間隔を開けて一対の支承部28、29が形成されている。支承
部28は、モータ取り付け板から構成されている。往復動シャフト24は、その支承部2
9とモータ取り付け板28との間に掛け渡されて支承されている。その回転伝達ギヤ23
は一対の支承部28、29の間に位置して、往復動シャフト24に回転可能に支承される
とともに、出力ギヤ21に噛合している。
その往復動シャフト24の一端側の部分は、支承部29を貫通してベース部材11の背
面側に達している。付勢コイルスプリング25は、バネ受け部材27と支承部29との間
に設けられ、往復動シャフト24は、その付勢コイルスプリング25により支承部28に
向けて付勢されている。往復動シャフト24には、回転伝達ギヤ23の軸穴端面と係合す
る段差部24aを有する。
その回転伝達ギヤ23には、その一方の端面部に図13(a)〜図13(e)に示すよ
うにカム溝31が形成されている。このカム溝31は、回転伝達ギヤ23の周回り方向に
延び、谷底平坦部31aと頂上平坦部31bとその谷底平坦部31aから頂上平坦部31
bに向かって連続的に傾斜する傾斜面部31cとから構成されている。その谷底平坦部3
1aと頂上平坦部31bとの間は、後述するカムピンが回転方向から衝合する衝合壁とし
ての絶壁31dとなっている。
その支承部28には、カムピン32が固定され、そのカムピン32の先端は、カム溝3
1に摺接されている。その絶壁31dから傾斜面部31cの傾斜開始位置31eまでの谷
底平坦部31aの回転方向の長さは、ステッピングモータSTM1の回転制御信号に換算
して2パルス分に相当する。
その傾斜面部の傾斜開始位置31eから頂上平坦部31bに通じる傾斜終端位置31f
までの傾斜面部31cの回転方向長さは、ステッピングモータSTM1の回転制御信号に
換算して30パルス分に相当する。
その傾斜終端位置31fから絶壁31dまでの間の頂上平坦部31bの回転方向長さは
、ステッピングモータSTM1の回転制御信号に換算して3パルス分に相当し、ステッピ
ングモータSTM1の35パルス分が回転伝達ギヤ23の1回転に対応し、回転伝達ギヤ
23の一回転により往復動シャフト24がZ軸方向に一往復される。
強制押さえ板26は、ベース部材11の背面側に設けられている。その強制押さえ板2
6は、図9に示すようにCCD固体撮像素子101の中心に向かって長く延びる構成とさ
れ、その強制押さえ板26の基端部26aは、往復動シャフト24の一端部に固定されて
いる。その強制押さえ板26の自由端部26bには、テーパ形状の押さえピン33が固定
されている。その強制押さえ板26の延びる方向途中には、ガイド軸26cが突出形成さ
れている。
ベース部材11には、位置決め突起11a、11bとコイル取り付け突起11cと係合
突起11dとが形成されている。コイル取り付け突起11cには、トーションばね34の
巻回部34aが取り付けられ、トーションばね34の一端部34bは、係合突起11dに
係合され、トーションばね34の他端部34cは、ガイド軸26cに係合されている。ベ
ース部材11には、ガイド軸26cをガイドするガイド穴(図示されていない)が形成さ
れている。
強制押さえ板26は、そのトーションばね34によって位置決め突起11aに当接され
つつ往復動シャフト24の往復動に伴ってベース部材11に対して離反接近する方向(Z
軸方向)に往復動される。そのガイド軸26cは、その強制押さえ板26の往復動を安定
した姿勢で行わせる役割を果たす。
押さえピン(嵌合突起)33は、凹所(嵌合穴)19aと嵌合することにより載置ステ
ージ15を機械的に原点位置に保持させる役割を果たし、図14(a)に拡大して示すよ
うに押さえピン33の周壁33aと保護板19の凹所周壁19bとが密接に嵌合した状態
がカムピン32のホールド待機位置に相当し、図14(b)に拡大して示すように押さえ
ピン33の周壁33aと保護板19の凹所周壁19bとが最大離間した状態がカムピン3
2のリリース待機位置に対応し、カムピン32のホールド待機位置は、載置ステージ15
の強制原点位置でもある。
〔フレキシブル基板の折り曲げ方〕
フレキシブル基板200は、図15〜図17に示すように、CCD接続部201、コイ
ル接続部202、位置検出素子接続部203、処理回路接続部204および延在連結部2
05とを有する。図15は、CCD接続部201の裏側からみたフレキシブル基板200
の展開図であり、図16は、図15のフレキシブル基板200の折り曲げ方を説明するた
めの図である。
CCD接続部201は、明確には示していないが、CCD固体撮像素子101の接続ピ
ンに対応する接続パターン部分、保護板19の凹所19aに対応する貫通孔201a等を
有する。また、コイル接続部202には、各コイル部材COL1、COL1´COL2、
COL2´(以下「各コイル部材COL」とも称することとする)と電気的に接続可能な
接続パターン部分が設けられ、また、位置検出素子接続部203には、位置検出素子12
52と電気的に接続可能な接続パターン部分がそれぞれ設けられている。処理回路接続部
204は、F/E−IC102、オペアンプ1253およびコイルドライバ1254に電
気的に接続される接続パターン部分を有し、これにより、ディジタルカメラシステムの処
理回路は、延在連結部205を介して、CCD接続部201、コイル接続部202および
位置検出素子接続部203と電気的に接続される。
延在連結部205は、図15〜図16に示すように、本実施の形態では、第1の延在連
結部206と、第2の延在連結部207との二股に分かれて構成されている。第2の延在
連結部207は、図16に示す直線aおよび直線bに沿って折り曲げると第1の延在連結
部206に重なる形状とされている。第2の延在連結部207は、裏表を逆にすると第1
の延在連結部206と同様の構成であるので、その詳細な説明は省略する。
図15において、第1の延在連結部206は、CCD接続部201側から順次、第1延
在部208と、第2延在部209と、第3延在部210と、第4延在部211と、第5延
在部212と、第6延在部213とを有する。第1延在部208は、組み付け時にCCD
固体撮像素子101の裏面に配置されるCCD接続部201から、X軸方向およびY軸方
向に対してほぼ45度の傾斜をなす方向(角部10bへ向かう方向)に延びている。第2
延在部209は、第1延在部208からほぼ45度の角度をなしてX軸方向に沿って直線
状に延びている。第3延在部210は、全体に扇状を呈し、頂角がほぼ90度とされてお
り、幅寸法を変更することなく第2延在部209と第4延在部211とを繋いでいる。第
4延在部211は、長さ寸法が第2延在部209と等しく形成されており、第2延在部2
09と直交する方向に、すなわちY軸方向に沿って延びている。第5延在部212は、全
体に扇状を呈し、頂角がほぼ45度とされており、幅寸法をほとんど変えることなく第4
延在部211と第6延在部213とを繋いでいる。この第6延在部213が、処理回路接
続部204連結されている。
〔フレキシブル基板の取り付け〕
次に、フレキシブル基板200の取り付け方について説明する。
CCD接続部201の接続パターン部分をCCD固体撮像素子101の接続ピンに一致
させ、且つ貫通孔201aを凹所19a(図10)に対応させた位置で、フレキシブル基
板200を保護板19側からCCDステージ1251に取り付ける。
図16に示す折り線aおよび折り線bを折目として、図16で谷折りで180度折り曲
げ、図17に示すように第2の延在連結部207を第1の延在連結部206上に折り重ね
る。折り線cを折目として図17で谷折りで180度折り曲げ、位置検出素子接続部20
3をCCD接続部201上に折り重ね、位置検出素子接続部203と位置検出素子125
2とを電気的に接続する。折り線dを折目として、図17で谷折りで180度折り曲げ、
コイル接続部202をCCD接続部201上に折り重ね、コイル接続部202を各コイル
部材COLと電気的に接続する。このようにして、フレキシブル基板200は、CCDス
テージ1251に取り付けられ、ベース部材11上のX−Y平面内に位置される。
次に、図9(b)、図11、図18および図19に示すように、第2延在部209が固
定筒10の角部10bでY−Z平面(図18参照)に沿って延在するように、図17にお
ける折り線eに沿ってほぼ直角に山折りで折り曲げる。さらに第3延在部210がベース
部材11からZ軸に沿ってレンズ鏡筒側に変位したX−Y平面内に、且つ第2延在部20
9よりも固定筒10側に延在するように、折り線fに沿ってほぼ直角に山折りで折り曲げ
られる。次に、第4延在部211が固定筒10の角部10b近傍でX−Z平面(図18参
照)に沿って延在するように、折り線gに沿ってほぼ直角に谷折りで折り曲げられる。さ
らに、第5延在部212がベース部材11からZ軸に沿ってレンズ鏡筒側にさらに変位し
たX−Y平面内に、且つ第4延在部211よりも固定筒10側に延在するように、折り線
hに沿ってほぼ直角に谷折りで折り曲げられる。そして、第6延在部213が固定筒10
の角部10bに近接して、この角部10bにほぼ平行に延在するように、折り線iに沿っ
てほぼ直角に谷折りで折り曲げられる。折り線iに沿う折り曲げにより形成された第6延
在部213から固定筒10の周面に沿うように湾曲し、X−Z平面(図18参照)にほぼ
平行な面を形成して処理回路接続部204が連結される。処理回路接続部204の先端部
は、ベース部材11とほぼ同一平面近傍にてZ軸から離れる方向に湾曲されてベース部材
11とほぼ同一平面を形成し、処理回路接続部204がF/EIC102、オペアンプ1
253およびコイルドライバ1254等が搭載されたプリント配線基板PCBに電気的に
接続されている。
〔フレキシブル基板位置決め部材〕
図20は、本発明の撮像装置におけるフレキシブル基板位置決め部材の構成を示す概略
図である。
撮像装置301は、撮像素子101を移動可能にするように支持する可動部303が備
えられている。可動部303は、2つの枠304と、4本の軸305とから構成されてい
る。撮像素子101は、フレキシブル基板200を介して不図示の演算処理装置とつなが
っており、撮像素子101からの信号が伝達される。フレキシブル基板200は、屈曲部
308と、第1の可撓部309と、第2の可撓部310とを有し、フレキシブル基板位置
決め部材307によって位置決めされる。
フレキシブル基板位置決め部材307にはプラスチック樹脂、セラミック、金属など従
来公知の材料を利用することができる。金属としては、SUS材、バネ材、等が耐久性や
耐腐食性等に優れることから好ましく用いられる。
また、フレキシブル基板位置決め部材307の形状は薄い板状が好ましい。
本実施の形態においてはSUS材からなる薄い板金が用いられている。
図21は、本発明の撮像装置の撮像状態の断面図を示す。撮像状態では、撮影レンズ3
13を有する移動枠312が、撮像素子101や電装部品314等を有する固定枠311
からから離れた位置に配置される。
図22は、本発明の撮像装置の収納状態の断面図を示す。収納状態では、撮影レンズ3
13を有する移動枠312が、撮像素子101や電装部品314等を有する固定枠311
に収納された状態に配置される。
図23は、本発明の撮像装置の構成を示す概略図であって、図20の裏側から見た構成
を示す。
撮像素子2と、撮像素子2からの信号を処理する演算処理装置315とは、フレキシブ
ル基板200を介してつながっている。フレキシブル基板200とフレキシブル基板位置
決め部材307は、両面テープ316で固定されている。また連結部317で、フレキシ
ブル基板位置決め部材307と、可動部303とが連結されている。
図24は、図23における連結部317の部分を拡大し、フレキシブル基板位置決め部
材307と可動部303とが連結される前の状態の連結部317の構成を示す概略図であ
る。
可動部303には凸部318が、また、フレキシブル基板位置決め部材307には凹部
319がそれぞれ形成されている。
図25は、図23における連結部317の部分を拡大し、フレキシブル基板位置決め部
材307と可動部303とが連結されている状態の連結部317の構成を示す概略図のX
Y平面図である。
可動部303の凸部318と、フレキシブル位置決め部材307の凹部319とは遊び
320を持って連結されているためX、Y方向に調整可能となっている。
また、可動部303が凹部を有し、フレキシブル基板位置決め部材307が凸部を有す
る構成であっても良い。
図26は、フレキシブル基板位置決め部材307と可動部303とが連結されている状
態の連結部310の構成を示す概略図のX方向断面図である。
可動部303の凸部318は円弧形状部分である円筒部321を有し、連結された状態
で円筒部321上に基板位置決め部材307が乗る格好となることで線接触し、可動部3
03とフレキシブル位置決め部材307とは、領域322において回転自由に支持される
図27は、本発明の撮像装置において、可動部303とフレキシブル基材位置決め部材
307を固定した状態の他の実施の形態の例を示す概略図である。本例においては、連結
部317は接着剤323を用いて固定するが、両面テープを用いて接着しても良い。
〔手ぶれ補正機構の保持制御回路〕
ステッピングモータSTM1は、図28に示す保持制御回路によって制御される。その
ステッピングモータSTM1は、二相制御構成とされ、第1コイルSTMC′の各端末は
、出力線40a、40a′を介してモータドライバMD3に接続されている。第2コイル
STMC”の各端末は、出力線40b、40b′を介してモータドライバMD3に接続さ
れている。出力線40aには、電流制限用抵抗R18が介挿され、出力線40bには電流
制限用抵抗R19が介挿されている。その出力線40aと出力線40a′との間には、コ
ンデンサC7が介挿され、出力線40bと出力線40b′との間には、コンデンサC8が
介挿されている。
そのモータドライバMD3には、プロセッサ104のポートIN1、IN2から保持制
御信号が入力されるとともに、プロセッサ104のポートENAにはイネーブル信号が入
力され、モータドライブMD3は、この保持制御信号、イネーブル信号に基づいてステッ
ピングモータSTM1への通電制御を行っている。
図29は、その保持制御回路の動作を説明するためのフローチャートであり、リセット
処理と、リリース処理と、保持処理との三段階の処理動作からなっている。
ディジタルカメラの電源スイッチSW13をオンすると、プロセッサ104の制御によ
り、リセット処理がまず最初に実行される(ステップS11)。このリセット処理では、
プロセッサ104の制御により、200pps(パルス/秒)の緩やかな速度でステッピ
ングモータSTM1が反時計方向に2パルス分回転駆動される。ついで、1000pps
の早い速度でステッピングモータSTM1が反時計方向に33パルス分回転駆動される。
そして、最後に、200ppsの緩やかな速度でステッピングモータSTM1が時計方向
に2パルス分回転駆動される。
カムピン32がカム溝31の回転方向いずれの位置にあっても、反時計方向に35パル
ス分ほどステッピングモータSTM1を回転させることによりカムピン32がカム溝31
の絶壁31dに物理的に当接する。
この当接位置から時計方向にステッピングモータSTM1を2パルス分駆動させると、
カムピン32がカム溝31の傾斜開始位置31eにセットされる(図13(e)参照)。
このカムピン32がカム溝31の傾斜開始位置31eにセットされた状態がリセット位
置であり、CCD固体撮像素子101が原点位置Oに強制保持されている状態に対応して
いる。この原点位置Oは、載置ステージ15の可動範囲の中央位置でもある。この電源オ
ンからリセット完了までの所要時間は約53msec(ミリ秒)である。
この手ぶれ補正機構では、ここでは、手ぶれ補正スイッチSW14をオンとすることに
より手ぶれ補正を実行し、手ぶれ補正スイッチSW14をオフとするかまたは撮影が完了
すると同時に手ぶれ補正実行を解除する構成となっている。
手ぶれ補正スイッチSW14がオンとされると、プロセッサ104の制御によりリリー
ス処理が実行される(ステップS12)。このリリース処理では、まず、200ppsの
緩やかな速度でステッピングモータSTM1が時計方向に2パルス分回転駆動され、つい
で、1000ppsの早い回転速度で時計方向に28パルス分回転駆動され、その後、ス
テッピングモータSTM1への通電が5msecの間保持される。ついで、モータドライ
ブMD1によりステッピングモータSTM1への通電が停止される。
このリリース処理により、カムピン32は、カム溝31の傾斜終端位置31fに位置さ
れる(図13(d)参照)。この傾斜開始位置31eから傾斜終端位置31fまでへの所
要時間は、約43msecである。すなわち、カムピン32がホールド待機位置からリリ
ース待機位置に移動するのに要する所要時間は、約43msecである。このリリース待
機位置で、手ぶれ制御が実行される。
次に、手ぶれ補正スイッチSW14がオフとされるかまたは撮影が実行されると、プロ
セッサ104は、保持処理を実行する(ステップS13)。この保持処理では、プロセッ
サ104の制御により、200ppsの緩やかな速度でステッピングモータSTM1が時
計方向に2パルス分回転駆動され、その後、1000ppsの早い速度で時計方向に3パ
ルス分回転駆動される。これにより、カムピン32は、カム溝31の頂上平坦部31bを
通過して谷底平坦部31aに降下し、谷底平坦部31aに当接する。その後、ステッピン
グモータSTM1への通電が、5msecの間保持される。
ついで、モータドライブMD1によりステッピングモータSTM1への通電が停止され
る。これにより、カムピン32は、カム溝31の傾斜開始位置31eにセットされ、CC
D固体撮像素子101の中央位置が保持される。電源がオンとなっている間は、いったん
リセット処理が実行された場合、このリリース処理と保持待機処理とが実行される。なお
、このリリース待機位置から保持待機位置へ移動するのに要する時間は、約18msec
である。
この手ぶれ補正機構によれば、強制押さえ板26に形成した押圧ピン33により強制的
にCCD固体撮像素子101の載置ステージ15を中央位置に保持する構成であるので、
載置ステージ15の原点位置への保持を持続させるための通電制御が不要となり、手ぶれ
補正機構を動作させた場合でもその電力消耗の低減を図ることができる。
〔手ぶれ検出回路の回路構成〕
図30は、手ぶれ検出回路の回路構成を示す図である。この手ぶれ検出回路は、X方向
の回転を検出するX方向回転検出部と、Y方向の回転を検出するY方向回転検出部とから
構成されている。
X方向回転検出部は、例えば圧電振動ジャイロセンサS1Bを有し、圧電振動ジャイロ
センサS1Bの第1端子は、コンデンサC13を介してアースされている。圧電振動ジャ
イロセンサS1Bの第2端子は、接続線42の途中に設けられたコンデンサC10を介し
てオペアンプOP3の非反転入力端子(+)に接続されている。圧電振動ジャイロセンサ
S1Bの第3端子は、接続線43の途中に設けられた抵抗R23を介してオペアンプOP
3の反転入力端子(−)に接続されている。
圧電振動ジャイロセンサS1Bの第4端子は、アースに接続されるとともにコンデンサ
C11を介して接続線43に接続されている。オペアンプOP3の非反転入力端子(+)
は、抵抗R20を介して接続線43に接続されている。接続線42と接続線43との間に
は、抵抗R20と並列に抵抗R21とアナログスイッチASW1との直列回路が接続され
ている。
オペアンプOP3の出力端子は、コンデンサC12を介してオペアンプOP3の反転入
力端子(−)に接続されている。そのコンデンサC12には、これと並列に抵抗R22が
接続されている。そのコンデンサC10と抵抗R20とは、ハイパスフィルタHPF1を
構成し、そのコンデンサC12と抵抗R22とは、ローパスフィルタLPF1を構成して
いる。オペアンプOP3は、圧電振動ジャイロセンサS1Bの出力を増幅して、オペアン
プOP3の出力端子からX方向検出信号OUT1を出力する。
Y方向回転検出部は、圧電振動ジャイロセンサS2Aを有し、圧電振動ジャイロセンサ
S2Aの第1端子は、コンデンサC17を介してアースされている。圧電振動ジャイロセ
ンサS2Aの第2端子は、接続線44の途中に設けられたコンデンサC14を介してオペ
アンプOP4の非反転入力端子(+)に接続されている。圧電振動ジャイロセンサS2A
の第3端子は、接続線45の途中に設けられた抵抗R26を介してオペアンプOP4の反
転入力端子(−)に接続されている。圧電振動ジャイロセンサS2Aの第4端子は、アー
スに接続されるとともにコンデンサC15を介して接続線45に接続されている。
オペアンプOP4の非反転入力端子(+)は、抵抗R24を介して接続線45に接続さ
れている。接続線44と接続線45との間には、抵抗R24と並列に抵抗R25とアナロ
グスイッチASW2とからなる直列回路が接続されている。オペアンプOP4の出力端子
は、コンデンサC16を介してオペアンプOP4の反転入力端子(−)に接続されている
そのコンデンサC16には、これと並列に抵抗R27が接続されている。そのコンデン
サC14と抵抗R24とは、ハイパスフィルタHPF2を構成し、そのコンデンサC16
と抵抗R27とは、ローパスフィルタLPF2を構成している。オペアンプOP4は、圧
電振動ジャイロセンサS2Aの出力を増幅して、オペアンプOP4の出力端子からX方向
検出信号OUT2を出力する。
アナログスイッチASW1、ASW2には、信号線46を介して切り替え制御信号SW
C1が入力される。このアナログスイッチASW1、ASW2は、ハイパスフィルタHP
F1、HPF2の応答速度を早くするためにコンデンサC11、C15の充電を早める機
能を有し、プロセッサ104は、電源オン後一定時間切り替え制御信号SWC1をアナロ
グスイッチASW1、ASW2に出力し、これにより、アナログスイッチASW1、AS
W2が一定時間オンされる。ジャイロセンサS1B、S2Aの検出出力OUT1、OUT
2は、T秒ごとにA/D変換器10411に読み込まれる。
ここで、
ωyaw(t)…YAW方向の瞬間角速度
ωpitch(t)…PITCH方向の瞬間角速度
θyaw(t)…YAW方向の変化角度
θpitch(t)…PITCH方向の変化角度
Dyaw(t)…YAW方向の回転に対応して像がX方向に移動する量
Dpitch(t)…PITCH方向の回転に対応して像がY方向に移動する量
とすると、
θyaw(t)=Σωyaw(i)・T
θpitch(t)=Σωpitch(i)・T
の関係式により、θyaw(t)、θpitch(t)が求まる。
また、ズームポイントzp、フォーカスポイントfpとから焦点距離fが決定され、Y
AW方向の回転に対応して像が移動する量Dyaw(t)、PITCH方向の回転に対応し
て像が移動する量Dpitch(t)とYAW方向の変化角度θyaw(t)、PITCH方向の
変化角度θpitch(t)との間には、
Dyaw(t)=f*tan(θyaw(t)) …(i)
Dpitch(t)=f*tan(θpitch(t))…(ii)
すなわち、YAW方向の回転に対応して像がX方向に移動する量Dyaw(t)、PIT
CH方向の回転に対応して像がY方向に移動する量Dpitch(t)がCCD固体撮像素子
101をX−Y方向に移動させるべき量に対応する。
手ぶれによりYAW方向の回転変位とPITCH方向の回転変位とがあるときには、C
CDの目標位置を上記(i)、(ii)式によって算出し、位置検出素子1252により検
出された実際のCCD固体撮像素子101のX−Y方向の位置と目標値との差がなくなる
ように、載置ステージ15を駆動する。この制御は、T秒間隔で行われる。
なお、ジャイロセンサS1B、S2Aの検出出力が「0」のときは、カメラ本体の並進
運動変位Xdに追従してCCD固体撮像素子101が並進変位されるように、載置ステー
ジ15が制御される。
〔手ぶれ補正制御回路〕
図31は、手ぶれ補正制御回路の一例を示すブロック図である。この手ぶれ補正制御回
路は、フィードバック回路50と位置対応電圧設定回路51とから概略構成されている。
ホール素子H1、H2は、位置対応電圧設定回路51の一部を構成している。そのホー
ル素子(1252a)H1には、一定の電圧Vh1−が印加されている。ホール素子H1
の一端子は、抵抗R2を介してオペアンプOP1の反転入力端子(−)に接続されている
。ホール素子H1の他端子は、抵抗R3を介してオペアンプOP1の非反転入力端子(+
)に接続されている。
オペアンプOP1の出力端子は、抵抗R5を介してプロセッサ104の入力ポートL1
に接続されている。オペアンプOP1の出力端子は、抵抗R1を介してオペアンプOP1
の反転入力端子(−)に接続されている。また、抵抗R5と入力ポートL1との接続点は

コンデンサC1を介してアースされている。
ホール素子(1252b)H2には、一定の電圧Vh2−が印加されている。ホール素
子H2の一端子は、抵抗R7を介してオペアンプOP2の反転入力端子(−)に接続され
ている。ホール素子H2の他端子は、抵抗R8を介してオペアンプOP2の非反転入力端
子(+)に接続されている。
オペアンプOP2の出力端子は、抵抗R9を介してプロセッサ104の入力ポートL2
に接続されている。オペアンプOP2の出力端子は、抵抗R6を介してオペアンプOP2
の−端子に接続されている。また、抵抗R9と入力ポートL2との接続点は、コンデンサ
C2を介してアースされている。
プロセッサ104の出力ポートL3は、位置対応電圧設定回路51の一部を構成するD
/A変換回路IC2に接続され、プロセッサ104の出力ポートL4、L6は、D/A変
換回路IC2とD/A変換回路IC1とに接続されている。プロセッサ104の出力ポー
トL5は、D/A変換回路IC1に接続されている。
そのD/A変換回路IC2には、2本の出力線61、62が接続され、一方の出力線6
1は、抵抗R4を介してオペアンプOP1の非反転入力端子(+)に入力されている。他
方の出力線62は、抵抗R10を介してオペアンプOP2の非反転入力端子(+)に入力
されている。
そのD/A変換回路IC2には、出力ポートL3からのチップセレクタ信号DI、出力
ポートL4からクロック信号SCLK、出力ポートL6から補正用ディジタルデータDI
Nが入力され、D/A変換回路IC2は、補正用ディジタルデータをディジタルアナログ
変換する機能を有する。
D/A変換回路IC1は、フィードバック回路50の一部を構成している。そのD/A
変換回路IC1には、1本の共通線63と2本の出力線64、65とが接続されている。
共通線63は、コイルドライブ回路MD1とコイルドライブ回路MD2とに接続されてい
る。出力線64は、抵抗R14を介してコイルドライブ回路MD1の入力端子L7に接続
されている。出力線65は、抵抗R15を介してコイルドライブ回路MD2の入力端子L
8に接続されている。
抵抗R14と入力端子L7との接続点は、コンデンサC3を介してコイルドライブ回路
MD1のアース端子ER1に接続されている。抵抗R15と入力端子L8との接続点は、
コンデンサC4を介してコイルドライブ回路MD2のアース端子ER2に接続されている
共通線63は、抵抗R12および抵抗R11を介して電源Vccに接続され、この接続
点は、抵抗R13を介してアースされている。
そのコイルドライブ回路MD1、MD2には、プロセッサ104からのコントロール信
号CONT1が共に入力される。そのコイルドライブ回路MD1の出力端子には、抵抗R
16を介してコイルCOL1”(コイル部材COL1とコイル部材COL1′との直列接
続体をいう)が接続され、その抵抗R16とコイルCOL1”との直列回路に平行にコン
デンサC5が接続されている。そのコイルドライブ回路MD2の出力端子には、抵抗R1
7を介してコイルCOL2”(コイル部材COL2とコイル部材COL2′との直列接続
体をいう)が接続され、その抵抗R17とコイルCOL2”との直列回路に平行にコンデ
ンサC6が接続されている。そのコイルCOL1”は、載置ステージ15をX方向に可動
させ、そのコイルCOL2”は、載置ステージ15をY方向に駆動させるのに用いられる
ここで、各ホール素子H1、H2に所定電圧Vh1−、Vh2−を印加し、ジャイロセ
ンサS1B、S2Aの検出出力が0で且つCCD固体撮像素子101が可動範囲の中心位
置(原点)に存在するときのホール素子H1、H2の検出出力電圧値を、Vh1、Vh2
とする。その際のプロセッサ104の各入力ポートL1、L2のアナログ出力電圧値を、
V1ADin、V2ADinとする。この出力電圧値V1ADin、V2ADinを実際
に測定する。
この出力電圧値(実測値)V1ADin、V2ADinは、マグネット(永久磁石)1
6a〜16dとホール素子H1、H2とのメカニカルな位置関係に関する組み立て誤差要
因、載置ステージ15に対するホール素子H1、H2の取り付け位置とコイルCOL1”
、COL2”の取り付け位置との組み立て誤差要因等に基づいてばらついている。また、
ホール素子H1、H2それ自体の特性によってもばらついている。
従って、何らの補正も行わないものとすると、ホール素子H1、H2の原点位置に対応
する検出値が各カメラ毎にばらつくことになり、正確な手ぶれ補正を行うことができない
ことになる。
そこで、補正前の出力電圧値V1ADin、V2ADinが一定電圧値(設定基準電圧
値)となるように、A/D変換器IC2から各オペアンプOP1、OP2に入力される補
正電圧Vr1′、Vr2′を設定する。すなわち、CCD固体撮像素子101が原点位置
に存在し、CCD固体撮像素子101の非制御時(コイルCOL1”、COL2”への非
通電時)の出力電圧値(検出値)V1ADin、V2ADinのばらつきを補正するため
に、補正電圧Vr1′、Vr2′を設定する。
ここでは、オペアンプOP1、OP2の動作可能範囲電圧のほぼ中心の値、例えば1.
7ボルトが設定基準電圧値になるように設定するために、プロセッサ104は、以下に説
明する演算を行う。
ここでは、説明の便宜のため、R2=R3=R7=R8、R1=R4=R10=R6と
仮定するが、これに限るものではない。
各抵抗をR2=R3=R7=R8、R1=R4=R10=R6と仮定した条件のもとで
は、
V1ADin=R1/R2*((Vh1+)−(Vh1−))+Vr1′
V2ADin=R1/R2*((Vh2+)−(Vh2−))+Vr2′
の関係式が成立する。
プロセッサ104は、この関係式に基づいて、補正電圧Vr1′、Vr2′を演算によ
り求める。これにより、CCD固体撮像素子101の原点位置におけるホール素子H1、
H2の検出値がマグネット(永久磁石)16a〜16dとホール素子H1、H2とのメカ
ニカルな位置関係に関する組み立て誤差要因、載置ステージ15に対するホール素子H1
、H2の取り付け位置とコイルCOL1”、COL2”の取り付け位置との組み立て誤差
要因等に基づいてばらついても一定となる。
プロセッサ104は、そのD/A変換回路IC2と共に、ホール素子H1、H2の検出
値のばらつき如何にかかわらず検出値を設定基準電圧値に設定するための補正値を出力す
るばらつき補正回路の一部を構成し、さらには、設定基準電圧値を演算により求める補正
値演算手段として機能する。
この初期設定は、図32のフローチャートに示すように、カメラの組み立て工場におけ
る最終検査である出荷時に設定する(ステップS21〜ステップS23参照)。
実際の制御は、図33のフローチャートに示すように、プロセッサ104が手ぶれ検出
回路の検出出力OUT1、OUT2に基づき演算により得られた制御目標値を読み込み(
ステップS31)、次に、ホール素子H1、H2により得られた実際の位置対応電圧値V
1ADin、V2ADinをプロセッサ104が読み込み(ステップS32)、これらに
よりプロセッサ104が制御目標値と位置対応電圧値V1ADin、V2ADinとの差
を演算する(ステップS33)。
プロセッサ104は、この差分出力に基づいてディジタルアナログ変換回路IC1へ制
御データを出力する。ディジタルアナログ変換回路IC1は、その制御データに対応する
制御電圧Vdac1、Vdac2を出力する(ステップS34)。この制御電圧Vdac1、Vdac2は
、コイルドライブ回路MD1、MD2に入力される。コイルドライブ回路MD1、MD2
は、各コイルCOL1”、COL2”にそれぞれ駆動電圧Vout1、Vout2を出力する。
その駆動電圧Vout1、Vout2は、分圧電圧をVrとして、
Vout1=(Vdac1−Vr)*K
Vout2=(Vdac2−Vr)*K
により設定される。
ここで、符号Kは、分圧電圧Vrに基づく比例定数である。
CCD固体撮像素子101は、マグネット16a〜16dとコイルCOL1”、COL
2”との磁界により吸引反発されて可動され、駆動電圧Vout1、Vout2が「正電圧」か「
負電圧」であるか否かによって、その可動方向が制御される。これにより、そのホール素
子H1、H2の検出値が変化する。この検出値の変化に対応して位置対応電圧値V1AD
in、V2ADinが変化し、この位置対応電圧値がプロセッサ104にフィードバック
されるため、手ぶれ検出回路の検出出力値により制御目標値が変化した場合でも、CCD
固体撮像素子101を迅速に目標位置に追従移動させることができる(ステップS35)
。そして、撮影が完了すると制御が終了する(ステップS36)。
〔変形例〕
図34は、フィードバック回路50の変形例を示す回路図であって、ここでは、プロセ
ッサ104がコイルドライバMD4をPWM(パルス幅変調)制御によって駆動制御する
ことにより、コイルCOL1”、COL2”への通電制御が行われるようになっている。
すなわち、そのコイルドライバMD4には、正方向信号CON1と逆方向信号CON2
とが入力されるとともに、パルス電圧Vin1とパルス電圧Vin2とが入力され、パルス信号
のハイレベルの持続時間が長くなるほどコイルCOL1”、COL2”への通電電圧が高
くなる。
〔手ぶれ補正機構オンによる撮影の詳細〕
図35に示すように、手ぶれ補正スイッチSW14をオンすると(ステップS41)、
ジャイロセンサS1B、S2Aの電源がオンされる(ステップS42)。レリーズスイッ
チSW1を押下して第1段押下が完了すると(ステップS43)、オートフォーカス動作
(合焦動作)が開始されると同時に、載置ステージ15のメカニカルな強制固定が解除さ
れ、コイルCOL1”、COL2”への通電によるCCD中央保持制御が開始される(ス
テップS44)。
次に、カメラ振動によるモニタリング処理が開始される(ステップS45)。プロセッ
サ104は、レリーズスイッチSW1の第1段押下が続行されているか否かを判断し(ス
テップS46)、レリーズスイッチSW1の第1段押下が継続されている場合には、レリ
ーズスイッチSW1の第2段押下が実行されたか否かを判断する(ステップS47)。レ
リーズスイッチSW1の第1段押下が解除された場合には、ステップS43に戻り、レリ
ーズスイッチSW1の第2段押下がされていない場合にはステップS46に戻る。
レリーズスイッチSW1の第2段押下が完了した場合には、CCD固体撮像素子101
が像の移動方向に追従を開始し(ステップS48)、次に露光が行われ(ステップS49
)、露光の終了(ステップS50)とともに、CCD固体撮像素子101の追従が停止さ
れ、載置ステージ15がコイルCOL1”、COL2”への通電制御により原点位置に復
帰され(ステップS51)、載置ステージ15が原点位置に復帰したか否かが判断され(
ステップS52)、CCDメカニカルに原点位置に強制固定される(ステップS53)。
このレリーズスイッチSW1の操作タイミングには、二つの態様が考えられる。
図36は、レリーズスイッチSW1の二段押しの場合の手ぶれ補正処理のタイミングチ
ャートである。ここで、二段押しとは、レリーズスイッチSW1の第1段の押下操作から
第2段の押下操作までの間に不連続性を有するレリーズ操作を言う。例えば、第1段の押
下後、シャッタチャンスをうかがって第2段の露光開始動作に移行する撮影動作を言う。
レリーズスイッチSW1の第1段を押下すると、ディジタルカメラの合焦動作が開始さ
れる。原点位置強制保持機構1263は、この状態ではまだ載置ステージ15の強制保持
を解除していない。コイルCOL1”、COL2”は、非通電状態にある。また、載置ス
テージ15は、メカニカルに中央位置に固定保持されている状態にある。LCDモニタ1
0には、被写体画像が表示されている状態にある。
合焦動作が完了すると、プロセッサ104は、原点位置強制保持機構1263のステッ
ピングモータSTM1への通電を開始し、これにより載置ステージ15のメカニカルな強
制保持解除が実行される。それと同時に、コイルCOL1”、COL2”への通電が開始
され、コイルCOL1”、COL2”への通電制御により、レリーズスイッチSW1の第
1段押し動作中(レリーズ1)の手ぶれ補正処理が実行される。レリーズスイッチSW2
の第2段押し(レリーズ2)が行われると、載置ステージ15がコイルCOL1”、CO
L2”への通電制御によりいったん中央位置に戻された後、間をあけてLCDモニタ10
が消灯され、被写体画像を表示しない状態となる。
ついで、静止画露光が開始されるとともに、載置ステージ15が手ぶれに基づく像の移
動に追従制御される。静止画露光の終了とともに載置ステージ15がコイルCOL1”、
COL2”への通電制御に基づき中央位置に復帰され、ついで、プロセッサ104は、原
点位置強制保持機構1263のステッピングモータSTM1への通電を開始し、これによ
り載置ステージ15のメカニカルな強制固定が実行される。ついで、コイルCOL1”、
COL2”への通電が停止される。
このように、レリーズ1中は、ユーザは、カメラがぶれたとしても、LCDモニタ10
を視認することにより、ぶれのない状態の被写体画像をモニタリングできる。
また、レリーズ2中に、載置ステージ15を中央位置にいったん戻すと、レリーズ1中
の被写体画像の構図に対してレリーズ2中の構図がずれることになるが、この発明の実施
の形態によれば、載置ステージ15を一旦中央位置に戻した状態で、撮影直前の被写体画
像を確認できるため、撮影直前(露光直前)の被写体画像の構図を確認できる。
レリーズスイッチSW1の第1段を押して第2段を押さずにレリーズスイッチSW1の
押下を解除した場合には、図37に示すように、第1段の押下と同時に合焦動作が開始さ
れ、合焦完了とともにプロセッサ104は原点位置強制保持機構1263のステッピング
モータSTM1への通電を開始し、これにより載置ステージ15のメカニカルな強制保持
解除が実行される。それと同時に、コイルCOL1”、COL2”への通電が開始され、
コイルCOL1”、COL2”への通電制御により、レリーズスイッチSW1(レリーズ
1)の第1段押し動作中の手ぶれ補正処理が実行される。
このレリーズスイッチSW1の第1段押し動作中にレリーズスイッチSW1の第1段押
し動作を解除すると、載置ステージ15がコイルCOL1”、COL2”への通電制御に
基づき中央位置に復帰され、ついで、プロセッサ104は、原点位置強制保持機構126
3のステッピングモータSTM1への通電を開始し、これにより載置ステージ15のメカ
ニカルな固定保持が実行される。ついで、コイルCOL1”、COL2”への通電が停止
される。
図38は、レリーズスイッチSW1の一気押しの場合の手ぶれ補正処理のタイミングチ
ャートである。ここで、一気押しとは、レリーズスイッチSW1の第1段の押下操作(レ
リーズ1)から第2段の押下操作(レリーズ2)までが連続性を有するレリーズ操作を言
う。例えば、第1段の押下後、直ちに第2段の露光開始動作に移行する撮影動作を言う。
レリーズスイッチSW1の第1段を押下すると、ディジタルカメラの合焦動作が開始さ
れる。LCDモニタ10には、被写体画像が表示されている状態にある。また、レリーズ
スイッチSW2の第1段の押下後、直ちにレリーズスイッチSW1の第2段の押下動作が
実行される。同時に、LCDモニタ10が消灯され、被写体画像を表示しない状態となる
合焦動作が完了すると、プロセッサ104は、原点位置強制保持機構1263のステッ
ピングモータSTM1への通電を開始し、これにより載置ステージ15のメカニカルな保
持解除が実行される。それと同時に、コイルCOL1”、COL2”への通電が開始され
、コイルCOL1”、COL2”への通電制御により、載置ステージ15の中央位置への
保持が行われる。これにより、手ぶれ補正処理が実行される。
載置ステージ15は、コイルCOL1”、COL2”への通電により中央位置保持が実
行され、静止画露光が開始されるとともに、載置ステージ15が手ぶれに基づく像の移動
に追従制御される。静止画露光の終了とともに載置ステージ15がコイルCOL1”、C
OL2”への通電制御に基づき中央位置に復帰され、ついで、プロセッサ104は、原点
位置強制保持機構1263のステッピングモータSTM1への通電を開始し、これにより
載置ステージ15のメカニカルな固定保持が実行される。ついで、コイルCOL1”、C
OL2”への通電が停止される。
このように一気押しの場合、構図の確認はレリーズ1の操作中に完了していると考えら
れ、レリーズ2中の構図の確認は不要であるため、レリーズ2中にいったん載置ステージ
15を中央位置に戻したとしても構図の再確認を行わせる必要はないと考えられるから、
手ぶれ補正制御処理の簡略化を図ることができる。
また、合焦動作中にLCDモニタ10を消灯するため、電池の無駄な消耗を回避できる

さらに、載置ステージ15が機械的に原点位置に強制押圧された状態のとき、吸着棒3
5(図9(a)参照。)がマグネット16b、16dに吸着保持されるので、載置ステー
ジ15のZ軸方向のガタが抑制される。また、載置ステージ15は、原点位置にない場合
であっても、吸着棒35がマグネット16b、16dに吸着保持され、Z軸方向のガタが
抑制される。
本発明に係る手ぶれ補正機能付き撮像装置であるディジタルカメラでは、吸着棒35が
Z軸方向で対向する永久磁石16cおよび永久磁石16dに吸着されるので、載置ステー
ジ15をY方向ステージ14およびX方向ステージ13からなる案内ステージに引き付け
る、すなわち載置ステージ15をX方向ステージ13に引き付けることができ、Z軸方向
で見た載置ステージ15の位置を案内ステージに接する位置(Y方向ステージ14を介在
させてX方向ステージ13に接する位置)に規定することができる。よって、載置ステー
ジ15に搭載されたCCD固体撮像素子101(撮像素子)にZ軸方向(撮影光軸方向)へ
のガタが生じることを防止することができ、CCD固体撮像素子101が適切な焦点距離
で受光することができる。
また、吸着棒35は、各コイル部材COL1、COL1′をX軸方向に横断する棒体、
すなわち各コイル部材COL1、COL1′を跨いで延在する棒体であることから、手ぶ
れ補正が行われる際にベース部材11上で移動される載置ステージ15の位置に拘わらず
、永久磁石16cおよび永久磁石16dに吸着される。これは、載置ステージ15は、各
コイル部材COL1、COL1′および各コイル部材COL2、COL2′と、各永久磁
石16a〜16dとの間の磁力を利用して移動されることから、永久磁石16cおよび永
久磁石16dは、載置ステージ15の位置に拘わらず各コイル部材COL1、COL1′
との間で磁力を作用させることができるので、各コイル部材COL1、COL1′を横断
する吸着棒35は、載置ステージ15の位置に拘わらず永久磁石16cおよび永久磁石1
6dに吸着されることによる。
吸着棒35は、各コイル部材COL1、COL1′のほぼ中央をX軸方向に横断してお
り、載置ステージ15のY軸方向への移動は、各コイル部材COL1、COL1′のほぼ
中央が基点とされていることから、載置ステージ15がY軸方向へ移動されても、永久磁
石16cおよび永久磁石16dとの間で磁力を作用させることができる。
吸着棒35に対向する永久磁石16cおよび永久磁石16dは、Y軸方向で長尺な径状
とされているので、載置ステージ15がY軸方向へ移動されても、吸着棒35との間で磁
力を作用させることができる。
吸着棒35は、各コイル部材COL1、COL1′を横断する棒体であるため、CCD
固体撮像素子101の両側で永久磁石16cおよび永久磁石16dに吸着されるので、偏
りなく載置ステージ15を案内ステージに引き寄せることができ、載置ステージ15をX
Y平面と平行な状態で案内ステージに当接させることができる。よって、CCD固体撮像
素子101は、Z軸方向(撮影光軸)に対して直交した状態でZ軸方向へのガタが防止さ
れ、適切に被写体像を受光することができる。
なお、上述した実施の形態では、吸着棒35は、各コイル部材COL1、COL1′を
横断するように設けられていたが、各コイル部材COL2、COL2′にも設ける構成で
あってもよく、各コイル部材COL1のみに設ける構成であってもよく、上記した実施の
形態に限定されるものではない。
上記した実施の形態では、載置ステージ15に、各コイル部材COL1、COL1′お
よび各コイル部材COL2、COL2′が設けられ、案内ステージを構成するX方向ステ
ージ13に各永久磁石16a〜16dが設けられていたが、載置ステージ15に各永久磁
石16a〜16dを設け且つX方向ステージ13に各コイル部材COL1、COL1′お
よび各コイル部材COL2、COL2′を設ける構成であってもよく、上記した実施の形
態に限定されるものではない。X方向ステージ13に各コイル部材COL1、COL1′
および各コイル部材COL2、COL2′を設けた場合、吸着棒35は、X方向ステージ
13側、すなわち各コイル部材COL1、COL1′および各コイル部材COL2、CO
L2′の少なくとも1つに対応して設けることにより、各永久磁石16a〜16dに吸着
させることができる。
上記した実施の形態では、吸着棒35は、各コイル部材COL1、COL1′を横断す
るように設けられていたが、対向する永久磁石(この実施の形態では永久磁石16cおよ
び永久磁石16d。)吸着されればよいことから、各コイル部材COL1、COL1′お
よび各コイル部材COL2、COL2′に近接する位置に設けてもよく、上記した実施の
形態に限定されるものではない。
上記した実施の形態では、ジャイロセンサ1241がX方向とY方向との回転を検出す
ることによりカメラ本体(本体ケース)に生じた手ぶれを検出していたが、例えば、モニ
タリング画像を画像処理することにより手ぶれを検出してもよく、上記した実施の形態に
限定されるものではない。
上記した実施の形態では、案内ステージは、載置ステージ15をY軸方向に移動可能に
支持するY方向ステージ14と、Y方向ステージ14をX軸方向に移動可能に支持するX
方向ステージ13とにより構成されていたが、載置ステージ15をX−Y平面に沿って移
動可能に保持し、且つ本体ケース内で撮影光軸に対して固定されているものであればよく
、上記した実施の形態に限定されるものではない。
〔フレキシブル基板の位置調整機構〕
次に請求項11〜20の発明に関するフレキシブル基板の位置調整機構の第1の実施形態について説明する。図39は、本発明の位置調整機構を取り付けた撮像装置81を示す。82は、本発明の位置調整機構を示す。83は、図示しない処理回路と撮像装置81を電気的に接続するフレキシブル基板を示す。84は、本撮像装置81の光軸方向に伸びるZ軸を示し、X-Y平面は、このZ軸84に直行する平面とする。 図40は、撮像装置81を前側から見た様子を示す。中央部には、撮像素子85があり、撮像素子85から出力された信号は、フレキシブル基板83の端部86を介して、処理回路へ接続されている。
図41は、位置調整機構82を拡大したものを示す。87は撮像装置81本体の一部である固定部を表し、88は、固定部87から伸びるボスを示す。89はフレキシブル基板83上にあけた穴を示す。図に示すように、穴89をボス88に対して大きく設定することで、Z,Y方向に移動できるようになっている。従って、本構成により、フレキシブル基板83の形状がばらついても、Z,Y方向にばらつき分を吸収することができ、フレキシブル基板83を、定位置に固定した場合に発生するフレキシブル基板83の撓みを抑え、CCD固体撮像素子85の動作への悪影響が発生することを防ぐことが可能となっている。図42は、位置調整機構82をY軸方向から見た様子を示す。固定部87とフレキシブル基板83との間にはX方向にスペースがあいており、フレキシブル基板83のX方向へのばらつきも吸収することができる。
次にフレキシブル基板の位置調整機構の第2の実施形態について説明する。図43は、その第2の実施形態を示す。この実施形態は、全体の構造が、図39〜図42に示した第1の実施形態と同一であり、異なる部分は、 図43に示されるように、フレキシブル基板83と固定部87を接着剤90で固定した状態を示す。このように接着剤90で固定することで、フレキシブル基板83の端部86を処理回路に接続するときに、フレキシブル基板83の端部86の位置ずれが起きても、フレキシブル基板83の形状には影響がないため、フレキシブル基板83の撓みの発生を抑え、CCD固体撮像素子85の動作への悪影響が発生することを防ぐことが可能となっている。
次にフレキシブル基板の位置調整機構の第3の実施形態について説明する。図44は、その第3の実施形態を示す。この実施形態は、全体の構造が、図39〜図42に示した第1の実施形態と同一であり、異なる部分は、図41における穴89の一端を開放して、U字形の切欠き91としたことである。作用、効果は、第1の実施形態とほぼ同一である。
本発明の実施の形態に係わるディジタルカメラの正面図である。 図1のディジタルカメラの背面図である。 図1のディジタルカメラの平面図である。 図1のディジタルカメラのシステム回路構成の概要を示すブロック図である。 本発明に係るディジタルカメラの一般的動作概要を説明するためのフローチャートである。 本発明に係るディジタルカメラの手ぶれ補正の原理を説明するための図であって、(a)はディジタルカメラの傾きを示し、(b)はそのディジタルカメラの撮影レンズとCCDの撮像面との関係を示す部分拡大図である。 図1のディジタルカメラのレンズ鏡胴の固定筒を示す正面図である。 図7に示す固定筒の縦断面図である。 図7に示す固定筒の背面図であって、(a)はフレキシブルプリント基板を取り付けてない状態を示す図であり、(b)はフレキシブルプリント基板を取り付けた状態を示す図である。 図1のディジタルカメラに係るCCDステージの分解斜視図である。 図9(b)のII−II線に沿う部分拡大断面図である。 図1のディジタルカメラに係る原点位置強制保持機構の要部を示す説明図であって、(a)はCCDステージとステッピングモータと変換機構との連結関係を示す斜視図、(b)はその変換機構の部分を拡大して示す斜視図である。 図1のディジタルカメラに係る回転伝達ギヤのカム溝を示す模式図であって、(a)は回転伝達ギヤの底面図であり、(b)は(a)に記載の環状の一点鎖線Vに沿って得られた断面を示した図であり、(c)はカムピンがカム溝の傾斜面部を摺動して回転伝達ギヤがベース部材に向かって押し上げられた状態を示し、(d)はカムピンがカム溝の頂上平坦部に当接して回転伝達ギヤが最も押し上げられた状態を示し、(e)はカムピンが絶壁を通過して谷底平坦部に当接して回転伝達ギヤが最も押下された状態を示している。 図12(a)に示す押さえピンと凹所との嵌合状態を説明するための説明図であって、(a)は押さえピンと凹所周壁との密接状態を示す部分拡大断面図であり、(b)は押さえピンと凹所周壁との離間状態を示す部分拡大断面図である。 図1のディジタルカメラに係る折り曲げ前のフレキシブルプリント基板を示す図である。 図15の折り曲げ前のフレキシブルプリント基板の折り曲げ方法を説明するための図である。 図15のフレキシブルプリント基板の延在連結部の重ね合わせ状態および折り曲げ方を説明するための図である。 固定筒部分とフレキシブルプリント基板とプリント基板との配置関係を模式的に示す斜視図である。 図18における折り曲げ部分を拡大して模式的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る撮像装置におけるフレキシブル基板位置決め部材の構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る撮像装置の撮像状態の断面概略図である。 本発明の実施の形態に係る撮像装置の収納状態の断面概略図である。 本発明の実施の形態に係る撮像装置の構成を示す概略図であって、図20の裏側から見た構成を示す概略図である。 図23における連結部の連結前の状態の構成を示す概略図である。 図23における連結部の連結後の状態のXY平面における構成を示す概略図である。 図23における連結部の連結後の状態のX方向断面概略図である。 本発明の撮像装置において、可動部とフレキシブル基材位置決め部材を固定した状態の他の実施の形態の例を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る原点位置強制保持制御回路のブロック図である。 本発明の実施の形態に係る手ぶれ補正機構の原点位置強制保持機構の制御処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る手ぶれ検出回路の一例を示す回路図である。 本発明の実施の形態に係る手ぶれ補正制御回路のブロック図である。 本発明の実施の形態に係るばらつき補正設定処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る手ぶれ補正制御回路の処理の一例を示すフローチャートである。 図21に示すフィードバック回路の変形例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る撮像装置の手ぶれ補正処理の一連の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る撮像装置の二段押しの場合の手ぶれ補正処理の一例を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態に係る撮像装置の手ぶれ補正処理の解除処理の一例を示すタイミングチャートである。 本発明の実施の形態に係る撮像装置の一気押しの場合の手ぶれ補正処理の一例を示すタイミングチャートである。 本発明の撮像装置におけるフレキシブル基板の位置調整機構の第1の実施形態を示す斜視図である。 図39の撮像装置を前方から見た斜視図である。 図39の要部の拡大図である。 図39の側面図である。 本発明の撮像装置におけるフレキシブル基板の位置調整機構の第2の実施形態を示す拡大斜視図である。 本発明の撮像装置におけるフレキシブル基板の位置調整機構の第3の実施形態を示す斜視図である。
符号の説明
1 サブCPU(中央処理ユニット)
2 メモリカード/電池装填部蓋
3 ストロボ発光部
4 光学ファインダ
5 測距ユニット
6 リモコン(リモートコントローラ)受光部
7 鏡胴ユニット
8 AF(オートフォーカス)−LED(発光ダイオード)
9 ストロボLED
10 LCD(液晶ディスプレイ)モニタ
11 ベース部材
13 X方向ステージ
14 Y方向ステージ
15 載置ステージ
19 保護板
20 出力軸
21 出力ギヤ
22 変換機構
23 回転伝達ギヤ
24 往復動シャフト
25 付勢コイルスプリング
26 強制押さえ板
27 バネ受け部材
28 支承部(モータ取り付け板)
29 支承部
31 カム溝
32 カムピン
33 押さえピン(嵌合突起)
34 トーションばね
35 吸着棒
71 ズーム光学系
72 フォーカス光学系
73 絞りユニット
74 メカニカルシャッタユニット
75 モータドライバ
11a,11b 位置決め突起
11c コイル取り付け突起
11d 係合突起
13a,13b ガイド軸
16a〜16d 永久磁石
14a,14b ガイド軸
17a,17a′,17b,17b′ 被支承部
15a〜15d コイル取り付け板部
19a 凹所(嵌合穴)
19b 凹所周壁
24a 段差部
26a 基端部
26b 自由端部
26c ガイド軸
31a 谷底平坦部
31b 頂上平坦部
31c 傾斜面部
31d 絶壁(衝合壁)
31e 傾斜開始位置
31f 傾斜終端位置
33a 周壁
34a 巻回部
34b 一端部
34c 他端部
71a ズームレンズ
72a フォーカスレンズ
73a 絞り
74a メカニカルシャッタ
71b ズームモータ
72b フォーカスモータ
73b 絞りモータ
74b、メカニカルシャッタモータ
81 撮像装置
82 位置調整機構
83 フレキシブル基板
84 Z軸
85 撮像素子
86 端部
87 固定部
88 ボス
89 穴
90 接着剤
91 切欠き
101 CCD(電荷結合素子)固体撮像素子(撮像素子)
102 F/E−IC(フロントエンド集積回路)
103 SDRAM(シンクロナスダイナミックリードオンリメモリ)
104 プロセッサ
107 RAM(ランダムアクセスメモリ)
108 ROM(リードオンリメモリ)
109 サブCPU
111 LCDドライバ
113 ブザー
114 ストロボ回路
117 LCDドライバ
118 ビデオアンプ
119 ビデオジャック
122 USBコネクタ
120 内蔵メモリ
121 メモリカードスロット
200 フレキシブル基板
201 CCD接続部
202 コイル接続部
203 位置検出素子接続部
204 処理回路接続部
205 延在連結部
206 第1の延在連結部
207 第2の延在連結部
208 第1延在部
209 第2延在部
210 第3延在部
211 第4延在部
212 第5延在部
213 第6延在部
300 粘着板
301 撮像装置
303 可動部
304 枠
305 軸
307 フレキシブル基板位置決め部材
308 屈曲部
309 第1の可撓部
310 第2の可撓部
311 固定筒
312 可動枠
313 撮影レンズ
314 電装部品
315 演算処理装置
316 両面テープ
317 連結部
318 凸部
319 凹部
320 遊び
321 円筒部
322 領域
323 接着剤
1021 CDS(相関2重サンプリング)
1022 AGC(自動利得制御)
1023 A/D(アナログ−ディジタル)変換部
1024 TG(タイミングジェネレータ)
1041 第1のCCD信号処理ブロック
1042 第2のCCD信号処理ブロック
1043 CPU(中央処理ユニット)ブロック
1044 ローカルSRAM(スタティックランダムアクセスメモリ)
1045 USB(ユニバーサルシリアルバス)ブロック
1046 シリアルブロック
1047 JPEG−CODECブロック
1048 リサイズブロック
1049 TV信号表示ブロック
1151 音声記録回路
1152 マイクアンプ(マイクロフォン増幅器)
1153 マイク(マイクロフォン)
1161 音声再生回路
1162 オーディオアンプ
1163 スピーカ
1231 シリアルドライバ
1232 RS−232Cコネクタ
1242 LPFアンプ
1251 CCDステージ
1252 位置検出素子
1253 オペアンプ(オペレーショナルアンプ:演算増幅器)
1254 コイルドライバ
1255 アクチュエータ
1263 原点位置強制保持機構
1261 ドライバ
1252a,1252b ホール素子
10410 メモリカードコントローラブロック
10411 A/D(アナログ−ディジタル)変換器
SW1 レリーズスイッチ
SW2 モードダイヤル
SW3 広角ズームスイッチ
SW4 望遠ズームスイッチ
SW5 セルフタイマスイッチ
SW6 メニュースイッチ
SW7 上/ストロボスイッチ
SW8 右スイッチ
SW9 ディスプレイスイッチ
SW10 下/マクロスイッチ
SW11 左/画像確認スイッチ
SW12 OKスイッチ
SW13 電源スイッチ
SW14 手ぶれ補正スイッチ
MD1 コイルドライブ
MD2 コイルドライブ
IC1 A/D(アナログ−ディジタル)変換器
STM1 ステッピングモータ
COL1,COL1′,COL2,COL2′コイル部材

Claims (21)

  1. 撮影レンズを備えたレンズ鏡胴と、本体ケース内で移動することが可能な撮像素子と、該撮像素子を移動可能にするように備えられた可動部と、前記撮像素子からの信号を処理する演算処理装置と、前記撮像素子と前記演算処理装置とが接続されるフレキシブル基板と、該フレキシブル基板の位置決めを行うフレキシブル基板位置決め部材を有し、
    前記フレキシブル基板は、前記可動部又は前記撮像素子に固定されてなり、
    前記フレキシブル基板位置決め部材は、前記フレキシブル基板に固定されてなり、
    前記可動部は、凸部または凹部のいずれか一方を有し、
    前記フレキシブル基板位置決め部材は、凸部または凹部の他方を有し、
    前記凸部と前記凹部とは、連結部を構成し、
    前記可動部と前記フレキシブル基板位置決め部材とは、前記連結部により連結していることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記連結部は、遊びをもって連結され、且つ、該遊びの範囲内で任意の位置および角度に設定され、固定されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記凸部は、円弧形状部分を有し、
    前記凹部は、前記円弧形状部分に対して線接触していることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記フレキシブル基板位置決め部材は、前記レンズ鏡筒における前記撮像素子の取り付け面に沿って平行に当該レンズ鏡胴の外縁部にまで前記フレキシブル基板を案内することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記フレキシブル基板位置決め部材は、前記フレキシブル基板を前記撮影レンズの光軸平行になるように位置決めをする屈曲部をレンズ鏡胴の外縁付近に備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記フレキシブル基板は、前記屈曲部で位置決めされた部分から前記撮影レンズの光軸に直交する方向に延びる第1の可撓部と、該第1の可撓部と光軸方向に直交する方向に延びる第2の可撓部を備えたことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記フレキシブル基板位置決め部材は、前記屈曲部および屈曲部近傍において幅がフレキシブル基板より狭く、前記第1の可撓部における前記第2の可撓部とは反対でフレキシブル基板を位置決めしていることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記フレキシブル基板位置決め部材と前記フレキシブル基板とは、接着剤もしくは両面テープで固定されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記フレキシブル位置決め部材は、薄い板金で出来ていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記撮像装置は、前記本体ケースに生じた手ぶれを検出することにより、手ぶれによる被写体像の移動に前記撮像素子を移動させて追従させる手ぶれ補正機構を有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 記フレキシブル基板における前記フレキシブル基板位置決め部材とは反対側に、前記撮影レンズの光軸をZ軸方向として、該Z軸方向に直交する平面をX−Y平面としたとき、X,Y,Zの全方向もしくは1方向以上に当該フレキシブル基板を位置調整する位置調整機構を備え
    前記位置調整機構は、前記撮像装置本体の一部に設けられた固定部と、前記固定部に突設された凸部と、前記フレキシブル基板に形成されて前記凸部と嵌合可能な凹部とで構成されたことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  12. 前記固定部は、前記フレキシブル基板が、理論的に正確な寸法値で決まる位置に対して、前記XもしくはY方向にずれて形成されていることを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
  13. 前記凹部の内径は、前記凸部の外径に対して、前記凹部と前記凸部が相対移動可能に十分に大きいことを特徴とする請求項11または12に記載の撮像装置。
  14. 前記凹部と前記凸部を嵌合させたとき、前記凹部は前記凸部に対して、前記X,Y,Zの全方向もしくは1方向以上に遊びを有しかつ非接触状態であることを特徴とする請求項11または12に記載の撮像装置。
  15. 前記凹部と前記凸部を嵌合させたとき、前記凹部は前記凸部に対して、前記X,Y,Zの全方向もしくは1方向以上に遊びを有しかつ非接触状態で前記位置調整機構を固定したことを特徴とする請求項11または12に記載の撮像装置。
  16. 前記位置調整機構の固定手段として、接着剤を用いたことを特徴とする請求項15に記載の撮像装置。
  17. 前記凹部は、穴もしくはU字形の切欠きにより形成したことを特徴とする請求項11乃至16のいずれか1項に記載の撮像装置。
  18. 前記凸部は、ボスであることを特徴とする請求項11乃至17のいずれか1項に記載の撮像装置。
  19. 前記撮像装置は、前記撮像装置本体に生じた手ぶれを検出し、この手ぶれの検出情報に基づいて、前記X−Y平面と前記Z軸との交点からの像の移動量を目標値として算出し、この目標値に基づいて手ぶれによる被写体の像の移動に前記撮像素子を追従移動させる手ぶれ補正機構を含むことを特徴とする請求項11乃至18のいずれか1項に記載の撮像装置。
  20. 前記手ぶれ補正機構は、前記撮像素子を搭載する載置ステージを有し、この載置ステージを前記X−Y平面に沿って移動させることにより、前記撮像素子を前記X−Y平面内で移動させることを特徴とする請求項19に記載の撮像装置。
  21. 請求項1乃至20のいずれか1項に記載の撮像装置を有することを特徴とする電子機器。
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